JP2003136572A - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JP2003136572A
JP2003136572A JP2001333875A JP2001333875A JP2003136572A JP 2003136572 A JP2003136572 A JP 2003136572A JP 2001333875 A JP2001333875 A JP 2001333875A JP 2001333875 A JP2001333875 A JP 2001333875A JP 2003136572 A JP2003136572 A JP 2003136572A
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mold
mold clamping
mold opening
plate
pressure receiving
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JP2001333875A
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Goshun Nishino
悟春 西野
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Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略なリンク機構によって高速での型開閉作
動を実現せしめつつ、高圧での型締作動と強力型開作動
が可能とされ得る、新規な構造の型締装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 型開閉作動に際しては、型締駆動手段2
8や型開駆動手段28から独立した第一及び第二の連結
リンク52,54と回動部材38を含んで構成されたリ
ンク機構24により、小さな駆動力で速やかな型開閉作
動が実現され得ると共に、型締作動や強力型開作動に際
しては、型締駆動手段28や型開駆動手段28による大
きな駆動力が、リンク機構24に及ぼされることなく可
動盤18に直接に作用せしめられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、合成樹脂材料等の射出成形機に
採用される型締装置に係り、特に型開閉機構として簡略
なリンク機構を採用して高速での型開閉作動を実現せし
めつつ、高圧での型締作動と強力型開作動を可能とし
た、新規な構造の型締装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、射出成形機における型締装置
は、固定盤と受圧盤を互いに離隔して固定的に対向配置
せしめると共に、それら固定盤と受圧盤の間に可動盤を
変位可能に配設せしめて、可動盤を固定盤に対して接近
/離隔方向に往復駆動せしめることにより、それら可動
盤と固定盤の各対向面に装着される可動金型と固定金型
を型開閉,型締めおよび強力型開きするようにした構造
とされている。また、そこにおいて、可動盤を固定盤に
対して接近/離隔方向に駆動せしめる駆動機構として
は、油圧シリンダ機構や電動モータによる型開閉等の駆
動力を可動盤に直接的に作用せしめる直圧式駆動機構を
採用するものの他に、油圧シリンダ機構や電動モータに
よる型開閉等の駆動力をトグル式乃至はクランク式のリ
ンク機構を介して可動盤に間接的に作用せしめるように
したリンク式駆動機構を採用するものが提案されてい
る。例えば特開昭62−28220号公報に記載されて
いるものがそれであり、このようなリンク式駆動機構
は、高速型閉じから低速型閉じに至る型閉作動と、低速
型開きから高速型開きに至る型開作動が、何れも、電動
モータの簡単な制御で容易に実現され得ることから、実
用化が検討されている。
【0003】ところで、かかるリンク式駆動機構だけで
は、大きな型締力を得ることが難しいという問題があ
り、そこで前記公報においては、リンク式駆動機構で型
開閉作動せしめられる可動盤に対して油圧シリンダ機構
を設けて、かかる油圧シリンダ機構によって可動盤と固
定盤の間での型締力を得るようにした構造が提案されて
いる。
【0004】しかしながら、このような従来構造の型締
装置においては、型締力の全てがリンク機構に及ぼされ
ることから、たとえ油圧シリンダ機構によって大きな型
締力を生ぜしめ得たとしても、かかる大きな型締力に耐
え得るようにリンク機構の荷重強度を向上させる必要が
あり、そのためにリンク機構ひいては型締装置全体が大
型化して駆動エネルギも増大してしまうという問題があ
った。また、前記従来構造の型締装置では、型開開始時
の強力型開をリンク機構で行うようになっていることか
ら、大きな型開力を得ることが難しく、そのために、型
接触面積が大きく型開力が要求される成形に制約を受け
るという問題もあった。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は上述の如き事情を
背景として為されたものであって、その解決課題とする
ところは、簡略なリンク機構によって高速での型開閉作
動を実現せしめつつ、高圧での型締作動と強力型開作動
が可能とされ得る、新規な構造の型締装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0007】本発明の第一の態様は、固定盤と受圧盤を
互いに離隔して固定的に対向配置せしめると共に、それ
ら固定盤と受圧盤の間に可動盤を変位可能に配設せしめ
て、該可動盤を該固定盤に対して接近/離隔方向に往復
駆動せしめることにより、それら可動盤と固定盤の各対
向面に装着される可動金型と固定金型を型開閉,型締め
および強力型開きするようにした型締装置において、前
記受圧盤と前記可動盤の間に位置して型開閉方向に直交
する回動中心軸回りで往復回動可能に回動部材を配する
と共に、該回動部材における該回動中心軸を挟んで略反
対側に第一の連結リンクと第二の連結リンクの各一端部
を係止せしめて、該第一の連結リンクの他端部を前記受
圧盤に係止すると共に、該第二の連結リンクの他端部を
前記可動盤に係止し、該回動部材を該回動中心軸回りで
回動駆動せしめる回動駆動手段を設けて、該回動駆動手
段の駆動力を該第一及び第二の連結リンクを介して該可
動盤に及ぼすことにより型開閉作動せしめるようにする
一方、かかる可動盤を前記受圧盤に対して係合/離脱可
能に連結する連結手段と、該受圧盤側に設けられて該連
結手段を介して該可動盤に型締力および強力型開力を及
ぼす型締駆動手段および型開駆動手段を設けて、該連結
手段による該可動盤と該受圧盤の離脱状態下で前記回動
駆動手段による型開閉作動が許容されるようにすると共
に、該連結手段による該可動盤と該受圧盤の係合状態下
で該型締駆動手段による型締作動と該型開駆動手段によ
る強力型開作動がそれぞれ行われるようにしたことを、
特徴とする。
【0008】このような本態様に従う構造とされた型締
装置においては、第一及び第二の連結リンクと回動部材
を含んで構成されたリンク機構を含んで型開閉作動の機
構が構成される一方、型締駆動手段を含んで型締作動の
機構が構成され、また型開駆動手段を含んで強力型開作
動の機構が構成される。
【0009】それ故、型開閉作動に際しては、リンク機
構が型締駆動手段や型開駆動手段から独立して小さな駆
動力で高速に作動せしめられて、省エネルギで速やかな
型開閉作動が実現され得るのであり、また、型締作動や
強力型開作動に際しては、型締駆動手段や型開駆動手段
による大きな駆動力が、リンク機構に及ぼされることな
く可動盤に作用せしめられるのである。
【0010】従って、本態様に従う構造とされた型締装
置においては、リンク機構を構成する第一及び第二の連
結リンクや回動部材等の各部材の大型化や重量化を伴う
ことなく、大きな型締力と強力型開力を可動盤に作用せ
しめることが可能となるのであり、以て、簡略なリンク
機構による高速での型開閉作動と、高圧での型締作動お
よび強力型開作動が、両立的に実現され得るのである。
【0011】なお、本態様において、回動駆動手段とし
ては、例えばサーボモータが好適に採用され得る。ま
た、型締駆動手段や型開駆動手段としては、油圧シリン
ダ機構等の油圧式駆動源の他、サーボモータ等の電動式
駆動源も採用可能であり、特に電動モータを採用する場
合には、ボールねじ機構等を利用した増圧手段も併せて
採用することが望ましく、それによって大きな型締力や
強力型開力をより効率的に得ることが可能となる。
【0012】また、本発明の第二の態様は、前記第一の
態様に係る型締装置において、前記回動部材を介して前
記受圧盤と前記可動盤の間に跨がって配設された前記第
一の連結リンクおよび前記第二の連結リンクが、該回動
部材を介して延び切るまでに至らないストローク範囲
で、前記可動盤が開閉作動せしめられると共に、前記第
一及び第二の連結リンクに駆動力が伝達されない状態で
前記型締駆動手段による型締作動と前記型開駆動手段に
よる強力型開作動がそれぞれ行われるようにしたこと
を、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた
型締装置においては、型締作動や強力型開作動に際し
て、第一及び第二の連結リンクに駆動力が伝達されない
ことにより、簡略なリンク機構の実現およびリンク機構
の回動駆動手段の負荷の軽減を図ることが出来る。な
お、第一及び第二の連結リンクに駆動力が伝達されない
状態とは、第一及び第二の連結リンクに対して駆動力に
よる応力が実質的に生ぜしめられない状態をいい、例え
ば、第一及び第二の連結リンクを含んで構成されたリン
ク機構が可動盤の変位を自由に許容し得る状態とするこ
とによって実現され得ることとなり、型締作動や強力型
開作動に際して第一及び第二の連結リンクが連れ回り変
位せしめられる状態であっても良い。
【0013】また、本発明の第三の態様は、前記第一又
は第二の態様に係る型締装置において、前記固定盤と前
記受圧盤の間に跨がって互いに平行に延びる複数本のタ
イバーを配設せしめて、それらのタイバーによって前記
可動盤を案内せしめる一方、該受圧盤と該可動盤の間で
かかるタイバーによって移動可能に案内される支持盤を
設けて、該支持盤により、前記回動部材を前記回動中心
軸回りで回動可能に支持せしめると共に、該回動部材を
回動駆動せしめる前記回動駆動手段を支持せしめたこと
を、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた
型締装置においては、可動盤を案内するタイバーを巧く
利用することにより、回動部材と回動駆動手段を効率的
に配設支持せしめて、第一及び第二の連結リンクを含ん
で構成されたリンク機構による型開閉作動をより安定し
て実現せしめることが可能となる。
【0014】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に係る型締装置において、前記回
動部材と該回動部材を介して前記受圧盤と前記可動盤の
間に跨がって配設された前記第一の連結リンクおよび前
記第二の連結リンクを、前記可動盤と前記固定盤に装着
される前記可動金型および前記固定金型の型開閉方向に
延びる型開閉中心軸を挟んだ両側に位置するようにそれ
ぞれ一対設けると共に、かかる一対の前記第一の連結リ
ンクおよび前記第二の連結リンクが相互に同期して駆動
せしめられるようにしたことを、特徴とする。このよう
な本態様に従う構造とされた型締装置においては、第一
及び第二の連結リンクと回動部材を含んで構成されたリ
ンク機構を一対設けたことにより、かかるリンク機構に
よって可動盤に及ぼされる型開閉駆動力を、略型開閉中
心軸上で可動盤に合力として作用せしめることが出来る
のであり、それによって、型開閉作動が円滑化されると
共に、型開閉作動に際しての駆動力伝達効率の向上等も
達成され得る。なお、本態様において一対のリンク機構
を同期させるには、例えば一対のリンク機構を構成する
各回動部材を一体的に構成することによって有利に実現
可能であり、またそれによって、一方のリンク機構の回
動部材だけに回動駆動手段の駆動力を及ぼすことによっ
て一対のリンク機構を同期して駆動せしめることも可能
となる。
【0015】また、本発明の第五の態様は、前記第一乃
至第四の何れかの態様に係る型締装置において、前記可
動盤から前記受圧盤に向かって突出するメカニカルラム
を該可動盤に固設する一方、前記型締駆動手段および前
記型開駆動手段により前記受圧盤に対して型開閉方向に
駆動されるメインラムを設けて、前記連結手段により、
該メカニカルラムを該メインラムに対して係合/離脱可
能としたことを、特徴とする。このような本態様に従う
構造とされた型締装置においては、可動盤を受圧盤のメ
インラムに対して係合連結させることにより、型閉作動
から速やかに型締作動に移行させることが可能となる。
なお、本態様において採用されるメインラムの駆動手段
は、油圧シリンダ機構による油圧式駆動源であっても良
いし、電動モータによる電動式駆動源であっても良い。
また、本態様における連結手段は、例えば、メカニカル
ラムの所定長さに亘る領域に複数の係合用凹凸を設ける
一方、メインラムにおいて型開閉方向で移動不能に設け
た係止部材をメカニカルラムの任意の係合用の凹凸や孔
に対して適宜に係合/離脱可能とすることによって、有
利に構成され得る。
【0016】また、本発明の第六の態様は、前記第五の
態様に係る型締装置において、前記メカニカルラムを前
記メインラムに設けられた環状係止部材に挿通配置せし
めて、それらメカニカルラムの外周面および環状係止部
材の内周面においてそれぞれ軸方向に延びる複数の山部
および谷部を形成すると共に、該メカニカルラムの外周
面の各山部と該環状係止部材の内周面の各山部に対して
互いに噛合する鋸歯形状の噛合歯を形成し、該メカニカ
ルラムと該環状係止部材を相対回転せしめて、それらメ
カニカルラムと環状係止部材の各山部と各谷部を相互に
位置合わせすることにより該メカニカルラムを該環状係
止部材に対して軸方向で相対変位可能とする一方、それ
らメカニカルラムと環状係止部材の各山部と各山部の噛
合歯の噛合によって該メカニカルラムと該係止部材を相
互に軸方向で連結可能として、相互に係合/離脱可能な
前記連結手段を構成したことを、特徴とする。このよう
な本態様に従う構造とされた型締装置においては、鋸歯
形状の噛合歯を採用したことによって大きな係合強度と
小さなピッチを備えた係合用凹凸が実現され得ると共
に、環状の係止部材を採用したことによって、鋸歯形状
の噛合歯の傾斜面を利用した噛合に際しても係止部材の
メカニカルラムからの離脱方向の変位が抑えられて大き
な力の伝達が容易とされ得る。なお、本態様において、
より好ましくは、鋸歯形状の噛合歯のうち、型開閉方向
に対して略直交して広がる垂直面を利用した噛合によっ
て型締方向の力が伝達されるようにされると共に、型開
閉方向に対して傾斜して広がる傾斜面を利用した噛合に
よって強力型開方向の力が伝達されるようにされること
となり、それによって、強力型開力よりも大きな型締力
を一層有利に作用せしめることが可能となる。
【0017】また、本発明の第七の態様は、前記第一乃
至第六の何れかの態様に係る型締装置であって、前記受
圧盤において、前記メインラムに駆動力を及ぼす復動型
の油圧シリンダ機構を設けて、該油圧シリンダ機構によ
って前記型締駆動手段および前記型開駆動手段を構成し
たことを、特徴とする。このような本態様においては、
一つの油圧シリンダ機構によって型締力を与える型締駆
動手段と強力型開力を与える型開駆動手段を併せて構成
することが可能となって、構造の一層の簡略化が図られ
得るのである。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0019】先ず、図1〜7には、本発明の第一の実施
形態としての型締装置の概略説明図が示されている。即
ち、本実施形態の型締装置における型開閉作動に際して
の中間位置が図1に示されていると共に、最大型開位置
が図2に示されており、最小型閉位置が図3に示されて
いる。また、図2に示された最大型開位置における縦断
面の拡大図が図4に示されていると共に、図3に示され
た最小型閉位置における平面の拡大図が図5に示されて
いる。更にまた、図6〜7には、かかる型締装置の横断
面図が、図1におけるVI−VI断面とVII −VII 断面にお
いて示されている。
【0020】これらの図に示されているように、本実施
形態の型締装置は、ベース10によって固定的に支持さ
れて互いに離隔して対向配置された固定盤12と受圧盤
14を備えている。そして、これら固定盤12と受圧盤
14の間に跨がって四本のタイバー16が互いに平行に
配設されており、これらのタイバー16で案内されるこ
とによって、可動盤18が、固定盤12と受圧盤14の
対向面間で移動可能に配設されている。そして、かかる
型締装置は、適当な射出装置と組み合わせられて射出成
形機を構成し、射出成形に際して、固定盤12に装着さ
れる固定金型20と可動盤18に装着される可動金型2
2を型開閉や型締めするようになっている。なお、この
ような型締装置の基本的構造については、周知の部分で
あることから、詳細な説明を省略する。
【0021】ここにおいて、本実施形態の型締装置にお
いては、受圧盤14と可動盤18がリンク機構24で相
互に連結されており、このリンク機構24が回動駆動手
段としての型開閉用モータ26で駆動されることによっ
て可動盤18に駆動力が及ぼされて高速型開閉作動が行
われるようになっている。また、受圧盤14には、型開
駆動手段および強力型開手段を併せて構成するメインシ
リンダ機構28が設けられており、このメインシリンダ
機構28のメインラム30が、可動盤18に固設された
メカニカルラム32に対して、連結手段としての連結機
構31で連結されることにより、メインシリンダ機構2
8による大きな駆動力が可動盤に及ぼされて型締作動お
よび強力型開作動が行われるようになっている。このよ
うな型開閉作動と型締作動および強力型開作動を実現す
るためのリンク機構24や、メインシリンダ機構28,
メカニカルラム32および連結機構31等の構造につい
て、以下に詳述する。
【0022】より詳細には、受圧盤14と可動盤18を
連結して高速型開閉作動せしめる上述のリンク機構24
は、それら受圧盤14と可動盤18の対向面間に配設さ
れた支持盤33と、支持盤33を受圧盤14に連結する
第一の連結リンク52と、支持盤33を可動盤18に連
結する第二の連結リンク54を含んで構成されている。
【0023】支持盤33は、図4及び図7にも示されて
いるように、全体として矩形枠体形状を有しており、四
隅部分にタイバー16が摺動可能に挿通されることによ
り、それらのタイバー16で案内されつつ、受圧盤14
と可動盤18の対向面間の所定間隔を往復移動可能に支
持されている。また、支持盤33には、対向位置する左
右両側の壁部の各中央部分を貫通して回動中心軸として
の連結ロッド34が組み付けられている。この連結ロッ
ド34は、型開閉方向に延びる型締装置の型締中心軸3
6に対して直交するように水平方向に延びており、そし
て、支持盤33から外方に突出せしめられた連結ロッド
34の軸方向両端部に対して、右左一対の回動部材とし
ての右側回動板38aと左側回動板38bが相対回転不
能に取り付けられている。なお、図7における右側の回
動板38aは、外周面にギヤ歯を備えた歯車によって構
成されている。
【0024】また、支持盤33の上側の壁部には、サー
ボモータ等からなる型開閉用モータ26が載置固定され
ており、この型開閉用モータ26の回転駆動力が、ギヤ
ボックス42と伝動歯車44,46を介して、右側の回
動板38aに伝達されるようになっている。なお、本実
施形態では、型開閉用モータ26により、一対の回動板
38a,38bが、一体的に、連結ロッド34の中心軸
回りに半周弱の範囲で往復回動せしめられるようになっ
ている。
【0025】さらに、一対の回動板38a,38bに
は、回動中心軸回りの各対応する位置に第一の連結ピン
48a,48bが突設されていると共に、かかる第一の
連結ピン48a,48bの回動板38a,38bの径方
向反対側には第二の連結ピン50a,50bが突設され
ている。そして、右側の回動板38aおよび左側の回動
板38bにおける各第一の連結ピン48a,48bに対
して、右側の第一の連結リンク52aおよび左側の第一
の連結リンク52bが、各長手方向の一端部で回動可能
に係止されている。また、右側の回動板38aおよび左
側の回動板38bにおける各第二の連結ピン50a,5
0bに対して、右側の第二の連結リンク54aおよび左
側の第二の連結リンク54bが、各長手方向の一端部で
回動可能に係止されている。
【0026】また、これら一対の回動板38a,38b
に係止された右左一対の第一の連結リンク52a,52
bにおける長手方向の他端部は、受圧盤14の右左両側
面の高さ方向略中央に突設された右左一対の連結ピン5
8a,58bに対して、それぞれ回動可能に係止されて
いる。また一方、一対の回動板に係止された一対の第二
の連結リンク54a,54bにおける長手方向の他端部
は、可動盤18の右左両側面の高さ方向略中央に突設さ
れた右左一対の連結ピン60a,60bに対して、それ
ぞれ回動可能に係止されている。
【0027】これにより、受圧盤14と可動盤18が、
右左両側(図1における型締装置の手前側と奥側)にお
いて、回動板38a,38bと第一の連結リンク52
a,52bおよび第二の連結リンク54a,54bを含
んで構成された一対のリンク機構24a,24bによっ
て相互に連結されている。そして、ベース10に対して
固定された受圧盤14に対して、可動盤18および支持
盤33を、接近/離隔方向で何れも自由に変位可能に支
持せしめた状態下で、右左一対の回動板38a,38b
を一体的に型開閉用モータ26で回動駆動せしめること
により、かかる一対のリンク機構24a,24bを介し
て受圧盤14と可動盤18の間に接近/離隔方向の駆動
力が及ぼされることとなり、以て、図2に示された最大
型開位置と、図3に示された最小型閉位置との間のリン
ク機構24a,24bが延び切るまでに至らないストロ
ーク範囲で、高速型開閉作動が行われるようになってい
る。なお、右左の第一及び第二の連結リンク52a,5
2b及び54a,54bは、何れも、最大型開位置にお
いて連結ロッド34への干渉や連結リンク相互の干渉を
回避するために、上下外方に向かって凸となるように湾
曲した略円弧形状とされていると共に、各連結リンクに
大きな剛性を持たせるために、略同一形状の板材を板厚
方向に重ね合わせて相互に固着した二枚板構造とされて
いる。
【0028】さらに、受圧盤14は、図4に明示されて
いるように、型締中心軸36方向に延びる中央孔を備え
た中空のブロック形状とされており、この中央孔を利用
して受圧盤14にメインシリンダ56が形成されている
と共に、該メインシリンダ56に対してメインラム30
が貫通して滑動可能に嵌合されることによって、型締駆
動手段および型開駆動手段を構成する油圧シリンダ機構
としての復動型のメインシリンダ機構28が形成されて
いる。即ち、このメインシリンダ機構28は、メインシ
リンダ56に嵌入されたメインラム30のピストン部6
2を挟んだ軸方向両側において、それぞれメインラム3
0の外周面とメインシリンダ56の内周面の間を周方向
に延びる環状の型締用シリンダ室64と強力型開用シリ
ンダ室66を備えている。
【0029】また、受圧盤14には、プランジャタイプ
の油圧ポンプ68,68が一体的に設けられており、こ
れらの油圧ポンプ68,68からの圧油が、図4に例示
的に示されている如き油圧回路を利用し、制御用バルブ
69,71,73を切換制御することによって、型締用
シリンダ室64と強力型開用シリンダ室66に対して択
一的に供給されることによってメインシリンダ機構28
が駆動されるようになっている。かかる油圧ポンプ6
8,68は、受圧盤14の上下両端部において後方(可
動盤18と反対方)に張り出して形成された筒形のポン
プシリンダ70,70を備えており、これら各ポンプシ
リンダ70,70が、それぞれ、上下両側で水平方向に
対向位置せしめられた各一対のタイバー16,16の間
に跨がって略水平方向に延びるようにして形成されてい
る。更に、図5に示されているように各ポンプシリンダ
70の内部には、軸方向両側から一対のポンプピストン
72,72が滑動可能に嵌入されていると共に、それら
一対のポンプピストン72,72の対向面間に圧縮コイ
ルスプリング74,74が配設されることにより、両ポ
ンプピストン72,72間には、常時、離隔方向の付勢
力が及ぼされている。また、各ポンプピストン72の軸
方向外側先端部には、回転ローラ式のカムフォロワ76
が装着されており、該カムフォロワ76に対して、タイ
バー16に外挿されて回転可能に支持された偏心板カム
78の外周カム面が圧接されている。これにより、各油
圧ポンプ68は、軸方向両側から嵌入された一対のポン
プピストン72,72が、軸方向両側に配設された一対
の偏心板カム78,78の回転に従って軸方向で相互に
接近/離隔方向に駆動されることによって作動せしめら
れるようになっており、一対のポンプピストン72,7
2が相互に接近する方向に駆動されることによって、ポ
ンプシリンダ70内に圧油を発生し得るようにされてい
る。
【0030】なお、図6に示されているように上下二つ
のポンプシリンダ70,70における各一対のポンプピ
ストン72,72を作動せしめるために各タイバー16
に外挿装着された合計4つの偏心板カム78には、各タ
イバー16の中心軸上で回転可能に支持された駆動ギヤ
80が固着されており、これら合計4つの駆動ギヤ80
が、型締中心軸36上で回動可能に受圧盤14で支持さ
れた一つの連動駆動ギヤ82に噛合されることによって
相互に連動されるようになっている。そして、連動駆動
ギヤ82が、受圧盤14の下部に固設されたポンプ用モ
ータ84によって、伝動歯車86,88を介して駆動さ
れることにより、二つのポンプシリンダ70,70の合
計4つのポンプピストンが連動して駆動されるようにな
っており、全体として大きな圧油を速やかに生ぜしめる
ことが出来ると共に、十分な油量を確保することが出来
るようにされている。なお、それぞれ偏心板カム78が
装着された4本のタイバー16は、偏心板カム78およ
び駆動ギヤ80から突出せしめられた先端部が補強用の
連結枠体90によって相互に連結固定されており、それ
によって、偏心板カム78に作用せしめられる油圧ポン
プ68の駆動反力に対する剛性が向上されている。
【0031】一方、図4に示されているように可動盤1
8には、型締中心軸36上で受圧盤14に向かって突出
するメカニカルラム32が固設されている。このメカニ
カルラム32は、中実乃至は中空の大径ロッド形状を有
しており、軸方向一方の端部が可動盤18の中央部分に
固着されていると共に、軸方向他方の端部が支持盤33
を貫通して受圧盤14に延び出してメインラム30の中
央孔に遊挿状態で隙間をもって挿通されている。なお、
メインラム30の軸方向外端部には、メインラム30に
挿通されたメカニカルラム32を覆う保護カバー92が
固着されている。なお、メカニカルラム32の軸方向中
間部分には、支持盤33に挿通支持された連結ロッド3
4が挿通された挿通孔94が、水平方向に貫通して形成
されており、受圧盤14と可動盤18の間での支持盤3
3の変位を許容するために、かかる挿通孔94がメカニ
カルラム32の軸方向で所定長さに亘って形成されてい
る。
【0032】また、図4,8に示されているように、メ
カニカルラム32は、その外周面に対して、それぞれ軸
方向に直線的に延びる凸状の山部96と、凹状の谷部9
8が、それぞれ複数(本実施形態では、各4)形成され
ている。また一方、メカニカルラム32には、連結手段
である環状係止部材としての係止リング100が外挿さ
れている。この係止リング100は、詳細は後述するが
一体的な略円環形状乃至は略円筒形状を有しており、受
圧盤14に組み付けられたメインラム30から可動盤1
8に向かって突設された筒形ハウジング102に収容さ
れることにより、軸方向端面および外周面を拘束されて
軸方向および径方向でメインラム30に対する相対変位
が阻止されて、型締中心軸36上で周方向に回動可能に
保持されている。また、係止リング100は、その内周
面が筒形ハウジング102から露呈されており、挿通さ
れたメカニカルラム32の外周面に対して直接に対向せ
しめられている。そして、この係止リング100の内周
面に対して、メカニカルラム32の外周面に形成された
複数の山部96および谷部98と対応する複数の凹状の
谷部104および凸状の山部106が、何れも軸方向の
全長に亘って延びるようにして形成されている。なお、
メカニカルラム32における各山部96は全体に亘って
略一定の外径寸法を有する大径部とされていると共に、
各谷部98は全体に亘って略一定の外径寸法を有する小
径部とされている。一方、係止リング100における各
谷部104は全体に亘って略一定の内径寸法を有する大
径部とされていると共に、各山部106は全体に亘って
略一定の内径寸法を有する小径部とされている。
【0033】而して、図8に示されているように、メカ
ニカルラム32の各山部96が係止リング100の各谷
部104に入り込むと共に、メカニカルラム32の各谷
部98に係止リング100の各山部106が入り込むよ
うに、それらメカニカルラム32と係止リング100を
相互に周方向で位置合わせすることによって、メカニカ
ルラム32が係止リング100に係止されることなく、
メカニカルラム32ひいては可動盤18が、係止リング
100ひいてはメインラム30に対して、軸方向で自由
に相対変位せしめられ得るようにされている。
【0034】また、メカニカルラム32の各山部96
と、係止リング100の各山部104には、それぞれ周
方向に溝加工が施されており、以て、軸方向に所定ピッ
チで多数条配列せしめられた鋸歯形状の噛合歯107,
108が形成されている。なお、メカニカルラム32の
各山部96に形成された複数の噛合歯107は、何れ
も、メカニカルラム32の基部側(可動盤18側)が傾
斜面とされていると共に、メカニカルラム32の突出先
端側が型締中心軸36に略直交する垂直面とされてい
る。一方、係止リング100の各山部106に形成され
た複数の噛合歯108は、何れも、メインラム30側が
傾斜面とされていると共に、可動盤18側が型締中心軸
36に略直交する垂直面とされている。
【0035】そして、図8に示されている如きメカニカ
ルラム32と係止リング100の非係止状態から、係止
リング100が周方向に回動駆動せしめられることによ
り、メカニカルラム32と係止リング100の各噛合歯
107,108が、互いに各鋸歯状の凸部と凹部で噛み
合うようにして周方向に入り込むこととなり、以て、メ
カニカルラム32と係止リング100の各山部96,1
02同士が位置合わせされて軸方向に係合せしめられる
こととなる。これにより、メカニカルラム32と係止リ
ング100が軸方向の相対変位が阻止されて、メカニカ
ルラム32が、係止リング100を介して、メインラム
30に対して相互に軸方向で連結固定されるようになっ
ており、このことから明らかなように、本実施形態で
は、メカニカルラム32と係止部材である係止リング1
00によって、相互に係合/離脱可能な連結手段が構成
されている。また、メカニカルラム32の噛合歯107
は、軸方向に所定長さの領域に亘って所定ピッチで多数
形成されていることによって、メカニカルラム32の型
開閉方向における複数の位置で、メインラム30に支持
された係止リング100がメカニカルラム32に対して
係止/離脱可能とされており、それによって、装着され
る金型のサイズの変更に応じて異なる各種の型閉完了位
置において、係止リング100を含む前記連結手段によ
りメカニカルラム32をメインラム30に対して係合せ
しめることが出来るようになっている。
【0036】なお、メカニカルラム32の噛合歯107
と係止リング100の噛合歯108が、各傾斜面同士お
よび各垂直面同士で噛合されるようになっており、特
に、メインラム30の突出方向(図4中の右方向)の駆
動力をメカニカルラム32に及ぼして可動盤18を型締
方向に駆動せしめるに際して、メカニカルラム32の噛
合歯107と係止リング100の噛合歯108の各垂直
面同士が圧接されて力が伝達されるようになっている。
また、本実施形態では、係止リング100を、周方向に
少なくとも山部106と谷部104の周方向ピッチだけ
往復回動せしめるための係脱アクチュエータとしての係
脱用油圧シリンダ機構110が、メインラム30に固定
的に支持されて組み付けられている。そして、この油圧
シリンダ機構110のロッドの突出先端部が、係止リン
グ100に固着された回動片101に係止されることに
よって、係脱用油圧シリンダ機構110の駆動力が、係
止リング100に対して、回動駆動力として及ぼされる
ようになっている。なお、回動片101は、係止リング
100から径方向外方に突設されており、係止リング1
00の径方向に延びる長孔に対して油圧シリンダ機構1
10のロッドの突出先端部が滑動可能に係止されてい
る。更にまた、図面から必ずしも明らかでなく、周知技
術であることからここでは詳述しないが、可動盤18に
は、樹脂製品の成形に際して成形後に成形品を離型させ
るためのエジェクタ機構と、該エジェクタ機構を駆動す
るためのエジェクタ駆動用モータ112等が装備されて
いる。
【0037】次に、上述の如き構造とされた型締装置に
おける射出成形に際しての型締作動を説明する。
【0038】すなわち、図2,4に示されている如き型
開状態から射出成形を開始するには、先ず、固定盤12
に固定金型20を装着すると共に、可動盤18に可動金
型22を装着して、高速型閉作動を行う。かかる高速型
閉作動に際しては、初めに係止リング100を図4,8
に示されている如きメカニカルラム32に対する非係止
状態(メカニカルラム32の噛合歯106と係止リング
100の噛合歯108が相互に噛合していない状態)に
保持せしめることにより、メカニカルラム32ひいては
可動盤18をメインラム30に対してフリーに変位可能
とする。そして、かかる可動盤と受圧盤の離脱状態下
で、支持盤33に取り付けられた型開閉用モータ26で
右左の回動板38a,38bを回動駆動せしめることに
より、右左一対のリンク機構24,24を相互に同期し
て駆動せしめて、かかる回動板38a,38bの回動力
を第一及び第二の連結リンク52a,52b,54a,
54bを介して受圧盤14と可動盤18の間に及ぼすこ
とにより、可動盤18を型閉変位させて、図1に示され
ている如き中間位置を経て、図3に示されている如き型
閉位置にまで、可動盤18を駆動変位せしめる。これに
よって、高速型閉作動を完了する。
【0039】なお、型開状態を示す図2と型閉完了状態
を示す図3から明らかなように、リンク機構24,24
は、それぞれ、第一及び第二の連結リンク52a,52
b,54a,54bが最も縮んだ状態と最も延び切るま
でに至らないストローク範囲で、型開状態から型閉完了
状態まで作動せしめられるようになっている。これによ
り、型閉完了後に、後述の如き型締作動に伴うリンク機
構24,24の伸び方向への受動的な作動が許容される
ようになっているのである。
【0040】続いて、高速型閉作動の完了後に高圧での
型締作動に移行する。かかる型締作動に際しては、図3
に示されている如き高速型閉作動の完了状態下で、リン
ク機構24,24の駆動用の型開閉用モータ26への通
電を停止し、或いはクラッチ等によって型開閉用モータ
26からリンク機構24,24への駆動力を伝達を遮断
せしめて、リンク機構24,24の第一及び第二の連結
リンクに駆動力が伝達されない無負荷の状態とする。ま
た、受圧盤14のメインシリンダ機構28を構成するメ
インラム30に装着された係止リング100を、係脱用
油圧シリンダ機構110で回動駆動せしめて、係止リン
グ100をメカニカルラム32に対する係止状態(メカ
ニカルラム32の噛合歯107と係止リング100の噛
合歯108が相互に噛合した状態)として、かかる係止
状態に保持せしめることにより、メカニカルラム32ひ
いては可動盤18をメインラム30に対して相対的に固
定して、可動盤18がメインラム30と一体的に変位せ
しめられるようにする。そして、かかる可動盤と受圧盤
の係合状態下において、受圧盤14に装備されたポンプ
用モータ84で各タイバー18に装着された偏心板カム
78を回動駆動せしめて、油圧ポンプ68,68の各ポ
ンプピストン72,72を滑動駆動せしめ、発生油圧を
メインシリンダ機構28の型締用シリンダ室64に導
く。これにより、メインラム30に及ぼされる突出方向
の駆動力を、係止リング100とメカニカルラム32を
介して、受圧盤14と可動盤18の間に及ぼし、以て、
可動盤18に大きな型締力を及ぼして、可動盤18と固
定盤12の間で、可動金型22と固定金型20を型締め
する。
【0041】さらに、かかる型締状態下で両金型20,
22間に形成された成形キャビティに溶融樹脂材料を射
出充填し、冷却固化せしめた後に、強力型開作動に移行
する。かかる強力型開作動に際しては、図3に示されて
いる如き型締作動および溶融樹脂材料の冷却固化の完了
状態下で、リンク機構24,24をフリー状態に保持せ
しめたまま、メインシリンダ機構28の型締用シリンダ
室64への圧油の供給を停止して油圧を抜いた後、油圧
回路を切り換え、上述の如くして油圧ポンプ68,68
によって生ぜしめられる圧油を、メインシリンダ機構2
8の強力型開用シリンダ室66に導く。これにより、メ
インラム30に及ぼされる後退方向の駆動力を、係止リ
ング100とメカニカルラム32を介して、受圧盤14
と可動盤18の間に及ぼし、以て、可動盤18に大きな
型開力を及ぼして、可動盤18と固定盤12の間で、可
動金型22と固定金型20を強力型開きする。
【0042】その後、両金型20,22を所定量だけ強
力型開きせしめた後、高速型開作動に移行する。かかる
高速型開作動に際しては、油圧ポンプ68,68からメ
インシリンダ機構28への圧油の供給を解除すると共
に、メインラム30に装着された係止リング100を、
係脱用油圧シリンダ機構110で回動駆動せしめて、係
止リング100をメカニカルラム32に対する非係止状
態(メカニカルラム32の噛合歯107と係止リング1
00の噛合歯108が相互に噛合していない状態)とし
て、かかる非係止状態に保持せしめることにより、メカ
ニカルラム32ひいては可動盤18をメインラム30に
対してフリーに変位可能とする。そして、かかる状態下
で、型開閉用モータ26で右左の回動板38a,38b
を回動駆動せしめることにより、右左一対のリンク機構
24,24を作動せしめることにより、可動盤18を型
開変位させて、図1に示されている如き中間位置を経
て、図2に示されている如き型開位置にまで、可動盤1
8を駆動変位せしめる。これによって、高速型開作動を
完了し、成形品を離型して取り出す作業を行う。
【0043】なお、良く知られているように、上述の如
き樹脂製品の成形作動は、必要な回数だけ繰り返して連
続的に実施されることとなる。また、高速での型開閉作
動のストロークは、装着される金型のサイズや成形品の
大きさ等に応じて、可動盤の最大ストローク範囲内で適
宜に設定され得る。更にまた、高速型閉作動から型締作
動に移行するに際して、係止リング100を回動作動せ
しめてメカニカルラム32の噛合歯107を係止リング
100の噛合歯に噛合する場合には、係止リング100
とメカニカルラム32の型締中心軸36方向での相対位
置を検出する検出手段を採用し、係止リング100とメ
カニカルラム32の相対位置を調節した後に係止リング
100を回動せしめてメカニカルラム32の噛合歯10
7を係止リング100の噛合歯に噛合するようにされ
る。かかる検出手段としては、例えばロータリエンコー
ダやリニアエンコーダを採用して、予め設定された基準
となる噛合位置に基づいて、型閉完了位置に最も近い噛
合可能な位置を演算で求めることが可能であり、具体的
には特開2001 30322号公報に記載の手法等が
好適に採用され得る。
【0044】而して、上述の如き型締装置においては、
型開閉作動に際して係止リング100がメカニカルラム
32から離脱せしめられることにより受圧盤14と可動
盤18が実質的に一対のリンク機構24,24だけで連
結されることとなり、かかるリンク機構24,24の作
動によって可動盤18が電動駆動されることから、メイ
ンシリンダ機構28の連動が回避されて、型開閉作動を
高速で優れたエネルギ効率をもって行うことが出来るの
である。
【0045】さらに、型締作動と強力型開作動に際して
は、係止リング100とメカニカルラム32を介して受
圧盤14に設けられたメインシリンダ機構28のメイン
ラム30が可動盤18に連結されることにより、メイン
シリンダ機構28によって生ぜしめられる大きな駆動力
が直接的に可動盤18に及ぼされるのであり、それによ
って大きな型締力と強力型開力を有利に得ることが可能
となるのである。
【0046】しかも、型締作動時と強力型開作動時に受
圧盤14と可動盤18の間に及ぼされるメインシリンダ
機構28による大きな駆動力は、係止リング100とメ
カニカルラム32を介してそれら受圧盤14と可動盤1
8の間に直接に作用せしめられることから、リンク機構
24,24に大きな型締力や強力型開力が受動的に及ぼ
されるようなことがないのであり、それ故、リンク機構
24,24の耐荷重強度が軽減され得て、リンク機構2
4,24の軽量化やコンパクト化が実現可能となると共
に、耐久性も有利に確保され得るのである。
【0047】そして、それ故、上述の如き構造とされた
本実施形態の型締装置においては、簡略なリンク機構に
よる高速での型開閉作動と、受圧盤14に装備せしめた
メインシリンダ機構28による高圧での型締作動および
強力型開作動が、両立的に実現され得るのである。
【0048】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
【0049】例えば、前記実施形態では、メインシリン
ダ機構28に作動油を供給するためにダブルプランジャ
タイプの一対の油圧ポンプ68,68が採用されていた
が、油圧ポンプの具体的構造は限定されるものでなく、
また、型締装置とは別体構造とされた油圧ポンプを採用
することも可能である。
【0050】因みに、図9には、強力型開きに際してメ
インシリンダ機構28の強力型開用シリンダ室66に作
動油を供給するための型開用の油圧ポンプ機構として、
前記実施形態と異なる具体例が示されている。かかる型
開用の油圧ポンプ機構114は、受圧盤14の外周面上
に固設されたプランジャ式油圧ポンプ116のポンプピ
ストン118を、受圧盤14によって揺動可能に支持せ
しめられたロッカーアーム120によって駆動せしめる
ようになっている。即ち、ロッカーアーム120の一方
の揺動端には、駆動側カムフォロワ122が装着されて
おり、この駆動側カムフォロワ122が、図示しない電
動モータで回転駆動せしめられる偏心板カム124の外
周面に摺接せしめられて駆動されることにより、ロッカ
ーアーム120が揺動軸126回りに揺動駆動されるよ
うになっている。また、ロッカーアーム120の他方の
揺動端には、従動側カムフォロワ128が装着されてお
り、ロッカーアーム120が駆動せしめられることによ
り、この従動側カムフォロワ128がプランジャ式油圧
ポンプ116のポンプピストン118を押圧駆動せしめ
て、圧油をメインシリンダ機構28の強力型開用シリン
ダ室66に対して直接に導くようになっている。なお、
このようなローカーアーム式の駆動機構を備えた油圧ポ
ンプ機構を、メインシリンダ機構28の型締用シリンダ
室66に作動油を供給するための型締用の油圧ポンプ機
構として採用することも、勿論、可能である。
【0051】また、可動盤18に対して型締力および強
力型開力を及ぼす型締駆動手段および型開駆動手段とし
て、例示の如き油圧シリンダ機構に代えて電動モータに
よるボールねじ式の駆動機構を採用することも可能であ
る。具体的には、例えば、可動盤に装備せしめた電動モ
ータで中心軸回りに回転駆動せしめられるボールねじ軸
に螺合せしめたボールねじナットを、受圧盤14に対し
て、スプライン嵌合によって軸方向に相対変位可能に且
つ中心軸回りに回転不能に組み付けると共に、該ボール
ねじナットを受圧盤14に対して軸方向で係合/離脱可
能に連結する連結手段を設けることによって、可動盤1
8に対して型締力および強力型開力を及ぼす型締駆動手
段および型開駆動手段としてのボールねじ式の駆動機構
が実現可能となる。
【0052】また、可動盤18に対して型締力および強
力型開力を及ぼす型締駆動手段および型開駆動手段とし
て、複数の油圧シリンダ機構や電動モータを採用しても
良い。或いはまた、リンク機構による型開閉力を、型締
作動や強力型開き作動に際して、メインシリンダ機構2
8の駆動力と合わせて作用せしめることも可能である。
【0053】また、可動盤を受圧盤に対して係合/離脱
可能に連結する連結手段として、例示の如き鋸歯形状の
噛合歯による係脱機構の他、矩形歯形状や台形歯形状等
の噛合歯による係脱機構や、或いは係合穴と係合ピンを
用いた係脱機構等も採用可能であり、噛合歯による係脱
機構を採用するに際しても、係止リング100を周方向
で複数に分割せしめた構造を採用することも可能であ
る。
【0054】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた型締装置においては、型開閉作動に
際しては、リンク機構が型締駆動手段や型開駆動手段か
ら独立して小さな駆動力で高速に作動せしめられること
により省エネルギで速やかな型開閉作動が実現され得る
一方、型締作動や強力型開作動に際しては、型締駆動手
段や型開駆動手段による大きな駆動力がリンク機構に及
ぼされることなく可動盤に作用せしめられ得るのであ
り、それ故、簡略なリンク機構による高速での型開閉作
動と、高圧での型締作動および強力型開作動が、両立的
に高度に実現され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての型締装置の型開閉
作動の中間状態を概略的に示す正面図である。
【図2】図1に示された型締装置の最大型開状態を概略
的に示す正面図である。
【図3】図1に示された型締装置の最小型閉状態を概略
的に示す正面図である。
【図4】図2における縦断面を拡大して示す説明図であ
る。
【図5】図3における平面を拡大して示す説明図であ
る。
【図6】図1におけるVI−VI断面図である。
【図7】図1におけるVII −VII 断面図である。
【図8】連結手段を示す横断面図である。
【図9】図1に示された型締装置に採用可能な型開用の
油圧ポンプ機構の一具体例を概略的に示す縦断面説明図
である。
【符号の説明】
12 固定盤 14 受圧盤 18 可動盤 20 固定金型 22 可動金型 24 リンク機構 28 メインシリンダ機構 30 メインラム 32 メカニカルラム 34 連結ロッド 38a,38b 回動板 52a,52b 第一の連結リンク 54a,54b 第二の連結リンク 68 油圧ポンプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤と受圧盤を互いに離隔して固定的
    に対向配置せしめると共に、それら固定盤と受圧盤の間
    に可動盤を変位可能に配設せしめて、該可動盤を該固定
    盤に対して接近/離隔方向に往復駆動せしめることによ
    り、それら可動盤と固定盤の各対向面に装着される可動
    金型と固定金型を型開閉,型締めおよび強力型開きする
    ようにした型締装置において、 前記受圧盤と前記可動盤の間に位置して型開閉方向に直
    交する回動中心軸回りで往復回動可能に回動部材を配す
    ると共に、該回動部材における該回動中心軸を挟んで略
    反対側に第一の連結リンクと第二の連結リンクの各一端
    部を係止せしめて、該第一の連結リンクの他端部を前記
    受圧盤に係止すると共に、該第二の連結リンクの他端部
    を前記可動盤に係止し、該回動部材を該回動中心軸回り
    で回動駆動せしめる回動駆動手段を設けて、該回動駆動
    手段の駆動力を該第一及び第二の連結リンクを介して該
    可動盤に及ぼすことにより型開閉作動せしめるようにす
    る一方、かかる可動盤を前記受圧盤に対して係合/離脱
    可能に連結する連結手段と、該受圧盤側に設けられて該
    連結手段を介して該可動盤に型締力および強力型開力を
    及ぼす型締駆動手段および型開駆動手段を設けて、該連
    結手段による該可動盤と該受圧盤の離脱状態下で前記回
    動駆動手段による型開閉作動が許容されるようにすると
    共に、該連結手段による該可動盤と該受圧盤の係合状態
    下で該型締駆動手段による型締作動と該型開駆動手段に
    よる強力型開作動がそれぞれ行われるようにしたことを
    特徴とする型締装置。
  2. 【請求項2】 前記回動部材を介して前記受圧盤と前記
    可動盤の間に跨がって配設された前記第一の連結リンク
    および前記第二の連結リンクが、該回動部材を介して延
    び切るまでに至らないストローク範囲で、前記可動盤が
    開閉作動せしめられると共に、前記第一及び第二の連結
    リンクに駆動力が伝達されない状態で前記型締駆動手段
    による型締作動と前記型開駆動手段による強力型開作動
    がそれぞれ行われるようにした請求項1に記載の型締装
    置。
  3. 【請求項3】 前記固定盤と前記受圧盤の間に跨がって
    互いに平行に延びる複数本のタイバーを配設せしめて、
    それらのタイバーによって前記可動盤を案内せしめる一
    方、該受圧盤と該可動盤の間でかかるタイバーによって
    移動可能に案内される支持盤を設けて、該支持盤によ
    り、前記回動部材を前記回動中心軸回りで回動可能に支
    持せしめると共に、該回動部材を回動駆動せしめる前記
    回動駆動手段を支持せしめた請求項1又は2に記載の型
    締装置。
  4. 【請求項4】 前記回動部材と該回動部材を介して前記
    受圧盤と前記可動盤の間に跨がって配設された前記第一
    の連結リンクおよび前記第二の連結リンクを、前記可動
    盤と前記固定盤に装着される前記可動金型および前記固
    定金型の型開閉方向に延びる型開閉中心軸を挟んだ両側
    に位置するようにそれぞれ一対設けると共に、かかる一
    対の前記第一の連結リンクおよび前記第二の連結リンク
    が相互に同期して駆動せしめられるようにした請求項1
    乃至3の何れかに記載の型締装置。
  5. 【請求項5】 前記可動盤から前記受圧盤に向かって突
    出するメカニカルラムを該可動盤に固設する一方、前記
    型締駆動手段および前記型開駆動手段により前記受圧盤
    に対して型開閉方向に駆動されるメインラムを設けて、
    前記連結手段により、該メカニカルラムを該メインラム
    に対して係合/離脱可能とした請求項1乃至4の何れか
    に記載の型締装置。
  6. 【請求項6】 前記メカニカルラムを前記メインラムに
    設けられた環状係止部材に挿通配置せしめて、それらメ
    カニカルラムの外周面および環状係止部材の内周面にお
    いてそれぞれ軸方向に延びる複数の山部および谷部を形
    成すると共に、該メカニカルラムの外周面の各山部と該
    環状係止部材の内周面の各山部に対して互いに噛合する
    鋸歯形状の噛合歯を形成し、該メカニカルラムと該環状
    係止部材を相対回転せしめて、それらメカニカルラムと
    環状係止部材の各山部と各谷部を相互に位置合わせする
    ことにより該メカニカルラムを該環状係止部材に対して
    軸方向で相対変位可能とする一方、それらメカニカルラ
    ムと環状係止部材の各山部と各山部の噛合歯の噛合によ
    って該メカニカルラムと該係止部材を相互に軸方向で連
    結可能として、相互に係合/離脱可能な前記連結手段を
    構成した請求項5に記載の型締装置。
  7. 【請求項7】 前記受圧盤において、前記メインラムに
    駆動力を及ぼす復動型の油圧シリンダ機構を設けて、該
    油圧シリンダ機構によって前記型締駆動手段および前記
    型開駆動手段を構成した請求項1乃至6の何れかに記載
    の型締装置。
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