JP3520808B2 - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP3520808B2
JP3520808B2 JP15119699A JP15119699A JP3520808B2 JP 3520808 B2 JP3520808 B2 JP 3520808B2 JP 15119699 A JP15119699 A JP 15119699A JP 15119699 A JP15119699 A JP 15119699A JP 3520808 B2 JP3520808 B2 JP 3520808B2
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田 知 徳 吉
口 森 幸 江
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ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリクライニング装置
に関し、更に詳細に説明すると、車両用シートのシート
クッション側に固定されるベース部材と、該ベース部材
に回動可能に支持され且つシートバックに固定される回
動アームと、前記回動アームの回動をロックするロック
機構と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバ
ーと、シートバックを前傾方向に付勢させるリターンス
プリングとを有し、前記ベース部材の外周縁に回動アー
ムの外周縁を係止するリング部材が設けられたリクライ
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、前後スライド機構によりシー
トクッションを前後移動調節する構成は公知であり、ま
たシートバックを前後傾動させるリクライニング装置も
公知である。リクライニング装置としては、例えば本出
願人が先に提案した特開平9−28496号公報,特開
平9−131237号公報,特開平11−56513号
公報に記載のもの等種々存在する。
【0003】従来の特開平11−56513号公報に
は、図7に示す如く、固定レール2と可動レール3とを
備え、前記可動レール3側にシートクッションが取付け
られる前後スライド機構1と、前記可動レール3側に固
定されるベース部材11と、該ベース部材11に回動可
能に支持され且つシートバックに固定された回動アーム
12と、前記ベース部材11及び回動アーム12間に介
装されたロック機構とを備えたリクライニング装置10
の構成が示されている。
【0004】前記前後スライド機構1は操作レバー6の
操作により図示しない前後スライド機構1のロック機構
が作動するようになされている。またリクライニング装
置10はベース部材11及び回動アーム12間に介装さ
れたロック機構をロック解除する操作レバー15と、こ
の操作レバー15をロック方向に付勢するロックスプリ
ング35と、シートバックを前傾させる図示しないリタ
ーンスプリングとを有している。
【0005】前記回動アーム12が操作レバー15に固
着された枢軸14を中心としてベース部材11に対して
回動自在に保持され、前記可動レール3の垂直板部5の
突出部7に取付けられるベース部材11には中央部に枢
軸14を挿通する挿通孔17が形成され、円形凹部18
の円弧状側壁には、インナーツース22A,22Bの外
歯23と噛合する係止歯部が形成されている。
【0006】また円形凹部18の内部に更に形成された
上下に長い凹部20に一対のインナーツース22A,2
2Bが進退自在に配設されている。これらインナーツー
ス22A,22Bの内周側にカム面24が形成されてい
る。更に、凹部20のインナーツース22A,22B間
には、枢軸14に嵌合して回動されるカム26が配設さ
れている。
【0007】前記ベース部材11及び回動アーム12が
略円形状に形成され、ベース部材11の外周縁にリング
部材33が固着され、前記回動アーム12の外周縁がリ
ング部材33により被覆され、ベース部材11と回動ア
ーム12が開かないように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、ベース部材
11及び回動アーム12が略円形状に形成されている場
合に、ベース部材11の外周縁にリング部材33をカシ
メ処理により固着すると、リング部材33が回動する虞
れを有し、リング部材33の回動により異音が発生した
り、ゴミ等が侵入する虞れを有していた。また回動アー
ム12の回動範囲を規制する場合には、別途ストッパー
部材をリクライニング装置10のベース部材11側に設
けなければならず、組付作業が煩雑となる欠点を有して
いた。
【0009】本発明の目的は、前記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、ベース部材及び回動
アームが略円形状に形成されている場合に、ベース部材
と回動アームが開くのを確実に防止することができ、リ
ング部材の回動を防止することができ、回動アームの回
動範囲を簡易な構成で規制することができ、リクライニ
ング装置の組立てを簡易迅速に行え、経済性に優れたリ
クライニング装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るリクライニング装置は、車両用シー
トのシートクッション側に固定されるベース部材と、該
ベース部材に回動可能に支持され且つシートバックに固
定される回動アームと、前記回動アームの回動をロック
するロック機構と、該ロック機構をロック解除状態とす
る操作レバーと、シートバックを前傾方向に付勢させる
リターンスプリングとを有し、前記ベース部材の外周縁
に回動アームの外周縁を係止するリング部材が設けられ
たリクライニング装置において、前記ベース部材及び回
動アームが円形状に形成され、前記ベース部材及び回動
アームの相互に対向する位置にロック機構が配設され、
前記ベース部材に回り止め用の一対のボスが形成され、
前記リング部材の外周縁に沿ってカシメ部が形成されて
いると共に、リング部材の外周縁の一側に回り止め用の
フランジ部が設けられ、該リング部材の回り止め用のフ
ランジ部が前記ベース部材の一対のボスの間に挿入係止
され、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止するよ
うにベース部材の外周縁にカシメ処理されていることを
特徴とする。
【0011】請求項1の発明においては、ベース部材及
び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材及び
回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
れ、前記ベース部材に回り止め用の一対のボスが形成さ
れ、前記リング部材の外周縁に沿ってカシメ部が形成さ
れていると共に、リング部材の外周縁の一側に回り止め
用のフランジ部が設けられ、該リング部材の回り止め用
のフランジ部が前記ベース部材の一対のボスの間に挿入
係止され、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止す
るようにベース部材の外周縁にカシメ処理されているの
で、ベース部材と回動アームが開くのを確実に防止する
ことができ、リング部材の回動を防止することができ、
リクライニング装置の組立てを簡易迅速に行える。
【0012】また、請求項2に係るリクライニング装置
は、車両用シートのシートクッション側に固定されるベ
ース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシ
ートバックに固定される回動アームと、前記回動アーム
の回動をロックするロック機構と、該ロック機構をロッ
ク解除状態とする操作レバーと、シートバックを前傾方
向に付勢させるリターンスプリングとを有し、前記ベー
ス部材の外周縁に回動アームの外周縁を係止するリング
部材が設けられたリクライニング装置において、前記ベ
ース部材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベー
ス部材及び回動アームの相互に対向する位置にロック機
構が配設され、前記ベース部材に回り止め用の一対のボ
スが形成され、前記リング部材の外周縁に沿ってカシメ
部が形成されていると共に、リング部材の外周縁の一側
に回り止め用のフランジ部と回動アームの作動角規制用
のフランジ部とが設けられ、前記回動アームに作動角規
制用のボス出し部が形成され、前記リング部材の回り止
め用のフランジ部が前記ベース部材の一対のボスの間に
挿入係止され、前記回動アームの作動角規制用のボス出
し部がリング部材の作動角規制用のフランジ部に係止さ
れることにより回動アームの回動範囲が規制されるよう
になされ、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止す
るようにベース部材の外周縁にカシメ処理されているこ
とを特徴とする。
【0013】この請求項2の発明においては、ベース部
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
及び回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配
設され、前記ベース部材に回り止め用の一対のボスが形
成され、前記リング部材の外周縁に沿ってカシメ部が形
成されていると共に、リング部材の外周縁の一側に回り
止め用のフランジ部と回動アームの作動角規制用のフラ
ンジ部とが設けられ、前記回動アームに作動角規制用の
ボス出し部が形成され、前記リング部材の回り止め用の
フランジ部が前記ベース部材の一対のボスの間に挿入係
止され、前記回動アームの作動角規制用のボス出し部が
リング部材の作動角規制用のフランジ部に係止されるこ
とにより回動アームの回動範囲が規制されるようになさ
れ、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止するよう
にベース部材の外周縁にカシメ処理されているので、ベ
ース部材と回動アームが開くのを確実に防止することが
でき、リング部材の回動を防止することができ、回動ア
ームの回動範囲を簡易な構成で規制することができる。
【0014】また、請求項3に係るリクライニング装置
は、車両用シートのシートクッション側に固定されるベ
ース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシ
ートバックに固定される回動アームと、前記回動アーム
の回動をロックするロック機構と、該ロック機構をロッ
ク解除状態とする操作レバーと、シートバックを前傾方
向に付勢させるリターンスプリングとを有し、前記ベー
ス部材の外周縁に回動アームの外周縁を係止するリング
部材が設けられたリクライニング装置において、前記ベ
ース部材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベー
ス部材及び回動アームの相互に対向する位置にロック機
構が配設され、前記ベース部材の外側に回り止め用の一
対のボスが形成され、前記リング部材の外周縁に沿って
カシメ部が形成されていると共に、リング部材の外周縁
の一側に回り止め用のフランジ部と他側に回動アームの
作動角規制用のフランジ部が夫々設けられ、前記回動ア
ームの外側に作動角規制用のボス出し部が形成され、前
記リング部材の一側の回り止め用のフランジ部が前記ベ
ース部材の外側の一対のボスの間に挿入係止され、前記
回動アームの外側の作動角規制用のボス出し部がリング
部材の他側の作動角規制用のフランジ部に係止されるこ
とにより回動アームの回動範囲が規制されるようになさ
れ、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止するよう
にベース部材の外周縁にカシメ処理されていることを特
徴とする。
【0015】この請求項3の発明においては、ベース部
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
及び回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配
設され、前記ベース部材の外側に回り止め用の一対のボ
スが形成され、前記リング部材の外周縁に沿ってカシメ
部が形成されていると共に、リング部材の外周縁の一側
に回り止め用のフランジ部と他側に回動アームの作動角
規制用のフランジ部が夫々設けられ、前記回動アームの
外側に作動角規制用のボス出し部が形成され、前記リン
グ部材の一側の回り止め用のフランジ部が前記ベース部
材の外側の一対のボスの間に挿入係止され、前記回動ア
ームの外側の作動角規制用のボス出し部がリング部材の
他側の作動角規制用のフランジ部に係止されることによ
り回動アームの回動範囲が規制されるようになされ、前
記カシメ部が回動アームの外周縁を係止するようにベー
ス部材の外周縁にカシメ処理されているので、ベース部
材と回動アームが開くのを確実に防止することができ、
リング部材の回動を防止することができ、回動アームの
回動範囲を簡易な構成で規制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリクライニン
グ装置を図面を参照して説明する。図1乃至図6(a)
及び(b)は、本発明に係るリクライニング装置の実施
の形態を夫々示すもので、図1は分解斜視図、図2はリ
クライニング装置の回動アーム側からの斜視図、図3は
リクライニング装置のベース部材側からの斜視図、図4
はリクライニング装置の組付状態の断面図、図5はリク
ライニング装置の回動状態を夫々示すもので、(a)は
最後傾状態の正面図、(b)は最前傾状態の正面図、図
6はリクライニング装置を夫々示すもので、(a)はロ
ック状態の正面図、(b)はロック解除状態の正面図で
あり、前述せる従来の技術で示した構成と対応する部分
には同一符号を付して説明する。
【0017】車両用シートは図示せざるも、前後スライ
ド機構に載置されて前後移動調節可能に取付けられる。
前後スライド機構は固定レールと、この固定レールに嵌
合して前後摺動可能な可動レールとを備え、可動レール
は垂直板部を備えている。尚、前後スライド機構の基本
的構成は従来公知の構成を有している。
【0018】リクライニング装置10は可動レールの垂
直板部の後部に斜め後方に突出する突出部に設けられて
いる。このリクライニング装置10は図1に示す如く、
突出部に取付けられる略円形状のベース部材11と、シ
ートバックフレームの左右のサイドフレームに取付けら
れる円形状の回動アーム12とを備えている。
【0019】また、前記ベース部材11及び回動アーム
12の相互に対向する位置にロック機構が配設されてい
る。図4に示す如く、前記回動アーム12が操作レバー
15に固着された枢軸14を中心としてベース部材11
に対して回動自在に保持され、前記ベース部材11には
中央部に枢軸14を挿通する挿通孔17が形成され、円
形凹部18の円弧状側壁には、インナーツース22A,
22Bの外歯23と噛合する係止歯部21aが形成され
ている。
【0020】また、円形凹部18の内部に更に形成され
た上下に長い凹部20に一対のインナーツース22A,
22Bが進退自在に配設されている。これらインナーツ
ース22A,22Bの内周側にカム面24が形成されて
いる。更に、凹部20のインナーツース22A,22B
間には、枢軸14のカム軸14aに嵌合して回動される
カム26が配設されていること前述した従来の技術と同
様である。
【0021】また、リクライニング装置10はロック機
構を解除する操作レバー15と、この操作レバー15を
ロック方向に付勢するロックスプリングと、シートバッ
クを前傾させるリターンスプリングを有しているが、図
示説明は省略する。前記ベース部材11及び回動アーム
12の円形状の外周縁にリング部材33が固着され、前
記回動アーム12の外周縁がリング部材33により被覆
され、ベース部材11と回動アーム12が開かないよう
に構成されている。
【0022】前記回動アーム12の外周縁に沿って複数
の係合凸部28が形成され、この係合凸部28が左右の
サイドフレームの下部に形成された凹部としての透孔に
挿入されて固着される。また回動アーム12には、ベー
ス部材11の凹部20の円弧状側壁の半径と同一半径の
円筒状凹部29が形成され、この円筒状凹部29の中央
部に前述した枢軸14を挿通する挿通孔30が形成され
ていると共に、円筒状凹部29を形成する内壁に前述し
たインナーツース22A,22Bの外歯23に噛合する
内歯31aが形成されている。
【0023】そして、ベース部材11及び回動アーム1
2には、図4に示すように、枢軸14が嵌合され、この
枢軸14をベース部材11の挿通孔17,カム26の挿
通孔26a,回動アーム12の挿通孔30及び操作レバ
ー15の嵌合部15aに夫々挿通した状態で、スナップ
リング32止めされている。
【0024】図3に示す如く、前記ベース部材11の外
側に回り止め用の一対のボス41,41が形成され、前
記リング部材33の外周縁に沿ってカシメ部43が形成
されていると共に、リング部材33の外周縁の一側に回
り止め用のフランジ部45が形成されている。前記カシ
メ部43が回動アーム12の外周縁を係止するようにベ
ース部材11の外周縁にカシメ処理され、ベース部材1
1と回動アーム12とが開くのを防止している。また前
記リング部材33の一側の回り止め用のフランジ部45
が前記ベース部材11の外側の一対のボス41,41の
間に挿入係止され、リング部材33の回動が阻止される
ようになされている。
【0025】また、図2に示す如く、前記リング部材3
3の他側に回動アーム12の作動角規制用のフランジ部
47,49が夫々設けられ、前記回動アーム12の外側
に作動角規制用のボス出し部51が形成されている。図
5(a)及び(b)に示す如く、前記回動アーム12の
外側の作動角規制用のボス出し部51がリング部材33
の他側の作動角規制用のフランジ部47,49に係止さ
れることにより回動アーム12の回動範囲が規制される
ようになされている。尚、ボス出し部51は図示の形状
構造に限定されるものではなく、種々変形変更すること
ができる。
【0026】図5(a)に示す状態では、作動角規制用
のボス出し部51がリング部材33の作動角規制用のフ
ランジ部47と係合し回動アーム12の最後傾状態を保
持し、また図5(b)に示す状態では、作動角規制用の
ボス出し部51がリング部材33の作動角規制用のフラ
ンジ部49と係合し最前傾状態を保持している。
【0027】図6(a)に示す如く、リクライニング装
置10がロック状態にある場合には、回動アーム12の
円筒状凹部29の内歯31aにインナーツース22A,
22Bの外歯23が噛合し、この状態がカム26により
保持されている。このロック状態から操作レバー15を
時計方向に回動させると、カム26がインナーツース2
2A,22Bを夫々カム軸14a方向に引き込み、図6
(b)に示す如く、インナーツース22A,22Bと回
動アーム12の内歯31aとの噛合を解除し、回動アー
ム12が回動可能となる。
【0028】尚、前記実施の形態においては、一対のイ
ンナーツース22A,22Bを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って3組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。また、ベース部材11、回動アーム12、操作レ
バー15、インナーツース22A,22B及びカム26
の形状は前記実施の形態に限定されるものではなく、任
意の形状に設定することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るリ
クライニング装置によれば、ベース部材及び回動アーム
が円形状に形成され、前記ベース部材及び回動アームの
相互に対向する位置にロック機構が配設され、前記ベー
ス部材に回り止め用の一対のボスが形成され、前記リン
グ部材の外周縁に沿ってカシメ部が形成されていると共
に、リング部材の外周縁の一側に回り止め用のフランジ
部が設けられ、該リング部材の回り止め用のフランジ部
が前記ベース部材の一対のボスの間に挿入係止され、前
記カシメ部が回動アームの外周縁を係止するようにベー
ス部材の外周縁にカシメ処理されているので、ベース部
材と回動アームが開くのを確実に防止することができ、
リング部材の回動を防止することができ、リクライニン
グ装置の組立てを簡易迅速に行える。
【0030】また、請求項2に係るリクライニング装置
によれば、ベース部材及び回動アームが円形状に形成さ
れ、前記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位
置にロック機構が配設され、前記ベース部材に回り止め
用の一対のボスが形成され、前記リング部材の外周縁に
沿ってカシメ部が形成されていると共に、リング部材の
外周縁の一側に回り止め用のフランジ部と回動アームの
作動角規制用のフランジ部とが設けられ、前記回動アー
ムに作動角規制用のボス出し部が形成され、前記リング
部材の回り止め用のフランジ部が前記ベース部材の一対
のボスの間に挿入係止され、前記回動アームの作動角規
制用のボス出し部がリング部材の作動角規制用のフラン
ジ部に係止されることにより回動アームの回動範囲が規
制されるようになされ、前記カシメ部が回動アームの外
周縁を係止するようにベース部材の外周縁にカシメ処理
されているので、ベース部材と回動アームが開くのを確
実に防止することができ、リング部材の回動を防止する
ことができ、回動アームの回動範囲を簡易な構成で規制
することができる。
【0031】また、請求項3に係るリクライニング装置
によれば、ベース部材及び回動アームが円形状に形成さ
れ、前記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位
置にロック機構が配設され、前記ベース部材の外側に回
り止め用の一対のボスが形成され、前記リング部材の外
周縁に沿ってカシメ部が形成されていると共に、リング
部材の外周縁の一側に回り止め用のフランジ部と他側に
回動アームの作動角規制用のフランジ部が夫々設けら
れ、前記回動アームの外側に作動角規制用のボス出し部
が形成され、前記リング部材の一側の回り止め用のフラ
ンジ部が前記ベース部材の外側の一対のボスの間に挿入
係止され、前記回動アームの外側の作動角規制用のボス
出し部がリング部材の他側の作動角規制用のフランジ部
に係止されることにより回動アームの回動範囲が規制さ
れるようになされ、前記カシメ部が回動アームの外周縁
を係止するようにベース部材の外周縁にカシメ処理され
ているので、ベース部材と回動アームが開くのを確実に
防止することができ、リング部材の回動を防止すること
ができ、回動アームの回動範囲を簡易な構成で規制する
ことができる。
【0032】本発明によれば、ベース部材と回動アーム
が開くのを確実に防止することができ、リング部材の回
動を防止することができ、回動アームの回動範囲を簡易
な構成で規制することができ、リクライニング装置の組
立てを簡易迅速に行え、経済性に優れたリクライニング
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の分解斜視
図。
【図2】本発明に係るリクライニング装置の回動アーム
側からの斜視図。
【図3】本発明に係るリクライニング装置のベース部材
側からの斜視図。
【図4】本発明に係るリクライニング装置の組付状態の
断面図。
【図5】本発明に係るリクライニング装置の回動アーム
の回動状態を夫々示すもので、(a)は最後傾状態の正
面図、(b)は最前傾状態の正面図。
【図6】本発明に係るリクライニング装置を夫々示すも
ので、(a)はロック状態の正面説明図、(b)はロッ
ク解除状態の正面説明図。
【図7】従来のリクライニング装置の分解斜視図。
【符号の説明】
10 リクライニング装置 11 ベース部材 12 回動アーム 14 枢軸 14a カム軸 15 操作レバー 17 挿通孔 18 円形凹部 20 凹部 22A インナーツース 22B インナーツース 23 外歯 26 カム 26a 挿通孔 28 係合凸部 30 挿通孔 31a 内歯 33 リング部材 41 回り止め用のボス 43 カシメ部 45 回り止め用のフランジ部 47 作動角規制用のフランジ部 49 作動角規制用のフランジ部 51 作動角規制用のボス出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−56513(JP,A) 特開 平11−89659(JP,A) 特開 平7−124029(JP,A) 特開 平11−70028(JP,A) 特開 平6−125821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーと、シートバッ
    クを前傾方向に付勢させるリターンスプリングとを有
    し、前記ベース部材の外周縁に回動アームの外周縁を係
    止するリング部材が設けられたリクライニング装置にお
    いて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
    記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
    ック機構が配設され、前記ベース部材に回り止め用の一
    対のボスが形成され、前記リング部材の外周縁に沿って
    カシメ部が形成されていると共に、リング部材の外周縁
    の一側に回り止め用のフランジ部が設けられ、該リング
    部材の回り止め用のフランジ部が前記ベース部材の一対
    のボスの間に挿入係止され、前記カシメ部が回動アーム
    の外周縁を係止するようにベース部材の外周縁にカシメ
    処理されていることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーと、シートバッ
    クを前傾方向に付勢させるリターンスプリングとを有
    し、前記ベース部材の外周縁に回動アームの外周縁を係
    止するリング部材が設けられたリクライニング装置にお
    いて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
    記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
    ック機構が配設され、前記ベース部材に回り止め用の一
    対のボスが形成され、前記リング部材の外周縁に沿って
    カシメ部が形成されていると共に、リング部材の外周縁
    の一側に回り止め用のフランジ部と回動アームの作動角
    規制用のフランジ部とが設けられ、前記回動アームに作
    動角規制用のボス出し部が形成され、前記リング部材の
    回り止め用のフランジ部が前記ベース部材の一対のボス
    の間に挿入係止され、前記回動アームの作動角規制用の
    ボス出し部がリング部材の作動角規制用のフランジ部に
    係止されることにより回動アームの回動範囲が規制され
    るようになされ、前記カシメ部が回動アームの外周縁を
    係止するようにベース部材の外周縁にカシメ処理されて
    いることを特徴とするリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーと、シートバッ
    クを前傾方向に付勢させるリターンスプリングとを有
    し、前記ベース部材の外周縁に回動アームの外周縁を係
    止するリング部材が設けられたリクライニング装置にお
    いて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
    記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
    ック機構が配設され、前記ベース部材の外側に回り止め
    用の一対のボスが形成され、前記リング部材の外周縁に
    沿ってカシメ部が形成されていると共に、リング部材の
    外周縁の一側に回り止め用のフランジ部と他側に回動ア
    ームの作動角規制用のフランジ部が夫々設けられ、前記
    回動アームの外側に作動角規制用のボス出し部が形成さ
    れ、前記リング部材の一側の回り止め用のフランジ部が
    前記ベース部材の外側の一対のボスの間に挿入係止さ
    れ、前記回動アームの外側の作動角規制用のボス出し部
    がリング部材の他側の作動角規制用のフランジ部に係止
    されることにより回動アームの回動範囲が規制されるよ
    うになされ、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止
    するようにベース部材の外周縁にカシメ処理されている
    ことを特徴とするリクライニング装置。
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