JP3502978B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

Info

Publication number
JP3502978B2
JP3502978B2 JP25216598A JP25216598A JP3502978B2 JP 3502978 B2 JP3502978 B2 JP 3502978B2 JP 25216598 A JP25216598 A JP 25216598A JP 25216598 A JP25216598 A JP 25216598A JP 3502978 B2 JP3502978 B2 JP 3502978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
area
color
video signal
skin color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25216598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11146405A (ja
Inventor
博明 杉浦
武 山田
徹也 久野
和昭 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP25216598A priority Critical patent/JP3502978B2/ja
Publication of JPH11146405A publication Critical patent/JPH11146405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502978B2 publication Critical patent/JP3502978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図1は
従来の映像信号処理装置のブロック図である。図1にお
いて、1はR−Y色差信号入力端子、2はB−Y色差信
号入力端子、3は輝度信号入力端子、4はアパーチャ補
正信号入力端子、5はR−Y色差信号出力端子、6はB
−Y色差信号出力端子、7は輝度信号出力端子、8はア
パーチャ補正信号出力端子、9〜12は制御信号入力端
子、13〜16は利得制御回路である。
【0003】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子1及びB−Y色差信号入力端子2より入力
した各色差信号は適切な色再現を行うために利得制御回
路13, 14において、制御信号D1,D2により利得の制
御を行い、R−Y色差信号出力端子5及びB−Y色差信
号出力端子6より出力する。また、輝度信号入力端子3
より入力した輝度信号は利得制御回路15において、制御
信号D3により利得の制御を行い、輝度信号出力端子7
より出力する。また、アパーチャ補正信号入力端子4よ
り入力したアパーチャ補正信号は利得制御回路16におい
て、制御信号D4により利得の制御を行い、アパーチャ
補正信号出力端子8より出力する。
【0004】図2は、従来の他の映像信号処理装置を示
すブロック図である。図2において、図1と同番号を付
した部分は同一または相当部分を示し、17,18は演算回
路である。
【0005】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子1より入力したR−Y色差信号は、演算回
路17及び利得制御回路14に入力される。B−Y色差信号
入力端子2より入力したB−Y色差信号は、演算回路18
及び利得制御回路13に入力される。適切な色再現を行う
ために利得制御回路13, 14において、制御信号D5,D
6により利得の制御が行われる。利得制御回路13の出力
は演算回路17に入力される。利得制御回路14の出力は演
算回路18に入力される。演算回路17, 18では2つの入力
信号を加算し、R−Y色差信号出力端子5及びB−Y色
差信号出力端子6より出力する。
【0006】従来の映像信号処理装置は以上のように構
成されているので、次のような問題点があった。色差信
号はR−Y軸,B−Y軸方向にしか利得が変えられず、
肌色を補正すると他の色に影響を与えるという問題点が
あった。また、肌色領域だけ、輝度信号の利得、アパー
チャ補正信号の利得及び周波数特性を変えることは極め
て困難であるという問題点があった。更に、通常、ライ
トなどを用いず、被写体の化粧が不十分な場合、人の顔
における輝度も低く、γ補正などのカメラ信号処理によ
り人の顔等の皺が強調されてしまうという問題点があっ
た。
【0007】図3は、従来のカラービデオカメラの信号
処理信号処理装置のブロック図である。図3において、
21はフォーカスレンズ、22は固体撮像素子、23はCDS
回路、24は自動利得制御回路(AGC)、25はA/Dコ
ンバータ、26は信号処理回路、27はウィンドウ発生回
路、28はデータセレクト回路、29はバンドパスフィルタ
(BPF)、30は積分回路、31はマイクロコンピュー
タ、32はフォーカスレンズドライブ回路、33はモータ、
34は輝度信号出力端子、35はR−Y色差信号出力端子、
36はB−Y色差信号出力端子、37はデータセレクト回
路、38は積分回路、39はアイリス、40はモータ、41はア
イリスドライブ回路、42は固体撮像素子駆動のためのタ
イミングジェネレータ(TG)、43は固体撮像素子ドラ
イブ回路、44はズームレンズ、45はモータ、46はズーム
レンズドライブ回路、47はデータセレクト回路、48は積
分回路である。
【0008】次に、動作について説明する。固体撮像素
子22は、ズームレンズ44及びフォーカスレンズ21によっ
て結像された光学像を光電変換する。TG42は、固体撮
像素子読み出しパルスを出力し、固体撮像素子ドライブ
回路43を介して、固体撮像素子22から映像信号を出力さ
せる。映像信号はCDS回路23によって信号成分だけ取
り出され、AGC24によって利得制御された後、信号処
理回路26によって色分離、マトリクス等の信号処理を施
され、輝度信号,R−Y色差信号,B−Y色差信号が出
力される。
【0009】データセレクト回路37はウィンド発生回路
27によって決められる画枠内の映像信号を選択する。デ
ータセレクト回路37によって選択された映像信号は積分
回路38で1垂直走査期間毎に積分される。アイリスドラ
イブ回路41は、積分回路38の出力信号によりモータ40を
介してアイリス39の開度を制御する。
【0010】データセレクト回路47はウィンド発生回路
27によって決められる画枠内のデータを選択する。デー
タセレクト回路47によって選択された映像信号は積分回
路48で1フィールド期間毎に積分される。積分回路48の
出力信号によってAGC24の出力信号レベルが一定にな
るようにAGC24の利得を制御する。また、マイクロコ
ンピュータ31は積分回路38の出力信号によって制御信号
をタイミングジェネレータ42に出力し、自動電子シャッ
タスピードを制御する。
【0011】データセレクト回路28はウィンド発生回路
27によって決められる画枠内の映像信号を選択する。デ
ータセレクト回路28によって選択された映像信号はバン
ドパスフィルタ29によって自動合焦に必要な周波数成分
を抜き取り、積分回路30によって1垂直走査期間毎に積
分される。積分回路30の出力信号はマイクロコンピュー
タ31を介してフォーカスレンズドライブ回路32を制御す
る。フォーカスレンズドライブ回路32はマイクロコンピ
ュータ31の制御信号によってモータ33を介してフォーカ
スレンズ21を制御する。また、ズームレンズドライブ回
路46はモータ45を制御して、被写体の拡大倍率を変え
る。
【0012】従来の映像信号処理装置は以上のように構
成されているので、逆光時に主要被写体(人)を正確に
測光できず、映像信号の低輝度部の階調がなくなる、い
わゆる“黒つぶれ”という現象が生じる問題点があっ
た。また、過順光時に主要被写体(人)の正確な測光が
できず、映像信号の高輝度部が飽和する、いわゆる“白
飛び”という現象が生じる問題点があった。また、主に
映像信号領域の中央部をフォーカスエリアとするため、
主要被写体(人)が中央部に無い場合またはフォーカス
エリアから外れると合焦しないという問題点があった。
更にまた、主に映像領域の中央部を測光領域としている
ため、主要被写体(人)に対応した適切なアイリス制
御, 自動利得制御, 自動電子シャッタスピード調整を行
えないという問題点があった。
【0013】図4は、遠隔操作により自分を撮影できる
カラービデオカメラのブロック図、図5は、自分を撮影
している状態を示す模式図である。図4において、図3
と同一番号を付した部分は同一または相当部分を示す。
図4において、49はリモコン、50は受信回路、図5にお
いて、51は遠隔操作によって自分を撮影録画している撮
影者、52はビデオカメラ、53はビデオカメラ52を固定す
る三脚である。リモコン49は“録画信号”,“録画停止
信号”等の録画機能を制御する信号を発信する。リモコ
ン49によって上記信号をカラービデオカメラ52へ送信す
るために、音波、電波、光等を用いる方法があるが、こ
こでは、例えば赤外線等の光を用いる場合について説明
する。受信回路50は、リモコン49から発信された赤外線
信号の発光パターンを受信し、マイクロコンピュータ31
へ受信信号を出力する。“録画信号”が受信されたとき
は映像信号の録画を開始するための制御信号をマイクロ
コンピュータ31から出力し、“録画停止信号”が受信さ
れたときは映像信号の録画を停止するための制御信号を
マイクロコンピュータ31から出力する。
【0014】従来のカラービデオカメラは以上のように
構成されているので、撮影者が遠隔操作により撮影者自
身を撮影及び録画するときに、ビデオカメラのビューフ
ァインダ等のモニタで確認しないと、撮影者自身が画枠
内に入っているか否かを判別できない問題点があった。
また、遠隔操作により撮影者自らを撮影及び録画してい
るときに、被写体がビデオカメラの画角からはずれても
そのまま録画を続けてしまう問題点があった。更にま
た、遠隔操作により撮影者自らを撮影及び録画している
際は、モニタにより撮影されている画像を確認しない
と、画枠から顔が切れたりして、撮影者自身が中央に位
置する画像が得られない問題点があった。
【0015】ところで、従来より、所定の風景画といっ
た背景画像をあらかじめ決めておき、これにカラービデ
オカメラにより撮像した被写体画像を合成する場合、ク
ロマキー装置と呼ばれる画像合成装置が使用されてい
る。このクロマキー装置では、はめ込むべき被写体画像
を特定の色相の背景の前で撮像し、撮像して得た映像信
号がこの特定の色相と等しいか否かを比較し、この特定
の色相と等しくない部分、つまり被写体画像の範囲の映
像信号のみを出力させるためにキーイング信号を発生す
る。
【0016】図6は、例えば「画像エレクトロニクス講
座8,画像のソフトウェア」、(昭55年8月30日),コ
ロナ社,pp.116〜119 に示された従来の画像合成装置の
構成を示すブロック図である。図6において、54はレン
ズ、55は撮像素子、56はプロセス回路、57はエンコーダ
回路、58は同期回路、59はNOT回路、60, 61はゲート
回路、62は合成回路、63, 64はバッファアンプ、65, 66
は差動増幅器、67, 68はスライス回路、69は基準R−Y
色差信号入力端子、70は基準B−Y色差信号入力端子、
71, 72は可変抵抗、73, 74はレベル変換回路、75はAN
D回路である。
【0017】次に、動作について説明する。まず、はめ
込むべき被写体画像を特定の色相の背景の前で撮像する
と、被写体の光像がレンズ54を通して撮像素子55に結像
され、光像の明るさに応じて電気信号に変換され出力さ
れる。電気信号はプロセス回路56でY信号と、R−Y色
差信号,B−Y色差信号とに処理される。これらの信号
はエンコーダ回路57でビデオの映像信号に変換される。
【0018】また、R−Y色差信号,B−Y色差信号は
バッファアンプ63, 64に入力されてインピーダンス変換
され、差動増幅器65, 66で背景色の色差信号の基準レベ
ルとレベル比較され、スライス回路67, 68に入力され
る。スライス回路67, 68では可変抵抗71, 72によって設
定されたスライスレベルで入力信号がスライスされる。
背景の特定の色相の設定は基準R−Y色差信号入力端子
69, 基準B−Y色差信号入力端子70で行なわれるが、通
常は被写体に人物が選ばれることが多いため、この特定
の色相には肌色の補色として青色が設定される。撮像さ
れた各色差信号がこの特定の色相に等しい場合にはスラ
イス回路67, 68の出力はほとんど変化せず、この特定の
色相と異なる場合にはスライス回路67, 68の出力は大き
く変化する。スライス回路67, 68の出力に応じて、レベ
ル変換回路73, 74にて「0」, 「1」のいずれかの二値
の論理レベル出力が発生される。図7は、ここまでの動
作を示す図であり、画面76中の被写体77のA−B線にお
ける差動増幅器65,スライス回路67及びレベル変換回路
73の出力の一例を示している。そして、AND回路75に
て両レベル変換回路73, 74の出力の論理積がとられて、
キーイング信号が発生される。
【0019】映像信号に同期させて同期回路58から背景
画像信号が、ゲート回路61へ出力される。ゲート回路60
では、AND回路75からのキーイング信号によりエンコ
ーダ回路57からの映像信号から被写体の範囲が抜き出さ
れて、合成回路62へ出力される。一方、ゲート回路61で
は、NOT回路59からのキーイング信号の反転信号によ
り同期回路58からの背景画像信号から背景の範囲が抜き
出されて、合成回路62へ出力される。合成回路62にてゲ
ート回路60, ゲート回路61の出力が合成され、合成映像
が出力される。
【0020】従来の画像合成装置は以上のように構成さ
れているので、次のような問題があった。被写体と背景
とを分離するために、被写体の色と大きく異なる色相の
色を背景色として選ぶ必要があった。例えば、人物を被
写体にするとき、背景色には一般的に肌色の補色である
青色が選ばれ、ブルーバックと呼ばれる青色の背景を必
要とした。また、背景の前におかれる被写体の色は、背
景色とは色相が大きく異なるものを選ばねばならず、背
景色に青色を選んだ場合には、青成分が多い紫または青
緑等の色は、背景色との分離が困難になるので被写体の
色として使用できず、被写体の服装に制約を生じる等の
問題があった。
【0021】また、照明の色温度が変化したり、例え
ば、背景に無地のカーテンを選んだりした場合にカーテ
ンのひだで生じる輝度変化により背景色の輝度が変化す
ると、背景とその前におかれた被写体との分離が不安定
になるという問題があった。また、常に背景として基準
のブルーバックを用意できるとは限らない。例えば一般
家庭では、青色でない壁を背景として撮影する事も考え
られる。この場合、壁の色を背景色として設定しなけれ
ばならないが、背景色を変更する場合には、基準レベル
及びスライスレベルを調整しなければならず、また基準
となる背景色のばらつきまたはカメラの特性ばらつきに
対して、個別に調整が必要である等の問題があった。
【0022】また、一般家庭で、均一な輝度及び色相の
背景を用意するのは困難であり、例えば、壁, カーテン
等を背景として背景色を設定する場合には汚れまたは皺
等によって、輝度及び色相がばらつくので、調整が困難
になるうえ、背景とその前におかれた被写体との分離が
不安定になるという問題があった。更に、画像合成装置
は、一般にキーイング信号を作成するカメラと、背景画
を得る外部のカメラまたはビデオテープレコーダ(VT
R)が必要であり、これらの同期を取る必要があり装置
構成が大嵩になるという問題があった。
【0023】本発明の1つの目的は、簡単な回路構成で
特定色領域(肌色領域)だけを検出できる映像信号処理
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、オー
トフォーカスエリアの設定、またはアイリス制御,自動
利得制御,自動シャッタスピード調整等の測光エリアの
設定に利用できるように、簡単な回路構成で肌色領域ま
たは人の顔の領域だけを検出できる映像信号処理装置を
提供することにある。
【0024】本発明の更に他の目的は、他の色に影響を
与えることなく、肌色領域または顔の領域だけに色補正
を行える映像信号処理装置を提供することにある。本発
明の更に他の目的は、肌色領域または顔の領域だけにお
いて、輝度信号の利得,アパーチャ補正信号の利得,ア
パーチャ補正信号の周波数特性を変えることが可能な映
像信号処理装置を提供することにある。本発明の更に他
の目的は、撮影者自らを撮影及び録画するときに、ビデ
オカメラの画角から撮影者自身がはずれたまま録画をし
てしまう誤録画を防止でき、主要被写体が中央に位置す
る良好な画像が得られるカラービデオカメラを提供する
ことにある。本発明の更に他の目的は、簡単な回路構成
にて、映像信号から被写体領域と背景領域とを正確に分
離できるカラービデオカメラを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る映
像信号処理装置は、被写体を合焦させるフォーカスレン
ズと、被写体を合焦させるためのフォーカスエリアを設
定するフォーカスエリア設定手段と、得られた映像信号
をフォーカスエリアにおいて合焦させるようにフォーカ
スレンズを制御する合焦制御手段と、得られた映像信号
中の被写体の肌色領域を検出する肌色検出手段とを具備
し、フォーカスエリア設定手段は、肌色検出手段によっ
て検出された肌色領域をフォーカスエリアとするように
構成されている。
【0026】請求項1の発明の映像信号処理装置では、
肌色検出手段によって検出された肌色領域がフォーカス
エリアとして設定される。
【0027】請求項2の発明に係る映像信号処理装置
は、入射光量を測光するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号の測光領域における
レベルを一定にするように、入射光量を調整するアイリ
スと、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検出す
る肌色検出手段とを具備し、測光領域設定手段は、肌色
検出手段によって検出された肌色領域を測光領域とする
ように構成されている。
【0028】請求項3の発明に係る映像信号処理装置
は、得られた映像信号のレベルを一定に制御するための
測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られた映像
信号のレベルを一定にするように、映像信号の利得を制
御する自動利得制御回路と、得られた映像信号中の被写
体の肌色領域を検出する肌色検出手段とを具備し、測光
領域設定手段は、肌色検出手段によって検出された肌色
領域を測光領域とするように構成されている。
【0029】請求項4の発明に係る映像信号処理装置
は、入射光量を測光するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号のレベルを一定にす
るように、シャッタスピードを変えることができる自動
電子シャッタスピード調整手段と、得られた映像信号中
の被写体の肌色領域を検出する肌色検出手段とを具備
し、測光領域設定手段は、肌色検出手段によって検出さ
れた肌色領域を測光領域とするように構成されている。
【0030】請求項2, 3及び4の発明の映像信号処理
装置では、肌色検出手段によって検出された肌色領域が
測光領域として設定される。
【0031】請求項5の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体を合焦させるフォーカスレンズと、被写体を
合焦させるためのフォーカスエリアを設定するフォーカ
スエリア設定手段と、得られた映像信号をフォーカスエ
リアにおいて合焦させるようにフォーカスレンズを制御
する合焦制御手段と、得られた映像信号中の被写体の肌
色領域を検出する肌色検出手段と、肌色検出手段によっ
て検出された肌色領域の範囲を変えることができる可変
手段とを具備し、フォーカスエリア設定手段は、肌色検
出手段によって検出された肌色領域を可変手段によって
所定値分だけ大きくした範囲をフォーカスエリアとする
ように構成されている。
【0032】請求項5の発明の映像信号処理装置では、
肌色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段に
よって所定値分だけ大きくした範囲がフォーカスエリア
として設定される。
【0033】請求項6の発明に係る映像信号処理装置
は、入射光量を測光するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号の測光領域における
レベルを一定にするように、入射光量を調整するアイリ
スと、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検出す
る肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出された肌
色領域の範囲を変えることができる可変手段とを具備
し、測光領域設定手段は、肌色検出手段によって検出さ
れた肌色領域を可変手段によって所定値分だけ小さくし
た範囲を測光領域とするように構成されている。
【0034】請求項7の発明に係る映像信号処理装置
は、得られた映像信号のレベルを一定に制御するための
測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られた映像
信号のレベルを一定にするように、映像信号の利得を制
御する自動利得制御回路と、得られた映像信号中の被写
体の肌色領域を検出する肌色検出手段と、肌色検出手段
によって検出された肌色領域の範囲を変えることができ
る可変手段とを具備し、測光領域設定手段は、肌色検出
手段によって検出された肌色領域を可変手段によって所
定値分だけ小さくした範囲を測光領域とするように構成
されている。
【0035】請求項8の発明に係る映像信号処理装置
は、入射光量を測光するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号のレベルを一定にす
るように、シャッタスピードを変えることができる自動
電子シャッタスピード調整手段と、得られた映像信号中
の被写体の肌色領域を検出する肌色検出手段と、肌色検
出手段によって検出された肌色領域の範囲を変えること
ができる可変手段とを具備し、測光領域設定手段は、肌
色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段によ
って所定値分だけ小さくした範囲を測光領域とするよう
に構成されている。
【0036】請求項6, 7及び8の発明の映像信号処理
装置では、肌色検出手段によって検出された肌色領域を
可変手段によって所定値分だけ小さくした範囲が測光領
域として設定される。
【0037】請求項9の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、被写体を合焦させる
ためのフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設
定手段と、得られた映像信号をフォーカスエリアにおい
て合焦させるようにフォーカスレンズを制御する合焦制
御手段と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検
出する肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出され
た肌色領域の範囲を変えることができる可変手段とを具
備し、フォーカスエリア設定手段は、肌色検出手段によ
って検出された肌色領域を可変手段によって所定値分だ
け大きくした範囲をフォーカスエリアとし、所定値を被
写体までの距離と拡大倍率によって変えることように構
成されている。
【0038】請求項9の発明の映像信号処理装置は、肌
色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段によ
って所定値分だけ大きくした範囲をフォーカスエリアと
して設定し、この所定値を被写体までの距離と拡大倍率
とによって変える。
【0039】請求項10の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、入射光量を測光する
ための測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られ
た映像信号の測光領域におけるレベルを一定にするよう
に、入射光量を調整するアイリスと、得られた映像信号
中の被写体の肌色領域を検出する肌色検出手段と、肌色
検出手段によって検出された肌色領域の範囲を変えるこ
とができる可変手段とを具備し、測光領域設定手段は、
肌色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段に
よって所定値分だけ小さくした範囲を測光領域とし、所
定値を被写体までの距離と拡大倍率によって変えるよう
に構成されている。
【0040】請求項11の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、得られた映像信号の
レベルを一定に制御するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号のレベルを一定にす
るように、映像信号の利得を制御する自動利得制御回路
と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検出する
肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出された肌色
領域の範囲を変えることができる可変手段とを具備し、
測光領域設定手段は、肌色検出手段によって検出された
肌色領域を可変手段によって所定値分だけ小さくした範
囲を測光領域とし、所定値を被写体までの距離と拡大倍
率によって変えるように構成されている。
【0041】請求項12の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、入射光量を測光する
ための測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られ
た映像信号のレベルを一定にするように、シャッタスピ
ードを変えることができる自動電子シャッタスピード調
整手段と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検
出する肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出され
た肌色領域の範囲を変えることができる可変手段とを具
備し、測光領域設定手段は、肌色検出手段によって検出
された肌色領域を可変手段によって所定値分だけ小さく
した範囲を測光領域とし、所定値を被写体までの距離と
拡大倍率によって変えるように構成されている。
【0042】請求項10, 11及び12の発明の映像信号処理
装置は、肌色検出手段によって検出された肌色領域を可
変手段によって所定値分だけ小さくした範囲を測光領域
として設定し、この所定値を被写体までの距離と拡大倍
率とによって変える。
【0043】請求項13の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、被写体を合焦させる
ためのフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設
定手段と、得られた映像信号をフォーカスエリアにおい
て合焦させるようにフォーカスレンズを制御する合焦制
御手段と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検
出する肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出され
た肌色領域の範囲を変えることができる可変手段とを具
備し、フォーカスエリア設定手段は、肌色検出手段によ
って検出された肌色領域を可変手段によって被写体まで
の距離と拡大倍率に比率した所定値分だけ大きくした範
囲をフォーカスエリアとし、被写体までの距離が予め定
められた距離よりも近いとき、および拡大倍率が予め定
められた値より大きいときフォーカスエリアを肌色領域
より所定値分だけ小さい領域に切り換えるように構成さ
れている。
【0044】請求項13の発明の映像信号処理装置は、肌
色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段によ
って被写体までの距離と拡大倍率とに比率した所定値分
だけ大きくした範囲をフォーカスエリアとして設定し、
被写体までの距離が予め定められた距離よりも近いと
き、および拡大倍率が予め定められた値より大きいとき
フォーカスエリアを肌色領域より所定値分だけ小さい領
域に切り換える。
【0045】請求項14の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、入射光量を測光する
ための測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られ
た映像信号の測光領域におけるレベルを一定にするよう
に、入射光量を調整するアイリスと、得られた映像信号
中の被写体の肌色領域を検出する肌色検出手段と、肌色
検出手段によって検出された肌色領域の範囲を変えるこ
とができる可変手段とを具備し、測光領域設定手段は、
肌色検出手段によって検出された肌色領域を可変手段に
よって被写体までの距離と拡大倍率に比率した所定値分
だけ小さくした範囲を測光領域とし、被写体までの距離
が予め定められた距離よりも遠いとき、および拡大倍率
が予め定められた値より小さいときフォーカスエリアを
肌色領域より所定値分だけ大きい領域に切り換えるよう
に構成されている。
【0046】請求項15の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、得られた映像信号の
レベルを一定に制御するための測光領域を設定する測光
領域設定手段と、得られた映像信号のレベルを一定にす
るように、映像信号の利得を制御する自動利得制御回路
と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検出する
肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出された肌色
領域の範囲を変えることができる可変手段とを具備し、
測光領域設定手段は、肌色検出手段によって検出された
肌色領域を可変手段によって被写体までの距離と拡大倍
率に比率した所定値分だけ小さくした範囲を測光領域と
し、被写体までの距離が予め定められた距離よりも遠い
とき、および拡大倍率が予め定められた値より小さいと
きフォーカスエリアを肌色領域より所定値分だけ大きい
領域に切り換えるように構成されている。
【0047】請求項16の発明に係る映像信号処理装置
は、被写体の拡大倍率を変えるズームレンズと、被写体
を合焦させるフォーカスレンズと、入射光量を測光する
ための測光領域を設定する測光領域設定手段と、得られ
た映像信号のレベルを一定にするように、シャッタスピ
ードを変えることができる自動電子シャッタスピード調
整手段と、得られた映像信号中の被写体の肌色領域を検
出する肌色検出手段と、肌色検出手段によって検出され
た肌色領域の範囲を変えることができる可変手段とを具
備し、フォーカスエリア設定手段は、肌色検出手段によ
って検出された肌色領域を可変手段によって被写体まで
の距離と拡大倍率に比率した所定値分だけ小さくした範
囲を測光領域とし、被写体までの距離が予め定められた
距離よりも遠いとき、および拡大倍率が予め定められた
値より小さいとき測光領域を肌色領域より所定値分だけ
大きい領域に切り換えるように構成されている。
【0048】請求項14, 15及び16の発明の映像信号処理
装置は、肌色検出手段によって検出された肌色領域を可
変手段によって被写体までの距離と拡大倍率とに比率し
た所定値分だけ小さくした範囲を測光領域として設定
し、被写体までの距離が予め定められた距離よりも遠い
とき、および拡大倍率が予め定められた値より小さいと
き測光領域を肌色領域より所定値分だけ大きい領域に切
り換える。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】請求項17の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号中の被写体を
自動合焦させるようにフォーカスレンズを制御する合焦
制御手段を具備し、肌色領域から人の顔を判別し、この
判別結果に応じて自動合焦のための検出エリアを移動さ
せるように構成されている。
【0076】請求項17の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果に応じてオートフォーカス制御の検出エリアを移
動させる。
【0077】請求項18の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号レベルを一定
にするように、入射光量を調整するアイリスと、アイリ
スの開度を制御するアイリス制御手段とを具備し、肌色
領域から人の顔を判別し、この判別結果に応じてアイリ
ス制御のための測光エリアを変化させるように構成され
ている。
【0078】請求項18の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果に応じてアイリス制御のための測光エリアを移動
させる。
【0079】請求項19の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号の利得を一定
にする自動利得制御手段を具備し、肌色領域から人の顔
を判別し、この判別結果に応じて自動利得制御のための
測光エリアを変化させるように構成されている。
【0080】請求項19の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果に応じて自動利得制御のための測光エリアを移動
させる。
【0081】請求項20の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号のレベルが一
定となるようにシャッタスピードを変える自動電子シャ
ッタスピード調整手段を具備し、肌色領域から人の顔を
判別し、この判別結果に応じて自動電子シャッタスピー
ド調整手段の測光エリアを変化させるように構成されて
いる。
【0082】請求項20の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果に応じて自動電子シャッタスピード調整のための
測光エリアを変化させる。
【0083】請求項21の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号中の被写体を
自動合焦させるようにフォーカスレンズを制御する合焦
制御手段を具備し、肌色領域から人の顔を判別し、この
判別結果をローパスフィルタに出力し、ローパスフィル
タ出力信号中の所定閾値より小さい範囲をオートフォー
カス制御の検出エリアとするように構成されている。
【0084】請求項21の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果をローパスフィルタに通し、ローパスフィルタ出
力信号中の所定閾値より小さい範囲をオートフォーカス
制御の検出エリアとする。
【0085】請求項22の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号レベルを一定
にするように、固体撮像素子に入射される光量を調整す
るアイリスと、アイリスを自動制御するアイリス制御手
段を具備し、肌色領域から人の顔を判別し、この判別結
果をローパスフィルタに出力し、ローパスフィルタ出力
信号中の所定閾値より大きい範囲をアイリスの測光エリ
アとするように構成されている。
【0086】請求項22の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果をローパスフィルタに通し、ローパスフィルタ出
力信号中の所定閾値より大きい範囲をアイリスの測光エ
リアとする。
【0087】請求項23の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号の利得を一定
にする自動利得制御手段を具備し、肌色領域から人の顔
を判別し、この判別結果をローパスフィルタに出力し、
ローパスフィルタ出力信号中の所定閾値より大きい範囲
を自動利得制御の測光エリアとするように構成されてい
る。
【0088】請求項23の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果をローパスフィルタに通し、ローパスフィルタ出
力信号中の所定閾値より大きい範囲を自動利得制御の測
光エリアとする。
【0089】請求項24の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号のレベルが一
定となるようにシャッタスピードを変える自動電子シャ
ッタスピード調整手段を具備し、肌色領域から人の顔を
判別し、この判別結果をローパスフィルタに出力し、ロ
ーパスフィルタ出力信号中の所定閾値より大きい範囲を
自動電子シャッタスピード調整手段の測光エリアとする
ように構成されている。
【0090】請求項24の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果をローパスフィルタに通し、ローパスフィルタ出
力信号中の所定閾値より大きい範囲を自動電子シャッタ
スピード調整の測光エリアとする。
【0091】請求項25の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号中の被写体を
自動合焦させるようにフォーカスレンズを制御する合焦
制御手段を具備し、肌色領域から人の顔を判別し、この
判別結果に一定の値を加算した範囲をオートフォーカス
制御の検出エリアとするように構成されている。
【0092】請求項25の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果に一定の値を加算した範囲をオートフォーカス制
御のための検出エリアとする。
【0093】請求項26の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号レベルを一定
にするように、入射光量を調整するアイリスと、アイリ
スを自動制御するアイリス制御手段を具備し、肌色領域
から人の顔を判別し、この判別結果から一定の値を減算
した範囲をアイリスの測光エリアとするように構成され
ている。
【0094】請求項26の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果から一定の値を減算した範囲をアイリス制御のた
めの測光エリアとする。
【0095】請求項27の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号の利得を一定
にする自動利得制御手段を具備し、肌色領域から人の顔
を判別し、この判別結果から一定の値を減算した範囲を
自動利得制御の測光エリアとするように構成されてい
る。
【0096】請求項27の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果から一定の値を減算した範囲を自動利得制御のた
めの測光エリアとする。
【0097】請求項28の発明に係る映像信号処理装置
は、ズームレンズにより被写体の拡大倍率を変え、フォ
ーカスレンズにより被写体を合焦させて撮影する撮像装
置の映像信号処理装置において、映像信号のレベルが一
定となるようにシャッタスピードを変える自動電子シャ
ッタスピード調整手段を具備し、肌色領域から人の顔を
判別し、この判別結果から一定の値を減算した範囲を自
動電子シャッタスピード調整手段の測光エリアとするよ
うに構成されている。
【0098】請求項28の発明の映像信号処理装置は、
被写体までの距離とズーム位置とにより予め定められて
いる大きさの範囲内に肌色領域の大きさが入っている場
合にこの肌色領域を人の顔であるとして検出し、この検
出結果から一定の値を減算した範囲を自動電子シャッタ
スピード調整のための測光エリアとする。
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。
【0112】(実施の形態1)図8は、実施の形態1に
おける肌色領域検出の例を示す図である。図8に示すよ
うに、映像信号の色差信号のR−Y軸及びB−Y軸によ
る二次元平面上における閉じた領域(図中ハッチングを
付した部分)を肌色領域として検出する。このように検
出される肌色領域は輝度信号のレベルに応じて変化す
る。つまり、輝度信号のレベルが大きくなると図9に示
すように(a)→(b)→(c)と肌色領域の位置及び
その大きさを変化させることにより、より正確な肌色領
域を検出することができる。
【0113】(実施の形態2)図10は、実施の形態2に
おける肌色領域を検出する肌色検出回路101 の構成を示
すブロック図である。肌色検出回路101 は、ディジタル
の輝度信号, B−Y色差信号,R−Y色差信号を入力
し、映像信号中から肌色領域を検出する回路である。肌
色検出回路101 は、R−Y色差信号入力端子102 とB−
Y色差信号入力端子103 と輝度信号入力端子104 とメモ
リ105 と比較器106 と肌色検出信号出力端子107 とで構
成されている。肌色領域は図11に示すように色相及び色
信号飽和度で限定され、式1,式2で表される領域であ
る。また、式1,式2で表される肌色領域は、式3,式
4で表されるように輝度信号のレベルに応じて変化し、
輝度信号のレベルが大きくなるにつれて肌色領域は図1
2,図13,図14に示すように色信号飽和度が大きくな
る。上記のように肌色領域を輝度信号のレベルに応じて
図12→図13→図14と変化させることによって肌色領域を
正確に検出することができる。
【0114】(式1) (B−Y)・tan(θ+β)≦(R−Y)≦(B−
Y)・tan(θ−β) (式2) r−s≦{(R−Y)2 +(B−Y)2 1/2≦r+s (式3) r=K1・Y 但しK1≧0,K1は定数 (式4) s=K2・Y 但しK2≧0,K2は定数
【0115】次に、図10に示す肌色検出回路101 の動作
について説明する。R−Y色差信号入力端子102 からR
−Y色差信号を、B−Y色差信号入力端子103 からB−
Y色差信号を入力する。これらの色差信号はアドレスと
してメモリ105 に入力される。メモリ105 には図15のよ
うなテーブルが書き込まれている。このテーブルは特定
領域のみ数字が書き込まれており、上記領域以外は0の
データが書き込まれている。この数字は色信号飽和度を
表す。また、輝度信号入力端子104 に輝度信号を入力す
る。比較器106 は、メモリ105 の出力信号の値が、輝度
信号入力端子104 から入力された輝度信号レベルの制限
された範囲内であるか検出する。
【0116】例えば図15のテーブルにおいて、メモリ10
5 の出力が輝度信号レベルの1/2〜1/8の範囲内で
あるとき肌色と判別されるとすると、輝度信号入力端子
104から入力された輝度信号レベルが14の場合、上記範
囲内のメモリ105 の出力信号の値は7〜1であり、図15
に示す枠内の範囲を満たすR−Y色差信号及びB−Y色
差信号が入力されたとき、上記R−Y色差信号及びB−
Y色差信号は肌色領域内の信号として比較器106 は“Hi
gh”を出力する。比較器106 の出力信号は肌色検出信号
として肌色検出信号出力端子107 へ出力される。上記の
構成により式1,式2,式3,式4を満たす肌色領域を
検出することができる。このような肌色検出回路101 に
よって、図16のような人物を撮影したとき肌色検出信号
出力端子107 から出力される肌色検出信号は図17(a) に
示す斜線を付した領域(R1,R2,R3)となり、図
17(a) に示すC−Dの位置での水平走査方向の信号波形
は図17(b) に示すようになる。なお、色差信号がI軸,
Q軸による信号処理であっても上記と同様の信号処理に
よって実現できることはいうまでもない。
【0117】(実施の形態3)図18は、実施の形態3に
おける肌色領域を検出する肌色検出回路201 の構成を示
すブロック図であり、図18において、図10と同一番号を
付した部分は同一または相当部分を示す。また図18にお
いて、108 はローパスフィルタ(LPF)、109 はスラ
イス回路である。スライス回路109 はLPF108 の出力
信号を予め定められた定数kの値だけスライスする回路
であり、その具体的な構成例を図20に示す。図20におい
て、202 はLPF108 から出力された信号を入力する入
力端子、203 は加算器、204 はスイッチ、205 はコンパ
レータ、206 はスライスする定数kの値を入力する入力
端子、207 はデコーダ、208 は出力端子である。次に、
動作について説明する。R−Y色差信号, B−Y色差信
号, 輝度信号がそれぞれ各入力端子102,013,104 に入力
された後、比較器106 までの動作は、実施の形態2と同
様であるので、その説明は省略する。比較器106 の出力
をLPF108 に通して低域成分だけを取り出す。この波
形は図19(a) のようになる。この信号をスライス回路10
9 でスライスする。
【0118】つまり、設定された既定値以下は全てその
既定値にして、この信号の既定値が0となるように全体
をレベルダウンする。入力端子202 から入力されたLP
F108 の出力信号は加算器203 によって定数kの値分差
し引かれる。コンパレータ205 は、LPF108 の出力信
号と定数kとを比較し、この出力信号が定数kより大き
いときスイッチ204 が加算器203 の出力信号を選択する
ようにスイッチ204 へ選択信号を出力する。スイッチ20
4 はこの出力信号が定数kより小さいとき“ Low”を選
択する。デコーダ207 はそのまま信号をスルーする。よ
ってデコーダ207 から出力端子208 を介して出力される
信号は図19(b) の信号波形のようになる。そして、この
信号が肌色検出信号として肌色検出信号出力端子107 に
出力される。
【0119】(実施の形態4)図21は、実施の形態4に
おける肌色領域を検出する肌色検出回路301 の構成を示
すブロック図であり、図21において、図18と同一番号を
付した部分は同一または相当部分を示す。また図21にお
いて、110 は定数比較回路である。次に動作について説
明する。R−Y色差信号, B−Y色差信号, 輝度信号が
それぞれ各入力端子102,103,104 に入力された後、比較
器106 までの動作は、実施の形態2と同様であるので、
その説明は省略する。比較器106 の出力をLPF108 に
通して低域成分だけを取り出す。この波形は図22(a) の
ようになる。そして、定数比較回路110 でその出力に応
じて信号を数段階のレベルに分割し、これを肌色検出信
号として肌色検出信号出力端子107 に出力する。この肌
色検出信号は図22(b) の信号波形のようになる。
【0120】なお、上述の実施の形態2, 3, 4では肌
色領域を検出する場合について説明したが、メモリ105
内のテーブルを書き換えることによって、他の所定色領
域の検出に用いることも可能である。
【0121】(実施の形態5)肌色領域を検出した際に
色差信号の利得を制御する実施の形態5について説明す
る。図23は実施の形態5の構成を示すブロック図であ
り、図23において、図10と同一番号を付した部分は同一
または相当部分を示す。また図23において111, 112は利
得制御回路、113 はR−Y色差信号出力端子、114 はB
−Y色差信号出力端子である。
【0122】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子102 及びB−Y色差信号入力端子103 より
入力した色差信号は、肌色検出回路101 及び利得制御回
路111, 112に入力する。肌色検出回路101 は輝度信号入
力端子104 より入力した輝度信号と上記の色差信号とに
より、実施の形態2に従って肌色領域を検出する。肌色
検出回路101 は映像信号が肌色領域内にあるとき、利得
制御回路111, 112に制御信号を出力する。R−Y色差信
号は利得制御回路111 にて利得が制御された後、R−Y
色差信号出力端子113 より出力される。B−Y色差信号
は利得制御回路112 にて利得が制御された後、B−Y色
差信号出力端子114 より出力される。具体的には、肌色
領域を検出した場合に、R−Y色差信号の利得を上げ、
B−Y色差信号の利得を下げる。図24のaは肌色検出回
路101 により検出した肌色領域であり、上記のように色
差信号の利得を制御することにより図24のbに示す領域
へ変換する。このため、肌色領域の色が赤っぽくなり人
間の記憶色に近い肌色に補正できる。
【0123】(実施の形態6)肌色領域を検出した際に
輝度信号の利得を制御する実施の形態6について説明す
る。図25は実施の形態6の構成を示すブロック図であ
り、図25において、図10と同一番号を付した部分は同一
または相当部分を示す。また図25において115 は利得制
御回路、116 は輝度信号出力端子である。次に、動作に
ついて説明する。R−Y色差信号入力端子102 及びB−
Y色差信号入力端子103 より入力した色差信号は、肌色
検出回路101 に入力する。輝度信号入力端子104 より入
力した輝度信号は、肌色検出回路101 及び利得制御回路
115 に入力する。肌色検出回路101 は輝度信号と色差信
号とにより、実施の形態2に従って肌色領域を検出す
る。肌色検出回路101 は映像信号が肌色領域内にあると
き、利得制御回路115 に制御信号を出力し、利得制御回
路115 は制御信号により、輝度信号の利得を上げ、輝度
信号出力端子116 より輝度信号を出力する。このため、
肌色領域の輝度が高くなり人間の記憶色に近い肌色に補
正できる。
【0124】(実施の形態7)肌色領域を検出した際に
アパーチャ補正信号の利得を制御する実施の形態7につ
いて説明する。図26は実施の形態7の構成を示すブロッ
ク図であり、図26において、図10と同一番号を付した部
分は同一または相当部分を示す。また図26において、11
7 はアパーチャ補正信号入力端子、118 は利得制御回
路、119 はアパーチャ補正信号出力端子である。
【0125】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子102 及びB−Y色差信号入力端子103 より
入力した色差信号と、輝度信号入力端子104 より入力し
た輝度信号とは肌色検出回路101 に入力する。アパーチ
ャ補正信号入力端子117 より入力したアパーチャ補正信
号は、利得制御回路118 に入力する。肌色検出回路101
は輝度信号と色差信号とにより、実施の形態2に従って
肌色領域を検出する。肌色検出回路101 は映像信号が肌
色領域内にあるとき、利得制御回路118 に制御信号を出
力し、利得制御回路118 は制御信号により、アパーチャ
補正信号の利得を下げ、アパーチャ補正信号出力端子11
9 よりアパーチャ補正信号を出力する。このため、肌の
皺を抑制できる。
【0126】(実施の形態8)肌色領域を検出した際に
アパーチャ補正信号の周波数特性を制御する実施の形態
8について説明する。図27は実施の形態8の構成を示す
ブロック図であり、図27において、図26と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図27におい
て、120 はアパーチャ信号を作成し、周波数特性を変え
ることができるアパーチャ補正回路である。
【0127】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子102 及びB−Y色差信号入力端子103 より
入力した色差信号と、輝度信号入力端子104 より入力し
た輝度信号とは肌色検出回路101 に入力する。肌色検出
回路101 は輝度信号と色差信号とにより、実施の形態2
に従って肌色領域を検出する。また、輝度信号はアパー
チャ補正回路120 へ入力されて、アパーチャ補正信号が
作成される。肌色検出回路101 は映像信号が肌色領域内
にあるとき、アパーチャ補正回路120 に制御信号を出力
し、アパーチャ補正回路120 は、制御信号により、作成
するアパーチャ補正信号の周波数特性を変えて、アパー
チャ補正信号出力端子119 よりアパーチャ補正信号を出
力する。このため、自然な肌の皺を得ることができる。
【0128】図28は、図27におけるアパーチャ補正回路
120 の内部構成を示すブロック図である。図28におい
て、121, 122は1ラインメモリ、123, 124, 125 はそれ
ぞれ周波数特性が異なるバンドパスフィルタ(BP
F)、126, 131は加算器、127, 128, 129, 130, 132 は
乗算器である。
【0129】次に、動作について説明する。輝度信号入
力端子104 より入力した輝度信号は1ラインメモリ121
を通り、各BPF123, 124, 125 へ出力される。周波数
特性が異なるBPFはそれぞれ周波数特性が異なる水平
方向のアパーチャ補正信号を作成する。各BPF123, 1
24, 125 を通過した信号は各乗算器127, 128, 129 に
て、それぞれC1,C2,C3の定数が掛けられる。よ
ってC1,C2,C3の値によって水平方向のアパーチ
ャ補正信号の利得を変え、加算器131 によりそれぞれの
乗算器の出力信号を加算することにより周波数特性が異
なるアパーチャ補正信号を作ることができる。また、1
ラインメモリ121, 122、加算器126 、乗算器127 、加算
器131 により垂直方向のアパーチャ補正信号が作られ
る。
【0130】以上のように周波数特性が異なる複数のB
PFを具備したアパーチャ補正回路によれば制御信号C
1,C2,C3によりアパーチャ補正の周波数特性を変
えることができる。肌色検出回路101 は映像信号が肌色
領域内にあるとき、制御信号C1,C2,C3,C4,
C5を出力する。制御信号により、アパーチャ補正信号
の周波数特性が変えられて、アパーチャ補正出力端子11
9 よりアパーチャ補正信号が出力される。
【0131】(実施の形態9)前述の実施の形態5にお
いて、前述の実施の形態3に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態9である。この例では、利
得制御回路111, 112において肌色検出信号の波形に合わ
せてR−Y色差信号, B−Y色差信号の利得が変化する
ので、肌色と他の色との境界線付近で徐々に各色差信号
の利得が変化して不自然な変化がない。
【0132】(実施の形態10)前述の実施の形態5にお
いて、前述の実施の形態4に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態10である。この例でも、利
得制御回路111, 112において肌色検出信号の波形に合わ
せてR−Y色差信号, B−Y色差信号の利得が変化する
ので、肌色と他の色との境界線付近で徐々に各色差信号
の利得が変化して不自然な変化がない。
【0133】(実施の形態11)前述の実施の形態6にお
いて、前述の実施の形態3に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態11である。この例では、利
得制御回路115 において肌色検出信号の波形に合わせて
輝度信号の利得が変化するので、肌色と他の色との境界
線付近で徐々に輝度信号の利得が変化して不自然な変化
がない。
【0134】(実施の形態12)前述の実施の形態6にお
いて、前述の実施の形態4に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態12である。この例でも、利
得制御回路115 において肌色検出信号の波形に合わせて
輝度信号の利得が変化するので、肌色と他の色との境界
線付近で徐々に輝度信号の利得が変化して不自然な変化
がない。
【0135】(実施の形態13)前述の実施の形態7にお
いて、前述の実施の形態3に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態13である。この例では、利
得制御回路118 において肌色検出信号の波形に合わせて
アパーチャ補正信号の利得が変化するので、肌色と他の
色との境界線付近で徐々にアパーチャ補正信号の利得が
変化して不自然な変化がない。
【0136】(実施の形態14)前述の実施の形態7にお
いて、前述の実施の形態4に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態14である。この例でも、利
得制御回路118 において肌色検出信号の波形に合わせて
アパーチャ補正信号の利得が変化するので、肌色と他の
色との境界線付近で徐々にアパーチャ補正信号の利得が
変化して不自然な変化がない。
【0137】(実施の形態15)肌色領域を検出した際に
輝度信号の周波数特性を制御する実施の形態15について
説明する。図29は実施の形態15の構成を示すブロック図
であり、図29において、図10と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図29において、133 は
LPF、134 は混合回路である。
【0138】次に、動作について説明する。R−Y色差
信号入力端子102 及びB−Y色差信号入力端子103 より
入力した色差信号と、輝度信号入力端子104 より入力し
た輝度信号とは肌色検出回路101 に入力する。肌色検出
回路101 は輝度信号と色差信号とにより、実施の形態2
に従って肌色領域を検出する。また、輝度信号はLPF
133 と混合回路134 へも入力される。肌色検出回路101
は映像信号が肌色領域内にあるとき、混合回路134 に制
御信号を出力し、制御信号により混合率が変化して、L
PF133 の出力と元の輝度信号とが混合され、輝度信号
出力端子116 より輝度信号が出力される。肌色領域で
は、LPF133 の出力が混合する割合を多くする。この
ため、肌色領域の高周波成分が抑圧され肌の皺を抑制で
きる。
【0139】(実施の形態16)上述の実施の形態15にお
いて、前述の実施の形態3に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態16である。この例では、混
合回路134 において肌色検出信号の波形に合わせて混合
割合が変化するので、肌色と他の色との境界線付近で徐
々にこの混合割合が変化して不自然な変化がない。
【0140】(実施の形態17)上述の実施の形態15にお
いて、前述の実施の形態4に従って肌色領域を検出する
ようにした例が、実施の形態17である。この例でも、混
合回路134 において肌色検出信号の波形に合わせて混合
割合が変化するので、肌色と他の色との境界線付近で徐
々にこの混合割合が変化して不自然な変化がない。
【0141】(実施の形態18)図30は、実施の形態18の
構成を示すブロック図であり、図30において、図10及び
図23と同番号を付した部分は同一または相当部分を示
す。また図30において、135, 136は利得制御回路、137,
138は演算回路である。
【0142】次に動作について説明する。R−Y色差信
号入力端子102,B−Y色差信号入力端子103 からR−Y
色差信号, B−Y色差信号がそれぞれ肌色検出回路101
内のメモリ105 に入力され、輝度信号入力端子104 から
輝度信号が肌色検出回路101内の比較器106 に入力され
る。そして、肌色検出回路101 にて、実施の形態2に従
って肌色領域が検出され、肌色検出信号が利得制御回路
135, 136へ出力される。また、R−Y色差信号は利得制
御回路136 及び演算回路137 へ出力され、B−Y色差信
号は利得制御回路135 及び演算回路138 へ出力される。
【0143】利得制御回路135, 136において、肌色検出
信号により利得の制御が行われる。利得制御回路135 の
出力は演算回路137 に入力され、利得制御回路136 の出
力は演算回路138 に入力される。演算回路137, 138では
2つの入力信号が加算または減算され、R−Y色差信号
出力端子113,B−Y色差信号出力端子114 より出力す
る。肌色領域では、R−Y色差信号からB−Y色差信号
を減算し、B−Y色差信号にR−Y色差信号を加算する
ように制御する。このため、色相が黄色から赤方向に移
動し、人間の記憶色に近い肌色に補正できる。
【0144】(実施の形態19)図31は、実施の形態19の
構成を示すブロック図であり、図31において、図18及び
図30と同番号を付した部分は同一または相当部分を示
す。
【0145】次に動作について説明する。前述した実施
の形態3に従って、入力されたR−Y色差信号,B−Y
色差信号輝度信号に基づいて肌色領域が検出され、肌色
検出回路201(スライス回路109)から肌色検出信号が利得
制御回路135, 136へ出力される。以下の動作は上述の実
施の形態18と同じであるのでその説明は省略する。本実
施の形態でも、人間の記憶色に近い肌色に補正でき、肌
色と他の色との境界線付近で補正量が徐々に変化するた
め、この付近で不自然な変化にはならない。
【0146】(実施の形態20)図32は、実施の形態20の
構成を示すブロック図であり、図32において、図21及び
図30と同番号を付した部分は同一または相当部分を示
す。
【0147】次に動作について説明する。前述した実施
の形態4に従って、入力されたR−Y色差信号,B−Y
色差信号輝度信号に基づいて肌色領域が検出され、肌色
検出回路101(定数比較回路110)から肌色検出信号が利得
制御回路135, 136へ出力される。以下の動作は上述の実
施の形態18と同じであるのでその説明は省略する。本実
施の形態でも、人間の記憶色に近い肌色に補正でき、肌
色と他の色との境界線付近で補正量が徐々に変化するた
め、この付近で不自然な変化にはならない。なお、上記
第18, 19, 20の各実施の形態では演算回路137, 138にて
加算または減算処理を行うこととしたが、利得制御回路
135, 136における利得をプラスマイナス設定できるよう
に制御を行ってもよい。
【0148】また、上述の実施の形態5〜20では肌色領
域を補正する場合について説明したが、メモリ105 内の
テーブルを書き換えることによって、他の所定色領域の
補正に用いることができる。
【0149】(実施の形態21)図33は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態21)の構成を示す
ブロック図である。図33において、21はフォーカスレン
ズ、22は固体撮像素子、23はCDS回路、24は自動利得
制御回路(AGC)、25はA/Dコンバータ、26は信号
処理回路、27はウィンドウ発生回路、28はデータセレク
ト回路、29はバンドパスフィルタ(BPF)、30は積分
回路、31はマイクロコンピュータ、32はフォーカスレン
ズドライブ回路、33はモータ、34は輝度信号出力端子、
35はR−Y色差信号出力端子、36はB−Y色差信号出力
端子、101 は図10に示す内部構成を有する肌色検出回路
である。
【0150】次に動作について説明する。フォーカスレ
ンズ21によって結像された光学像は固体撮像素子22によ
って光電変換される。固体撮像素子22から出力された映
像信号はCDS回路23によって信号成分のみが取り出さ
れ、AGC24へ出力される。AGC24は映像信号のレベ
ルが一定になるように映像信号の利得制御を行い、A/
Dコンバータ25へ出力する。A/Dコンバータ25は入力
された映像信号をディジタル変換する。A/Dコンバー
タ25によってディジタル変換された映像信号は信号処理
回路26とデータセレクト回路28へ出力される。信号処理
回路26は色分離,マトリクス等の信号処理を行い、輝度
信号,R−Y色差信号,B−Y色差信号を出力する。
【0151】ウィンドウ発生回路27は、図34に示す画枠
cを定めるウィンドウパルスをデータセレクト回路28へ
出力する。肌色領域が検出されなければ、データセレク
ト回路28はウィンドウ発生回路27によって定められる図
34に示す画枠c内のデータのみを抜き取る。データセレ
クト回路28から出力された映像信号はBPF29により自
動合焦に必要な周波数成分が抜き取られ、積分回路30へ
出力される。積分回路30は1フィールド毎に入力信号を
積分し、積分値を合焦評価値としてマイクロコンピュー
タ31へ出力する。マイクロコンピュータ31は上記合焦評
価値が最大となるようにフォーカスレンズドライブ回路
32,モータ33を介してフォーカスレンズ21を移動させ図
34に示す画枠c内の被写体に合焦させる。
【0152】肌色検出回路101 は信号処理回路26から出
力される輝度信号,B−Y色差信号,R−Y色差信号を
入力し、映像信号中から肌色領域を検出する。この肌色
領域の検出手順は実施の形態2と同じであるので、その
動作説明は省略する。
【0153】肌色検出回路101 は、肌色検出信号をデー
タセレクト回路28へ出力する。データセレクト回路28は
肌色検出回路101 から肌色検出信号を入力すると、ウィ
ンドウ発生回路27から出力されるウィンドウパルスの入
力を止め、肌色検出信号をウィンドウパルスとみなし、
肌色検出回路101 によって検出された肌色領域内のみA
/Dコンバータ25から入力された映像信号をBPF29へ
通過させる。上記のことによって肌色領域がフォーカス
エリアとなる。
【0154】データセレクト回路28は、例えば図35に示
す回路構成で実現することができる。図35において、13
9 は映像信号を入力する入力端子、140 はウィンドウ発
生回路27からウィンドウパルスを入力する入力端子、14
1 は肌色検出回路101 から肌色検出信号を入力する入力
端子、142 は垂直同期信号入力端子、143 は映像信号に
ゲートを掛けるフリップフロップ、144 はスイッチ、14
5, 146はフリップフロップ、147 は出力端子である。
【0155】上記のように構成されたデータセレクト回
路28の動作について説明する。入力端子140 から入力さ
れたウィンドウパルスと入力端子141 から入力された肌
色検出信号とはそれぞれスイッチ144 に入力される。フ
リップフロップ145 は入力信号が常に“High”に固定さ
れているため肌色検出信号の“High”の信号が入力する
と“High”の信号をフリップフロップ146 へ出力する。
またフリップフロップ145 は1フィールド毎に垂直同期
信号によってリセットされ、フリップフロップ146 は垂
直同期信号が入力される毎にスイッチ144 へ入力信号を
出力する。このようにすることにより1フィールド期間
内に肌色領域が検出されるとフリップフロップ146 から
“High”の信号が出力される。スイッチ144 はフリップ
フロップ146 からの信号が“High”であると肌色検出信
号を選択し、“Low ”のときはウィンドウパルスを選択
する。スイッチ144 によって選択された信号はフリップ
フロップ143 へイネーブル信号として出力される。よっ
てフリップフロップ143 は肌色領域が検出されたときは
入力端子139 から入力された映像信号を肌色検出信号で
ゲートを掛ける。
【0156】BPF29の出力信号は積分回路30を介して
合焦評価値としてマイクロコンピュータ31へ入力され
る。マイクロコンピュータ31は上記評価値が最大になる
ようにフォーカスレンズ21を駆動させ、肌色領域に合焦
する。
【0157】(実施の形態22)図36は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態22)の構成を示す
ブロック図である。図36において、図33と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図36におい
て、37はデータセレクト回路、38は積分回路、39はアイ
リス、40はモータ、41はアイリスドライブ回路である。
【0158】次に動作について説明する。固体撮像素子
22上に結像された光学像は固体撮像素子22によって光電
変換されCDS回路23へ出力される。CDS回路23は固
体撮像素子22の出力信号中から映像信号だけ抜き取り、
データセレクト回路37及びAGC24へ出力する。AGC
24, A/Dコンバータ25, 信号処理回路26の動作は、実
施の形態21と同じである。
【0159】データセレクト回路37はウィンドウ発生回
路27から入力されるウィンドウパルスによってCDS回
路23からの出力信号を図34に示す画枠c内の領域のみ積
分回路38へ通過させる。アイリス39は積分回路38によっ
て測光領域分積分された積分値に応じて固体撮像素子22
に入射する光量を調整する。
【0160】肌色検出回路101 は、実施の形態2に従っ
て映像信号中から肌色領域を検出し、検出した肌色検出
信号をデータセレクト回路37へ出力する。データセレク
ト回路37は肌色検出回路101 から肌色検出信号を入力す
ると、ウィンドウ発生回路27から出力されるウィンドウ
パルスの入力を止め、肌色検出信号をウィンドウパルス
とみなし、肌色領域内のみCDS回路23の出力信号を積
分回路38へ通過させる。データセレクト回路37の具体的
な構成例は実施の形態21(図35)と同様である。このよ
うにすることによって映像信号中に肌色領域が検出され
ると肌色領域が測光領域となり、アイリス39は肌色領域
の光量に応じた光量制御を行う。
【0161】(実施の形態23)図37は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態23)の構成を示す
ブロック図である。図37において、図33と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図37におい
て、47はデータセレクト回路、48は積分回路である。
【0162】次に動作について説明する。固体撮像素子
22上に結像された光学像は固体撮像素子22によって光電
変換されCDS回路23へ出力される。CDS回路23は固
体撮像素子22の出力信号中から映像信号だけ抜き取り、
AGC24へ出力する。AGC24は映像信号レベルを一定
にするように映像信号の利得を制御する。AGC4の出
力信号は、データセレクト回路47及びA/Dコンバータ
25へ出力される。データセレクト回路47はウィンドウ発
生回路27から出力されるウィンドウパルスによって定め
られる図34に示す画枠c内の領域のみAGC24から入力
された映像信号を積分回路48へ出力する。データセレク
ト回路47の具体的な構成例は実施の形態21(図35)と同
様である。積分回路48はデータセレクト回路47から入力
した信号を1フィールド分積分し、積分値を映像信号の
利得制御信号としてAGC24へ出力する。AGC24は利
得制御信号に応じて映像信号の利得を制御し、フィード
バック制御を行うことにより映像信号レベルを一定にす
る。A/Dコンバータ25,信号処理回路26の動作は、実
施の形態21と同じである。
【0163】肌色検出回路101 は、実施の形態2に従っ
て映像信号中から肌色領域を検出し、検出した肌色検出
信号をデータセレクト回路47へ出力する。データセレク
ト回路47は肌色検出回路101 から肌色検出信号を入力す
ると、ウィンドウ発生回路27から出力されるウィンドウ
パルスの入力を止め、肌色検出信号をウィンドウパルス
とみなし、肌色領域内のみAGC24の出力信号を積分回
路48へ通過させる。このようにすることによって肌色領
域が測光領域となり、AGC24は肌色領域の輝度レベル
に応じた利得制御を行う。
【0164】(実施の形態24)図38は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態24)の構成を示す
ブロック図である。図38において、図33と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図38におい
て、37は実施の形態22と同じデータセレクト回路, 338
は積分回路、380 はA/D変換器、42は固体撮像素子駆
動のためのタイミングジェネレータ(TG)、43は固体
撮像素子ドライブ回路である。
【0165】次に動作について説明する。TG42は固体
撮像素子22を駆動させるために必要なパルスを発生す
る。固体撮像素子ドライブ回路43はTG42からパルスを
入力し固体撮像素子22を駆動する。固体撮像素子22は固
体撮像素子22上に結像された光学像を光電変換し、CD
S回路23へ出力する。CDS回路23は固体撮像素子22の
出力信号中から映像信号だけ抜き取り、データセレクト
回路37及びAGC24へ出力する。AGC24, A/Dコン
バータ25, 信号処理回路26の動作は実施の形態21と同じ
である。
【0166】データセレクト回路37はウィンドウ発生回
路27から出力されるウィンドウパルスによって定められ
る図34に示す画枠c内の領域のみ映像信号を抜き取り、
積分回路338 へ出力する。積分回路338 はデータセレク
ト回路37から入力した信号を1フィールド分積分し、積
分値を光量値としてA/D変換器380 へ出力する。マイ
クロコンピュータ31はディジタル化された積分値に応じ
て、TG42へシャッタースピードを変えるように制御信
号を出力する。TG42はマイクロコンピュータ31から入
力された制御信号に応じてセンサ読みだしパルスのレー
トを変えることによって、シャッタースピードを変え、
CDS回路23の出力信号レベルが常に一定になるように
する。
【0167】肌色検出回路101 は、実施の形態2に従っ
て映像信号中から肌色領域を検出し、検出した肌色検出
信号をデータセレクト回路37へ出力する。データセレク
ト回路37は肌色検出回路101 から肌色検出信号を入力す
ると、ウィンドウ発生回路27から出力されるウィンドウ
パルスの入力を止め、肌色検出信号をウィンドウパルス
とみなし、肌色領域内のみ映像信号を積分回路338 へ通
過させる。このようにすることによって肌色領域が測光
領域となり、肌色領域の光量に応じた電子シャッタース
ピード調整を行う。
【0168】(実施の形態25)図39は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態25)の構成を示す
ブロック図である。図39において、図33と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図38におい
て、78はローパスフィルタ(LPF)、79はスライス回
路である。このスライス回路79は、図20に示すスライス
回路109 と同様の内部構成を有し、またLPF78及びス
ライス回路79は水平走査方向の具体的な一例を図20に示
したが、垂直方向に対しても同様の効果があるように構
成されている。
【0169】次に動作について説明する。基本的な動作
は前述の実施の形態21と同様であるので、異なる点につ
いて説明する。肌色検出回路101 は、映像信号中から肌
色領域のみを検出し、肌色検出信号をLPF78へ出力す
る。図16のような被写体を撮影した場合、肌色検出信号
は図17(a) のようになり、図17(a) のC−D上の水平走
査方向の肌色検出信号は図17(b) のようになる。LPF
78は図40(a) の信号を入力し、図40(b) の信号をスライ
ス回路79へ出力する。スライス回路79は、図40(b) の信
号を予め定められた定数kの値だけスライスし、スライ
スされた図40(c) の信号を図40(d) の信号に形成する。
スライス回路79の具体的動作は以下の通りである。
【0170】入力端子202 から入力された図40(b) の肌
色検出信号は加算器203 によって定数kの値分差し引か
れる。コンパレータ205 は図40(b) の信号と定数kとを
比較し、図40(b) の信号が定数kより大きいときスイッ
チ204 が加算器203 の出力信号を選択するようにスイッ
チ204 へ選択信号を出力する。スイッチ204 は図40(b)
の信号が定数kより小さいとき“Low ”を選択する。ス
イッチ204 の出力信号を図40(c) に示す。デコーダ207
はスイッチ204 の出力信号中、何れかのビットが“Hig
h”のとき全ビット数“High”の信号を出力する。よっ
てデコーダ207 から出力される信号は図40(d) に示す信
号となる。図40(d) の信号の幅w2は図40(a) の信号の
幅w1より広くなる。信号処理回路26から出力される映
像信号との遅延時間を調節することによって、図40(d)
の信号で表される領域は図41に示す実線で囲まれた領域
(図41中e)となる。図41中dの領域は肌色検出回路10
1 から出力された肌色検出信号で表される領域を示す。
【0171】データセレクト回路28はスライス回路79か
ら信号を入力すると、ウィンドウ発生回路27から出力さ
れるウィンドウパルスの入力を止め、スライス回路79か
ら出力された信号をウィンドウパルスとみなし、図41に
示すeの領域内のみA/Dコンバータ25から入力された
信号をBPF29へ通過させる。このようにすることによ
って図41に示すeの領域がフォーカスエリアとなる。B
PF29の出力信号は積分回路30を介して合焦評価値とし
てマイクロコンピュータ31へ入力される。マイクロコン
ピュータ31は上記合焦評価値が最大になるようにフォー
カスレンズ21を駆動させ、肌色領域に合焦する。
【0172】(実施の形態26)図42は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態26)の構成を示す
ブロック図である。図42において、図39と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示し、328 はデータセ
レクト回路である。実施の形態26は、上記実施の形態25
と同様に、フォーカスエリアを検出した肌色領域より大
きく設定する例であり、この設定動作をデータセレクト
回路328 内で行う。
【0173】図43は、実施の形態26におけるデータセレ
クト回路328 の構成を示すブロック図である。図43にお
いて、148 は映像信号入力端子、149 は回路駆動クロッ
ク入力端子、150 は肌色検出回路101 から出力された肌
色検出信号を入力する入力端子、151 はマイクロコンピ
ュータ31からの出力信号(所定値k)を入力する入力端
子、152 は水平同期信号(HD)を入力する入力端子、
153 は垂直同期信号(VD)を入力する入力端子、154
はウィンドウ発生回路27からウィンドウパルスを入力す
る入力端子、155 は遅延回路、156 はカウンタ、157 は
インバータ素子、158 は比較器、159 はフリップフロッ
プ、160 はカウンタ、161 は比較器、162 はフリップフ
ロップ、163 はAND素子、164 はインバータ素子、16
5 はOR素子、166, 167, 168 はフリップフロップ、16
9 はスイッチ、170 は出力端子、401 はインバータ素
子、402 はOR素子である。
【0174】次に、動作について説明する。基本的な動
作は実施の形態21,25と同様であるので、データセレク
ト回路28内の動作について以下に述べる。入力端子154
から入力されたウィンドウパルスはスイッチ169 へ入力
される。肌色検出回路101 から出力された図44(a) に示
す肌色検出信号は入力端子150 からカウンタ160 のイネ
ーブル信号として入力される。よってカウンタ160 は肌
色検出信号が“High”の間だけカウントアップを行う。
カウンタ160 の出力信号は比較器161 へ出力される。
【0175】比較器161 はカウンタ160 からの出力信号
と、入力端子151 から入力された定数kとの比較を行
う。比較器161 はカウンタ160 からの出力信号が定数k
より大きくなったとき“High”の信号を出力する。比較
器161 の出力信号を図44(b) に示す。比較器161 の出力
信号はフリップフロップ162 の駆動クロックとして入力
される。フリップフロップ162 は入力信号を“High”に
固定しているため駆動クロックの立ち上がりで“High”
を出力する。フリップフロップ162 及びカウンタ160 は
入力端子152 から入力されるHDでリセットされる。よ
って水平走査期間毎に図44(b) の信号を出力する。フリ
ップフロップ162 の出力信号はAND素子163 に入力さ
れ、肌色検出回路101 から出力された肌色検出信号(図
44(a))と論理積を行い、カウンタ156 及びフリップフロ
ップ159 のリセット信号として出力する。AND素子16
3 の出力信号を図44(c) に示す。
【0176】また、肌色検出信号(図44(a))はインバー
タ素子157 を介してカウンタ156 へ入力される。インバ
ータ素子157 の出力信号を図44(d) に示す。カウンタ15
6 はインバータ素子157 の出力信号が“High”の間だけ
カウントアップを行う。カウンタ156 の出力信号は比較
器158 へ入力され、マイクロコンピュータ31から入力さ
れた定数kより大きくなったとき比較器158 は“High”
を出力する。比較器158 の出力信号を図44(e) に示す。
比較器161 の出力信号はフリップフロップ159の駆動ク
ロックとして入力される。フリップフロップ159 は入力
信号を“High”に固定しているため駆動クロックの立ち
上がりで“High”を出力する。フリップフロップ159 の
出力信号はインバータ素子164 を介してOR素子165 へ
入力される。OR素子165 はインバータ素子164 の出力
信号(図44(f))と肌色検出信号(図44(a))との論理和を
行う。OR素子165 の出力信号を図44(g) に示す。図44
(g) の信号はインバータ素子401 を介してOR素子402
へ入力され、HDと論理和されるため次のラインからの
(b) の信号は(b ′) となる。
【0177】フリップフロップ167 は肌色検出信号が
“High”のとき“High”の信号を出力し、1フィールド
毎にVDによってリセットされる。またフリップフロッ
プ168はVDが入力される毎にフリップフロップ167 の
出力信号を出力する。スイッチ169 はフリップフロップ
168 からの信号が“High”であると肌色検出信号を選択
し、“Low ”のときはウィンドウパルスを選択する。よ
って1フィールド期間中に肌色領域が検出されたときは
スイッチ169 によってウィンドウ発生回路27から出力さ
れたウィンドウパルスは選択されず、図44(g) の信号が
ゲート信号として選択される。スイッチ169 によって選
択された信号はフリップフロップ166 へイネーブル信号
として出力される。A/Dコンバータ25から出力された
映像信号は入力端子148 から入力され、遅延回路155 に
よって図44に示すT1/2だけ遅延される。T1/2だ
け遅延した映像信号はフリップフロップ166 に入力さ
れ、フリップフロップ166 は映像信号を図44(g) の信号
でゲートを掛ける。また、垂直走査方向にも図44(g) の
信号を発生するように構成されている。上記の回路構成
により肌色検出回路101 で検出された肌色領域dより大
きいeの領域(図41参照)だけ映像信号にゲートを掛け
ることができる。
【0178】以下の動作は、実施の形態25と同様である
ので、その説明は省略する。なお、データセレクト回路
28の具体的な構成例を図43に示したが、肌色検出信号か
ら図44(g) の信号を形成する回路構成であれば上記の回
路構成に限らないことは言うまでもない。
【0179】(実施の形態27)図45は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態27)の構成を示す
ブロック図である。図45において、図36と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示し、また図45におい
て、78はローパスフィルタ(LPF)、79はスライス回
路である。このスライス回路79は、図20に示すスライス
回路109 と同様の内部構成を有し、またLPF78及びス
ライス回路79は水平走査方向の具体的な一例を図20に示
したが、垂直方向に対しても同様の効果があるように構
成されている。
【0180】次に動作について説明する。基本的な動作
は前述の実施の形態22と同様であるので、異なる点につ
いて説明する。肌色検出回路101 は、映像信号中から肌
色領域のみを検出し、肌色検出信号をLPF78へ出力す
る。図16のような被写体を撮影した場合、肌色検出信号
は図17(a) のようになり、図17(a) のC−D上の水平走
査方向の肌色検出信号は図17(b) のようになる。LPF
78は図46(a) の信号を入力し、図46(b) の信号をスライ
ス回路79へ出力する。スライス回路79は、図46(b) の信
号を予め定められた定数kの値だけスライスし、スライ
スされた図46(c) の信号を図46(d) の信号に形成する。
スライス回路79の具体的動作は、実施の形態25と同様で
ある。図46(d) の信号の幅w3は図46(a) の信号の幅w
1より狭くなる。図46(d) の信号で表される領域は図47
に示す実線で囲まれた領域(図47中f)となる。図47中
dの領域は肌色検出回路101 から出力された肌色検出信
号で表される領域を示す。
【0181】データセレクト回路37はスライス回路79か
ら肌色検出信号を入力すると、ウィンドウ発生回路27か
ら出力されるウィンドウパルスの入力を止め、スライス
回路79から出力された信号をウィンドウパルスとみな
し、図47中fの領域内のみCDS回路23から入力された
信号を積分回路38へ通過させる。データセレクト回路37
の具体的な構成例は図35と同様である。このようにする
ことによって図47に示すfの領域が測光領域となる。デ
ータセレクト回路37の出力信号は積分回路38を介して光
量値としてアイリスドライブ回路41へ入力され、アイリ
ス39は肌色領域の光量に応じた光量制御を行う。
【0182】(実施の形態28)図48は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態28)の構成を示す
ブロック図である。図48において、図45と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示し、337 はデータセ
レクト回路である。実施の形態28は、上記実施の形態27
と同様に、測光領域を検出した肌色領域より小さく設定
する例であり、この設定動作をデータセレクト回路337
内で行う。図49は、実施の形態28におけるデータセレク
ト回路337 の構成を示すブロック図である。図49におい
て、図43と同一番号を付した部分は同一または相当部分
を示す。
【0183】次に、動作について説明する。基本的な動
作は実施の形態22,27と同様であるので、データセレク
ト回路28内の動作について以下に述べる。マイクロコン
ピュータ31は予め定められたkの値をデータセレクト回
路37へ出力する。入力端子154 から入力されたウィンド
ウパルスはスイッチ169 へ入力される。肌色検出回路10
1 から出力された図44(a) に示す肌色検出信号は入力端
子150 からカウンタ156 のイネーブル信号として入力さ
れる。
【0184】よってカウンタ156 は肌色検出信号が“Hi
gh”の間だけカウントアップを行う。カウンタ156 の出
力信号は比較器161 へ出力される。比較器161 は、カウ
ンタ156 からの出力信号と入力端子151 から入力された
定数kとの比較を行う。比較器161 はカウンタ156 から
の出力信号が定数kより大きくなったとき“High”の信
号を出力する。比較器161 の出力信号を図44(b) に示
す。比較器161 の出力信号はフリップフロップ162 の駆
動クロックとして入力される。フリップフロップ162 は
入力信号を“High”に固定しているため駆動クロックの
立ち上がりで“High”を出力する。フリップフロップ16
2 及びカウンタ156 は入力端子152 から入力されるHD
でリセットされる。よって水平走査期間毎に図44(b) の
信号を出力する。フリップフロップ162 の出力信号はA
ND素子163 に入力され、肌色検出回路101 から出力さ
れた肌色検出信号(図44(a))と論理積を行う。AND素
子163 の出力信号を図44(c) に示す。
【0185】フリップフロップ167 は肌色検出信号が
“High”のとき“High”の信号を出力し、1フィールド
毎にVDによってリセットされる。またフリップフロッ
プ168はVDが入力される毎にフリップフロップ167 の
出力信号を出力する。スイッチ169 はフリップフロップ
168 からの信号が“High”であると肌色検出信号を選択
し、“Low ”のときはウィンドウパルスを選択する。よ
って1フィールド期間中に肌色領域が検出されたときは
スイッチ169 によってウィンドウ発生回路27から出力さ
れたウィンドウパルスは選択されず、図44(c) の信号が
ゲート信号として選択される。スイッチ169 によって選
択された信号はフリップフロップ166 へイネーブル信号
として出力される。A/Dコンバータ25から出力された
映像信号は入力端子148 から入力され、遅延回路155 に
よってT1/2だけ遅延される。T1/2だけ遅延した
映像信号はフリップフロップ166 に入力され、フリップ
フロップ166 は映像信号を図44(c) の信号でゲートを掛
ける。上記の回路構成により肌色検出回路101 で検出さ
れた肌色領域dより小さいfの領域(図47参照)だけ映
像信号にゲートを掛けることができる。
【0186】以下の動作は、実施の形態27と同様である
ので、その説明は省略する。なお、データセレクト回路
37の具体的な構成例を図49に示したが、肌色検出信号か
ら図44(c) の信号を形成する回路構成であれば上記の回
路構成に限らないことは言うまでもない。
【0187】(実施の形態29)図50は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態29)の構成を示す
ブロック図である。図50において、図37と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示し、また図45におい
て、78はローパスフィルタ(LPF)、79はスライス回
路である。このスライス回路79は、図20に示すスライス
回路109 と同様の内部構成を有し、またLPF78及びス
ライス回路79は水平走査方向の具体的な一例を図20に示
したが、垂直方向に対しても同様の効果があるように構
成されている。
【0188】次に動作について説明する。基本的な動作
は前述の実施の形態23と同様であるので、異なる点につ
いて説明する。実施の形態27と同様に、スライス回路79
からの出力信号は図46(d) のようになり、その幅w3は
肌色検出信号(図46(a))の幅w1より狭くなる。図46
(d) の信号で表される領域は図47に示す実線で囲まれた
領域(図47中f)となる。
【0189】データセレクト回路47はスライス回路79か
ら肌色検出信号を入力すると、ウィンドウ発生回路27か
ら出力されるウィンドウパルスの入力を止め、スライス
回路79から出力された信号をウィンドウパルスとみな
し、図47中fの領域内のみAGC24から入力された信号
を積分回路48へ通過させる。データセレクト回路47の具
体的な構成例は図35と同様である。このようにすること
によって図47中fの領域が測光領域となる。データセレ
クト回路47の出力信号は積分回路48を介して光量値とし
てAGC24へ入力され、AGC24は図47中fの領域内の
光量に応じた利得制御を行う。
【0190】(実施の形態30)図51は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態30)の構成を示す
ブロック図である。図51において、図50と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。実施の形態30
は、上記実施の形態29と同様に、測光領域を検出した肌
色領域より小さく設定する例であり、この設定動作をデ
ータセレクト回路347 内で行う。データセレクト回路34
7 の構成は、図49に示すデータセレクト回路337 の構成
と同一である。
【0191】なお、基本的な動作は実施の形態23,29と
同様であり、またデータセレクト回路347 内の動作は、
前述した実施の形態28のセレクト回路337 内の動作と同
様であるので、それらの説明は省略する。
【0192】(実施の形態31)図52は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態31)の構成を示す
ブロック図である。図52において、図38, 図45と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。この実施
の形態31は、前述の実施の形態24(肌色領域の光量に応
じてシャッタスピード調整を行う例)において、実施の
形態27, 29と同様に測光領域を肌色領域より小さくする
例である。本実施の形態の動作は、これらの実施の形態
24, 27, 29などを参考にして容易に理解されるので、そ
の説明は省略する。
【0193】(実施の形態32)図53は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態32)の構成を示す
ブロック図である。図53において、図52と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。実施の形態32
は、上記実施の形態31と同様に、測光領域を検出した肌
色領域より小さく設定する例であり、この設定動作を実
施の形態28と同様にデータセレクト回路337 内で行う。
なお、基本的な動作は実施の形態24と同様であり、また
データセレクト回路337 内の動作は、前述した実施の形
態28と同様である。
【0194】(実施の形態33)図54は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態33)の構成を示す
ブロック図である。図54において、図39と同一番号を付
した部分は同一または相当部分を示す。また図54におい
て、44はズームレンズ、45はズームレンズ44を移動させ
るためのモータ、46はマイクロコンピュータ31からの制
御信号に基づいてモータ45に駆動信号を与えるズームレ
ンズドライブ回路である。
【0195】本実施の形態の基本的な動作は、前述の実
施の形態25と同じである。本実施の形態では、マイクロ
コンピュータ31が、フォーカスレンズ21の位置及びズー
ムレンズ44の位置から被写体までの距離Lと被写体の拡
大倍率Zとを算出し、この距離Lと拡大倍率Zとを用い
て式5に示すようにkを定め、定めたkをスライスレベ
ルとしてスライス回路79へ出力する。
【0196】(式5) k=a・Z/L 但し、a:定数
【0197】このようにしてkを設定することにより、
図41に示したフォーカスエリア(eの領域)が、被写体
までの距離及び被写体の拡大倍率に応じて、例えば図5
5, 図56のように変化する。
【0198】(実施の形態34)図57は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態34)の構成を示す
ブロック図である。図57において、図42, 図54と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。本実施の
形態は、前述の実施の形態26において、実施の形態33と
同様に式5にて算出したkをデータセレクト回路28に出
力するようにした例である。
【0199】(実施の形態35)図58は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態35)の構成を示す
ブロック図である。図58において、図45, 図54と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。
【0200】本実施の形態の基本的な動作は、前述の実
施の形態27と同じである。本実施の形態では、マイクロ
コンピュータ31が、フォーカスレンズ21の位置及びズー
ムレンズ44の位置から被写体までの距離Lと被写体の拡
大倍率Zとを算出し、前述の式5に示すようにkを定
め、定めたkをスライスレベルとしてスライス回路79へ
出力する。このようにしてkを設定することにより、図
47に示した測光エリア(fの領域)が、被写体までの距
離及び被写体の拡大倍率に応じて、例えば図59,図60の
ように変化する。
【0201】(実施の形態36)図61は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態36)の構成を示す
ブロック図である。図61において、図48, 図58と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。本実施の
形態は、前述の実施の形態28において、実施の形態35と
同様に式5にて算出したkをデータセレクト回路37に出
力するようにした例である。
【0202】(実施の形態37)図62は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態37)の構成を示す
ブロック図である。図62において、図50, 図54と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。
【0203】本実施の形態の基本的な動作は、前述の実
施の形態29と同じである。本実施の形態では、マイクロ
コンピュータ31が、フォーカスレンズ21の位置及びズー
ムレンズ44の位置から被写体までの距離Lと被写体の拡
大倍率Zとを算出し、前述の式5に示すようにkを定
め、定めたkをスライスレベルとしてスライス回路79へ
出力する。このようにしてkを設定することにより、図
47に示した測光エリア(fの領域)が、被写体までの距
離及び被写体の拡大倍率に応じて、例えば図59,図60の
ように変化する。
【0204】(実施の形態38)図63は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態38)の構成を示す
ブロック図である。図63において、図51, 図62と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。本実施の
形態は、前述の実施の形態30において、実施の形態37と
同様に式5にて算出したkをデータセレクト回路47に出
力するようにした例である。
【0205】(実施の形態39)図64は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態39)の構成を示す
ブロック図である。図64において、図52, 図54と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。
【0206】本実施の形態の基本的な動作は、前述の実
施の形態31と同じである。本実施の形態では、マイクロ
コンピュータ31が、フォーカスレンズ21の位置及びズー
ムレンズ44の位置から被写体までの距離Lと被写体の拡
大倍率Zとを算出し、前述の式5に示すようにkを定
め、定めたkをスライスレベルとしてスライス回路79へ
出力する。このようにしてkを設定することにより、図
47に示した測光エリア(fの領域)が、被写体までの距
離及び被写体の拡大倍率に応じて、例えば図59,図60の
ように変化する。
【0207】(実施の形態40)図65は、カラービデオカ
メラの映像信号処理装置(実施の形態40)の構成を示す
ブロック図である。図65において、図53, 図64と同一番
号を付した部分は同一または相当部分を示す。本実施の
形態は、前述の実施の形態32において、実施の形態39と
同様に式5にて算出したkをデータセレクト回路37に出
力するようにした例である。
【0208】(実施の形態41)実施の形態41は、前述の
実施の形態33において、算出するkの値が制限される例
である。本実施の形態の構成は実施の形態33(図54)と
同じである。マイクロコンピュータ31は、フォーカスレ
ンズ21の位置及びズームレンズ44の位置から被写体まで
の距離Lと被写体の拡大倍率Zを算出して、これらのL
とZとによって式5に示すようにkを定めるが、式5か
ら算出されるkは式6に示すように予め定められたs1
およびs2の値で制限される。
【0209】(式6) s1≧a・Z/L≧s2
【0210】そして、本実施の形態では、図55, 図56に
示すように、LとZとによってフォーカスエリアは変わ
るが、kの値はs1で制限されるため、被写体までの距
離の逆数(1/L)と被写体の拡大倍率Zと定数aとの
積がs1以上になるとkはs1の固定値となる。よって
肌色領域が上記s1で定められる画角以上になるとフォ
ーカスエリアは図66に示すように肌色領域より小さい領
域(図66e)となる。なお、このような方法は、実施の
形態34(図57の構成)にても実現できることはいうまで
もない。
【0211】(実施の形態42)実施の形態42は、前述の
実施の形態35において、算出するkの値が制限される例
である。本実施の形態の構成は実施の形態35(図58)と
同じである。マイクロコンピュータ31は、被写体までの
距離Lと被写体の拡大倍率Zとによって式5に示すよう
にkを定めるが、式5から算出されるkは上述の式6に
示すように予め定められたs1およびs2の値で制限さ
れる。そして、本実施の形態では、図59, 図60に示すよ
うに、LとZとによってフォーカスエリアは変わるが、
kの値はs2で制限されるため、被写体までの距離の逆
数(1/L)と被写体の拡大倍率Zと定数aとの積がs
2以下になるとkはs2の固定値となる。よって肌色領
域が上記s2で定められる画角以下になると測光エリア
は図67に示すように肌色領域より大きい領域(図67f)
となる。なお、このような方法は、実施の形態36(図61
の構成)にても実現できることはいうまでもない。
【0212】(実施の形態43)実施の形態43は、前述の
実施の形態37において、算出するkの値が制限される例
である。本実施の形態の構成は実施の形態37(図62)と
同じである。マイクロコンピュータ31は、被写体までの
距離Lと被写体の拡大倍率Zとによって式5に示すよう
にkを定めるが、式5から算出されるkは上述の式6に
示すように予め定められたs1およびs2の値で制限さ
れる。そして、本実施の形態では、図59, 図60に示すよ
うに、LとZとによってフォーカスエリアは変わるが、
kの値はs2で制限されるため、被写体までの距離の逆
数(1/L)と被写体の拡大倍率Zと定数aとの積がs
2以下になるとkはs2の固定値となる。よって肌色領
域が上記s2で定められる画角以下になると測光エリア
は図67に示すように肌色領域より大きい領域となる。な
お、このような方法は、実施の形態38(図63の構成)に
ても実現できることはいうまでもない。
【0213】(実施の形態44)実施の形態44は、前述の
実施の形態39において、算出するkの値が制限される例
である。本実施の形態の構成は実施の形態39(図64)と
同じである。マイクロコンピュータ31は、被写体までの
距離Lと被写体の拡大倍率Zとによって式5に示すよう
にkを定めるが、式5から算出されるkは上述の式6に
示すように予め定められたs1およびs2の値で制限さ
れる。そして、本実施の形態では、図59, 図60に示すよ
うに、LとZとによってフォーカスエリアは変わるが、
kの値はs2で制限されるため、被写体までの距離の逆
数(1/L)と被写体の拡大倍率Zと定数aとの積がs
2以下になるとkはs2の固定値となる。よって肌色領
域が上記s2で定められる画角以下になると測光エリア
は図67に示すように肌色領域より大きい領域となる。な
お、このような方法は、実施の形態40(図65の構成)に
ても実現できることはいうまでもない。
【0214】以上のように実施の形態21, 25, 26, 33,
34, 41では、簡単な回路構成で、オートフォーカスが常
に主要被写体(人)に合焦するようにできる。また、実
施の形態22, 23, 24, 27, 28, 29, 30, 31, 32, 35, 3
6, 37, 38, 39, 40, 42, 43,44では、撮影している主要
被写体(人)が、逆光や過順光に係わらず、白飛びした
り、黒つぶれしたりすることなく最適な画像が得られる
ように測光エリア制御を行うことができる。
【0215】(実施の形態45)図68は、カラービデオカ
メラ(実施の形態45)の構成を示すブロック図であり、
図68において、図33と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図68において、49はリモコン、
50は受信回路、80は出力端子、351 はデータラッチ回路
である。図69はデータラッチ回路351 の内部構成を示
し、402, 403はフリップフロップである。
【0216】次に、動作について説明する。フォーカス
エリアの設定, 肌色検出回路101 における肌色領域の検
出については、実施の形態21と同様であるので、これら
の説明は省略する。肌色検出回路101 によって検出され
た肌色検出信号は、データラッチ回路351 へ出力され
る。肌色検出信号は、フリップフロップ402 の駆動クロ
ックとして入力される。フリップフロップ402 の信号入
力端子は“High”に固定されているため、肌色検出信号
が“High”の信号が入力すると、“High”の信号を出力
する。フリップフロップ402 の出力信号はフリップフロ
ップ403 の駆動クロックとして入力され、フリップフロ
ップ402 と同様の動作をする。また、フリップフロップ
402, 403のリセット信号としてVDパルスがリセット端
子に入力される。上記のことによって、1垂直走査期間
内に肌色領域が検出されると、データラッチ回路351 は
次の1水平走査期間の間、“High”の信号を出力する。
よって、データラッチ回路351 の出力信号により1水平
走査期間内に肌色領域があるか否かが判別できる。
【0217】図70のフローチャートは、マイクロコンピ
ュータ31のアルゴリズムを示している。以下、図70のフ
ローチャートに沿って説明する。まず、受信回路50はリ
モコン49から発信された“録画信号”を受信すると、
“録画信号”をマイクロコンピュータ31へ出力する。マ
イクロコンピュータ31は“録画信号”が入力される(ス
テップS1)と、肌色検出回路101 の出力信号より撮影
されている映像信号中に肌色領域があるか否かを判別し
(ステップS2)、映像信号中に肌色領域がない場合に
は出力端子80へ“録画信号”を出力しない(ステップS
3)。そのためリモコン49から“録画信号”を発信して
も録画は開始されない。
【0218】また、データラッチ回路351 の出力信号よ
り映像信号中に肌色領域が検出されるとマイクロコンピ
ュータ31は“録画信号”を出力端子80へ出力する。マイ
クロコンピュータ31から出力された“録画信号”によっ
てビデオカメラは撮影されている映像信号の録画を開始
する(ステップ4)。また、録画開始後、映像信号中に
肌色領域があるか否かを判別し(ステップS5)、映像
信号中に肌色領域が検出されない場合、マイクロコンピ
ュータ31から“録画停止信号”が出力され(ステップS
6)、ビデオカメラは“録画停止信号”によって録画を
停止する。
【0219】(実施の形態46)図71は、カラービデオカ
メラ(実施の形態46)の構成を示すブロック図であり、
図71において、図68と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図701 おいて、81は出力端子、
82は抵抗器、83は発光ダイオードである。
【0220】図72のフローチャートは、本実施の形態に
おけるマイクロコンピュータ31内のアルゴリズムを示し
ており、図70に示すフローチャートと同内容のステップ
には同一のステップ番号を付している。録画開始前に撮
影されている映像信号中に肌色領域がない場合(ステッ
プ2:NO)には、出力端子81へ“誤録画信号”が出力
される。(ステップ7)。そのためリモコン49から“録
画信号”を発信しても録画が開始されない。また、録画
開始後、映像信号中に肌色領域が検出されない場合(ス
テップ5:NO)にも、、マイクロコンピュータ31から
“誤録画信号”が出力端子81へ出力される(ステップ
8)。
【0221】“誤録画信号”出力をここではマイクロコ
ンピュータ31から出力端子81へ5V,“High”の信号が
出力されたとする。上記信号は抵抗器82を介して発光ダ
イオード83へ入力され、発光ダイオード83は発光する。
なお、“誤録画信号”は5V,“High”に限らず、他の
電圧または他のデータ信号であってもよい。
【0222】(実施の形態47)図73は、カラービデオカ
メラ(実施の形態47)の構成を示すブロック図であり、
図73において、図68と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図73において、84はブザー発信
回路、85はブザーである。次に、動作について説明す
る。映像信号中に肌色領域が検出されないとき、図72に
示すフローチャートに従って“誤録画信号”が、ブザー
発信回路84へ出力される。“誤録画信号”が入力される
とブザー発信回路84はブザー85を発信させる。なお、ブ
ザー発信回路84及びブザー85は電子音を発生する構成で
あってもよい。
【0223】(実施の形態48)図74は、カラービデオカ
メラ(実施の形態48)の構成を示すブロック図であり、
図74において、図68と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図74において、86はリモコン49
と同様に、マイクロコンピュータ31からの信号を赤外線
の発光パターンによって発信する発信回路である。
【0224】次に、動作について説明する。映像信号中
に肌色領域が検出されないとき、図72に示すフローチャ
ートに従って“誤録画信号”が、発信回路86へ出力され
る。リモコン49には、図75に示すように送信された赤外
線を受信する受信回路87と、文字等を表示する液晶ディ
スプレイ88とが具備されている。リモコン49は発信回路
86から送信された“誤録画信号”を受信すると液晶ディ
スプレイ88に誤録画であることを表示する。なお、上記
液晶ディスプレイ88はブラウン管等、他の表示デバイス
であってもよい。
【0225】また、リモコン49に具備した上記ディスプ
レイの変わりに、図76に示すようにブザー発信回路89と
ブザー90とを具備し、受信回路87が“誤録画信号”を受
信するとこの信号の受信を表す信号、例えば“High”の
信号をブザー発信回路89へ出力し、ブザー発信回路89は
受信回路87から信号を入力すると、ブザー90を発信させ
るようにしても同様の効果が得られることは言うまでも
ない。なお、上記ブザー90,ブザー発信回路89は電子音
を発する回路構成であってもよい。
【0226】(実施の形態49)図77は、カラービデオカ
メラ(実施の形態49)の構成を示すブロック図であり、
図77において、図68と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図77において、171 はエンコー
ダ、172, 173はD/Aコンバータ、174 は輝度信号処理
回路、175 はFM変調回路、176 はハイパスフィルタ
(HPF)、177は自動クロマ利得制御回路(AC
C)、178 はバーストエンファシス回路、179は周波数
低域変換回路、180 はローパスフィルタ(LPF)、18
1 は加算器、182 は記録アンプ、183 はロータリートラ
ンス、184 は録再ヘッド、185 はテープ、186 はコント
ロール信号発生回路、187 は固定ヘッドである。
【0227】次に、動作について説明する。フォーカス
エリアの設定, 肌色検出回路101 における肌色領域の検
出については、実施の形態21と同様であるので、これら
の説明は省略する。
【0228】信号処理回路25から出力された輝度信号,
R−Y色差信号,B−Y色差信号は、エンコーダ171 に
よって輝度信号は同期信号を付加され、色差信号は平衡
変調された後、バーストを付加され出力される。エンコ
ーダ171 から出力された輝度信号は、D/Aコンバータ
172 にてアナログ化された後、輝度信号処理回路174に
よって周波数偏移調整, クランプ, プリエンファシス等
の信号処理がなされた後、FM変調回路175 によってF
M変調され、HPF176 を介して加算器181 へ出力され
る。またエンコーダ171 から出力された色差信号は、D
/Aコンバータ173 にてアナログ化された後、ACC17
7 によってバースト信号の大きさが一定になるように色
差信号の利得調整をし、バーストエンファシス回路178
によってバーストの利得を大きくする。バーストエンフ
ァシス回路178 から出力される色差信号は、周波数低域
変換回路179 によって色差信号の周波数を低域に変換
し、LPF180 を介して加算器181 へ出力される。加算
器181 は輝度信号と色差信号とを合成する。加算器181
から出力される映像信号は、記録アンプ182 、ロータリ
ートランス183 を介して録再ヘッド184 によってテープ
185 に録画される。
【0229】固定ヘッド187 は、図78に示すようにテー
プ185 の下端に位置するコントロールトラック上に、映
像信号を録再する録再ヘッド184 がテープ185 上のビデ
オトラックを正確にトレースできるように、コントロー
ル信号発生回路186 にて発生されたコントロール信号を
記録する。
【0230】なお、マイクロコンピュータ31内のアルゴ
リズムは、図72のフローチャートに同様である。映像信
号中に肌色領域が検出されないとき、図72に示すフロー
チャートに従って“誤録画信号”が、コントロール信号
発生回路186 へ出力されると、コントロール信号発生回
路186 は、通常のコントロール信号と信号の立ち上がり
は同じでデューティ比が異なる検知信号、いわゆるVI
SS信号を出力する。VISS信号は固定ヘッド187 に
よりテープ185 上のコントロールトラックに記録され
る。
【0231】(実施の形態50)図79は、カラービデオカ
メラ(実施の形態50)の構成を示すブロック図であり、
図79において、図68と同一番号を付した部分は同一また
は相当部分を示す。また図79において、91はメモリ、92
は加算器である。
【0232】次に、動作について説明する。基本的な動
作は実施の形態45と同じであるためその説明は省略す
る。肌色検出回路101 の出力信号はメモリ91及び加算器
92へ出力される。メモリ91は肌色検出回路101 の出力信
号が入力されると1フィールド分の肌色領域を記憶し、
1フィールド分の肌色領域を記憶するとそれ以後の肌色
検出回路101 の出力信号は記憶しない。メモリ91は記憶
した肌色検出回路101 の出力信号を加算器92へ出力す
る。加算器92は肌色検出回路101 の出力信号からメモリ
91の出力信号を差し引く。
【0233】例えば図5に示すように、撮影者51がビデ
オカメラ52を三脚53に固定し、自分自らを撮影するとき
リモコン49によって録画を開始する前に、図80(a) のよ
うな風景が撮影されているとする。図80(b) は、輝度信
号のレベルが高い“木”の茶色の映像信号が図11に示す
肌色領域を満たしていたため肌色領域として検出され、
図80(a) を撮影したときの肌色検出回路101 の出力信号
を示した図である。しかし、上記図80(b) にて検出され
た肌色領域は、本実施の形態において検出したい主要被
写体である撮影者51を認識するための肌色領域ではな
い。この図80(b)に示した信号はメモリ91に記憶され
る。メモリ91は図80(b) に示される信号を出力する。そ
のため加算器92の出力信号は図80(c) に示すように、遠
隔操作によって録画を行う前の映像信号中には、図80
(a) に示す映像信号に変化がない限り、加算器92からの
データラッチ回路351 を介した出力信号から肌色領域は
検出されない。
【0234】図81のフローチャートは、本実施の形態に
おけるマイクロコンピュータ31内のアルゴリズムを示し
ている。以下、このフローチャートに従って動作を説明
する。マイクロコンピュータ31に“録画信号”が入力さ
れる(ステップS11)と、肌色検出回路101 の出力信号
からメモリ91の出力信号を差し引いた加算器92の出力信
号中に肌色領域があるか否かを判別する(ステップS1
2)。加算器92の出力信号中に肌色領域がない場合には
出力端子80へ“録画信号”を出力しない(ステップS1
3)。そのためリモコン49から“録画信号”を発信して
も録画が開始されない。加算器92の出力信号より映像信
号中に肌色領域を検出するとマイクロコンピュータ31は
“録画信号”を出力端子80へ出力する。マイクロコンピ
ュータ31から出力された“録画信号”によってビデオカ
メラは撮影されている映像信号の録画を開始する(ステ
ップS14)。また、録画開始後、加算器92の出力信号中
に肌色領域が検出されない場合(ステップS15:N
O)、マイクロコンピュータ31から“録画停止信号”が
出力される(ステップS16)。ビデオカメラは“録画停
止信号”によって録画を停止する。
【0235】(実施の形態51)図82は、カラービデオカ
メラ(実施の形態51)の構成を示すブロック図であり、
図82において、図71, 図79と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。
【0236】図83のフローチャートは、本実施の形態に
おけるマイクロコンピュータ31内のアルゴリズムを示し
ており、図81に示すフローチャートと同内容のステップ
には同一のステップ番号を付している。録画開始前に加
算器92の出力信号中に肌色領域がない場合(ステップ1
2:NO)には、出力端子81へ“誤録画信号”が出力さ
れる。(ステップ17)。そのためリモコン49から“録画
信号”を発信しても録画が開始されない。また、録画開
始後、加算器92の出力信号中に肌色領域が検出されない
場合(ステップ15:NO)にも、マイクロコンピュータ
31から“誤録画信号”が出力端子81へ出力される(ステ
ップ18)。
【0237】“誤録画信号”出力をここではマイクロコ
ンピュータ31から出力端子81へ5V,“High”の信号が
出力されたとする。上記信号は抵抗器82を介して発光ダ
イオード83へ入力され、発光ダイオード83は発光する。
なお、“誤録画信号”は5V,“High”に限らず、他の
電圧または他のデータ信号であってもよい。
【0238】(実施の形態52)図84は、カラービデオカ
メラ(実施の形態47)の構成を示すブロック図であり、
図84において、図73, 図79と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。加算器92の出力信号中に肌色領域が検出されないと
き、図83に示すフローチャートに従って“誤録画信号”
が、ブザー発信回路84へ出力される。“誤録画信号”が
入力されるとブザー発信回路84はブザー85を発信させ
る。なお、ブザー発信回路84及びブザー85は電子音を発
生させる構成であってもよい。
【0239】(実施の形態53)図85は、カラービデオカ
メラ(実施の形態53)の構成を示すブロック図であり、
図84において、図74, 図79と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。加算器92の出力信号中に肌色領域が検出されないと
き、図83に示すフローチャートに従って“誤録画信号”
が、発信回路86へ出力される。以下の動作は、前述の実
施の形態48と同じであるのでその説明は省略する。
【0240】(実施の形態54)図86は、カラービデオカ
メラ(実施の形態54)の構成を示すブロック図であり、
図86において、図77, 図79と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。加算器92の出力信号中に肌色領域が検出されないと
き、図83に示すフローチャートに従って“誤録画信号”
が、マイクロコンピュータ31からコントロール信号発生
回路186 へ入力される。以下の動作は、前述の実施の形
態49と同じであるのでその説明は省略する。
【0241】なお、上記実施の形態50〜54では、メモリ
91によって記憶される映像信号は外部入力信号によって
選択できるようにしても良い。例えば撮影者が記憶する
映像信号を決めることが可能な外部端子を設け、この外
部端子を撮影者が押すことによって外部入力信号がメモ
リ91に与えられ、外部入力信号が与えられた時点での肌
色検出回路101 の出力信号をメモリ91が記憶する。
【0242】(実施の形態55)図87は、カラービデオカ
メラ(実施の形態55)の構成を示すブロック図であり、
図87において、図54, 図68と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。また図87において、93はウィ
ンドウ発生回路、94はデータセレクト回路である。
【0243】次に、動作について説明する。基本的な動
作は前述の実施の形態33, 実施の形態45と同様であるの
で、その説明は省略する。マイクロコンピュータ31は、
被写体までの距離Lと被写体の拡大倍率Zとを算出す
る。算出した距離Lと拡大倍率Zとによりマイクロコン
ピュータ31はウィンドウ発生回路93へ制御信号を出力す
る。ウィンドウ発生回路93は図88に示すWx,y の画枠を
設定するウィンドウパルスをデータセレクト回路94へ出
力する。なお、ウィンドウ発生回路93から出力されるウ
ィンドウパルスによって定められる画枠の大きさは式6
に示すように距離Lと拡大倍率Zとによって変化する。
データセレクト回路94は式7を満たす画枠の大きさ内の
映像信号のみを選択する。
【0244】(式7) Wx,y =W0 ・Z/L 但し、W0 :初期設定値
【0245】肌色検出回路101 はウィンドウ発生回路93
によって定められる画枠内の肌色領域のみ検出する。そ
のため図89に示すように、Wx,y の画枠から外にはずれ
た位置に被写体がいれば肌色領域は検出されない。
【0246】図70のフローチャートは、本実施の形態の
マイクロコンピュータ31内のアルゴリズムを示してい
る。図70のフローチャートは実施の形態45と同様のため
その説明を省略する。マイクロコンピュータ31から出力
端子80へ出力される“録画停止信号”によって、図88に
示す画枠Wx,y 内に肌色領域がないときは録画を停止す
る。
【0247】(実施の形態56)図90は、カラービデオカ
メラ(実施の形態56)の構成を示すブロック図であり、
図90において、図71, 図87と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。実施の形態55と同様に、肌色検出回路101 は画枠W
x,y 内において肌色領域の有無を検出する。そして、図
72のフローチャートに従って、この画枠Wx,y 内の映像
信号中に肌色領域がないときは出力端子81へ“誤録画信
号”を出力する。以下の動作は、実施の形態46と同じで
ある。
【0248】(実施の形態57)図91は、カラービデオカ
メラ(実施の形態57)の構成を示すブロック図であり、
図91において、図73, 図87と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。実施の形態55と同様に、肌色検出回路101 は画枠W
x,y 内において肌色領域の有無を検出する。そして、図
72のフローチャートに従って、この画枠Wx,y 内の映像
信号中に肌色領域がないときはブザー発信回路84へ“誤
録画信号”を出力する。以下の動作は、実施の形態47と
同じである。
【0249】(実施の形態58)図92は、カラービデオカ
メラ(実施の形態58)の構成を示すブロック図であり、
図92において、図74, 図87と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。実施の形態55と同様に、肌色検出回路101 は画枠W
x,y 内において肌色領域の有無を検出する。そして、図
72のフローチャートに従って、この画枠Wx,y 内の映像
信号中に肌色領域がないときは発信回路86へ“誤録画信
号”を出力する。以下の動作は、実施の形態48と同じで
ある。
【0250】(実施の形態59)図93は、カラービデオカ
メラ(実施の形態59)の構成を示すブロック図であり、
図93において、図77, 図87と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。実施の形態55と同様に、肌色検出回路101 は画枠W
x,y 内において肌色領域の有無を検出する。そして、図
72のフローチャートに従って、この画枠Wx,y 内の映像
信号中に肌色領域がないときはコントロール信号発生回
路186 へ“誤録画信号”を出力する。以下の動作は、実
施の形態49と同じである。
【0251】なお、上記実施の形態49, 54, 59では、エ
ンコーダ171 の出力信号を輝度信号処理回路174 からH
PF176 を介して輝度信号の信号処理を行い、ACC17
7 からLPF180 を介して色差信号の信号処理を行った
が、上記回路における回路構成は他の信号処理回路構成
になっていてもよい。また、これらの実施の形態では、
検知信号としてVISS信号を用いた例を示したが、V
ASS信号あるいは深層記録方式の頭だし信号であって
も同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0252】また、上記実施の形態45〜59では、肌色領
域を検出する手段として、実施の形態2の構成の肌色検
出回路101 を用いたが、実施の形態3,4に示した肌色
検出回路を使用してもよい。更に、このようなルックア
ップテーブル方式によらず、色差信号を複数個のコンパ
レータによって肌色領域を限定して検出するようにして
もよい。
【0253】次に、検出した肌色領域から人の顔を判別
する例について、以下の実施の形態60〜67として説明す
る。
【0254】(実施の形態60)図94は、本発明の映像信
号処理装置(実施の形態60)の構成を示すブロック図で
あり、図94において、図54と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。また図94において、95は相関
値算出回路である。
【0255】相関値算出回路95の具体的な構成例を図95
に示す。図95において、210 は水平方向の範囲Xをマイ
クロコンピュータ31から入力する入力端子、211 は肌色
検出回路101 の出力信号を入力する入力端子、212 は所
定値Kをマイクロコンピュータ31から入力する入力端
子、213 はアドレス発生回路、214, 215はメモリ、216
はEXOR素子、217 はカウンタ、218 は比較器、219
はデータ発生回路、220はデータ発生回路219 から出力
された信号をマイクロコンピュータ31へ出力する出力端
子である。
【0256】次に、動作について説明する。フォーカス
エリアの設定, 肌色検出回路101 での肌色領域の検出等
の基本動作は、既に説明した各実施の形態と同様である
ので、その説明は省略する。以下、顔の判別動作につい
て説明する。図96のフローチャートは、マイクロコンピ
ュータ31によって、映像信号から人の顔の領域を判別す
るためのアルゴリズムを示している。以下、図96のフロ
ーチャートに沿って説明する。
【0257】まず、マイクロコンピュータ31は所定値K
を相関値算出回路95に出力する(ステップS21)。次に
マイクロコンピュータ31は、ズームレンズ44及びフォー
カスレンズ21に出力している制御信号からズームレンズ
44及びフォーカスレンズ21の位置を算出し、被写体まで
の距離Lとズーム位置Zとを算出する(ステップS22,
S23)。マイクロコンピュータ31は算出した被写体まで
の距離Lとズーム位置Zとに応じて、式8により図97に
示すような人の顔の幅を検出する水平方向の範囲Xを決
める(ステップS24)。ここでZはワイド端のズーム位
置をZW とし、テレ端のズーム位置をZT とすると、Z
W ≦Z≦ZT を満たし、ZW の位置における画像からの
拡大倍率に比例するものとする。Xk はズームレンズ44
のズーム位置がワイド端で被写体までの距離Lが予め定
められている基準距離における標準的な人の顔の水平方
向の大きさである。
【0258】(式8) X=Xk ・(Z/L)
【0259】マイクロコンピュータ31によって定められ
た水平方向の範囲Xはマイクロコンピュータ31から相関
値算出回路95へ出力される(ステップS24)。
【0260】マイクロコンピュータ31から出力された水
平方向の範囲Xは入力端子210 から、メモリ214 へ入力
される。メモリ214 は図97に示すようなデータをデータ
テーブルとして記憶している。ここでXW は所定値であ
り、1コマは1画素を表し、ハッチングを付した領域は
“0”で、他の領域は“1”である。メモリ214 は入力
される水平方向の範囲Xに応じて、LUT(ルックアッ
プテーブル)方式により、図97に示すようなデータを出
力する。
【0261】肌色検出回路101 から出力された信号はメ
モリ215 へ入力され、メモリ215 は1フィールド分の肌
色領域を記憶する。肌色検出回路101 から出力される信
号は図17(a) に示すように検出された肌色領域(ハッチ
ングを付した領域)を“1”、その他の領域は“0”で
ある。アドレス発生回路213 は図98に示すように予め定
められた検出箇所X1 〜Xn の肌色検出回路101 の出力
信号をメモリ215 から出力するように、メモリ215 へア
ドレスを出力する。
【0262】相関値を算出する具体的な検出箇所を図99
に示す。メモリ215 は検出箇所X1, 1 〜X5,5 におけ
る、記憶しておいた肌色検出回路101 の出力信号を順次
出力する。また、アドレス発生回路213 はメモリ214
へ、メモリ215 から順次出力される検出箇所の信号に合
わせて、メモリ214 から人の顔を検出する範囲XW を繰
り返し出力するようにアドレスを出力する。メモリ214
はアドレスに従い、図97に示す水平方向に定められた範
囲のデータを検出範囲1つ分(Xi,j )毎に繰り返し出
力する。図99に示した検出箇所の場合Xw =250 であ
る。メモリ214 の出力信号とメモリ215 の出力信号とは
EXOR素子216 を介して、カウンタ217 へ出力され、
カウンタ217 によってXw の幅だけ積分し相関値Sを算
出する。相関式を式9に示す。この排他的論理和を図99
に示す検出箇所において、図100 に示すように順次上か
ら下へ、左から右へ行う(X1,1 1,2 …X1,5 2,1
2,2 …X5,4 5,5 )。図97に示す定められた水平方
向の範囲と肌色領域の水平方向の範囲との相関が高くな
るほど式9で表される相関値Sは大きくなる。カウンタ
217 によって算出されたそれぞれの検出箇所の相関値S
は順次、比較器218 へ出力される。
【0263】(式9) S=ΣEXOR(i,j) 但し、EXOR:排他的
論理和
【0264】比較器218 はカウンタ217 の出力信号Sと
マイクロコンピュータ31から入力される所定値Kを比較
し、相関値Sがマイクロコンピュータ31から入力された
所定値Kより大きいとき“High”の信号をデータ発生回
路219 へ出力する。データ発生回路219 は比較器218 の
出力信号に応じて人の顔の中心位置と大きさとのデータ
をマイクロコンピュータ31へ出力する。例えば図17(b)
に示す入力信号が相関値算出回路95へ入力され、図99に
示すX2,1 とX2,2 の検出箇所だけ比較器218の出力信
号が“High”で、他の検出箇所は全て“Low ”であった
とすると、データ発生回路219 は図101 に示すように人
の顔の中心を表すR(x,y)及びび人の顔の大きさを
表すrを出力する。マイクロコンピュータ31は相関値算
出回路95の出力信号を入力し(ステップS25)、入力さ
れたデータで表される映像信号の領域を人の顔であると
判別する(ステップS26)。
【0265】上記信号処理のループ(S22〜S26)を1
フィールドもしくは数フィールド毎に繰り返す。なお、
相関値算出回路95に用いたメモリ214 は図97に示す被写
体まで距離Lとズームレンズのズーム位置Zとで決めら
れる水平方向の範囲において、ハッチングを付した領域
は“1”で、他の領域は“0”である信号を出力する回
路構成でも実現可能である。また、相関値を求める方法
については相関を求めるため予め定められた検出箇所を
図102 に示すように、左から右、上から下の順に相関値
を求めても実現できることはいうまでもない。また、相
関値を求める検出箇所の具体例を図96に示したが、検出
箇所はこれに限らない。
【0266】(実施の形態61)前述の実施の形態60で
は、水平方向の範囲の相関値に基づいて人の顔を判別し
たが、垂直方向の範囲の相関値に基づいて人の顔を判別
することも同様に行える。このようにした例が実施の形
態61である。実施の形態61の相関値算出回路95を含めた
回路構成は実施の形態60と同じである。
【0267】なお、実施の形態61の動作は実施の形態60
と同様に考えられる。実施の形態61の動作を示す図103
のフローチャートでは、人の顔の幅を検出する垂直方向
の範囲Yを式10に従って決める(ステップS27)。Yk
はズームレンズ44のズーム位置がワイド端で被写体まで
の距離Lが予め定められている基準距離における標準的
な人の顔の垂直方向の大きさである。
【0268】(式10) Y=YK ・(Z/L)
【0269】マイクロコンピュータ31から出力された垂
直方向の範囲Yは入力端子210 から、メモリ214 へ入力
される。メモリ214 は図104 に示すようなデータをデー
タテーブルとして記憶している。アドレス発生回路213
は図105 に示すように予め定められた検出箇所Y1 〜Y
n の肌色検出回路101 の出力信号をメモリ215 から出力
するように、メモリ215 へアドレスを出力する。図106
に示すような検出箇所において、式9に従って相関値S
が算出される。図106 に示す検出箇所の場合Yw =100
である。この論理的論理和が、図106 に示す検出箇所に
おいて、図107に示すように順次上から下へ、左から右
へ行う(Y1,1 1,2 …Y1,8 2,1 2,2 …Y5,7
5,8 )。そして、相関値Sが所定値Kより大きいとき、
人の顔であると判別される。なお、検出箇所を、図108
に示すように、上から下、左から右の順に相関値を求め
てもよい。
【0270】(実施の形態62)実施の形態62の相関値算
出回路95を含めた回路構成は実施の形態60と同じであ
る。図109 のフローチャートは、実施の形態62のマイク
ロコンピュータ31によって、映像信号から人の顔の領域
を判別するためのアルゴリズムを示している。以下、図
109 のフローチャートに沿って説明する。
【0271】まず、マイクロコンピュータ31は所定値K
を相関値算出回路95へ出力する(ステップS31)。次に
マイクロコンピュータ31は、被写体までの距離Lとズー
ム位置Zとを算出する(ステップS32,S33)。マイク
ロコンピュータ9は算出した距離Lとズーム位置Zとに
応じて、式11により図110 に示すような人の顔の幅を検
出する範囲RA を決める(ステップS34)。Rk はズー
ムレンズ44のズーム位置がワイド端で被写体との距離L
が予め定められている基準距離における標準的な人の顔
の大きさである。
【0272】(式11) RA =Rk ・(Z/L)
【0273】マイクロコンピュータ31によって定められ
た範囲RA はマイクロコンピュータ31から相関値算出回
路95へ出力される(ステップS34)。マイクロコンピュ
ータ31から出力された範囲Rは入力端子210 から、メモ
リ214 へ入力される。メモリ214 は図110 に示す領域R
及びRA をデータテーブルとして記憶している。メモリ
214 内のデータによってRA の領域は入力端子210 から
入力されるデータに応じて変化する。ここでXW ,YW
は所定値であり、1コマは1画素を表し、ハッチングを
付した領域は“0”で、他の領域は“1”である。メモ
リ214 は入力される範囲RA に応じて、LUT(ルック
アップテーブル)方式により、図110 に示すようなデー
タを出力する。
【0274】相関値を算出する具体的な検出箇所を図11
1, 112に示す。領域Pは1フィールド分の検出箇所であ
る。肌色検出回路101 から出力された信号はメモリ215
へ入力され、メモリ215 は図17(a) に示すような1フィ
ールド分の肌色領域を記憶する。アドレス発生回路213
は図110 に示すように予め定められた検出箇所P(x+
i,y+i)における肌色検出回路101 の出力信号をメ
モリ215 から出力するように、メモリ215 へアドレスを
出力する。
【0275】また、アドレス発生回路213 はメモリ214
へ、メモリ215 から順次出力される検出箇所の信号に合
わせて、メモリ214 から人の顔を検出する範囲Rを繰り
返し出力するようにアドレスを出力する。メモリ214 は
アドレスに従い、図110 に示す定められた範囲のデータ
を検出範囲R1つ分(R′(x,y)〜R′(x+i,
y+i))毎に繰り返し出力する。メモリ214 の出力信
号とメモリ215 の出力信号とはEXOR素子216 を介し
て、カウンタ217 に出力され、検出範囲1つ分(R′
(x,y)〜R′(x+i,y+i))積算され、相関
値Sが求められる。相関式を式12に示す。この排他的論
理和を、図111, 112に示す検出箇所において、図113 に
示すように順次上から下へ、左から右へ、または、図11
4 に示すように順次左から右へ、上から下へ求める。図
110 で定められる範囲と検出箇所R1つ分との相関が高
くなるほど式12で表される相関値Sは大きくなる。カウ
ンタ217 によって算出されたそれぞれの検出箇所の相関
値Sは順次、比較器218 へ出力される。
【0276】(式12) S=ΣEXOR(P(i,j),R(i,j)) 但し、EXOR:排他的論理和
【0277】比較器218 はカウンタ217 の出力信号Sと
マイクロコンピュータ31から入力される所定値Kとを比
較し、相関値Sがマイクロコンピュータ31から入力され
た所定値Kより大きいとき“High”の信号をデータ発生
回路219 へ出力する。データ発生回路219 は比較器218
の出力信号に応じて人の顔の中心位置と大きさとのデー
タをマイクロコンピュータ31へ出力する。
【0278】マイクロコンピュータ31は相関値算出回路
95の出力信号を入力し(ステップS35)、入力されたデ
ータで表される映像信号の領域を人の顔であると判別す
る(ステップS36)。このような信号処理のループ(S
32〜S36)を数フィールド毎に繰り返す。
【0279】(実施の形態63)図115 は、本発明の映像
信号処理装置(実施の形態63)の構成を示すブロック図
であり、図115 において、図94と同一番号を付した部分
は同一または相当部分を示す。肌色検出回路101 から出
力された肌色検出信号はメモリ351 によって1フィール
ド記憶される。肌色領域を1フィールド記憶したメモリ
351 はマイクロコンピュータ31によって制御され、記憶
した肌色領域のデータをマイクロコンピュータ31へ出力
する。実施の形態63では、マイクロコンピュータ31によ
って肌色領域中に人の顔を検出するための図形、範囲、
長さを予め定め、肌色検出回路101 によって検出された
肌色領域が上記図形の形を満たしているとき、または肌
色領域の2次元的な領域の大きさ、水平,垂直の長さが
予め定められる所定値を満たしているときこの肌色領域
を人の顔と判別する。上記図形、範囲、長さは被写体ま
での距離Lとズーム位置Zに応じて大きさが変化する。
【0280】実施の形態60, 61, 62では肌色領域が予め
定められた図形の形を満たしているか判別するために相
関値算出回路95を設け肌色領域と予め定められた図形の
相関を取り、相関値を算出し、求められた相関値が所定
値より大きいときこの肌色領域を人の顔と判別した。
【0281】肌色領域中から人の顔を判別する方法は上
記の方法に限らない。例えば、図17(a) に示すR1,R
2,R3の肌色領域の大きさがマイクロコンピュータ31
によって予め定められる図117 に示す斜線部内に入れば
人の顔と判別する。よって図17(a) に示す肌色領域が検
出されたときはR1の肌色領域が人の顔として判別され
る。上記方法を実現した本実施の形態のフローチャート
を図116 に示す。
【0282】図116 のフローチャートについて説明す
る。初めにマイクロコンピュータ9は、被写体までの距
離Lとズーム位置Zとを算出する(ステップS41,4
2)。求められた結果に応じて式13を満たす係数Rを決
める(ステップS43)。RW はズームレンズ44のズーム
位置がワイド端ZW である場合に被写体との距離Lが予
め定められている基準距離における標準的な人の顔の大
きさである。
【0283】(式13) R=RW ・(Z/L)
【0284】次に図117 中のg,hに係数Rにより定め
られる小さい領域RS と大きい領域RB を示す。RS ,
RB は式14,式15によって求められる(ステップS4
4)。
【0285】(式14) RS =k1 ・R 但し k1 <1 (式15) RB =k2 ・R 但し k2 >1
【0286】肌色検出回路101 によって検出された肌色
領域RC の大きさが、式16を満たしていればRC は人の
顔である(ステップS46)。また、式16を満たしていな
ければRC は人の顔ではないと判断する(ステップS4
7)。
【0287】(式16) RS <RC <RB
【0288】次に、肌色領域の2次元的な大きさまたは
肌色領域の水平,垂直の大きさによって人の顔を判別す
る手順を図118 のフローチャートに示す。図118 におい
て、図116 と同一の処理には同一ステップ番号を付して
いる。求められた距離Lとズーム位置Zとに応じて式17
を満たす係数Kを決める(ステップS53)。KW はズー
ムレンズ44のズーム位置がワイド端ZW である場合に被
写体との距離Lが予め定められている基準距離における
標準的な人の顔の大きさに対する定数である。
【0289】(式17) K=KW ・(Z/L) 次に、式18, 式19によってKS ,KB を求める(ステッ
プS54)。
【0290】(式18) KS =k1 ・K 但し k1 <1 (式19) KB =k2 ・K 但し k2 >1
【0291】肌色検出回路101 によって検出された肌色
領域の2次元領域の大きさKC を図17に示したそれぞれ
の肌色領域R1,R2,R3の積算値より求める。この
積算値が式20を満たしていればKC は人の顔である(ス
テップS56)。また、式20を満たしていなければKC は
人の顔ではないと判断する(ステップS57)。
【0292】(式20) KS <KC <KB
【0293】(実施の形態64)実施の形態64の回路構成
は、実施の形態63(図115)と同じである。図119 に示す
ようにマイクロコンピュータ31により被写体までの距離
に応じた値wN 及びwW (wN <wW )を設定する。図
120 に示すハッチングを付した領域は図16の被写体を撮
影した場合の肌色検出回路101 の出力であり、図17(a)
と同様である。マイクロコンピュータ31は、図120 に示
されているような、肌色検出回路101 により検出された
肌色領域の水平方向の値(大きさ)w1 がwW >w 1
N を満たしていれば、この肌色領域を人の顔であると
して判断する。一方、肌色検出回路101 により同様に肌
色領域として検出されたw2 及びw3 は上述の条件を満
たさないため、マイクロコンピュータ31は人の顔である
としては検出しない。
【0294】なお、wN 及びwW は被写体までの距離L
が小さく(近く)なるに従って大に、被写体までの距離
が大きく(遠く)なるに従って小になるように、また拡
大倍率が大きくなるとwW とwN との差、即ち両者で規
定される範囲が大に、逆に拡大倍率が小さくなると上記
範囲が小になるように設定する。
【0295】(実施の形態65)実施の形態65の回路構成
は、実施の形態63(図115)と同じである。マイクロコン
ピュータ31により、被写体までの距離に応じて図121 に
示すように、水平方向にwH1,wH2(wH1<wH2)の値
を、垂直方向にwV1,wV2(wV1<wV2)の値をそれぞ
れ設定する。図122 に示すように、肌色検出回路101 に
より検出された肌色領域の水平方向の値(大きさ)w0
及び垂直方向の値w1 が、wH2>w0 >wH1、且つwV2
>w1 >wV1を満たす場合、マイクロコンピュータ31は
肌色検出回路101 により検出された肌色領域を人の顔で
あるとして判断する。
【0296】なお、wH1,wH2(wH1<wH2)及び
V1,wV2(wV1<wV2)の値は被写体までの距離が近
くなるに従って大になるように、被写体までの距離が遠
くなるに従って小になるように、また拡大倍率が大きく
なるとwH2とwH1との差、及びw V2とwV1との差、即ち
それぞれ両者で規定される範囲が大に、逆に拡大倍率が
小さくなると上記範囲が小になるようにそれぞれ設定す
る。
【0297】(実施の形態66)実施の形態66の回路構成
は、実施の形態63(図115)と同じである。マイクロコン
ピュータ31により算出された被写体までの距離に応じ
て、図117にハッチングを付して示されているような、
予め定められた大きさの検出範囲が設定される。また、
被写体までの距離に応じて、図123 に参照符号iにて示
すような、予め大きさが定められている画枠を設定す
る。そして、肌色検出回路101により検出された肌色領
域が、図123 に示されている画枠i内に存在し、且つ図
117 にハッチングにて示されている人の顔を検出する範
囲との関係が実施の形態63同様に満たしていれば、マイ
クロコンピュータ31はそれを人の顔であるとして判断す
る。
【0298】なお、図123 に示されている画枠iは被写
体までの距離が近くなるに従って大きくなり、被写体ま
での距離が遠くなるに従って小さくなるように、また拡
大倍率が大きくなると図117 にハッチングにて示されて
いる範囲も大きくなり、拡大倍率が小さくなると上記範
囲も小さくなるように設定する。
【0299】(実施の形態67)実施の形態67の回路構成
は、実施の形態63(図115)と同じである。マイクロコン
ピュータ31により算出された被写体までの距離に応じ
て、図117にハッチングを付して示されているような、
予め定められた大きさの検出範囲が設定される。そして
マイクロコンピュータ31は、肌色検出回路101 により検
出された複数の肌色領域の内から、図117 にハッチング
にて示されている人の顔を検出する範囲との関係が実施
の形態63と同様であり、且つ肌色領域の大きさと人の顔
を検出する範囲との相関が高い肌色領域を人の顔である
として判断する。
【0300】例えば、肌色検出回路101 により検出され
た肌色領域の値を、人の顔を検出する範囲内を同様に1
とし、上記範囲以外は0とする。そしてマイクロコンピ
ュータ31は、図124 に示すように複数の肌色領域に対し
て式21のSの値をそれぞれ求め、Sの値が最も高い肌色
領域を人の顔であるとして判断する。
【0301】(式21) S=Σwx,y ・wH,V 但し、wx,y :肌色領域 wH,V :人の顔を検出する範囲
【0302】なお、上述の相関を求める式21はこれに限
らず、他の式でも良い。また、図117 にハッチングにて
示されている人の顔を検出する範囲は被写体までの距離
が近くなるに従って大きくなり、被写体までの距離が遠
くなるに従って小さくなり、その範囲は拡大倍率が大き
くなると大きくなり、拡大倍率が小さくなると小さくな
るように設定する。
【0303】以上のように実施の形態60〜67では、簡単
な回路構成で、被写体の大きさ, 被写体までの距離に係
わらず、検出した肌色領域から主要被写体である人の顔
を正確に判別することができる。
【0304】次に、上述したように、検出した肌色領域
から人の顔を判別し、人の顔の領域だけに、輝度信号,
色差信号, アパーチャ補正信号の利得、アパーチャ補正
信号の周波数特性を変化させる例を、以下の実施の形態
68〜72にて説明する。
【0305】(実施の形態68)図125 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態68)の構成を示すブロック図で
あり、図125 において図94と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。また図125 において、96は遅
延回路、97はデータセレクト回路、111, 112は利得制御
回路である。
【0306】次に、動作について説明する。フォーカス
エリアの設定,ズームレンズ44の制御等は前述した実施
の形態と同様である。また、肌色検出回路101 は映像信
号から肌色領域を検出し、相関値算出回路95及びマイク
ロコンピュータ31は検出された肌色領域から人の顔を判
別する。ここまでの動作は実施の形態60と同じである。
【0307】マイクロコンピュータ31は、判別された人
の顔の領域の中心位置と顔の大きさとを示すデータをデ
ータセレクト回路97へ出力する。データセレクト回路97
は肌色検出回路101 から出力された肌色検出信号中、マ
イクロコンピュータ31から入力された上記データによっ
て人の顔と判別された肌色領域のみ利得制御回路111,利
得制御回路112 へ出力されるようにゲートをかける。ま
た、信号処理回路26から出力された輝度信号,R−Y色
差信号,B−Y色差信号は遅延回路96へ出力される。遅
延回路96は、相関値算出回路95及びマイクロコンピュー
タ31が人の顔を判別するためにかかる時間分だけ、入力
された輝度信号,R−Y色差信号,B−Y色差信号を遅
延させる。
【0308】利得制御回路111 はデータセレクト回路97
から入力した人の顔の検出信号に応じてR−Y色差信号
の利得を上げて、利得制御回路112 は人の顔の検出信号
に応じてB−Y色差信号の利得を下げる。上記方法によ
って色差信号の利得を人の顔の領域のみ変え、図24に示
すように人の顔の肌色領域の色差信号のみをa→bへ非
線形変換することができる。従って、人の顔の肌色を他
の領域の色に影響を与えることなく記憶色に基づいた色
補正を行うことができる。
【0309】なお、上述の実施の形態では、実施の形態
2における肌色検出回路101 を用いているが、実施の形
態3における肌色検出回路201(図18に示す)を用いるよ
うにしてもよい。この場合には、比較器106 の出力信号
を人の顔を判別する信号として相関値算出回路95へ出力
し、スライス回路109 の出力信号を肌色検出信号として
データセレクト回路97へ出力する。このようにすると、
肌色領域(人の顔の領域)とその他の領域との境目の色
補正がスムーズに行われる。
【0310】(実施の形態69)図126 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態69)の構成を示すブロック図で
あり、図126 において図125 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図126 において、115
は利得制御回路である。次に、動作について説明する。
実施の形態68と同様に、データセレクト回路97は、肌色
検出回路101 から出力された肌色検出信号中、人の顔と
判別された肌色領域のみが利得制御回路115 へ出力され
るようにゲートをかける。また、信号処理回路26から出
力された輝度信号,R−Y色差信号,B−Y色差信号は
遅延回路96へ出力される。利得制御回路115 はデータセ
レクト回路97から入力した人の顔の検出信号に応じて、
遅延回路96にて遅延された輝度信号の利得を上げる。こ
れによって、人の顔の領域のみ輝度を上げることができ
る。
【0311】(実施の形態70)図127 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態70)の構成を示すブロック図で
あり、図127 において図123 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図127 において、190
はアパーチャ作成回路、118 は利得制御回路、98は加算
器である。アパーチャ作成回路190 の構成を図128 に示
す。図128 において、310 は輝度信号入力端子、311, 3
12は1ラインメモリ、313 は入力端子310 から入力され
た輝度信号と1ラインメモリ312 から出力される2ライ
ン分遅延された輝度信号とを加算する加算器、314 はア
パーチャの周波数特性をきめるバンドパスフィルタ、31
5 は利得制御回路、316 は加算器、317 はアパーチャ信
号出力端子である。
【0312】次に動作について説明する。アパーチャ作
成回路190 の輝度信号入力端子310から入力された輝度
信号は加算器313 によって2水平走査期間分遅延した輝
度信号と加算される。加算器313 から出力された輝度信
号は加算器316 によって、1水平走査期間分遅延された
輝度信号から加算器313 の出力信号を差し引かれ垂直走
査方向のアパーチャ補正信号を形成する。また1ライン
メモリ311 の出力信号はバンドパスフィルタ314 へ出力
される。バンドパスフィルタ314 は水平方向の定められ
た周波数成分を抜き取り利得制御回路315 によって利得
を制御し水平走査方向のアパーチャ補正信号を形成す
る。水平走査方向のアパーチャ補正信号は加算器316 に
よって垂直走査方向のアパーチャ補正信号と加算され、
アパーチャ信号出力端子から遅延回路96へ出力する。利
得制御回路118 は、遅延回路96から出力されたアパーチ
ャ補正信号の利得を制御する。加算器98は、利得制御後
のアパーチャ補正信号と輝度信号とを加算する。実施の
形態68と同様に、データセレクト回路97は、肌色検出回
路101 から出力された肌色検出信号中、人の顔と判別さ
れた肌色領域のみが利得制御回路118 へ出力されるよう
にゲートをかける。利得制御回路118 はデータセレクト
回路97から入力した人の顔の検出信号に応じて、遅延回
路96にて遅延されたアパーチャ補正信号の利得を下げ
る。これによって、人の顔の領域のみアパーチャ補正信
号の利得を下げることにより、強調された皺, 吹き出物
がとれたように見える。
【0313】(実施の形態71)図129 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態71)の構成を示すブロック図で
あり、図129 において図125 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図129 において、190
はアパーチャ作成回路、191 は加算器、192 はローパス
フィルタ(LPF)、193 は混合回路である。次に、動
作について説明する。アパーチャ作成回路190 は輝度信
号からアパーチャ補正信号を作成して加算器191 へ出力
する。加算器191 は、アパーチャ補正信号と輝度信号と
を加算して遅延回路96へ出力する。LPF192 は、輝度
信号の高周波成分を除去して混合回路193 へ出力する。
混合回路193 は、データセレクト回路97からの信号に基
づいてその混合率を変化させて、LPFの出力と遅延回
路96の出力とを混合する。実施の形態68と同様に、デー
タセレクト回路97は、肌色検出回路101 から出力された
肌色検出信号中、人の顔と判別された肌色領域のみが混
合回路193 へ出力されるようにゲートをかける。そし
て、人の顔である肌色検出信号が混合回路193 に入力さ
れると、LPF192 の出力信号の利得を上げ、遅延回路
96からの出力信号の利得を下げて、両信号を混合する。
このようにすることにより、人の顔の領域だけ輝度信号
の高周波数成分の利得を下げることができる。
【0314】(実施の形態72)図130 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態72)の構成を示すブロック図で
あり、図130 において図125 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図130 において、120
はアパーチャ補正回路、194 は加算器である。アパーチ
ャ補正信号の周波数特性を変化させるアパーチャ補正回
路120 の内部構成は、図28に示すものと同様である。
【0315】次に、動作について説明する。実施の形態
68と同様に、データセレクト回路97は、肌色検出回路10
1 から出力された肌色検出信号中、人の顔と判別された
肌色領域のみがアパーチャ補正回路120 へ出力されるよ
うにゲートをかける。そして、人の顔である肌色検出信
号がアパーチャ補正回路120 に入力されると、アパーチ
ャ補正信号の周波数特性を変化させる。これによって、
人の顔の肌色領域のみアパーチャ補正信号の周波数特性
を変えることができる。従って、カメラの信号処理によ
って不自然に強調された皺ではなく自然な皺を得ること
が可能である。次に、検出した肌色領域から人の顔を判
別し、判別した人の顔の領域に応じて、オートフォーカ
スエリアの設定、またはアイリス制御,自動利得制御,
自動シャッタ等の測光エリアの設定を行う例を、以下の
実施の形態73〜94にて説明する。
【0316】(実施の形態73)図131 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態73)の構成を示すブロック図で
あり、図131 において図94と同一番号を付した部分は同
一または相当部分を示す。次に、動作について説明す
る。肌色検出回路101 により検出された肌色領域の大き
さに基づき、実施の形態62に従って、人の顔の領域が判
別される。マイクロコンピュータ31は、人の顔であると
して検出された肌色領域がオートフォーカス制御の検出
エリアとなるように、ウィンド発生回路27に対して制御
信号を出力する。ウィンド発生回路27は肌色検出回路10
1 から入力される肌色検出信号をマイクロコンピュータ
31から与えられる制御信号によって人の顔の領域だけを
ウィンドパルスとしてデータセレクタ回路28へ出力す
る。このような処理により、主要な被写体である人物の
顔がオートフォーカスのためのフォーカスエリアとなる
ため、常時人物の顔に合焦した最適な画像が得られる。
【0317】(実施の形態74)図132 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態74)の構成を示すブロック図で
あり、図132 において図36, 図115 と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。アイリス39の基本制御については、実施の形
態22と同様であるのでその説明は省略する。実施の形態
73と同様に、マイクロコンピュータ31は、人の顔の領域
を判別し、人の顔であるとして検出された肌色領域がア
イリス39の測光エリアとなるように、ウィンド発生回路
27に対して制御信号を出力する。ウィンド発生回路27は
肌色検出回路101 から入力される肌色検出信号をマイク
ロコンピュータ31から与えられる制御信号によって人の
顔の領域だけをウィンドパルスとしてデータセレクタ回
路28へ出力する。このような処理により、主要な被写体
である人物の顔がアイリス制御のための測光エリアとな
るため、常時人物の顔に合焦した最適な画像が得られ
る。
【0318】(実施の形態75)図133 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態75)の構成を示すブロック図で
あり、図133 において図37, 図115 と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。映像信号の自動利得の基本制御については、
実施の形態23と同様であるのでその説明は省略する。実
施の形態73と同様に、マイクロコンピュータ31は、人の
顔の領域を判別し、人の顔であるとして検出された肌色
領域がAGC24の測光エリアとなるように、ウィンド発
生回路27に対して制御信号を出力する。このような処理
により、主要な被写体である人物の顔が自動利得制御の
ための測光エリアとなるため、常時人物の顔に対して最
適な利得制御が行われる画像が得られる。
【0319】(実施の形態76)図134 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態76)の構成を示すブロック図で
あり、図134 において図38, 図115 と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。自動シャッタスピード調整の基本制御につい
ては、実施の形態24と同様であるのでその説明は省略す
る。実施の形態73と同様に、マイクロコンピュータ31
は、人の顔の領域を判別し、人の顔であるとして検出さ
れた肌色領域が自動電子シャッタスピード調整に用いる
測光エリアとなるように、ウィンド発生回路27に対して
制御信号を出力する。このような処理により、主要な被
写体である人物の顔が自動電子シャッタスピード調整の
ための測光エリアとなるため、常時人物の顔に対して最
適な露出制御が行われる画像が得られる。
【0320】(実施の形態77)図135 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態77)の構成を示すブロック図で
あり、図135 において図131 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図135 において、195
はローパスフィルタ(LPF)、352 はスライス回路で
ある。
【0321】次に、動作について説明する。肌色検出回
路101 から出力された肌色検出信号は相関値算出回路95
及びLPF195 へ入力される。相関値算出回路95へ出力
された肌色検出信号から実施の形態62に従って人の顔が
検出される。また、図136(a)は肌色検出回路101 により
検出された信号を示す波形図であり、図136(b)は図136
(a)の信号をLPF195 を通過させた後の出力信号の波
形図である。LPF195から出力された図136(b)に示す
信号はスライス回路352 に入力される。スライス回路35
2 はマイクロコンピュータ31から入力される閾値THf に
よって入力信号をスライスする。また、LPF195 及び
スライス回路352 は垂直走査方向も同様の動作をする。
図136(b)の信号において閾値THf より小さい信号の肌色
領域がオートフォーカス制御の検出エリアとされる。上
記条件を満たすオートフォーカス制御の検出エリアは図
137 に参照符号eにて示されている枠内の範囲である。
図137 においてハッチングを付した領域は肌色検出回路
101 の出力結果を示す。
【0322】また、上記閾値THf は被写体までの距離と
拡大倍率とに応じて化する。被写体までの距離が遠い場
合は閾値THf は大になり、被写体までの距離が近い場合
は閾値THf は小になる。また拡大倍率が小さくなると閾
値THf は大になり、拡大倍率が大きくなると閾値THf は
小になる。図138 及び図139 に参照符号eにて示されて
いる領域はオートフォーカス制御の検出エリアを示した
図である。図138 に参照符号eにて示されている領域は
被写体までの距離が遠い場合のフォーカスエリアであ
り、図139 に参照符号eにて示されている領域は被写体
までの距離が近い場合のフォーカスエリアである。この
ような領域により、オートフォーカス制御が行われる。
以下の動作は実施の形態73と同じである。
【0323】(実施の形態78)図140 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態78)の構成を示すブロック図で
あり、図140 において図132 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図140 において、195
はローパスフィルタ(LPF)、352 はスライス回路で
ある。
【0324】次に、動作について説明する。図136(b)の
信号において閾値THe より大きい信号の肌色領域がアイ
リスの測光エリアとされる。上記領域は図137 に示すf
の枠内の領域となる。また、上記閾値THe は被写体まで
の距離とズーム位置とに応じて変化する。被写体までの
距離が遠い場合には値THe は小になり、被写体までの距
離が近い場合は閾値THe は大になる。拡大倍率が小さく
なると閾値THe は小になり、拡大倍率が大きくなると閾
値THe は大になる。図141 及び図142 に参照符号fにて
示されている領域はアイリスの測光エリアを示した図で
ある。図141 に参照符号fにて示されている領域は被写
体までの距離が遠い場合の測光エリアであり、図142 に
参照符号fにて示されている領域は被写体までの距離が
近い場合の測光エリアである。以下の動作は実施の形態
74と同じである。
【0325】(実施の形態79)図143 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態79)の構成を示すブロック図で
あり、図143 において図133 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図143 において、195
はローパスフィルタ(LPF)、352 はスライス回路で
ある。次に、動作について説明する。図136(b)の信号に
おいて閾値THe より大きい信号の肌色領域が自動利得制
御の測光エリアとされる。上記領域は図137 に示すfの
枠内の領域となる。被写体までの距離が遠いか拡大倍率
が小さい場合には値THe は小さくなって図141 に示すよ
うな測光エリアとなり、被写体までの距離が近いか拡大
倍率が大きい場合は閾値THe は大きくなって、図142 に
示すような測光エリアとなる。以下の動作は実施の形態
75と同じである。
【0326】(実施の形態80)図144 は本発明の映像信
号処理装置(実施の形態80)の構成を示すブロック図で
あり、図144 において図134 と同一番号を付した部分は
同一または相当部分を示す。また図144 において、195
はローパスフィルタ(LPF)、352 はスライス回路で
ある。次に、動作について説明する。図136(b)の信号に
おいて閾値THe より大きい信号の肌色領域が自動電子シ
ャッタスピード調整の測光エリアとされる。上記領域は
図137 に示すfの枠内の領域となる。被写体までの距離
が遠いか拡大倍率が小さい場合には値THe は小さくなっ
て図141 に示すような測光エリアとなり、被写体までの
距離が近いか拡大倍率が大きい場合は閾値THe は大きく
なって、図142に示すような測光エリアとなる。以下の
動作は実施の形態76と同じである。
【0327】(実施の形態81)実施の形態81の構成は実
施の形態73(図131)と同じである。次に、動作について
説明する。図145(a)は肌色検出回路101 により検出され
た信号の波形図である。マイクロコンピュータ31は被写
体までの距離と拡大倍率とに応じたwの値をウィンドウ
発生回路27へ出力する。ウィンドウ発生回路27は、本実
施の形態においては内部にフィールドメモリを有し、肌
色検出回路101 から出力された肌色検出信号を1フィー
ルド分記憶する。ウィンドウ発生回路27はマイクロコン
ピュータ31によって判別された人の顔の領域だけの肌色
検出信号にこのwの値を加算し、図145(b)の波形をウィ
ンドウパルスとしてデータセレクト回路28へ出力する。
図145(b)の信号の領域がオートフォーカス制御の検出エ
リアとされる。図145(b)で表される領域は図135 に参照
符号eにて示す枠内の領域となる。図137 においてハッ
チングを付した領域は肌色検出回路101 の出力結果を示
す。
【0328】また、上述の肌色領域に加えられる幅wを
被写体までの距離とズーム位置とに応じて変更させるこ
とも可能である。即ち、被写体までの距離が遠くなるに
従って加算されるる幅wを小さくし、被写体までの距離
が近くなるに従って加算される幅wを大きくする。ま
た、拡大倍率が小さくなるに従って加算される幅wを小
さくし、拡大倍率が大きくなるに従って加算される幅w
を大きくする。肌色領域に加えられる幅wを可変とした
場合に図145(b)で表される領域を図138 及び図139 に参
照符号eにて示す。以下の動作は実施の形態73と同じで
ある。
【0329】(実施の形態82)実施の形態82の構成は実
施の形態74(図132)と同じである。次に、動作について
説明する。図146(a)は肌色検出回路101 により検出され
た信号の波形図である。マイクロコンピュータ31は被写
体までの距離と拡大倍率とに応じたwの値をウィンドウ
発生回路27へ出力する。ウィンドウ発生回路27は、本実
施の形態においては内部にフィールドメモリを有し、肌
色検出回路101 から出力された肌色検出信号を1フィー
ルド分記憶する。ウィンドウ発生回路27はマイクロコン
ピュータ31によって判別された人の顔の領域だけの肌色
検出信号からこのwの値を減算し、図146(b)の波形をウ
ィンドウパルスとしてデータセレクト回路37へ出力す
る。図146(b)の信号の領域がアイリスの測光エリアとさ
れる。図146(b)で表される領域は図137 に参照符号fに
て示す枠内の領域となる。また、上述の肌色領域から減
算される幅wを被写体までの距離とズーム位置とに応じ
て変化させることも可能である。即ち、被写体までの距
離が遠くなるに従って減算される幅wを小さくし、被写
体までの距離が近くなるに従って減算される幅wを大き
くする。また、拡大倍率が小さくなるに従って減算され
る幅wを小さくし、拡大倍率が大きくなるに従って減算
される幅wを大きくする。肌色領域から減算される幅w
を可変とした場合に図146(b)で表される領域を図138 及
び図139 に参照符号fにて示す。以下の動作は実施の形
態74と同じである。
【0330】(実施の形態83)実施の形態83の構成は実
施の形態75(図133)と同じである。次に、動作について
説明する。実施の形態82と同様に、図146(b)の信号の領
域が自動利得制御の測光エリアとされる。また、wを可
変とした場合のwの設定は実施の形態82と同じである。
以下の動作は実施の形態75と同じである。
【0331】(実施の形態84)実施の形態84の構成は実
施の形態76(図134)と同じである。次に、動作について
説明する。実施の形態82と同様に、図146(b)の信号の領
域が自動電子シャッタスピード調整の測光エリアとされ
る。また、wを可変とした場合のwの設定は実施の形態
82と同じである。以下の動作は実施の形態76と同じであ
る。
【0332】(実施の形態85)図147 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態85)の構成を示すブロック図
であり、図147 において図68, 図94と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。相関値算出回路95及びマイクロコンピュータ
31は肌色検出回路101 によって検出された肌色領域から
人の顔を判別する。この判別動作は実施の形態62と同じ
であるので、その説明は省略する。そして、人の顔を判
別しない場合には、映像信号の録画を行わないようにな
っている。
【0333】図148 のフローチャートは、本実施の形態
のアルゴリズムを示しており、図70のフローチャートと
同様の処理については同一ステップ番号を付している。
マイクロコンピュータ31は、“録画信号”が入力される
(ステップS1)と、相関値算出回路95の出力信号が
“High”であるか否かつまり撮影されている映像信号中
に人の顔があるか否かを判別する(ステップS61)。映
像信号中に人の顔がない場合には”録画信号”が出力さ
れず(ステップS3)、録画は開始されない。また、録
画を開始すると(ステップS4)、録画開始後も映像信
号中に人の顔があるか否かを判別し続け(ステップS6
2)、映像信号中に人の顔が検出されない場合、マイク
ロコンピュータ31から“録画停止信号”が出力されて
(ステップS6)、撮影した映像信号が録画されない。
他の動作は実施の形態45に準じるのでその詳細な説明は
省略する。
【0334】(実施の形態86)図149 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態86)の構成を示すブロック図
であり、図149 において図71, 図94と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。実施の形態85と同様に、肌色領域から人の顔
が判別され、そして、人の顔を判別しない場合には、そ
のことを撮影者に伝えるように、“誤録画信号”を出力
するようになっている。
【0335】図150 のフローチャートは、本実施の形態
のアルゴリズムを示しており、図72, 図148 のフローチ
ャートと同様の処理については同一ステップ番号を付し
ている。録画開始前及び録画開始後において、映像信号
中に人の顔があるか否かが判別され(ステップS61, S
62)、判別されない場合には“誤録画信号”が出力され
る(ステップS7, S8)。発光ダイオード83の発光動
作も含めた他の動作は実施の形態46に準じるのでその詳
細な説明は省略する。
【0336】(実施の形態87)図151 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態87)の構成を示すブロック図
であり、図151 において図73, 図94と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。図150 のフローチャートに従って、“誤録画
信号”がブザー発信回路84に出力されると、ブザー85が
発信される。この動作を含めた他の動作は実施の形態47
に準じるのでその詳細な説明は省略する。
【0337】(実施の形態88)図152 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態88)の構成を示すブロック図
であり、図152 において図74, 図94と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。図150 のフローチャートに従って、“誤録画
信号”が発信回路86に出力される。後の動作を含めた他
の動作は実施の形態48に準じるのでその詳細な説明は省
略する。また、リモコン49の構成は実施の形態48(図75
または図76)と同じである。
【0338】(実施の形態89)図153 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態89)の構成を示すブロック図
であり、図153 において図77, 図94と同一番号を付した
部分は同一または相当部分を示す。次に、動作について
説明する。図150 のフローチャートに従って、実施の形
態49と同様に、“誤録画信号”が出力されると、VIS
S信号等の検知信号がテープ185 上のコントロールトラ
ック(図78参照)に記録される。他の動作は実施の形態
49に準じるのでその詳細な説明は省略する。
【0339】(実施の形態90)図154 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態90)の構成を示すブロック図
であり、図154 において図87, 図147 と同一番号を付し
た部分は同一または相当部分を示す。次に、動作につい
て説明する。実施の形態55と同様に、ウィンドウ発生回
路93はWx,y の画枠(図88参照)を設定するウィンドウ
パルスをデータセレクト回路94へ出力し、このWx,y の
画枠から外れた位置に被写体がいれば(図89参照)その
人の顔は判別されない。本実施の形態のアルゴリズム
は、実施の形態84(図148)と同一である。
【0340】(実施の形態91)図155 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態91)の構成を示すブロック図
であり、図155 において図90, 図149 と同一番号を付し
た部分は同一または相当部分を示す。次に、動作につい
て説明する。実施の形態90と同様に、設定した画枠Wx,
y から外れた位置に被写体がいればその人の顔は判別さ
れない。以下の動作は、実施の形態86と同じである。
【0341】(実施の形態92)図156 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態92)の構成を示すブロック図
であり、図156 において図91, 図151 と同一番号を付し
た部分は同一または相当部分を示す。次に、動作につい
て説明する。実施の形態90と同様に、設定した画枠Wx,
y から外れた位置に被写体がいればその人の顔は判別さ
れない。以下の動作は、実施の形態87と同じである。
【0342】(実施の形態93)図157 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態93)の構成を示すブロック図
であり、図157 において図92, 図152 と同一番号を付し
た部分は同一または相当部分を示す。次に、動作につい
て説明する。実施の形態90と同様に、設定した画枠Wx,
y から外れた位置に被写体がいればその人の顔は判別さ
れない。以下の動作は、実施の形態88と同じである。
【0343】(実施の形態94)図158 は本発明のカラー
ビデオカメラ(実施の形態94)の構成を示すブロック図
であり、図158 において図93, 図153 と同一番号を付し
た部分は同一または相当部分を示す。次に、動作につい
て説明する。実施の形態90と同様に、設定した画枠Wx,
y から外れた位置に被写体がいればその人の顔は判別さ
れない。以下の動作は、実施の形態89と同じである。な
お、実施の形態73〜94に用いた人の顔の判別方法は、実
施の形態60に限らず、実施の形態55〜59,61〜67におけ
る判別方法を用いてもよい。
【0344】(実施の形態95)図159 は本発明のカラー
ビデオカメラの画像合成装置(実施の形態95) の構成を
示すブロック図である。図159 において、54はレンズ、
55は撮像素子、56はプロセス回路、57はエンコーダ回
路、58は同期回路、59はNOT回路、60, 61はゲート回
路、62は合成回路、225 はルックアップテーブル(LU
T)、226, 227は乗算器、228 は比較回路である。
【0345】次に動作について説明する。被写体の光像
がレンズ54を通して撮像素子55に結像されると明るさに
応じた値の電気信号が出力され、プロセス回路56により
Y信号とR−Y色差信号, B−Y色差信号とに変換さ
れ、エンコーダ回路57でビデオの映像信号に処理される
ところまでは従来例と同様である。また、R−Y色差信
号, B−Y色差信号はLUT225 に入力され、これらの
信号に応じてLUT225のアドレスが発生される。LU
T225 には図160 のようなテーブルのデータが書き込ま
れている。このテーブルデータには特定の背景色の領域
にのみ数値が書き込まれ、それ以外の領域は「0」で、
この数値は色の濃さに相当する。この領域及び数値は予
め設定された背景色の特定の色相に対応して書き込まれ
ており、入力された色差信号のアドレスに対応した値が
出力される。
【0346】LUT225 の出力は比較回路228 に入力さ
れる。一方、Y信号は乗算器226, 227に入力されて係数
M1,M2 が掛けられ、比較回路228 に入力される。比較
回路228 では、乗算器226, 227の出力、つまりY信号に
係数M1,M2 が掛けられた二値の間で制限される範囲内
にLUT225 の出力があるか否かを比較し、キーイング
信号として出力する。例えば、乗算器226, 227の係数M
1,M2 を1/2, 1/8としたとき、図160 のテーブルでは、
Y信号レベルの1/2 〜1/8 の範囲内にLUT225 の出力
があると、背景色として検出されてキーイング信号が出
力される。例えばY信号レベルが14の場合、制限される
範囲は7〜1になり、図160 中の実線で囲まれた範囲が
背景色領域となって、この範囲の入力に対してキーイン
グ信号が出力される。
【0347】映像信号に同期させて同期回路58から背景
画像信号が、ゲート回路61へ出力される。ゲート回路60
では、比較回路228 からのキーイング信号によりエンコ
ーダ回路57からの映像信号から背景の部分はマスクさ
れ、被写体の範囲が抜き出されて合成回路62へ出力され
る。一方、ゲート回路61では、NOT回路59からのキー
イング信号の反転信号により同期回路58からの背景画像
信号から被写体の部分はマスクされ、背景の範囲が抜き
出されて合成回路62へ出力される。合成回路62にてゲー
ト回路60, ゲート回路61の出力が合成され、合成映像出
力として出力される。
【0348】(実施の形態96)図161 は、本発明のカラ
ービデオカメラの画像合成装置(実施の形態96) の構成
を示すブロック図である。図161 において、図159 と同
一番号を付した部分は同一部分を示しているので、これ
らの説明は省略する。また図161 において、234 はLU
T225 におけるテーブルデータを設定するためのテーブ
ルデータ設定端子であり、この実施の形態96では、LU
T225 のテーブルデータが外部から書き換え可能となっ
ている。次に動作について説明する。本実施の形態にお
けるLUT225 ではテーブルデータ設定端子234 に入力
されるデータにより、テーブルデータに書き込まれる数
値及び範囲を、設定される背景色に応じて変更すること
ができ、入力された色差信号のアドレスに対応した値が
出力される。従って被写体の背景の背景色を変えること
ができる。他の動作は、実施の形態95と同じである。
【0349】(実施の形態97)図162 は、本発明のカラ
ービデオカメラの画像合成装置(実施の形態97) の構成
を示すブロック図である。図162 において、図159,図16
1 と同一番号を付した分は同一部分を示しているので、
これらの説明は省略する。また図162 において、235 は
プロセス回路56からY信号,R−Y色差信号,B−Y色
差信号が入力端子に入力される背景色検出スイッチであ
り、スイッチ制御端子259 に制御信号が入力されたとき
のみ背景色検出スイッチ235 はオンとなってY信号,R
−Y色差信号,B−Y色差信号を背景色メモリ236 へ出
力する。背景色メモリ236 は、入力されるY信号,R−
Y色差信号,B−Y色差信号を記憶し、書き込み信号入
力端子237 から書き込み信号が入力されると、テーブル
データ設定端子234 を介してLUT225 へ記憶したY信
号,R−Y色差信号,B−Y色差信号を出力する。
【0350】次に動作について説明する。プロセス回路
56の出力であるY信号, R−Y色差信号, B−Y色差信
号は背景色検出スイッチ235 に入力され、スイッチ制御
端子259 に制御信号が入力されたときのみ背景色メモリ
236 に入力される。つまり、背景の特定の色相を撮像し
ている範囲でこの制御信号を入力すれば任意の特定の色
相を背景色として記憶することができる。次に書き込み
入力端子237 に書き込み信号が入力されると、背景色メ
モリ236 に記憶された背景色のY信号, R−Y色差信
号, B−Y色差信号はテーブルデータ設定端子234 に入
力される。これらの値によりLUT225 におけるテーブ
ルデータに書き込まれる数値及び範囲を、設定される背
景色に応じて変更することができ、LUT225 では入力
された色差信号のアドレスに対応した値が出力される。
従って任意に背景色を変えることができる。他の動作
は、実施の形態95と同じである。
【0351】(実施の形態98)実施の形態97において背
景色の設定を容易にさせるための実施の形態(実施の形
態98)について説明する。図163 は、実施の形態98の構
成を示すブロック図であり、図中235, 236は実施の形態
97における背景色検出スイッチ,背景色メモリである。
238 は入力される水平同期信号(HD),垂直同期信号
(VD)に基づいて制御信号を発生する制御信号発生回
路であり、制御信号発生回路238 は、発生した制御信号
を背景色検出スイッチ235 及びビューファインダ駆動回
路239 へ出力する。ビューファインダ駆動回路239 は、
この制御信号と入力される撮影中の映像信号とを合成し
てビューファインダ240 へ出力する。
【0352】次に動作について説明する。実施の形態97
において制御信号の入力により背景色を背景色メモリ23
6 に記憶させる場合、この制御信号が出力される位置で
ある検出点が画面上のある位置に固定されており、なお
かつその位置を撮影時に確認できれば操作は容易とな
る。水平同期信号(HD), 垂直同期信号(VD)が入
力されると、制御信号発生回路238 は図164 に示すよう
な画面241 の中央に検出点242 となる制御信号を発生し
て出力する。制御信号は背景色検出スイッチ235に入力
されるとともに、ビューファインダ駆動回路239 にも入
力される。ビューファインダ駆動回路239 には撮影中の
映像信号も入力され、この映像信号は制御信号と合成さ
れてビューファインダ240 に出力される。撮影者は予め
背景色を設定する場合に、まず記憶させる背景をビュー
ファインダ240 で確認しながら、図164 の画面241 の中
央の検出点242 が背景の範囲にあるように設定し、次に
背景色を記憶すれば誤りなく任意の背景色を記憶させる
ことができる。なお、図163のビューファインダ240 は
カラーテレビモニタであっても良い。
【0353】(実施の形態99)実施の形態97において背
景色の設定を容易にさせるための実施の形態(実施の形
態99)について説明する。図165 は、実施の形態99の構
成を示すブロック図であり、図中235, 236は実施の形態
97における背景色検出スイッチ,背景色メモリであり、
また図中239, 240は実施の形態98(図163)と同様のビュ
ーファインダ駆動回路,ビューファインダである。更
に、図165 において243 は、外部から入力される水平同
期信号(HD), 垂直同期信号(VD)とマウス244 か
ら入力されるカーソル制御信号とに応じて、図166 に示
すように画面241 にカーソル245 を発生し、制御信号を
背景色検出スイッチ235 及びビューファインダ駆動回路
239へ出力するカーソル発生装置である。
【0354】次に動作について説明する。実施の形態97
において制御信号の入力により背景色を背景色メモリ23
6 に記憶させる場合、この制御信号が出力される位置で
ある検出点を画面上の任意の位置に設定でき、なおかつ
その位置を撮影時に確認できれば操作は容易となる。図
165 において、カーソル発生装置243 に水平同期信号
(HD), 垂直同期信号(VD)が入力され、マウス24
4 からはカーソル制御信号が出力される。カーソル発生
装置243 において、このカーソル制御信号に応じて、図
166 に示すような画面241 の任意の位置にカーソル245
が発生され、制御信号が出力される。この制御信号は背
景色検出スイッチ235 に入力されるとともに、ビューフ
ァインダ駆動回路239 にも入力される。ビューファイン
ダ駆動回路239 には撮影中の映像信号も入力され、この
映像信号は制御信号と合成されてビューファインダ240
に出力される。撮影者は予め背景色を設定する場合に、
まず記憶させる背景をビューファインダ240 で確認しな
がらマウス244 を操作して、図166 の検出点242 が被写
体246 以外の背景の範囲にあるように設定し、次に背景
色を記憶すれば誤りなく任意の背景色を記憶させること
ができる。なお、図165 のビューファインダ240 はカラ
ーテレビモニターであっても良く、マウス244はスイッ
チ,ジョイスティク,キーボード等でも良い。
【0355】(実施の形態100 )図167 は、本発明のカ
ラービデオカメラの画像合成装置(実施の形態100 )の
構成を示すブロック図である。図167 において図159 ま
たは図161 または図162と同一番号を付した部分は同一
部分を示しているので、これらの説明は省略する。図16
7 において、247 はプロセス回路56から入力されるY信
号,R−Y色差信号,B−Y色差信号をそれぞれに積分
して各信号の平均値を求める平均値回路であり、平均値
回路247 は求めた各信号の平均値を背景色メモリ236 に
出力する。背景色メモリ236 は、入力された平均値を記
憶し、書き込み信号入力端子237 から書き込み信号が入
力されると、テーブルデータ設定端子234 を介してLU
T225 へ記憶したY信号,R−Y色差信号,B−Y色差
信号の平均値を出力する。
【0356】次に動作について説明する。プロセス回路
56の出力であるY信号, R−Y色差信号, B−Y色差信
号は平均値回路247 に入力され、画面全体にわたって積
分され、画面全体の各信号の平均値が出力される。これ
らの平均値は背景色メモリ236 に入力されて記憶され
る。次に書き込み信号入力端子237 に書き込み信号が入
力されると、背景色メモリ236 に記憶された背景色のY
信号, R−Y色差信号,B−Y色差信号の平均値はテー
ブルデータ設定端子234 に入力される。これらの値によ
りLUT225 におけるテーブルデータに書き込まれる数
値及び範囲を、設定される背景色に応じて変更すること
ができ、LUT225 では入力された色差信号のアドレス
に対応した値が出力される。従って任意に背景色を変え
ることができる。他の動作は、実施の形態95と同じであ
る。
【0357】(実施の形態101 )実施の形態100 におい
て背景色の設定を容易にさせるための実施の形態101 に
ついて説明する。図168 は、実施の形態101 の構成を示
すブロック図であり、図中247, 236は実施の形態100
(図167)における平均値回路,背景色メモリである。ま
た、248 は入力される水平同期信号(HD), 垂直同期
信号(VD)に基づいて、図169 に示すように画面241
の中央にエリア249 を表示するためのエリア信号を発生
するエリア信号発生装置であり、エリア信号発生装置24
8 は、発生したエリア信号を平均値回路247 及びビュー
ファインダ駆動回路239 へ出力する。ビューファインダ
駆動回路239 は、このエリア信号と入力される撮影中の
映像信号とを合成してビューファインダ240 へ出力す
る。
【0358】次に動作について説明する。実施の形態10
0 において背景色を平均値回路247で平均化する場合、
画面の一部を抜き出して平均化すれば、画面全体に背景
を撮影する必要はなく、なおかつその範囲を撮影時に確
認できれば撮影は容易となる。水平同期信号(HD)、
垂直同期信号(VD)が入力されると、エリア信号発生
装置248 は、図169 に示すように画面241 の中央の範囲
にエリア信号を発生する。エリア信号は平均値回路247
に入力されるとともに、ビューファインダ駆動回路239
にも入力される。平均値回路247 ではY信号, R−Y色
差信号, B−Y色差信号が入力され、エリア信号で制限
される範囲のこれらの信号が各別に積分されてそれぞれ
の平均値が出力される。ビューファインダ駆動回路239
には撮影中の映像信号も入力され、この映像信号はエリ
ア信号と合成されてビューファインダ240 に出力され
る。ビューファインダ240 は映像信号とともにエリア信
号の範囲を表示する。撮影者は予め背景色を設定する場
合に、まず記憶させる背景をビューファインダ240 で確
認しながら、図169 のようなエリア信号の範囲(エリア
249)が、背景の範囲にあるように設定し、次に背景色を
記憶すれば誤りなく任意の背景色を記憶させることがで
きる。なお、図168 のビューファインダ240 はカラーテ
レビモニタであっても良い。
【0359】(実施の形態102 )実施の形態100 におい
て背景色の設定を容易にさせるための実施の形態102 に
ついて説明する。図170 は、実施の形態102 の構成を示
すブロック図であって、図中247, 236は実施の形態100
(図167)における平均値回路,背景色メモリであり、ま
た図中248, 239, 240 は実施の形態101 (図168)と同様
のエリア信号発生装置, ビューファインダ駆動回路,ビ
ューファインダである。更に、図170 において250 は、
エリア信号発生装置248 に選択信号を入力するためのエ
リア選択端子である。そして、エリア選択端子から選択
信号を入力されると、エリア信号発生装置248 は、図17
1 に示すように画面241 の1つの分割画面にエリアを表
示するようにエリア信号を発生するようになっている。
【0360】次に動作について説明する。実施の形態10
0 において背景色を平均値回路247で平均化する場合、
画面の一部を任意に選択して抜き出すようにすれば、画
面全体に背景を撮影する必要はなく、なおかつその範囲
を撮影時に確認できれば撮影は容易となる。水平同期信
号(HD), 垂直同期信号(VD)が入力され、エリア
選択端子250 を介して選択信号が入力されると、エリア
信号発生装置248 は、この選択信号に従って、図171 に
示すような分割した画面の一つにエリア信号を発生す
る。
【0361】つまり選択信号によりエリアを選択するこ
とができる。エリア信号は平均値回路247 に入力される
とともに、ビューファインダ駆動回路239 にも入力され
る。平均値回路247 ではY信号, R−Y色差信号, B−
Y色差信号が入力され、エリア信号で制限される範囲の
これらの信号が各別に積分されてそれぞれの平均値が出
力される。ビューファインダ駆動回路239 では撮影中の
映像信号とこのエリア信号とが合成されてビューファイ
ンダ240 に出力される。そして、ビューファインダ240
には映像信号とともにエリア信号の範囲が表示される。
撮影者は予め背景色を設定する場合に、まず記憶させる
背景をビューファインダ240 で確認しながら、図171 の
ようなエリア信号の範囲(エリア249)が、被写体246 で
はない背景の範囲にあるよう選択し、次に背景色を記憶
すれば誤りなく任意の背景色を記憶させることができ
る。なお、図170 のビューファインダ240 はカラーテレ
ビモニタであっても良い。
【0362】(実施の形態103 )一般に、クロマキー装
置などの画像合成装置では被写体画像に合成させる背景
画像を、外部のカラーカメラまたはVTR等によって得
る必要がある。また、それらの外部入力を被写体画像に
同期させるために、例えば実施の形態95(図159)におけ
る同期回路58が必要であった。このような外部のカラー
カメラまたはVTR、及び同期回路を必要としない画像
合成装置が実施の形態103 である。図172 は実施の形態
103 の構成を示すブロック図である。図172 において、
図159 と同一番号を付したものは同一部分を示すので、
これらの説明は省略する。ゲート回路60には映像信号入
力端子251 から被写体画像の映像信号が入力され、また
ゲート回路60及びNOT回路59にはキーイング信号入力
端子252 からキーイング信号が入力されるようになって
いる。また、253 は任意の特定の色相の背景画像信号を
発生する背景画像信号発生装置であり、背景画像信号発
生装置253 は発生した背景画像信号をゲート回路61へ出
力する。
【0363】次に動作について説明する。被写体画像の
映像信号が映像信号入力端子251 に入力され、キーイン
グ信号がキーイング信号入力端子252 に入力される。ゲ
ート回路60では、キーイング信号入力端子252 からのキ
ーイング信号により映像信号入力端子251 からの映像信
号から背景の部分はマスクされ、被写体の範囲が抜き出
されて合成回路62へ出力される。一方、ゲート回路61で
は、NOT回路59からのキーイング信号の反転信号によ
り背景画像信号発生装置253 からの背景画像信号から被
写体の部分はマスクされ、背景の範囲が抜き出されて合
成回路62へ出力される。合成回路62にてゲート回路60,
ゲート回路61の出力が合成され、合成映像出力として出
力される。
【0364】(実施の形態104 )前述の実施の形態103
と同様に、外部のカラーカメラまたはVTR、及び同期
回路を必要としない画像合成装置が実施の形態104 であ
る。図173 は実施の形態104 の構成を示すブロック図で
ある。図173 において、図159 と同一番号を付したもの
は同一部分を示すので、これらの説明は省略する。ゲー
ト回路60には映像信号入力端子251 から被写体画像の映
像信号が入力され、またゲート回路60及びNOT回路59
にはキーイング信号入力端子252 からキーイング信号が
入力されるようになっている。また、254 は任意の背景
画像を静止画像として記憶する画像メモリであり、画像
メモリ254 は記憶した静止画像をゲート回路61へ出力す
る。画像メモリ254 と映像信号入力端子251 との間には
画像メモリスイッチ260 が介在されている。この画像メ
モリスイッチ260 は通常は開放されており、画像メモリ
254 に背景画像を記憶する場合にのみ閉じられるように
なっている。
【0365】次に動作について説明する。被写体画像の
映像信号が映像信号入力端子251 に入力され、キーイン
グ信号がキーイング信号入力端子252 に入力される。ゲ
ート回路60では、キーイング信号入力端子252 からのキ
ーイング信号により映像信号入力端子251 からの映像信
号から背景の部分はマスクされ、被写体の範囲が抜き出
されて合成回路62へ出力される。一方、ゲート回路61で
は、NOT回路59からのキーイング信号の反転信号によ
り画像メモリ254 からの静止画像(背景画像)から被写
体の部分はマスクされ、背景の範囲が抜き出されて合成
回路62へ出力される。合成回路62にてゲート回路60, ゲ
ート回路61の出力が合成され、合成映像出力として出力
される。
【0366】(実施の形態105 )被写体画像に特殊処理
(ソフトフォーカス処理)を施す実施の形態105 につい
て説明する。図174 は、実施の形態105 の構成を示すブ
ロック図である。図174において、図159,図161,図162
と同一番号を付したものは同一または相当部分を示す。
ゲート回路60には映像信号入力端子251 から被写体画像
の映像信号が入力され、またゲート回路60及びNOT回
路59にはキーイング信号入力端子252 からキーイング信
号が入力され、更に同期回路58には背景画像信号入力端
子255 から背景画像信号が入力されるようになってい
る。ゲート回路60と合成回路62との間には、高域成分を
遮断して低域成分のみを通過させるローパスフィルタ
(LPF)256 が設けられている。
【0367】次に動作について説明する。被写体画像の
映像信号が映像信号入力端子251 に入力され、キーイン
グ信号がキーイング信号入力端子252 に入力される。ゲ
ート回路60では、キーイング信号入力端子252 からのキ
ーイング信号により映像信号入力端子251 からの映像信
号から背景の部分はマスクされ、被写体の範囲が抜き出
されてLPF256 へ出力される。LPF256 にて低域成
分のみが抽出されて、合成回路62へ出力される。一方、
背景画像信号入力端子255 に入力された背景画像信号は
映像信号と同期を合わせるため同期回路58に入力され
る。同期された背景画像信号はゲート回路61に入力さ
れ、ゲート回路61では、NOT回路59からのキーイング
信号の反転信号により同期回路58からの背景画像信号か
ら被写体の部分はマスクされ、背景の範囲が抜き出され
て合成回路62へ出力される。合成回路62にてLPF256,
ゲート回路61の出力が合成され、合成映像出力として出
力される。
【0368】(実施の形態106 )被写体画像に特殊処理
(モザイク処理)を施す実施の形態106 について説明す
る。図175 は、実施の形態106 の構成を示すブロック図
である。図175 において、図159,図161,図162 と同一番
号を付したものは同一または相当部分を示す。ゲート回
路60には映像信号入力端子251 から被写体画像の映像信
号が入力され、またゲート回路60及びNOT回路59には
キーイング信号入力端子252 からキーイング信号が入力
され、更に同期回路58には背景画像信号入力端子255 か
ら背景画像信号が入力されるようになっている。ゲート
回路60と合成回路62との間には、被写体画像の映像信号
にモザイク処理を施すモザイク処理回路257 が設けられ
ている。
【0369】次に動作について説明する。被写体画像の
映像信号が映像信号入力端子251 に入力され、キーイン
グ信号がキーイング信号入力端子252 に入力される。ゲ
ート回路60では、キーイング信号入力端子252 からのキ
ーイング信号により映像信号入力端子251 からの映像信
号から背景の部分はマスクされ、被写体の範囲が抜き出
されてモザイク処理回路257 へ出力される。モザイク処
理回路257 にてモザイク処理が施されて、合成回路62へ
出力される。一方、背景画像信号入力端子255に入力さ
れた背景画像信号は映像信号と同期を合わせるため同期
回路58に入力される。同期された背景画像信号はゲート
回路61に入力され、ゲート回路61では、NOT回路59か
らのキーイング信号の反転信号により同期回路58からの
背景画像信号から被写体の部分はマスクされ、背景の範
囲が抜き出されて合成回路62へ出力される。合成回路62
にてモザイク処理回路257,ゲート回路61の出力が合成さ
れ、合成映像出力として出力される。
【0370】(実施の形態107 )被写体画像に特殊処理
(ディフェクト処理)を施す実施の形態107 について説
明する。図176 は、実施の形態107 の構成を示すブロッ
ク図である。図176 において、図159,図161,図162 と同
一番号を付したものは同一または相当部分を示す。ゲー
ト回路60には映像信号入力端子251 から被写体画像の映
像信号が入力され、またゲート回路60及びNOT回路59
にはキーイング信号入力端子252 からキーイング信号が
入力され、更に同期回路58には背景画像信号入力端子25
5 から背景画像信号が入力されるようになっている。ゲ
ート回路60と合成回路62との間には、入力信号である被
写体画像の映像信号のビットを間引いて輝度階調数を減
らす、いわゆるディフェクト処理を施すディフェクト処
理回路258 が設けられている。
【0371】次に動作について説明する。被写体画像の
映像信号が映像信号入力端子251 に入力され、キーイン
グ信号がキーイング信号入力端子252 に入力される。ゲ
ート回路60では、キーイング信号入力端子252 からのキ
ーイング信号により映像信号入力端子251 からの映像信
号から背景の部分はマスクされ、被写体の範囲が抜き出
されてディフェクト処理回路258 へ出力される。ディフ
ェクト処理回路258 にてディフェクト処理が施されて、
合成回路62へ出力される。一方、背景画像信号入力端子
255 に入力された背景画像信号は映像信号と同期を合わ
せるため同期回路58に入力される。同期された背景画像
信号はゲート回路61に入力され、ゲート回路61では、N
OT回路59からのキーイング信号の反転信号により同期
回路58からの背景画像信号から被写体の部分はマスクさ
れ、背景の範囲が抜き出されて合成回路62へ出力され
る。合成回路62にてディフェクト処理回路258,ゲート回
路61の出力が合成され、合成映像出力として出力され
る。
【0372】
【発明の効果】以上のように請求項1, 5, 9及び13の
発明の映像信号処理装置では、簡単な回路構成で、オー
トフォーカスを常に主要被写体(人)に合焦させること
ができる。
【0373】請求項2, 3, 4, 6, 7, 8, 10, 11,
12, 14, 15及び16の発明の映像信号処理装置では、撮影
している主要被写体(人)が、逆光や過順光に係わら
ず、白飛びしたり、黒つぶれしたりすることなく最適な
画像が得られるように測光制御を行うことができる。
【0374】
【0375】
【0376】
【0377】請求項17の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、オートフォーカス制御を最適
に行うために肌色領域を検出して人の顔であると認識
し、その領域の大きさにオートフォーカス制御の検出エ
リアを設定し、且つ移動させることができる。
【0378】請求項18の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔であると認識し、その領域の
大きさにアイリスの測光エリアを設定し、且つ追従して
移動させることができる。請求項19の発明の映像信号
処理装置では、簡単な回路構成にて、主要な被写体であ
る人の顔が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びし
たり、黒つぶれしたりすることなく最適な画像が得られ
るように肌色領域を検出して人の顔であると認識し、そ
の領域の大きさに自動利得制御の測光エリアを設定し、
且つ追従して移動させることができる。
【0379】請求項20の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔であると認識し、その領域の
大きさに自動電子シャッタスピード調整の測光エリアを
設定し、且つ追従して移動させることができる。請求項
21の発明の映像信号処理装置では、簡単な回路構成に
て、オートフォーカス制御を最適に行うために肌色領域
を検出して人の顔であると認識し、その領域より若干大
きいオートフォーカス制御の検出エリアを設定し、且つ
追従して移動させることができる。
【0380】請求項22の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔のであると認識し、その領域
より若干小さい大きさにアイリスの測光エリアを設定
し、且つ追従して移動させることができる。請求項23
の発明の映像信号処理装置では、簡単な回路構成にて、
主要な被写体である人の顔が、逆光あるいは過順光に拘
わらず、白飛びしたり、黒つぶれしたりすることなく最
適な画像が得られるように肌色領域を検出して人の顔で
あると認識し、その領域より若干小さい自動利得制御の
測光エリアを設定し、且つ追従して移動させることがで
きる。
【0381】請求項24の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔であると認識し、その領域よ
り若干小さい自動電子シャッタスピード調整の測光エリ
アを設定し、且つ追従して移動させることができる。請
求項25の発明の映像信号処理装置では、簡単な回路構
成にて、オートフォーカス制御を最適に行うために肌色
領域を検出して人の顔であると認識し、その領域より若
干大きいオートフォーカス制御の検出エリアを設定し、
且つ追従して移動させることができる。
【0382】請求項26の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔であると認識し、その領域よ
り若干小さい大きさにアイリスの測光エリアを設定し、
且つ追従して移動させることができる。請求項27の発
明の映像信号処理装置では、簡単な回路構成にて、主要
な被写体である人の顔が、逆光あるいは過順光に拘わら
ず、白飛びしたり、黒つぶれしたりすることなく最適な
画像が得られるように肌色領域を検出して人の顔である
と認識し、その領域より若干小さい自動利得制御の測光
エリアを設定し、且つ追従して移動させることができ
る。
【0383】請求項28の発明の映像信号処理装置で
は、簡単な回路構成にて、主要な被写体である人の顔
が、逆光あるいは過順光に拘わらず、白飛びしたり、黒
つぶれしたりすることなく最適な画像が得られるように
肌色領域を検出して人の顔であると認識し、その領域よ
り若干小さい自動電子シャッタスピード調整の測光エリ
アを設定し、且つ追従して移動させることができる。
【0384】
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の映像信号処理装置のブロック図であ
る。
【図2】 従来の他の映像信号処理装置のブロック図で
ある。
【図3】 従来の更に他の映像信号処理装置のブロック
図である。
【図4】 従来のカラービデオカメラのブロック図であ
る。
【図5】 遠隔操作により自分自身を撮影している状態
を示す模式図である。
【図6】 従来のカラービデオカメラの画像合成装置の
ブロック図である。
【図7】 図6に示す画像合成装置の動作を表す図であ
る。
【図8】 肌色領域検出例を表す図である。
【図9】 輝度信号のレベルによる肌色領域の変化例を
表す図である。
【図10】 肌色検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 肌色領域を表す図である。
【図12】 肌色領域を表す図である。
【図13】 肌色領域を表す図である。
【図14】 肌色領域を表す図である。
【図15】 肌色領域検出のためのテーブルを表す図で
ある。
【図16】 撮影する主要被写体を示す図である。
【図17】 図16に示す被写体を撮影した場合の肌色領
域を表す図である。
【図18】 他の肌色検出回路の構成を示すブロック図
である。
【図19】 図18の肌色検出回路における出力波形図で
ある。
【図20】 図18におけるスライス回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図21】 更に他の肌色検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】 図21の肌色検出回路における出力波形図で
ある。
【図23】 本発明の映像信号処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図24】 肌色領域における色補正を表す図である。
【図25】 本発明の他の映像信号処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図26】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図27】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図28】 図27のアパーチャ補正回路の構成を示す図
である。
【図29】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図30】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図31】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図32】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図33】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図34】 画枠を表す領域を示す図である。
【図35】 データセレクト回路の構成を示す図であ
る。
【図36】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図37】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図38】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図39】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図40】 ローパスフィルタとスライス回路とにより
肌色検出信号を形成し直す状態を示す図である。
【図41】 フォーカスエリアを示す図である。
【図42】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図43】 データセレクト回路の構成を示す図であ
る。
【図44】 データセレクト回路により肌色検出信号を
形成し直す状態を示す図である。
【図45】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図46】 ローパスフィルタとスライス回路とにより
肌色検出信号を形成し直す状態を示す図である。
【図47】 測光エリアを示す図である。
【図48】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図49】 データセレクト回路の構成を示す図であ
る。
【図50】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図51】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図52】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図53】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図54】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図55】 フォーカスエリアを示す図である。
【図56】 フォーカスエリアを示す図である。
【図57】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図58】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図59】 測光エリアを示す図である。
【図60】 測光エリアを示す図である。
【図61】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図62】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図63】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図64】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図65】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図66】 フォーカスエリアを示す図である。
【図67】 測光エリアを示す図である。
【図68】 本発明のカラービデオカメラの構成を示す
ブロック図である。
【図69】 データラッチ回路の構成を示す図である。
【図70】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図71】 本発明の他のカラービデオカメラの構成を
示すブロック図である。
【図72】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図73】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図74】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図75】 リモコンの構成を示す模式図である。
【図76】 リモコンの他の構成を示す模式図である。
【図77】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図78】 映像信号を記録, 再生するテープのフォー
マットを示す図である。
【図79】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図80】 カラービデオカメラの映像信号、肌色検出
回路の出力信号、加算器の出力信号の再生画像を示す図
である。
【図81】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図82】 本発明の他のカラービデオカメラの構成を
示すブロック図である。
【図83】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図84】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図85】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図86】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図87】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図88】 人物を撮影したときの肌色検出回路の出力
信号の再生画像とウィンドウ発生回路によって定められ
る画枠との関係を示す図である。
【図89】 人物を撮影したときの肌色検出回路の出力
信号の再生画像とウィンドウ発生回路によって定められ
る画枠との関係を示す図である。
【図90】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図91】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図92】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図93】 本発明の更に他のカラービデオカメラの構
成を示すブロック図である。
【図94】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図95】 相関値算出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図96】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図97】 被写体までの距離とズーム位置とに応じて
定められる範囲を示す図である。
【図98】 映像信号上相関をとるため予め定められた
検出箇所を示す図である。
【図99】 映像信号上相関をとるため予め定められた
検出箇所を示す図である。
【図100】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図101】 人の顔の領域の中心とその大きさとを示
す図である。
【図102】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図103】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図104】 被写体までの距離とズーム位置とに応じ
て定められる範囲を示す図である。
【図105】 映像信号上相関をとるため予め定められ
た検出箇所を示す図である。
【図106】 映像信号上相関をとるため予め定められ
た検出箇所を示す図である。
【図107】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図108】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図109】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図110】 被写体までの距離とズーム位置とに応じ
て定められる範囲を示す図である。
【図111】 映像信号上相関をとるため予め定められ
た検出箇所を示す図である。
【図112】 映像信号上相関をとるため予め定められ
た検出箇所を示す図である。
【図113】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図114】 検出箇所において相関を求める順序を示
す図である。
【図115】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図116】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図117】 被写体までの距離と拡大倍率とに応じて
定められる範囲を示す図である。
【図118】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図119】 人の顔として検出される範囲を示す図で
ある。
【図120】 検出された肌色領域の水平方向の値を示
す図である。
【図121】 人の顔として検出される範囲を示す図で
ある。
【図122】 検出された肌色領域の水平方向及び垂直
方向の値を示す図である。
【図123】 人の顔として検出される領域を表す画枠
を示す図である。
【図124】 複数の肌色領域を検出した場合を示す図
である。
【図125】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図126】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図127】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図128】 アパーチャ作成回路の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図129】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図130】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図131】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図132】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図133】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図134】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図135】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図136】 ローパスフィルタの出力波形図である。
【図137】 フォーカスエリア, 測光エリアを示す模
式図である。
【図138】 被写体までの距離が遠い場合のフォーカ
スエリアを示す模式図である。
【図139】 被写体までの距離が近い場合のフォーカ
スエリアを示す模式図である。
【図140】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図141】 被写体までの距離が遠い場合の測光エリ
アを示す模式図である。
【図142】 被写体までの距離が近い場合の測光エリ
アを示す模式図である。
【図143】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図144】 本発明の更に他の映像信号処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図145】 肌色領域に幅wの値を加えたフォーカス
エリアを示す模式図である。
【図146】 肌色領域に幅wの値を削減した測光エリ
アを示す模式図である。
【図147】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図148】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図149】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図150】 マイクロコンピュータのアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図151】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図152】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図153】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図154】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図155】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図156】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図157】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図158】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図159】 本発明のカラービデオカメラの画像合成
装置の構成を示すブロック図である。
【図160】 ルックアップテーブルのテーブルデータ
を示す図である。
【図161】 本発明の他のカラービデオカメラの画像
合成装置の構成を示すブロック図である。
【図162】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図163】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図164】 クロマキーのサンプル点を示す図であ
る。
【図165】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図166】 クロマキーのサンプル点を示す図であ
る。
【図167】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図168】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図169】 クロマキーのエリアを示す図である。
【図170】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
構成を示すブロック図である。
【図171】 クロマキーのエリアを示す図である。
【図172】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図173】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図174】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図175】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【図176】 本発明の更に他のカラービデオカメラの
画像合成装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
24 自動利得制御回路(AGC)、27 ウィンドウ発生
回路、31 マイクロコンピュータ、49 リモコン、50
受信回路、78 ローパスフィルタ(LPF)、79 スラ
イス回路、95 相関値算出回路、101 肌色検出回路、
105 メモリ、106 比較器、108 ローパスフィルタ
(LPF)、109 スライス回路、111 利得制御回
路、112 利得制御回路、115 利得制御回路、118
利得制御回路、120 アパーチャ補正回路、123,124,12
5 バンドパスフィルタ(BPF)、135 利得制御回
路、136 利得制御回路、186 コントロール信号発生
回路、187 固定ヘッド、225 ルックアップテーブル
(LUT)、256 ローパスフィルタ(LPF)、257
モザイク処理回路、258 ディフェクト処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−107451 (32)優先日 平成4年4月27日(1992.4.27) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−161057 (32)優先日 平成4年6月19日(1992.6.19) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−161058 (32)優先日 平成4年6月19日(1992.6.19) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−208929 (32)優先日 平成4年8月5日(1992.8.5) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−208930 (32)優先日 平成4年8月5日(1992.8.5) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−222698 (32)優先日 平成4年8月21日(1992.8.21) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−222699 (32)優先日 平成4年8月21日(1992.8.21) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 小嶋 和昭 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機エンジニアリング株式会社 京都事業 所内 (56)参考文献 特開 平5−37940(JP,A) 特開 平4−150692(JP,A) 特開 平4−167771(JP,A) 実開 昭61−50384(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/04 - 9/09 H04N 5/225 - 5/238

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、被写体を合焦させる
    フォーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エ
    リアを設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信
    号を設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記
    フォーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像
    信号中の肌色領域を検出する肌色検出手段とを備え、
    記肌色検出手段は、映像信号の輝度信号及び色差信号か
    ら肌色を検出する手段であり、前記色差信号により表さ
    れる色相が所定範囲内である場合に前記色差信号により
    表される色信号飽和度を出力する色信号飽和度出力手段
    を有し、前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数を乗じ
    て求めた値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第2定数
    を乗じて求めた値の和と差から求めた色信号飽和度の所
    定範囲内に前記色信号飽和度出力手段から出力された色
    信号飽和度が含まれるときに肌色検出信号を出力し、
    記合焦エリア設定手段は、前記肌色検出手段によって検
    出された肌色領域を合焦エリアとするように構成したこ
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、入射光量を測光する
    ための測光エリアを設定する測光エリア設定手段と、設
    定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一定にす
    るように、入射光量を調整するアイリスと、得られた映
    像信号中の肌色領域を検出する肌色検出手段とを備え、
    前記肌色検出手段は、映像信号の輝度信号及び色差信号
    から肌色を検出する手段であり、前記色差信号により表
    される色相が所定範囲内である場合に前記色差信号によ
    り表される色信号飽和度を出力する色信号飽和度出力手
    段を有し、前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数を乗
    じて求めた値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第2定
    数を乗じて求めた値の和と差から求めた色信号飽和度の
    所定範囲内に前記色信号飽和度出力手段から出力された
    色信号飽和度が含まれるときに肌色検出信号を出力し、
    前記測光エリア設定手段は、前記肌色検出手段によって
    検出された肌色領域を測光エリアとするように構成した
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、得られた映像信号の
    利得を一定に制御するための測光エリアを設定する測光
    エリア設定手段と、設定した測光エリアにおける映像信
    号のレベルを一定にするように、映像信号の利得を制御
    する自動利得制御手段と、得られた映像信号中の肌色領
    域を検出する肌色検出手段とを備え、前記肌色検出手段
    は、映像信号の輝度信号及び色差信号から肌色を検出す
    る手段であり、前記色差信号により表される色相が所定
    範囲内である場合に前記色差信号により表される色信号
    飽和度を出力する色信号飽和度出力手段を有し、前記輝
    度信号の輝度値に所定の第1定数を乗じて求めた値及び
    前記輝度信号の輝度値に所定の第2定数を乗じて求めた
    値の和と差から求めた色信号飽和度の所定範囲内に前記
    色信号飽和度出力手段から出力された色信号飽和度が含
    まれるときに肌色検出信号を出力し、前記測光エリア設
    定手段は、前記肌色検出手段によって検出された肌色領
    域を測光エリアとするように構成したことを特徴とする
    映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、入射光量を測光する
    ための測光エリアを設定する測光エリア設定手段と、設
    定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一定にす
    るように、シャッタスピードを変える自動電子シャッタ
    スピード調整手段と、得られた映像信号中の肌色領域を
    検出する肌色検出手段とを備え、前記肌色検出手段は、
    映像信号の輝度信号及び色差信号から肌色を検出する手
    段であり、前記色差信号により表される色相が所定範囲
    内である場合に前記色差信号により表される色信号飽和
    度を出力する色信号飽和度出力手段を有し、前記輝度信
    号の輝度値に所定の第1定数を乗じて求めた値及び前記
    輝度信号の輝度値に所定の第2定数を乗じて求めた値の
    和と差から求めた色信号飽和度の所定範囲内に前記色信
    号飽和度出力手段から出力された色信号飽和度が含まれ
    るときに肌色検出信号を出力し、前記測光エリア設定手
    段は、前記肌色検出手段によって検出された肌色領域を
    測光エリアとするように構成したことを特徴とする映像
    信号処理装置。
  5. 【請求項5】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、被写体を合焦させる
    フォーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エ
    リアを設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信
    号を設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記
    フォーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像
    信号中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検
    出手段によって検出された肌色領域の範囲を変えれる可
    変手段とを備え、前記肌色検出手段は、映像信号の輝度
    信号及び色差信号から肌色を検出する手段であり、前記
    色差信号により表される色相が所定範囲内である場合に
    前記色差信号により表される色信号飽和度を出力する色
    信号飽和度出力手段を有し、前記輝度信号の輝度値に所
    定の第1定数を乗じて求めた値及び前記輝度信号の輝度
    値に所定の第2定数を乗じて求めた値の和と差から求め
    た色信号飽和度の所定範囲内に前記色信号飽和度出力手
    段から出力された色信号飽和度が含まれるときに肌色検
    出信号を出力し、前記合焦エリア設定手段は、前記肌色
    検出手段によって検出された肌色領域を前記可変手段に
    よって所定値分だけ大きくした範囲を合焦エリアとする
    ように構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、入射光量を測光する
    ための測光エリアを設定する測光エリア設定手段と、設
    定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一定にす
    るように、入射光量を調整するアイリスと、得られた映
    像信号中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色
    検出手段によって検出された肌色領域の範囲を変えれる
    可変手段とを備え、前記肌色検出手段は、映像信号の輝
    度信号及び色差信号から肌色を検出する手段であり、前
    記色差信号により表される色相が所定範囲内である場合
    に前記色差信号により表される色信号飽和度を出力する
    色信号飽和度出力手段を有し、前記輝度信号の輝度値に
    所定の第1定数を乗じて求めた値及び前記輝度信号の輝
    度値に所定の第2定数を乗じて求めた値の和と差から求
    めた色信号飽和度の所定範囲内に前記色信号飽和度出力
    手段から出力された色信号飽和度が含まれるときに肌色
    検出信号を出力し、前記測光エリア設定手段は、前記肌
    色検出手段によって検出された肌色領域を前記可変手段
    によって所定値分だけ小さくした範囲を測光エリアとす
    るように構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、得られた映像信号の
    利得を一定に制御するための測光エリアを設定する測光
    エリア設定手段と、設定した測光エリアにおける映像信
    号のレベルを一定にするように、映像信号の利得を制御
    する自動利得制御手段と、得られた映像信号中の肌色領
    域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段によって
    検出された肌色領域の範囲を変えれる可変手段とを備
    え、前記肌色検出手段は、映像信号の輝度信号及び色差
    信号から肌色を検出する手段であり、前記色差信号によ
    り表される色相が所定範囲内である場合に前記色差信号
    により表される色信号飽和度を出力する色信号飽和度出
    力手段を有し、前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数
    を乗じて求めた値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第
    2定数を乗じて求めた値の和と差から求めた色信号飽和
    度の所定範囲内に前記色信号飽和度出力手段から出力さ
    れた色信号飽和度が含まれるときに肌色検出信号を出力
    し、前記測光エリア設定手段は、前記肌色検出手段によ
    って検出された肌色領域を前記可変手段によって所定値
    分だけ小さくした範囲を測光エリアとするように構成し
    たことを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、入射光量を測光する
    ための測光エリアを設定する測光エリア設定手段と、設
    定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一定にす
    るように、シャッタスピードを変える自動電子シャッタ
    スピード調整手段と、得られた映像信号中の肌色領域を
    検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段によって検出
    された肌色領域の範囲を変えれる可変手段とを備え、
    記肌色検出手段は、映像信号の輝度信号及び色差信号か
    ら肌色を検出する手段であり、前記色差信号により表さ
    れる色相が所定範囲内である場合に前記色差信号により
    表される色信号飽和度を出力する色信号飽和度出力手段
    を有し、前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数を乗じ
    て求めた値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第2定数
    を乗じて求めた値の和と差から求めた色信号飽和度の所
    定範囲内に前記色信号飽和度出力手段から出力された色
    信号飽和度が含まれるときに肌色検出信号を出力し、
    記測光エリア設定手段は、前記肌色検出手段によって検
    出された肌色領域を前記可変手段によって所定値分だけ
    小さくした範囲を測光エリアとするように構成したこと
    を特徴とする映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 被写体を撮影して得られる映像信号を処
    理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率を
    変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォー
    カスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エリアを
    設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信号を設
    定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記フォー
    カスレンズを制御する制御手段と、得られた映像信号中
    の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段
    によって検出された肌色領域の範囲を変えれる可変手段
    とを備え、前記合焦エリア設定手段は、前記肌色検出手
    段によって検出された肌色領域を前記可変手段によって
    所定値分だけ大きくした範囲を合焦エリアとし、被写体
    までの距離と被写体の拡大倍率とに応じてこの所定値を
    変えるように構成したことを特徴とする映像信号処理装
    置。
  10. 【請求項10】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、入射光
    量を調整するアイリスと、得られた映像信号中の肌色領
    域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段によって
    検出された肌色領域の範囲を変えれる可変手段とを備
    え、前記測光エリア設定手段は、前記肌色検出手段によ
    って検出された肌色領域を前記可変手段によって所定値
    分だけ小さくした範囲を測光エリアとし、被写体までの
    距離と被写体の拡大倍率とに応じてこの所定値を変える
    ように構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、得られた映像信号の利得を一定に制御
    するための測光エリアを設定する測光エリア設定手段
    と、設定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一
    定にするように、映像信号の利得を制御する自動利得制
    御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌
    色検出手段と、該肌色検出手段によって検出された肌色
    領域の範囲を変えれる可変手段とを備え、前記測光エリ
    ア設定手段は、前記肌色検出手段によって検出された肌
    色領域を前記可変手段によって所定値分だけ小さくした
    範囲を測光エリアとし、被写体までの距離と被写体の拡
    大倍率とに応じてこの所定値を変えるように構成したこ
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、シャッ
    タスピードを変える自動電子シャッタスピード調整手段
    と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌色検出
    手段と、該肌色検出手段によって検出された肌色領域の
    範囲を変えれる可変手段とを備え、前記測光エリア設定
    手段は、前記肌色検出手段によって検出された肌色領域
    を前記可変手段によって所定値分だけ小さくした範囲を
    測光エリアとし、被写体までの距離と被写体の拡大倍率
    とに応じてこの所定値を変えるように構成したことを特
    徴とする映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エリア
    を設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信号を
    設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記フォ
    ーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像信号
    中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手
    段によって検出された肌色領域の範囲を変えれる可変手
    段とを備え、前記合焦エリア設定手段は、前記肌色検出
    手段によって検出された肌色領域を前記可変手段によっ
    て被写体までの距離と被写体の拡大倍率に応じた所定値
    分だけ大きくした範囲を合焦エリアとし、被写体までの
    距離の逆数と被写体の拡大倍率との積が所定値より大き
    いとき、合焦エリアを検出された肌色領域より所定値分
    だけ小さい領域に切り換えるように構成したことを特徴
    とする映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、入射光
    量を調整するアイリスと、得られた映像信号中の肌色領
    域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段によって
    検出された肌色領域の範囲を変えれる可変手段とを備
    え、前記測光エリア設定手段は、前記肌色検出手段によ
    って検出された肌色領域を前記可変手段によって被写体
    までの距離と被写体の拡大倍率に応じた所定値分だけ小
    さくした範囲を測光エリアとし、被写体までの距離の逆
    数と被写体の拡大倍率との積が所定値より小さいとき、
    測光エリアを検出された肌色領域より所定値分だけ大き
    い領域に切り換えるように構成したことを特徴とする映
    像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、得られた映像信号の利得を一定に制御
    するための測光エリアを設定する測光エリア設定手段
    と、設定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一
    定にするように、映像信号の利得を制御する自動利得制
    御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌
    色検出手段と、該肌色検出手段によって検出された肌色
    領域の範囲を変えれる可変手段とを備え、前記測光エリ
    ア設定手段は、前記肌色検出手段によって検出された肌
    色領域を前記可変手段によって被写体までの距離と被写
    体の拡大倍率に応じた所定値分だけ小さくした範囲を測
    光エリアとし、被写体までの距離の逆数と被写体の拡大
    倍率との積が所定値より小さいとき、測光エリアを検出
    された肌色領域より所定値分だけ大きい領域に切り換え
    るように構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、シャッ
    タスピードを変える自動電子シャッタスピード調整手段
    と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌色検出
    手段と、該肌色検出手段によって検出された肌色領域の
    範囲を変えれる可変手段とを備え、前記測光エリア設定
    手段は、前記肌色検出手段によって検出された肌色領域
    を前記可変手段によって被写体までの距離と被写体の拡
    大倍率に応じた所定値分だけ小さくした範囲を測光エリ
    アとし、被写体までの距離の逆数と被写体の拡大倍率と
    の積が所定値より小さいとき、測光エリアを検出された
    肌色領域より所定値分だけ大きい領域に切り換えるよう
    に構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エリア
    を設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信号を
    設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記フォ
    ーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像信号
    中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手
    段により検出された肌色領域から人の顔を判別する判別
    手段とを備え、前記肌色検出手段は、映像信号の輝度信
    号及び色差信号から肌色を検出する手段であり、前記色
    差信号により表される色相が所定範囲内である場合に前
    記色差信号により表される色信号飽和度を出力する色信
    号飽和度出力手段を有し、前記輝度信号の輝度値に所定
    の第1定数を乗じて求めた値及び前記輝度信号の輝度値
    に所定の第2定数を乗じて求めた値の和と差から求めた
    色信号飽和度の所定範囲内に前記色信号飽和度出力手段
    から出力された色信号飽和度が含まれるときに肌色検出
    信号を出力し、前記合焦エリア設定手段は、前記判別手
    段の判別結果に応じて、人の顔であると判別された肌色
    領域を合焦エリアとして設定するように構成したことを
    特徴とする映像信号処理装置。
  18. 【請求項18】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、入射光
    量を調整するアイリスと、該アイリスの開度を制御する
    アイリス制御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を
    検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段により検出さ
    れた肌色領域から人の顔を判別する判別手段とを備え、
    前記肌色検出手段は、映像信号の輝度信号及び色差信号
    から肌色を検出する手段であり、前記色差信号により表
    される色相が所定範囲内である場合に前記色差信号によ
    り表される色信号飽和度を出力する色信号飽和度出力手
    段を有し、前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数を乗
    じて求めた値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第2定
    数を乗じて求めた値の和と差から求めた色信号飽和度の
    所定範囲内に前記色信号飽和度出力手段から出力された
    色信号飽和度が含まれるときに肌色検出信号を出力し、
    前記測光エリア設定手段は、前記判別手段の判別結果に
    応じ て、人の顔であると判別された肌色領域を測光エリ
    アとして設定するように構成したことを特徴とする映像
    信号処理装置。
  19. 【請求項19】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、得られた映像信号の利得を一定に制御
    するための測光エリアを設定する測光エリア設定手段
    と、設定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一
    定にするように、映像信号の利得を制御する自動利得制
    御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌
    色検出手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領
    域から人の顔を判別する判別手段とを備え、前記肌色検
    出手段は、映像信号の輝度信号及び色差信号から肌色を
    検出する手段であり、前記色差信号により表される色相
    が所定範囲内である場合に前記色差信号により表される
    色信号飽和度を出力する色信号飽和度出力手段を有し、
    前記輝度信号の輝度値に所定の第1定数を乗じて求めた
    値及び前記輝度信号の輝度値に所定の第2定数を乗じて
    求めた値の和と差から求めた色信号飽和度の所定範囲内
    に前記色信号飽和度出力手段から出力された色信号飽和
    度が含まれるときに肌色検出信号を出力し、前記測光エ
    リア設定手段は、前記判別手段の判別結果に応じて、人
    の顔であると判別された肌色領域を測光エリアとして設
    定するように構成したことを特徴とする映像信号処理装
    置。
  20. 【請求項20】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、シャッ
    タスピードを変える自動電子シャッタスピード調整手段
    と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌色検出
    手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領域から
    人の顔を判別する判別手段とを備え、前記肌色検出手段
    は、映像信号の輝度信号及び色差信号から肌色を検出す
    る手段であり、前記色差信号により表される色相が所定
    範囲内である場合に前記色差信号により表される色信号
    飽和度を出力する色信号飽和度出力手段を有し、前記輝
    度信号の輝度値に所定の第1定数を乗じて求めた値及び
    前記輝度信号の輝度値に所定の第2定数を 乗じて求めた
    値の和と差から求めた色信号飽和度の所定範囲内に前記
    色信号飽和度出力手段から出力された色信号飽和度が含
    まれるときに肌色検出信号を出力し、前記測光エリア設
    定手段は、前記判別手段の判別結果に応じて、人の顔で
    あると判別された肌色領域を測光エリアとして設定する
    ように構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  21. 【請求項21】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エリア
    を設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信号を
    設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記フォ
    ーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像信号
    中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手
    段により検出された肌色領域から人の顔を判別する判別
    手段と、該判別手段の判別結果の信号が入力されるロー
    パスフィルタとを備え、前記合焦エリア設定手段は、前
    記ローパスフィルタの出力信号の内の所定閾値より小さ
    い範囲の領域を合焦エリアとして設定するように構成し
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  22. 【請求項22】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、入射光
    量を調整するアイリスと、該アイリスの開度を制御する
    アイリス制御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を
    検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段により検出さ
    れた肌色領域から人の顔を判別する判別手段と、該判別
    手段の判別結果の信号が入力されるローパスフィルタと
    を備え、前記測光エリア設定手段は、前記ローパスフィ
    ルタの出力信号の内の所定閾値より大きい範囲の領域を
    測光エリアとして設定するように構成したことを特徴と
    する映像信号処理装置。
  23. 【請求項23】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、得られた映像信号の利得を一定に制御
    するための測 光エリアを設定する測光エリア設定手段
    と、設定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一
    定にするように、映像信号の利得を制御する自動利得制
    御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌
    色検出手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領
    域から人の顔を判別する判別手段と、該判別手段の判別
    結果の信号が入力されるローパスフィルタとを備え、前
    記測光エリア設定手段は、前記ローパスフィルタの出力
    信号の内の所定閾値より大きい範囲の領域を測光エリア
    として設定するように構成したことを特徴とする映像信
    号処理装置。
  24. 【請求項24】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、シャッ
    タスピードを変える自動電子シャッタスピード調整手段
    と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌色検出
    手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領域から
    人の顔を判別する判別手段と、該判別手段の判別結果の
    信号が入力されるローパスフィルタとを備え、前記測光
    エリア設定手段は、前記ローパスフィルタの出力信号の
    内の所定閾値より大きい範囲の領域を測光エリアとして
    設定するように構成したことを特徴とする映像信号処理
    装置。
  25. 【請求項25】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、被写体を合焦させるための合焦エリア
    を設定する合焦エリア設定手段と、得られた映像信号を
    設定した合焦エリアにおいて合焦させるように前記フォ
    ーカスレンズを制御する制御手段と、得られた映像信号
    中の肌色領域を検出する肌色検出手段と、該肌色検出手
    段により検出された肌色領域から人の顔を判別する判別
    手段と、該判別手段の判別結果に所定値を加算する演算
    手段とを備え、前記合焦エリア設定手段は、前記演算手
    段の出力範囲の領域を合焦エリアとして設定するように
    構成したことを特徴とする映像信号処理装置。
  26. 【請求項26】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測 光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、入射光
    量を調整するアイリスと、該アイリスの開度を制御する
    アイリス制御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を
    検出する肌色検出手段と、該肌色検出手段により検出さ
    た肌色領域から人の顔を判別する判別手段と、該判別
    手段の判別結果から所定値を減算する演算手段とを備
    え、前記測光エリア設定手段は、前記演算手段の出力範
    囲の領域を測光エリアとして設定するように構成した
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  27. 【請求項27】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、得られた映像信号の利得を一定に制御
    するための測光エリアを設定する測光エリア設定手段
    と、設定した測光エリアにおける映像信号のレベルを一
    定にするように、映像信号の利得を制御する自動利得制
    御手段と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌
    色検出手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領
    から人の顔を判別する判別手段と、該判別手段の判別
    結果から所定値を減算する演算手段とを備え、前記測光
    エリア設定手段は、前記演算手段の出力範囲の領域を測
    光エリアとして設定するように構成したことを特徴とす
    る映像信号処理装置。
  28. 【請求項28】 被写体を撮影して得られる映像信号を
    処理する映像信号処理装置において、被写体の拡大倍率
    を変化させるズームレンズと、被写体を合焦させるフォ
    ーカスレンズと、入射光量を測光するための測光エリア
    を設定する測光エリア設定手段と、設定した測光エリア
    における映像信号のレベルを一定にするように、シャッ
    タスピードを変える自動電子シャッタスピード調整手段
    と、得られた映像信号中の肌色領域を検出する肌色検出
    手段と、該肌色検出手段により検出された肌色領域から
    人の顔を判別する判別手段と、該判別手段の判別結果か
    ら所定値を減算する演算手段とを備え、前記測光エリア
    設定手段は、前記演算手段の出力範囲の領域を測光エリ
    アとして設定するように構成したことを特徴とする映像
    信号処理装置。
JP25216598A 1992-01-13 1998-09-07 映像信号処理装置 Expired - Lifetime JP3502978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25216598A JP3502978B2 (ja) 1992-01-13 1998-09-07 映像信号処理装置

Applications Claiming Priority (21)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP391792 1992-01-13
JP4-3917 1992-01-13
JP445392 1992-01-14
JP4-4453 1992-01-14
JP4-44581 1992-03-02
JP4458192 1992-03-02
JP10745192 1992-04-27
JP4-107451 1992-04-27
JP4-161058 1992-06-19
JP16105892 1992-06-19
JP16105792 1992-06-19
JP4-161057 1992-06-19
JP20892992 1992-08-05
JP4-208929 1992-08-05
JP4-208930 1992-08-05
JP20893092 1992-08-05
JP4-222698 1992-08-21
JP22269992 1992-08-21
JP22269892 1992-08-21
JP4-222699 1992-08-21
JP25216598A JP3502978B2 (ja) 1992-01-13 1998-09-07 映像信号処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31987292A Division JP3366357B2 (ja) 1992-01-13 1992-11-30 映像信号処理装置および映像信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11146405A JPH11146405A (ja) 1999-05-28
JP3502978B2 true JP3502978B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=32046234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25216598A Expired - Lifetime JP3502978B2 (ja) 1992-01-13 1998-09-07 映像信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502978B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2031865A2 (en) 2007-08-30 2009-03-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image input apparatus, and image input method
US8266364B2 (en) 2007-07-17 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Portable electronic device and control method for processing passports

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298142A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Minolta Co Ltd 人物画像検出方法、この方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、人物画像検出装置及びこの装置を備えた撮影装置
JP2003107335A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Ricoh Co Ltd 撮像装置、自動合焦方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム
US7844076B2 (en) * 2003-06-26 2010-11-30 Fotonation Vision Limited Digital image processing using face detection and skin tone information
CN100448267C (zh) 2004-02-06 2008-12-31 株式会社尼康 数码相机
US8035721B2 (en) 2004-08-05 2011-10-11 Panasonic Corporation Imaging apparatus
JP2006293783A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4537255B2 (ja) * 2005-04-28 2010-09-01 富士フイルム株式会社 撮像装置および撮像方法
JP4217698B2 (ja) 2005-06-20 2009-02-04 キヤノン株式会社 撮像装置及び画像処理方法
JP4747003B2 (ja) 2005-06-22 2011-08-10 富士フイルム株式会社 自動合焦制御装置およびその制御方法
JP4578334B2 (ja) 2005-06-22 2010-11-10 富士フイルム株式会社 撮像レンズの合焦位置決定装置およびその方法
JP4515972B2 (ja) 2005-06-22 2010-08-04 富士フイルム株式会社 撮像レンズの合焦位置決定装置およびその方法
JP2007065290A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Nikon Corp オートフォーカス装置
JP2007233247A (ja) 2006-03-03 2007-09-13 Fujifilm Corp 焦点調節量決定装置、方法、およびプログラム、ならびに撮像装置
JP2007311861A (ja) 2006-05-16 2007-11-29 Fujifilm Corp 撮影装置及び方法
JP5354842B2 (ja) 2006-05-26 2013-11-27 キヤノン株式会社 画像処理方法および画像処理装置
JP4720685B2 (ja) * 2006-09-01 2011-07-13 株式会社セガ 自動写真館
US7847830B2 (en) * 2006-11-21 2010-12-07 Sony Ericsson Mobile Communications Ab System and method for camera metering based on flesh tone detection
JP2008134438A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Fujifilm Corp カメラ
KR101247147B1 (ko) 2007-03-05 2013-03-29 디지털옵틱스 코포레이션 유럽 리미티드 디지털 영상 획득 장치에서의 얼굴 탐색 및 검출
JP5127592B2 (ja) 2008-06-25 2013-01-23 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法、プログラム並びに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4851624B2 (ja) 2008-11-19 2012-01-11 シャープ株式会社 指定色領域画定回路、検出回路及びそれを用いた画像処理装置
US8373718B2 (en) 2008-12-10 2013-02-12 Nvidia Corporation Method and system for color enhancement with color volume adjustment and variable shift along luminance axis
JP2011013683A (ja) * 2010-08-13 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 撮像装置、自動合焦方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム
JP5447286B2 (ja) * 2010-08-13 2014-03-19 株式会社リコー 撮像装置、自動合焦方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム
WO2013094212A1 (ja) 2011-12-22 2013-06-27 パナソニック株式会社 露光制御装置、撮像装置、画像表示装置及び露光制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8266364B2 (en) 2007-07-17 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Portable electronic device and control method for processing passports
EP2031865A2 (en) 2007-08-30 2009-03-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image input apparatus, and image input method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11146405A (ja) 1999-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3502978B2 (ja) 映像信号処理装置
JPH11146416A (ja) カラービデオカメラ及びこれに用いる画像合成装置
US5638136A (en) Method and apparatus for detecting flesh tones in an image
US8830348B2 (en) Imaging device and imaging method
US8269852B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
US8212890B2 (en) Imaging device and imaging method
CA2039041C (en) Multi-function digital ccd camera
US7623775B2 (en) Camera, aperture controlling method and apparatus, lens controlling method and apparatus, and edging amount controlling method and apparatus
JP3530907B2 (ja) デジタルカメラ
US20060050171A1 (en) Method of controlling digital photographing apparatus to increase brightness detectable range and digital photographing apparatus adopting the method
JP2002290829A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP2003198891A (ja) 画像表示制御装置と画像表示制御方法及び撮像装置
US7884866B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
US20030214600A1 (en) Digital camera
KR20080101277A (ko) 히스토그램을 디스플레이 하는 디지털 영상 처리 장치 및그의 동작 방법
US7545432B2 (en) Automatic focusing method and digital photographing apparatus using the same
JPH06121332A (ja) 映像信号処理装置及びカラービデオカメラ
JP4752381B2 (ja) 撮像装置
JP4114707B2 (ja) 撮像装置
US20090128650A1 (en) Imaging Device
JP3297485B2 (ja) 撮像装置
JP2002218495A (ja) ホワイトバランス制御方法及び電子カメラ
JP2003209731A (ja) 画像信号処理方法及び撮像装置
JP2010093780A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP3661447B2 (ja) 画像データの色補正方法及びデジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term