JP4322038B2 - 乾式多板クラッチ - Google Patents

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    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/52Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は乾式多板クラッチに関するものであり、特に低騒音化を図った乾式多板クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な乾式多板クラッチは、駆動摩擦板の外周突部が、有底円筒状のクラッチアウタの外周部切り欠きに軸方向摺動自在に挿入され、従動摩擦板の内周突部がクラッチインナの溝に軸方向摺動自在に嵌合されており、これらの駆動摩擦板と従動摩擦板が交互に重ねられ、これら摩擦板のクラッチアウタ開口部側からプレッシャープレートによって押され、駆動摩擦板と従動摩擦板との間の摩擦によってクラッチアウタからクラッチインナへと動力が伝達されるようになっている。また上記プレッシャープレートを摩擦板押圧力解除方向へ押すと、駆動摩擦板と従動摩擦板の間に隙間ができて、動力伝達が断たれ、クラッチが切れるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特公平2−570号公報(図1)。
【0004】
【解決しようとする課題】
このような乾式多板クラッチでは、クラッチ断続時やクラッチアウタに回転変動がある時、クラッチアウタの切り欠きと駆動摩擦板の外周突部との間の回転方向の隙間分だけ駆動摩擦板に対しクラッチアウタが回転方向に相対的に変位するので、クラッチアウタの切り欠きの回転方向端面と、駆動摩擦板の外周突部の回転方向端面が衝突し打音が発生する場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】
本発明は上記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、クランク軸から回転駆動されるクラッチアウタと、同クラッチアウタに連動する複数の駆動摩擦板と、同複数の駆動摩擦板の間に交互に配置され、変速機軸に連動する従動摩擦板と、上記複数の駆動・従動摩擦板をクラッチアウタとの間に挟んで押圧し、あるいは押圧解除するプレッシャプレートとを備えて、クランク軸と変速機軸との間の動力伝達を接続あるいは切断する乾式多板クラッチにおいて、上記クラッチアウタの外周と上記駆動摩擦板の外周との間を、複数のストラッププレートを介して接続し、上記駆動摩擦板には、上記ストラッププレートと係合する係合部を有し、軸方向で隣接する相互の上記駆動摩擦板は、上記ストラッププレートを介し、上記相互の駆動摩擦板が回転方向でオフセットするように上記クラッチアウタの隣り合う係合部に直接係合されることを特徴とするものである。
【0006】
本発明は上記のように構成されているので、従来のクラッチにおけるような、クラッチアウタと駆動摩擦板との間の回転方向の隙間が無いので、クラッチアウタの回転方向端面と駆動摩擦板の回転方向端面が衝突して打音が発生するというようなことが生じない。したがって低騒音の作動ができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、上記各駆動摩擦板の外周に複数個設けられた外周突部に上記複数のストラッププレートの一端をそれぞれ取付け、上記クラッチアウタの外周に複数個設けられた外周突部にそれぞれスタッドボルトを植え込み、上記ストラッププレートの他端を上記スタッドボルトに締結し、上記クラッチアウタの一部が上記駆動摩擦板と従動摩擦板とを圧着する押圧部を形成することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、クランク軸から回転駆動されるクラッチアウタと、同クラッチアウタに連動する複数の駆動摩擦板と、同複数の駆動摩擦板の間に交互に配置され、変速機軸に連動する従動摩擦板と、上記複数の駆動・従動摩擦板をクラッチアウタとの間に挟んで押圧し、あるいは押圧解除するプレッシャプレートとを備えて、クランク軸と変速機軸との間の動力伝達を接続あるいは切断する乾式多板クラッチにおいて、上記クラッチアウタの外周と上記駆動摩擦板の外周とに、それぞれ周方向に亘り間隔を存して複数の外周突部が設けられ、上記変速機軸と平行した2種類の複数のスタッドボルトが周方向位置を交互に変えて上記クラッチアウタの複数の外周突部にそれぞれ植え込まれ、上記プレッシャプレートの外周突部と上記2種類の内の一方の種類のスタッドボルトとがストラッププレートを介して相互に接続されるとともに、上記プレッシャプレートに隣接した隣接駆動摩擦板の外周突部と上記2種類の内の他方の種類のスタッドボルトとがストラッププレートを介して相互に接続され、上記プレッシャプレートに対し、上記隣接駆動摩擦板よりもさらに離れた離隔駆動摩擦板の外周突部と、上記2種類の内の一方の種類のスタットボルトとがストラッププレートを介して相互に接続されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の発明において、上記従動摩擦板は、そのボス部の内面に設けられたスプライン溝によって、上記変速機軸のスプライン溝に直接嵌合することを特徴とするものである。
【0008】
本発明は上記のように構成されているので、従来のような大形になりがちな有底円筒状のクラッチアウタを必要としない。したがって、乾式多板クラッチを小型化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明名の第1実施形態に係る自動二輪車に用いられる乾式多板クラッチ1およびその周辺部の縦断面図である。この乾式多板クラッチ1は、クランクケース2にボールベアリング3を介して回転可能に支持された変速機の主軸4の一端に設けられている。主軸4は、図示されないクランク軸に平行に配置されている。上記クランク軸には同クランク軸と一体的に回転するドライブギヤ5が設けてある。主軸4には上記ドライブギヤ5に噛合い、かつ同主軸4にニードルベアリング6を介して回転自在に枢支されるドリブンギヤ7が設けてある。ドリブンギヤ7に隣接してサイドカバー8が設けてある。
【0010】
乾式多板クラッチ1を構成する主な部材は次のようなものである。ボルト9を介してサイドカバー8の外側で上記ドリブンギヤ7に一体結合されているクラッチアウタ10、同クラッチアウタ10に後述のストラッププレートを介してスタッドボルト11(図1、図11)、12(図12)によって接続された2個の駆動摩擦板13と1個のプレッシャープレート14、外周部が上記クラッチアウタ10と駆動摩擦板13、13とプレッシャープレート14との間に交互に配置され、内周が上記主軸4にスプライン嵌合されて軸方向に摺動自在の3個の従動摩擦板15、主軸4の端部に設けられた第1皿ばねホルダ16、ボールベアリング17、および第2皿ばねホルダ18を介して支持され、上記プレッシャプレート14をクラッチアウタ10の方へ押す摩擦板押圧用皿ばね19、円形留め金20によって上記プレッシャプレート14に係合しているリフタプレート21、同リフタプレート21の中心部にボールベアリング22を介して装着されたリフタピン23、および上記主軸4内を貫通し主軸4の他端から軸方向に駆動されて上記リフタピン23を押すリフタロッド24、などである。以上は主な部材である。細部の構成については後述する。上記乾式多板クラッチ1はクラッチカバー25によって覆われている。
【0011】
図2は同乾式多板クラッチ1の正面図(軸線方向から見た図)である。図2において中央部からリフタプレート21、円形留め金20、プレッシャプレート14が見える。周囲部にスタッドボルト11およびスタッドボルト12が交互に配置されている。
【0012】
図3はクラッチアウタ10の正面図、図4は図3のIV−IV断面図である。クラッチアウタ10の外周には、外周突部10a、10bが交互に形成され、同突部の中央にはスタッドボルト11とスタッドボルト12とが交互に植え込まれるネジ孔10c、10dが設けてある。外周突部10a、10bは軸方向の長さが、図11、図12に示されるように若干異なる。挿通孔10eは、クラッチアウタ10をドリブンギヤ7に固定するためにボルト9を挿通する孔である。
【0013】
図5は駆動摩擦板13の正面図、図6は図5のVI−VI断面図である。駆動摩擦板13の外周の3箇所に外周突部13aが設けてあり、それぞれの外周突部13aにストラッププレート26が一端をリベット27で固定してある。ストラッププレート26の他端には、スタッドボルト挿通孔26aが設けてある。上記乾式多板クラッチ1には同形の駆動摩擦板13が2個装着され、一方の駆動摩擦板13のスタッドボルト挿通孔26aにはスタッドボルト11が、他方の駆動摩擦板13のスタッドボルト挿通孔26aにはスタッドボルト12が挿通される。
【0014】
図7はプレッシャプレート14の正面図、図8は図7のVIII−VIII断面図である。プレッシャプレート14の外周の3箇所に外周突部14aが設けてあり、それぞれの外周突部14aにストラッププレート26が一端をリベット27で固定してある。ストラッププレート26の他端には、スタッドボルト11を挿通するスタッドボルト挿通孔26aが設けてある。プレッシャプレート14の裏面は駆動摩擦板13の表面と同等の摩擦機能を持つ摩擦面14bである。
【0015】
図9は従動摩擦板15の正面図、図10は図9のX−X断面図である。従動摩擦板15は車輪のような形状であり、ボス部材28、アーム部材29、リム部材30から構成してある。ボス部材28とアーム部材29とはリベット31を介して相互に接続してある。ボス部材28の内面には、変速機主軸4のスプライン溝4a(図1)に嵌合するスプライン溝28aが形成してある。アーム部材29の外輪部の表裏面にアーム部材29と同じ材料の環状板材からなるリム部材30が接着してある。
【0016】
図11は図2のXI−XI断面図であり、クラッチ接続状態を示している。クラッチアウタ10側から順次、従動摩擦板15、駆動摩擦板13、従動摩擦板15、駆動摩擦板13、従動摩擦板15、プレッシャプレート14が設けてある。図には、駆動摩擦板13の外周突部13aとプレッシャプレート14の外周突部14aが見える。さらに、これらの外周突部にリベット27を介して取付けてあるストラッププレート26が見える。クラッチアウタ10の外周突部10aのネジ孔10cには、スタッドボルト11のフランジ11aより奥側が植え込まれている。上記スタッドボルト11のフランジ11aの手前側には、順次、駆動摩擦板13のストラッププレート26、カラー32、プレッシャプレート14のストラッププレート26、およびクラッチアウタプレート33が装着され、手前側のナット34によって締付けてある。スタッドボルト11はストラッププレート26のスタッドボルト挿通孔26aに挿通されている。クラッチアウタプレート33はリング状の部材であり、図2に示されるように、全周に合計6個配置されているスタッドボルト11、12の自由端の相互間隔を等しく保持するためのものである。
【0017】
図12は図2のXII−XII断面図であり、クラッチ接続状態を示している。クラッチアウタ10側から順次、図11と同様、従動摩擦板15、駆動摩擦板13、従動摩擦板15、駆動摩擦板13、従動摩擦板15、プレッシャプレート14が設けてある。図には、図11に示した駆動摩擦板とは別の駆動摩擦板13の外周突部13a、およびこれらの外周突部にリベット27を介して取付けてあるストラッププレート26が見える。クラッチアウタ10の外周突部10bのネジ孔10dには、スタッドボルト12のフランジ12aより奥側が植え込まれている。スタッドボルト12の植え込み寸法は、スタッドボルト11の植え込み寸法より長い。上記スタッドボルト12のフランジ12aの手前側には、順次駆動摩擦板13のストラッププレート26、およびクラッチアウタプレート33が装着され、手前側のナット34によって締付けてある。このスタッドボルト12にはカラーは装着されない。スタッドボルト12はストラッププレート26のスタッドボルト挿通孔26aに挿通されている。図11、図12においてクラッチアウタ10が回転(図では左方移動)すると、駆動摩擦板13とプレッシャプレート14は、ストラッププレートによって引っ張られて、クラッチアウタ10と共に回転する。
【0018】
図1において、クラッチアウタ10の従動摩擦板15が当接する面に、振動防止用皿ばね35と、それによって押され、隣接する従動摩擦板15の摩擦面に当接する振動防止板36が設けてある。これによって、摩擦板に生じる軸方向の振動を吸収し、乾式多板クラッチから発生する振動騒音が防止される。
【0019】
乾式多板クラッチ1の軸端側には、主軸4の端に固定された第1皿ばねホルダ16、ボールベアリング17、および第2皿ばねホルダ18を介して支持された摩擦板押圧用皿ばね19が設けてあり、プレッシャプレート14および各摩擦板をクラッチアウタ10の方へ押している。この状態は、乾式多板クラッチの接続状態である。
【0020】
プレッシャプレート14には円形留め金20を介してリフタプレート21が係合している。リフタプレート21の中央部にはボールベアリング22を介してリフタピン23の一端が装着され、主軸4の中を貫通しているリフタロッド24が上記リフタピンの他端に当接している。クラッチを切断状態にする時は、主軸4の図示していない他端側から油圧力または機械力によって、上記リフタロッド24を押す。すると、リフタピン23とボールベアリング22を介してリフタプレート21が押され、円形留め金20を介してプレッシャプレート14が摩擦板押圧用皿ばね19の押圧力に抗して外方へ押され、プレッシャプレート14がクラッチアウタ10から離れる方向へ押される。この時、クラッチアウタ10、振動防止板36、駆動摩擦板13、従動摩擦板15、プレッシャプレート14の各対向面が離れ、クラッチが切断状態になり、クラッチアウタ10と主軸4との間の動力伝達、言い換えればクランク軸と変速機との間の動力伝達が切断される。
【0021】
ストラッププレート26は弾発性金属材料で作られている。図11、図12に見られるように、クラッチ接続状態においては、ストラッププレート26は撓んでいる。リフタロッド24が押され、プレッシャプレート14がクラッチアウタ10から離れる方向へ押され、各摩擦面の押圧力が無くなると、駆動摩擦板13とプレッシャプレート14は、ストラッププレート26の弾発力によって、上記各摩擦面が離れる方向へ押される。したがって、上記乾式多板クラッチ1は良好なクラッチの切れ味となっている。上記リフタロッド24を押す力を無くせば、クラッチは再び接続される。
【0022】
以上に詳述したように、本第1実施形態の乾式多板クラッチ1では、2個の駆動摩擦板13と1個のプレッシャプレート14が、それぞれストラッププレート26を介してクラッチアウタ10と接続されている。駆動摩擦板13とプレッシャプレート14は、クラッチアウタ10の回転によってその外周が引っ張られることによって回転する。この構成では、従来のクラッチにおいて普通に見られたようなクラッチアウタの切欠きと駆動摩擦板の外方突部との間の回転方向の隙間が無いので、従来のクラッチにおいてクラッチアウタの回転方向端面と駆動摩擦板の回転方向端面が衝突して発生していた打音が発生しない。このため乾式多板クラッチの低騒音化を図ることができる。
【0023】
また、従来の乾式多板クラッチでは、外周円筒部に切欠きを備えた大形の有底円筒状のクラッチアウタを必要としていたが、上記実施形態では、クラッチアウタの周囲6箇所に設けたスタッドボルト11、12で、駆動摩擦板13およびプレッシャプレート14に取付けられたストラッププレート26を締結しているので、乾式多板クラッチを小型化することができる。
【0024】
さらに、本実施形態の従動摩擦板15は、そのボス部28の内面に設けたスプライン溝28aによって、主軸4のスプライン溝4aに直接嵌合しており、従来の乾式多板クラッチに見られたような独立部材のクラッチインナがないので、部品点数が削減され、構造が簡単化されている。
【0025】
図13は本発明名の第2実施形態に係る乾式多板クラッチ40およびその周辺部の縦断面図である。乾式多板クラッチ40は、第1実施形態と同様に、クランクケース2にボールベアリング3を介して回転可能に支持された変速機の主軸4の一端に設けられている。同主軸4は、図示されないクランク軸に平行に配置されており、同主軸4には、上記クランク軸と一体的に回転するドライブギヤ5に噛合い、かつ同主軸4にニードルベアリング6を介して回転自在に枢支されるドリブンギヤ7が設けてある。ドリブンギヤ7に隣接してサイドカバー8が設けてある。
【0026】
クラッチアウタ41は、ボルト9を介してサイドカバー8の外側から上記ドリブンギヤ7に一体結合されている。2個の駆動摩擦板42とプレッシャプレート43は、第1実施形態と同様のスタッドボルト44(形状の異なるものがもう1種類ある)にカラー46を介在させて装着されたストラッププレート45に引っ張られて、クラッチアウタ41の回転方向に連動するようになっている。上記2個の駆動摩擦板42は第1実施形態の駆動摩擦板13と同一形状のものである。上記プレッシャプレート43は、第1実施形態のものとは形状・機能が異なり、第1実施形態のプレッシャプレート14とリフタプレート21とを一体化したような形状・機能のものである。
【0027】
クラッチアウタ41と駆動摩擦板42とプレッシャプレート43との間に、1個の防振機能付き従動摩擦版47と、第1実施形態の従動摩擦板15と同形の2個の従動摩擦板48が設けてある。これらの従動摩擦板47、48のボス部の内面は、主軸4にスプライン嵌合して、軸方向に摺動自在である。第2実施形態のクラッチアウタ41には、第1実施形態のクラッチアウタ10に設けてあった振動防止用皿ばね35と振動防止板36が設けられていない。その代わりに、より防振機能の高い上記の防振機能付き従動摩擦版47が備えてある。
【0028】
スタッドボルト44に装着され、ナット49で固定されたクラッチアウタプレート50とプレッシャプレート43との間に摩擦板押圧用皿ばね51が設けてあり、プレッシャプレート43および各摩擦板をクラッチアウタ41の方へ押している。この状態は、乾式多板クラッチの接続状態である。
【0029】
プレッシャプレート43の中央部はリフタの機能を受け持つ部分である。ボールベアリング52を介して、第1実施形態と同様のリフタピン23の一端が装着され、主軸4の中を貫通しているリフタロッド24が上記リフタピンの他端に当接している。クラッチを切断状態にする時は、主軸4の図示していない他端側から油圧力または機械力によって、上記リフタロッド24を押す。すると、リフタピン23とボールベアリング52を介してプレッシャプレート43が摩擦板押圧用皿ばね51の押圧力に抗して外方へ押され、プレッシャプレート43がクラッチアウタ41から離れる方向へ移動しクラッチアウタ41、駆動摩擦板42、防振機能付き従動摩擦板47、従動摩擦板48、プレッシャプレート43の各対向面が離れ、クラッチが切断状態になり、クラッチアウタ41と主軸4の間の動力伝達、言い換えればクランク軸と変速機との間の動力伝達が切断される。
【0030】
図14は防振機能付き従動摩擦板47の正面図、図15は図14のXV−XV断面図である。防振機能付き従動摩擦板47は、ボス部材53、中間部材54、板ばね部材55、および2枚の環状板部材56から構成されている。ボス部材53と中間部材54は、リベット57によって相互に結合されている。中間部材54には複数の板ばね部材55がやや小径のリベット58によって結合されている。板ばね部材55の外周側の表裏には、それぞれ環状板部材56がハトメ59によって取付けられている。ボス部材53の内面には、変速機主軸4のスプライン溝4aに嵌り合うスプライン溝53aが形成してある。
【0031】
図16は上記板ばね部材55の拡大正面図、図17は図16のXVII−XVII断面図である。上記板ばね部材55は弾発性金属材料で作られ、図17に見られるように、断面は湾曲するとともに、中央部で湾曲の方向が逆になっている。55aはハトメ挿通孔、55bはリベット58の挿通孔である。図15に示されるように、ハトメ挿通孔55aに挿通されるハトメ59によって、この板ばね部材55の両面にそれぞれ環状板部材56が取付けられる。1個のハトメは一方の環状板部材56だけを取付けるようになっており、交互に逆方向から装着されている。したがって、上記の湾曲した板ばね部材55の作用によって、一対の環状板部材56は互いに間隔を保ち、クラッチ接続状態の時には互いに離反する方向へ付勢されている。これによって、防振機能付き従動摩擦板47は、乾式多板クラッチの摩擦面に生じる軸方向の振動を吸収し、摩擦面から発生する振動騒音が防止される。
【0032】
以上に詳述したように、本第2実施形態の乾式多板クラッチは、第1実施形態と同じく、ストラッププレートの作用によって、従来、クラッチアウタの回転方向端面と駆動摩擦板の回転方向端面が衝突して生じていた打音が防止されることや、大形有底円筒状クラッチアウタを必要としないので小型化できるということや、独立部材のクラッチインナが無いので部品点数が少ないなどの特徴を引き継ぐとともに、その外に、防振機能付き従動摩擦版47によって摩擦板の摩擦面から発生する騒音の効果的な防止が可能である。さらに、リフタ機能を併せ持ったプレッシャプレート43を設けているので、第1実施形態に設けられていた別部材のリフタプレート21は不要となり部品点数が少ない。また、クラッチアウタ41と連動するクラッチアウタプレート50を足場とする摩擦板押圧用皿ばね51を設けてプレッシャプレート43を押すようにしているので、第1実施形態に設けられていた第1皿ばねホルダ16、ボールベアリング17、および第2皿ばねホルダ18が不要となり、部品点数の削減と、クラッチの小型化・軽量化が可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明名の第1実施形態に係る乾式多板クラッチ1およびその周辺部の縦断面図である。
【図2】同乾式多板クラッチ1の正面図(軸線方向から見た図)である。
【図3】クラッチアウタ10の正面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】駆動摩擦板13の正面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】プレッシャプレート14の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】従動摩擦板15の正面図である。
【図10】図9のX−X断面図である。
【図11】図2のXI−XI断面図である。
【図12】図2のXII−XII断面図である。
【図13】本発明名の第2実施形態に係る乾式多板クラッチ40およびその周辺部の縦断面図である。
【図14】防振機能付き従動摩擦板47の正面図である。
【図15】図14のXV−XV断面図である。
【図16】板ばね部材55の拡大正面図である。
【図17】図16のXVII−XVII断面図である。
【符号の説明】
1…乾式多板クラッチ(第1実施形態)、2…クランクケース、3…ボールベアリング、4…変速機の主軸、4a…スプライン溝、5…ドライブギヤ、6…ニードルベアリング、7…ドリブンギヤ、8…サイドカバー、9…ボルト、10…クラッチアウタ、10a…外周突部、10b…外周突部、10c…ネジ孔、10d…ネジ孔、10e…ボルト挿通孔、11…スタッドボルト、11a…フランジ、12…スタッドボルト、12a…フランジ、13…駆動摩擦板、13a…外周突部、14…プレッシャプレート、14a…外周突部、14b…摩擦面、15…従動摩擦板、16…第1皿ばねホルダ、17…ボールベアリング、18…第2皿ばねホルダ、19…摩擦板押圧用皿ばね、20…円形留め金、21…リフタプレート、22…ボールベアリング、23…リフタピン、24…リフタロッド、25…クラッチカバー、26…ストラッププレート、26a…スタッドボルト挿通孔、27…リベット、28…ボス部材、28a…スプライン溝、29…アーム部材、30…リム部材、31…リベット、32…カラー、33…クラッチアウタプレート、34…ナット、35…振動防止用皿ばね、36…振動防止板、40…乾式多板クラッチ、41…クラッチアウタ、42…駆動摩擦板、43…プレッシャプレート、44…スタッドボルト、45…ストラッププレート、46…カラー、47…防振機能付き従動摩擦版、48…従動摩擦板、49…ナット、50…クラッチアウタプレート、51…摩擦板押圧用皿ばね、52…ボールベアリング、53…ボス部材、53a…スプライン溝、54…中間部材、55…板ばね部材、55a…ハトメ挿通孔、55b…リベット挿通孔、56…環状板部材、57…リベット、58…リベット、59…ハトメ。

Claims (4)

  1. クランク軸から回転駆動されるクラッチアウタと、同クラッチアウタに連動する複数の駆動摩擦板と、同複数の駆動摩擦板の間に交互に配置され、変速機軸に連動する従動摩擦板と、上記複数の駆動・従動摩擦板をクラッチアウタとの間に挟んで押圧し、あるいは押圧解除するプレッシャプレートとを備えて、クランク軸と変速機軸との間の動力伝達を接続あるいは切断する乾式多板クラッチにおいて、
    上記クラッチアウタの外周と上記駆動摩擦板の外周との間を、複数のストラッププレートを介して接続し、
    上記駆動摩擦板には、上記ストラッププレートと係合する係合部を有し、
    軸方向で隣接する相互の上記駆動摩擦板は、上記ストラッププレートを介し、上記相互の駆動摩擦板が回転方向でオフセットするように上記クラッチアウタの隣り合う係合部に直接係合されることを特徴とする乾式多板クラッチ。
  2. 上記各駆動摩擦板の外周に複数個設けられた外周突部に上記複数のストラッププレートの一端をそれぞれ取付け、
    上記クラッチアウタの外周に複数個設けられた外周突部にそれぞれスタッドボルトを植え込み、
    上記ストラッププレートの他端を上記スタッドボルトに締結し
    上記クラッチアウタの一部が上記駆動摩擦板と従動摩擦板とを圧着する押圧部を形成することを特徴とする請求項1記載の乾式多板クラッチ。
  3. クランク軸から回転駆動されるクラッチアウタと、同クラッチアウタに連動する複数の駆動摩擦板と、同複数の駆動摩擦板の間に交互に配置され、変速機軸に連動する従動摩擦板と、上記複数の駆動・従動摩擦板をクラッチアウタとの間に挟んで押圧し、あるいは押圧解除するプレッシャプレートとを備えて、クランク軸と変速機軸との間の動力伝達を接続あるいは切断する乾式多板クラッチにおいて、
    上記クラッチアウタの外周と上記駆動摩擦板の外周とに、それぞれ周方向に亘り間隔を存して複数の外周突部が設けられ、
    上記変速機軸と平行した2種類の複数のスタッドボルトが周方向位置を交互に変えて上記クラッチアウタの複数の外周突部にそれぞれ植え込まれ、
    上記プレッシャプレートの外周突部と上記2種類の内の一方の種類のスタッドボルトとがストラッププレートを介して相互に接続されるとともに、
    上記プレッシャプレートに隣接した隣接駆動摩擦板の外周突部と上記2種類の内の他方の種類のスタッドボルトとがストラッププレートを介して相互に接続され、
    上記プレッシャプレートに対し、上記隣接駆動摩擦板よりもさらに離れた離隔駆動摩擦板の外周突部と、上記2種類の内の一方の種類のスタットボルトとがストラッププレートを介して相互に接続されたことを特徴とする乾式多板クラッチ。
  4. 上記従動摩擦板は、そのボス部の内面に設けられたスプライン溝によって、上記変速機軸のスプライン溝に直接嵌合することを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の乾式多板クラッチ。
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