JP3486300B2 - 同期電動機及び電動機のロータ - Google Patents

同期電動機及び電動機のロータ

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JP3486300B2
JP3486300B2 JP16459296A JP16459296A JP3486300B2 JP 3486300 B2 JP3486300 B2 JP 3486300B2 JP 16459296 A JP16459296 A JP 16459296A JP 16459296 A JP16459296 A JP 16459296A JP 3486300 B2 JP3486300 B2 JP 3486300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転の同期電動機
のロータ構造に関する。又、本発明は、高速回転する電
動機のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の4極の(同期)電動機、特にその
ロータの断面図が図10に示されている。これは特願平
6−93195に記載した電動機であり、28は電動機
のケース、29はステータ電磁鋼板、30は3相交流巻
線を巻回するスロット、6はロータ軸、31はロータ電
磁鋼板でありロータ軸6に軸方向に積層している。ロー
タ電磁鋼板31の内部形状は少し複雑になっており、3
2はロータのある磁極から隣合う磁極へ磁気的に導通す
る帯状の細い分割磁路、33は並列配置された複数の分
割磁路32の間に設けられた空隙(スリット)であり複
数の分割磁路32間を磁気的に絶縁する働きをなしてい
る。また、ロータ電磁鋼板31の各部が分離しないよう
に、ロータ外周部で各分割磁路32は部分的にお互いに
接続されており、ロータ強度を保っている。これらの部
分的接続は、電動機としての磁気的特性を阻害しない範
囲でロータの補強のため、各分割磁路32の各部に設け
ることができる。ロータの磁極の方向を矢印P1,P
2,P3,P4で示す。例えば、P1の方向のロータ磁
極の幅は、矢印PWで示される範囲の角度である。
【0003】このような(同期)電動機は、ロータに存
在できる界磁磁束の位置、方向がロータの分割磁路の位
置、方向で定められているので、ロータの界磁磁極の方
向P1,P2,P3,P4の方向へ起磁力が働くように
固定子巻き線へ励磁電流を通電することにより、ロータ
の界磁磁極P1,P2,P3,P4の方向へ界磁磁束を
作ることができる。
【0004】又、このような電動機は、ロータの磁極位
置をロータの固定角度に固定することが容易なため、界
磁磁束を固定子巻線で生成することが容易であり、ま
た、トルク電流の制御も比較的容易に制御でき、制御性
の優れた電動機である。
【0005】また、トルク電流は、ロータの界磁磁極P
1,P2,P3,P4の方向に存在する固定子巻線へ電
流を流すことにより実現できる。
【0006】実際に流す固定子電流は、いわゆるベクト
ル制御であり、前記励磁電流と前記トルク電流とをベク
トル加算した大きさと位相の電流値とすれば良い。
【0007】従って、ロータの回転位置を回転位置検出
器で検出すれば、前記のような方法で界磁磁束とトルク
電流とを任意にかつ正確に制御できるので、サーボモー
タとして広く使用されている永久磁石型同期電動機と同
様に、制御性の優れた電動機であるといえる。さらに、
界磁磁束の大きさも任意に制御できる点では永久磁石型
同期電動機より優れている。また、広く使用されている
誘導電動機と比較すると、図10の同期電動機はロータ
に流れる2次電流が不要であり、2次銅損がないため、
ロータ損失が小さく、高効率な電動機である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す電動機の
ロータ電磁鋼板31は、帯状の分割磁路32にそれぞれ
部分的な接続部があり、お互いに機械的に固定されてお
り、それなりの強度を保つことができる。しかし、数万
回転というような高速回転時の遠心力に耐えられるよう
な強度を持つことは物理的に不可能であり、ロータ強度
限界が低いという問題がある。
【0009】また、他の課題として、図10のロータに
示される各分割磁路間の接続部、即ち、ロータ外周の部
分的接続部およびロータ磁極境界部の部分的接続部に機
能的には不要な磁束が誘起されるため、界磁磁束の歪が
発生し発生トルクが低減するという問題がある。
【0010】さらに、図10に示す電動機のロータ電磁
鋼板31は、機械的強度をもたせるために帯状の分割磁
路32に部分的な接続部がある。しかし、例えば、図1
0のロータ電磁鋼板31の直径が100mm程度とする
と、ロータが遠心力に耐えられる最高回転数はせいぜい
毎分数千回転である。接続部の数や太さや配置を工夫す
ることで、最高回転数を上げることは可能であるが、接
続部の数を増やしたり、太くすると電動機としての磁気
的特性が阻害されるという問題が生ずるため、最高回転
数を上げられないという問題があった。
【0011】本発明はこのような事情からなされたもの
であり、簡単な構造で磁気的特性を阻害することなく高
速回転の遠心力に耐えることができる電動機のロータを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】ロータの各分割磁路32
に凹凸部を設けて、各ロータ電磁鋼板を積層することに
より積層された各分割磁路が互いに機械的に結合され、
さらに、ロータの側面に配置された側面固定部材と各分
割磁路とを前記凹凸部を利用して固定することにより、
積層された各分割磁路を側面固定部材を介してロータ軸
へ機械的に固定することができる。なお、各分割磁路を
側面固定部材へ固定する方法は、前記凹凸部を利用せず
に、側面固定部材が各分割磁路を挟んで支持するなど種
々方法で支持することが可能である。
【0013】他の発明は、積層されたロータ電磁鋼板の
間に適切なピッチで配置されたステンレス等の非磁性の
凹凸固定板であって、この凹凸固定板には各分割磁路に
設けられた凹凸部と同じ凹凸部を設けることにより軸方
向に積層された各分割磁路を支持することができる。こ
の凹凸固定板自身はロータ軸へ焼きばめあるいは圧入等
によりロータ軸へ固定されており、各分割磁路は凹凸固
定板を介してロータ軸へ固定されている。また、この凹
凸固定板は積層されたロータ電磁鋼板の間に適切なピッ
チで配置することにより必要なロータ強度を得ることが
できる。
【0014】他の方法は、各分割磁路には凹凸部を設け
ずに、固定用の板に折曲げ等による突起部等を設けるこ
とにより各分割磁路を支持することもできる。
【0015】他の発明は、隣合う磁路間に通じていて、
磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電磁
鋼板と、ロータ軸の方向へ配置され、前記電磁鋼板の分
割磁路を支持する棒材、板材等の分割磁路支持部材と、
電磁鋼板の間に適切なピッチで配置され前記分割磁路支
持部材を支持する支持固定部材とを備え、各分割磁路を
ロータ軸へ固定するものである。なお、支持固定部材
は、ロータ軸へ焼きばめあるいは圧入等で固定されてい
る。前記分割磁路支持部材は、磁気回路内での通電電流
は好ましくなく、電気的に不導体とするためその表面を
絶縁部材で覆うことが有効である。
【0016】前述の構成により、電磁気的には本来の機
能を発揮し、強度的にはロータの各分割磁路をロータ軸
へ強固に固定し、ロータが高速に回転するときの遠心力
に耐えられる構造が実現される。
【0017】又、上記目的を達成するために、本発明
は、ロータの回転方向位置にステータ側からみて磁気抵
抗が異なる複数の磁極が配置された電動機のロータにお
いて、隣合う磁路間に通じていて、スリットで磁気的に
分割された複数の分割磁路を持った電磁鋼板と、前記電
磁鋼板と異なった形状の非磁性の板を有し、ロータ軸の
方向へ積層した前記電磁鋼板の間に前記非磁性の板を適
切な間隔で配置し、前記電磁鋼板と前記非磁性の板をそ
れぞれ面接着して固着したことを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、ロータを構成す
るロータ電磁鋼板と非磁性の板を面接着しているので、
電動機の磁気的特性を阻害することなく、ロータの最高
回転数を上げることが可能となる。すなわち、ロータが
回転すると、ロータ電磁鋼板の各分割磁路は遠心力によ
り遠心力方向に飛び出そうとする。しかし、積層したロ
ータ電磁鋼板の間に適切な間隔で前記ロータ電磁鋼板の
スリットと異なる形状の非磁性の板を配置して、前記ロ
ータ電磁鋼板と前記非磁性の板をそれぞれ面接着して固
着することにより、非磁性の板間に積層されたロータ電
磁鋼板のスリット部が遠心力で飛び出そうとするのを非
磁性の板が固定する。これにより、高速回転でもロータ
は破損しない。また、ロータ電磁鋼板の各磁路の接続部
の本数や太さも増やしていないため、磁気的特性が阻害
されるという問題も起こらない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に本発明の電動機のロータ電
磁鋼板の例を示す。その構造は、図10に示したロータ
電磁鋼板に凹凸に加工した凹凸部5を持っている。
【0020】図1に示される電動機は、4極の電動機で
あり、矢印P1,P2,P3,P4はロータの磁極方向
を示す。電磁気的動作は図10の従来電動機と同じであ
る。1はロータのある磁極から隣合う磁極へ磁気的に導
通する帯状の細い分割磁路、2は並列配置された複数の
分割磁路1の間に設けられた空隙であり複数の分割磁路
間を磁気的に絶縁する働きをなしている。
【0021】また、ロータ電磁鋼板の各部が分離しない
ように、各分割磁路1はロータ外周で部分的にお互いに
接続されており、プレス抜き加工時にバラバラにならな
いように、また、組立を容易にできるように、ある程度
のロータ強度を保っている。機能的にはこのロータ外周
の接続部はなくても良く、逆に、各分割磁路1はロータ
外周部以外の場所でお互いに機械的に接続されていても
良い。ただし、その機械的接続部は、そこを通る磁束の
大きさが十分に小さく、各分割磁路1を通る磁束の磁気
的動作を阻害しない程度の大きな磁気抵抗を持っている
必要がある。さらには、図1の電磁鋼板の外周部のわず
かな接続部は、電磁気的動作上は必ずしも必要ないの
で、各分割磁路を機械的にロータへ固定することによ
り、その後除去することができる。
【0022】4はロータ電磁鋼板を積層して固定する棒
材を貫通する穴である。3はロータ軸用の貫通穴であ
る。凹凸部5は、図2の(a),(b),(c)にその
形状の部分図の例を示すように種々形状が考えられ、図
1の電磁鋼板の各部を積層方向に隣合う電磁鋼板と機械
的に強固に連結するものである。この凹凸部5の具体的
例である図2の(a)は、円形の凹凸形状であり板厚の
約1/2の厚さだけプレス加工により凹凸状に加工した
ものである。このような凹凸形状を持つ電磁鋼板を積層
し、図2のように凹凸部を圧入することにより、電磁鋼
板の積層方向にある程度の強度を得ると同時に電磁鋼板
の平面方向には互いに非常に大きな強度を得ることがで
きる。図2(b)は、長方形の部分をVの字状に変形さ
せた例である。図2(c)は、長方形の部分を板厚の約
1/2の厚さだけ凹凸状に変形させた例である。
【0023】電磁鋼板の表裏両面は、通常、積層した時
の電磁鋼板の渦電流損を低減するため、絶縁膜が施され
ており、電気的絶縁が保たれている。しかし、図2のよ
うに電磁鋼板を部分的に凹凸部を設けて圧入した場合、
絶縁膜は圧入部に存在しないので電気的に導通し、積層
電磁鋼板内に複数の電気的閉回路ができる。この電気的
閉回路を貫通する磁束が変化するとき圧入部を通る渦電
流が流れることになり、磁束の変化が大きい場合は問題
となることがある。この対策として、図には示さない
が、圧入部に電気的絶縁を施せば渦電流の問題は解決で
きる。その具体的な絶縁方法の例としては、電磁鋼板に
凹凸形状の加工をした時点で、凹凸部に絶縁皮膜を施
し、その後、電磁鋼板を積層し圧入して積層電磁鋼板を
作る。他の方法は、電磁鋼板に凹凸形状の加工をした時
点で、積層する電磁鋼板の間に絶縁用シートあるいは絶
縁用板等の絶縁部材を挿入して挟み、その後、電磁鋼板
を積層し圧入して積層電磁鋼板を作る。このような方法
により、電磁鋼板間の電気抵抗を大きくし、磁束変化に
伴う渦電流を低減することができる。
【0024】このように積層された電磁鋼板は、各電磁
鋼板がお互いに結合されているだけでなく、電磁鋼板内
部の各分割磁路が積層方向に互いに結合された構造とな
っている。従って例えば、図1の電磁鋼板の外周接続部
が除去された構造の場合でも各分割磁路は積層方向に機
械的に結合された構造となっている。
【0025】図3に、これらの積層された電磁鋼板をロ
ータへ組み付けた概観例を示す。
【0026】図1で示したロータ電磁鋼板7を積層し、
側面固定部材8、9でロータ軸6へ固定した例である。
側面固定部材8、9は、ステンレス等の非磁性部材であ
り、ロータ電磁鋼板7を両側から挟んで固定し、かつ、
ロータ軸6へ焼きばめあるいは圧入あるいはネジ機構等
の方法で固定されている。ロータ電磁鋼板7は、ロータ
軸6へ焼きばめあるいは圧入等の方法で固定されてい
る。積層された各分割磁路1は、図1で示したように、
積層方向に凹凸部5で結合されており、そして、両側か
ら側面固定部材8、9で支えられておりロータ軸6へ強
固に固定されている。積層された各分割磁路1と側面固
定部材8、9との機械的結合方法は、側面固定部材8、
9に前記凹凸部5と類似の形状を加工し結合する方法、
あるいは、ロータ電磁鋼板の空隙2の部分を利用し固定
し易い形状に変形し両部材の凹凸を利用して支える方法
等がある。
【0027】図4に本発明の他の形態を示す。
【0028】13は図3の8、9と同様の側面固定部材
であり、ロータ電磁鋼板7および凹凸固定板12を挟み
込んで固定している。14は、側面固定部材13を挟み
込むボルトとナットである。ロータ電磁鋼板7は、図1
に示す電磁鋼板を複数枚積層したものである。凹凸固定
板12は、ロータ電磁鋼板7の各分割磁路を機械的に強
固にロータ軸へ固定するための固定板であり、その材質
はステンレス等の非磁性材質であって電動機の磁気的作
用には影響を与えないようにされており、形状は図5の
ような形状で図1の凹凸部5と同じ形状で、かつ、同一
の位置に配置された凹凸部11を持っている。
【0029】このようなロータ電磁鋼板7と凹凸固定板
12とを重ねて圧入し積層すると、図1の凹凸部5と図
5の凹凸部11とは位置が一致するので、ロータ電磁鋼
板7と凹凸固定板12とを積層方向に機械的に強固に結
合することができる。
【0030】ロータ電磁鋼板7は、図1に示すような形
状をしており、磁気的に電動機の機能の一部を担うが各
分割磁路の機械的強度が低い。一方、凹凸固定板12
は、非磁性体なので磁気的機能はないが、図5のような
形状であり比較的強固な円板であり、ロータ電磁鋼板7
の各分割磁路を支えることができる。
【0031】図4の積層されたロータ電磁鋼板7と凹凸
固定板12とは、ロータ軸6へ焼きばめあるいは圧入で
固定されている。このようなロータ構成とすることによ
り、ロータの各分割磁路をロータ軸へ機械的に強固に固
定することができるため、高速回転の遠心力にも十分耐
えられる構造とすることができ、かつ、電動機の電磁気
的特性は図10の従来電動機と同様な高性能な特性を維
持することが可能となっている。
【0032】なお、図1の例に対して図4の例が優れて
いる点は、必要な強度に応じて補強板である凹凸固定板
12の枚数を増減することができる点、ロータの長さを
自由に増減可能である点がある。
【0033】なお、図4の実施の形態の課題として、凹
凸固定板12のスペースが電磁気的には活用されていな
い点があるが、比率的には大きなスペースでもなく、大
きく電動機特性を劣化させるものではない。しかし積極
的には、ステータ側の総磁束量をロータ側へも存在でき
るように分割磁路1の幅を空隙2の幅より大きな比率と
することも磁気設計的には有効である。
【0034】次に本発明の他の実施の形態を説明する。
その概略は、図4において凹凸固定板12を他の固定板
に置き換えるものであり、図5の凹凸部11を図6に示
すような折り曲げ構造の小さな突起15で置き換えるも
のである。この折り曲げ状の突起15で電磁鋼板の分割
磁路を支えることによりロータの強度を得るものであ
る。この時、各分割磁路にかかる遠心力を効率よく折り
曲げ状突起15へ伝える必要があり、接触部の凹凸形状
を合わせるなど、折り曲げ状突起15の形状と空隙2の
形状との整合を取る必要がある。このような折り曲げ状
の突起15を必要に応じて複数持つことにより各分割磁
路を必要な強度で支え、高速回転の遠心力にも十分耐え
られる構造とすることができる。
【0035】また、このような構成の時、折り曲げ状の
突起15で電磁鋼板の分割磁路を固定することができる
ので、電磁鋼板の凹凸部5を無くすることも可能であ
る。ロータの磁束の変化が大きい場合は、前記折り曲げ
状突起15と各分割磁路の間に絶縁用シート等の絶縁部
材を付加することにより、電磁鋼板間に流れる渦電流を
低減することができる。
【0036】本発明の他の実施の形態の断面図を図7に
示す。
【0037】この図7において18は分割磁路、16は
各分割磁路間の磁気的絶縁層であり、空気層あるいは他
の磁気的な絶縁部材の層、17は分割磁路を支える、特
に、高速回転で分割磁路に発生する遠心力を支える支持
部材で、棒状、板状、パイプ状等の形状が可能であり、
磁性材料である。
【0038】図9は固定板の説明図であり、この固定板
には前記支持部材17を支持する穴25が設けられてい
る。ロータの外観は図4と同じで、図7の電磁鋼板は図
4の1に相当し、図9の固定板は図4の12に相当し、
それぞれ、ロータ軸方向に積層されている。支持部材1
7は図7の電磁鋼板と図9の固定板を貫通しており、固
定板はロータ軸に強固に固定されているので、支持部材
17により電磁鋼板の分割磁路18をロータ軸へ固定す
ることができる。
【0039】本発明の他の実施の形態の断面図を図8に
示す。その外観は図4に示されているのと同様であり、
図7の例と共通している点が多い。図7の例と異なる点
は、支持部材20がステンレス等の非磁性材料であるこ
とであり、構造的には支持部材20が平行して隣合う2
つの分割磁路18の両方に接触あるいは近接してもモー
タの磁気的動作に悪影響を与えないことである。19は
各分割磁路間の磁気的絶縁層であり、空気層あるいは他
の磁気的な絶縁部材の層である。
【0040】図7、図8の例において、ロータの磁束の
変化が大きい場合は、それぞれの支持部材17、20と
各分割磁路の間に絶縁用シート等の絶縁部材を付加する
ことにより、電磁鋼板間に流れる渦電流を低減すること
ができる。
【0041】本発明の他の実施の形態は、図示しない
が、図8の実施例において支持部材20を使用せずに非
磁性で電気的にも不導体の充填部材を磁気的絶縁層19
へ充填し、固化するものである。この充填部材により分
割磁路を固定することが可能である。
【0042】図11には本発明の他の好適な実施の形態
に係る電動機のロータの説明図が示されている。図11
の101はロータ電磁鋼板を示し、102は非磁性の板
を示す。又、103はロータ軸を示している。ロータ電
磁鋼板101と非磁性の板102とはそれぞれ面接着し
て固着した後、ロータ軸103に固定される。
【0043】図12には図11に示されているロータ電
磁鋼板101をロータ軸方向からみた場合の断面図が示
されている。図12に示されているように、この断面図
においては、4極のロータが示されている。
【0044】ロータ電磁鋼板101には回転方向にステ
ータ側からみて4つの磁極を形成するように、スリット
104により分割された複数の分割磁路105が設けら
れている。
【0045】図13には図11に示された非磁性の板1
02をロータ方向からみた断面図が示されている。図1
3に示されているように、非磁性の板102は、図12
に示されているロータ電磁鋼板101に対し、スリット
のない形状をしている。すなわち、図12のロータ電磁
鋼板101とは異なった形状をしている。
【0046】ロータが高速回転すると、ロータ電磁鋼板
101の各分割磁路105は遠心力を受けて遠心力方向
へ飛び出そうとする。しかし、積層したロータ電磁鋼板
101の間に適切な間隔で非磁性の板102を配置し
て、ロータ電磁鋼板101と非磁性の板102とをそれ
ぞれ面接着して固着している。このような構成により、
非磁性の板102の間に積層されたロータ電磁鋼板10
1の分割磁路105が遠心力で飛び出そうとするのを非
磁性の板102が固定している。非磁性の板102は、
ロータ電磁鋼板101に対し、スリットの無い形状をし
ているので、遠心力に対する機械的強度は高く、積層さ
れたロータ電磁鋼板101の分割磁路105にかかる遠
心力を積層されたロータ電磁鋼板101の両側に配置さ
れた非磁性の板102で支えることが可能である。
【0047】本実施の形態における図13の非磁性の板
102の形状は、本発明の効果を説明するのに最適の形
状であるが、例えば、図14に示されているように、部
分的に長穴106や穴107が加工されていても、ロー
タ電磁鋼板101のみ積層した場合に比べて、ロータを
さらに高速回転させることが可能である。
【0048】以上図11から図14までを用いて説明し
た本実施の形態では、4極のロータについて説明した
が、4極以外のロータについても同様に本発明を適応可
能である。また、ロータの外形は円筒形状であるが、凸
極型のロータについてもロータ電磁鋼板内部に分割磁路
を有するロータであれば本発明を適用可能である。ま
た、モータの脈動トルクを低減させるために、ロータに
施すスキュー等の工夫も同時に実現可能である。
【0049】
【発明の効果】図10に示す従来の電動機は、電磁気的
には優れた点の多い電動機であるが、ロータの分割磁路
部の強度に限界があり、高速回転で運転する場合、帯状
の分割磁路32にかかる大きな遠心力に耐えられずロー
タが破損するという問題があった。本発明では、ロータ
各部の強度を補強するので、高速回転での運転が可能と
なる。
【0050】確かに、図10に示す従来の電動機はそれ
ぞれ部分的な接続部があり、お互いに機械的に固定され
ており、それなりの強度を保つことができた。しかし、
数万回転というような高速回転時の遠心力に耐えられる
ような強度を持つことは物理的に不可能であり、ロータ
強度限界が低いという問題があった。
【0051】また従来、ロータの補強を目的として、ロ
ータ外周など分割磁路のいくつかの部分で磁気的悪影響
が少ないように細い接続部を設けていたが、この細い接
続部からの漏れ磁束は出力トルクの低下など電動機特性
を劣化させているという問題があった。この点、本発明
によれば、漏れ磁束の発生する電磁鋼板の接続部をより
細くあるいは排除することができるので、d−q軸制御
においてd軸インダクタンスを低減することができ、出
力トルクの増大、漏れインダクタンスの低減による力率
改善できるなど電動機特性を改善することができる。
【0052】さらに、図11から図14までを用いて説
明した発明によれば、簡単な構造で磁気的特性を阻害す
ることなく高速回転の遠心力に耐えることができる電動
機のロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のロータの電磁鋼板を表す説明図であ
る。
【図2】 本発明で使用する電磁鋼板の積層固定構造の
部分図である。
【図3】 本発明のロータ例の外観図である。
【図4】 本発明のロータ例の外観図である。
【図5】 凹凸固定板を表す説明図である。
【図6】 本発明で使用する折曲げ構造の部分図であ
る。
【図7】 本発明のロータの電磁鋼板を表す説明図であ
る。
【図8】 本発明のロータの電磁鋼板を表す説明図であ
る。
【図9】 固定板を表す説明図である。
【図10】 従来の電動機の断面図である。
【図11】 本発明の実施例に係る電動機のロータの全
体構成図である。
【図12】 本発明の電動機のロータを構成するロータ
電磁鋼板をロータ軸方向からみた断面図である。
【図13】 本発明の電動機のロータを構成する非磁性
の板をロータ軸方向からみた断面図である。
【図14】 本発明の電動機のロータを構成する非磁性
の板をロータ軸方向からみた断面図である。
【符号の説明】
1 分割磁路、2 空隙、3 貫通穴、4 穴、5,1
1 凹凸部、6 ロータ軸、7 ロータ電磁鋼板、8,
9,13 側面固定部材、12 凹凸固定板、14 ボ
ルトとナット、15 突起、16,19 磁気的絶縁
層、17,20支持部材、18 分割磁路、101 ロ
ータ電磁鋼板、102 非磁性の板、103 ロータ
軸、104 スリット、105 分割磁路、106 長
穴、107穴。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−77314(JP,A) 特開 平7−274460(JP,A) 特開 平7−194042(JP,A) 特開 平7−170699(JP,A) 特開 平7−39091(JP,A) 特開 平6−189481(JP,A) 特開 平6−153428(JP,A) 特開 平5−316702(JP,A) 特開 平4−71342(JP,A) 特開 平3−36945(JP,A) 実開 昭57−74674(JP,U) 実開 昭57−61970(JP,U) 実公 昭49−21525(JP,Y1) 米国特許4486679(US,A) 国際公開94/005075(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みた磁気抵抗が異なる複数のロータ磁極が配置された同
    期電動機において、 多相交流巻き線が巻回されたステータと、 隣合う前記ロータ磁極間に通じていて、磁気絶縁層によ
    り磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電
    磁鋼板であって、前記分割磁路にはこの電磁鋼板を積層
    し固定するための凹凸部が設けられた複数枚の電磁鋼板
    と、 前記凹凸部を持っていて、ロータ軸へ積層した前記電磁
    鋼板を両側よりロータ軸へ固定する側面固定部材と を備えることを特徴とする同期電動機。
  2. 【請求項2】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みた磁気抵抗が異なる複数のロータ磁極が配置された同
    期電動機において、 多相交流巻き線が巻回されたステータと、 隣合う前記ロータ磁極間に通じていて、磁気絶縁層によ
    り磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電
    磁鋼板であって、前記分割磁路にはこの電磁鋼板を積層
    し固定するための凹凸部が設けられた複数枚の電磁鋼板
    と、前記磁気絶縁層に対応する空隙のない形状の非磁性
    の板であって、前記凹凸部が設けられたロータ軸の方向
    へ積層した前記電磁鋼板の間に適切な間隔で配置され、
    ロータ軸へ固定された凹凸固定板と、 を備えることを特徴とする同期電動機。
  3. 【請求項3】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みた磁気抵抗が異なる複数のロータ磁極が配置された同
    期電動機において、 多相交流巻き線が巻回されたステータと、 隣合う前記ロータ磁極間に通じていて、磁気絶縁層によ
    り磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電
    磁鋼板と、 前記磁気絶縁層に対応する空隙のない形状の非磁性の板
    であって、ロータ軸の方向へ積層された分割磁路を支え
    る折り曲げ部を備えるロータ軸へ固定された部分固定板
    と、 を備えることを特徴とする同期電動機。
  4. 【請求項4】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みた磁気抵抗が異なる複数のロータ磁極が配置された同
    期電動機において、 多相交流巻き線が巻回されたステータと、 隣合う前記ロータ磁極間に通じていて、磁気絶縁層によ
    り磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電
    磁鋼板と、 ロータ軸とほぼ平行する方向へ配置され、前記電磁鋼板
    の分割磁路を支持する分割磁路支持部材と、 前記磁気絶縁層に対応する空隙のない形状の非磁性の板
    であって、前記電磁鋼板の両側あるいは電磁鋼板の間に
    配置され前記分割磁路支持部材を支持する支持固定部材
    と、 を備えることを特徴とする同期電動機。
  5. 【請求項5】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みた磁気抵抗が異なる複数のロータ磁極が配置された同
    期電動機において、 多相交流巻き線が巻回されたステータと、 隣合う前記ロータ磁極間に通じていて、磁気絶縁層によ
    り磁気的に分割された複数の分割磁路を持つロータの電
    磁鋼板と、 前記電磁鋼板の間に配置され、前記磁気絶縁層に対応す
    る空隙のない形状の非磁性の板であって、前記磁気絶縁
    層に対応する位置に前記磁気絶縁層より小さな貫通穴を
    有する補強部材と、 前記電磁鋼板の各分割磁路の間の磁気絶縁層、及び前記
    補強部材の貫通穴に充填され固化した分割磁路充填部材
    と、 を備えることを特徴とする同期電動機。
  6. 【請求項6】 ロータの回転方向位置にステータ側から
    みて磁気抵抗が異なる複数の磁極が配置された電動機の
    ロータにおいて、 隣合う前記磁極間に通じていて、スリットで磁気的に分
    割された複数の分割磁路を持つ電磁鋼板と、 前記電磁鋼板と異なったスリットのない形状の複数の非
    磁性の板と、 を有し、前記ロータ軸の軸方向へ積層した前記電磁鋼板
    の間に前記複数の非磁性の板を所定の間隔で配置し、前
    記電磁鋼板の分割磁路と、前記非磁性の板の前記分割磁
    路に当接する部分を積層方向へ全て接着したことを特徴
    とする電動機のロータ。
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