JP3332522B2 - タイバー引抜き装置 - Google Patents

タイバー引抜き装置

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JP3332522B2 JP30168093A JP30168093A JP3332522B2 JP 3332522 B2 JP3332522 B2 JP 3332522B2 JP 30168093 A JP30168093 A JP 30168093A JP 30168093 A JP30168093 A JP 30168093A JP 3332522 B2 JP3332522 B2 JP 3332522B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1748Retractable tie-rods
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    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould
    • B29C45/6728Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould the separate element consisting of coupling rods

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機における型締
装置を構成するタイバーの引抜き装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形機におけるタイバー引抜き装置
の従来例を図面で説明すると、図8は従来例の射出成形
機の型締装置の1部断面正面図である。図において20
1は固定ダイプレートで、ベース(図示せず)の一端に
固定されると共に、固定金型202が取付けられてい
る。203は移動ダイプレートで、移動金型204を取
付けると共に、前記ベース上に前後進可能に載置されて
いる。また205はタイバー、240は移動ダイプレー
ト203に対し軸方向に移動自由な引抜きタイバーであ
る。タイバー205はナット207により移動ダイプレ
ート203に固定されており、その先端部にはハーフナ
ット208と噛合うねじ部206が設けてある。ハーフ
ナット208は、固定ダイプレート201の金型取付面
裏側のハーフナト取付板210に各タイバー205に対
応して設けられており、かつ同ハーフナット208は、
例えば油圧シリンダ209等により開閉し、前記タイバ
ーねじ部206と噛合うようになっている。またハーフ
ナット取付け板210は、固定ダイプレート201下面
のリニアガイド211、側面のリニアガイド(ブッシュ
等)212により、移動ダイプレート203の進行方向
と同方向に水平移動が可能となるように固定ダイプレー
トに取付けられている。側面のリニアガイド212はハ
ーフナト取付板210に固定されたガイドバー213、
固定ダイプレート201に固定したブッシュ214及び
同ガイドバー213、ブッシュ214間に取付けた圧縮
ばね215により構成されており、また圧縮ばね215
によりハーフナット取付板210には固定ダイプレート
201側に常時引寄せられるような力が作用している。
216は型厚調整装置で、金型厚さが変わった時でも、
タイバーねじ部206とハーフナット208のねじ部が
常に噛合可能な位置に来るように調整するための装置で
ある。
【0003】230は型開閉シリンダで、固定ダイプレ
ート201と移動ダイプレート203の間に取付け、同
移動ダイプレート203を前後進させるものである。2
31は固定ダイプレート201に内蔵された型締昇圧シ
リンダである。また232はラムで、型締昇圧時、油室
234に圧油を送ることにより、図8の右方向に移動
し、その先端部233でハーフナット取付板210を押
すものである。なお、この場合、ハーフナット208は
タイバーねじ206と噛合状態にあり、これにより型締
力が発生する。また235は油室である。前記引抜き可
能なタイバー240はタイバー205と同様に右端にね
じ部206を有するが、移動ダイプレート203とブッ
シュ241を介して移動自在に嵌合され、肩部240a
で移動ダイプレート203と当接している。またタイバ
ー240の肩部240aは、連結杆243により油圧シ
リンダ242のロッドと連結されている。
【0004】次に図8の従来例について作用を説明す
る。金型の交換の際には、油圧シリンダ242を作動さ
せてそのロッドを左方へ移動させ、連結杆243により
タイバー240を左方へ移動させる。これにより固定ダ
イプレート201の金型取付面に金型が自由に出し入れ
し得る空間をあける。図9にタイバー抜取り時の金型取
り出し経路を示す。次に金型を固定ダイプレート201
に取付けたら、油圧シリンダ242の油室242aに圧
油を流して同油圧シリンダ242を右へ移動させ、連結
杆243によりタイバー240を右方へ移動させる。次
いで肩部240aが移動ダイプレート203に当接した
後、移動ダイプレート203の移動時にタイバー240
が動かないように右方に押しつけるため、油室242a
に圧力をかける。移動ダイプレート203は最高50m/
min の速度で移動するが、その加減速度のレベルは加減
速時間を小さく見積もって0.1secとしても8.3m/secであ
り、ほぼ1Gの加速度である。即ち、慣性力を押える力
としてタイバーの重量(数十kg〜数百kg)の1.5 〜2倍
の力を発生すればよく、従来例のように型締力の1/4
(数百トン〜1千トン)のレベルより小さいため、油圧
シリンダ242の径は小さくて良い。またタイバー24
0と固定ダイプレート201とが離間する型締装置のた
め、径の小さいタイバー抜取り用のシリンダ242を設
けるのみで、前述したようにタイバー抜取りでも金型交
換作業が容易化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例のような引抜き
タイバー240の支え方では、ハーフナット208がタ
イバー240を放し、金型が開いて移動ダイプレート2
03が固定ダイプレート201から離れた状態におい
て、引抜きタイバー240は移動ダイプレート203に
片持ちで支えられるので、引抜きタイバーは自重による
撓みや、移動ダイプレート203に嵌込まれたブッシュ
241との隙間による倒れにより、また移動ダイプレー
ト203の移動時の加減速に伴う振動により、引抜きタ
イバーの軸芯が固定ダイプレート201の取付孔軸芯か
ら外れ、次の型閉動作のときタイバー先端が固定ダイプ
レート内蔵の油圧ピストンの縁に当たって、損傷した
り、タイバー先端のねじ206とハーフナット208と
の噛合が出来なかったり、型閉が不可能になったりす
る。また引抜きタイバーを固定ダイプレートに押し支え
る力を比較的押力の小さい抜取用油圧シリンダ242の
みに任せていると、油圧の変動やタイバーと固定ダイプ
レート側嵌合部との摩擦によって、金型の開閉時に抜抜
きタイバーが勝手に摺動し、ダイプレートを振動させて
金型や射出製品を傷つける虞れがあった。さらに引抜き
用油圧シリンダにこじれの力が働き、同シリンダの耐久
力を著しく低下させる等の問題があった。そこで本発明
は、固定ダイプレートと移動ダイプレートの間隔を離
し、金型の交換を行うとき、移動ダイプレートに対し軸
方向に移動自由とした上側の1本の引抜きタイバーを引
抜いて金型が容易に通る寸法だけ空け、移動ダイプレー
トの移動量が少なくて済むようにすることにより、交換
する金型の運搬移動が容易に速やかに行え、機械設備の
長さが節約できるタイバー引抜き装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明が採用し
た第1の技術解決手段は、固定金型を取付けた固定ダイ
プレートと、移動金型を取付けた移動ダイプレートと、
同移動ダイプレートを前記固定ダイプレートに向かって
水平移動させる手段と、前記移動ダイプレートに取付け
られると共に、固定ダイプレートに備えられた締付け手
段と結合固定され、同締付け手段により型締を行う複数
のタイバーとからなる型締装置において、前記複数のタ
イバーの中で移動ダイプレートに対し軸方向に移動自由
とした上側の1本の引抜きタイバーと、移動ダイプレー
トの固定ダイプレートに向いた対面に固設され、引抜き
タイバーを軸方向移動自由に支えるアームと、引抜きタ
イバーを水平方向に移動させる油圧シリンダと、タイバ
ー引抜き作業時以外は前記引抜きタイバーを型締位置に
おいて移動ダイプレートに固定するクランプとを備えて
なるものである。また第2の技術解決手段は、固定金型
を取付けた固定ダイプレートと、移動金型を取付けた移
動ダイプレートと、同移動ダイプレートを前記固定ダイ
プレートに向かって水平移動させる手段と、前記移動ダ
イプレートに取付けられると共に、固定ダイプレートに
備えられた締付け手段と結合固定され、同締付け手段に
より型締を行う複数のタイバーとからなる型締装置にお
いて、前記複数のタイバーの中で移動ダイプレートに対
し軸方向に移動自由とし延長軸を設けてある上側の1本
の引抜きタイバーと、移動ダイプレートに取付けられた
引抜きタイバー固定解放手段と、移動ダイプレートの固
定ダイプレートに対し反対側に位置する固定部材に取付
けられた引抜きタイバーをその延長軸において固定解放
する固定解放手段と、タイバー引抜き作業時以外は前記
引抜きタイバーを移動ダイプレートに型締位置において
固定する手段とを備えてなるもので、これを課題解決の
ための手段とするものである。
【0007】
【作用】アーム式のタイバー引抜き装置では、雌雄の金
型を結合し、移動ダイプレートから金型を外し、固定ダ
イプレートに備えられた締付け手段を解放してタイバー
から外し、引抜きタイバーを係止しているクランプ装置
を外し、引抜きタイバーを油圧シリンダで引き抜く。次
いで移動ダイプレートを水平移動させる手段により移動
ダイプレートを固定ダイプレートから離れる方向に移動
して、引抜きタイバーの先端と固定ダイプレートの間に
金型が容易に通る空間を空け、固定ダイプレートから金
型を外し金型を交換する。金型交換後、ダイプレートを
水平移動させる手段により移動ダイプレートを固定ダイ
プレートに近寄せ、移動ダイプレートを金型に当接し、
移動ダイプレートに金型を結合し、雌雄の金型の結合を
解く。その後引抜きタイバーを油圧シリンダで固定ダイ
プレートの方向に移動して突き通し、クランプで固定し
て、全タイバーを固定ダイプレートに備えられた締付け
手段と結合する。引抜きタイバーは常に移動ダイプレー
トとこれに固設されたアームに支えられているので自重
で撓んだり、固定ダイプレートの支えブッシュとの隙間
で倒れを生じる虞れはない。
【0008】また手繰り寄せ方式のタイバー引抜き装置
では、雌雄の金型を結合し、移動ダイプレートから金型
を外し、固定ダイプレートに備えられた締付け手段を解
放してタイバーから外し、移動ダイプレートを水平移動
させる手段により移動ダイプレートを固定ダイプレート
から離れる方向に移動する。次いで引抜きタイバーを係
止しているクランプ装置の係止を外し、固定部材に取付
けられた油圧シリンダ等を備えた締付手段を作動させ
て、引抜きタイバーをその延長軸先端において固定し、
移動ダイプレートに取付けられた油圧シリンダ等を備え
た締付手段の締付けを緩めてタイバーを摺動自由にした
後、移動ダイプレートを固定ダイプレートの方向に向か
って移動させると、引抜きタイバーは移動ダイプレート
から抜け出し、移動ダイプレートは金型の幅の距離を移
動して停止させる。次に固定部材側の締付手段の締付け
を緩めて引抜きタイバーを自由にし、移動ダイプレート
側の締付手段で引抜きタイバーを締付けて固定し、移動
ダイプレートを固定ダイプレートから離れる方向に向か
って元の位置まで移動させると、引抜きタイバーの先端
と固定ダイプレートの間に金型が通過できる空間が生ず
る。この空間を設けることにより、金型の交換作業が容
易化される。金型交換後、引抜きタイバーを型締作業の
位置に戻すには、以上に述べた逆の動作により引抜きタ
イバーを手繰って正規の位置に戻し、移動ダイプレート
に取付けられた油圧作動クランプと締付手段によって引
抜きタイバーを固定した後、移動ダイプレートを固定ダ
イプレートに近づく方向に移動させて、移動ダイプレー
トを金型に当接させ、移動金型を移動ダイプレートに結
合させ、雌雄の金型の結合を解いてやればよい。また引
抜きタイバーが移動ダイプレートに片持ちに支えられた
場合でも、タイバーは移動ダイプレートに取付けられた
締付手段によって押され、嵌合隙間に起因する軸芯の倒
れを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の第1実施例を示すアーム式のタイバ
ー引抜き装置の側面図(1部断面図)であり、図2は同
タイバー引抜き装置の作動位置を示す図1の要部の側断
面図である。但し、引抜きタイバーの支えアーム部以外
の部分は従来例と構造機能は殆ど同様であるので、部品
名称と符号は同じとする。図1において、201は固定
ダイプレートで、ベース(図示せず)の一端に固定され
ると共に、固定金型202が取付けられている。203
は移動ダイプレートで移動金型204を取付けると共
に、前記ベース上に前後進可能に載置されている。また
205はタイバー、240は移動ダイプレート203に
対し軸方向に移動自由な引抜きタイバーである。タイバ
ー205はナット207により移動ダイプレート203
に固定されており、その先端部にはハーフナット208
と噛合うねじ部206が設けてある。ハーフナット20
8は固定ダイプレート201の金型取付面裏側のハーフ
ナット取付板210に、各タイバー205に対応して設
けられており、また同ハーフナット208は、例えば油
圧シリンダ209等により開閉し、前記タイバーねじ部
206と噛合うようになっている。ハーフナット取付板
210は、ラム232の先端233に固着されている。
216は型厚調整装置で、金型厚さが変わった時でも、
タイバーねじ部206とハーフナット208のねじ部が
常に噛合可能な位置に来るように調整するための装置で
ある。
【0010】230は型開閉シリンダで、固定ダイプレ
ート201と移動ダイプレート203の間に取付け、同
移動ダイプレート203を前後進させるものである。2
31は固定ダイプレート201に内蔵された型締昇圧シ
リンダである。また232はラムで、型締昇圧時、油室
234に圧油を送ることにより、図1中右方向に移動
し、その先端部233でハーフナット取付板210を図
1中右方に移動する。なお、この場合ハーフナット20
8はタイバーねじ206と噛合状態にあり、これにより
型締力が発生する。また235は油室である。前記引抜
きタイバー240はタイバー205と同様に右端にねじ
部206を有するが、移動ダイプレート203に対して
ブッシュ241を介して移動自在に嵌合されており、肩
部240aで移動ダイプレート203と当接している。
タイバー240の肩部240aは、連結杆243により
油圧シリンダ242のロッドと連結されている。移動ダ
イプレート203の固定ダイプレート201に向かった
対面にはアーム244が固設されており、同アーム24
4は引抜きタイバー240をブッシュ245を介して軸
方向移動自由に支えている。また移動ダイプレート20
3の固定ダイプレート201と反対側面には油圧クラン
プ246が取付けられている。この油圧クランプ246
はタイバー引抜き作業時以外は引抜きタイバー240を
肩部240aにおいて押さえ、移動ダイプレート203
を型締位置において固定する。
【0011】次に第1実施例について作用を説明する
と、金型の交換の際には、図1に示す如くまず、固定金
型202、移動金型204を結合し、移動ダイプレート
203から金型を取り外し、固定ダイプレート201に
備えられたハーフナット208を解放してタイバー20
5,240から外し、引抜きタイバー240を係止して
いるクランプ246の係止を外し、油圧シリンダ242
を作動させてそのロッドを左方へ移動させ、連結杆24
3により引抜きタイバー240を図2に示したように左
方へ移動させる。これにより固定ダイプレート201の
金型取付面に金型を自由に出し入れし得る空間があけら
れる。この空間を利用して金型を固定ダイプレートから
外し、図示しないクレーン等によって吊り上げ、金型交
換を行う。タイバー抜取り時の金型取り出し経路は従来
例の図9を示したものと同様で、引抜きタイバーの無い
場合に比べ金型運搬経路は短くなり作業も容易となる。
【0012】 次に交換された新しい金型を固定ダイプ
レート201に取付けたら、油圧シリンダ242の油圧
242aに圧油を流して同油圧シリンダ242を右へ移
動させ、連結杆243により引抜きタイバー240を右
方へ移動させる。次いで肩部240aが移動ダイプレー
ト203に当接した後、移動ダイプレート203の移動
時、引抜きタイバー240が動かないように右方へ押し
つけるためのクランプ246で引抜きタイバー240
240aを係止する。なお、クランプ246は引抜
きタイバー240の肩部240aに対し、図示は1個で
あるが複数個を設けるのが力の均一性において有効であ
る。次いで油圧シリンダ230を作動させて移動ダイプ
レート203を金型に近づけてこれに当接させた後、移
動金型204を移動ダイプレート203に取付け、固定
金型202と移動金型204の結合を解いて新しい金型
による生産の準備ができる。この型締装置は引抜きタイ
バー240と固定ダイプレート201とを離間する構造
であるため、径の小さいタイバー抜取り用の油圧シリン
ダ242を設けるのみで、前述したようにタイバー抜取
りでも金型交換作業が容易化される。なお、引抜きタイ
バー240には移動時の回転を防ぐ為の回り止めを付属
させているが図示していない。なお、図2において油圧
シリンダ230は、引抜きタイバー240の上部に図示
されており、クレーンのワイヤに干渉する如くである
が、本油圧シリンダは固定タイバー側に設けており、金
型交換操作の邪魔にならない。
【0013】次に本発明の第2実施例として、手繰り寄
せ方式のタイバー引抜き装置を、図3の型締装置側面図
(1部断面図)及び図4の分解作動図について説明す
る。但し、タイバー手繰り寄せ方式のタイバー引抜き機
構以外の部分は第1実施例と構造機能は殆ど同様である
ので、部品名称及び符号は同じものを用い、また型締機
構については第1実施例に準ずるものとして詳細な説明
を省略する。さて図3において、固定ダイプレート20
1には型締めのときに使用されるハーフナット208
と、移動ダイプレート203を移動させる油圧シリンダ
230が取付けられている。固定ダイプレート201は
ベース270上に固定して取付けられている。またベー
ス270に固定してフレーム271が取付けられ、同ベ
ース270上面にはレール272が敷設されおり、この
レール272上を移動ダイプレート203がリニアベア
リング273を介して移動可能にガイドされる。205
は通常のタイバー、250は移動ダイプレート203に
対し軸方向に移動自由で、肩部250aと延長軸250
bを設けてある引抜きタイバーである。また移動ダイプ
レート203に油圧シリンダ251が取付けられ、同油
圧シリンダ251は当板252を押して、引抜きタイバ
ー250を固定する。フレーム271に油圧シリンダ2
53の作動による締付クランプ254が取付けられてお
り、同クランプ254は引抜きタイバー250の延長軸
250bの先端部を固定することができる。255はク
ランプ254のタイバー250の軸方向の動きを拘束す
るガイド金具である。移動ダイプレート203には、タ
イバー250の引抜き作業時以外は、引抜きタイバー2
50をその肩部250aにおいて固定する油圧作動のク
ランプ246が取付けられている。図3は金型交換のた
め固定金型202と移動金型204が結合され、引抜き
タイバー250の引抜き作業が始まる直前の状態を示し
ている。
【0014】次に第2実施例について図4により作用説
明すると、まず固定金型202と移動金型204を結合
し、移動ダイプレート203から金型を外し、固定ダイ
プレート201に備えられた締付け手段であるハーフナ
ット208を開いてタイバー205と引抜きタイバー2
50を解放し、油圧シリンダ230を作動させてタイバ
ー205,250の先端が固定ダイプレート201から
長さe離れた位置(図3に示された位置、及び図4の位
置)まで移動する。この位置で引抜きタイバー250を
係止しているクランプ246の係止を外し、フレーム2
71に取付けられた油圧シリンダ253を作動させて、
クランプ254で引抜きタイバー250をその延長軸2
50b先端において固定し、移動ダイプレート203に
取付けられた油圧シリンダ251を作動させて当板25
2の締付けを緩める(図5の位置)。その後油圧シリン
ダ230を作動させて、移動ダイプレート203を固定
ダイプレート201に向かって移動させると、引抜きタ
イバー250は移動ダイプレート203から抜け出す。
移動ダイプレート203は略金型の幅の長さlを移動し
て停止させる(図6の位置)。
【0015】次にフレーム271側の油圧シリンダ25
3を作動させて、クランプ254の締付けを緩めて引抜
きタイバー250を自由にし、移動ダイプレート203
側の油圧シリンダ251を作動させ、当板252で引抜
きタイバーを締付けて固定し、移動ダイプレート203
を逆方向に向かって前の位置まで移動させると、引抜き
タイバー250の先端と固定ダイプレート201の間に
金型が通過できる長さe+lの距離空間で生ずる(図
7)。この空間を利用して金型を固定ダイプレートから
外し、図示しないクレーン等によって吊り上げて金型交
換を行う。タイバー抜取り時の金型取り出し経路は従来
例の図9に示したものと同様で、引抜きタイバーの無い
場合に比べ金型運搬経路は短くなり作業も容易となる。
金型交換後、引抜きタイバー250を型締装置稼働の位
置に戻すには、以上の如く説明した逆の動作により引抜
きタイバー250を手繰って正規の位置に戻し、移動ダ
イプレート203に取付けられた油圧作動クランプ24
6を作動させ、油圧シリンダ251を作動させて当板2
52を締付けて引抜きタイバー250を固定した後、油
圧シリンダ230を作動させて移動ダイプレート203
を金型に当接させ、移動金型204を移動ダイプレート
203に取付けて、雄雌1組の金型の結合を解く。引抜
きタイバー250が移動ダイプレート203に片持ちに
支えられた場合でも、タイバー250は移動ダイプレー
ト203に取付けられた油圧シリンダ251と当板25
2からなる締付手段によって押され、嵌合隙間に起因す
る軸芯の倒れを防止することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
タイバー支えアームを移動ダイプレートに固設して設け
ることにより、ハーフナットがタイバーを放し、金型が
開いて移動ダイプレートが固定ダイプレートから離れた
状態になってタイバーの端部が自由になっても、引抜き
タイバーは移動ダイプレートとアームの2個所で支持さ
れているので、引抜きタイバーは自重による撓み及び移
動ダイプレートに嵌込まれたブッシュとの隙間による倒
れも無く、また移動ダイプレートの移動時の加減に伴う
振動があっても、引抜きタイバーの軸芯が固定ダイプレ
ートの取付孔軸芯から外れること無く、型閉動作のとき
タイバー先端が固定ダイプレート内蔵の油圧ピストンの
縁に当たって損傷することは無い。また引抜きタイバー
の肩部を強固なクランプで固定ダイプレートに押さえつ
けるので、油圧の変動やタイバーと固定ダイプレート側
嵌合部との摩擦によって、金型の開閉時に引抜きタイバ
ーが摺動するようなことは無く、ダイプレートを振動さ
せることも無い。従って、金型や射出製品を傷つける心
配は無く、またタイバー先端のねじはハーフナットと正
しく噛合い、型締め動作が確実にできる。
【0017】さらに本発明の手繰り寄せ方式タイバー引
抜き装置についても、引抜き作業中は引抜きタイバーは
2個所で支えられるので、摺動部の隙間に起因するタイ
バーの倒れは殆ど無く、また金型が開いて移動ダイプレ
ートが固定ダイプレートから離れた状態になってタイバ
ーの端部が自由になっても、引抜きタイバーは移動ダイ
プレートに取付けられた油圧シリンダと当板からなる締
付手段によって押され、嵌合隙間に起因する軸芯の倒れ
を防止することができる。またに引抜き用油圧シリンダ
に、こじれの力が働くことはなく、同シリンダの耐久性
を著しく向上させることができる等の優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るタイバー引抜き装置
の1部断面側面図である。
【図2】図1の要部の詳細説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るタイバー引抜き装置
の1部断面側面図である。
【図4】図2の第2実施例の作動説明図である。
【図5】同様に第2実施例の作動説明図である。
【図6】同様に第2実施例の作動説明図である。
【図7】同様に第2実施例の作動説明図である。
【図8】従来のタイバー抜取装置の示す1部断面側面図
である。
【図9】図5の固定ダイプレートの正面図である。
【符号の説明】
201 固定ダイプレート 202 固定金型 203 移動ダイプレート 204 移動金型 205 タイバー 208 ハーフナット 230 油圧シリンダ 231 型締シリンダ 240 引抜きタイバー 242 油圧シリンダ 244 アーム 246 クランプ 250 引抜きタイバー 251 油圧シリンダ 252 当板 253 油圧シリンダ 254 クランプ 271 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B22D 17/00 - 17/32 B29C 33/00 - 33/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を取付けた固定ダイプレート
    と、移動金型を取付けた移動ダイプレートと、同移動ダ
    イプレートを前記固定ダイプレートに向かって水平移動
    させる手段と、前記移動ダイプレートに取付けられると
    共に、固定ダイプレートに備えられた締付け手段と結合
    固定され、同締付け手段により型締を行う複数のタイバ
    ーとからなる型締装置において、前記複数のタイバーの
    中で移動ダイプレートに対し軸方向に移動自由とした上
    側の1本の引抜きタイバーと、移動ダイプレートの固定
    ダイプレートに向いた対面に固設され、同引抜きタイバ
    ーを軸方向移動自由に支えるアームと、同引抜きタイバ
    ーを水平方向に移動させる油圧シリンダと、タイバー引
    抜き作業時以外は前記引抜きタイバーを型締位置におい
    て移動ダイプレートに固定するクランプとを備えてなる
    ことを特徴とするタイバーの引抜き装置。
  2. 【請求項2】 固定金型を取付けた固定ダイプレート
    と、移動金型を取付けた移動ダイプレートと、同移動ダ
    イプレートを前記固定ダイプレートに向かって水平移動
    させる手段と、前記移動ダイプレートに取付けられると
    共に、固定ダイプレートに備えられた締付け手段と結合
    固定され、同締付け手段により型締を行う複数のタイバ
    ーとからなる型締装置において、前記複数のタイバーの
    中で移動ダイプレートに対し軸方向に移動自由とし延長
    軸を設けてある上側の1本の引抜きタイバーと、同移動
    ダイプレートに取付けられた引抜きタイバー固定解放手
    段と、同移動ダイプレートの固定ダイプレートに対し反
    対側に位置する固定部材に取付けられた引抜きタイバー
    をその延長軸において固定解放する固定解放手段と、タ
    イバー引抜き作業時以外は前記引抜きタイバーを移動ダ
    イプレートに型締位置において固定する手段とを備えて
    なることを特徴とする手繰り寄せ方式のタイバーの引抜
    き装置。
  3. 【請求項3】 前記移動ダイプレートに取付けられた引
    抜きタイバー固定解放手段は、油圧シリンダ作動による
    締付手段で構成され、前記引抜きタイバーをその延長軸
    において固定解放する固定解放手段は油圧シリンダ作動
    による締付手段で構成され、タイバー引抜き作業時以外
    は前記引抜きタイバーを移動ダイプレートに固定する手
    段は油圧作動クランプで構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の手繰り寄せ方式のタイバーの引抜き装
    置。
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