JP3287456B2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
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- JP3287456B2 JP3287456B2 JP27384697A JP27384697A JP3287456B2 JP 3287456 B2 JP3287456 B2 JP 3287456B2 JP 27384697 A JP27384697 A JP 27384697A JP 27384697 A JP27384697 A JP 27384697A JP 3287456 B2 JP3287456 B2 JP 3287456B2
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- fixed
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/235—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
- B60N2/2356—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
- B60N2/236—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートに関
し、更に詳細に説明すると、固定レールと可動レールと
を備え、前記可動レール側にシートクッションが取付け
られる前後スライド機構と、前記シートクッションに固
定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
され且つシートバックに固定された回動アームと、前記
ベース部材及び回動アーム間に介装されたロック機構
と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバー
と、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプリ
ングと、シートバックを前傾させるリターンスプリング
を有するリクライニング装置とを備えた車両用シートに
関する。
し、更に詳細に説明すると、固定レールと可動レールと
を備え、前記可動レール側にシートクッションが取付け
られる前後スライド機構と、前記シートクッションに固
定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
され且つシートバックに固定された回動アームと、前記
ベース部材及び回動アーム間に介装されたロック機構
と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバー
と、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプリ
ングと、シートバックを前傾させるリターンスプリング
を有するリクライニング装置とを備えた車両用シートに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、前後スライド機構によりシー
トクッションを前後移動調節する構成は公知であり、ま
たシートバックを前後傾動させる両側リクライニング装
置としては、本出願人が先に提案した特開平９−２８４
９６号公報，特開平９−１３１２３７号公報に記載され
ているものがある。また、特公昭６３−６５３２７号公
報には、調節位置に応じたロックが可能である背もたれ
用ヒンジ装置が示されており、特開平７−１３６０３２
号公報には、ポールとカムの寸法誤差等による接合不良
を回避するために、カムをポールの摺動方向（上下方
向）のみに移動させる構成が示されている。
トクッションを前後移動調節する構成は公知であり、ま
たシートバックを前後傾動させる両側リクライニング装
置としては、本出願人が先に提案した特開平９−２８４
９６号公報，特開平９−１３１２３７号公報に記載され
ているものがある。また、特公昭６３−６５３２７号公
報には、調節位置に応じたロックが可能である背もたれ
用ヒンジ装置が示されており、特開平７−１３６０３２
号公報には、ポールとカムの寸法誤差等による接合不良
を回避するために、カムをポールの摺動方向（上下方
向）のみに移動させる構成が示されている。
【０００３】従来の特開平９−２８４９６号公報には、
インナー側のカム部材のロック解除用の第１のカム部及
びロック用の第２のカム部に夫々張出し部を設け、ロッ
クオフ及びロックオン時において張出し部をツースイン
ナーのロックオフ用溝及びロックオン用当接部に先に係
合せしめツースインナーの外歯とシートバック側に固定
されるアームの内歯との噛合及び解除を行いアウター側
に優先してロックオフ及びロックオンを行うようにした
両側リクライニング装置が記載されている。
インナー側のカム部材のロック解除用の第１のカム部及
びロック用の第２のカム部に夫々張出し部を設け、ロッ
クオフ及びロックオン時において張出し部をツースイン
ナーのロックオフ用溝及びロックオン用当接部に先に係
合せしめツースインナーの外歯とシートバック側に固定
されるアームの内歯との噛合及び解除を行いアウター側
に優先してロックオフ及びロックオンを行うようにした
両側リクライニング装置が記載されている。
【０００４】また、シートバックを前傾させるためにリ
ターンスプリングが設けられ、このリターンスプリング
は、ベース部材及び回動アームが円形状に形成されてい
る場合に、取付位置が少なく、片側ロックのフリーヒン
ジ側に設けられていた。
ターンスプリングが設けられ、このリターンスプリング
は、ベース部材及び回動アームが円形状に形成されてい
る場合に、取付位置が少なく、片側ロックのフリーヒン
ジ側に設けられていた。
【０００５】また、図５及び図６に示す如く、可動レー
ル側に固定されるベース部材１１と、該ベース部材１１
に回動可能に支持され且つシートバック側に固定された
回動アーム１２と、前記ベース部材１１及び回動アーム
１２間に介装されたロック機構（図示せず）と、該ロッ
ク機構をロック解除状態とする操作レバー１５と、該操
作レバー１５をロック方向に付勢するロックスプリング
３５と、シートバックを前傾させるリターンスプリング
４５を有するリクライニング装置１０が公知である。
ル側に固定されるベース部材１１と、該ベース部材１１
に回動可能に支持され且つシートバック側に固定された
回動アーム１２と、前記ベース部材１１及び回動アーム
１２間に介装されたロック機構（図示せず）と、該ロッ
ク機構をロック解除状態とする操作レバー１５と、該操
作レバー１５をロック方向に付勢するロックスプリング
３５と、シートバックを前傾させるリターンスプリング
４５を有するリクライニング装置１０が公知である。
【０００６】前記リターンスプリング４５の一端４５ａ
は回動アーム１２に形成されたフック部３４に係止さ
れ、リターンスプリング４５の他端４５ｂが前記ベース
部材１１側に形成されたフックブラケット４７に係止さ
れ、このフックブラケット４７が弯曲して延設され前記
リターンスプリング４５のガイド部５１に形成されてい
る。このガイド部５１によりリターンスプリング４５の
付勢力を効率よく発生させ、円滑な作動を得るようにな
されている。
は回動アーム１２に形成されたフック部３４に係止さ
れ、リターンスプリング４５の他端４５ｂが前記ベース
部材１１側に形成されたフックブラケット４７に係止さ
れ、このフックブラケット４７が弯曲して延設され前記
リターンスプリング４５のガイド部５１に形成されてい
る。このガイド部５１によりリターンスプリング４５の
付勢力を効率よく発生させ、円滑な作動を得るようにな
されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、ベース部材
及び回動アームが円形状に形成されている場合に、リタ
ーンスプリングの取付位置が少なく、両側ロックの両側
リクライニング装置にはリターンスプリングを固定する
のが困難である欠点を有していた。特にベース部材及び
回動アームが円形状に形成されている場合で、回動アー
ムをシートバックフレームのサイドフレームの下部にス
タッドボルト等により固着する場合には、スタッドボル
ト等との当接を避けるためにリターンスプリングが外側
に追いやられ、リクライニング装置が厚くなり、また、
シートバックの前後傾動の角度規制部を形成する場合に
は別途形成された部品を設けなければならず、更にリタ
ーンスプリングの円滑な作動を得るためにフックブラケ
ット等にガイド部を別途設けなければならず、部品点数
が増大し、コストアップとなる欠点を有するものであっ
た。
及び回動アームが円形状に形成されている場合に、リタ
ーンスプリングの取付位置が少なく、両側ロックの両側
リクライニング装置にはリターンスプリングを固定する
のが困難である欠点を有していた。特にベース部材及び
回動アームが円形状に形成されている場合で、回動アー
ムをシートバックフレームのサイドフレームの下部にス
タッドボルト等により固着する場合には、スタッドボル
ト等との当接を避けるためにリターンスプリングが外側
に追いやられ、リクライニング装置が厚くなり、また、
シートバックの前後傾動の角度規制部を形成する場合に
は別途形成された部品を設けなければならず、更にリタ
ーンスプリングの円滑な作動を得るためにフックブラケ
ット等にガイド部を別途設けなければならず、部品点数
が増大し、コストアップとなる欠点を有するものであっ
た。
【０００８】本発明の目的は、上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、ベース部材及び回動
アームが円形状に形成されている場合に、リクライニン
グ装置にリターンスプリングを簡易に固着することがで
き、リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、
シートバックの前後傾動の角度規制を簡易に構成するこ
とができ、フックブラケット等にリターンスプリングの
ガイド部を別途設ける必要がなく、リターンスプリング
の円滑な作動を得ることができ、部品点数を減少させる
ことができ、経済性に優れた車両用シートを提供するも
のである。
題に着目してなされたものであり、ベース部材及び回動
アームが円形状に形成されている場合に、リクライニン
グ装置にリターンスプリングを簡易に固着することがで
き、リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、
シートバックの前後傾動の角度規制を簡易に構成するこ
とができ、フックブラケット等にリターンスプリングの
ガイド部を別途設ける必要がなく、リターンスプリング
の円滑な作動を得ることができ、部品点数を減少させる
ことができ、経済性に優れた車両用シートを提供するも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る車両用シートは、固定レールと可動
レールとを備え、前記可動レール側にシートクッション
が取付けられる前後スライド機構と、前記可動レール側
に固定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に
支持され且つシートバックに固定された回動アームと、
前記ベース部材及び回動アーム間に介装されたロック機
構と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバー
と、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプリ
ングと、シートバックを前傾させるリターンスプリング
を有するリクライニング装置とを備えた車両用シートに
おいて、前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成
され、前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着さ
れ、前記回動アームの外周縁がリング部材により被覆さ
れ、前記リターンスプリングの一端が前記リング部材に
形成された取付用フック部に係止され、リターンスプリ
ングの他端が前記回動アームをシートバックフレームの
サイドフレームの下部に固着する固着部材に係止され、
該固着部材が前記リターンスプリングのガイド部に形成
されていることを特徴とする。
に、請求項１に係る車両用シートは、固定レールと可動
レールとを備え、前記可動レール側にシートクッション
が取付けられる前後スライド機構と、前記可動レール側
に固定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に
支持され且つシートバックに固定された回動アームと、
前記ベース部材及び回動アーム間に介装されたロック機
構と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバー
と、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプリ
ングと、シートバックを前傾させるリターンスプリング
を有するリクライニング装置とを備えた車両用シートに
おいて、前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成
され、前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着さ
れ、前記回動アームの外周縁がリング部材により被覆さ
れ、前記リターンスプリングの一端が前記リング部材に
形成された取付用フック部に係止され、リターンスプリ
ングの他端が前記回動アームをシートバックフレームの
サイドフレームの下部に固着する固着部材に係止され、
該固着部材が前記リターンスプリングのガイド部に形成
されていることを特徴とする。
【００１０】請求項１の発明においては、ベース部材及
び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材の外
周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外周縁
がリング部材により被覆され、前記リターンスプリング
の一端が前記リング部材に形成された取付用フック部に
係止され、リターンスプリングの他端が前記回動アーム
をシートバックフレームのサイドフレームの下部に固着
する固着部材に係止され、該固着部材が前記リターンス
プリングのガイド部に形成されているので、リクライニ
ング装置の厚さを薄くすることができ、フックブラケッ
ト等にリターンスプリングのガイド部を別途設ける必要
がなく、リターンスプリングを簡易に取付けることがで
きる。
び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材の外
周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外周縁
がリング部材により被覆され、前記リターンスプリング
の一端が前記リング部材に形成された取付用フック部に
係止され、リターンスプリングの他端が前記回動アーム
をシートバックフレームのサイドフレームの下部に固着
する固着部材に係止され、該固着部材が前記リターンス
プリングのガイド部に形成されているので、リクライニ
ング装置の厚さを薄くすることができ、フックブラケッ
ト等にリターンスプリングのガイド部を別途設ける必要
がなく、リターンスプリングを簡易に取付けることがで
きる。
【００１１】また、請求項２に係る車両用シートは、固
定レールと可動レールとを備え、前記可動レール側にシ
ートクッションが取付けられる前後スライド機構と、前
記可動レール側に固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持され且つシートバックに固定された
回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装
されたロック機構と、該ロック機構をロック解除状態と
する操作レバーと、該操作レバーをロック方向に付勢す
るロックスプリングと、シートバックを前傾させるリタ
ーンスプリングを有するリクライニング装置とを備えた
車両用シートにおいて、前記ベース部材及び回動アーム
が円形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング
部材が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材
により被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記
リング部材に形成された取付用フック部に係止され、リ
ターンスプリングの他端が前記回動アームをシートバッ
クフレームのサイドフレームの下部に固着するボルト，
ナットまたはリベット等の固着部材に係止され、該固着
部材の外周縁が前記リターンスプリングのガイド部に形
成されていることを特徴とする。
定レールと可動レールとを備え、前記可動レール側にシ
ートクッションが取付けられる前後スライド機構と、前
記可動レール側に固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持され且つシートバックに固定された
回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装
されたロック機構と、該ロック機構をロック解除状態と
する操作レバーと、該操作レバーをロック方向に付勢す
るロックスプリングと、シートバックを前傾させるリタ
ーンスプリングを有するリクライニング装置とを備えた
車両用シートにおいて、前記ベース部材及び回動アーム
が円形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング
部材が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材
により被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記
リング部材に形成された取付用フック部に係止され、リ
ターンスプリングの他端が前記回動アームをシートバッ
クフレームのサイドフレームの下部に固着するボルト，
ナットまたはリベット等の固着部材に係止され、該固着
部材の外周縁が前記リターンスプリングのガイド部に形
成されていることを特徴とする。
【００１２】この請求項２の発明においては、ベース部
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
の外周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外
周縁がリング部材により被覆され、前記リターンスプリ
ングの一端が前記リング部材に形成された取付用フック
部に係止され、リターンスプリングの他端が前記回動ア
ームをシートバックフレームのサイドフレームの下部に
固着するボルト，ナットまたはリベット等の固着部材に
係止され、該固着部材の外周縁が前記リターンスプリン
グのガイド部に形成されているので、リクライニング装
置の厚さを薄くすることができ、フックブラケット等に
リターンスプリングのガイド部を別途設ける必要がな
く、リターンスプリングを簡易に取付けることができ
る。
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
の外周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外
周縁がリング部材により被覆され、前記リターンスプリ
ングの一端が前記リング部材に形成された取付用フック
部に係止され、リターンスプリングの他端が前記回動ア
ームをシートバックフレームのサイドフレームの下部に
固着するボルト，ナットまたはリベット等の固着部材に
係止され、該固着部材の外周縁が前記リターンスプリン
グのガイド部に形成されているので、リクライニング装
置の厚さを薄くすることができ、フックブラケット等に
リターンスプリングのガイド部を別途設ける必要がな
く、リターンスプリングを簡易に取付けることができ
る。
【００１３】また、請求項３に係る車両用シートは、固
定レールと可動レールとを備え、前記可動レール側にシ
ートクッションが取付けられる前後スライド機構と、前
記可動レール側に固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持され且つシートバックに固定された
回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装
されたロック機構と、該ロック機構をロック解除状態と
する操作レバーと、該操作レバーをロック方向に付勢す
るロックスプリングと、シートバックを前傾させるリタ
ーンスプリングを有するリクライニング装置とを備えた
車両用シートにおいて、前記ベース部材及び回動アーム
が円形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング
部材が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材
により被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記
リング部材に形成された取付用フック部に係止され、リ
ターンスプリングの他端が前記回動アームをシートバッ
クフレームのサイドフレームの下部に固着する固着部材
に係止され、該固着部材の外周縁が前記リターンスプリ
ングのガイド部に形成され、前記リング部材の取付用フ
ック部の前後端部がシートバックの回動角度の前後規制
部に形成されていることを特徴とする。
定レールと可動レールとを備え、前記可動レール側にシ
ートクッションが取付けられる前後スライド機構と、前
記可動レール側に固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持され且つシートバックに固定された
回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装
されたロック機構と、該ロック機構をロック解除状態と
する操作レバーと、該操作レバーをロック方向に付勢す
るロックスプリングと、シートバックを前傾させるリタ
ーンスプリングを有するリクライニング装置とを備えた
車両用シートにおいて、前記ベース部材及び回動アーム
が円形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング
部材が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材
により被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記
リング部材に形成された取付用フック部に係止され、リ
ターンスプリングの他端が前記回動アームをシートバッ
クフレームのサイドフレームの下部に固着する固着部材
に係止され、該固着部材の外周縁が前記リターンスプリ
ングのガイド部に形成され、前記リング部材の取付用フ
ック部の前後端部がシートバックの回動角度の前後規制
部に形成されていることを特徴とする。
【００１４】この請求項３の発明においては、ベース部
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
の外周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外
周縁がリング部材により被覆され、前記リターンスプリ
ングの一端が前記リング部材に形成された取付用フック
部に係止され、リターンスプリングの他端が前記回動ア
ームをシートバックフレームのサイドフレームの下部に
固着する固着部材に係止され、該固着部材の外周縁が前
記リターンスプリングのガイド部に形成され、前記リン
グ部材の取付用フック部の前後端部がシートバックの回
動角度の前後規制部に形成されているので、リクライニ
ング装置の厚さを薄くすることができ、フックブラケッ
ト等にリターンスプリングのガイド部を別途設ける必要
がなく、リターンスプリングを簡易に取付けることがで
き、シートバックの前後傾動の角度規制部をリング部材
の取付用フック部の前後端部により形成したので、構成
を簡易にすることができ、部品点数を減少させることが
できる。
材及び回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材
の外周縁にリング部材が固着され、前記回動アームの外
周縁がリング部材により被覆され、前記リターンスプリ
ングの一端が前記リング部材に形成された取付用フック
部に係止され、リターンスプリングの他端が前記回動ア
ームをシートバックフレームのサイドフレームの下部に
固着する固着部材に係止され、該固着部材の外周縁が前
記リターンスプリングのガイド部に形成され、前記リン
グ部材の取付用フック部の前後端部がシートバックの回
動角度の前後規制部に形成されているので、リクライニ
ング装置の厚さを薄くすることができ、フックブラケッ
ト等にリターンスプリングのガイド部を別途設ける必要
がなく、リターンスプリングを簡易に取付けることがで
き、シートバックの前後傾動の角度規制部をリング部材
の取付用フック部の前後端部により形成したので、構成
を簡易にすることができ、部品点数を減少させることが
できる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
を図面を参照して説明する。図１乃至図４は、本発明に
係る車両用シートの実施の形態を夫々示すもので、前述
せる従来技術を示す図５及び図６の構成と対応する部分
には同一符号を付して説明する。
を図面を参照して説明する。図１乃至図４は、本発明に
係る車両用シートの実施の形態を夫々示すもので、前述
せる従来技術を示す図５及び図６の構成と対応する部分
には同一符号を付して説明する。
【００１６】図１は本発明に係る車両用シートの分解斜
視図、図２は部分拡大正面図、図３は図２のＺ−Ｚ線断
面図、図４は図２のＹ−Ｙ線断面図であり、車両用シー
トは前後スライド機構１に載置されて前後移動調節可能
に取付けられる。
視図、図２は部分拡大正面図、図３は図２のＺ−Ｚ線断
面図、図４は図２のＹ−Ｙ線断面図であり、車両用シー
トは前後スライド機構１に載置されて前後移動調節可能
に取付けられる。
【００１７】図１に示す如く、前後スライド機構１は固
定レール２と、この固定レールに嵌合して前後摺動可能
な可動レール３とを備え、可動レール３は垂直板部５を
備えている。尚、前後スライド機構１の基本的構成は従
来公知の構成を有し、操作レバー６の操作により図示し
ないロック機構が作動するように構成されている。また
可動レール３の固定ブラケット３ａにシートクッション
フレーム（図示せず）が取付けられる。
定レール２と、この固定レールに嵌合して前後摺動可能
な可動レール３とを備え、可動レール３は垂直板部５を
備えている。尚、前後スライド機構１の基本的構成は従
来公知の構成を有し、操作レバー６の操作により図示し
ないロック機構が作動するように構成されている。また
可動レール３の固定ブラケット３ａにシートクッション
フレーム（図示せず）が取付けられる。
【００１８】前記可動レール３の垂直板部５の後部は斜
め後方に突出して形成され、この後方の突出部７にリク
ライニング装置１０が設けられている。リクライニング
装置１０は突出部７に取付けられる円形状のベース部材
１１と、シートバックフレームＢＦの左右のサイドフレ
ームＳＦ，ＳＦ（一方のみを示す）に取付けられる円形
状の回動アーム１２とを備えている。前記左右のサイド
フレームＳＦ，ＳＦ間にはＳ字状のシートスプリングＳ
Ｐが上下方向に適宜の間隔を置いて設けられている。
め後方に突出して形成され、この後方の突出部７にリク
ライニング装置１０が設けられている。リクライニング
装置１０は突出部７に取付けられる円形状のベース部材
１１と、シートバックフレームＢＦの左右のサイドフレ
ームＳＦ，ＳＦ（一方のみを示す）に取付けられる円形
状の回動アーム１２とを備えている。前記左右のサイド
フレームＳＦ，ＳＦ間にはＳ字状のシートスプリングＳ
Ｐが上下方向に適宜の間隔を置いて設けられている。
【００１９】また、ベース部材１１の前記可動レール３
と対向する側に複数の係合凸部１３が形成され、この複
数の係合凸部１３と対向する可動レール３に前記複数の
係合凸部１３と夫々嵌合し且つ固着される複数の係合凹
部としての複数の透孔８が形成されている。
と対向する側に複数の係合凸部１３が形成され、この複
数の係合凸部１３と対向する可動レール３に前記複数の
係合凸部１３と夫々嵌合し且つ固着される複数の係合凹
部としての複数の透孔８が形成されている。
【００２０】前記ベース部材１１は複数の係合凸部１３
を複数の係合凹部としての複数の透孔８とを嵌合させた
状態でスタッドボルト等のボルト９ａ，ナット９ｂによ
り可動レール３の突出部７に取付けられる。またサイド
フレームＳＦの下部には円形状の回動アーム１２を固着
するサイドブラケットＳＢが形成されている。
を複数の係合凹部としての複数の透孔８とを嵌合させた
状態でスタッドボルト等のボルト９ａ，ナット９ｂによ
り可動レール３の突出部７に取付けられる。またサイド
フレームＳＦの下部には円形状の回動アーム１２を固着
するサイドブラケットＳＢが形成されている。
【００２１】前記回動アーム１２が操作レバー１５に固
着された回転軸としての枢軸１４を中心としてベース部
材１１に対して回動自在に保持されている。図３及び図
４に示すように、可動レール３の垂直板部５の突出部７
に取付けられるベース部材１１には中央部に枢軸１４を
挿通する挿通孔１７が形成され、この挿通孔１７が円形
凹部１８の中央位置に形成されている。
着された回転軸としての枢軸１４を中心としてベース部
材１１に対して回動自在に保持されている。図３及び図
４に示すように、可動レール３の垂直板部５の突出部７
に取付けられるベース部材１１には中央部に枢軸１４を
挿通する挿通孔１７が形成され、この挿通孔１７が円形
凹部１８の中央位置に形成されている。
【００２２】円形凹部１８には、図２及び図３に示す如
く、上下に延長する左右一対の案内側壁１９ａ，１９ｂ
とこれら案内側壁１９ａ，１９ｂの上端及び下端に連接
された円弧状側壁１９ｃ，１９ｄとから略長方形状に形
成された凹部２０が形成されている。円弧状側壁１９
ｃ，１９ｄには、インナーツース２２Ａ，２２Ｂの外歯
２３と噛合する上下の係止歯部２１ａ，２１ｂが形成さ
れている。
く、上下に延長する左右一対の案内側壁１９ａ，１９ｂ
とこれら案内側壁１９ａ，１９ｂの上端及び下端に連接
された円弧状側壁１９ｃ，１９ｄとから略長方形状に形
成された凹部２０が形成されている。円弧状側壁１９
ｃ，１９ｄには、インナーツース２２Ａ，２２Ｂの外歯
２３と噛合する上下の係止歯部２１ａ，２１ｂが形成さ
れている。
【００２３】そして、略長方形状の凹部２０内に摺動係
止部材としての上下一対のインナーツース２２Ａ，２２
Ｂが案内側壁１９ａ，１９ｂによって案内されて半径方
向に進退自在に配設されている。図１及び図３に示す如
く、これらインナーツース２２Ａ，２２Ｂの内周側にカ
ム面２４が形成されている。
止部材としての上下一対のインナーツース２２Ａ，２２
Ｂが案内側壁１９ａ，１９ｂによって案内されて半径方
向に進退自在に配設されている。図１及び図３に示す如
く、これらインナーツース２２Ａ，２２Ｂの内周側にカ
ム面２４が形成されている。
【００２４】更に、凹部２０のインナーツース２２Ａ，
２２Ｂ間には、枢軸１４に嵌合して回動されるカム２６
が配設されている。このカム２６は、図２に示す如く、
各インナーツース２２Ａ，２２Ｂのカム面２４の両側部
に当接する係止部２６ａ及び２６ｂと、これら係止部２
６ａ及び２６ｂ間に外方に突出して形成された凸部２６
ｃとを備えている。また枢軸１４を挿通するカム２６の
挿通孔２６ｄが形成されている。
２２Ｂ間には、枢軸１４に嵌合して回動されるカム２６
が配設されている。このカム２６は、図２に示す如く、
各インナーツース２２Ａ，２２Ｂのカム面２４の両側部
に当接する係止部２６ａ及び２６ｂと、これら係止部２
６ａ及び２６ｂ間に外方に突出して形成された凸部２６
ｃとを備えている。また枢軸１４を挿通するカム２６の
挿通孔２６ｄが形成されている。
【００２５】前記操作レバー１５の回転軸としての枢軸
１４は両側リクライニング装置として用いる場合には、
インナー側及びアウター側リクライニングデバイスのカ
ム２６，２６（一方は図示せず）を連結する連結杆とし
て形成される。前記連結杆としての枢軸１４は非円形の
異形断面に形成されている。
１４は両側リクライニング装置として用いる場合には、
インナー側及びアウター側リクライニングデバイスのカ
ム２６，２６（一方は図示せず）を連結する連結杆とし
て形成される。前記連結杆としての枢軸１４は非円形の
異形断面に形成されている。
【００２６】前記枢軸１４には、枢軸１４の外周の軸線
方向に延びる複数の突条１４ａが形成され、この複数の
突条１４ａがカム２６の挿通孔２６ｄに形成された複数
の凹溝２６ｅに係止されている。
方向に延びる複数の突条１４ａが形成され、この複数の
突条１４ａがカム２６の挿通孔２６ｄに形成された複数
の凹溝２６ｅに係止されている。
【００２７】回動アーム１２は、図１乃至図４に示すよ
うに、円形状に形成され、外周縁の内側に沿って複数の
係合凸部２８が形成され、この係合凸部２８を左右のサ
イドフレームＳＦの下部のサイドブラケットＳＢに形成
された凹部としての透孔ＳＢ１に夫々嵌合させた状態で
スタッドボルト等のボルト３９ａ，ナット３９ｂにより
固着される。尚、ボルト３９ａ，ナット３９ｂに代えて
リベット等の固着部材を用いることもできる。またサイ
ドブラケットＳＢには枢軸１４を挿通する透孔ＳＢ２が
形成されている。
うに、円形状に形成され、外周縁の内側に沿って複数の
係合凸部２８が形成され、この係合凸部２８を左右のサ
イドフレームＳＦの下部のサイドブラケットＳＢに形成
された凹部としての透孔ＳＢ１に夫々嵌合させた状態で
スタッドボルト等のボルト３９ａ，ナット３９ｂにより
固着される。尚、ボルト３９ａ，ナット３９ｂに代えて
リベット等の固着部材を用いることもできる。またサイ
ドブラケットＳＢには枢軸１４を挿通する透孔ＳＢ２が
形成されている。
【００２８】また回動アーム１２には、ベース部材１１
の凹部２０の円弧状側壁１９ｃ，１９ｄの半径と同一半
径の円筒状凹部２９が形成され、この円筒状凹部２９の
中央部に前述した枢軸１４を挿通する挿通孔３０が形成
されていると共に、凹部２９を形成する内壁に上述した
インナーツース２２Ａ，２２Ｂの外歯２３に噛合する内
歯３１ａが形成されている。
の凹部２０の円弧状側壁１９ｃ，１９ｄの半径と同一半
径の円筒状凹部２９が形成され、この円筒状凹部２９の
中央部に前述した枢軸１４を挿通する挿通孔３０が形成
されていると共に、凹部２９を形成する内壁に上述した
インナーツース２２Ａ，２２Ｂの外歯２３に噛合する内
歯３１ａが形成されている。
【００２９】そして、ベース部材１１及び回動アーム１
２は、図３及び図４に示すように、枢軸１４をベース部
材１１の挿通孔１７，カム２６の挿通孔２６ｄ，回動ア
ーム１２の挿通孔３０及び操作レバー１５の挿通孔１５
ａに夫々挿通した状態で、スナップリング３２止めされ
ている。
２は、図３及び図４に示すように、枢軸１４をベース部
材１１の挿通孔１７，カム２６の挿通孔２６ｄ，回動ア
ーム１２の挿通孔３０及び操作レバー１５の挿通孔１５
ａに夫々挿通した状態で、スナップリング３２止めされ
ている。
【００３０】更にベース部材１１の外周縁にリング部材
３３が固着され、回動アーム１２の外周縁がリング部材
３３により被覆され、回動アーム１２が回動可能で且つ
ベース部材１１及び回動アーム１２の外周縁が開くのを
防止している。
３３が固着され、回動アーム１２の外周縁がリング部材
３３により被覆され、回動アーム１２が回動可能で且つ
ベース部材１１及び回動アーム１２の外周縁が開くのを
防止している。
【００３１】前記枢軸１４の外周にコイルスプリングか
らなるロックスプリング３５が挿通され、このロックス
プリング３５がベース部材１１の挿通孔１７に配設さ
れ、ロックスプリング３５の一端３５ａがベース部材１
１の係合凸部１３に係止され、他端３５ｂがカム２６に
形成された透孔２６ｆに係止されている。
らなるロックスプリング３５が挿通され、このロックス
プリング３５がベース部材１１の挿通孔１７に配設さ
れ、ロックスプリング３５の一端３５ａがベース部材１
１の係合凸部１３に係止され、他端３５ｂがカム２６に
形成された透孔２６ｆに係止されている。
【００３２】前記ロックスプリング３５により、カム２
６，枢軸１４及び操作レバー１５が、図１及び図２で見
て反時計方向に付勢されている。尚、ロックスプリング
３５は複数設けるものであってもよい。また前記可動レ
ール３の垂直板部５の後部の斜め後方に突出して形成さ
れた突出部７に、図１に示す如く、リクライニング装置
１０のロックスプリング３５を被覆するカバー部４１が
形成されている。
６，枢軸１４及び操作レバー１５が、図１及び図２で見
て反時計方向に付勢されている。尚、ロックスプリング
３５は複数設けるものであってもよい。また前記可動レ
ール３の垂直板部５の後部の斜め後方に突出して形成さ
れた突出部７に、図１に示す如く、リクライニング装置
１０のロックスプリング３５を被覆するカバー部４１が
形成されている。
【００３３】またカバー部４１には操作レバー１５の回
転軸としての枢軸１４を挿通する透孔４３が穿設され、
前記カバー部４１の下端が前記透孔４３を中心とする円
弧状に形成され、カバー部４１の両側部が平行に上方に
延びる略Ｕ字状の箱状に形成されている。
転軸としての枢軸１４を挿通する透孔４３が穿設され、
前記カバー部４１の下端が前記透孔４３を中心とする円
弧状に形成され、カバー部４１の両側部が平行に上方に
延びる略Ｕ字状の箱状に形成されている。
【００３４】前記リング部材３３の外周縁の一部に取付
用フック部３４が形成され、この取付用フック部３４に
リターンスプリング４５の一端としての外側端４５ａが
係止され、リターンスプリング４５の他端としての内側
端４５ｂがサイドフレームＳＦの下部のサイドブラケッ
トＳＢの固着部材としてのナット３９ｂに係止されてい
る。尚、ボルト３９ｂの端部にはスナップリング５３が
取付けられ、リターンスプリング４５の内側端４５ｂが
脱落するのを防止している。また、リターンスプリング
４５は複数のナット３９ｂ等の固着部材の外側に巻き回
されて取付けられている。
用フック部３４が形成され、この取付用フック部３４に
リターンスプリング４５の一端としての外側端４５ａが
係止され、リターンスプリング４５の他端としての内側
端４５ｂがサイドフレームＳＦの下部のサイドブラケッ
トＳＢの固着部材としてのナット３９ｂに係止されてい
る。尚、ボルト３９ｂの端部にはスナップリング５３が
取付けられ、リターンスプリング４５の内側端４５ｂが
脱落するのを防止している。また、リターンスプリング
４５は複数のナット３９ｂ等の固着部材の外側に巻き回
されて取付けられている。
【００３５】尚、ボルト３９ａを反対側より螺合させる
場合にはリターンスプリング４５の他端としての内側端
４５ｂをボルト３９ａの外周縁に係止するものであって
もよく、更にボルト３９ａ，ナット３９ｂに代えてリベ
ット等の固着部材に係止するものであってもよい。また
ボルト３９ａ，ナット３９ｂが緩むのを防止するリング
等を介在させて内側端４５ｂを係止するものでもよい。
場合にはリターンスプリング４５の他端としての内側端
４５ｂをボルト３９ａの外周縁に係止するものであって
もよく、更にボルト３９ａ，ナット３９ｂに代えてリベ
ット等の固着部材に係止するものであってもよい。また
ボルト３９ａ，ナット３９ｂが緩むのを防止するリング
等を介在させて内側端４５ｂを係止するものでもよい。
【００３６】前記固着部材としてのナット３９ｂの外周
縁が前記リターンスプリング４５のガイド部５１に形成
されている。また前記リング部材３３の取付用フック部
３４の前後端部がシートバックフレームＳＢのサイドフ
レームＳＦの前後回動角度の前後規制部３４ａ，３４ｂ
に形成されている。
縁が前記リターンスプリング４５のガイド部５１に形成
されている。また前記リング部材３３の取付用フック部
３４の前後端部がシートバックフレームＳＢのサイドフ
レームＳＦの前後回動角度の前後規制部３４ａ，３４ｂ
に形成されている。
【００３７】サイドフレームＳＦが前傾した場合には、
取付用フック部３４の前部規制部３４ａにサイドフレー
ムＳＦの下端の前端部ＳＦ１が係止され、サイドフレー
ムＳＦの前傾回動角度が規制される。またサイドフレー
ムＳＦが後傾した場合には、取付用フック部３４の後部
規制部３４ｂにサイドフレームＳＦの下端の後端部ＳＦ
２が係止され、サイドフレームＳＦの後傾回動角度が規
制される。
取付用フック部３４の前部規制部３４ａにサイドフレー
ムＳＦの下端の前端部ＳＦ１が係止され、サイドフレー
ムＳＦの前傾回動角度が規制される。またサイドフレー
ムＳＦが後傾した場合には、取付用フック部３４の後部
規制部３４ｂにサイドフレームＳＦの下端の後端部ＳＦ
２が係止され、サイドフレームＳＦの後傾回動角度が規
制される。
【００３８】尚、前記実施の形態においては、一対のイ
ンナーツース２２Ａ，２２Ｂを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って３組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。
ンナーツース２２Ａ，２２Ｂを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って３組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。
【００３９】また、ベース部材１１、回動アーム１２、
操作レバー１５、インナーツース２２Ａ，２２Ｂ及びカ
ム２６の形状は前記実施の形態に限定されるものではな
く、任意の形状に設定することができる。
操作レバー１５、インナーツース２２Ａ，２２Ｂ及びカ
ム２６の形状は前記実施の形態に限定されるものではな
く、任意の形状に設定することができる。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に係る車
両用シートにおいては、ベース部材及び回動アームが円
形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング部材
が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材によ
り被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記リン
グ部材に形成された取付用フック部に係止され、リター
ンスプリングの他端が前記回動アームをシートバックフ
レームのサイドフレームの下部に固着する固着部材に係
止され、該固着部材が前記リターンスプリングのガイド
部に形成されているので、リクライニング装置の厚さを
薄くすることができ、フックブラケット等にリターンス
プリングのガイド部を別途設ける必要がなく、リターン
スプリングを簡易に取付けることができる。
両用シートにおいては、ベース部材及び回動アームが円
形状に形成され、前記ベース部材の外周縁にリング部材
が固着され、前記回動アームの外周縁がリング部材によ
り被覆され、前記リターンスプリングの一端が前記リン
グ部材に形成された取付用フック部に係止され、リター
ンスプリングの他端が前記回動アームをシートバックフ
レームのサイドフレームの下部に固着する固着部材に係
止され、該固着部材が前記リターンスプリングのガイド
部に形成されているので、リクライニング装置の厚さを
薄くすることができ、フックブラケット等にリターンス
プリングのガイド部を別途設ける必要がなく、リターン
スプリングを簡易に取付けることができる。
【００４１】また、請求項２に係る車両用シートにおい
ては、ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、
前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記
回動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記
リターンスプリングの一端が前記リング部材に形成され
た取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他
端が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフ
レームの下部に固着するボルト，ナットまたはリベット
等の固着部材に係止され、該固着部材の外周縁が前記リ
ターンスプリングのガイド部に形成されているので、リ
クライニング装置の厚さを薄くすることができ、フック
ブラケット等にリターンスプリングのガイド部を別途設
ける必要がなく、リターンスプリングを簡易に取付ける
ことができる。
ては、ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、
前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記
回動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記
リターンスプリングの一端が前記リング部材に形成され
た取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他
端が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフ
レームの下部に固着するボルト，ナットまたはリベット
等の固着部材に係止され、該固着部材の外周縁が前記リ
ターンスプリングのガイド部に形成されているので、リ
クライニング装置の厚さを薄くすることができ、フック
ブラケット等にリターンスプリングのガイド部を別途設
ける必要がなく、リターンスプリングを簡易に取付ける
ことができる。
【００４２】また、請求項３に係る車両用シートにおい
ては、ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、
前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記
回動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記
リターンスプリングの一端が前記リング部材に形成され
た取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他
端が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフ
レームの下部に固着する固着部材に係止され、該固着部
材の外周縁が前記リターンスプリングのガイド部に形成
され、前記リング部材の取付用フック部の前後端部がシ
ートバックの回動角度の前後規制部に形成されているの
で、リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、
フックブラケット等にリターンスプリングのガイド部を
別途設ける必要がなく、リターンスプリングを簡易に取
付けることができ、シートバックの前後傾動の角度規制
部をリング部材の取付用フック部の前後端部により形成
したので、構成を簡易にすることができ、部品点数を減
少させることができる。
ては、ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、
前記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記
回動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記
リターンスプリングの一端が前記リング部材に形成され
た取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他
端が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフ
レームの下部に固着する固着部材に係止され、該固着部
材の外周縁が前記リターンスプリングのガイド部に形成
され、前記リング部材の取付用フック部の前後端部がシ
ートバックの回動角度の前後規制部に形成されているの
で、リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、
フックブラケット等にリターンスプリングのガイド部を
別途設ける必要がなく、リターンスプリングを簡易に取
付けることができ、シートバックの前後傾動の角度規制
部をリング部材の取付用フック部の前後端部により形成
したので、構成を簡易にすることができ、部品点数を減
少させることができる。
【００４３】本発明によれば、ベース部材及び回動アー
ムが円形状に形成されている場合に、リクライニング装
置にリターンスプリングを簡易に固着することができ、
リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、シー
トバックの前後傾動の角度規制を簡易に構成することが
でき、フックブラケット等にリターンスプリングのガイ
ド部を別途設ける必要がなく、リターンスプリングの円
滑な作動を得ることができ、部品点数を減少させること
ができ、経済性に優れた車両用シートを得ることができ
る。
ムが円形状に形成されている場合に、リクライニング装
置にリターンスプリングを簡易に固着することができ、
リクライニング装置の厚さを薄くすることができ、シー
トバックの前後傾動の角度規制を簡易に構成することが
でき、フックブラケット等にリターンスプリングのガイ
ド部を別途設ける必要がなく、リターンスプリングの円
滑な作動を得ることができ、部品点数を減少させること
ができ、経済性に優れた車両用シートを得ることができ
る。
【図１】本発明に係る車両用シートの実施の形態の分解
斜視図。
斜視図。
【図２】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置の拡大正面図。
置の拡大正面図。
【図３】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置を示すもので、図２のＺ−Ｚ線断面図。
置を示すもので、図２のＺ−Ｚ線断面図。
【図４】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置を示すもので、図２のＹ−Ｙ線断面図。
置を示すもので、図２のＹ−Ｙ線断面図。
【図５】従来の車両用シートのリクライニング装置の正
面図。
面図。
【図６】従来の車両用シートのリクライニング装置の斜
視図。
視図。
１ 前後スライド機構 ２ 固定レール ３ 可動レール ５ 垂直板部 ７ 突出部 ８ 透孔 ９ａ ボルト ９ｂ ナット １０ リクライニング装置 １１ ベース部材 １２ 回動アーム １３ 係合凸部 １４ 枢軸 １５ 操作レバー １７ 挿通孔 ２１ａ 係止歯部 ２１ｂ 係止歯部 ２２Ａ インナーツース ２２Ｂ インナーツース ２３ 外歯 ２４ カム面 ２６ カム ２６ｄ 挿通孔 ２６ｆ 透孔 ２８ 係合凸部 ３０ 挿通孔 ３１ａ 内歯 ３３ リング部材 ３４ 取付用フック部 ３５ ロックスプリング ４５ リターンスプリング ４５ａ 外側端 ４５ｂ 内側端 ４７ フックブラケット ５１ ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−97110（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−199811（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−121968（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−253063（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−228914（ＪＰ，Ａ) 実開 平７−30777（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47C 1/025
Claims (3)
- 【請求項１】 固定レールと可動レールとを備え、前記
可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
ック方向に付勢するロックスプリングと、シートバック
を前傾させるリターンスプリングを有するリクライニン
グ装置とを備えた車両用シートにおいて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記回
動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記リ
ターンスプリングの一端が前記リング部材に形成された
取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他端
が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフレ
ームの下部に固着する固着部材に係止され、該固着部材
が前記リターンスプリングのガイド部に形成されている
ことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項２】 固定レールと可動レールとを備え、前記
可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
ック方向に付勢するロックスプリングと、シートバック
を前傾させるリターンスプリングを有するリクライニン
グ装置とを備えた車両用シートにおいて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記回
動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記リ
ターンスプリングの一端が前記リング部材に形成された
取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他端
が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフレ
ームの下部に固着するボルト，ナットまたはリベット等
の固着部材に係止され、該固着部材の外周縁が前記リタ
ーンスプリングのガイド部に形成されていることを特徴
とする車両用シート。 - 【請求項３】 固定レールと可動レールとを備え、前記
可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
ック方向に付勢するロックスプリングと、シートバック
を前傾させるリターンスプリングを有するリクライニン
グ装置とを備えた車両用シートにおいて、 前記ベース部材及び回動アームが円形状に形成され、前
記ベース部材の外周縁にリング部材が固着され、前記回
動アームの外周縁がリング部材により被覆され、前記リ
ターンスプリングの一端が前記リング部材に形成された
取付用フック部に係止され、リターンスプリングの他端
が前記回動アームをシートバックフレームのサイドフレ
ームの下部に固着する固着部材に係止され、該固着部材
の外周縁が前記リターンスプリングのガイド部に形成さ
れ、前記リング部材の取付用フック部の前後端部がシー
トバックの回動角度の前後規制部に形成されていること
を特徴とする車両用シート。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27384697A JP3287456B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 車両用シート |
| FR9809789A FR2768671A1 (fr) | 1997-09-19 | 1998-07-30 | Siege de vehicule |
| US09/146,437 US5988751A (en) | 1997-09-19 | 1998-09-03 | Vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27384697A JP3287456B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 車両用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1189659A JPH1189659A (ja) | 1999-04-06 |
| JP3287456B2 true JP3287456B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=17533371
Family Applications (1)
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