JP3526164B2 - 半導体記憶装置のレイアウト構造 - Google Patents

半導体記憶装置のレイアウト構造

Info

Publication number
JP3526164B2
JP3526164B2 JP05501597A JP5501597A JP3526164B2 JP 3526164 B2 JP3526164 B2 JP 3526164B2 JP 05501597 A JP05501597 A JP 05501597A JP 5501597 A JP5501597 A JP 5501597A JP 3526164 B2 JP3526164 B2 JP 3526164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cell
formation region
cells
element formation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05501597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10256395A (ja
Inventor
裕己 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP05501597A priority Critical patent/JP3526164B2/ja
Priority to TW086108153A priority patent/TW355840B/zh
Priority to US08/900,125 priority patent/US5977597A/en
Priority to KR1019970037475A priority patent/KR100292277B1/ko
Priority to DE19736416A priority patent/DE19736416A1/de
Priority to CN97122212A priority patent/CN1107350C/zh
Publication of JPH10256395A publication Critical patent/JPH10256395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3526164B2 publication Critical patent/JP3526164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/15Static random access memory [SRAM] devices comprising a resistor load element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SRAM(スタ
ティック・ランダム・アクセス・メモリ)等の半導体記
憶装置における複数のセルのレイアウト技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】高抵抗負荷型のSRAMセルのレイアウ
ト構造の平面図を、図13,図14に示す。同レイアウ
トは、「J.R.Pfiester etc. " A symmetric Vss cross
-underbitcell technology for 64Mb SRAMs ",IEEE IED
M94,PP.623〜626,'94」に開示されているものである。
同図13に示すように、フィールドFLP、ゲートベリ
ッドコンタクトGKP、ゲート用の第1層目のポリシリ
コン配線層1GP、第1ベリッドコンタクト1BP、G
ND線用の第2層目のポリシリコン配線層2GPが配置
されており、これにより、アクセストランジスタATr
P1、ATrP2用のワード線、ドライバトランジスタ
DTrP1,DTrP2のゲート層、GND線が形成さ
れる。尚、フィールドFLPと第1層目のポリシリコン
配線層1GPとが交差する領域Rαは、不純物をゲート
形成前に注入することで、低抵抗化されている。
【0003】更に図14に示すように、第2ベリッドコ
ンタクト2B、VCC線用の第3層目のポリシリコン配線
層3GP、ビット線やバービット線とのコンタクト用の
コンタクトホールCHP、ビット線及びバービット線用
のアルミ層ALP、バーALPが配置されており、これ
により、高抵抗及びVCC線(不純物注入の有無で両者を
作り分ける)と、bit線/バーbit線とが形成され
る。両図13,14中、符号CRPは、一つのセル枠を
示す。
【0004】以上のレイアウト構造により、高抵抗負荷
型のSRAMの回路(図1参照)を半導体基板上に実現
することができる。
【0005】本レイアウトは、対称性が良いことから、
以下の利点を有する。即ち、 もし各パターンが左右,上下にずれると、それはトラ
ンジスタの特性に重大な影響を及ぼすこととなるが、本
レイアウトでは、対称的に各パターンが形成されている
ので、その分、安定的にセルが動作しうる。
【0006】又、各パターンの形状が基本的に直線的
であることから、プロセス上の安定性が良いという利点
がある。というのは、横断面形状が四角形のパターン
は、これを容易に形成することができるが、もしパター
ンの横断面形状が非四角形の場合には、正確にそのよう
なパターンを形成するのが困難になるところ、本レイア
ウトでは、そのような非四角形のパターンが少ないから
である。
【0007】更に、ワード線1GP(アクセストラン
ジスタのゲート)及びドライバトランジスタのゲートの
長手方向が共に同一方向である、即ち、ワード線1GP
とドライバトランジスタ用ゲート層とが共にワード線方
向に平行に直線的に延びていることから、製造時のゲー
ト長の制御性が良く、安定したトランジスタ特性を得る
ことができるという利点がある。というのは、ゲートパ
ターンはフォトリソグラフィ工程によって形成される
が、その際、長方形状のマスクパターンに対して、レジ
ストパターンは、下地フィールドパターンからの光の反
射による影響を受けて、どうしても丸くなって、しか
も、その形状が安定しないのが現実である。しかし、本
レイアウトのように、下地フィールドパターンに対しゲ
ート層とワード線1GPとが同一方向に直線的に延びて
いるときには、そのような丸まりによる影響を少なくす
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13,図1
4に例示した従来のレイアウト構造には、次のような問
題点を、もたらしている。
【0009】その第一の問題点とは、上記技術では、各
層のポリシリコン配線層(1GP、2GP、3GP)及
びアルミ配線層ALP,バーALPを、即ち、3層分の
ポリシリコン配線層と1層分のメタル配線層の合計4層
分の配線層を半導体基板上に形成する必要があるが、こ
れでは、必然的にプロセスが長くなり、装置のコストア
ップをもたらしてしまうということである。
【0010】その第2の問題点とは、上記レイアウトで
は、その多くのパターンが直線的に形成されてはいる
が、VCC線用の第3層目のポリシリコン配線層3Gにつ
いては、図14に示すように、なお、非直線的な形状部
分が設けられている点にある。図14に点線で囲んだポ
リシリコン配線層3GPの角ばった部分3GRが、それ
である。かかる形状は、例えば図15(a),(b)の
平面図に模式的に示すように、レジストパターンRP2
のレイアウトパターンRP1との不一致をもたらす。上
記部分3GRは、実際には、図15(b)のように、レ
ジストがフォトグラフィ工程時に完全に抜けずに残留し
てしまう結果、レジストパターンRP2は丸まった形状
となってしまう。こうなると、図14の高抵抗部3GP
の制御性が著しく低下してしまうこととなる。というの
は、第3層目のポリシリコン配線層3GPの直線的に延
びた高抵抗部形成部分3GHRに何シート分の面積があ
るかによって、そこに形成されるべき高抵抗の値を予め
予測してレイアウト設計を行っているにも拘わらず、図
15で示したように高抵抗部形成部分3GHRの隅が丸
まってしまい、実質的に同部3GHRの直線部分が減少
してしまうと、高抵抗部3GPの抵抗値が予測値よりも
減少して、その値が実際にはいか程になるのか、製造時
には全く予測しえなくなってしまうからである。この点
が、なお解決すべき問題点として、従来のレイアウト構
造には残っているのである。
【0011】その第三の問題点とは、図16に模式的に
示すように、第2ベリッドコンタクト2Bに対するカバ
ーマージンA,第3層目のポリシリコン配線層3GPの
抜き寸法C,及び同層3GPとコンタクトールCHPと
の分離マージンDを取る必要があるので、、VCC配線と
してのポリシリコン配線層3GPの幅Wが小さくなって
しまう。そのため、VCC配線の抵抗が大きくなり、そこ
で電位差が生じ、正確に電源電位VCCを供給することが
できなくなるという点である。
【0012】その第四の問題点とは、本来、極めて低抵
抗の配線層であるべきGND配線層の抵抗値が増大して
しまう点である。というのは、ゲート線ないしワード線
は、その低抵抗化のために、例えば、WSi/ポリSi
のように複合的に構成されているのであるが、このよう
な構成を上記目的のためにGND配線層にも適用するの
が一般的であり、従来のレイアウトでも、そうなされて
いる。しかし、そのようにすると、従来のレイアウトで
は、第1層目の配線層1GPの上方にGND線用の第2
層目の配線層2GPを形成しているため、接続孔の段差
が大きくなり、第1ベリッドコンタクト1BPの深さが
勢い深くなってしまい、そこに無視できない程のプラグ
抵抗を発生させてしまうのである。この点は、後程、よ
り詳しく述べられるであろう。
【0013】この発明の主眼点は、従来のレイアウト構
造のもつ上述の利点〜を維持しつつ、かかる第一か
ら第四までの問題点を全て克服可能とすることにある。
【0014】加えて、本発明は、新規なSRAMセルの
回路を効率良く実現できるレイアウト構造を提供するこ
とをも、重要な目的としている。
【0015】更に、本発明は、フィールド形状を適正化
して、各セル内のトランジスタに実際に要求される性能
等を満足させること、更には、そのような効果を全て満
足させる際にセルの小型化にも配慮することを、副次的
な目的としている。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1 に係る発明は、
第1導電型の下地層と、前記下地層の表面上及び前記下
地層内に、第1方向及び前記第1方向に垂直な第2方向
に沿って形成された複数のセルとを備え、前記複数のセ
ルの各々は、同一のレイアウトとなる様に前記第1方向
及び前記第2方向に並進的に配置されていると共に、前
記複数のセルの各々の前記レイアウトは当該セルの中心
点からみて点対称となる様に形成されている、半導体記
憶装置のレイアウト構造であって、前記下地層の前記表
面上に前記複数のセルの各々の層間絶縁膜として形成さ
れた絶縁層と、前記層間絶縁膜上に前記第1方向に沿っ
て互いに対置するように形成された、前記第1方向上に
一列に配置されている前記複数のセルに共通な第1及び
第2ビット線配線層とを更に備えており、前記複数のセ
ルの各々は、前記下地層の前記表面上及び前記下地層内
の内で、前記第1ビット線配線層の直下に位置する、当
該セルが形成されるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿
って形成された第1素子形成領域と、前記下地層の前記
表面上及び前記下地層内の内で、前記第2ビット線配線
層の直下に位置する、当該セルが形成されるセル枠内に
のみ、前記第1方向に沿って前記第1素子形成領域に対
置する様に形成された第2素子形成領域とを備えてお
り、前記複数のセルの内の任意のセルと前記第1方向に
隣接するものをそれぞれ第1及び第2隣接セルとして定
義すると、前記複数のセルの各々は、前記第1素子形成
領域内の前記下地層の前記表面内及び前記下地層内に、
前記第1隣接セル側から順次に島状に形成された、第2
導電型の拡散層を有する第1,第2,第3拡散層形成領
域と、前記第2素子形成領域内の前記下地層の前記表面
内及び前記下地層内に、前記第2隣接セル側から順次に
島状に形成された、前記第2導電型の拡散層を有する第
4,第5,第6拡散層形成領域と、前記絶縁層内に形成
されて、前記第1隣接セル側の前記第1素子形成領域の
端部に形成された前記第1拡散層形成領域と前記第1ビ
ット線配線層とを電気的に接続する第1コンタクトホー
ル部と、前記絶縁層内に形成されて、前記第2隣接セル
側の前記第2素子形成領域の端部に形成された前記第4
拡散層形成領域と前記第2ビット線配線層とを電気的に
接続する第2コンタクトホール部とを、備えることを特
徴とする。
【0020】請求項2に係る発明は、請求項に記載の
半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記絶縁層
内で、前記任意のセルの前記第1コンタクトホール部と
前記任意のセルの前記第1隣接セルの前記第2コンタク
トホール部との間に位置する、前記下地層の前記表面上
に於いて、前記第2方向に沿って形成されており、当該
任意のセルを含む前記第2方向に配列した前記複数のセ
ルに共通のグランド電位を供給するグランド配線層を、
更に備えることを特徴とする。
【0021】請求項3に係る発明は、請求項に記載の
半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記複数の
セルの各々の前記第1素子形成領域の前記第2隣接セル
側の端部及び前記第2素子形成領域の前記第1隣接セル
側の端部に形成されている前記第3及び第6拡散層形成
領域の各々と、その近傍に位置する前記グランド配線層
の一つとは、直接に互いに電気的に接続されていること
を特徴とする。
【0022】請求項4に係る発明は、請求項に記載の
半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記複数の
セルの各々は、前記第1及び第2拡散層形成領域をその
第1及び第2電極層とする第1アクセストランジスタ
と、前記第4及び第5拡散層形成領域をその第1及び第
2電極層とする第2アクセストランジスタとを備え、前
記半導体記憶装置は、前記任意のセルの前記第1アクセ
ストランジスタのワード線として、当該セル枠内の、前
記第1素子形成領域においては前記第1及び第2拡散層
形成領域で挟まれた前記下地層の前記表面上の前記絶縁
層内にあり、前記第2素子形成領域においては前記第6
拡散層形成領域上の前記絶縁層内にあり、前記第1及び
第2素子形成領域以外の部分においては前記下地層の前
記表面上の前記絶縁層内にあり、前記第2方向に沿って
各セルをまたがるように、前記グランド配線層と同一材
料により形成された第1ワード線配線層と、前記任意の
セルの前記第2アクセストランジスタのワード線とし
て、当該セル枠内の、前記第1素子形成領域における前
記第3拡散層形成領域上の前記絶縁層内、前記第2素子
形成領域においては前記第4及び第5拡散層形成領域で
挟まれた前記下地層の前記表面上の前記絶縁層内及びに
あり、前記第1にあり及び第2素子形成領域以外の部分
においては前記下地層の前記表面上の前記絶縁層内にあ
り、前記第2方向に沿って各セルをまたがるように、前
記グランド配線層と同一材料により形成された第2ワー
ド線配線層とを、更に備えることを特徴とする。
【0023】請求項5に係る発明は、請求項乃至
何れかに記載の半導体記憶装置のレイアウト構造におい
て、前記任意のセルの前記第1コンタクトホール部と前
記任意のセルの前記第1隣接セルの前記第2コンタクト
ホール部との間に位置する、前記絶縁層内に、前記第2
方向に沿って形成されており、当該任意のセルを含む前
記第2方向に配列した前記複数のセルに共通の電源電位
を供給する電源電位配線層を、更に備えることを特徴と
する。
【0024】請求項6に係る発明は、請求項に記載の
半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記複数の
セルの各々は、当該セルの前記第2コンタクトホール部
と当該セルの前記第2隣接セルの前記第1コンタクトホ
ール部との間に形成されている、前記電源電位配線層の
一つは、前記第1素子形成領域上に位置する当該電源電
位配線層の部分から前記絶縁層内を前記第1方向に向け
て延長形成され、途中に第1抵抗部を有する第1抵抗部
層と、当該セルの前記第1コンタクトホール部と当該セ
ルの前記第1隣接セルの前記第2コンタクトホール部と
の間に形成されている、前記電源電位配線層の一つは、
前記第2素子形成領域上に位置する当該電源電位配線層
の部分から前記絶縁層内を前記第1方向に向けて延長形
成され、途中に第2抵抗部を有する第2抵抗部層とを更
に備えていることを特徴とする。
【0025】請求項7に係る発明は、請求項に記載の
半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記複数の
セルの各々は、前記第1及び第2素子形成領域にまたが
って前記第2方向に沿って形成されており、前記第1素
子形成領域内では前記第2及び第3拡散層形成領域によ
って挟まれた前記下地層の前記表面の直上の前記絶縁膜
内に形成され、前記第2素子形成領域内では前記第5拡
散層形成領域と直接に電気的に接続されており、前記グ
ランド配線層と同一材料から成る、第1ドライバトラン
ジスタ用のゲート電極層と、前記第1及び第2素子形成
領域にまたがって前記第2方向に沿って形成されてお
り、前記第2素子形成領域内では前記第5及び第6拡散
層形成領域によって挟まれた前記下地層の前記表面の直
上の前記絶縁膜内に形成され、前記第1素子形成領域内
では前記第2拡散層形成領域と直接に電気的に接続され
ており、前記グランド配線層と同一材料から成る、第2
ドライバトランジスタ用のゲート電極層と、前記第1素
子形成領域内の前記第2ドライバトランジスタ用のゲー
ト電極層の直上の前記絶縁層内の位置に形成され、当該
位置まで延長形成されている前記第1高抵抗部層の端部
と前記第2ドライバトランジスタ用のゲート電極層とを
電気的に接続する第1ベリッドコンタクト部と、前記第
2素子形成領域内の前記第1ドライバトランジスタ用の
ゲート電極層の直上の前記絶縁層内の位置に形成され、
当該位置まで延長形成されている前記第2高抵抗部層の
端部と前記第1ドライバトランジスタ用のゲート電極層
とを電気的に接続する第2ベリッドコンタクト部とを、
備えていることを特徴とする。
【0026】請求項8に係る発明は、請求項又は
記載の半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記
複数のセルの各々は、前記第1及び第2コンタクトホー
ル部の各々の底面を成す前記第1及び第4拡散層形成領
域のそれぞれの表面から当該拡散層内部に向けて形成さ
れた前記第1導電型の別の拡散層を備えることを特徴と
する。
【0027】請求項10に係る発明は、第1導電型の下
地層と、前記下地層の表面上及び前記下地層内に、第1
方向及び前記第1方向に垂直な第2方向に沿って形成さ
れた複数のセルとを備え、前記複数のセルの各々は、同
一のレイアウトとなる様に前記第1方向及び前記第2方
向に並進的に配置されていると共に、前記複数のセルの
各々の前記レイアウトは当該セルの中心点からみて点対
称となる様に形成されている、半導体記憶装置のレイア
ウト構造であって、前記下地層の前記表面上に前記複数
のセルの各々の層間絶縁膜として形成された絶縁層と、
前記層間絶縁膜上に前記第1方向に沿って互いに対置す
るように形成された、前記第1方向上に一列に配置され
ている前記複数のセルに共通な第1及び第2ビット線配
線層とを更に備えており、前記複数のセルの各々は、前
記下地層の前記表面上及び前記下地層内の内で、前記第
1ビット線配線層の直下に位置する、当該セルが形成さ
れるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿って形成された
第1素子形成領域と、前記下地層の前記表面上及び前記
下地層内の内で、前記第2ビット線配線層の直下に位置
する、当該セルが形成されるセル枠内にのみ、前記第1
方向に沿って前記第1素子形成領域に対置する様に形成
された第2素子形成領域とを備えており、前記第1方向
と前記第2方向とを含む平面に平行な横断面に関する、
前記第1及び第2素子形成領域のそれぞれの形状の幅
が、前記第1方向及び前記第1方向と逆の方向に沿って
狭まるように設定されていることを特徴とする。
【0028】請求項11に係る発明は、請求項10に記
載の半導体記憶装置のレイアウト構造において、前記横
断面に関する前記第1及び第2素子形成領域の各々の形
状は、前記第1方向について点対称となる様に設定され
ていることを特徴とする。
【0029】請求項9に係る発明は、請求項に記載の
半導体装置のレイアウト構造において、前記第3及び第
6拡散層形成領域は、共に、トランジスタのソース/ド
レイン領域となる2つの前記第2導電型の別の拡散層を
備えることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は、本実施の形態1の半導体記憶
装置が実現すべきSRAMの回路を示すものであり、従
来より知られた高抵抗負荷型のSRAMの回路に関す
る。各記号は、次の通りである。即ち、BIT,バーB
ITは、各々ビット線(第1ビット線)、バービット線
(第2ビット線)を、ATr1,ATr2は各々第1及
び第2アクセストランジスタを、Wはワード線を、Vcc
は高電源電位を、GNDはグランド電位を、R1,R2
は各々第1,第2高抵抗を、DTr1,DTr2は各々
第1及び第2ドライバトランジスタを、N1〜N5は、
後述するレイアウト構造上の各接続孔に対応したノード
を、各々示す。なお、「高抵抗」とは、大きな抵抗値を
有する負荷抵抗を意味する。
【0031】図2及び図3は、図1のSRAMを実現す
るための本実施の形態に係るレイアウト構造を示す平面
図である。又、図4は、図2及び図3中に示したA−
A’線についての第1フィールドの縦断面図である。第
2フィールドに関する縦断面図は、図4に示した構造を
反転したものになる。これらの図中、D1は第1方向
(ビット線方向)を、D2は第1方向D1に垂直な第2
方向(ワード線方向)を、各々示す。また、これらの図
中に付した記号ATr1,ATr2,DTr1,DTr
2は、図1に対応する各トランジスタの形成領域、特に
チャネル領域とその上のゲート酸化膜領域及びゲート電
極領域であることを示している。
【0032】記号1G(G)は、GND線用のWSi/
ポリシリコン配線層を、1G(W)はワード線用のWS
i/ポリシリコン配線層を、各々示すが、これらの配線
層1G(G),1G(W)はいずれも同一工程で生成さ
れる第1層目の配線層であるので、これらを総称すると
きには、第1層目の(WSi/ポリシリコン)配線層1
Gと呼ぶことにする。ここで、WSi/ポリシリコン配
線層としているのは、ワード線(従って、GND線)の
配線抵抗の低抵抗化のためである。又、記号2Gは、高
電位電源Vcc配線用のポリシリコン配線層であり、第2
層目の(ポリシリコン)配線層とも呼ぶ。
【0033】接続孔GKは、各セルについて、3種の接
続孔GK1〜GK3から成る。即ち、第1接続孔GK1
は、第1フィールドFL1(又はN型拡散層10)と第
2ドライバトランジスタDTr2のゲート配線層11と
の接続孔である。又、第2接続孔GK2は、第2フィー
ルドFL2(又はN型拡散層10)と第1ドライバトラ
ンジスタDTr1のゲート配線層12との接続孔であ
る。又、第3接続孔GK3は、対応するフィールドFL
(又はN型拡散層10)と第1層目のGND配線層1G
(G)との接続孔である。
【0034】又、第1及び第2コンタクトホールCH
1,CH2は、対応するフィールドFL(又はN型拡散
層10)と第3層目のビット線用アルミニウム配線層B
IT,バーBITとのコンタクトホールである。これら
のコンタクトホールCH1,CH2を総称するときに
は、コンタクトホールCHと呼ぶ。尚、コンタクトホー
ルCHと当該ホールCHを埋めるプラグ層とを総称し
て、「コンタクト部」と定義する。
【0035】上記接続孔GK1〜GK3,コンタクトホ
ールCHと、図1の各ノードN1〜N5との対応関係
は、次の通りである。即ち、ノードN1が第1コンタク
トホールCH1に,ノードN2が第2コンタクトホール
CH2に,ノードN3が第1接続孔GK1に,ノードN
4が第2接続孔GK2に,ノードN5が第3接続孔GK
3に、それぞれ対応している。
【0036】又、第1,第2フィールドFL1,FL2
を総称して、フィールドFLと定義する。ここで、「フ
ィールド」とは、いわゆる「素子形成領域」に該当す
る。以下では、この意味で、フィールドFLという用語
を用いている。
【0037】又、記号CRは、1つのセル枠を示す。
【0038】又、図3中に示した符号100は、第1導
電型(ここでは、P型)の半導体基板又はウエルであ
り、「下地層」とも称する。尚、N型は、ここでは第2
導電型にあたる。
【0039】又、図4中のIF1,IF2はそれぞれ第
1及び第2層間絶縁膜(例えば、SiO2膜)であり、
これらを総称して、層間絶縁膜IFと称す。
【0040】又、図4中の高抵抗部R1,R2は、図1
中の高抵抗負荷R1,R2の形成領域部分を示してお
り、これらは、それぞれ、高電源電位Vccの配線層2G
の一部分、即ち、第1方向D1に沿って下地表面に平行
に延長された高抵抗形成層2G1,2G2中において、
不純物が注入されない領域を形成することにより形成さ
れる。この点は、従来の技術と同様である。
【0041】又、図3中の記号AL,バーALは、それ
ぞれ、図1のビット線(BIT),バービット線(バー
BIT)に対応した、第3層目のアルミニウム配線層で
ある。
【0042】又、記号1B1,1B2は、それぞれ第1
及び第2ベリッドコンタクトを示しており、これらを総
称してベリッドコンタクト1Bとも称す。尚、ベリッド
コンタクト1Bとその中に形成されるプラグ層(図4,
図5(b)参照)を一体的に総称して、「ベリッドコン
タクト部」と定義する。
【0043】又、図4中において、第1コンタクトホー
ルCH1に接続した拡散層10とGND配線層1G
(G)との間に介在するものは、ゲート酸化膜に相当す
る絶縁膜である。
【0044】本実施の形態では、既述の図2〜図4より
明らかな通り、1つのセル枠CR内には、島状に分布し
て下地層100の表面内及び下地層100内に、6個の
N型の拡散層10が形成されている。これらの拡散層1
0に番号を付けて区別して定義するならば、次の通りで
ある。即ち、図4において、第1フィールドFL内の第
1隣接セル側の第1コンタクトホールに接続した第1ア
クセストランジスタATr1の第1電極層をなす拡散層
10は「第1拡散層形成領域」と、その右側の第1アク
セストランジスタATr1の第2電極層及び第1ドライ
バトランジスタDTr1の第1電極層をなす拡散層10
を「第2拡散層形成領域」と、第1ドライバトランジス
タDTr1の第2電極層をなし、且つ第3接続孔GK3
でグランド配線層1G(G)に直接に接続した拡散層1
0を「第3拡散層形成領域」と、定義する。他方、第2
フィールドFL2では、第2隣接セル側の第2コンタク
トホールCH2と接続され且つ第2アクセストランジス
タATr2の第1電極層をなす拡散層10を「第4拡散
層形成領域」と、上記トランジスタATr2の第2電極
層であり且つ第2ドライバトランジスタDTr2の第1
電極層でもある拡散層10を「第5拡散層形成領域」
と、上記トランジスタDTr2の第2電極であり且つ第
1隣接セル側の接続孔GK3において直接にグランド配
線層1G(G)と接続された拡散層10を「第6拡散層
形成領域」と、定義する。
【0045】図2〜図4に示した本実施の形態の半導体
記憶装置のレイアウト構造の特徴点は、既述した図1
3,図14の従来例と比較して述べれば、次の通りであ
る。
【0046】即ち、 その第1は、従来、上下方向に
隣接する各セルで兼用していたコンタクトホールCH及
びフィールドFLを、隣り合う上下の各セルで分離する
こととして、隣り合う各セルを、第1及び第2方向D
1,D2のいずれについても、並進的な配置の構成とし
たことにある。これにより、各セルは、各セル固有の、
2つのコンタクトホールCH1,CH2と2つのフィー
ルドFL1,FL2とを有する。
【0047】 その第2の特徴点とは、上記の構成
の採用により生じた、当該セルの第1コンタクトホール
CH1と上側の隣接セル(第1隣接セルと称す)の第2
コンタクトホールCH2との間の、下地層100の表面
上の領域と、当該セルの第2コンタクトホールCH2と
下側の隣接セル(第2隣接セルと称す)の第1コンタク
トホールCH1との間の、下地層100の表面上の領域
とに、従来ではワード線用としてのみ用いられていたに
すぎなかった第1層目のWSi/ポリシリコン配線層1
Gを、GND線用配線層(単にGND配線層と称す)1
G(G)として配設した点にある。ここで、第1層目の
配線層を記号1Gとして総称的に称す。第1層目の配線
層1Gは、従来技術と同様にワード線用配線層1G
(W)としても用いられるものであるため、図1のワー
ド線Wの遅延(アクセストランジスタの寄生容量とワー
ド線の抵抗成分とによる遅延)を抑制するために、小さ
な抵抗値の配線層とする必要がある。そのために、配線
層1G()は、WSi/ポリシリコン配線層として形
成されている。従って、本実施の形態では、この配線層
1G(W)と同一工程で、しかも当該配線層1G(W)
と同一材料を用いてGND配線層1G(G)を形成して
いるので、GND配線層1G(G)は低抵抗配線層とな
る。しかも、本実施の形態は、従来技術の利点、即ち、
両層1G(G)、1G(W)はワード線方向D2に平行
に直線的に配設されている点をも、そのまま有してい
る。
【0048】 第三の特徴点は、GND配線層1G
(G)とフィールドFL(又はN型拡散層10)との接
続孔には、第2及び第1ドライバトランジスタDTr
2,DTr1のゲート電極層11,12と対応するフィ
ールドFL1,FL2とを接続している第1,第2接続
孔GK1,GK2を利用して形成している点にある。こ
の接続孔は、上述の第3接続孔GK3である。これらの
接続孔GK1〜GK3は同一工程で作られる。これによ
り、第3接続孔GK3での段差は、ゲート酸化膜厚分
(〜10nm程度)だけとなり、従来技術の場合の接続孔
1BP(段差100nm〜150nm)と比べて1ケタ程度
小さいので、低段差になる。本発明での段差は、殆ど無
視しうる値である。これにより、本実施の形態では、上
記接続孔GK3内のプラグ抵抗が著しく小さくなるの
で、より小さな抵抗値、即ち、低抵抗を有するコンタク
ト抵抗が得られる(図5(a),(b)参照(但し、本
図は、簡略化して描かれている))。この点をより具体
的に言えば、次の通りである。
【0049】図5(a)の従来例に示す通り、従来技術
のレイアウト構造では、エッチングストップ用の層間絶
縁膜IFP(SiO2)の膜厚には、100〜150nm
が必要である。このため、接続孔1BPの深さを浅くす
るのには限界がある。従って、本来、GND配線層2G
Pの電位は0Vであるべきなのに、同部1BPの段差に
おけるプラグ抵抗により電位差が生じ、セルの安定性が
損なわれるという問題点があった。
【0050】これに対して、図5(b)に拡大化して示
す本発明のレイアウト構造によれば、GND線にはWS
i/ポリSi構造のワード線配線層1G(W)が用いら
れているので、GND配線層1G(G)自身の低抵抗化
と、接続孔GK3での無視できる程度までのプラグ抵抗
の低下との相乗効果によって、極めて低抵抗なGND配
線を実現できる。
【0051】以上の新規なレイアウト構造の採用によ
り、従来では4層配線(1GP,2GP,3GP,AL
P(バーALP))を必要としていたのに対して、本実
施の形態では、3層配線(1G,2G,AL(バーA
L))だけとなり、第4層目の配線層の形成を不要とす
ると共に、接続孔の数でも、従来の4種類(GKP,1
BP,2B,CHP)から3種類(GK,1B,CH)
へと減少させることが可能となる。これにより、本実施
の形態のレイアウト構造は、従来のレイアウト構造の上
述した利点〜をそっくり維持したままで、配線層と
接続孔の数を減らして、著しい低コスト化を図ることが
できる。即ち、ワード線配線層1G(W)(各アクセス
トランジスタATr1,ATr2のゲート)、各ドライ
バトランジスタDTr1,DTr2のゲート層12,1
1,及びGND配線層1G(G)の長手方向(第2方向
D2)が全て同一(平行化)であるので、既述したよう
に、ゲート長の制御が良く、且つGND配線層の形状の
制御性も好ましくなるので、安定したトランジスタ特性
及び安定した小さな抵抗値を有するGND配線層が得ら
れる。
【0052】また、上下方向に隣接したセル同士のコン
タクトホールCH間に生じた領域(余地領域)に、更に
第2層目のポリシリコン配線層2G(VCC配線)を配設
することが可能となる。このため、図3に示すように、
CC配線をなす、第2層目の配線層2Gの主部2GM
は、従来技術の図15で指摘したような、角部が丸まっ
たりする現象を発生させることなく、ほぼ直線形状に形
成されると共に、各フィールドFL上の主部2GMの部
分から第1方向D1に下地表面に平行に張り出した(第
1,第2)高抵抗部層2G1,2G2を、当該配線層2
Gの主部2GM(VCC配線)に対してほぼ直角の角度で
交差するように形成することができ、VCC配線をなす主
部2GM及び高抵抗部層2G1,2G2を安定した形状
として得ることが可能となる。即ち、上記安定形状の達
成より、同部2G1,2G2には何シート分の領域を形
成できるか、製造時に正確に予測することができ、設計
通りの高抵抗負荷R1,R2を高抵抗部層2G1,2G
2の該当部分に作ることが可能となる。
【0053】以上により、高抵抗部層2G1,2G2に
おける安定した高抵抗値(R1,R2)の実現化を達成
することができる。
【0054】加えて、従来の技術(図14)では接続孔
2BとコンタクトホールCHP間に設けていた第3層目
の配線層3GP(VCC配線)が本実施の形態ではなくな
ったので、その分だけ、本発明では、接続孔1Bに対す
る第2層目の配線層2Gの余裕度A(図3)を充分に取
ることができるという利点も得られる。
【0055】以上より、本実施の形態では、各セルを第
1方向D1に対しても並進的に配置し、各セル内のレイ
アウト構成を図2に示す中心点IPを中心に点対称と
し、隣接セルから独立したフィールドFLとコンタクト
ホールCHとを各セルが2個有することとしている。こ
れにより、(1)プロセス、配線層、接続孔の削減化に
よる低コスト化、(2)GND配線層の低抵抗化、
(3)GNDコンタクト(プラグ抵抗)の低抵抗化,
(4) Vcc配線層自体の抵抗の安定化、(5)高抵抗
部(R1,R2)の安定化、(6)接続孔1Bのカバー
マージン(余裕度A)の拡大化、(7)第1層目の配線
層1Gの寸法制御性の向上化を、達成することができ
る。
【0056】(実施の形態2)図6に示す回路構成は、
本願出願人の出願に係る特願平8−325699号の発
明(平成8年12月5日出願)において示されている新
規な(非公知の)SRAMの回路である。図6の構成の
SRAMは、「スタック型」と呼ばれるものであり、
第1ビット線BITと第1アクセストランジスタATr
1の一方のソース/ドレイン領域との間、及び第2ビッ
ト線バーBITと第2アクセストランジスタATr2の
一方のソース/ドレイン領域との間に、それぞれ、PN
P型の第1,第2バイポーラトランジスタBTr1,B
Tr2を設けると共に、第1及び第2アクセストラン
ジスタATr1,ATr2のゲートを、それぞれ第1及
び第2ワード線WL1、WL2に接続し、更に、第1
ドライバトランジスタDTr1の他方のソース/ドレイ
ン領域とGNDとの間、及び第2ドライバトランジスタ
DTr2の他方のソース/ドレイン領域とGNDとの間
に、それぞれN型の第1,第2MOSトランジスタMT
r1,MTr2を設け、トランジスタMTr1,MTr
2のゲートをそれぞれ第2及び第1ワード線WL2,W
L1に接続することとしている。
【0057】本実施の形態では、図6の新規なSRAM
回路の構成を更に改良することを目的としているのでは
なく、図6の回路を半導体基板上に実現するときのレイ
アウト技術の提供を実現することに主眼がある。特に、
本実施の形態は、実施の形態1として開示したレイアウ
ト構造をそっくりそのまま利用して、図1の回路のSR
AMのみならず、図6の回路のSRAMをも実現できる
ことを、主張しようとするものである。
【0058】従って、図6の回路の動作については、こ
こでは詳述しない。ただし、図6の回路の動作の特徴を
一言するならば、次の通りである。即ち、バイポーラト
ランジスタBTr1,BTr2は、当該セルの記憶情報
に応じて、対応するビット線BIT,バーBITの電位
レベルを駆動し、その結果、低電源電圧でも高速にデー
タを読み出すことが可能となる。
【0059】今、既述した図2,図3のレイアウト構造
を参照して考えると、各コンタクトホールCHの底面
をなす半導体基板ないし下地層100の表面からその下
方に位置するN型の拡散層10の一部分にまで、P型の
エミッタ層(第1導電型の別の拡散層)を形成するなら
ば、上記N型の拡散層10と更にその下のP型の半導体
基板100とをそれぞれベース層及びコレクタ層として
用いることができるので、これによって、図6のPNP
型のトランジスタBTr1,BTr2を実現することが
できる。しかも、図2の未使用となっている領域Rβ
を、図6のMOSトランジスタMTr1,MTr2の形
成用に用いることができる。そのためには、領域Rβ直
下の第3拡散層形成領域を一つのN型拡散層とせずに、
当該領域をP型の下地層を介して2つのN型拡散層に分
割すれば良い。従って、図2,図3のレイアウトに対し
て上記改良,を施すだけで、図6の回路のSRAM
を容易に実際のデバイスとして実現することができる。
即ち、図6の回路のSRAMは、8個のトランジスタと
2個の高抵抗とから成り、これは、4個のトランジスタ
と2個の高抵抗とから成る図1の回路のSRAMと比較
して、トランジスタの使用数が2倍になっているにも拘
わらず、図2〜図4のレイアウト構造を基本的に図6の
回路用のレイアウト構造としても採用し、それに上記修
正,を加えるのみで、セルサイズ及び配線数・接続
孔数を全く変えることなく、極めて効率的に、図6に示
すSRAMのセルを半導体基板100上及び半導体基板
100内にレイアウトすることができるのである。勿
論、実施の形態1で述べたレイアウト上の効果の全て
は、ここでも同様に得られる。
【0060】そのようなレイアウト構造の(図2のA−
A’線に関する)縦断面図を、図7に示す。
【0061】図7の内で、PNP型のトランジスタBT
r1の形成領域部分Rγを、図8に拡大して示す。その
内、図8(a)は、比較のために、仮に図13,図14
に示した従来のレイアウト技術を用いて図6のPNP型
トランジスタを実現しようとした場合に出来上がるであ
ろう構造を示しており、図8(b)は、本発明の適用例
である。図8(a),(b)より、仮に従来のレイアウ
トを適用しようとしても、その場合には隣接するセルと
当該セルとが同一のベース領域を兼用することとなって
しまうので、根本的に図6の回路を実現することができ
ないことが、理解されうるであろう。
【0062】尚、本実施の形態では、第1MOSトラン
ジスタMTr1の第1,第2電極層(10)とその間の
チャネル部分(100)とをあわせた全体が、「第3拡
散層形成領域」に該当する。同じく、「第6拡散層形成
領域」は、第2MOSトランジスタMTr2の第1,第
2電極層(10)とチャネル部分(100)とを含む概
念である。
【0063】(付記)本実施の形態1,2では、図1及
び図6の負荷素子を高抵抗R1,R2で実現している
が、これに代えて、負荷素子をMOSFETで実現して
も良いし、ポリシリコン層を更に形成することで薄膜ト
ランジスタ(TFT)で上記負荷素子を形成するように
してもよい。この場合には、高抵抗R1,R2に代わる
高抵抗部分は、TFTのチャネル領域及びソース/ドレ
イン領域となる。
【0064】又、図6の回路では、N型のMOSトラン
ジスタとPNP型のトランジスタとを用いる場合のレイ
アウト構造としているが、これに代えて、P型のMOS
トランジスタとNPN型のトランジスタとの組合せで上
記図6の回路を構成する場合のレイアウト構造にも、本
発明を適用することができる。
【0065】(実施の形態3)以下の各実施の形態は、
フィールド形状の改良技術に関している。その他の構造
には、改良点はない。
【0066】実施の形態1,2においては、フィールド
FLの形状として、その横断面(ビット線方向D1とワ
ード線方向D2とを含む平面で半導体記憶装置を切断し
たときにできる断面をいう)形状が完全な四角形となる
ものを採用している。しかし、この構造は理念的なもの
であり、実際には、図1のSRAM回路の場合、ドライ
バトランジスタDTr1,DTr2の駆動力を上げ、ア
クセストランジスタATr1,ATr2の駆動力を下げ
てβ比を大きく設定するために、ドライバトランジスタ
DTr1,DTr2の形成領域にあたるフィールドFL
の幅WDと、アクセストランジスタATr1,ATr2
の形成領域にあたるフィールドFLの幅WAとは、WD
Aの関係式が成立することとなる。従って、この関係
式を満足するためには、フィールドFLの横断面形状
は、図9に示すような、ワード線方向D2に若干折れ曲
がった形状、即ち、ビット線方向D1に沿って、その横
断面形状の幅が狭くなっていく形状となる(逆からみれ
ば、それは、幅が広くなっていく形状と言える)。
【0067】これにより、トランジスタのβ比を大きく
させつつ、上述した実施の形態1の効果を全て発揮させ
ることが可能となる。
【0068】(実施の形態4)他方、図6のSRAMの
回路の場合には、β比を特に大きくする必要性はなくな
り、寧ろPNP型のトランジスタBTr1,BTr2の
コレクタ−エミッタ間耐圧を確保するために、コンタク
トホール部とフィールドFLの壁面との余裕B(図1
0)を十分に取る必要がある。
【0069】そこで、本実施の形態では、フィールドF
Lの形状を、その横断面図が図10に示す様な構造とし
ている。従って、WD<WAとなる。これにより、フィー
ルド余裕Bを実用上必要な値にまで確保してPNP型の
トランジスタのコレクタ−エミッタ間耐圧を確保しつ
つ、実施の形態2で述べた効果をも全て満足させること
が可能となる。
【0070】(実施の形態5) しかし、図9,図10に示すようにフィールドFLの形
状を構成すると、1つ当たりのセルの大きさが却って大
きくなってしまうという、新たな問題点を発生させてし
まう。そこで、本実施の形態では、例えば、図1及び図
の回路の適用の場合、それぞれ図11及び図12の平
面図に示すように、各フィールドFLの横断面形状を
ビット線方向D1に線対称にすると共に、ビット線方
向D1に対して幅Wを段階的に小さく/大きく形成して
いくこととしている。このような各セル内のフィールド
FLの構造は、図11,図12に示したセル中心点PS
を仮想設定するならば、当該中心点PSの周りに点対称
に配置された構造であるとも言える。
【0071】このような構造を採用することにより、実
施の形態1と3、又は実施の形態2と4の効果を実現さ
せつつ、各セルの寸法の増大を効果的に防止して、最も
小さい寸法の最適なセルのレイアウト構造を実現するこ
とが可能となる。
【0072】
【発明の効果】請求項1及び10記載の発明によれば、
第1及び第2方向に共に並進的な配置のレイアウト構造
としたので、各セルのレイアウトを互いに独立化させる
ことができ、しかも各セルのレイアウトの構造を全て共
通の構造に設定することができる。従って、第2方向に
のみ並進的に配置とされた従来技術の場合と比較して、
各セルのレイアウト構造を簡単化することができ、各セ
ルのレイアウト中の配線層及び接続孔の数を共に削減し
うるための余地を各セル中に与えることができる。
【0073】請求項1及び10記載の発明によれば、各
セルのレイアウト構造を点対称となる様に設定している
ので、各セルのレイアウト中の配線層・接続孔の数を共
に削減しうるための余地ないし構造を各セル中に提供し
て、プロセス及び構造を簡単化することができる可能性
を与えうる。
【0074】請求項1及び10記載の発明によれば、従
来のように各セルが素子形成領域を共有するという構造
を採用せずに、各セル毎に、独立した2つの素子形成領
域を設けることとしたので、隣接し合ったセル間の下地
表面上及び下地表面内に素子形成領域が形成されていな
い部分、いわゆる余地部分を発生させることができ、こ
の余地部分を各セルの他の配線層のために利用すること
を可能としうる。
【0075】請求項1記載の発明によれば、従来のよう
に、ビット線と素子形成領域とをつなげるコンタクトホ
ール部を隣接し合ったセル同士で共有し合うという構造
を採用せず、各セル毎に2つの独立のコンタクトホール
部を設けているので、隣接し合った一方のセルの第1コ
ンタクトホール部と他方のセルの第2コンタクトホール
部との間に、両セルにとって共に必要な配線層を設ける
ことができる部分を提供することができる。この余地部
分を利用すれば、配線層の数を1つ減らすことが可能と
なる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、第1コンタ
クトホール部と第2コンタクトホール部間の下地表面上
に、第1層目の配線層としてグランド配線層を設けるこ
とができるので、第2層目の配線層としてグランド配線
層を設けていた従来技術と比べて、配線層の数を減らす
ことができる。従って、各セルのレイアウト構造とその
プロセスとを、簡易化することができる。しかも、この
発明では、従来技術と同様に、グランド配線層と第2方
向に平行に形成しているので、グランド配線層をプロセ
ス上安定して形成できるという、従来のレイアウトが有
していた利点をそのまま活かすこともできる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、グランド配
線層と各セルの素子形成領域内の拡散層とを直接に接続
する構成を採用しているので、従来技術と比べて、当該
接続部分の段差を極めて小さくすることができ、段差部
分で生ずるプラグ抵抗を殆ど無視できるオーダにまで減
少させることができる。しかも、本発明の上記接続は第
1層目部分と素子形成領域との接続であるから、プロセ
ス上は、その接続孔に、当該セル中のトランジスタのゲ
ート層と素子形成領域とを接続するための接続孔をその
まま利用することができ、このため、プロセス上、工程
数を削減できると共に、構造上は、接続孔の数を1つ分
だけ減少させることが可能となる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、各セルにつ
いて、グランド配線層とワード線とが、同一材料でしか
も互いに第2方向に平行に、第1層目の配線層として設
けられているので、プロセス上は、グランド配線層とワ
ード線とを同時に形成することができ、プロセスを簡易
化しうる。しかも、レイアウト構造上は、従来例が有し
ていた利点をそのまま踏襲できる。即ち、ワード線は低
抵抗化されているので、グランド配線層自体をも低抵抗
化することができると共に、平行配線化されているの
で、安定した形状のワード線及びグランド配線層を得る
ことができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、各セルの電
源電位配線層を第2層目の配線層として設けることがで
きる。しかも、同配線層は、第2方向に平行に配設され
ているので、プロセス上、従来技術のような幅が狭まっ
た部分は生じず、安定した形状を容易に実現できるの
で、各セルの電源電位配線層自体の抵抗を従来技術より
も格段に減少させることができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、各セルにお
ける各高抵抗部は対応する電源電位配線層に対して直交
するように配線されているので、プロセス上、交差部に
おける幅の増大化を発生させることなく、当該交差部を
レイアウトパターン通りに形成しうる。そのため、各高
抵抗部層の形状・寸法を安定化しうるので、各高抵抗部
層の抵抗値を設計通りに正確に実現しうるという利点が
得られる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、各セル内に
は、第1方向に延びた2つの高抵抗部層が形成されてお
り、それ以外の配線層は、同一平面内にはないので、各
ベリッドコンタクト部と対応する高抵抗部層の端部との
距離、即ち、各ベリッドコンタクト部のカバーマージン
を拡大させることができる。これにより、各ベリッドコ
ンタクト部の形状を安定的に実現しうる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、各コンタク
トホール部直下の第2導電型の拡散層中に第1導電型の
拡散層を設けたので、各コンタクトホール部直下には、
順次に、第1導電型の層、第2導電型の層及び第1導電
型の下地層とが形成される。従って、この部分は、バイ
ポーラトランジスタを形成する。これにより、例えば、
高抵抗負荷型のSRAMのレイアウト構造をそのまま利
用して、スタック型のSRAMのレイアウト構造を実現
することができる。従って、一つのレイアウト構造を、
複数のタイプの半導体記憶装置のレイアウト構造として
効率的に用いることができる。
【0083】請求項10記載の発明によれば、各セルの
各素子形成領域の幅寸法を第1方向に狭めることとして
いるので、各種の半導体記憶装置において必要とされる
各トランジスタの特性を実現することができる。例え
ば、高抵抗負荷型のSRAMでは、ドライバトランジス
タの駆動力を上げつつ、アクセストランジスタの駆動力
を下げることを可能としうる。又、スタック型のSRA
Mでは、β比を大きくすることなく、PNP型のバイポ
ーラトランジスタのコレクターエミッタ間耐圧等を確保
することを可能としうる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、請求項1
2の発明の上記効果を維持しつつ、各セルの寸法を小さ
くすることができるという効果を奏する。
【0085】請求項9記載の発明によれば、第3及び第
6拡散層形成領域にトランジスタを形成することができ
るので、本発明は、高抵抗負荷型のSRAMに適用可能
なレイアウト構造を根本的に変更することなく、それを
利用してスタック型のSRAMのレイアウト構造を容易
に実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高抵抗負荷型のSRAMセルの回路を示す図
である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体記憶装
置のレイアウト構造を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体記憶装
置のレイアウト構造を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体記憶装
置のレイアウト構造を示す断面図である。
【図5】 GNDコンタクト構造の比較を示す断面図で
ある。
【図6】 スタック型のSRAMセルの回路を示す図で
ある。
【図7】 本発明の実施の形態2によるSRAMセルの
レイアウト構造を示す断面図である。
【図8】 PNP型のトランジスタの断面構造の比較を
示す図である。
【図9】 フィールド形状を示す平面図である。
【図10】 フィールド形状を示す平面図である。
【図11】 フィールド形状を示す平面図である。
【図12】 フィールド形状を示す平面図である。
【図13】 高抵抗負荷型のSRAMセルの従来のレイ
アウトを示す平面図である。
【図14】 高抵抗負荷型のSRAMセルの従来のレイ
アウトを示す平面図である。
【図15】 高抵抗部層のレイアウトを形成するための
レジストの仕上がり形状を模式的に示す平面図である。
【図16】 従来技術の問題点を指摘するための説明図
である。
【符号の説明】
100 下地層、1G(G) GND配線層、1G
(W) ワード線配線層、CR セル枠、GK1〜GK
3 接続孔、CH1,CH2 コンタクトホール、FL
1,FL2 フィールド、10 N型拡散層、2G 高
電源電位配線層、R1,R2 高抵抗部、1B1,1B
2 ベリッドコンタクト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 27/11

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の下地層と、前記下地層の表
    面上及び前記下地層内に、第1方向及び前記第1方向に
    垂直な第2方向に沿って形成された複数のセルとを備
    え、前記複数のセルの各々は、同一のレイアウトとなる
    様に前記第1方向及び前記第2方向に並進的に配置され
    ていると共に、前記複数のセルの各々の前記レイアウト
    は当該セルの中心点からみて点対称となる様に形成され
    ている、半導体記憶装置のレイアウト構造であって、 前記下地層の前記表面上に前記複数のセルの各々の層間
    絶縁膜として形成された絶縁層と、 前記層間絶縁膜上に前記第1方向に沿って互いに対置す
    るように形成された、前記第1方向上に一列に配置され
    ている前記複数のセルに共通な第1及び第2ビット線配
    線層とを更に備えており、 前記複数のセルの各々は、 前記下地層の前記表面上及び前記下地層内の内で、前記
    第1ビット線配線層の直下に位置する、当該セルが形成
    されるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿って形成され
    た第1素子形成領域と、 前記下地層の前記表面上及び前記下地層内の内で、前記
    第2ビット線配線層の直下に位置する、当該セルが形成
    されるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿って前記第1
    素子形成領域に対置する様に形成された第2素子形成領
    域とを、 備えており 、 前記複数のセルの内の任意のセルと前記第1方向に隣接
    するものをそれぞれ第1及び第2隣接セルとして定義す
    ると、 前記複数のセルの各々は、 前記第1素子形成領域内の前記下地層の前記表面内及び
    前記下地層内に、前記第1隣接セル側から順次に島状に
    形成された、第2導電型の拡散層を有する第1,第2,
    第3拡散層形成領域と、 前記第2素子形成領域内の前記下地層の前記表面内及び
    前記下地層内に、前記第2隣接セル側から順次に島状に
    形成された、前記第2導電型の拡散層を有する第4,第
    5,第6拡散層形成領域と、 前記絶縁層内に形成されて、前記第1隣接セル側の前記
    第1素子形成領域の端部に形成された前記第1拡散層形
    成領域と前記第1ビット線配線層とを電気的に接続する
    第1コンタクトホール部と、 前記絶縁層内に形成されて、前記第2隣接セル側の前記
    第2素子形成領域の端部に形成された前記第4拡散層形
    成領域と前記第2ビット線配線層とを電気的に接続する
    第2コンタクトホール部とを、 備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の半導体記憶装置のレイ
    アウト構造において、 前記絶縁層内で、前記任意のセルの前記第1コンタクト
    ホール部と前記任意のセルの前記第1隣接セルの前記第
    2コンタクトホール部との間に位置する、前記下地層の
    前記表面上に於いて、前記第2方向に沿って形成されて
    おり、当該任意のセルを含む前記第2方向に配列した前
    記複数のセルに共通のグランド電位を供給するグランド
    配線層を、 更に備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の半導体記憶装置のレイ
    アウト構造において、 前記複数のセルの各々の前記第1素子形成領域の前記第
    2隣接セル側の端部及び前記第2素子形成領域の前記第
    1隣接セル側の端部に形成されている前記第3及び第6
    拡散層形成領域の各々と、その近傍に位置する前記グラ
    ンド配線層の一つとは、直接に互いに電気的に接続され
    ていることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の半導体記憶装置のレイ
    アウト構造において、 前記複数のセルの各々は、 前記第1及び第2拡散層形成領域をその第1及び第2電
    極層とする第1アクセストランジスタと、 前記第4及び第5拡散層形成領域をその第1及び第2電
    極層とする第2アクセストランジスタとを備え、 前記半導体記憶装置は、 前記任意のセルの前記第1アクセストランジスタのワー
    ド線として、当該セル枠内の、前記第1素子形成領域に
    おいては前記第1及び第2拡散層形成領域で挟まれた前
    記下地層の前記表面上の前記絶縁層内にあり、前記第2
    素子形成領域においては前記第6拡散層形成領域上の前
    記絶縁層内にあり、前記第1及び第2素子形成領域以外
    の部分においては前記下地層の前記表面上の前記絶縁層
    内にあり、前記第2方向に沿って各セルをまたがるよう
    に、前記グランド配線層と同一材料により形成された第
    1ワード線配線層と、 前記任意のセルの前記第2アクセストランジスタのワー
    ド線として、当該セル枠内の、前記第1素子形成領域に
    おいては前記第3拡散層形成領域上の前記絶縁層内にあ
    り、前記第2素子形成領域においては前記第4及び第5
    拡散層形成領域で挟まれた前記下地層の前記表面上の前
    記絶縁層内にあり、前記第1及び第2素子形成領域以外
    の部分においては前記下地層の前記表面上の前記絶縁層
    内にあり、前記第2方向に沿って各セルをまたがるよう
    に、前記グランド配線層と同一材料により形成された第
    2ワード線配線層とを、 更に備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  5. 【請求項5】 請求項乃至の何れかに記載の半導体
    記憶装置のレイアウト構造において、 前記任意のセルの前記第1コンタクトホール部と前記任
    意のセルの前記第1隣接セルの前記第2コンタクトホー
    ル部との間に位置する、前記絶縁層内に、前記第2方向
    に沿って形成されており、当該任意のセルを含む前記第
    2方向に配列した前記複数のセルに共通の電源電位を供
    給する電源電位配線層を、 更に備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の半導体記憶装置のレイ
    アウト構造において、 前記複数のセルの各々は、 当該セルの前記第2コンタクトホール部と当該セルの前
    記第2隣接セルの前記第1コンタクトホール部との間に
    形成されている、前記電源電位配線層の一つは、前記第
    1素子形成領域上に位置する当該電源電位配線層の部分
    から前記絶縁層内を前記第1方向に向けて延長形成さ
    れ、途中に第1抵抗部を有する第1抵抗部層と、 当該セルの前記第1コンタクトホール部と当該セルの前
    記第1隣接セルの前記第2コンタクトホール部との間に
    形成されている、前記電源電位配線層の一つは、前記第
    2素子形成領域上に位置する当該電源電位配線層の部分
    から前記絶縁層内を前記第1方向に向けて延長形成さ
    れ、途中に第2抵抗部を有する第2抵抗部層とを更に備
    えていることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  7. 【請求項7】 請求項に記載の半導体記憶装置のレイ
    アウト構造において、 前記複数のセルの各々は、 前記第1及び第2素子形成領域にまたがって前記第2方
    向に沿って形成されており、前記第1素子形成領域内で
    は前記第2及び第3拡散層形成領域によって挟まれた前
    記下地層の前記表面の直上の前記絶縁膜内に形成され、
    前記第2素子形成領域内では前記第5拡散層形成領域と
    直接に電気的に接続されており、前記グランド配線層と
    同一材料から成る、第1ドライバトランジスタ用のゲー
    ト電極層と、 前記第1及び第2素子形成領域にまたがって前記第2方
    向に沿って形成されており、前記第2素子形成領域内で
    は前記第5及び第6拡散層形成領域によって挟まれた前
    記下地層の前記表面の直上の前記絶縁膜内に形成され、
    前記第1素子形成領域内では前記第2拡散層形成領域と
    直接に電気的に接続されており、前記グランド配線層と
    同一材料から成る、第2ドライバトランジスタ用のゲー
    ト電極層と、 前記第1素子形成領域内の前記第2ドライバトランジス
    タ用のゲート電極層の直上の前記絶縁層内の位置に形成
    され、当該位置まで延長形成されている前記第1高抵抗
    部層の端部と前記第2ドライバトランジスタ用のゲート
    電極層とを電気的に接続する第1ベリッドコンタクト部
    と、 前記第2素子形成領域内の前記第1ドライバトランジス
    タ用のゲート電極層の直上の前記絶縁層内の位置に形成
    され、当該位置まで延長形成されている前記第2高抵抗
    部層の端部と前記第1ドライバトランジスタ用のゲート
    電極層とを電気的に接続する第2ベリッドコンタクト部
    とを、 備えていることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  8. 【請求項8】 請求項又はに記載の半導体記憶装置
    のレイアウト構造において、 前記複数のセルの各々は、 前記第1及び第2コンタクトホール部の各々の底面を成
    す前記第1及び第4拡散層形成領域のそれぞれの表面か
    ら当該拡散層内部に向けて形成された前記第1導電型の
    別の拡散層を備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の半導体装置のレイアウ
    ト構造において、 前記第3及び第6拡散層形成領域は、共に、 トランジスタのソース/ドレイン領域となる2つの前記
    第2導電型の別の拡散層を備えることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  10. 【請求項10】 第1導電型の下地層と、前記下地層の
    表面上及び前記下地層内に、第1方向及び前記第1方向
    に垂直な第2方向に沿って形成された複数のセルとを備
    え、前記複数のセルの各々は、同一のレイアウトとなる
    様に前記第1方向及び前記第2方向に並進的に配置され
    ていると共に、前記複数のセルの各々の前記レイアウト
    は当該セルの中心点からみて点対称となる様に形成され
    ている、半導体記憶装置のレイアウト構造であって、 前記下地層の前記表面上に前記複数のセルの各々の層間
    絶縁膜として形成された絶縁層と、 前記層間絶縁膜上に前記第1方向に沿って互いに対置す
    るように形成された、前記第1方向上に一列に配置され
    ている前記複数のセルに共通な第1及び第2ビット線配
    線層とを更に備えており、 前記複数のセルの各々は、 前記下地層の前記表面上及び前記下地層内の内で、前記
    第1ビット線配線層の直下に位置する、当該セルが形成
    されるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿って形成され
    た第1素子形成領域と、 前記下地層の前記表面上及び前記下地層内の内で、前記
    第2ビット線配線層の直下に位置する、当該セルが形成
    されるセル枠内にのみ、前記第1方向に沿って前記第1
    素子形成領域に対置する様に形成された第2素子形成領
    域とを、 備えており 、 前記第1方向と前記第2方向とを含む平面に平行な横断
    面に関する、前記第1及び第2素子形成領域のそれぞれ
    の形状の幅が、前記第1方向及び前記第1方向と逆の方
    に沿って狭まるように設定されていることを特徴とす
    る、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体記憶装置の
    レイアウト構造において、 前記横断面に関する前記第1及び第2素子形成領域の各
    々の形状は、前記第1方向について点対称となる様に設
    定されていることを特徴とする、 半導体記憶装置のレイアウト構造。
JP05501597A 1997-03-10 1997-03-10 半導体記憶装置のレイアウト構造 Expired - Fee Related JP3526164B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05501597A JP3526164B2 (ja) 1997-03-10 1997-03-10 半導体記憶装置のレイアウト構造
TW086108153A TW355840B (en) 1997-03-10 1997-06-12 The arrangement of a semiconductor memory device
US08/900,125 US5977597A (en) 1997-03-10 1997-07-25 Layout structure of semiconductor memory with cells positioned in translated relation in first and second directions
KR1019970037475A KR100292277B1 (ko) 1997-03-10 1997-08-06 반도체 기억장치의 레이아웃구조
DE19736416A DE19736416A1 (de) 1997-03-10 1997-08-21 Halbleiterspeicher
CN97122212A CN1107350C (zh) 1997-03-10 1997-11-05 半导体存储器的布局结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05501597A JP3526164B2 (ja) 1997-03-10 1997-03-10 半導体記憶装置のレイアウト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10256395A JPH10256395A (ja) 1998-09-25
JP3526164B2 true JP3526164B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=12986845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05501597A Expired - Fee Related JP3526164B2 (ja) 1997-03-10 1997-03-10 半導体記憶装置のレイアウト構造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5977597A (ja)
JP (1) JP3526164B2 (ja)
KR (1) KR100292277B1 (ja)
CN (1) CN1107350C (ja)
DE (1) DE19736416A1 (ja)
TW (1) TW355840B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4214428B2 (ja) * 1998-07-17 2009-01-28 ソニー株式会社 半導体記憶装置
JP3852729B2 (ja) * 1998-10-27 2006-12-06 富士通株式会社 半導体記憶装置
US6262911B1 (en) 2000-06-22 2001-07-17 International Business Machines Corporation Method to statically balance SOI parasitic effects, and eight device SRAM cells using same
KR100406760B1 (ko) * 2001-11-16 2003-11-21 신코엠 주식회사 반도체 메모리 장치
JP3920804B2 (ja) * 2003-04-04 2007-05-30 松下電器産業株式会社 半導体記憶装置
CN101281877B (zh) * 2007-04-03 2010-06-09 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种金属氧化物半导体晶体管失配特性的测量方法
CN103066060B (zh) * 2011-10-19 2015-11-25 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 半导体器件失配特性的检测结构及检测方法
JP2016149442A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 ソニー株式会社 トランジスタ、保護回路およびトランジスタの製造方法
US9391139B1 (en) * 2015-09-23 2016-07-12 Vanguard International Semiconductor Corporation Top-side contact structure and fabrication method thereof

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62293668A (ja) * 1986-06-12 1987-12-21 Sony Corp 半導体メモリ装置
US4951112A (en) * 1987-01-28 1990-08-21 Advanced Micro Devices, Inc. Triple-poly 4T static ram cell with two independent transistor gates
JP2508484B2 (ja) * 1987-06-05 1996-06-19 ソニー株式会社 半導体メモリ装置
JPH07176633A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Nec Corp Cmos型スタティックメモリ
US5736771A (en) * 1996-02-07 1998-04-07 United Microelectronics Corporation Mask ROM cell structure with multi-level data selection by code
JP3824343B2 (ja) * 1996-03-29 2006-09-20 富士通株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1193191A (zh) 1998-09-16
CN1107350C (zh) 2003-04-30
JPH10256395A (ja) 1998-09-25
US5977597A (en) 1999-11-02
KR19980079309A (ko) 1998-11-25
KR100292277B1 (ko) 2001-08-07
DE19736416A1 (de) 1998-09-24
TW355840B (en) 1999-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960000718B1 (ko) 반도체기억장치
KR20020034313A (ko) 에스램셀의 제조 방법
JP3526164B2 (ja) 半導体記憶装置のレイアウト構造
JPH07169856A (ja) 半導体装置
KR100377082B1 (ko) 반도체 장치
KR100261391B1 (ko) 반도체 기억 장치
JP2001358232A (ja) 半導体記憶装置
JP3179368B2 (ja) スタティック型メモリセル
JP3237346B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3324587B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4000436B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2001203278A (ja) 半導体記憶装置
JPH04215473A (ja) スタティックram
JP2002237529A (ja) 半導体装置、メモリシステムおよび電子機器
JP3328971B2 (ja) スタティックram
JP3132437B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2001291782A (ja) 半導体装置
JP2001358230A (ja) 半導体記憶装置
JPH10209300A (ja) 半導体記憶装置
JP4029257B2 (ja) 半導体装置、メモリシステムおよび電子機器
JPH06151776A (ja) 薄膜トランジスタ型スタティックram
JP2585708Y2 (ja) 半導体メモリ
JP4029258B2 (ja) 半導体装置、メモリシステムおよび電子機器
JPH09181200A (ja) スタティックram
JPH0722590A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees