JP3453661B2 - 端部構造 - Google Patents

端部構造

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JP3453661B2
JP3453661B2 JP13138794A JP13138794A JP3453661B2 JP 3453661 B2 JP3453661 B2 JP 3453661B2 JP 13138794 A JP13138794 A JP 13138794A JP 13138794 A JP13138794 A JP 13138794A JP 3453661 B2 JP3453661 B2 JP 3453661B2
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孝信 新関
雅彦 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は中間水切り、窓上水切
り、土台水切り等として使用し、壁体の防水、外観の美
観性等を強化する端部構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種端部構造としては実公昭
60−12809号公報、実公昭61−1209号公
報、実開平3−29607号公報、および実開平4
−31612号公報、等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では連結部にコーキング材を充填し、かつ外壁材を
施工した後に目地部役物を介在させ、次にコーキング材
を充填したものであった。そのため外壁材を縦張りする
ことによって外壁を構成した際に(イ)外壁材間の縦目
地から漏水した水は外壁材下端部、所謂、横目地部に貯
留し、内壁等へ浸水すると共に周囲を腐食する等の欠点
があった。また、(ロ)金属板と合成樹脂発泡体からな
る芯材と面材とでサンドイッチした金属製サイディング
材では外壁材表面に表面材の下端部が露出し、錆、ある
いは芯材が吸水する等の不利があった。 【0004】さらに、(ハ)コーキング材はこの目地等
を完全に閉塞するため大量に、しかも完全に充填する必
要があり、工期の増大とコストアップを招く主因となっ
ていた。また、(ニ)役物の1面を上方の外壁材の表面
に、他の1面を下方の外壁材の表面に、その間を傾斜面
で連結して雨水が内部に漏水しない構造としたため、上
方の外壁材端部が外気に露出しており端部の錆、腐食、
劣化を招き、かつ強い風雨により逆流して外壁材の裏面
へ浸水することもあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、上下の乾式壁材の連結部分、土台部
分、あるいは窓上部分の壁下地に対し、固定部に乾式壁
材の下端をガイドするガイド部材を形成すると共に、傾
斜した係合爪を形成した係合部の根本に流水孔を複数個
形成した係合部を有する敷目板の固定部を固定具を介し
て固定し、断面略T字状の化粧カバーの係止爪を形成し
た係止部を、敷目板の係合部に係止して一体化して上段
下段の乾式壁材の端部を被覆し、万が一雨水が化粧カバ
ー内に浸入しても流水孔より外部へ速やかに排出し、防
水性、美観性に優れた端部構造を提案するものである。 【0006】 【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る端部構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は上
記構造の一例(中間水切り部分)を示す説明図であり、
敷目板B、ガイド部材C、化粧カバーDよりなる端部材
A、乾式壁材E、防水シートF、壁下地α、固定具βよ
りなり、壁下地α上に敷目板Bを固定し、敷目板Bの固
定部1上にガイド部材Cを固定し、ガイド部材C上に金
属サイディング材、金属板、断熱パネル、ALC板、P
C板、窯業系サイディング材、等の乾式壁材Eの端部を
載置して固定し、敷目板Bに弾性のある化粧カバーDを
乾式壁材Eの厚さに対応して係合し、乾式壁材Eの上下
端部表面間を覆うと共に、敷目板Bと化粧カバーDとで
乾式壁材Eを弾力下で挟持し、かつ乾式壁材Eの下端部
表面から内部に漏水した雨水等を外部へ排出する構造と
したものである。 【0007】さらに説明すると、壁下地αとは主柱、間
柱、胴縁、防水シート等の躯体、あるいは鉄骨下地等の
躯体からなり、乾式壁材Eを釘等の固定具βを介して固
定し、外壁を構成するものである。 【0008】また、敷目板Bは図2(a)、(b)(図
2(a)のイ−イ線端面図)に示すように、弾性力に優
れ安定した係合力を兼ね備えたアルミ合金の押出品、合
成樹脂材の押出品(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、塩化ビニール樹脂、スチロール樹
脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、
ユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、フッ素樹脂、
ケイ素樹脂、繊維強化プラスチック、等の一種)、ある
いは金属材(例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレ
ス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼
板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サ
ンドイッチ鋼板(制振鋼板等)等(勿論、これらを各種
色調に塗装したカラー金属板を含む)の一種)のロール
成型品等の1種からなる長尺体で、かつ断面を略クラン
ク状に形成したものである。すなわち、敷目板Bは略断
面を垂直な固定部1と、固定部1の下端近傍を固定部1
の延長線に対して鈍角な角度で傾斜させて屈曲した係合
部3と、係合部3の根本部分を外方に固定部1の延長線
に対して鋭角で屈曲してL字状に形成したカバー面部1
1とから形成したものである。 【0009】固定部1は図1に示すように、釘等の固定
具βにより壁下地αに固定される部分であると共に、上
部の乾式壁材Eを当接する部分である。なお、固定部1
には下方に傾斜して突出させた雨返し用の防水ヒレ2を
複数本形成したものである。なお、弾力性のある雨返し
用の防水ヒレ2(合成樹脂材を使用した場合)を形成し
た場合には、さらに、防水性が向上するものである。 【0010】係合部3は固定部1の下端をその延長線に
対して鈍角の角度で傾斜させて形成したものであり、後
記する化粧カバーDを一体化する部分である。さらに詳
説すると、係合部3は上面4と下面5とから形成した断
面略U字状の係合溝6と、係合溝6内に複数段形成した
鋸刃状の係合爪7と、下面5の先端を下方に傾斜して突
出した傾斜面8と、上面4の先端を上方に突出した突出
面9と、係合部3の根本と固定部1の境界部分を切り欠
いて穿孔し、複数個形成した流水孔10とから形成した
ものである。 【0011】係合部3は、前記のように傾斜して形成す
ることにより、図1に示すように上部の乾式壁材Eの表
面を伝って端部材A内に浸入する雨水等が、表面側の化
粧カバーDの係止部24部分に入らないようにし、敷目
板Bに形成した流水孔10により外部に雨水等を流下さ
せることにより、化粧カバーDへ流水孔10を形成しな
くとも外部への雨水等の排水を可能にするものである。
また、傾斜面8は後記する化粧カバーDを敷目板Bに固
定する際に、挿入しやすいようにするものである。さら
に、突出面9は内部に浸入した雨水等が後記する化粧カ
バーDの係止部24にまで浸入しないようにする防波堤
として機能するものである。 【0012】流水孔10は万が一に内部に浸入した雨水
等を外部に排水するために形成したものであり、その形
成ピッチは50mm〜300mm位、大きさ(長さ)は
10mm〜100mm位である。また、カバー面部11
は下部の乾式壁材Eの上端の切り欠き部分(木口)を被
覆し、乾式壁材Eの上端部が外部へ露出するのを防止す
ると共に、雨水等の壁下地α内部への浸入を防止するた
めのものである。さらに詳説すると、カバー面部11は
固定部1の下端を固定部1の延長線に対して鋭角で屈曲
した水切り面12と、水切り面12の先端を下方に垂下
したカバー面13とから形成したものである。また、1
4は流水孔10と外部を連結する空間である。 【0013】水切り面12およびカバー面13は、流水
孔10から排出される雨水等を速やかに外部に排水し防
水性に寄与すると共に、下側の乾式壁材Eの端部とその
固定具βを覆い、乾式壁材のEの吸水防止と美観性向上
に寄与するものである。なお、図では上下段の乾式壁材
Eの上下端を固定具β(一点鎖線で示す)で脳天打ちし
ているが、必要により形成するものである。 【0014】ガイド部材Cは図3に示すような短尺材、
あるいは図示しないが長尺材よりなり、上段の乾式壁材
Eの下端を施工時にガイドし、施工性を向上するもので
ある。すなわち、ガイド部材Cは略平面状の載置面15
と、載置面15の一端を上方に屈曲し略垂直平面状に形
成した固定部16と、固定部16の先端を下方に間隙を
有して屈曲した引掛面17とからなるものである。その
形成方法としては、敷目板Bの固定部1に先端部分にガ
イド部材Cの引掛面17を係止して固定するものであ
る。また、図1に一点鎖線で示すように固定具βで固定
しても良い。 【0015】化粧カバーDは図4(a)、図4(b)
(図4(a)のロ−ロ線端面図)に示すように金属薄板
(例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラッド
鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼
板(制振鋼板等)等(勿論、これらを各種色調に塗装し
たカラー金属板を含む)の一種)、あるいはアルミ合金
等の押出材等の長尺体で弾力性(スプリングバック)の
ある材料を断面略ト字状に形成したものであり、主に乾
式壁材Eの下端部、所謂、目地部、土台部、窓上部等を
覆い、乾式壁材Eの上下端部表面が外部に露出するのを
防止したり、変形するのを防止したり、上下端部分の変
形を被覆したり、乾式壁材Eの固定を強化する固定具β
(一点鎖線で示す)が乾式壁材Eの表面に露出するのを
覆い美観性を向上したりすると共に、釘頭、乾式壁材E
端縁等の錆、汚れを防止するためのものである。勿論、
上段の乾式壁材Eからの汚れの流れを下段の乾式壁材E
に影響しないようにすること、等の機能もある。また、
敷目板Bと化粧カバーDの係合により弾力下で乾式壁材
Eの上下端部を挟持し、固定力を強化するのにも役立つ
ものである。 【0016】さらに具体的に説明すると、化粧カバーD
は略断面を垂直な化粧面19と化粧面19の下端を内方
に傾斜して屈曲した傾斜化粧面20と傾斜化粧面20の
先端を内方に折り返した舌片21と、化粧面19の上端
を内方に傾斜して屈曲した傾斜化粧面22と、傾斜化粧
面22の先端を内方に折り返して屈曲した裏面23とか
らなる化粧面部18と、裏面23の下端を下方に傾斜し
て屈曲した係止面25と、係止面25に間隔を有して突
出して複数個形成した係止爪26とからなる係止部24
とからなるものである。 【0017】化粧面部18は乾式壁材Eの上下端部、所
謂、目地部、土台部、窓上部等を覆い、乾式壁材Eの上
下端部表面が変形するのを防止したり、上下端部分の変
形を被覆したり、乾式壁材Eの固定を強化する固定具β
が乾式壁材Eの表面に露出するのを覆い美観性を向上し
たりすると共に、釘頭、乾式壁材E端縁等の錆、汚れを
防止するためのものである。また、傾斜化粧面20、2
2は傾斜して形成することにより、乾式壁材Eの表面に
常時弾力が付加された状態で接触するために、上段下段
の乾式壁材Eと化粧カバーDとの納まりが大変良いと共
に、乾式壁材Eが合成樹脂発泡体を芯材とする金属製サ
イディング材の場合には、上下端の変形(凸状の変形
等)を目立たなくするものである。 【0018】係止部24は裏面23の下端を下方に傾斜
して屈曲した係止面25と、係止面25の先端あるいは
先端近傍に形成した複数個の係止爪26とから形成した
ものである。 【0019】係止面25は敷目板Bの係合溝6内に挿入
される部分であり、係止面25の先端には図4(b)に
示すように、ルーバー加工、ハーフピアス加工、ボタン
パンチ加工等で適宜ピッチで突出させて形成した係止爪
26を形成したものである。係止爪26は図1に示すよ
うに敷目板Bの係合爪7と係合し、敷目板Bに化粧カバ
ーDを固定するためのものである。 【0020】次に本発明に係る端部構造の施工例につい
て簡単に説明する。まずカラー鋼板と裏面材間に合成樹
脂発泡体(プラスチックフォーム)を一体に形成したサ
ンドイッチ構造の乾式壁材Eを縦張りして2階建ての外
壁を形成すると仮定する。そこで、図1に示すように壁
下地α(ここでは木造の横胴縁)の所定位置、例えば土
台から10尺の所に横目地を形成するとし、まず、下段
の乾式壁材Eを順次施工する。次に敷目板Bのカバー面
部11により下段の乾式壁材Eの上端部を被覆するよう
に、敷目板Bの固定部1を壁下地αに沿って釘等の固定
具βを介して水平方向に固定し、施工する。 【0021】敷目板Bの施工が完了したら、図3に示す
ようなガイド部材Cを固定部1の上端に引掛面17を係
止して複数個固定する。ガイド部材Cの施工が完了した
ら上段の乾式壁材Eを敷目板Bの固定部1、ガイド部材
Cの載置面15上に当接し、固定具βにより順次固定す
る。上段の乾式壁材Eの施工が完了したら、化粧カバー
Dの係止面25を敷目板Bの係合溝6内に嵌挿し係合爪
7と係止爪26との係合、係止により化粧カバーDを固
定し施工を完了するものである。なお、図では、上下段
の乾式壁材Eの上下端を固定具β(一点鎖線で示す)で
脳天打ちしているが、これは必要により形成するもので
ある。 【0022】 【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る端部
構造の一実施例にすぎず、敷目板Bを図5〜図8に示す
ように形成することもできる。すなわち、図5(a)〜
(f)において、(a)図はパッキング材Gを形成する
保持部13aを形成した敷目板B、(b)図は水切り面
12の先端をさらに突出して水切り片12aを形成した
敷目板B、(c)図はカバー面13の変形例を示す敷目
板B、(d)、(e)図は突出面9の先端をコ字状に屈
曲した敷目板B、(f)図は突出面9を大きく形成し防
水性をさらに向上した敷目板Bである。また、図6
(a)〜(f)において、(a)〜(c)図は係合部3
を水平に形成した敷目板B、(d)〜(f)図は係合部
3の変形例を示す敷目板Bである。 【0023】さらに、図7(a)〜(f)において、
(a)〜(f)図はカバー面部11部分を図のように形
成し、土台部分、窓上部分等に対応するように形成した
敷目板B変形例を示す敷目板Bである。また、図8
(a)〜(f)において、(a)、(b)図は係合部3
の変形例を示す敷目板B、(c)、(d)図はカバー面
部11の変形例を示す敷目板B、(e)、(f)図は突
出面9部分にパッキング材Gを形成したものである。な
お、パッキング材Gは発泡ポリエチレン、クロロプレン
ゴム、EPTゴム、合成ゴムビード、ボンドブレーカ
ー、EPDM等の弾性を有し防水性を発揮するものから
なるものであり、その固定には例えばエポキシ系、アク
リル系、ウレタン樹脂系、油性系等の各種接着剤を使用
するものである。 【0024】また、図9(a)〜(f)、および図10
(a)〜(d)はガイド部材Cのその他の実施例を示す
ものであり、施工性、強度等を向上したものである。す
なわち図9(a)〜(f)において、(a)、(f)図
は補強片15aを形成したガイド部材C、(b)、
(c)図は引掛面17を傾斜して形成し、施工し易いよ
うにしたガイド部材C、(d)、(e)図は固定部16
をさらに下方に突出し、施工性を向上したガイド部材
C、(b)〜(e)図は引掛面17を変形したガイド部
材Cである。また、図10(a)〜(d)において、
(a)図は引掛面17を略水平に形成し、固定部16を
固定具βにより打設して取り付けるようにしたガイド部
材C、(b)図は取付孔16aを形成したガイド部材
C、(c)図は長尺状に形成したガイド部材C、(d)
図は一定間隔で引掛面17を形成したガイド部材Cであ
る。 【0025】また、図11(a)〜(l)、図12
(a)〜(h)は化粧カバーDの変形例であり、図11
(a)〜(l)において(a)図は係止爪25の変形例
を示す化粧カバーD、(b)図は係止部24を水平に形
成した化粧カバーD、(c)図は係止部24を下端部か
らの成形で形成した化粧カバーD、(d)図は係止部2
4を板材の中央部分で形成した化粧カバーD、(e)、
(f)、(h)〜(l)図はアルミ合金、合成樹脂材等
を押出成形して形成した化粧カバーD、(f)〜(h)
図は化粧面19の裏面に止水面19aを形成し、化粧カ
バーDの係止部24へ雨水等が浸入しにくいように形成
した化粧カバーDである。 【0026】さらに、図12(a)〜(h)において
(a)〜(e)図は係止部24の根本部分、化粧面部1
8の裏面にパッキング材Gを形成した化粧カバーD、
(c)、(g)図は化粧面19の裏面に止水面19aを
形成し、化粧カバーDの係止部24へ雨水等が浸入しに
くいように形成した化粧カバーD、(f)〜(h)図は
カバー面部11を大きく形成し、土台部分、窓上部分等
に対応するように形成した化粧カバーDである。 【0027】図13(a)〜(j)は乾式壁材Eの一実
施例を示す断面図であり、(a)〜(c)図は縦張り用
の乾式壁材E、(d)〜(j)図は横張り用の乾式壁材
Eを示すものである。 【0028】さらに、図14は土台部分、図15は窓上
部分に本発明に係る端部構造を形成した際の実施例を示
すものである。なお、図では、上段の乾式壁材Eの下端
を固定具β(一点鎖線で示す)で脳天打ちしているが、
必要により形成するものである。 【0029】 【発明の効果】上述したように本発明に係る端部構造に
よれば、乾式壁材を脳天打ちして固定した釘頭が外装
面に露出せず、乾式壁材端部の変形、特に合成樹脂発泡
体を芯材とするサンドイッチ板では凸状を確実に抑制で
きる。乾式壁材を施工した後に化粧カバーを敷目板に
係合するだけで乾式壁材の上下端を挟持できるので、装
着が極めて容易である。敷目板の係合部と化粧カバー
の係止部の角度を鋭角とし、係合部の根本に流水孔を形
成したので、化粧カバー内に万一雨水等が漏水しても水
が内部に溜まることなく流水孔から外部へ速やかに排出
することができ、壁下地の腐食を防止すると共に、乾式
壁材の端部の腐食をも防止できる。化粧カバーに孔を
あけることがない。乾式壁材の芯材に合成樹脂発泡体
等の吸水性の芯材を使用する場合にでも、芯材が水分を
吸収しにくく、乾式壁材の性能を長期に亘って維持でき
る。化粧カバーのみで乾式壁材の上下端等を被覆する
ために、外観がスッキリする。敷目板は化粧カバーに
より完全に被覆されるために、敷目板の材料として、特
に耐候性の良いものを使用する必要がない。ガイド部
材の形成により、上段の乾式壁材の下端をガイドして施
工することができ、施工性が大幅に向上する。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る端部構造の代表例を示す断面図で
ある。 【図2】本発明で使用する敷目板の一例を示す端面図で
ある。 【図3】本発明で使用するガイド部材の一例を示す端面
図である。 【図4】本発明で使用する化粧カバーの一例を示す端面
図である。 【図5】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図6】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図7】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図8】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図9】本発明で使用するガイド部材のその他の実施例
を示す断面図である。 【図10】本発明で使用するガイド部材のその他の実施
例を示す説明図である。 【図11】本発明で使用する化粧カバーのその他の実施
例を示す断面図である。 【図12】本発明で使用する化粧カバーのその他の実施
例を示す断面図である。 【図13】本発明で使用する乾式壁材の実施例を示す断
面図である。 【図14】本発明に係る端部構造のその他の実施例を示
す断面図である。 【図15】本発明に係る端部構造のその他の実施例を示
す断面図である。 【符号の説明】 A 端部材 B 敷目板 C ガイド部材 D 化粧カバー E 乾式壁材 F 防水シート G パッキング材 α 壁下地 β 固定具 1 固定部 2 防水ヒレ 3 係合部 4 上面 5 下面 6 係合溝 7 係合爪 8 傾斜面 9 突出面 10 流水孔 11 カバー面部 12 水切り面 12a 水切り片 13 カバー面 13a 保持部 14 空間 15 載置面 15a 補強片 16 固定部 16a 取付孔 17 引掛面 18 化粧面部 19 化粧面 19a 止水面 20 傾斜化粧面 21 舌片 22 傾斜化粧面 23 裏面 24 係止部 25 係止面 26 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 19/02 E04F 13/08 - 13/18 E04B 1/64 - 1/68

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 略断面を垂直な固定部と、該固定部の下
    端近傍を固定部の延長線に対して鈍角に傾斜させて屈曲
    して突出した係合部と該係合部の根本部分に長手方向と
    平行に複数個形成した流水孔と、固定部の下端を外方に
    固定部の延長線に対して鋭角で屈曲した水切り面と該水
    切り面の先端を下方に垂下したカバー面とからなり、前
    記係合部には係合爪を形成した長尺状の敷目板と、略断
    面を垂直な固定部と該固定部の下端を外方に略90度で
    屈曲した載置面と、固定部の上端を内方に空隙を有して
    断面略逆U字状に屈曲した引掛面とから形成したガイド
    部材と、略断面を垂直な化粧面と該化粧面の略中央部分
    を下方に傾斜して突出した係止部とからなり、前記係止
    部には係止爪を形成した長尺状の金属製の化粧カバーと
    を備え、壁下地に対し敷目板の固定部を固定具を介して
    固定し、敷目板の固定部の上端に引掛面を係止してガイ
    ド部材を固定部上に固定し、ガイド部材の載置面上に乾
    式壁材の下端部を配し、化粧カバーの係止部を敷目板の
    係合部に係止して係合爪と係止爪の係合により一体化し
    たことを特徴とする端部構造。
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