JP3426524B2 - クラッチレリーズ機構 - Google Patents

クラッチレリーズ機構

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JP3426524B2 JP02423499A JP2423499A JP3426524B2 JP 3426524 B2 JP3426524 B2 JP 3426524B2 JP 02423499 A JP02423499 A JP 02423499A JP 2423499 A JP2423499 A JP 2423499A JP 3426524 B2 JP3426524 B2 JP 3426524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車やバギ
ーのパワーユニットにおけるクラッチをオフ状態にする
ための、ボールカムを用いたクラッチレリーズ機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のかゝるクラッチレリーズ機構は、
例えば実公平5−45852号公報に開示されているよ
うに、相対向する固定カム板及び可動カム板間にボール
を介裝し、両カム板の相対回動により発生するスラスト
力により、クラッチのレリーズ板を押圧してクラッチを
オフするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かゝるクラッチレリー
ズ機構の非作動時には、一般に、クラッチのオン状態を
確実にするために、固定カム板、ボール及び可動カム板
の相互間に僅少の間隙を設けて、ボールを遊ばせておく
必要がある。
【0004】しかしながら、上記の従来構造において、
固定カム板及び可動カム板間でボールを遊ばせておく
と、エンジンの運転中、ボールが振動して騒音を生ずる
ことがある。また固定カム板、ボール及び可動カム板の
三者がそれぞれ部品として独立しているため、部品点数
が多く、組立性が良好であるとも言い難い。
【0005】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、非作動時には、ボールを遊ばせてクラッチのオン
状態を確実にしながらも、そのボールの振動を抑えるこ
とができ、しかも部品点数が少なく、組立性が良好なク
ラッチレリーズ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クラッチレリーズ機構が、クラッチのレ
リーズ板にレリーズベアリングを介して回転自在に連結
される可動カム板と、この可動カム板と同軸上で固定構
造体に支持される調節ボルトと、この調節ボルトに螺合
されて前記可動カム板に対置されるボールホルダと、こ
のボールホルダに、その周方向に並んでそれぞれ回転自
在且つ離脱不能に保持されると共に、各頂部を前記可動
カム板の周方向に並ぶ複数のカム凹部に係合するボール
とを備え、前記ボールホルダには、前記各ボールを回転
自在に収容してその離脱を阻止するように開口部を絞っ
た球状のボール保持孔が設けられることを第1の特徴と
しており、また本発明は、クラッチレリーズ機構が、ク
ラッチのレリーズ板にレリーズベアリングを介して回転
自在に連結される可動カム板と、この可動カム板と同軸
上で固定構造体に支持される調節ボルトと、この調節ボ
ルトに螺合されて前記可動カム板に対置されるボールホ
ルダと、このボールホルダに、その周方向に並んでそれ
ぞれ回転自在且つ離脱不能に保持されると共に、各頂部
を前記可動カム板の周方向に並ぶ複数のカム凹部に係合
するボールとを備え、前記ボールホルダが、前記調節ボ
ルトに螺合されるボスと、このボスの一端にかしめ結合
されるホルダプレートと、このホルダプレートの一側面
に重ねて、ホルダプレート及びボス間に挟持されるリテ
ーナとから構成され、前記ホルダプレート及びリテーナ
に、互いに協働して前記ボールを回転自在且つ離脱不能
に保持するテーパ状の保持孔が設けられることを第2の
特徴とする。
【0007】上記第1および第2の各特徴によれば、ク
ラッチのオン状態を確実にすべく、可動カム板のカム凹
部底面とボールホルダのボールとの間に間隙を設けて
も、そのボールは、調節ボルト上で固定されるボールホ
ルダに保持されるので、ボールの振動を防止することが
できる。そして、可動カム板をボールホルダに対して回
動すると、ボールがカム凹部の斜面を転がりつゝスムー
ズに登って、可動カム板を押圧するので、この可動カム
板を介してレリーズ板を押圧し、クラッチを軽快にオフ
状態にすることができる。またボールと、これを保持す
るボールホルダとは一個の部品を構成する上、ボールホ
ルダが従来の固定カム板を兼用することになるから、部
品点数が減り、組立性が良好となり、コストの低減を図
ることができる。
【0008】また特に上記第1の特徴によれば、ボール
ホルダに、各ボールを回転自在に収容してその離脱を阻
止するように開口部を絞った球状のボール保持孔を設け
たことで、ボールの保持構造を簡単に構成することがで
きる。
【0009】また特に上記第2の特徴によれば、ボール
ホルダを、調節ボルトに螺合されるボスと、このボスの
一端にかしめ結合されるホルダプレートと、このホルダ
プレートの一側面に重ねて、ホルダプレート及びボス間
に挟持されるリテーナとから構成し、そのホルダプレー
ト及びリテーナに、互いに協働してボールを回転自在且
つ離脱不能に保持するテーパ状の保持孔をそれぞれ設け
たことで、ボールホルダの各部のプレス加工が可能とな
り、コストの更なる低減に寄与し得る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車用クラッチ及びその周辺部の縦
断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3
−3線断面図、図4はレリーズ機構の要部の分解図、図
5は本発明の第2実施例を示す、レリーズ機構の要部の
断面図、図6は本発明の第3実施例を示すレリーズ機構
の縦断面図である。
【0012】先ず、本発明の第1実施例の説明より始め
る。図1において、自動二輪車のパワーユニットのケー
シング1に、エンジンのクランク軸2と、それと平行に
配置される変速機の入力軸3とがそれぞれボールベアリ
ング4,5を介して回転自在に支承され、両軸2,3は
1次減速装置6及びクラッチ7を介して相互に連結され
る。
【0013】クラッチ7は、入力軸3に回転自在に支承
される有底円筒状のクラッチアウタ8を備えており、そ
れの端壁8a外側面に、クランク軸2に固設した小径の
駆動ギヤ6aと噛合する大径の被動ギヤ6bbが取付け
られ、これら駆動ギヤ6a及び被動ギヤ6bにより前記
1次減速装置6が構成される。
【0014】クラッチアウタ8内には、入力軸3にスプ
ライン嵌合してナット9で固着される円筒状のクラッチ
インナ10が配設され、このクラッチインナ10の周壁
に摺動可能にスプライン係合した複数枚の駆動摩擦板1
1と、クラッチアウタ8の周壁に摺動可能にスプライン
係合した複数枚の被動摩擦板12とが交互に重ねられ
る。
【0015】摩擦板11,12群の最外側に位置する駆
動摩擦板11には、クラッチインナ10に一体に連設し
た受圧板13が対置され、また最内側に位置する駆動摩
擦板11には、クラッチインナ10のボス10aの外周
面で摺動可能に支承される加圧板14が対置される。
【0016】この加圧板14の一側面には、クラッチイ
ンナ10の端壁を貫通する複数本の支持ボス15(図1
にはその一本のみを示す。)が一体にに突設されてお
り、これら支持ボス15の先端にレリーズ板16がボル
ト17により固着される。このレリーズ板16とクラッ
チインナ10の端板10bとに間にクラッチばね18が
縮設される。
【0017】レリーズ板16の中心部には、可動カム板
20の中心部に固着した短軸20aがレリーズベアリン
グ21を介して回転自在に取付けられ、この可動カム板
20に対向するボールホルダ22は、入力軸3と同軸に
並ぶ調節ボルト23に螺合される。この調節ボルト23
は、ケーシング1に接合されるサイドカバー24(固定
構造体)に、該ボルト23に一体に形成したフランジ2
3aと、該ボルト23に螺合するナット25とにより固
着される。このボールホルダ22には、その回り止めの
ために、サイドカバー24の止め孔26に摺動可能に嵌
合するピン27が固設される。
【0018】図2に示すように、ボールホルダ22の、
可動カム板20との対向面には、周方向に等間隔を置い
て並ぶ複数個(図示例では3個)の球状のボール保持孔
29が形成されており、これらボール保持孔29にボー
ル30が回転自在且つ離脱不能に保持される。
【0019】図4に示すように、球状の保持孔29は、
半球よりも僅かに深く形成され、これにボール30を挿
入してから、ボール保持孔29の開口部29aにかしめ
による絞りが付与され、これによってボール30のボー
ル保持孔29からの離脱が阻止される。
【0020】一方、可動カム板20には、図3に示すよ
うに、上記ボール30に対応する位置に、ボール保持孔
29より遙に浅いカム凹部31が形成され、これらにボ
ール保持孔29から露出すたボール30の頂部が係合さ
れる。
【0021】可動カム板20には、また、その半径方向
に延びるフォーク状の被動アーム32が一体に形成され
ており、この被動アーム32のフォーク部に、チェンジ
スピンドル34の一端に固着したクラッチアーム33の
先端部が係合される。そのクラッチアーム33の先端部
にはローラ33aが軸支され、クラッチアーム33から
被動アーム32をスムーズに回動し得るようになってい
る。またチェンジスピンドル34は、ケーシング1及び
サイドカバー24により入力軸3と平行に支持され、図
示しないチェンジペダルにより回動操作されるようにな
っている。
【0022】次に、この第1実施例の作用について説明
する。
【0023】図3(A)に示すように、固定のボールホ
ルダ22のボール30が可動カム板20のカム凹部31
に納まっているときは、加圧板14がクラッチばね18
の弾発力をもって摩擦板11,12群を受圧板13に対
して押圧して、駆動摩擦板11及び被動摩擦板12相互
を摩擦結合するので、クラッチ7はオン状態となってい
る。したがって、エンジンの動力はクランク軸2から1
次減速装置6及びクラッチ7を介して入力軸3へと伝達
し、さらに他の変速機要素を経て後輪に伝達して、それ
を駆動する。
【0024】このクラッチ7のオン状態では、駆動摩擦
板11及び被動摩擦板12相互の摩擦結合を確実にする
ため、カム凹部31の底面とボール30の頂面との間に
僅少の間隙gが設けられるもので、その間隙gの調整
は、ナット25を緩めて、調節ボール30を右又は左方
向に適当角度回転して、ボールホルダ22を可動カム板
20に対して進退されることにより行うことができる。
【0025】而して、ボール30は、調節ボルト23上
に支持されるボールホルダ22のボール保持孔29に離
脱不能に保持されるので、上記間隙gの存在に関係な
く、振動することがなく、騒音防止及び耐久性の向上に
寄与することができる。
【0026】いま、変速を行うべく、図示しないチェン
ジペダルの回動操作によりチェンジスピンドル34を回
動すると、先ず、このチェンジスピンドル34と共に回
動するクラッチアーム33により可動カム板20が回動
される。すると、図3(B)に示すように、固定のボー
ルホルダ22のボール30が転がりながら可動カム板2
0のカム凹部31の斜面をスムーズに登っていき、可動
カム板20を押圧するので、可動カム板20はレリーズ
ベアリング21を介してレリーズ板16を押圧する。そ
の結果、レリーズ板16はクラッチばね18を圧縮しな
がら加圧板14を後退させるので、駆動摩擦板11及び
被動摩擦板12の摩擦結合が解除され、クラッチ7を軽
快にオフ状態とすることができ、クランク軸2から入力
軸3への動力伝達を絶つことになる。
【0027】チェンジスピンドル34の回動が更に進む
と、クラッチ7のオフ状態を維持したまゝで、今度は図
示しないチェンジ機構が作動されるので、変速機の変速
をスムーズに行うことができる。
【0028】変速後、チェンジスピンドル34を原位置
に戻せば、クラッチアーム33により可動カム板20も
当初の回動位置に戻され、クラッチばね18の弾発力に
より、加圧板14が前進して、摩擦板11,12群を受
圧板13に対して押圧すると共に、レリーズ板16を押
し戻して、カム凹部31にボール30を収めることにな
り、クラッチ7はオン状態に復帰することができる。
【0029】ところで、ボール30と、これを保持する
ボールホルダ22とは一部品を構成し、しかもそのボー
ルホルダ22は、従来の固定カム板を兼用することにな
るから、部品点数の削減と組立性の向上もたらし、コス
トの低減に寄与することができる。
【0030】次に、図5により本発明の第2実施例につ
いて説明する。
【0031】この第2実施例では、ボールホルダ22の
ボール保持孔29の開口部29aを予め絞っておき、そ
の開口部29aを弾性的に押し広げながら、ボール30
をボール保持孔29に挿入するようにしたもので、その
他の構成は前実施例と同様であるので、前実施例との対
応部分には、同一の参照符号を付して、その説明を省略
する。
【0032】次に、図6により本発明の第3実施例につ
いて説明する。
【0033】この第3実施例では、ボールホルダ22
は、調節ボルト23に螺合するボス40と、このボス4
0の一端部40aにかしめ結合されるホルダプレート4
1と、このホルダプレート41の可動カム板20側々面
に重ねられて、ボス40との間に挟持されるリテーナ4
2とからなっており、ホルダプレート41及びリテーナ
42には、互いに協働してボール30を回転自在且つ離
脱不能に保持する、それぞれ外側に向かって縮径するテ
ーパ状のボール保持孔43,44が設けられる。
【0034】而して、このボールホルダ22の製作に当
たっては、先ずボール30をボール保持孔43,44に
収めながら、ホルダプレート41にリテーナ42を重ね
合わせ、これらをボス40に嵌合して、その端部をかし
めるのである。
【0035】その他の構成は、前記第1実施例と同様で
あるので、図中、第1実施例との対応部分には、同一の
参照符号を付して、その説明を省略する。
【0036】この第3実施例によれば、前記第1実施例
と共に同様の効果を達成し得る外、ボールホルダ22の
構成部材のプレス加工が容易であるので、ボールホルダ
22を比較的安価に提供することができる。
【0037】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明の第1および第2の
特徴によれば、クラッチレリーズ機構が、クラッチの
レリーズ板にレリーズベアリングを介して回転自在に連
結される可動カム板と、この可動カム板と同軸上で固定
構造体に支持される調節ボルトと、この調節ボルトに螺
合されて前記可動カム板に対置されるボールホルダと、
このボールホルダに、その周方向に並んでそれぞれ回転
自在且つ離脱不能に保持されると共に、各頂部を前記可
動カム板の周方向に並ぶ複数のカム凹部に係合するボー
ルとを備えるので、クラッチのオン状態を確実にすべ
く、可動カム板のカム凹部底面とボールホルダのボール
との間に間隙を設けても、ボールの振動をボールホルダ
により抑え、騒音の防止と耐久性の向上を図ることがで
き、しかもボールとボールホルダとが一個の部品を構成
すること、並びにボールホルダが従来の固定カム板を兼
用することにより、部品点数が減ると共に組立性が良好
となり、コストの低減を図ることができる。
【0039】また特に第1の特徴によれば、前記ボール
ホルダに、前記各ボールを回転自在に収容してその離脱
を阻止するように開口部を絞った球状のボール保持孔を
設けたので、ボールの保持構造を簡単に構成することが
できる。
【0040】また特に第2の特徴によれば、前記ボール
ホルダを、前記調節ボルトに螺合されるボスと、このボ
スの一端にかしめ結合されるホルダプレートと、このホ
ルダプレートの一側面に重ねて、ホルダプレート及びボ
ス間に挟持されるリテーナとから構成し、前記ホルダプ
レート及びリテーナに、互いに協働して前記ボールを回
転自在且つ離脱不能に保持するテーパ状の保持孔を設け
たので、ボールホルダの各部のプレス加工が可能とな
り、コストの更なる低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るクラッチレリーズ機
構を備えた、自動二輪車用クラッチ及びその周辺部の縦
断面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】レリーズ機構の要部の分解図。
【図5】本発明の第2実施例を示す、レリーズ機構の要
部の断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示すレリーズ機構の縦断
面図。
【符号の説明】
7・・・・・クラッチ 16・・・・レリーズ板 20・・・・可動カム板 21・・・・レリーズベアリング 22・・・・ボールホルダ 23・・・・調節ボルト 24・・・・固定構造体(サイドカバー) 29・・・・ボール保持孔 29a・・・開口部 30・・・・ボール 31・・・・カム凹部 40・・・・ボス 41・・・・ホルダプレート 42・・・・リテーナ 43・・・・ボール保持孔 44・・・・ボール保持孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 保寛 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 鴫原 明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 伊井 雅博 富山県中新川郡立山町横江47 (72)発明者 山下 安守 富山県富山市藤木948 (56)参考文献 特開 昭55−33955(JP,A) 特開 昭62−233524(JP,A) 実開 昭49−12356(JP,U) 実開 昭53−131188(JP,U) 実開 昭62−68029(JP,U) 実開 昭49−42346(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 23/14 F16D 49/00 - 71/04 F16H 19/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ(7)のレリーズ板(16)に
    レリーズベアリング(21)を介して回転自在に連結さ
    れる可動カム板(20)と、この可動カム板(20)と
    同軸上で固定構造体(24)に支持される調節ボルト
    (23)と、この調節ボルト(23)に螺合されて前記
    可動カム板(20)に対置されるボールホルダ(22)
    と、このボールホルダ(22)に、その周方向に並んで
    それぞれ回転自在且つ離脱不能に保持されると共に、各
    頂部を前記可動カム板(20)の周方向に並ぶ複数のカ
    ム凹部(31)に係合するボール(30)とを備え 前記ボールホルダ(22)には、前記各ボール(30)
    を回転自在に収容してその離脱を阻止するように開口部
    (29a)を絞った球状のボール保持孔(29)が設け
    られる ことを特徴とする、クラッチレリーズ機構。
  2. 【請求項2】 クラッチ(7)のレリーズ板(16)に
    レリーズベアリング(21)を介して回転自在に連結さ
    れる可動カム板(20)と、この可動カム板(20)と
    同軸上で固定構造体(24)に支持される調節ボルト
    (23)と、この調節ボルト(23)に螺合されて前記
    可動カム板(20)に対置されるボールホルダ(22)
    と、このボールホルダ(22)に、その周方向に並んで
    それぞれ回転自在且つ離脱不能に保持されると共に、各
    頂部を前記可動カム板(20)の周方向に並ぶ複数のカ
    ム凹部(31)に係合するボール(30)とを備え、 前記ボールホルダ(22)は、前記調節ボルト(23)
    に螺合されるボス(40)と、このボス(40)の一端
    にかしめ結合されるホルダプレート(41)と、このホ
    ルダプレート(41)の一側面に重ねて、ホルダプレー
    ト(41)及びボス(40)間に挟持されるリテーナ
    (42)とから構成され、 前記ホルダプレート(41)及びリテーナ(42)に、
    互いに協働して前記ボール(30)を回転自在且つ離脱
    不能に保持するテーパ状のボール保持孔(43,44)
    が設けられる ことを特徴とするクラッチレリーズ機
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