JP3495747B2 - プリンタの印字制御方法及び装置 - Google Patents
プリンタの印字制御方法及び装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/22—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
- B41J2/23—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
- B41J2/30—Control circuits for actuators
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの印字制御方
法及びその装置に関する。
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドットマトリックスで文字あるいはビッ
トイメージを印刷するプリンタにおいてシリアルタイプ
のプリンタはコストパフォーマンスが優れているため広
く一般に普及している。印字動作は印字ヘッドを搭載し
ているヘッド固定台(以下キャリッジという。)を印字
行方向に駆動してなされ、印字タイミング信号生成のた
めスリット板が装備されている。従来は、図17におい
て、1印字行のキャリッジの移動速度における定速移動
状態(印字領域)においてのみ印字がなされた。キャリ
ッジの移動によりスリット板のスリット間隔毎にスリッ
ト検出器であるエンコーダによりエンコーダ信号を発生
し、エンコーダ信号の発生タイミングを基点に外部機器
から指令された印字データによりプリンタの各印字モー
ドに応じたタイミングで印字タイミング時間データをタ
イマー回路に設定し動作させ印字タイミング信号を生成
していた。また、図18の特開平3−2059の例に示
す印字時の横方向に対する各ドット間の印字位置ずれを
補正する印字タイミング制御方式においては、印字ヘッ
ド303の各ヘッドピンの駆動回路302の制御回路と
して遅延回路301を設け、印字方向により遅延時間を
変更して印字位置を補正していた。
トイメージを印刷するプリンタにおいてシリアルタイプ
のプリンタはコストパフォーマンスが優れているため広
く一般に普及している。印字動作は印字ヘッドを搭載し
ているヘッド固定台(以下キャリッジという。)を印字
行方向に駆動してなされ、印字タイミング信号生成のた
めスリット板が装備されている。従来は、図17におい
て、1印字行のキャリッジの移動速度における定速移動
状態(印字領域)においてのみ印字がなされた。キャリ
ッジの移動によりスリット板のスリット間隔毎にスリッ
ト検出器であるエンコーダによりエンコーダ信号を発生
し、エンコーダ信号の発生タイミングを基点に外部機器
から指令された印字データによりプリンタの各印字モー
ドに応じたタイミングで印字タイミング時間データをタ
イマー回路に設定し動作させ印字タイミング信号を生成
していた。また、図18の特開平3−2059の例に示
す印字時の横方向に対する各ドット間の印字位置ずれを
補正する印字タイミング制御方式においては、印字ヘッ
ド303の各ヘッドピンの駆動回路302の制御回路と
して遅延回路301を設け、印字方向により遅延時間を
変更して印字位置を補正していた。
【0003】さらにシリアルタイプのプリンタの印字ヘ
ッドに設けられたヘッドピンは一定の設定された周期で
駆動され、1周期中のヘッドピン駆動用ソレノイドへの
通電時間或いはヘッドピン駆動用圧電素子への電圧印加
時間は印字ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度によ
らず固定されていた。
ッドに設けられたヘッドピンは一定の設定された周期で
駆動され、1周期中のヘッドピン駆動用ソレノイドへの
通電時間或いはヘッドピン駆動用圧電素子への電圧印加
時間は印字ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度によ
らず固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プリンタの印
字速度の向上が要求されるに従って、キャリッジの等速
移動状態での印字の高速化にくわえて図17の斜線部に
示すキャリッジの加速及び減速移動中の印字が必要とな
ってきた。この期間の印字タイミングは刻々と変化して
いくキャリッジの移動速度に適応させて発生させる必要
があり、加速減速動作がプリンタのキャリッジの駆動機
構の制御上の負荷変動に大きく影響されることからも、
予め設定したデータにより印字タイミングを発生させる
方法では印字品質の低下は避けられなかった。
字速度の向上が要求されるに従って、キャリッジの等速
移動状態での印字の高速化にくわえて図17の斜線部に
示すキャリッジの加速及び減速移動中の印字が必要とな
ってきた。この期間の印字タイミングは刻々と変化して
いくキャリッジの移動速度に適応させて発生させる必要
があり、加速減速動作がプリンタのキャリッジの駆動機
構の制御上の負荷変動に大きく影響されることからも、
予め設定したデータにより印字タイミングを発生させる
方法では印字品質の低下は避けられなかった。
【0005】また、印字動作はキャリッジが移動しなが
ら停止することなく、リボンを介して印刷用紙にヘッド
ピンが衝突してなされるため、プリンタの印字速度が増
加するに従って、ヘッドピンと印刷用紙との紙面上での
接触距離が長くなり、印字されたドットの形状が大きく
なり、印字品質を低下させていた。また、このドット形
状の変化はキャリッジが加速或いは減速中に印字を行う
場合特に1印字行中の文字形状の変化としてはっきりと
認識されるため印字品質上好ましくなかった。
ら停止することなく、リボンを介して印刷用紙にヘッド
ピンが衝突してなされるため、プリンタの印字速度が増
加するに従って、ヘッドピンと印刷用紙との紙面上での
接触距離が長くなり、印字されたドットの形状が大きく
なり、印字品質を低下させていた。また、このドット形
状の変化はキャリッジが加速或いは減速中に印字を行う
場合特に1印字行中の文字形状の変化としてはっきりと
認識されるため印字品質上好ましくなかった。
【0006】本発明の目的は、キャリッジが加速又は減
速移動中であっても最適な印字タイミングで印字用紙面
の所定位置に印字を行なうことを実現するものである。
速移動中であっても最適な印字タイミングで印字用紙面
の所定位置に印字を行なうことを実現するものである。
【0007】 本発明は上記課題を解決するために、印
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、N−2個目そしてN−1個
目の前記所定距離における検出信号に基づきそれらの検
出信号の各々の信号周期を測定し、前記測定された各々
の信号周期の差を求める測定・差演算手段であって、前
記N−2個目における信号周期の間、0からカウントア
ップし、続いて前記N−1個目における信号周期の間、
カウントアップした値からカウントダウンすることによ
り、前記差を示す第1のカウント値を生成する第1のカ
ウント手段と、前記N−1個目における信号周期の間カ
ウントアップすることにより、前記N−1個目の信号周
期を示す第2のカウント値を生成する第2のカウント手
段とを共有し、前記演算手段は前記第1のカウント値と
第2のカウント値とを加減算することによりN個目にお
ける信号周期を示すカウント値を生成する加減算器を備
えた測定・差演算手段と、前記N−1個目において測定
された信号周期と、前記求められた差とから前記N個目
における信号周期を求める演算手段と、前記求められた
N個目における信号周期に基づいて印字タイミング信号
を生成する印字タイミング信号生成手段とを備え、前記
キャリッジの加速、減速中にも印字を行うことを特徴と
する印字制御装置を提供するものである。
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、N−2個目そしてN−1個
目の前記所定距離における検出信号に基づきそれらの検
出信号の各々の信号周期を測定し、前記測定された各々
の信号周期の差を求める測定・差演算手段であって、前
記N−2個目における信号周期の間、0からカウントア
ップし、続いて前記N−1個目における信号周期の間、
カウントアップした値からカウントダウンすることによ
り、前記差を示す第1のカウント値を生成する第1のカ
ウント手段と、前記N−1個目における信号周期の間カ
ウントアップすることにより、前記N−1個目の信号周
期を示す第2のカウント値を生成する第2のカウント手
段とを共有し、前記演算手段は前記第1のカウント値と
第2のカウント値とを加減算することによりN個目にお
ける信号周期を示すカウント値を生成する加減算器を備
えた測定・差演算手段と、前記N−1個目において測定
された信号周期と、前記求められた差とから前記N個目
における信号周期を求める演算手段と、前記求められた
N個目における信号周期に基づいて印字タイミング信号
を生成する印字タイミング信号生成手段とを備え、前記
キャリッジの加速、減速中にも印字を行うことを特徴と
する印字制御装置を提供するものである。
【0008】 本発明はさらに、ヘッドピンを有する印
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック信号である第1
のクロック信号のクロック数からなる信号周期を有する
検出信号を出力する検出器を備えたプリンタの印字制御
方法において、前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時
間に信号周期が等しくなる設定速度で前記キャリッジが
定速走行した場合に相当する基本タイミング信号を生成
し、前記キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期
の2倍の信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面へ
の到達時間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッ
ジの移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求
め、前記補正時間を前記基本タイミング信号の信号周期
に加えて印字タイミング信号とし、前記キャリッジの加
速、減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制御方
法を提供するものである。
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック信号である第1
のクロック信号のクロック数からなる信号周期を有する
検出信号を出力する検出器を備えたプリンタの印字制御
方法において、前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時
間に信号周期が等しくなる設定速度で前記キャリッジが
定速走行した場合に相当する基本タイミング信号を生成
し、前記キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期
の2倍の信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面へ
の到達時間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッ
ジの移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求
め、前記補正時間を前記基本タイミング信号の信号周期
に加えて印字タイミング信号とし、前記キャリッジの加
速、減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制御方
法を提供するものである。
【0009】 本発明はさらに、ヘッドピンを有する印
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、前記ヘッドピンの印字用紙
面への到達時間に信号周期が等しくなる設定速度で前記
キャリッジが定速走行した場合に相当する基本タイミン
グ信号を生成する基本タイミング信号生成手段と、前記
キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期の2倍の
信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時
間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッジの移動
速度に応じた印字タイミングの補正時間を求める補正時
間演算手段と、前記補正時間を前記基本タイミング信号
の信号周期に加えて印字タイミング信号とする印字タイ
ミング信号生成手段とを備え、前記キャリッジの加速、
減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制御装置を
提供するものである。
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、前記ヘッドピンの印字用紙
面への到達時間に信号周期が等しくなる設定速度で前記
キャリッジが定速走行した場合に相当する基本タイミン
グ信号を生成する基本タイミング信号生成手段と、前記
キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期の2倍の
信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時
間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッジの移動
速度に応じた印字タイミングの補正時間を求める補正時
間演算手段と、前記補正時間を前記基本タイミング信号
の信号周期に加えて印字タイミング信号とする印字タイ
ミング信号生成手段とを備え、前記キャリッジの加速、
減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制御装置を
提供するものである。
【0010】 本発明はさらに、ヘッドピンを有する印
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、前記検出信号を基に印字モ
ードに応じた信号周期を有する連続する基本タイミング
信号を生成する基本タイミング信号生成手段と、N個目
の前記所定距離における検出信号の信号周期に対する、
N+2個目の前記所定距離における検出信号の信号周期
から、前記ヘッドピンの印字用紙面への所定到達時間に
等しく予め設定された信号周期を差し引いて前記キャリ
ッジの移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求
める補正時間演算手段と、前記補正時間により前記基本
タイミング信号の前記N個目の前記所定距離における検
出信号の信号周期を補正して印字タイミング信号とする
印字タイミング信号生成手段とを備え、前記キャリッジ
の加速、減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制
御装置を提供するものである。
字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距離移動する度に
その移動速度に応じた、エンコーダの一スリット間隔の
移動時間にカウントされる基準クロック数からなる信号
周期を有する検出信号を出力する検出器を備えたプリン
タの印字制御装置において、前記検出信号を基に印字モ
ードに応じた信号周期を有する連続する基本タイミング
信号を生成する基本タイミング信号生成手段と、N個目
の前記所定距離における検出信号の信号周期に対する、
N+2個目の前記所定距離における検出信号の信号周期
から、前記ヘッドピンの印字用紙面への所定到達時間に
等しく予め設定された信号周期を差し引いて前記キャリ
ッジの移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求
める補正時間演算手段と、前記補正時間により前記基本
タイミング信号の前記N個目の前記所定距離における検
出信号の信号周期を補正して印字タイミング信号とする
印字タイミング信号生成手段とを備え、前記キャリッジ
の加速、減速中にも印字を行うことを特徴とする印字制
御装置を提供するものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明のプリンタの印字制御方法及び装置によ
れば、印字タイミングを前もって計測されるキャリッジ
の移動速度に応じた時間データにより決定する。
れば、印字タイミングを前もって計測されるキャリッジ
の移動速度に応じた時間データにより決定する。
【0014】さらに本発明のプリンタの印字制御方法及
び装置によれば印字タイミングを前もって計測されるキ
ャリッジの移動速度に応じた時間データと印字ヘッドの
ヘッドピンの印字用紙面への到達時間とにより決定す
る。
び装置によれば印字タイミングを前もって計測されるキ
ャリッジの移動速度に応じた時間データと印字ヘッドの
ヘッドピンの印字用紙面への到達時間とにより決定す
る。
【0015】さらに本発明のプリンタの印字制御方法及
び装置によればキャリッジの移動速度によってヘッドピ
ン付勢時間を制御する。
び装置によればキャリッジの移動速度によってヘッドピ
ン付勢時間を制御する。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例にしたがって説明す
る。図1は本発明により駆動されるプリンタの外観図で
ある。1は印字ヘッド、3はプラテン、5は等間隔のス
リットをもつスリット板、7はキャリッジ、9はキャリ
ッジに取り付けられたスリット検出器でエンコーダとし
て機能する。図1では機構がわかりやすいようにリボン
カートリッジ、印刷用紙は取り外して示してある。また
図2は本発明の第1実施例を示す回路ブロック図であ
る。
る。図1は本発明により駆動されるプリンタの外観図で
ある。1は印字ヘッド、3はプラテン、5は等間隔のス
リットをもつスリット板、7はキャリッジ、9はキャリ
ッジに取り付けられたスリット検出器でエンコーダとし
て機能する。図1では機構がわかりやすいようにリボン
カートリッジ、印刷用紙は取り外して示してある。また
図2は本発明の第1実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【0017】図1においてキャリッジ7が移動すると、
スリット検出器9がスリットを検出してキャリッジの移
動速度に応じた周期を有するエンコーダ信号ENAを出
力する。
スリット検出器9がスリットを検出してキャリッジの移
動速度に応じた周期を有するエンコーダ信号ENAを出
力する。
【0018】このエンコーダ信号ENAはスリット間隔
の移動時間に対応する周期間隔を測定する周期測定手段
10と連続したスリット間隔移動時間の差に対応する周
期間隔の差を求める差演算手段20に入力され、30の
第1演算手段でエンコーダ信号発生時点の時間データが
演算される。プリンタ制御手段60に予め印字モードに
応じて設定されている設定データにより、時間データは
第2演算手段40で印字タイミング生成用のデータとし
て再演算される。演算結果は印字タイミング生成手段5
0に設定され、印字モードに対応した印字タイミング信
号PTSを発生する。
の移動時間に対応する周期間隔を測定する周期測定手段
10と連続したスリット間隔移動時間の差に対応する周
期間隔の差を求める差演算手段20に入力され、30の
第1演算手段でエンコーダ信号発生時点の時間データが
演算される。プリンタ制御手段60に予め印字モードに
応じて設定されている設定データにより、時間データは
第2演算手段40で印字タイミング生成用のデータとし
て再演算される。演算結果は印字タイミング生成手段5
0に設定され、印字モードに対応した印字タイミング信
号PTSを発生する。
【0019】図3に図2の各手段の詳細な回路を示す。
以下図4に示すタイムチャートに従って動作を説明す
る。エンコーダ信号ENAの立ち上がりエッジに同期し
て発生する制御信号生成器23の制御信号S0〜S4に
より各手段の動作は制御される。周期測定手段10は第
1カウンタ11、第2カウンタ13及び基準クロック発
生器19により構成され、制御信号S0によりエンコー
ダ信号ENAの周期毎に第1カウンタ11と第2カウン
タ13の測定値をそれぞれ記憶回路である第1ラッチ1
5と第2ラッチ17に記憶する。
以下図4に示すタイムチャートに従って動作を説明す
る。エンコーダ信号ENAの立ち上がりエッジに同期し
て発生する制御信号生成器23の制御信号S0〜S4に
より各手段の動作は制御される。周期測定手段10は第
1カウンタ11、第2カウンタ13及び基準クロック発
生器19により構成され、制御信号S0によりエンコー
ダ信号ENAの周期毎に第1カウンタ11と第2カウン
タ13の測定値をそれぞれ記憶回路である第1ラッチ1
5と第2ラッチ17に記憶する。
【0020】基準クロック発生器19から出力される計
数用の基準クロックCLK1によりエンコーダ周期の時
間測定を計数により行い、カウンタ11、13は各々連
続しているスリット間隔の移動時間に対応する周期間隔
を順次計数していく。第1カウンタ11と第2カウンタ
13は差演算手段20としても用いるため、加算と減算
を交互に繰り返す。この加減算の切り替え手段がフリッ
プフロップ21でありエンコーダ信号ENAを1/2分
周した加減算選択信号ADSを出力する。
数用の基準クロックCLK1によりエンコーダ周期の時
間測定を計数により行い、カウンタ11、13は各々連
続しているスリット間隔の移動時間に対応する周期間隔
を順次計数していく。第1カウンタ11と第2カウンタ
13は差演算手段20としても用いるため、加算と減算
を交互に繰り返す。この加減算の切り替え手段がフリッ
プフロップ21でありエンコーダ信号ENAを1/2分
周した加減算選択信号ADSを出力する。
【0021】第1カウンタ11の場合の動作は、図4に
おいて、まずスリット位置N−2のエンコーダ信号EN
Aが制御信号生成器23に入力されると制御信号S1が
出力される。この信号S1のタイミングでリセット信号
Rが第1カウンタ11に与えられると、第1カウンタ1
1のクリヤが行なわれ初期値として0が設定される。第
1カウンタ11は加減算選択信号ADSにより選択され
た加算用のクロック信号CUが入力され加算計数を開始
する。スリット位置N−1のエンコーダ信号ENAが入
力しSO信号が発生した時点で第1カウンタ11の計数
値は第1ラッチ15に記憶される。つづく制御信号S1
のタイミングで第1ラッチ15に記憶された値と同じ値
を設定信号Lにより第1カウンタ11の初期値として設
定する。その後第1カウンタ11には加減算選択信号A
DSにより選択された減算用のクロック信号CDが入力
され減算を行い、スリット位置Nのエンコーダ信号EN
Aが入力しSO信号が発生した時点で第1カウンタ11
の計数値が第1ラッチ15に記憶される。この計数値が
N−2とN−1のスリット移動時間の差時間となる。エ
ンコーダ信号により第2カウンタ13は第1カウンタ1
1の加減算動作の反転動作を同様に行なっており、第1
カウンタ11が加算の時は第2カウンタ13は減算、第
1カウンタ11が減算の時は第2カウンタ13は加算を
行なっている。
おいて、まずスリット位置N−2のエンコーダ信号EN
Aが制御信号生成器23に入力されると制御信号S1が
出力される。この信号S1のタイミングでリセット信号
Rが第1カウンタ11に与えられると、第1カウンタ1
1のクリヤが行なわれ初期値として0が設定される。第
1カウンタ11は加減算選択信号ADSにより選択され
た加算用のクロック信号CUが入力され加算計数を開始
する。スリット位置N−1のエンコーダ信号ENAが入
力しSO信号が発生した時点で第1カウンタ11の計数
値は第1ラッチ15に記憶される。つづく制御信号S1
のタイミングで第1ラッチ15に記憶された値と同じ値
を設定信号Lにより第1カウンタ11の初期値として設
定する。その後第1カウンタ11には加減算選択信号A
DSにより選択された減算用のクロック信号CDが入力
され減算を行い、スリット位置Nのエンコーダ信号EN
Aが入力しSO信号が発生した時点で第1カウンタ11
の計数値が第1ラッチ15に記憶される。この計数値が
N−2とN−1のスリット移動時間の差時間となる。エ
ンコーダ信号により第2カウンタ13は第1カウンタ1
1の加減算動作の反転動作を同様に行なっており、第1
カウンタ11が加算の時は第2カウンタ13は減算、第
1カウンタ11が減算の時は第2カウンタ13は加算を
行なっている。
【0022】スリット位置Nのエンコーダ信号ENAが
入力された時点の制御信号S1のタイミングで第1演算
手段30を構成する第1セレクタ31と第2セレクタ3
3により第1ラッチ15と第2ラッチ17に記憶されて
いるスリット位置N−1の移動時間と、スリット位置N
−2とN−1の移動時間の差の時間が第2演算手段40
である加減算器41に選択入力される。加減算器41は
スリット位置Nでの移動時間データを演算する。加減算
器41の加算あるいは減算の選択はフリップフロップ4
3と45及びゲート回路47により構成される回路によ
りなされる。キャリッジ7が加速状態にある場合は移動
時間が、N−2、N−1、Nとキャリッジ7がスリット
上を移動するに従って短くなるため、第1カウンタ11
あるいは第2カウンタ13の減算結果において桁下がり
信号BRは発生しない。
入力された時点の制御信号S1のタイミングで第1演算
手段30を構成する第1セレクタ31と第2セレクタ3
3により第1ラッチ15と第2ラッチ17に記憶されて
いるスリット位置N−1の移動時間と、スリット位置N
−2とN−1の移動時間の差の時間が第2演算手段40
である加減算器41に選択入力される。加減算器41は
スリット位置Nでの移動時間データを演算する。加減算
器41の加算あるいは減算の選択はフリップフロップ4
3と45及びゲート回路47により構成される回路によ
りなされる。キャリッジ7が加速状態にある場合は移動
時間が、N−2、N−1、Nとキャリッジ7がスリット
上を移動するに従って短くなるため、第1カウンタ11
あるいは第2カウンタ13の減算結果において桁下がり
信号BRは発生しない。
【0023】逆にキャリッジ7が減速状態の場合はスリ
ット上の移動に従って移動時間が長くなるため、第1カ
ウンタ11あるいは第2カウンタ13の減算結果におい
て桁下がり信号BRが発生する。この桁下がり信号BR
はフリップフロップ43又は45のセット信号となりゲ
ート回路47を介して加減算器41の加減算選択端子A
/Sに加算、減算の2状態を示す信号として入力され
る。この結果第1カウンタ11あるいは第2カウンタ1
3のどちらかの減算によりBR信号が発生した場合には
加算がなされ、BR信号が発生しない場合には減算がな
される。フリップフロップ43、45は第1カウンタ1
1、第2カウンタ13の設定信号Lにより減算開始時点
でリセットされる。
ット上の移動に従って移動時間が長くなるため、第1カ
ウンタ11あるいは第2カウンタ13の減算結果におい
て桁下がり信号BRが発生する。この桁下がり信号BR
はフリップフロップ43又は45のセット信号となりゲ
ート回路47を介して加減算器41の加減算選択端子A
/Sに加算、減算の2状態を示す信号として入力され
る。この結果第1カウンタ11あるいは第2カウンタ1
3のどちらかの減算によりBR信号が発生した場合には
加算がなされ、BR信号が発生しない場合には減算がな
される。フリップフロップ43、45は第1カウンタ1
1、第2カウンタ13の設定信号Lにより減算開始時点
でリセットされる。
【0024】減算結果のエンコーダ信号の差時間は短期
間でみた場合には加速度データに相当するので直前の移
動時間と差時間の演算によりキャリッジ7の加減速時に
おいて、印字タイミング信号を生成するスリット位置N
でのキャリッジ7の移動速度が精度よく事前に推定演算
される。
間でみた場合には加速度データに相当するので直前の移
動時間と差時間の演算によりキャリッジ7の加減速時に
おいて、印字タイミング信号を生成するスリット位置N
でのキャリッジ7の移動速度が精度よく事前に推定演算
される。
【0025】加減算器41で得られた時間データは制御
信号S2のタイミングで割り算器49に出力され、割り
算器49は予め印字モードに応じて設定されている分割
データにより印字タイミング生成用の時間データを演算
する。印字タイミング生成手段50である第3カウンタ
51は制御信号S3により該演算結果を初期値として設
定し基準クロック入力による減算計数を行ない桁下げ信
号BRを発生する。BR信号は第3カウンタ51のスリ
ット位置N内の初期値設定信号としても用いられ、BR
信号発生毎に割り算器49の演算結果が初期値として第
3カウンタ51に設定される。実施例ではスリット間隔
の1/4毎に印字タイミング信号PTSを発生させてい
る。
信号S2のタイミングで割り算器49に出力され、割り
算器49は予め印字モードに応じて設定されている分割
データにより印字タイミング生成用の時間データを演算
する。印字タイミング生成手段50である第3カウンタ
51は制御信号S3により該演算結果を初期値として設
定し基準クロック入力による減算計数を行ない桁下げ信
号BRを発生する。BR信号は第3カウンタ51のスリ
ット位置N内の初期値設定信号としても用いられ、BR
信号発生毎に割り算器49の演算結果が初期値として第
3カウンタ51に設定される。実施例ではスリット間隔
の1/4毎に印字タイミング信号PTSを発生させてい
る。
【0026】またBR信号は制御信号生成器にも入力さ
れ制御信号S4を発生する。制御信号S4はスリット位
置N内で割り算器49の出力時間データで発生可能な最
後の桁下げ信号BRをキャンセルする信号であり、出力
信号選択回路であるゲート回路53に入力される。信号
S4により印字タイミング信号PTSを発生するスリッ
ト位置Nの実際のキャリッジ7の移動時間と加減算器4
1により求められた時間データとの相違による不必要な
印字タイミングの発生をなくすことができる。第3カウ
ンタ51の桁下げ信号BRと制御信号S4をゲート回路
55に入力しその出力として印字タイミング信号PTS
を発生する。
れ制御信号S4を発生する。制御信号S4はスリット位
置N内で割り算器49の出力時間データで発生可能な最
後の桁下げ信号BRをキャンセルする信号であり、出力
信号選択回路であるゲート回路53に入力される。信号
S4により印字タイミング信号PTSを発生するスリッ
ト位置Nの実際のキャリッジ7の移動時間と加減算器4
1により求められた時間データとの相違による不必要な
印字タイミングの発生をなくすことができる。第3カウ
ンタ51の桁下げ信号BRと制御信号S4をゲート回路
55に入力しその出力として印字タイミング信号PTS
を発生する。
【0027】この様な一連の動作がエンコーダ信号発生
毎に行なわれ、キャリッジ7の移動中の印字タイミング
信号PTSが連続的に発生される。プリンタ制御手段6
0は図示していない外部機器の印字指令により発生した
印字タイミング信号PTSの有効性を判断し、印字指令
に対応した印字タイミング信号の発生を制御する。
毎に行なわれ、キャリッジ7の移動中の印字タイミング
信号PTSが連続的に発生される。プリンタ制御手段6
0は図示していない外部機器の印字指令により発生した
印字タイミング信号PTSの有効性を判断し、印字指令
に対応した印字タイミング信号の発生を制御する。
【0028】尚、上記実施例ではエンコーダ信号の差時
間、つまり短期間でみた場合の加速度データを考慮して
いるが、N−1個目での移動速度を演算上N個目のスリ
ット位置での移動速度とし、つまり加速度データを考慮
しなくても良い。
間、つまり短期間でみた場合の加速度データを考慮して
いるが、N−1個目での移動速度を演算上N個目のスリ
ット位置での移動速度とし、つまり加速度データを考慮
しなくても良い。
【0029】次に図5により本発明の第2実施例を説明
する。印字指令によりキャリッジ7の移動が開始される
とスリット検出器9の出力信号であるエンコーダ信号E
NAと後述する制御回路により基本タイミング信号MT
Sが生成される。図5においてはMTS信号は予め設定
されている印字タイミングデータによりエンコーダ信号
毎に発生される様に設定されている。印字ヘッド1のヘ
ッドピンの移動速度が一定の場合、キャリッジ速度に応
じた印字タイミングの遅延時間については以下のように
なる。キャリッジ設定速度をV、その時のエンコーダ信
号ENAの周期をTs、キャリッジの現在の移動速度を
Vr、その時のエンコーダ信号ENAの周期をTr、ヘ
ッドピンの印字用紙面までの到達時間をTf、印字タイ
ミングの遅延時間をTdとする。図5の矢印→の方向に
印字する場合については印字区間(スリット位置)Nの
1つ前の印字区間(N−1)に於て後述する印字タイミ
ング信号発生回路を起動すると、キャリッジの設定速度
でのヘッドピンの紙面到達までの移動距離に対して次式
の関係が成り立てば印字時のキャリッジ速度によらず印
字位置は一定する。
する。印字指令によりキャリッジ7の移動が開始される
とスリット検出器9の出力信号であるエンコーダ信号E
NAと後述する制御回路により基本タイミング信号MT
Sが生成される。図5においてはMTS信号は予め設定
されている印字タイミングデータによりエンコーダ信号
毎に発生される様に設定されている。印字ヘッド1のヘ
ッドピンの移動速度が一定の場合、キャリッジ速度に応
じた印字タイミングの遅延時間については以下のように
なる。キャリッジ設定速度をV、その時のエンコーダ信
号ENAの周期をTs、キャリッジの現在の移動速度を
Vr、その時のエンコーダ信号ENAの周期をTr、ヘ
ッドピンの印字用紙面までの到達時間をTf、印字タイ
ミングの遅延時間をTdとする。図5の矢印→の方向に
印字する場合については印字区間(スリット位置)Nの
1つ前の印字区間(N−1)に於て後述する印字タイミ
ング信号発生回路を起動すると、キャリッジの設定速度
でのヘッドピンの紙面到達までの移動距離に対して次式
の関係が成り立てば印字時のキャリッジ速度によらず印
字位置は一定する。
【0030】V・Tf=Vr・(Tf−Tr+Td)
式の変形をすると、
Tf・(V/Vr−1)+Tr=Td
スリット間隔をDとするとV=D/Ts、Vr=D/T
rとなり、上式に代入すると、 Tf・((Tr−Ts)/Ts)+Tr=Td 変形すると、 Tf/Ts・(Tr−Ts)+Tr=Td となる。ここでTs=TfとなるようにTsを決めてお
くと上式は、 2・Tr−Ts=Td (1) となり、TdはTrが測定されれば簡単な演算により決
定できる。換言すれば、TsがTfに等しくなるような
設定速度Vを計算上想定し、この想定した設定速度Vで
キャリッジが定速走行したと仮定した時の印字タイミン
グを基準の印字タイミングとして求め、この基準の印字
タイミングに対して式(1)で求まる遅延時間Tdを加
えることにより、設定速度V以下の速度範囲にあるどの
ような現在速度Vrに関しても正しい印字タイミングを
求めることができる。従って設定速度Vはキャリッジの
実際の移動速度よりも高い値に仮想的に設定される。
rとなり、上式に代入すると、 Tf・((Tr−Ts)/Ts)+Tr=Td 変形すると、 Tf/Ts・(Tr−Ts)+Tr=Td となる。ここでTs=TfとなるようにTsを決めてお
くと上式は、 2・Tr−Ts=Td (1) となり、TdはTrが測定されれば簡単な演算により決
定できる。換言すれば、TsがTfに等しくなるような
設定速度Vを計算上想定し、この想定した設定速度Vで
キャリッジが定速走行したと仮定した時の印字タイミン
グを基準の印字タイミングとして求め、この基準の印字
タイミングに対して式(1)で求まる遅延時間Tdを加
えることにより、設定速度V以下の速度範囲にあるどの
ような現在速度Vrに関しても正しい印字タイミングを
求めることができる。従って設定速度Vはキャリッジの
実際の移動速度よりも高い値に仮想的に設定される。
【0031】同様に、印字方向が図5の矢印←の方向の
場合には、印字区間Nの2つ前の印字区間(N+2)に
於て、キャリッジの設定速度でのヘッドピンの紙面到達
までの移動距離に対して次の関係式が成り立つTxを遅
延時間として設定すると、キャリッジの印字時の速度に
よらず印字位置は一定する。また、→方向の印字時での
印字位置とも位置が等しくなる。
場合には、印字区間Nの2つ前の印字区間(N+2)に
於て、キャリッジの設定速度でのヘッドピンの紙面到達
までの移動距離に対して次の関係式が成り立つTxを遅
延時間として設定すると、キャリッジの印字時の速度に
よらず印字位置は一定する。また、→方向の印字時での
印字位置とも位置が等しくなる。
【0032】
Vr・(Tf−Tr+Td)=3・Vr・Tr−(Tf+Tx)・Vr
上式を変形すると、
2・Tr−Ts=Tx (2)
となる。式(1)と(2)は同一の式であり、キャリッ
ジの移動に伴うエンコーダ信号ENAの周期Trを計測
し、ヘッドピンの移動速度と同等の仮想的なキャリッジ
の移動速度に相当するエンコーダ信号ENAの周期Ts
を設定すれば、簡単な演算により遅延時間Tdが求めら
れることがわかる。そして、予め印字方向により設定さ
れている印字タイミング区間で遅延時間Tdの後述する
遅延回路を起動すれば、印字方向によらず印字位置が一
定に制御できることになる。図5は印字許可信号EPに
より印字が許可され、各印字区間における基本印字タイ
ミング信号MTSを受けて、遅延時間Tdの遅延回路が
起動し遅延時間Td経過後印字タイミング信号PTSが
出力され、更にヘッドピンの印字用紙面への到達時間T
f経過後に印字ドットが形成される様子を示している。
ジの移動に伴うエンコーダ信号ENAの周期Trを計測
し、ヘッドピンの移動速度と同等の仮想的なキャリッジ
の移動速度に相当するエンコーダ信号ENAの周期Ts
を設定すれば、簡単な演算により遅延時間Tdが求めら
れることがわかる。そして、予め印字方向により設定さ
れている印字タイミング区間で遅延時間Tdの後述する
遅延回路を起動すれば、印字方向によらず印字位置が一
定に制御できることになる。図5は印字許可信号EPに
より印字が許可され、各印字区間における基本印字タイ
ミング信号MTSを受けて、遅延時間Tdの遅延回路が
起動し遅延時間Td経過後印字タイミング信号PTSが
出力され、更にヘッドピンの印字用紙面への到達時間T
f経過後に印字ドットが形成される様子を示している。
【0033】図6に以上の動作を行う制御回路のブロッ
ク図を示す。70はエンコーダ信号ENAの周期測定回
路であり(1)式の式Trを測定する。80は印字モー
ドに対応した複数の印字タイミング信号間隔の最大公約
数の間隔に相当する基本信号BTSを生成する基本信号
発生回路である。例えば1/180インチと1/120
インチのドットピッチで印字するモードがある場合はそ
れらの最大公約数である1/360インチのドットピッ
チに対応する基本信号BTSを発生する。さらに複数の
ドットピッチをグループに分け、グループ毎に最大公約
数を決め、これに対応する基本信号BTSを発生しても
良い。
ク図を示す。70はエンコーダ信号ENAの周期測定回
路であり(1)式の式Trを測定する。80は印字モー
ドに対応した複数の印字タイミング信号間隔の最大公約
数の間隔に相当する基本信号BTSを生成する基本信号
発生回路である。例えば1/180インチと1/120
インチのドットピッチで印字するモードがある場合はそ
れらの最大公約数である1/360インチのドットピッ
チに対応する基本信号BTSを発生する。さらに複数の
ドットピッチをグループに分け、グループ毎に最大公約
数を決め、これに対応する基本信号BTSを発生しても
良い。
【0034】120は基本信号BTSより印字タイミン
グデータ記憶回路110に記憶されている各印字モード
の印字タイミングデータMにより基本タイミング信号M
TSを発生する印字タイミングデータ計数回路である。
130はキャリッジの設定移動速度に相当する印字位置
速度データTs(エンコーダ信号の設定周期)を記憶し
ている印字位置速度データ記憶回路である。M、Tsデ
ータは図示していない外部回路よりデータバスDBSを
介して各記憶回路に設定される。90は各回路ブロック
を制御する制御信号S10、S20、S30を生成する
制御信号発生回路である。
グデータ記憶回路110に記憶されている各印字モード
の印字タイミングデータMにより基本タイミング信号M
TSを発生する印字タイミングデータ計数回路である。
130はキャリッジの設定移動速度に相当する印字位置
速度データTs(エンコーダ信号の設定周期)を記憶し
ている印字位置速度データ記憶回路である。M、Tsデ
ータは図示していない外部回路よりデータバスDBSを
介して各記憶回路に設定される。90は各回路ブロック
を制御する制御信号S10、S20、S30を生成する
制御信号発生回路である。
【0035】周期測定回路70はクロック信号CLK1
によりエンコーダ信号ENAを信号周期毎に計数し、測
定された時間データはデータバスData1を介して基
本信号発生回路80に入力される。基本信号発生回路8
0ではエンコーダ信号発生間隔(スリット間隔)を前記
最大公約数間隔で除した値をクロック信号CLK1に乗
じた周波数のクロック信号CLK2で時間データの計数
を行う。例えばエンコーダ信号発生間隔が1/120イ
ンチで前記ドットピッチの最大公約数が1/360イン
チの場合はCLK2=CLK1×3に設定しておく。
によりエンコーダ信号ENAを信号周期毎に計数し、測
定された時間データはデータバスData1を介して基
本信号発生回路80に入力される。基本信号発生回路8
0ではエンコーダ信号発生間隔(スリット間隔)を前記
最大公約数間隔で除した値をクロック信号CLK1に乗
じた周波数のクロック信号CLK2で時間データの計数
を行う。例えばエンコーダ信号発生間隔が1/120イ
ンチで前記ドットピッチの最大公約数が1/360イン
チの場合はCLK2=CLK1×3に設定しておく。
【0036】キャンセル回路100はキャリッジの加速
減速時あるいは定速時の速度変動に伴うエンコーダ信号
ENAの周期の変化から基本信号BTSの出力を補償す
る回路であり、エンコーダ信号ENAの周期Tr測定後
の次の測定を開始するエンコーダ信号の直前の後述する
カウンタのCY信号をキャンセルする。140はデータ
Tr、Tsを入力して(1)式の演算を行う演算回路で
ある。演算結果はデータバスData2を介して遅延回
路160〜190に設定される。印字タイミングデータ
計数回路120から出力される基本タイミング信号MT
Sは遅延回路選択回路150に入力され、遅延回路16
0〜190を順番に選択するための選択信号SQ1〜S
Q4を出力する。遅延回路160〜190で生成された
信号PT1〜PT4は印字タイミング出力回路200に
入力され最終的にキャリッジ速度により補正された印字
タイミング信号PTSを発生する。
減速時あるいは定速時の速度変動に伴うエンコーダ信号
ENAの周期の変化から基本信号BTSの出力を補償す
る回路であり、エンコーダ信号ENAの周期Tr測定後
の次の測定を開始するエンコーダ信号の直前の後述する
カウンタのCY信号をキャンセルする。140はデータ
Tr、Tsを入力して(1)式の演算を行う演算回路で
ある。演算結果はデータバスData2を介して遅延回
路160〜190に設定される。印字タイミングデータ
計数回路120から出力される基本タイミング信号MT
Sは遅延回路選択回路150に入力され、遅延回路16
0〜190を順番に選択するための選択信号SQ1〜S
Q4を出力する。遅延回路160〜190で生成された
信号PT1〜PT4は印字タイミング出力回路200に
入力され最終的にキャリッジ速度により補正された印字
タイミング信号PTSを発生する。
【0037】図7、図8、図9は各回路ブロックの詳細
な回路図を示す。以下図10のタイミングチャートに従
って各回路の動作を説明する。
な回路図を示す。以下図10のタイミングチャートに従
って各回路の動作を説明する。
【0038】図7に示すように、制御信号発生回路90
はD−フリップフロップ91〜93とゲート回路94〜
99により構成される。各エンコーダ信号ENAの1周
期の立ち上がり毎のタイミングでENA信号を微分し制
御信号S10〜S30を出力する。周期測定回路70は
クロック信号CLK1をゲート回路74を介して入力し
4ビットのUPカウンタ71と72をカスケード接続し
た8ビットカウンタにより計数を行う。尚、カウンタ7
1、72は制御信号S10によりクリアされる。計数さ
れた時間データは次の制御信号S20のタイミングで8
ビットラッチ73に記憶される。
はD−フリップフロップ91〜93とゲート回路94〜
99により構成される。各エンコーダ信号ENAの1周
期の立ち上がり毎のタイミングでENA信号を微分し制
御信号S10〜S30を出力する。周期測定回路70は
クロック信号CLK1をゲート回路74を介して入力し
4ビットのUPカウンタ71と72をカスケード接続し
た8ビットカウンタにより計数を行う。尚、カウンタ7
1、72は制御信号S10によりクリアされる。計数さ
れた時間データは次の制御信号S20のタイミングで8
ビットラッチ73に記憶される。
【0039】基本信号発生回路80において、ラッチ7
3に記憶された時間データはCLK2によりカスケード
接続された4ビットのDOWNカウンタ81と82によ
り計数され、カウンタ81は時間データ毎にキャリー信
号CYを発生する。エンコーダ信号発生間隔を前記最大
公約数間隔で除した値から1を減算した値がキャンセル
回路100のプリセットスイッチ回路103に設定され
ており、この値を4ビットカウンタ104とD−フリッ
プフロップ105とRS−フリップフロップ106から
なる計数回路により計数することによりエンコーダ信号
ENAの1周期内の最終のキャリー信号CYはキャンセ
ルされる。キャンセルされなかった信号CYと制御信号
S20の論理和をゲート84でとり基本信号BTSを生
成している。
3に記憶された時間データはCLK2によりカスケード
接続された4ビットのDOWNカウンタ81と82によ
り計数され、カウンタ81は時間データ毎にキャリー信
号CYを発生する。エンコーダ信号発生間隔を前記最大
公約数間隔で除した値から1を減算した値がキャンセル
回路100のプリセットスイッチ回路103に設定され
ており、この値を4ビットカウンタ104とD−フリッ
プフロップ105とRS−フリップフロップ106から
なる計数回路により計数することによりエンコーダ信号
ENAの1周期内の最終のキャリー信号CYはキャンセ
ルされる。キャンセルされなかった信号CYと制御信号
S20の論理和をゲート84でとり基本信号BTSを生
成している。
【0040】図8において、各印字モードに応じた印字
位置速度データ(Ts)は図示しない外部回路よりデー
タバスDBSを介して印字位置速度データ記憶回路11
0である8ビットラッチ111に設定される。(1)式
に示すようにエンコーダ信号ENAの周期計測データT
rの2倍の値から印字位置速度データTsを減算する事
により遅延時間Tdが求められる。140はそのための
演算回路である。カスケード接続された4ビット減算器
141、142、143の入力端子Trデータを2倍す
るためのに最下位ビットを1ビット上位にシフトさせて
入力する。データTsは最下位ビットからそのまま入力
することにより(1)式の減算を行う。このようにして
求められた遅延時間データTdがデータバスData2
を介して後述する遅延回路160〜190に与えられ
る。
位置速度データ(Ts)は図示しない外部回路よりデー
タバスDBSを介して印字位置速度データ記憶回路11
0である8ビットラッチ111に設定される。(1)式
に示すようにエンコーダ信号ENAの周期計測データT
rの2倍の値から印字位置速度データTsを減算する事
により遅延時間Tdが求められる。140はそのための
演算回路である。カスケード接続された4ビット減算器
141、142、143の入力端子Trデータを2倍す
るためのに最下位ビットを1ビット上位にシフトさせて
入力する。データTsは最下位ビットからそのまま入力
することにより(1)式の減算を行う。このようにして
求められた遅延時間データTdがデータバスData2
を介して後述する遅延回路160〜190に与えられ
る。
【0041】図9の印字タイミングデータ計数回路12
0は基本信号BTSが与えられると、各印字モードの印
字タイミングデータMにより基本タイミング信号MTS
を生成する。印字タイミングデータMは4ビットラッチ
121に設定され印字許可信号EPにより印字が許可さ
れると基本信号BTS信号をクロックとして4ビットカ
ウンタ122がDOWNカウントを開始する。カウンタ
122はデータカウント終了毎にキャリー信号CYを出
力する。このキャリー信号CYがD−フリップフロップ
123、125に与えられると、図10に示すようにM
の値に対応した基本タイミング信号MTSがゲート回路
126、127を介して発生する。
0は基本信号BTSが与えられると、各印字モードの印
字タイミングデータMにより基本タイミング信号MTS
を生成する。印字タイミングデータMは4ビットラッチ
121に設定され印字許可信号EPにより印字が許可さ
れると基本信号BTS信号をクロックとして4ビットカ
ウンタ122がDOWNカウントを開始する。カウンタ
122はデータカウント終了毎にキャリー信号CYを出
力する。このキャリー信号CYがD−フリップフロップ
123、125に与えられると、図10に示すようにM
の値に対応した基本タイミング信号MTSがゲート回路
126、127を介して発生する。
【0042】キャリッジの印字速度による遅延時間Td
は印字位置速度データTsあるいはキャリッジの移動速
度データに対応したエンコーダ周期データTrによって
は、遅延時間Tdの長さが次の基本タイミング信号MT
Sを超えてる場合がある。このため予め予想される遅延
時間Tdの長さに対応した複数の遅延回路が必要とな
る。第2実施例では4個の遅延回路を設けている。この
遅延回路を基本タイミング信号MTSにより順番に選択
するための回路が図9の遅延回路選択回路150であ
る。
は印字位置速度データTsあるいはキャリッジの移動速
度データに対応したエンコーダ周期データTrによって
は、遅延時間Tdの長さが次の基本タイミング信号MT
Sを超えてる場合がある。このため予め予想される遅延
時間Tdの長さに対応した複数の遅延回路が必要とな
る。第2実施例では4個の遅延回路を設けている。この
遅延回路を基本タイミング信号MTSにより順番に選択
するための回路が図9の遅延回路選択回路150であ
る。
【0043】この回路において基本タイミング信号MT
SからD−フリップフロップ151、152とデコーダ
153とゲート154a〜157aにより各遅延回路へ
の遅延時間設定信号SL1〜SL4を生成する。また、
信号SL1〜SL4はRS−フリップフロップ154〜
157に入力され各遅延回路の起動信号SS1〜SS4
を生成する。図8に示すように遅延回路160〜190
はそれぞれ3個の4ビットのDOWNカウンタをカスケ
ード接続して12ビットのカウンタと1つのD−フリッ
プフロップにより構成される。起動された遅延回路は遅
延時間Tdの計数が終了すると信号PT1〜PT4を出
力する。この信号PT1〜PT4は遅延回路選択回路の
RS−フリップフロップ154〜157のリセット信号
となると同時に図8の印字タイミング出力回路200に
入力されゲート回路201〜203により印字タイミン
グ信号PTSが生成される。
SからD−フリップフロップ151、152とデコーダ
153とゲート154a〜157aにより各遅延回路へ
の遅延時間設定信号SL1〜SL4を生成する。また、
信号SL1〜SL4はRS−フリップフロップ154〜
157に入力され各遅延回路の起動信号SS1〜SS4
を生成する。図8に示すように遅延回路160〜190
はそれぞれ3個の4ビットのDOWNカウンタをカスケ
ード接続して12ビットのカウンタと1つのD−フリッ
プフロップにより構成される。起動された遅延回路は遅
延時間Tdの計数が終了すると信号PT1〜PT4を出
力する。この信号PT1〜PT4は遅延回路選択回路の
RS−フリップフロップ154〜157のリセット信号
となると同時に図8の印字タイミング出力回路200に
入力されゲート回路201〜203により印字タイミン
グ信号PTSが生成される。
【0044】以上の一連の動作がエンコーダ信号ENA
発生毎に行なわれ、印字許可信号EPが有効な期間にお
いて、キャリッジの移動中の印字タイミング信号PTS
が連続的に発生される。
発生毎に行なわれ、印字許可信号EPが有効な期間にお
いて、キャリッジの移動中の印字タイミング信号PTS
が連続的に発生される。
【0045】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
る。
【0046】図11に本実施例のプリンタの印字機構を
キャリッジの移動方向からみた模式図を示す。16はイ
ンクリボン、1cは印刷用紙、1aは印字ヘッド1に設
けられたヘッドピンである。印字ヘッド1はキャリッジ
7に固定され図示していないキャリッジ駆動機構により
駆動され、ヘッドピン1aは図中の矢印に駆動される。
キャリッジの移動方向からみた模式図を示す。16はイ
ンクリボン、1cは印刷用紙、1aは印字ヘッド1に設
けられたヘッドピンである。印字ヘッド1はキャリッジ
7に固定され図示していないキャリッジ駆動機構により
駆動され、ヘッドピン1aは図中の矢印に駆動される。
【0047】図12にヘッドピンの駆動にソレノイドを
用いた場合の駆動電流iとヘッドピンの変位xの時間に
対する変化を示す。印字指令により駆動されるヘッドピ
ン1aが選択され駆動電流が流れるとヘッドの磁気回路
に磁束が発生し、その磁力によって印字ヘッドは印刷用
紙1cに向かって駆動される。駆動によりヘッドピン1
aが変位しその先端がインクリボン1bを介して紙面位
置に到達すると印刷用紙1cにドットが形成され始め、
ヘッドピン1aが復帰動作に入り紙面位置から離れるま
での接触時間CTの期間ヘッドピン1aは印刷用紙1c
と接触しており、印刷用紙面にドットが形成される。こ
の接触時間CTは通電時間PWによっており、通電時間
PWが長いと接触時間CTも長くなる。
用いた場合の駆動電流iとヘッドピンの変位xの時間に
対する変化を示す。印字指令により駆動されるヘッドピ
ン1aが選択され駆動電流が流れるとヘッドの磁気回路
に磁束が発生し、その磁力によって印字ヘッドは印刷用
紙1cに向かって駆動される。駆動によりヘッドピン1
aが変位しその先端がインクリボン1bを介して紙面位
置に到達すると印刷用紙1cにドットが形成され始め、
ヘッドピン1aが復帰動作に入り紙面位置から離れるま
での接触時間CTの期間ヘッドピン1aは印刷用紙1c
と接触しており、印刷用紙面にドットが形成される。こ
の接触時間CTは通電時間PWによっており、通電時間
PWが長いと接触時間CTも長くなる。
【0048】図13の(a)に印刷用紙面に形成される
実施例における理想的なドットの形状を示す。ヘッドピ
ン断面は円形で直径をDとすると接触時間CTにより横
方向に距離Lだけキャリッジ7が移動するとヘッドピン
の先端も紙面上を距離L移動し、形成されるドットの横
方向ドット長さFはL+Dとなる。距離Lはキャリッジ
移動速度により変化するため、横方向のドット長さFは
図13の(b)のようにキャリッジ移動速度に比例して
大きくなる。本発明はこの横方向ドット長さFを均一に
するように制御するものである。
実施例における理想的なドットの形状を示す。ヘッドピ
ン断面は円形で直径をDとすると接触時間CTにより横
方向に距離Lだけキャリッジ7が移動するとヘッドピン
の先端も紙面上を距離L移動し、形成されるドットの横
方向ドット長さFはL+Dとなる。距離Lはキャリッジ
移動速度により変化するため、横方向のドット長さFは
図13の(b)のようにキャリッジ移動速度に比例して
大きくなる。本発明はこの横方向ドット長さFを均一に
するように制御するものである。
【0049】図14に本発明に関わるプリンタの制御回
路ブロック図を示す。CPU等で構成される主制御手段
210から、印字ヘッド1の応答周波数に応じた初期の
通電時間データが通電時間制御回路220に送出され、
印字動作に応じた印字速度設定データがキャリッジ制御
回路250に送出され、印字タイミング設定データが印
字タイミング生成回路280に送出される。キャリッジ
制御回路250は速度検出回路290で検出されたキャ
リッジ7の速度データと印字速度設定データから速度偏
差を演算により求め、速度偏差を補正するような駆動信
号をキャリッジ駆動回路260に出力し、キャリッジ系
270のモータの制御を行なう。印字タイミング生成回
路280は検出速度データと印字タイミング設定データ
により、図示していない外部のコンピュータからプリン
タに指令された印字形式に応じた印字タイミング信号P
TSを通電時間制御回路220に出力する。通電時間制
御回路220は検出速度データと印字タイミング信号P
TSを入力し予め設定されている初期の通電時間データ
を検出速度により補正し、補正された通電時間データを
印字タイミング信号PTSに同期させてヘッド駆動回路
230に出力する。
路ブロック図を示す。CPU等で構成される主制御手段
210から、印字ヘッド1の応答周波数に応じた初期の
通電時間データが通電時間制御回路220に送出され、
印字動作に応じた印字速度設定データがキャリッジ制御
回路250に送出され、印字タイミング設定データが印
字タイミング生成回路280に送出される。キャリッジ
制御回路250は速度検出回路290で検出されたキャ
リッジ7の速度データと印字速度設定データから速度偏
差を演算により求め、速度偏差を補正するような駆動信
号をキャリッジ駆動回路260に出力し、キャリッジ系
270のモータの制御を行なう。印字タイミング生成回
路280は検出速度データと印字タイミング設定データ
により、図示していない外部のコンピュータからプリン
タに指令された印字形式に応じた印字タイミング信号P
TSを通電時間制御回路220に出力する。通電時間制
御回路220は検出速度データと印字タイミング信号P
TSを入力し予め設定されている初期の通電時間データ
を検出速度により補正し、補正された通電時間データを
印字タイミング信号PTSに同期させてヘッド駆動回路
230に出力する。
【0050】本実施例では印字タイミング信号PTSは
検出された速度信号に同期して生成する場合について説
明しているが、同期せずに主制御手段210において時
間管理して生成させても良い。
検出された速度信号に同期して生成する場合について説
明しているが、同期せずに主制御手段210において時
間管理して生成させても良い。
【0051】図15に通電時間制御回路220の詳細な
実施例を示す。図16のタイミング信号図により動作を
説明する。主制御手段210より、予め初期の通電時間
データを設定Pwラッチ223に選択信号CS2により
記憶し、検出速度データに応じた通電時間演算用のデー
タを選択信号CS1により演算器221に記憶する。速
度検出回路290に入力された速度信号Vsの周期計測
により検出された速度データが演算器221に出力さ
れ、演算器221では先に設定されている演算用データ
と検出速度データとから検出速度に応じた通電時間補正
値を演算し、この補正値を補正データラッチ222に記
憶する。
実施例を示す。図16のタイミング信号図により動作を
説明する。主制御手段210より、予め初期の通電時間
データを設定Pwラッチ223に選択信号CS2により
記憶し、検出速度データに応じた通電時間演算用のデー
タを選択信号CS1により演算器221に記憶する。速
度検出回路290に入力された速度信号Vsの周期計測
により検出された速度データが演算器221に出力さ
れ、演算器221では先に設定されている演算用データ
と検出速度データとから検出速度に応じた通電時間補正
値を演算し、この補正値を補正データラッチ222に記
憶する。
【0052】速度信号Vsにより、設定Pwラッチ22
3に記憶している通電時間データと補正データラッチ2
22に記憶されている通電時間補正値とが加算器224
より加算され、検出された速度に応じた通電時間Pw1
が求められる。通電時間Pw1は、インバータ226を
介した印字タイミング信号PTSの反転信号により、カ
ウンタ225に計数データとして記憶される。印字タイ
ミング信号PTSはフリップフロップ227をセットし
ヘッドピン駆動ソレノイドへの通電信号PWの付勢信号
を出力すると同時にカウンタ225の計数を許可する。
カウンタ225はクロック信号CLK単位に計数を実行
し計数が満了した時点でキャリー信号CYを出力する。
キャリー信号CYはフリップフロップ227をリセット
し通電信号PWの消勢信号を出力し、同時にカウンタ2
25の計数を禁止する。以後速度信号VSが入力される
毎に検出速度データにより検出速度に応じた通電信号P
Wがヘッドピン駆動ソレノイドに印加される。検出速度
が図16のように徐々に速くなっていく場合は通電時間
Pw2、Pw3と短くなりキャリッジ速度が定速移動速
度に到達すると通電時間はほぼ初期設定された通電時間
データとなるように演算器221の演算用データは設定
されている。
3に記憶している通電時間データと補正データラッチ2
22に記憶されている通電時間補正値とが加算器224
より加算され、検出された速度に応じた通電時間Pw1
が求められる。通電時間Pw1は、インバータ226を
介した印字タイミング信号PTSの反転信号により、カ
ウンタ225に計数データとして記憶される。印字タイ
ミング信号PTSはフリップフロップ227をセットし
ヘッドピン駆動ソレノイドへの通電信号PWの付勢信号
を出力すると同時にカウンタ225の計数を許可する。
カウンタ225はクロック信号CLK単位に計数を実行
し計数が満了した時点でキャリー信号CYを出力する。
キャリー信号CYはフリップフロップ227をリセット
し通電信号PWの消勢信号を出力し、同時にカウンタ2
25の計数を禁止する。以後速度信号VSが入力される
毎に検出速度データにより検出速度に応じた通電信号P
Wがヘッドピン駆動ソレノイドに印加される。検出速度
が図16のように徐々に速くなっていく場合は通電時間
Pw2、Pw3と短くなりキャリッジ速度が定速移動速
度に到達すると通電時間はほぼ初期設定された通電時間
データとなるように演算器221の演算用データは設定
されている。
【0053】本実施例では印字タイミング信号PTSと
検出速度信号Vsは1対1に対応しているが印字指令に
よっては当然検出速度信号と非同期の印字タイミング信
号が生成され、該印字タイミング信号に同期して通電信
号PWが出力される。
検出速度信号Vsは1対1に対応しているが印字指令に
よっては当然検出速度信号と非同期の印字タイミング信
号が生成され、該印字タイミング信号に同期して通電信
号PWが出力される。
【0054】
【発明の効果】本発明のシリアルプリンタの印字制御方
法及び装置によれば、印字時点の印字タイミングが、前
もって計測されるキャリッジの移動速度の時間データに
より発生する。
法及び装置によれば、印字時点の印字タイミングが、前
もって計測されるキャリッジの移動速度の時間データに
より発生する。
【0055】また、印字時点の印字タイミング信号が、
前もって計測されるキャリッジの移動速度の時間データ
とさらにヘッドの印字媒体の移動速度により補正されて
発生する。
前もって計測されるキャリッジの移動速度の時間データ
とさらにヘッドの印字媒体の移動速度により補正されて
発生する。
【0056】従って、実際の印字時点の移動速度に対応
した印字タイミングが得られ精度の高い印字が可能にな
る。また、精度の向上により加減速印字の際の低速印字
可能領域が拡大するため印字速度が向上する。
した印字タイミングが得られ精度の高い印字が可能にな
る。また、精度の向上により加減速印字の際の低速印字
可能領域が拡大するため印字速度が向上する。
【0057】さらに本発明によれば、キャリッジの移動
速度によってヘッドピンの付勢時間が制御されるため、
キャリッジの移動速度によらず、印字ドットの横方向ド
ット長さを同等にでき、印字品質が向上する。
速度によってヘッドピンの付勢時間が制御されるため、
キャリッジの移動速度によらず、印字ドットの横方向ド
ット長さを同等にでき、印字品質が向上する。
【図1】本発明のプリンタの機構図。
【図2】本発明の第1実施例の回路構成ブロック図。
【図3】本発明の第1実施例の印字タイミング発生回路
図。
図。
【図4】図3に示された回路における信号のタイミング
チャート。
チャート。
【図5】本発明の第2実施例に関わる制御原理説明図。
【図6】本発明の第2実施例の回路構成ブロック図。
【図7】本発明の第2実施例の制御信号発生回路図。
【図8】本発明の第2実施例の演算回路図、遅延回路図
及び印字タイミング出力回路図。
及び印字タイミング出力回路図。
【図9】本発明の第2実施例の印字タイミングデータ計
数回路図。
数回路図。
【図10】本発明の第2実施例における信号のタイミン
グチャート。
グチャート。
【図11】本発明のプリンタの機構模式図。
【図12】本発明の第3実施例における駆動電流とヘッ
ドピン変位を説明する図。
ドピン変位を説明する図。
【図13】本発明の第3実施例に関わるキャリッジ速度
と印字ドットの相関図。
と印字ドットの相関図。
【図14】本発明の第3実施例の回路構成ブロック図。
【図15】本発明の第3実施例の通電時間制御回路図。
【図16】図15における信号のタイミングチャート。
【図17】従来の印字方法説明図。
【図18】従来の印字制御回路ブロック図。
1 印字ヘッド
1a ヘッドピン
1b インクリボン
1c 印刷用紙
3 プラテン
5 スリット板
7 キャリッジ
9 スリット検出器
10 周期測定手段
11 第1カウンタ
13 第2カウンタ
15 第1ラッチ
17 第2ラッチ
19 基準クロック発生器
20 差演算手段
21 フリップフロップ
23 制御信号発生器
30 第1演算手段
31 第1セレクタ
33 第2セレクタ
40 第2演算手段
41 加減算器
43 フリップフロップ
45 フリップフロップ
47 NORゲート回路
49 割り算器
50 印字タイミング生成手段
51 第3カウンタ
53 ANDゲート回路
55 ORゲート回路
60 プリンタ制御手段
70 周期測定回路
71 4ビットUPカウンタ
72 4ビットUPカウンタ
73 8ビットラッチ
80 基本信号発生回路
81 4ビットDOWNカウンタ
82 4ビットDOWNカウンタ
83 D−フリップフロップ
85 ゲート回路
90 制御信号発生回路
91 D−フリップフロップ
92 D−フリップフロップ
93 D−フリップフロップ
94 ゲート回路
95 ゲート回路
96 ゲート回路
97 ゲート回路
98 ゲート回路
99 ゲート回路
100 キャンセル回路
101 ゲート回路
102 ゲート回路
103 プリセットスイッチ回路
104 4ビットUPカウンタ
105 D−フリップフロップ
106 RSーフリップフロップ
110 印字タイミングデータ記憶回路
111 8ビットラッチ
120 印字タイミングデータ計数回路
121 4ビットラッチ
122 4ビットDOWNカウンタ
123 D−フリップフロップ
124 ゲート回路
125 D−フリップフロップ
126 ゲート回路
127 ゲート回路
128 D−フリップフロップ
129 D−フリップフロップ
130 印字位置速度データ記憶回路
140 演算回路
141 4ビット減算器
142 4ビット減算器
143 4ビット減算器
150 遅延回路選択回路
151 D−フリップフロップ
152 D−フリップフロップ
153 デコーダ
154 RSーフリップフロップ
154a ゲート回路
155 RSーフリップフロップ
155a ゲート回路
156 RSーフリップフロップ
156a ゲート回路
157 RSーフリップフロップ
157a ゲート回路
160 遅延回路
161 4ビットDOWNカウンタ
162 4ビットDOWNカウンタ
163 4ビットDOWNカウンタ
164 D−フリップフロップ
170 遅延回路
171 4ビットDOWNカウンタ
172 4ビットDOWNカウンタ
173 4ビットDOWNカウンタ
174 D−フリップフロップ
180 遅延回路
181 4ビットDOWNカウンタ
182 4ビットDOWNカウンタ
183 4ビットDOWNカウンタ
184 D−フリップフロップ
190 遅延回路
191 4ビットDOWNカウンタ
192 4ビットDOWNカウンタ
193 4ビットDOWNカウンタ
194 D−フリップフロップ
200 印字タイミング出力回路
201 ゲート回路
202 ゲート回路
203 ゲート回路
210 主制御手段
220 通電時間制御回路
221 演算器
222 補正データラッチ
223 設定PWラッチ
224 加算器
225 カウンタ
226 インバータ
227 RSーフリップフロップ
230 ヘッド駆動回路
240 ヘッド
250 キャリッジ制御回路
260 キャリッジ駆動回路
270 キャリッジ系
280 印字タイミング生成回路
301 遅延回路
302 駆動回路
303 印字ヘッド
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B41J 29/38
B41J 3/10
Claims (8)
- 【請求項1】印字ヘッドを搭載したキャリッジが所定距
離移動する度にその移動速度に応じた、エンコーダの一
スリット間隔の移動時間にカウントされる基準クロック
数からなる信号周期を有する検出信号を出力する検出器
を備えたプリンタの印字制御装置において、 N−2個目そしてN−1個目の前記所定距離における検
出信号に基づきそれらの検出信号の各々の信号周期を測
定し、前記測定された各々の信号周期の差を求める測定
・差演算手段であって、前記N−2個目における信号周
期の間、0からカウントアップし、続いて前記N−1個
目における信号周期の間、カウントアップした値からカ
ウントダウンすることにより、前記差を示す第1のカウ
ント値を生成する第1のカウント手段と、前記N−1個
目における信号周期の間カウントアップすることによ
り、前記N−1個目の信号周期を示す第2のカウント値
を生成する第2のカウント手段とを共有し、前記演算手
段は前記第1のカウント値と第2のカウント値とを加減
算することによりN個目における信号周期を示すカウン
ト値を生成する加減算器を備えた測定・差演算手段と、 前記N−1個目において測定された信号周期と、前記求
められた差とから前記N個目における信号周期を求める
演算手段と、 前記求められたN個目における信号周期に基づいて印字
タイミング信号を生成する印字タイミング信号生成手段
とを備え、前記キャリッジの加速、減速中にも印字を行
うことを特徴とする印字制御装置。 - 【請求項2】ヘッドピンを有する印字ヘッドを搭載した
キャリッジが所定距離移動する度にその移動速度に応じ
た、エンコーダの一スリット間隔の移動時間にカウント
される基準クロック信号である第1のクロック信号のク
ロック数からなる信号周期を有する検出信号を出力する
検出器を備えたプリンタの印字制御方法において、 前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時間に信号周期が
等しくなる設定速度で前記キャリッジが定速走行した場
合に相当する基本タイミング信号を生成し、 前記キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期の2
倍の信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面への到
達時間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッジの
移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求め、 前記補正時間を前記基本タイミング信号の信号周期に加
えて印字タイミング信号とし、 前記キャリッジの加速、減速中にも印字を行うことを特
徴とする印字制御方法。 - 【請求項3】前記第1のクロック信号により前記検出信
号の信号周期を測定し、 複数の印字モードに対応する予め設定された複数の印字
ドットピッチの最大公約数ピッチで前記スリット間隔を
除し、 前記除算により得られた値を前記第1のクロック信号の
周波数に乗じた周波数を有する第2のクロック信号を生
成し、 前記第2のクロック信号と前記検出信号の信号周期とか
ら前記最大公約数である印字ドットピッチに相当する信
号周期を有する基本信号を生成し、 前記基本信号と予め設定された印字タイミング信号の信
号周期とから前記基本タイミング信号を生成することを
特徴とする請求項2に記載の印字制御方法。 - 【請求項4】前記予め設定された複数のドットピッチを
複数のグループに分け、グループ毎のドットピッチの最
大公約数で前記所定距離を除することを特徴とする請求
項3に記載の印字制御方法。 - 【請求項5】前記連続して生成される基本タイミング信
号の補正を各々独立した補正回路により行うことを特徴
とする請求項3に記載の印字制御方法。 - 【請求項6】ヘッドピンを有する印字ヘッドを搭載した
キャリッジが所定距離移動する度にその移動速度に応じ
た、エンコーダの一スリット間隔の移動時間にカウント
される基準クロック数からなる信号周期を有する検出信
号を出力する検出器を備えたプリンタの印字制御装置に
おいて、 前記ヘッドピンの印字用紙面への到達時間に信号周期が
等しくなる設定速度で前記キャリッジが定速走行した場
合に相当する基本タイミング信号を生成する基本タイミ
ング信号生成手段と、 前記キャリッジの現在の移動速度に応じた信号周期の2
倍の信号周期から、前記ヘッドピンの印字用紙面への到
達時間に等しい信号周期を差し引いて前記キャリッジの
移動速度に応じた印字タイミングの補正時間を求める補
正時間演算手段と、 前記補正時間を前記基本タイミング信号の信号周期に加
えて印字タイミング信号とする印字タイミング信号生成
手段とを備え、前記キャリッジの加速、減速中にも印字
を行うことを特徴とする印字制御装置。 - 【請求項7】前記印字タイミング信号生成手段は、 前記補正時間が与えられて前記基本タイミング信号の信
号周期を補正する所定数の補正手段と、 前記連続して生成される基本タイミング信号を選択して
前記所定数の補正手段に分配する選択手段とを備え、 前記所定数の補正手段は、前記基本タイミング信号の信
号周期の補正を各々独立して行うことを特徴とする請求
項6に記載の印字制御装置。 - 【請求項8】前記印字タイミング信号生成手段は、前記
求められたN個目における信号周期に基づき、予め定め
られた参照時間データを用いて時間データを演算し、前
記演算された時間データと前記キャリッジの実際の移動
時間との差より前記演算された時間データを補正し、 前記補正された時間データに基づき印字タイミング信号
を生成する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
載の印字制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15680692A JP3495747B2 (ja) | 1991-07-22 | 1992-06-16 | プリンタの印字制御方法及び装置 |
EP92112563A EP0524619B1 (en) | 1991-07-22 | 1992-07-22 | Method and apparatus for print control |
US07/916,705 US5310272A (en) | 1991-07-22 | 1992-07-22 | Printer timing controller and method |
DE69220422T DE69220422T2 (de) | 1991-07-22 | 1992-07-22 | Verfahren und Gerät zur Drucksteuerung |
US08/151,856 US5439301A (en) | 1991-07-22 | 1993-11-15 | Printer controller and method thereof for a printhead assembly |
HK98105735A HK1006442A1 (en) | 1991-07-22 | 1998-06-19 | Method and apparatus for print control |
Applications Claiming Priority (7)
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---|---|---|---|
JP18098991 | 1991-07-22 | ||
JP3-180989 | 1991-07-22 | ||
JP19925591 | 1991-08-08 | ||
JP3-199255 | 1991-08-08 | ||
JP3-281193 | 1991-10-28 | ||
JP28119391 | 1991-10-28 | ||
JP15680692A JP3495747B2 (ja) | 1991-07-22 | 1992-06-16 | プリンタの印字制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05177878A JPH05177878A (ja) | 1993-07-20 |
JP3495747B2 true JP3495747B2 (ja) | 2004-02-09 |
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ID=27473443
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---|---|
US (2) | US5310272A (ja) |
EP (1) | EP0524619B1 (ja) |
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