JP3169092B2 - 縦目地構造 - Google Patents
縦目地構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物に用いる乾
式壁材（以下、単に壁材という）の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地部の構造に関するものであ
る。
式壁材（以下、単に壁材という）の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地部の構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に金属板を表面材とし、合成樹脂発
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは無機系の材料からなる
壁材を用いて横張り状に壁体を形成した際には、壁材の
長手方向の突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成さ
れ、この目地をカバーする方法として特開昭６４−８
０６６１号公報、実開昭６４−１４８３３号公報、
実開昭６４−４１５４２号公報、実開平１−１５４７
２６号公報、実開昭６３−１４０４２９号公報、実
開平１−１０２３２５号公報等がある。
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは無機系の材料からなる
壁材を用いて横張り状に壁体を形成した際には、壁材の
長手方向の突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成さ
れ、この目地をカバーする方法として特開昭６４−８
０６６１号公報、実開昭６４−１４８３３号公報、
実開昭６４−４１５４２号公報、実開平１−１５４７
２６号公報、実開昭６３−１４０４２９号公報、実
開平１−１０２３２５号公報等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜は敷目板が合成樹脂製、化粧キャップが金属製であ
り、敷目板が合成樹脂製であるために化粧キャップの熱
が躯体まで伝播せず、躯体に結露が発生することはない
が、化粧キャップと壁材の隙間より浸入した雨水が、敷
目板の立ち上がり片と壁材の端部間より浸入し、躯体内
部を腐食させる欠点があった。また、は金属と金属
の２部材であり、熱橋により躯体内に結露が発生し、躯
体を腐食させる等の欠点があった。さらに、防水性が万
全でなかった。
〜は敷目板が合成樹脂製、化粧キャップが金属製であ
り、敷目板が合成樹脂製であるために化粧キャップの熱
が躯体まで伝播せず、躯体に結露が発生することはない
が、化粧キャップと壁材の隙間より浸入した雨水が、敷
目板の立ち上がり片と壁材の端部間より浸入し、躯体内
部を腐食させる欠点があった。また、は金属と金属
の２部材であり、熱橋により躯体内に結露が発生し、躯
体を腐食させる等の欠点があった。さらに、防水性が万
全でなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、水平面状の釘打設片と嵌合部とから断
面略逆Ｔ字状に形成した合成樹脂製の敷目板と、化粧面
部と係合部とから断面略Ｔ字状に形成した金属製の化粧
キャップの２部材から構成し、金属製の化粧キャップと
合成樹脂製の敷目板を組み合わせることにより断面をエ
字状に形成した縦目地用ジョイナにおいて、合成樹脂製
の敷目板の釘打設片上に軟質の合成樹脂よりなる防水ヒ
レを有する防水部を形成することにより、壁材の長手方
向の端部が防水ヒレの弾力性（復元力）により常時密封
された状態となり、壁材端部からの雨水の浸入、風の浸
入を阻止し、かつ、金属製の化粧キャップにより目地を
被覆することにより耐候性、意匠性を向上した縦目地構
造を提供するものである。
を除去するため、水平面状の釘打設片と嵌合部とから断
面略逆Ｔ字状に形成した合成樹脂製の敷目板と、化粧面
部と係合部とから断面略Ｔ字状に形成した金属製の化粧
キャップの２部材から構成し、金属製の化粧キャップと
合成樹脂製の敷目板を組み合わせることにより断面をエ
字状に形成した縦目地用ジョイナにおいて、合成樹脂製
の敷目板の釘打設片上に軟質の合成樹脂よりなる防水ヒ
レを有する防水部を形成することにより、壁材の長手方
向の端部が防水ヒレの弾力性（復元力）により常時密封
された状態となり、壁材端部からの雨水の浸入、風の浸
入を阻止し、かつ、金属製の化粧キャップにより目地を
被覆することにより耐候性、意匠性を向上した縦目地構
造を提供するものである。
【０００５】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る代表的な縦
目地構造について詳細に説明する。図１は上記縦目地構
造を示す断面図であり、Ａは縦目地用ジョイナ（以下、
単にジョイナという）、Ｂ、ＣはジョイナＡを構成する
ための合成樹脂製の敷目板と金属製の化粧キャップであ
る。
目地構造について詳細に説明する。図１は上記縦目地構
造を示す断面図であり、Ａは縦目地用ジョイナ（以下、
単にジョイナという）、Ｂ、ＣはジョイナＡを構成する
ための合成樹脂製の敷目板と金属製の化粧キャップであ
る。
【０００６】ジョイナＡは図２、図３に示すように、長
尺状の金属板（カラー鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼
板、ステンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ鋼
板、クラッド鋼板等）、あるいは合成樹脂材を、ロール
成形、プレス成形、押出成形等によって形成した合成樹
脂製の敷目板Ｂ、金属製の化粧キャップＣの２部材より
なるものである。
尺状の金属板（カラー鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼
板、ステンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ鋼
板、クラッド鋼板等）、あるいは合成樹脂材を、ロール
成形、プレス成形、押出成形等によって形成した合成樹
脂製の敷目板Ｂ、金属製の化粧キャップＣの２部材より
なるものである。
【０００７】合成樹脂製の敷目板Ｂ（以下、単に敷目板
という）は図２に示すように、硬質樹脂よりなる水平面
状の釘打設片１と、釘打設片１上に形成した防水突起２
と、釘打設片１の略中央を上方に２本突出した垂直片４
と、垂直片４間の嵌合溝５と、嵌合溝５内に突出した複
数段の嵌合片６とからなる嵌合部３と、釘打設片１上に
形成すると共に、垂直片４とΔｌの間隔を有して突出し
たガイド片８と、ガイド片８と垂直片４間の空隙９と、
ガイド片８の先端を釘打設片１方向に傾斜して突出した
軟質の合成樹脂材よりなる防水ヒレ１０とからなる防水
部７からなるものである。
という）は図２に示すように、硬質樹脂よりなる水平面
状の釘打設片１と、釘打設片１上に形成した防水突起２
と、釘打設片１の略中央を上方に２本突出した垂直片４
と、垂直片４間の嵌合溝５と、嵌合溝５内に突出した複
数段の嵌合片６とからなる嵌合部３と、釘打設片１上に
形成すると共に、垂直片４とΔｌの間隔を有して突出し
たガイド片８と、ガイド片８と垂直片４間の空隙９と、
ガイド片８の先端を釘打設片１方向に傾斜して突出した
軟質の合成樹脂材よりなる防水ヒレ１０とからなる防水
部７からなるものである。
【０００８】敷目板Ｂの素材としては合成樹脂材の押出
品であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニー
ル樹脂、スチロール樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタ
ン、フェノール樹脂、ユリア樹脂（尿素樹脂）、メラミ
ン樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、繊維強化プラスチッ
ク、等の一種よりなるものである。なお、塩化ビニール
の押出品が生産性、値段、性能の面において良好であ
る。
品であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニー
ル樹脂、スチロール樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタ
ン、フェノール樹脂、ユリア樹脂（尿素樹脂）、メラミ
ン樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、繊維強化プラスチッ
ク、等の一種よりなるものである。なお、塩化ビニール
の押出品が生産性、値段、性能の面において良好であ
る。
【０００９】釘打設片１は敷目板Ｂを躯体α上に釘等の
固定具βを介して固定する部分である。また嵌合部３は
後記する金属製の化粧キャップＣを収納すると共に、嵌
合溝５から離脱しないようにするためのものである。
固定具βを介して固定する部分である。また嵌合部３は
後記する金属製の化粧キャップＣを収納すると共に、嵌
合溝５から離脱しないようにするためのものである。
【００１０】複数段に形成された嵌合片６は、後記する
金属製の化粧キャップＣの係合爪１６を係止し、嵌合溝
５より離脱しないようにするためのものであると共に、
複数段に形成することにより係合深さ（許容対応壁材
厚）を調整できるようにしたものである。
金属製の化粧キャップＣの係合爪１６を係止し、嵌合溝
５より離脱しないようにするためのものであると共に、
複数段に形成することにより係合深さ（許容対応壁材
厚）を調整できるようにしたものである。
【００１１】ガイド片８は空隙９形成用であると共に、
壁材Ｅを施工する際の当接面および防水面として機能す
るものである。
壁材Ｅを施工する際の当接面および防水面として機能す
るものである。
【００１２】空隙９は嵌合部３と防水部７間に空間を形
成することにより、防水ヒレ１０により壁体内部への浸
入を阻止された雨水が、嵌合部３の嵌合溝５内に浸入し
金属製の化粧キャップＣの係合部１４が錆びるのを防止
するものであり、雨水はこの空隙９により下方に速やか
に流下するものである。
成することにより、防水ヒレ１０により壁体内部への浸
入を阻止された雨水が、嵌合部３の嵌合溝５内に浸入し
金属製の化粧キャップＣの係合部１４が錆びるのを防止
するものであり、雨水はこの空隙９により下方に速やか
に流下するものである。
【００１３】また、敷目板Ｂにおいて、防水ヒレ１０は
軟質の合成樹脂材よりなり、その他の部分は硬質の合成
樹脂材よりなるものであり、図１に示すように壁材Ｅの
端部と防水ヒレ１０が変形した状態で密着し、防水ヒレ
１０の弾力性（復元力）により壁材Ｅ端部の防水性、気
密性が保たれるものである。
軟質の合成樹脂材よりなり、その他の部分は硬質の合成
樹脂材よりなるものであり、図１に示すように壁材Ｅの
端部と防水ヒレ１０が変形した状態で密着し、防水ヒレ
１０の弾力性（復元力）により壁材Ｅ端部の防水性、気
密性が保たれるものである。
【００１４】金属製の化粧キャップＣ（以下、単に化粧
キャップという）は、図３に示すように、例えば長さが
９０９〜７２７２ｍｍ位の長尺状、あるいは壁材Ｅの幅
に対応した長さで、化粧面部１１と係合部１４とから断
面をほぼＴ字状に形成したものである。この化粧面部１
１は水平な水平面１２と、水平面１２の両側に設けた傾
斜化粧面１３とからなり、水平面１２は図１に示すよう
に壁体の縦目地部において壁材Ｅの端部を被覆し、意匠
性を向上する部分であり、傾斜化粧面１３は壁材Ｅと線
接触で密着することにより防水性を向上するものであ
る。
キャップという）は、図３に示すように、例えば長さが
９０９〜７２７２ｍｍ位の長尺状、あるいは壁材Ｅの幅
に対応した長さで、化粧面部１１と係合部１４とから断
面をほぼＴ字状に形成したものである。この化粧面部１
１は水平な水平面１２と、水平面１２の両側に設けた傾
斜化粧面１３とからなり、水平面１２は図１に示すよう
に壁体の縦目地部において壁材Ｅの端部を被覆し、意匠
性を向上する部分であり、傾斜化粧面１３は壁材Ｅと線
接触で密着することにより防水性を向上するものであ
る。
【００１５】係合部１４は化粧面部１１のほぼ中央から
下方に突出した係合片１５と、係合片１５の先端、ある
いは途中に、外方に向かって突出した係合爪１６とから
なり、敷目板Ｂの嵌合溝５に係合片１５を嵌挿すると、
係合爪１６が嵌合片６と組み合わさり、係合力を発揮す
るものである。なお、係合爪１６は図のように絞り加工
（ルーバー加工）で一定ピッチで形成したり、あるいは
図示しないが係合片１５の先端を部分的に屈曲して間隔
を有して形成したり、化粧キャップＣの長手方向に連続
的に形成することも可能である。
下方に突出した係合片１５と、係合片１５の先端、ある
いは途中に、外方に向かって突出した係合爪１６とから
なり、敷目板Ｂの嵌合溝５に係合片１５を嵌挿すると、
係合爪１６が嵌合片６と組み合わさり、係合力を発揮す
るものである。なお、係合爪１６は図のように絞り加工
（ルーバー加工）で一定ピッチで形成したり、あるいは
図示しないが係合片１５の先端を部分的に屈曲して間隔
を有して形成したり、化粧キャップＣの長手方向に連続
的に形成することも可能である。
【００１６】ここで各部の寸法関係について簡単に説明
する。そこで、図１に示すように壁材Ｅ間の目地幅をＷ
1 、敷目板Ｂにおいてガイド片８間の幅をＷ2 、防水突
起２からガイド片８の先端までの高さをｈ1 、化粧キャ
ップＣにおいて化粧面部１１の幅をＷ3 、傾斜化粧面１
３の下端から水平面１２の裏面までの高さをｈ2 、壁材
Ｅの厚さをｄとすると、Ｗ1 ＜Ｗ2 、Ｗ1 ＜Ｗ3 、Ｗ2
＜Ｗ3 、ｄ＜ｈ1 ＜ｄ＋ｈ2 の関係である。
する。そこで、図１に示すように壁材Ｅ間の目地幅をＷ
1 、敷目板Ｂにおいてガイド片８間の幅をＷ2 、防水突
起２からガイド片８の先端までの高さをｈ1 、化粧キャ
ップＣにおいて化粧面部１１の幅をＷ3 、傾斜化粧面１
３の下端から水平面１２の裏面までの高さをｈ2 、壁材
Ｅの厚さをｄとすると、Ｗ1 ＜Ｗ2 、Ｗ1 ＜Ｗ3 、Ｗ2
＜Ｗ3 、ｄ＜ｈ1 ＜ｄ＋ｈ2 の関係である。
【００１７】次に、図１を用いて施工方法について簡単
に説明する。まず間柱、主柱、胴縁等よりなる躯体α上
にシート状物Ｄを敷設した壁下地上のジョイナＡを用い
る部分に、敷目板Ｂの釘打設片１を固定具βで打設し、
固定する。次に壁材Ｅを順々に敷目板Ｂの防水ヒレ１０
を押圧するような状態でガイド片８の左右に当接し、壁
下地上に固定具βを介して固定して土台から桁まで壁材
Ｅを施工する。次に化粧キャップＣの係合部１４を敷目
板Ｂの嵌合溝５に押し込み、係合爪１６と嵌合片６を係
合して図示するような縦目地を形成するものである。
に説明する。まず間柱、主柱、胴縁等よりなる躯体α上
にシート状物Ｄを敷設した壁下地上のジョイナＡを用い
る部分に、敷目板Ｂの釘打設片１を固定具βで打設し、
固定する。次に壁材Ｅを順々に敷目板Ｂの防水ヒレ１０
を押圧するような状態でガイド片８の左右に当接し、壁
下地上に固定具βを介して固定して土台から桁まで壁材
Ｅを施工する。次に化粧キャップＣの係合部１４を敷目
板Ｂの嵌合溝５に押し込み、係合爪１６と嵌合片６を係
合して図示するような縦目地を形成するものである。
【００１８】以上説明したのは本発明に係る縦目地構造
の一実施例にすぎず、図４（ａ）〜（ｆ）、図５（ａ）
〜（ｅ）、図６（ａ）〜（ｅ）、図７（ａ）〜（ｅ）に
示すような敷目板Ｂ、図８（ａ）〜（ｅ）、図９（ａ）
〜（ｅ）に示すような化粧キャップＣ、図１０（ａ）〜
（ｃ）に示すようなジョイナＡを用いて形成することが
できる。
の一実施例にすぎず、図４（ａ）〜（ｆ）、図５（ａ）
〜（ｅ）、図６（ａ）〜（ｅ）、図７（ａ）〜（ｅ）に
示すような敷目板Ｂ、図８（ａ）〜（ｅ）、図９（ａ）
〜（ｅ）に示すような化粧キャップＣ、図１０（ａ）〜
（ｃ）に示すようなジョイナＡを用いて形成することが
できる。
【００１９】特に、図５（ｅ）は防水ヒレ１０を複数段
形成し、防水性を強化した敷目板Ｂ、図６（ａ）、
（ｂ）は釘打設片１にも防水ヒレ１０を形成した敷目板
Ｂ、図６（ｄ）、（ｅ）は防水ヒレ１０を逆方向に取り
付けた敷目板Ｂ、図７（ｃ）〜（ｅ）は釘打設片１の部
分を金属製部材により形成し、強度、防火性等を強化し
た敷目板Ｂである。
形成し、防水性を強化した敷目板Ｂ、図６（ａ）、
（ｂ）は釘打設片１にも防水ヒレ１０を形成した敷目板
Ｂ、図６（ｄ）、（ｅ）は防水ヒレ１０を逆方向に取り
付けた敷目板Ｂ、図７（ｃ）〜（ｅ）は釘打設片１の部
分を金属製部材により形成し、強度、防火性等を強化し
た敷目板Ｂである。
【００２０】また図９（ｃ）〜（ｅ）はアルミニウム等
の押出品よりなる化粧キャップＣである。
の押出品よりなる化粧キャップＣである。
【００２１】さらに、図９（ａ）は出隅部、（ｂ）は入
隅部、（ｃ）は端部に使用するジョイナＡを示すもので
ある。また、図１に点線で示すようにコーキング材Ｆを
形成することもできる。
隅部、（ｃ）は端部に使用するジョイナＡを示すもので
ある。また、図１に点線で示すようにコーキング材Ｆを
形成することもできる。
【００２２】
【発明の効果】上述したように本発明に係る縦目地構造
によれば、金属製の化粧キャップが合成樹脂製の敷目
板を介して嵌合一体化するため、化粧キャップと敷目板
間の熱橋がなく、敷目板裏面の躯体内部に結露が発生す
ることがなく、躯体の腐食を防止できる。敷目板は合
成樹脂製の押出品であるためどんな形状でも形成でき、
多数段の嵌合片および防水ヒレの形成が簡単である。
合成樹脂製の敷目板には多数段の嵌合片を形成したた
め、乾式壁材厚さに対応して、その係合深さにより調整
できる。合成樹脂製の敷目板の嵌合片と、金属製の化
粧キャップの係合爪の係合は確実かつ強固である。軟
質の合成樹脂材よりなる防水ヒレが、常時弾力下で乾式
壁材の端部と密着しているため、防水性、気密性が保た
れる。嵌合部と防水部間に空隙を形成したため、防水
ヒレにより浸入を阻止された雨水が空隙を通って速やか
に下方に流下するため、雨水が合成樹脂製の敷目板の嵌
合溝内に浸入せず、金属製の化粧キャップの係合部が雨
水により錆びることがなく、係合力を長期に亘って維持
できる。等の特徴、効果がある。
によれば、金属製の化粧キャップが合成樹脂製の敷目
板を介して嵌合一体化するため、化粧キャップと敷目板
間の熱橋がなく、敷目板裏面の躯体内部に結露が発生す
ることがなく、躯体の腐食を防止できる。敷目板は合
成樹脂製の押出品であるためどんな形状でも形成でき、
多数段の嵌合片および防水ヒレの形成が簡単である。
合成樹脂製の敷目板には多数段の嵌合片を形成したた
め、乾式壁材厚さに対応して、その係合深さにより調整
できる。合成樹脂製の敷目板の嵌合片と、金属製の化
粧キャップの係合爪の係合は確実かつ強固である。軟
質の合成樹脂材よりなる防水ヒレが、常時弾力下で乾式
壁材の端部と密着しているため、防水性、気密性が保た
れる。嵌合部と防水部間に空隙を形成したため、防水
ヒレにより浸入を阻止された雨水が空隙を通って速やか
に下方に流下するため、雨水が合成樹脂製の敷目板の嵌
合溝内に浸入せず、金属製の化粧キャップの係合部が雨
水により錆びることがなく、係合力を長期に亘って維持
できる。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る縦目地構造の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図２】縦目地用ジョイナの構成部材である合成樹脂製
の敷目板の一例を示す斜視図である。
の敷目板の一例を示す斜視図である。
【図３】縦目地用ジョイナの構成部材である金属製化粧
キャップの一例を示す斜視図である。
キャップの一例を示す斜視図である。
【図４】合成樹脂製の敷目板のその他の例を示す断面図
である。
である。
【図５】合成樹脂製の敷目板のその他の例を示す断面図
である。
である。
【図６】合成樹脂製の敷目板のその他の例を示す断面図
である。
である。
【図７】合成樹脂製の敷目板のその他の例を示す斜視図
である。
である。
【図８】金属製の化粧キャップのその他の例を示す斜視
図である。
図である。
【図９】金属製の化粧キャップのその他の例を示す斜視
図である。
図である。
【図１０】縦目地用ジョイナのその他の例を示す断面図
である。
である。
Ａ 縦目地用ジョイナ Ｂ 合成樹脂製の敷目板 Ｃ 金属製の化粧キャップ Ｄ シート状物 Ｅ 乾式壁材 ３ 嵌合部 ７ 防水部 ９ 空隙 １０ 防水ヒレ １４ 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04F 13/08 - 13/08 101 E04F 19/02 - 19/06 E04B 1/68
Claims (1)
- 【請求項１】 水平面状の釘打設片と、該釘打設片の中
央部を上方に２本突出して垂直片を形成し、該垂直片に
よって形成される断面略Ｕ字状の嵌合溝と、該嵌合溝内
側面に突出した複数段の嵌合片とからなる嵌合部と、釘
打設片上に突出すると共に、垂直片と間隙を有して形成
したガイド片と、該ガイド片の先端を釘打設片の方向に
傾斜して突出した軟質の合成樹脂製の防水ヒレとから防
水部を形成した合成樹脂製の敷目板と、長尺状の化粧面
部と該化粧面部の裏面中央を下方に突設して形成した係
合部と、該係合部の両側、もしくは一方に、外方に突出
した係合爪を設けた金属製の化粧キャップとからなる２
部材よりなる縦目地用ジョイナを用い、前記敷目板の釘
打設片の裏面が壁下地に当接して縦に固定され、該壁下
地上に横張り用の乾式壁材で防水ヒレを押圧した状態で
ガイド片の左右に乾式壁材の端部を配設して乾式壁材が
固定され、前記化粧キャップの係合部が敷目板の嵌合溝
に係合されると共に、係合爪と嵌合片により係止され、
乾式壁材の端部が被覆されていることを特徴とする縦目
地構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33114091A JP3169092B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 縦目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33114091A JP3169092B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 縦目地構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179794A JPH05179794A (ja) | 1993-07-20 |
| JP3169092B2 true JP3169092B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=18240321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33114091A Expired - Fee Related JP3169092B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 縦目地構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3169092B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101865179B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2018-06-08 | 주식회사 트리렉스 | 건축 외장 또는 물탱크의 방수 라이닝 구조 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP33114091A patent/JP3169092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05179794A (ja) | 1993-07-20 |
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