JP3530232B2 - 型締装置におけるタイバー抜取り装置 - Google Patents

型締装置におけるタイバー抜取り装置

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JP3530232B2
JP3530232B2 JP21571594A JP21571594A JP3530232B2 JP 3530232 B2 JP3530232 B2 JP 3530232B2 JP 21571594 A JP21571594 A JP 21571594A JP 21571594 A JP21571594 A JP 21571594A JP 3530232 B2 JP3530232 B2 JP 3530232B2
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浩司 久保田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1748Retractable tie-rods

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平方向に型締めを行
う射出成形機、プレス機等に適用される型締装置におい
て、金型の取付け、取外しを行う際に、上側タイバーを
金型の取付け、取外しに支障のない程度に抜取ることが
できる型締装置におけるタイバー抜取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7に従来装置の一例として、特公昭5
2−30370号公報に記載された型締装置におけるタ
イバー抜き取り装置を示す。図におて、マシンベース1
01上の一方端には固定ダイプレート102が、他方端
にはリンクハウジング103が取付けられており、それ
らの間に4本の連結用タイバー104,105が横架さ
れている。また固定ダイプレート102と、リンクハウ
ジング103との中間には移動ダイプレート106が配
置されている。リンクハウジング103と移動ダイプレ
ート106とはリンク機構107で連結されており、同
リンク機構107を型締シリンダ108により作動せし
めることにより、移動ダイプレート106は固定ダイプ
レート102に対して前、後進できるようになってい
る。この結果、固定ダイプレート102と移動ダイプレ
ート106とに取付けた図示省略の金型の型締、型開が
できるようになっている。ところで本装置では、型締シ
リンダ108側において下側タイバー105のねじ部
は、上側タイバー104のねじ部よりも上側タイバー1
04を抜くときの距離Sだけ長くしてある。また固定ダ
イプレート102に固定されている上側固定ダイプレー
ト102側ナット109の端面には、上側タイバー10
4の回転を止める回転止めピンなどの回転止め具110
が着脱自在に装着されている。これに対して下側の固定
ダイプレート102側ナット111には、回転止め具は
設けられていない。
【0003】次にリンクハウジング103側には、回転
装置付のナットであるダイハイト調整装置付ナット11
2,113が設けられている。前記各ナット112,1
13はリンクハウンジングに固定されているケース11
2a,113aと、同ケース112a,113aに外側
が回転自在に嵌合し、内面はタイバー104,105と
それぞれ螺合するねじ部を刻設したナット112b,1
13bとよりなり、前記ナット112b,113bには
図示していないが、チェーン等の回転伝達機構が連結さ
れ、これによってナット112b,113bは回転でき
るようになっている。従ってこの場合、回転装置付のナ
ットであるダイハイト調整装置付ナット112,113
のナット112b,113bを回転伝達機構により回転
せしめると、リンクハウジング103と移動ダイプレー
ト106とは一緒にタイバー104,105に沿ってマ
シンベース101上を前進、後進し、固定ダイプレート
102と移動ダイプレート106との間隔を金型の大き
さに応じて調整することができる。また本ダイハイト調
整装置においては、上側のナット112bと上側タイバ
ー104とは、キープレートの如き連結具114によっ
て一体的になるように取付けられており、同キープレー
トの如き連結軸受114は着脱自在に装着できるように
してある。これに対し下側のナット113bには連結具
114は設けられていない。なお、ナット112,11
3の回転装置はチェーン駆動に限らず、他の公知の方法
で回転駆動するすることもできる。
【0004】ここで金型の取付け、取外しに対応してタ
イバーの抜きを行う場合、まず上側タイバー104の内
で抜こうとするタイバーに対してキープレートの連結具
114を取付け、ナット112bとタイバー104とを
一体となし、同じく抜こうとするタイバーに対する固定
ダイプレート102側の回転止め具110を取外し、こ
の状態でダイハイト調整装置付ナット112,113の
ナット112b,113bを時計の針と逆の方向に回転
させると、ナット113bはタイバー105のねじ部に
沿ってリンクハウジング103と移動ダイプレート10
6と共に左方に移動する。一方上側タイバー104の内
で連結具114が取付けられ、ナット112bと一体化
されているタイバーは、ナット112bと一緒に回転し
て固定ダイプレート102に固定されているナット10
9から抜けてゆき、リンクハウジング103と移動ダイ
プレート106と共に図面左方に移動する。かくして、
上側タイバー104のうち、抜くことを目的とされてい
るタイバーは回転しながらナット109のねじから抜け
て行き、上側タイバー104に邪魔されることなく固定
ダイプレート102に対する金型の取付け、取外し作業
を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの場合、上
側タイバー104をリンクハウジング103と、移動ダ
イプレート106を共に図面左方に移動させるに必要な
ナット112b,113bの回転には、型締装置の作動
に全く必要のない比較的パワーの大きい回転駆動装置
が、型締装置の駆動装置とは別に必要となり、これが型
締装置の生産コストを大幅に上昇させる欠点があった。
更にタイバー105は長くなり、ねじ部もねじ長さSだ
け長くなり製作コストも上昇する。また同ねじ部は大き
な力を設ける為リード角は小さくする必要があり、従っ
てタイバー104を引き抜く時には、リード角が小さい
ため引き抜きに要する時間が長くなる等の問題があっ
た。そこで本発明は、型締装置を作動させるに必要な本
来の駆動装置の他に特別の駆動装置を設けることなく、
上側タイバーを金型の取付け、取外し作業に支障のない
位置にずらすことができる型締装置におけるタイバー抜
取り装置を提供し、前記従来の問題を解決しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、固定
金型を保持する固定ダイプレートと、移動金型を保持す
る移動ダイプレートと、前記移動ダイプレートを固定ダ
イプレートに対して進退動作させる手段と、前記移動ダ
イプレートが固定ダイプレートに接近して固定金型と移
動金型が型閉じした後、移動ダイプレートと固定ダイプ
レートを結合固定して型締めを行う複数のタイバーとか
らなる型締装置において、前記タイバーのうち、金型よ
り上側にあるタイバーの少なくとも1本のタイバーは、
移動ダイプレートの金型と反対側に移動ダイプレートと
タイバーとの係脱可能な第1結合固定手段を、また固定
ダイプレートの金型と反対側に固定ダイプレートとタイ
バーとの係脱可能な第2結合固定手段を有し、他のタイ
バーは1端が固定ダイプレートに固定され、他端が移動
ダイプレートの金型と反対側に移動ダイプレートとタイ
バーとの係脱可能な第1結合固定手段を有してなるもの
であり、また固定金型を保持する固定ダイプレートと、
移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動ダイ
プレートを固定ダイプレートに対して進退動作させる手
段と、前記移動ダイプレートが固定ダイプレートに接近
して固定金型と移動金型が型閉じした後、移動ダイプレ
ートと固定ダイプレートを結合固定して型締めを行うタ
イバーとからなる型締装置において、前記タイバーのう
ち、金型より上側にあるタイバーの少なくとも1本のタ
イバーは、固定ダイプレートの金型と反対側に固定ダイ
プレートとタイバーとの係脱可能な第1結合固定手段
を、また移動ダイプレートの金型を反対側に移動ダイプ
レートとタイバーとの係脱可能な第2結合固定手段を有
し、他のタイバーは1端が移動ダイプレートと固定さ
れ、他端が固定ダイプレートの金型を反対側に、固定
イプレートとタイバーとの係脱可能な第1結合固定手段
を有してなるものであり、これらを課題解決のための手
段とするものである。
【0007】
【作用】このように構成された型締装置におけるタイバ
ー抜取り装置のうち、固定ダイプレート上で金型の取付
け、取外しを行う請求項1記載のタイバー抜取り装置に
おいて、固定ダイプレート上から上側タイバーを抜取る
場合について説明する。この場合、まず移動ダイプレー
ト上の第1結合固定手段を解放し、移動ダイプレートを
固定ダイプレートに対し進退動作させる手段を用いて、
移動ダイプレートを固定ダイプレートに接近させ、固定
金型と移動金型とを型閉じする。そして固定金型と移動
金型の結合、移動金型と移動ダイプレートの切り離しを
行う。次に下側タイバーに対する第1の結合固定手段を
解放状態のまま、上側タイバーに対する第1結合固定手
段を結合固定すると共に、上側タイバーに対する第2結
合固定手段を解放する。この状態で、移動ダイプレート
を固定ダイプレートに対し進退動作させる手段を用い
て、移動ダイプレートを型開に対応した固定ダイプレー
トから離す方向に移動させると、上側タイバーが固定ダ
イプレートから抜ける。その結果、固定ダイプレートか
ら上側タイバーが抜けた状態において、固定ダイプレー
トに対する金型の取付け、取外し作業を容易に行うこと
ができる。このように上側タイバーが固定ダイプレート
から抜けた状態において、上側タイバーは、移動ダイプ
レートに取付けられた支持手段によって移動ダイプレー
トと固定ダイプレート間を摺動可能支持され、片持ち状
態の上側タイバーが自重で撓むことを防止している。
【0008】次に型締装置におけるタイバー抜取り装置
のうち、移動ダイプレート上で金型の取付け、取外しを
行う請求項3記載のタイバー抜取り装置において、移動
ダイプレート上から上側タイバーを抜き取る場合につい
て説明する。この場合、まず固定ダイプレート上の第1
結合固定手段を解放し、移動ダイプレートを固定ダイプ
レートに対し進退動作させる手段を用いて、移動ダイプ
レートを固定ダイプレートに接近させ、固定金型と移動
金型とを型閉じする。そして固定金型と移動金型の結
合、固定金型と固定ダイプレートの切り離しを行う。次
に下側タイバーに対する第1結合固定手段を解放し、上
側タイバーに対する第1結合固定手段を結合固定すると
共に、上側タイバーに対する第2結合固定手段を解放す
る。この状態で移動ダイプレートを固定ダイプレートに
対し進退動作させる手段を用いて、移動ダイプレートを
型開に対応した固定ダイプレートから離す方向に移動さ
せると、上側タイバーが移動ダイプレートから抜ける。
その結果、移動ダイプレートから上側タイバーが抜けた
状態において、移動ダイプレートに対する金型の取付
け、取外し作業を容易に行うことができる。このように
上側タイバーが移動ダイプレートから抜けた状態におい
て、上側タイバーは固定ダイプレートに取付けられた支
持手段によって、移動ダイプレートと固定ダイプレート
間を摺動可能に支持され、片持ち状態の上側タイバーが
自重で撓むことを防止している。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明する
と、図1は本発明の第1実施例の型締装置を示す正面
図、図2は同上側タイバー抜取り状態を示す正面図、図
3は図1の要部拡大図、図4はハーフナットの解放状態
を示す説明図である。図1において150は本型締装置
を載置固定するベースであり、ベース150の一端には
固定金型152を取付ける固定ダイプレート154が固
定される。158は移動ダイプレートで、その固定ダイ
プレート154側には移動金型156が取付けられてお
り、またその脚部にはスライドシュー159が一体に取
付けられ、ベース150上に設けたガイドレール151
に沿って、前後進可能に載置されている。なお、同移動
ダイプレート158のガイド部はすべり摺動でも、転動
型ガイドでもよく、空気又は磁力で浮上させるものでも
良い。図2において、前記移動ダイプレート158の四
隅には型閉後の型締力を発生させる油圧シリンダ160
が形成され、同油圧シリンダ160は後述する如くラム
162を挟んで内部に(A),(B)で示す油室161
A,161Bを有している。ラム162は図3に拡大し
て示す如く、外周が大・中・小径と多段に形成され軸心
に上側タイバー164a、下側タイバー164bをそれ
ぞれ挿入するための挿入孔174が貫通形成されてお
り、型締昇圧時には前記一方の油室161Aに圧油を送
ることにより、図1の左方向に移動させ、その先端部1
63を第1結合固定手段としてのハーフナット180に
当接させ、かつハーフナット180がタイバー164
a,164bと噛合した状態でハーフナット180を更
に左方向に押して型締力を発生させることができるよう
になっている。また同ラム162のハーフナット180
側にはストッパピン193が固定され同ストッパピン1
93がスプロケット190の軸心部191を貫通し、そ
の先端にダブルナット192が取付けられ、ラム162
のストッパピン193の取付面とダブルナット192間
の寸法lを微調整できるようにしている。つまり、前記
寸法lを設定することにより、ラム162の移動幅(シ
リンダストローク)が決められる。
【0010】164aは第2結合固定手段としてのハー
フナット165aにより一端を固定ダイプレート154
に係脱可能に固定された上側タイバーであり、164b
はナット165bにより一端を固定ダイプレート154
に固定された下側タイバーである。そして各タイバー1
64a,164bの先端には所定の長さに亙ってねじ部
172が形成され、このねじ部172は型締時に移動ダ
イプレート158の裏側に設けたハーフナット180と
も噛合う。166は固定ダイプレート154又は移動ダ
イプレート158に取付けられる型開閉シリンダであっ
て、移動ダイプレート158を前後進させる。従って型
開閉シリンダ166のロッド170の先端は、移動ダイ
プレート158又は固定ダイプレート154に固定す
る。
【0011】175,176は移動ダイプレート158
の前記型締シリンダを構成する部分の前後に固設される
パッキン押えであり、移動ダイプレート158裏面側の
パッキン押え175にはハーフナット180を前後進可
能に支持するガイドバー177が固定されると共に、そ
の内周部近くにはねじ穴182が設けられている。この
パッキン押え175に固定されたガイドバー177に
は、図4に示す如くナットを2分割して対向させたハー
フナット180a,180bがブラケット178を介し
て摺動可能に支持され、同ハーフナット180はスプリ
ング179によ常にラム162の先端部163に圧接す
るよう付勢されてる。ハーフナット180はブラケット
178に固定されたガイドバー181に沿って図示しな
い開閉機構により左右に開閉することができ、型締時に
は閉じてタイバー164のねじ部172と噛合する。1
90はボス外周部にねじが切られ、パッキン押え175
の内周近くに設けられた前記ねじ穴182にねじ込まれ
たスプロケットである。同スプロケット190は図示し
ないステッピングモータ等のチェーン駆動装置により、
チェーン195を介して図2の矢印で示す方向に前後動
する。
【0012】なお、図示例では移動ダイプレート(タイ
バー)と固定ダイプレートとの結合固定手段として、タ
イバーの先端ねじ部と固定ダイプレート側のハーフナッ
トとによる実施例として示したが、勿論、本発明はこの
例に限るものではなく、例えば図示しないがタイバー先
端部に1本以上の円周溝を形成すると共に、前記ハーフ
ナットに変えて前記円周溝と係脱する前記円周溝に対応
して1又はそれ以上の突起が設けられた係止ブロックと
で結合固定手段を構成することもできる。要するに本発
明における結合固定手段とは、タイバーの先端を設定位
置で確実に係脱し得て、その一端が、例えばラムに当接
してラムと共に移動可能である掴持部材により構成され
るものであれば、前記実施例に限るものではない。また
移動ダイプレート158には、上側タイバー164aの
移動ダイプレート158と固定ダイプレート154間を
ブッシュ200(図2)を介して摺動可能に支持する支
持手段201が取付けられている。
【0013】次にこのように構成された型締装置におけ
るタイバー抜取り装置において、固定ダイプレート15
4上から上側タイバー164aを抜き取る場合について
説明する。この場合、まず移動ダイプレート158上の
第1結合固定手段、この場合ハーフナット180とタイ
バー164a,164bとの噛合を係脱させる手段であ
るが、これを解放し移動ダイプレート158を固定ダイ
プレート154に対し進退動作させる手段の型開閉シリ
ンダ166を後退作動させて、移動ダイプレート158
を固定ダイプレート154に接近させ、固定金型152
と移動金型156とを型閉じする。そして固定金型15
2と移動金型156を図示しない手段で結合し、移動金
型156と移動ダイプレート158の切り離しを行う。
次に下側タイバー164bに対する第1結合固定手段を
解放状態のまま、上側タイバー164aに対する第1結
合固定手段のハーフナット180を閉じて結合固定する
と共に、上側タイバー164aに対する第2結合固定手
段のハーフナット165aを解放する。
【0014】この状態で、型開閉シリンダ166を前進
作動させて、移動ダイプレート158を型開に対応した
固定ダイプレート154から離す方向に移動させると、
上側タイバー164aが固定ダイプレート154から抜
ける。その結果、固定ダイプレート154から上側タイ
バー164aが抜けた状態において、固定ダイプレート
154に対する金型152,156の取付け、取外し作
業を上側タイバー164aに邪魔されることなく容易に
行うことができる。このように上側タイバー164aが
固定ダイプレート154から抜けた状態において、上側
タイバー164aは、移動ダイプレート158に取付け
られた支持手段201によって、移動ダイプレート15
8と固定ダイプレート154間を摺動可能に支持され、
片持ち状態の上側タイバー164aが自重によって撓む
ことを防止している。
【0015】次に型締装置におけるタイバー抜取り装置
のうち、移動ダイプレート上で金型の取付け、取外しを
行う本発明の第2実施例の構成を図5、図6によって説
明する。図5は本発明の代表的な実施例を示し、図にお
いて150は本型締装置を載置固定するベースであり、
同ベース150の一端には固定金型152を取付ける固
定ダイプレート154が固定される。158は移動ダイ
プレートで、その固定ダイプレート154側には移動金
型156が取付けられており、またその脚部にはスライ
ドシュー159が一体に取付けられ、ベース150上に
設けたガイドレール151に沿って、前後進可能に載置
されている。なお、同移動ダイプレート158のガイド
部はすべり摺動でも、転動型ガイドでもよく、空気又は
磁力で浮上させるものでも良い。次に図6において、前
記固定ダイプレート154の四隅には型閉後の型締力を
発生させる油圧シリンダ160が形成され、同油圧シリ
ンダ160は後述の如くラム162を挟んで内部に油室
161A,161Bを有している。ラム162は第1実
施例の図3に拡大して示したものと同様に、外周が大・
中・小径と多段に形成され、軸心にタイバー164aの
挿入孔174が貫通形成されており、型締昇圧時は前記
一方の油室161Aに圧油を送ることにより、図5の右
方向に移動し、その先端部163を第1結合固定手段と
してのハーフナット180に当接させ、かつハーフナッ
ト180がタイバー164aと噛合した状態でハーフナ
ット180を更に右方向に押して型締力を発生させる。
【0016】また同ラム162のハーフナット180側
にはストッパピン193が固定され、同ストッパピン1
93はスプロケット190の軸心部191を貫通し、そ
の先端にダブルナット192が取付けられ、ラム162
のストッパピン193の取付面とダブルナット192間
の寸法lを微調整できるようにしている。つまり、前記
寸法lを設定することによりラムの移動幅(シリンダス
トローク)が決められる。164aは第2結合固定手段
としてのハーフナット165aにより、一端を移動ダイ
プレート158に係脱可能に固定された上側タイバーで
あり、164bはナット165bにより一端を移動ダイ
プレート158に固定された下側タイバーである。各タ
イバー164a,164bの先端には所定の長さに亙っ
てねじ部172が形成され、このねじ部172は型締時
に固定ダイプレート154の裏側に設けたハーフナット
180とも噛合う。166は固定ダイプレート154又
は移動ダイプレート158に取付けられる型開閉シリン
ダであって、移動ダイプレート158を前後進させる。
従って型開閉シリンダ166のロッド170の先端は、
移動ダイプレート158又は固定ダイプレート154に
固定する。
【0017】175,176は固定ダイプレート154
の前記型締シリンダを構成する部分の前後に固設される
パッキン押えであり、固定ダイプレート154の裏面側
のパッキン押え176にはハーフナット180を前後進
可能に支持するガイドバー177が固定されていると共
に、その内周部近くにはねじ穴182が設けられてい
る。このパッキン押え176に固定されたガイドバー1
77には、第1実施例の図4に示す如くナットを2分割
して対向させたハーフナット180がブラケット178
を介して摺動可能に支持され、同ハーフナット180は
スプリング179により常にラム162の先端部163
に圧接するよう付勢されている。ハーフナット180は
ブラケット178に固定されたガイドバー181に沿っ
て図示しない開閉機構により左右に開閉することがで
き、型締時には閉じて各タイバー164a,164bの
ねじ部172と噛合する。
【0018】190はボス外周部にねじが切られ、パッ
キン押え176の内周近くに設けられた前記ねじ穴18
2にねじ込まれたスプロケットである。同スプロケット
190は図示しないステッピングモータ等のチェーン駆
動装置により、チェーン195を介して図6の矢印で示
す方向に前後動する。なお、図示例では移動ダイプレー
ト(タイバー)と固定ダイプレートとの結合固定手段と
して、タイバーの先端ねじ部と固定ダイプレート側のハ
ーフナットとによる実施例として示したが、勿論本発明
はこの例に限るものではないことは、前記第1実施例で
説明した通りである。また固定ダイプレート154に
は、上側タイバー164aの移動ダイプレート158と
固定ダイプレート154間を、ブッシュ200を介して
摺動可能に支持する支持手段201が取付けられてい
る。
【0019】次にこのように構成された型締装置におけ
るタイバー抜取り装置において、移動ダイプレート15
8上から上側タイバー164aを抜き取る場合について
説明する。この場合、まず固定ダイプレート154上の
第1結合固定手段、即ち、ハーフナット180とタイバ
ー164a,164bとの噛合を係脱させる手段である
が、これを解放し移動ダイプレート158を固定ダイプ
レート154に対し進退動作させる手段の型開閉シリン
ダ166を後退作動させて、移動ダイプレート158を
固定ダイプレート154に接近させ、固定金型152と
移動金型156とを型閉じする。そして移動金型156
と固定金型152を図示しない手段で結合し、固定金型
152と固定ダイプレート154の切り離しを行う。次
に下側タイバー164bに対する第1結合固定手段を解
放状態のまま、上側タイバー164aに対する第1結合
固定手段を結合固定すると共に、上側タイバーに対する
第2結合固定手段のハーフナット165aを解放する。
この状態で、型開閉シリンダ166を前進作動させて、
移動ダイプレート158を型開にに対応した固定ダイプ
レート154から離す方向に移動させると、上側タイバ
ー164aが移動ダイプレート158から抜ける。その
結果、移動ダイプレート158から上側タイバー164
aが抜けた状態において、移動ダイプレート158に対
する金型152,156の取付け、取外し作業を上側タ
イバー164aに邪魔されることなく容易に行うことが
できる。このように上側タイバー164aが移動ダイプ
レート158から抜けた状態において、上側タイバー1
64aは、固定ダイプレート154に取付けられた支持
手段201によって、移動ダイプレート158と固定ダ
イプレート154間を摺動可能に支持され、片持ち状態
の上側タイバー164aが自重によってだれることを防
止している。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、金型の取付け、取外しに対応したタイバー抜きに際
して、型開閉に対応した移動ダイプレートの前後進用型
開閉シリンダを利用することができるため、タイバーを
移動させるタイバー回転装置又は油圧シリンダ等の駆動
装置を特別に設ける必要がなく、型締装置におけるタイ
バー抜取り装置を低いコストで製作することができる効
果がある。更に上側のタイバーの両端に固定ダイプレー
トと移動ダイプレートそれぞれとの結合手段を設けたこ
とにより、重量のある金型とモーメント荷重のある上側
のタイバーを移動ダイプレート及び固定ダイプレートに
分散でき、従って固定ダイプレート及び移動ダイプレー
トに過負荷をかけることがない等の効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイバー抜取り装置の第1実施例に係
る型閉状態を示す1部断面正面図である。
【図2】図1の上側タイバー抜き取り状態を示す正面図
である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図1におけるハーフナットの解放状態を示す説
明図である。
【図5】本発明のタイバー抜取り装置の第2実施例に係
る型閉状態を示す1部断面正面図である。
【図6】図5の上側タイバー抜き取り状態を示す正面図
である。
【図7】従来のタイバー抜取り装置における型閉状態を
示す正面図である。
【符号の説明】
152 固定金型 154 固定ダイプレート 156 移動金型 158 移動ダイプレート 164a 上側タイバー 164b 下側タイバー 165a ハーフナット(第2結合固定手段) 166 型開閉シリンダ 180 ハーフナット(第1結合固定手段) 200 ブッシュ 201 支持手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を保持する固定ダイプレート
    と、移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動
    ダイプレートを固定ダイプレートに対して進退動作させ
    る手段と、前記移動ダイプレートが固定ダイプレートに
    接近して固定金型と移動金型が型閉じした後、移動ダイ
    プレートと固定ダイプレートを結合固定して型締めを行
    う複数のタイバーとからなる型締装置において、前記タ
    イバーのうち、金型より上側にあるタイバーの少なくと
    も1本のタイバーは、移動ダイプレートの金型と反対側
    に移動ダイプレートとタイバーとの係脱可能な第1結合
    固定手段を、また固定ダイプレートの金型と反対側に固
    定ダイプレートとタイバーとの係脱可能な第2結合固定
    手段を有し、他のタイバーは一端が固定ダイプレートに
    固定され、他端が移動ダイプレートの金型と反対側に、
    移動ダイプレートとタイバーとの係脱可能な第1結合固
    定手段を有してなることを特徴とする型締装置における
    タイバー抜取り装置。
  2. 【請求項2】 移動ダイプレートに、上側タイバーの移
    動ダイプレートと固定ダイプレート間を摺動可能に支持
    する支持手段を取付けてなることを特徴とする請求項1
    記載の型締装置におけるタイバー抜取り装置。
  3. 【請求項3】 固定金型を保持する固定ダイプレート
    と、移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動
    ダイプレートを固定ダイプレートに対して進退動作させ
    る手段と、前記移動ダイプレートが固定ダイプレートに
    接近して固定金型と移動金型が型閉じした後、移動ダイ
    プレートと固定ダイプレートを結合固定して型締めを行
    うタイバーとからなる型締装置において、 前記タイバーのうち、金型より上側にあるタイバーの少
    なくとも1本のタイバーは、固定ダイプレートの金型と
    反対側に固定ダイプレートとタイバーとの係脱可能な第
    1結合固定手段を、 また移動ダイプレートの金型と反対側に移動ダイプレー
    トとタイバーとの係脱可能な第2結合固定手段を有し、 他のタイバーは1端が移動ダイプレートと固定され、他
    端が固定ダイプレートの金型と反対側に、固定ダイプレ
    ートとタイバーとの係脱可能な第1結合固定手段を有し
    てなることを特徴とする型締装置におけるタイバー抜取
    り装置。
  4. 【請求項4】 固定ダイプレートに、上側タイバーの移
    動ダイプレートと固定ダイプレート間を摺動可能に支持
    する支持手段を取付けてなることを特徴とする請求項3
    記載の型締装置におけるタイバー抜取り装置。
  5. 【請求項5】 係脱可能な第2結合固定手段が、タイバ
    ーの端部に形成したねじを含む溝部と、同溝部と係脱可
    能に結合固定して油圧シリンダによるタイバーの伸張方
    向移動を阻止するハーフナットとで形成されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の
    型締装置におけるタイバー抜取り装置。
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