JP3478949B2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

Info

Publication number
JP3478949B2
JP3478949B2 JP19618097A JP19618097A JP3478949B2 JP 3478949 B2 JP3478949 B2 JP 3478949B2 JP 19618097 A JP19618097 A JP 19618097A JP 19618097 A JP19618097 A JP 19618097A JP 3478949 B2 JP3478949 B2 JP 3478949B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
cylinder
injection pump
signals
reference signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19618097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1136967A (ja
Inventor
嘉康 伊藤
辰優 杉山
晃 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP19618097A priority Critical patent/JP3478949B2/ja
Priority to EP98113693A priority patent/EP0893595A3/en
Publication of JPH1136967A publication Critical patent/JPH1136967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3478949B2 publication Critical patent/JP3478949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/008Controlling each cylinder individually
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/40Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
    • F02D41/406Electrically controlling a diesel injection pump
    • F02D41/408Electrically controlling a diesel injection pump of the distributing type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、気筒判別機能を有
する燃料噴射ポンプに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、気筒判別は、エンジンのカムシャ
フトに専用のパルサと、そのパルサからの信号を検出す
る専用のセンサを用いることによって行われていた。こ
のように、気筒判別は、従来、エンジン側で行われてい
た。気筒判別機能を有する燃料噴射ポンプは、存在しな
かった。 【0003】特開平6−317211号公報は、気筒判
別機能を有さない従来の燃料噴射ポンプを開示してい
る。上記公報に記載の燃料噴射ポンプはNEパルサを有
している。NEパルサは、燃料噴射ポンプの駆動軸が所
定のクランク角度だけ回転する毎にパルス信号を発生さ
せるとともに、基準信号となる欠歯信号を発生させる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】近年の排気ガス規制に
対応するためには、燃料噴射ポンプの噴射量精度をより
向上させる必要がある。燃料噴射ポンプの噴射量精度を
向上させる対策の1つとして、燃料噴射ポンプの製造過
程において複数の気筒に対する燃料噴射量の差を測定
し、その燃料噴射量の差が低減するように各気筒の燃料
噴射量を補正することが考えられる。このような各気筒
の燃料噴射量の補正は、エンジンと燃料噴射ポンプとが
組み立てられる前に確認されていることが好ましい。そ
のためには、燃料噴射ポンプ単体で気筒判別を行うこと
が必要となる。 【0005】さらに、エンジン実機上では、エンジン始
動時のような極低速時に燃料噴射ポンプの駆動軸に回転
変動が生じやすい。特に、ディーゼルエンジンでは、こ
のような回転変動が大きい傾向がある。従って、燃料噴
射ポンプの駆動軸に回転変動が生じた場合でも気筒判別
を正確に行うことが要求される。 【0006】本発明は、燃料噴射ポンプ単体で気筒判別
を行うことが可能な燃料噴射ポンプを提供することを目
的とする。 【0007】また、本発明は、燃料噴射ポンプの駆動軸
に回転変動が生じた場合でも、気筒判別を正確に行うこ
とが可能な燃料噴射ポンプを提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の燃料噴射ポンプ
は、複数の気筒を有する内燃機関に燃料を供給する燃料
噴射ポンプであって、該燃料噴射ポンプの駆動軸が1回
転する期間中に、該複数の気筒の数に対応した数の複数
の基準信号であって、該燃料の噴射タイミングの基準を
規定する複数の基準信号を発生させる基準信号発生手段
と、前記燃料噴射ポンプの駆動軸が所定のクランク角だ
け回転する毎に単位回転角信号を発生させる単位回転角
信号発生手段と、該単位回転角信号の数を計数する計数
手段とを備え、該複数の基準信号のうち特定の基準信号
は、該複数の基準信号のうち該特定の基準信号以外の他
の基準信号と異なっており、前記他の基準信号のうちの
1つが発生してから前記特定の基準信号が発生するまで
の間に該計数手段によって計数される該単位回転角信号
の数を、該他の基準信号のうちの1つが発生してから該
他の基準信号のうちの他の1つが発生するまでの間に該
計数手段によって計数される該単位回転角信号の数と異
ならせると共に、今回計数された該基準信号間の単位角
信号の数が前回計数された該基準信号間の単位角信号の
数と異なっているときに、前記特定の基準信号が検出さ
れたと判定する。これにより上記目的が達成される。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。 【0011】図1は、本発明の実施の形態の燃料噴射ポ
ンプ1の構成と、ディーゼルエンジン2の構成とを示
す。図2は、燃料噴射ポンプ1の構成を示す。 【0012】ディーゼルエンジン2は、複数の気筒を有
している。本実施の形態では、気筒の数は4であると仮
定する。複数の気筒のそれぞれには、燃料噴射弁として
の燃料噴射ノズル4が設けられている。 【0013】燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエンジン
2のクランク軸40にベルト等を介して連結されたドラ
イブプーリ3を備えている。ドライブプーリ3の回転に
よって燃料噴射ポンプ1が駆動される。その結果、ディ
ーゼルエンジン2の各気筒に設けられた燃料噴射ノズル
4に燃料が圧送され、燃料噴射が行われる。 【0014】燃料噴射ポンプ1において、ドライブプー
リ3はドライブシャフト5の先端に取り付けられてい
る。ドライブシャフト5の途中には、ベーン式ポンプよ
りなる燃料フィードポンプ6が設けられている。図1お
よび図2において、燃料フィードポンプ6は90度だけ
展開された状態で示されている。ドライブシャフト5の
基端側には円板状のパルサ7が取り付けられている。ド
ライブシャフト5の基端部は、カップリング(図示せ
ず)を介してカムプレート8に接続されている。 【0015】パルサ7とカムプレート8との間にはロー
ラリング9が設けられている。ローラリング9の円周に
沿ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複
数のカムローラ10が取り付けられている。カムフェイ
ス8aは、ディーゼルエンジン2の気筒の数と同数だけ
設けられている。カムプレート8は、スプリング11に
よって常にカムローラ10に付勢係合されている。 【0016】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12の基端が一体回転可能に取り付けられている。カム
プレート8およびプランジャ12は、ドライブシャフト
5の回転に連動して回転する。すなわち、ドライブシャ
フト5の回転力がカップリング(図示せず)を介してカ
ムプレート8に伝達されることにより、カムプレート8
が回転しながらカムローラ10に係合する。その結果、
カムプレート8がディーゼルエンジン2の気筒の数と同
数だけ図1および図2の左右方向に往復駆動される。カ
ムプレート8の往復駆動に伴って、プランジャ12が回
転しながら図1および図2の左右方向に往復駆動され
る。カムプレート8のカムフェイス8aがローラリング
9のカムローラ10に乗り上げる過程でプランジャ12
が往動(リフト)され、カムプレート8のカムフェイス
8aがカムローラ10を乗り下げる過程でプランジャ1
2が復動される。 【0017】プランジャ12は、ポンプハウジング13
に形成されたシリンダ14に嵌挿されている。プランジ
ャ12の先端面とシリンダ14の底面との間の空間が高
圧室15として定義される。プランジャ12の先端側外
周には、ディーゼルエンジン2の気筒の数と同数の吸入
溝16と分配ポート17とが形成されている。吸入溝1
6と分配ポート17とに対応して、ポンプハウジング1
3には分配通路18と吸入ポート19とが形成されてい
る。 【0018】ドライブシャフト5が回転することによ
り、燃料フィードポンプ6が駆動される。その結果、燃
料ポンプ(図示せず)から燃料供給ポート20を介して
燃料室21に燃料が供給される。プランジャ12が復動
されることにより、高圧室15が減圧される。高圧室1
5が減圧される吸入行程中に、吸入溝16の1つが吸入
ポート19に連通することにより、燃料室21から高圧
室15に燃料が導入される。一方、プランジャ12が往
動されることにより、高圧室15が加圧される。高圧室
15が加圧される圧縮行程中に、分配通路18から各気
筒の燃料噴射ノズル4に燃料が圧送され、燃料噴射が行
われる。 【0019】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流(スピル)用のスピ
ル通路22が形成されている。このスピル通路22の途
中には、高圧室15からの燃料スピルを調整するアクチ
ュエータとしての電磁スピル弁23が設けられている。
電磁スピル弁23は常開型の弁である。コイル24が無
通電(オフ)の状態では、弁体25が開放される。その
結果、高圧室15内の燃料が燃料室21にスピルされ
る。コイル24が通電(オン)されることにより、弁体
25が閉鎖される。その結果、高圧室15から燃料室2
1への燃料のスピルが止められる。 【0020】このように、電磁スピル弁23の通電時間
を制御することにより、電磁スピル弁23の開閉が制御
される。これにより、高圧室15から燃料室21への燃
料のスピルが調整される。プランジャ12の圧縮行程中
に電磁スピル弁23を開弁することにより、高圧室15
内の燃料が減圧される。これにより、燃料噴射ノズル4
からの燃料噴射が停止される。プランジャ12が往動し
ても、電磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15
内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料
噴射が行われない。プランジャ12の往動中に、電磁ス
ピル弁23の閉弁・開弁の時期を制御することにより、
燃料噴射ノズル4からの噴射終了のタイミングが調整さ
れる。これにより、燃料噴射量が制御される。 【0021】図3は、回転数センサ35およびパルサ7
の配置を示す。ローラリング9の上部には、回転数セン
サ35がパルサ7の外周面に対向するように取り付けら
れている。回転数センサ35は、例えば、公知の電磁ピ
ックアップコイルであり得る。回転数センサ35は、パ
ルサ7の外周面に形成された突起が回転数センサ35を
横切る度に検出信号を出力する。回転数センサ35から
出力される検出信号を波形整形することによって、エン
ジン回転パルスが得られる。 【0022】パルサ7は、図3に示されるように、64
個の突起が等間隔に配列してある状態から90°(クラ
ンク角にして180°CA)毎に欠歯部7a(または欠
歯部7b)が形成された構成を有している。欠歯部7a
は、2つの突起が欠けた部分である。欠歯部7bは、3
つの突起が欠けた部分である。 【0023】図4(a)は、「通常気筒」に対応するエ
ンジン回転パルスの波形を示す。ここで、「通常気筒」
とは、ディーゼルエンジン2に設けられた複数の気筒の
うち判別気筒以外の気筒をいう。図4(a)において、
CNIRQは基準信号が出力されてからのエンジン回転
パルスの数を示すパルスカウンタ(初期値0)を表す。
パルスカウンタは、ECU71によって計測される。パ
ルスカウンタは、例えば、エンジン回転パルスの立ち上
がりエッジに同期してカウンタ値をインクリメントする
論理回路によって構成され得る。ディーゼルエンジン2
のクランク軸40が回転するにつれて、エンジン回転パ
ルスの0〜12個目(CNIRQ=0〜12)には各歯
による720°CA/64=11.25°CAのエンジ
ン回転パルスがそれぞれ出力される。エンジン回転パル
スの13個目(CNIRQ=13)には欠歯部7aによ
る11.25°CA×3=33.75°CAのエンジン
回転パルス(第1基準信号)が出力される。第1基準信
号は、「通常気筒」における燃料の噴射タイミングの基
準を規定するために使用される。 【0024】図4(b)は、「判別気筒」に対応するエ
ンジン回転パルスの波形を示す。ここで、「判別気筒」
とは、ディーゼルエンジン2に設けられた複数の気筒の
うち特定の1つの気筒をいう。図4(b)において、C
NIRQは基準信号が出力されてからのエンジン回転パ
ルスの数を示すパルスカウンタ(初期値0)を表す。デ
ィーゼルエンジン2のクランク軸40が回転するにつれ
て、エンジン回転パルスの0〜11個目(CNIRQ=
0〜11)には各歯による720°CA/64=11.
25°CAのエンジン回転パルスがそれぞれ出力され
る。エンジン回転パルスの12個目(CNIRQ=1
2)には欠歯部7bによる11.25°CA×4=45
°CAのエンジン回転パルス(第2基準信号)が出力さ
れる。第2基準信号は、「判別気筒」における燃料の噴
射タイミングの基準を規定するために使用される。この
ように、「判別気筒」に対応する第2基準信号は、「通
常気筒」に対応する第1基準信号と異なっている。 【0025】燃料噴射ポンプ1のドライブシャフト5が
1回転する期間中に、4つの気筒に対応する数の基準信
号(3個の第1基準信号と1個の第2基準信号)が発生
する。 【0026】以下、ディーゼルエンジン2に設けられた
複数の気筒のうち特定の1つの気筒を判別する処理(以
下、気筒判別ルーチンという)を説明する。気筒判別ル
ーチンは、エンジン回転パルス割り込みルーチン(以
下、NE割り込みルーチンという)において実行され
る。NE割り込みルーチンは、エンジン回転パルスの立
ち上がりエッジに同期してECU71によって実行され
る。 【0027】図5は、NE割り込みルーチンの手順を示
す。以下、図4(a)および(b)に示されるエンジン
回転パルスおいて矢印Aの立ち上がりエッジで実行され
るNE割り込みルーチンを例にとり、NE割り込みルー
チンの手順をステップごとに説明する。 【0028】ステップS110では、エンジン回転パル
ス間隔TNINTiが算出される。エンジン回転パルス
間隔TNINTiは、例えば、エンジン回転パルスの立
ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの期間を
ECU71に内蔵されるタイマ(図示せず)によってカ
ウントすることによって算出される。また、パルスカウ
ンタCNIRQが1だけインクリメントされる。 【0029】ステップS120では、燃料噴射タイミン
グか否かが判定される。例えば、パルスカウンタCNI
RQがスピル時期パルス数CANGLに等しい場合に
は、燃料噴射タイミングであると判定され、処理はステ
ップS180に進む。それ以外の場合には、処理はステ
ップS130に進む。スピル時期パルス数CANGL
は、例えば、「8」である。 【0030】ステップS130では、エンジン回転パル
スが欠歯部7aまたは欠歯部7bに対応するものである
か否かが判定される。例えば、(数1)が成立する場合
には、エンジン回転パルスが欠歯部7aまたは欠歯部7
bに対応するものであると判定され、処理はステップS
140に進む。それ以外の場合には、処理はステップS
170に進む。 【0031】 【数1】TNINTi> TNINTi-1×2.2 ここで、TNINTi-1は、1つ前の立ち上がりエッジ
でNE割り込みルーチンが実行された場合に算出され、
記憶されたエンジン回転パルス間隔を示す。 【0032】ステップS140では、気筒判別完了フラ
グXCYSELがオンか否かが判定される。気筒判別完
了フラグXCYSELがオンであることは、気筒判別が
完了したことを示す。従って、気筒判別完了フラグXC
YSELがオンである場合には、気筒判別ルーチン(ス
テップS150)はスキップされる。気筒判別完了フラ
グXCYSELがオフである場合には、気筒判別ルーチ
ン(ステップS150)がコールされる。 【0033】なお、気筒判別完了フラグXCYSEL
は、NE割り込みルーチンが最初に実行される前にオフ
に初期化される。気筒判別完了フラグXCYSELは、
後述されるように、気筒判別ルーチン(ステップS15
0)においてオンに設定され得る。 【0034】ステップS150では、気筒判別ルーチン
が実行される。気筒判別ルーチンの手順は、図6および
図7を参照して後述される。 【0035】ステップS160では、パルスカウンタC
NIRQが0に初期化される。 【0036】ステップS170では、エンジン回転数が
算出される。また、ステップS110で算出されたエン
ジン回転パルス間隔TNINTiが記憶される。このよ
うに記憶されたエンジン回転パルス間隔TNINT
iは、NE割り込みルーチンが再び実行された場合に参
照される。 【0037】ステップS180では、所定のタイミング
で電磁スピル弁23がオンにされる。これにより、燃料
噴射ノズル4からの燃料噴射が終了する。その所定のタ
イミングは、ECU71によって算出される。 【0038】ステップS190では、気筒Noポインタ
PCYLが1だけインクリメントされる。気筒Noポイ
ンタPCYLは、気筒を識別するために使用される。 【0039】図6は、気筒判別ルーチンの手順を示す。 【0040】ステップS210では、エンジン回転パル
スが欠歯部7bに対応するものであるか否かが判定され
る。(数2)が成立する場合には、エンジン回転パルス
が欠歯部7bに対応するものであると判定され、処理は
ステップS220に進む。それ以外の場合には、NE割
り込みルーチンにリターンする。 【0041】 【数2】TNINTi> TNINTi-1×3.0 ステップS220では、気筒判別カウンタCCYLが1
だけインクリメントされる。また、気筒NoポインタP
CYLが0に設定される。なお、気筒判別カウンタCC
YLは、NE割り込みルーチンが最初に実行される前に
0に設定される。 【0042】ステップS230では、気筒判別カウンタ
CCYLが10以上であるか否かが判定される。 【0043】気筒判別カウンタCCYLが10以上であ
ることは、正確な気筒判別が10回既に行われたことを
意味する。従って、ステップS230において「Ye
s」と判定された場合には、気筒判別完了フラグXCY
SELがオンに設定される(ステップS240)。 【0044】上述したように、図6の気筒判別ルーチン
では、エンジン回転パルス間隔に基づいてエンジン回転
パルスが欠歯部7bに対応するものであるか否かが判定
される。しかし、このような判定は、エンジン2の回転
変動の影響を受けやすい。エンジン2の回転変動により
エンジン回転パルス間隔が変動するからである。特に、
エンジン2の始動時のような極低速時にはエンジン2の
回転変動等による外乱により、エンジン回転パルスが1
歯抜けるようなことが起こり得る。その結果、欠歯部7
aが欠歯部7bであると誤って判定される可能性があっ
た。このことは、「通常気筒」が「判別気筒」であると
誤って判定される可能性があることを意味する。 【0045】図7は、このような誤判定を防止すること
を目的として改良された気筒判別ルーチンの手順を示
す。 【0046】ステップS310では、パルスカウンタC
NIRQが「13」であるか否かが判定される。パルス
カウンタCNIRQが「13」であることは、今回検出
された欠歯部が欠歯部7bであることを意味する(図4
(b)参照)。パルスカウンタCNIRQが「13」で
ある場合には、処理はステップS320に進む。それ以
外の場合には、NE割り込みルーチンにリターンする。 【0047】ステップS320では、前回の欠歯時のパ
ルスカウンタCNIRQが「14」であったか否かが判
定される。前回の欠歯時のパルスカウンタCNIRQ
は、例えば、ECU71内のRAM(図示せず)に保持
される。前回の欠歯時のパルスカウンタCNIRQが
「14」であることは、前回検出された欠歯部が欠歯部
7aであることを意味する(図4(a)参照)。前回の
欠歯時のパルスカウンタCNIRQが「14」であった
場合には、処理はステップS330に進む。それ以外の
場合には、NE割り込みルーチンにリターンする。 【0048】ステップS330では、前回の欠歯時から
今回の欠歯時までにクランク角パルスが検出されたか否
かが判定される。クランク角パルスは、クランク軸40
が1回転するごとに1回発生する。クランク角パルス
は、図1のクランク角センサ76によって検出され得
る。燃料噴射ポンプ2のドライブシャフト5が1回転す
るごとにクランク軸40は2回転する。 【0049】ステップS340〜S360の処理は、図
6のステップS220〜S240の処理と同一であるの
で、ここではその説明を省略する。 【0050】このように、図7の気筒判別ルーチンで
は、ステップS310、S320およびS330の判定
がすべて「Yes」の場合にのみ正確な気筒判別が行わ
れたと判定される。エンジン回転パルス間隔の代わりに
エンジン回転パルスの数を用いて気筒判別を行うことに
より、エンジン2の回転変動に対する影響を低減するこ
とができる。さらに、クランク角パルスの発生の有無を
気筒判別条件として使用することにより、気筒判別の正
確さをさらに向上させることができる。 【0051】図6および図7に示される気筒判別ルーチ
ンによれば、特別なセンサを追加することなく、燃料噴
射ポンプ1単体で気筒判別を行うことができる。燃料噴
射ポンプ1単体での気筒判別が可能になることにより、
オンボードダイアグノーシス(OBD)対応時の失火判
定、ノズル異常等の気筒の特定が可能になる。 【0052】なお、図7のステップS330の判定に代
えて、前回の欠歯時にはクランク角パルスが発生せず、
かつ、今回の欠歯時にはクランク角パルスが発生してい
るか否かを判定することによって、より正確な気筒判別
を行うことも可能である。 【0053】さらに、今回の判別気筒が前回の判別気筒
から数えて4気筒目にあたるか否かを判定することによ
り、より正確な気筒判別を行うことが可能となる。 【0054】気筒判別が行われるタイミングは、エンジ
ン2の始動時には限定されない。例えば、エンジン2が
アイドリング状態のように安定した条件で運転されてい
る場合において気筒判別が行われてもよい。このように
気筒判別を再確認することは、気筒判別の正確さを維持
するために有効である。 【0055】 【発明の効果】本発明の燃料噴射ポンプによれば、燃料
噴射ポンプの駆動軸が1回転する期間中に、内燃機関に
設けられた複数の気筒の数に対応した数の複数の基準信
号が発生する。複数の基準信号のうち特定の基準信号
は、複数の基準信号のうち特定の基準信号以外の他の基
準信号と異なっている。特定の基準信号が発生する時点
を複数の気筒のうち所定の気筒に対応づけることによ
り、燃料噴射ポンプ単体で気筒判別を行うことが可能に
なる。その結果、燃料噴射ポンプの製造過程において複
数の気筒における燃料噴射量の差を測定し、その燃料噴
射量の差が低減するように燃料噴射量を補正することが
可能となる。 【0056】また、本発明の燃料噴射ポンプによれば、
他の基準信号のうちの1つが発生してから特定の基準信
号が発生するまでの間に計数手段によって計数される単
位回転角信号の数は、他の基準信号のうちの1つが発生
してから他の基準信号のうちの他の1つが発生するまで
の間に計数手段によって計数される単位回転角信号の数
と異なっている。従って、ある基準信号が発生してから
次の基準信号が発生するまでの間に計数される単位回転
角信号の数の違いによって、特定の基準信号が検出され
る。これにより、燃料噴射ポンプの駆動軸に回転変動が
生じた場合でも、特定の基準信号を正確に検出すること
が可能となる。その結果、燃料噴射ポンプの駆動軸に回
転変動が生じた場合でも、気筒判別を正確に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の燃料噴射ポンプ1の構成
と、ディーゼルエンジン2の構成とを示す図である。 【図2】燃料噴射ポンプ1の構成を示す図である。 【図3】回転数センサ35およびパルサ7の配置を示す
図である。 【図4】(a)は「通常気筒」に対応するエンジン回転
パルスの波形を示す図、(b)は「判別気筒」に対応す
るエンジン回転パルスの波形を示す図である。 【図5】NE割り込みルーチンの手順を示すフローチャ
ートである。 【図6】気筒判別ルーチンの手順を示すフローチャート
である。 【図7】改良された気筒判別ルーチンの手順を示すフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1 燃料噴射ポンプ 2 ディーゼルエンジン 5 ドライブシャフト 7 パルサ 12 プランジャ 23 電磁スピル弁 35 回転数センサ 71 ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 晃 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平6−317211(JP,A) 特開 平3−258953(JP,A) 特開 平7−197843(JP,A) 特開 平4−194345(JP,A) 特開 平5−133268(JP,A) 特開 昭62−267547(JP,A) 特開 昭61−25017(JP,A) 実開 平2−127780(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 F02M 59/44 F02M 65/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の気筒を有する内燃機関に燃料を供
    給する燃料噴射ポンプであって、 該燃料噴射ポンプの駆動軸が1回転する期間中に、該複
    数の気筒の数に対応した数の複数の基準信号であって、
    該燃料の噴射タイミングの基準を規定する複数の基準信
    号を発生させる基準信号発生手段と、 前記燃料噴射ポンプの駆動軸が所定のクランク角だけ回
    転する毎に単位回転角信号を発生させる単位回転角信号
    発生手段と、 該単位回転角信号の数を計数する計数手段とを備え、 該複数の基準信号のうち特定の基準信号は、該複数の基
    準信号のうち該特定の基準信号以外の他の基準信号と異
    なっており、 前記他の基準信号のうちの1つが発生してから前記特定
    の基準信号が発生するまでの間に該計数手段によって計
    数される該単位回転角信号の数を、該他の基準信号のう
    ちの1つが発生してから該他の基準信号のうちの他の1
    つが発生するまでの間に該計数手段によって計数される
    該単位回転角信号の数と異ならせると共に、今回計数さ
    れた該基準信号間の単位角信号の数が前回計数された該
    基準信号間の単位角信号の数と異なっているときに、前
    記特定の基準信号が検出されたと判定する 燃料噴射ポン
    プ。
JP19618097A 1997-07-22 1997-07-22 燃料噴射ポンプ Expired - Fee Related JP3478949B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19618097A JP3478949B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 燃料噴射ポンプ
EP98113693A EP0893595A3 (en) 1997-07-22 1998-07-22 A cylinder discrimination system utilizing fuel injection pump and its fuel injection pump

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19618097A JP3478949B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 燃料噴射ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1136967A JPH1136967A (ja) 1999-02-09
JP3478949B2 true JP3478949B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=16353539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19618097A Expired - Fee Related JP3478949B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 燃料噴射ポンプ

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0893595A3 (ja)
JP (1) JP3478949B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006031569B3 (de) * 2006-07-07 2008-03-27 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Brennkraftmaschine

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4284052A (en) * 1979-08-23 1981-08-18 The Bendix Corporation Sequential injector timing apparatus
FR2650632B1 (fr) * 1989-08-03 1994-04-29 Renault Vehicules Ind Procede et dispositif de detection pour le pilotage d'injection electronique d'un moteur multicylindre
US5165271A (en) * 1991-03-29 1992-11-24 Cummins Electronics Single sensor apparatus and method for determining engine speed and position
DE4243177C2 (de) * 1992-12-19 2003-08-28 Bosch Gmbh Robert Einrichtung zur schnellen Zylindererkennung bei einer Brennkraftmaschine
JP2692529B2 (ja) 1993-04-28 1997-12-17 トヨタ自動車株式会社 エンジンのクランク角度の時間変換装置
JP3239366B2 (ja) * 1993-12-15 2001-12-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御方法及び極低回転数検出装置
JPH09196180A (ja) 1996-01-19 1997-07-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The 沈埋函用ゴムガスケットの構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP0893595A3 (en) 2000-05-31
JPH1136967A (ja) 1999-02-09
EP0893595A2 (en) 1999-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4788960A (en) Solenoid-valve-controlled fuel injection device
US20060157032A1 (en) Fuel supply system of internal combustion engine
JP4202370B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPS61226543A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP3478949B2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JP2009167831A (ja) 内燃機関の回転位置検出装置
EP0684372B1 (en) Fuel injection control method for an internal combustion engine and ultra-low engine speed detecting device
JPH0960541A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置
JP3209677B2 (ja) 電子制御式ディーゼルエンジンの失火異常検出装置
JP3324952B2 (ja) 電子制御式ディーゼルエンジンの失火検出装置
EP0795686B1 (en) Apparatus for detecting misfires in an electronic controlled diesel engine
EP0412506A1 (en) Fuel injection control apparatus of internal combustion engine
JPS6258034A (ja) デイ−ゼル機関の燃料噴射制御装置
JP2009121397A (ja) 回転体の位置検出方法及びその装置、並びに内燃機関の制御装置
EP0779425B1 (en) Fuel injection control method for starting an electronically controlled diesel engine
JPH08284724A (ja) 電子制御ディーゼル機関の燃料噴射制御装置
JP3316999B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2950010B2 (ja) 電子制御ディーゼルエンジンの燃料噴射装置及びその燃料噴射調整方法
JP3045037B2 (ja) ディーゼル機関の燃料噴射制御装置
JP3624426B2 (ja) ディーゼルエンジンの電子制御装置
JPH07243366A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ装置
JPH05231294A (ja) 内燃機関の気筒判別装置及びそれを用いた内燃機関制御装置並びにセンサ装置
JP2007056767A (ja) 燃料供給装置の異常判定装置
JPH08254138A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH07217489A (ja) Cpu割込み負荷低減装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees