JP3422715B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP3422715B2 JP3422715B2 JP06384899A JP6384899A JP3422715B2 JP 3422715 B2 JP3422715 B2 JP 3422715B2 JP 06384899 A JP06384899 A JP 06384899A JP 6384899 A JP6384899 A JP 6384899A JP 3422715 B2 JP3422715 B2 JP 3422715B2
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- Japan
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- ridge
- base surface
- pneumatic tire
- inclined wall
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性等を悪化さ
せずにサイドウォール部に設けた標章の視認性や見映え
を向上しうる環状の装飾部を具えた空気入りタイヤに関
する。
せずにサイドウォール部に設けた標章の視認性や見映え
を向上しうる環状の装飾部を具えた空気入りタイヤに関
する。
【０００２】
【従来の技術】サイドウォール部に文字、図形、記号等
の標章を配した場合の視認性の向上、及びカーカスのジ
ョイント部や巻き上げ端部に生じるサイドウォール表面
での凹凸を目立たなくする等の目的で、従来より、化学
的な腐食を利用した加工や機械的な加工により多数のリ
ッジを配した環状の装飾部を設け、外観を向上させるこ
とが一般的に行われている。
の標章を配した場合の視認性の向上、及びカーカスのジ
ョイント部や巻き上げ端部に生じるサイドウォール表面
での凹凸を目立たなくする等の目的で、従来より、化学
的な腐食を利用した加工や機械的な加工により多数のリ
ッジを配した環状の装飾部を設け、外観を向上させるこ
とが一般的に行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リッジ間に泥
や汚れが付着した場合にこの汚れが落ちにくい点や、リ
ッジの形状等によっては、標章の視認性を損ねるととも
にサイドウォール表面にクラック等が発生し、耐久性に
影響を与える場合があった。
や汚れが付着した場合にこの汚れが落ちにくい点や、リ
ッジの形状等によっては、標章の視認性を損ねるととも
にサイドウォール表面にクラック等が発生し、耐久性に
影響を与える場合があった。
【０００４】そこで本発明は、リッジの方向性、断面形
状、寸法等を特定することを基本として、汚れ落ち性に
優れしかも耐久性等を悪化させずに標章の視認性や見映
えを向上しうる空気入りタイヤの提供を目的としてい
る。
状、寸法等を特定することを基本として、汚れ落ち性に
優れしかも耐久性等を悪化させずに標章の視認性や見映
えを向上しうる空気入りタイヤの提供を目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願の請求項１の発明は、サイドウォール部に環状
の装飾部を形成する空気入りタイヤであって、前記環状
の装飾部は、サイドウォール部の表面と略平行な基面
に、両側に傾斜壁面を有しかつ前記基面に小間隙Ｗｇを
隔てつつ互いに平行に***する多数のリッジを具えると
もに、該リッジは、前記傾斜壁面が挟む角度θ１を６０
〜１２０度、リッジのタイヤ周方向に対する角度θ２を
６０〜７５度、リッジ山頂間のタイヤ周方向の山頂長さ
Ｗｐを０．８〜２．０ｍｍ、前記基面から前記リッジ山
頂までの半径方向のリッジ高さｈを０．３〜０．８ｍ
ｍ、前記基面における前記小間隙Ｗｇを０．３ｍｍ以
下、かつ前記基面と傾斜壁面とを連ねる円弧の曲率半径
Ｒを０．０５〜０．２０ｍｍとした装飾仕様を有するこ
とを特徴としている。
に、本願の請求項１の発明は、サイドウォール部に環状
の装飾部を形成する空気入りタイヤであって、前記環状
の装飾部は、サイドウォール部の表面と略平行な基面
に、両側に傾斜壁面を有しかつ前記基面に小間隙Ｗｇを
隔てつつ互いに平行に***する多数のリッジを具えると
もに、該リッジは、前記傾斜壁面が挟む角度θ１を６０
〜１２０度、リッジのタイヤ周方向に対する角度θ２を
６０〜７５度、リッジ山頂間のタイヤ周方向の山頂長さ
Ｗｐを０．８〜２．０ｍｍ、前記基面から前記リッジ山
頂までの半径方向のリッジ高さｈを０．３〜０．８ｍ
ｍ、前記基面における前記小間隙Ｗｇを０．３ｍｍ以
下、かつ前記基面と傾斜壁面とを連ねる円弧の曲率半径
Ｒを０．０５〜０．２０ｍｍとした装飾仕様を有するこ
とを特徴としている。
【０００６】また請求項２の発明では、前記環状の装飾
部は、その半径方向内方の内側縁と、外側縁とに前記リ
ッジの端部を通りかつリッジ山頂よりも高いリブ状体を
形成したことを特徴としている。
部は、その半径方向内方の内側縁と、外側縁とに前記リ
ッジの端部を通りかつリッジ山頂よりも高いリブ状体を
形成したことを特徴としている。
【０００７】また請求項３の発明では、前記環状の装飾
部は、文字、図形、記号等の標章を含むとともに、該標
章は、ＪＩＳによる表面あらさｓ１が２５Ｓの区分以下
の滑らかな平坦部を具え、前記リッジの表面あらさｓ２
が前記平坦部の表面あらさｓ１よりも滑らかであること
を特徴としている。
部は、文字、図形、記号等の標章を含むとともに、該標
章は、ＪＩＳによる表面あらさｓ１が２５Ｓの区分以下
の滑らかな平坦部を具え、前記リッジの表面あらさｓ２
が前記平坦部の表面あらさｓ１よりも滑らかであること
を特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図１は、空気入りタイヤ１の一
部を示す側面図であり、空気入りタイヤ１は、トレッド
部２とビード部４とを継ぐサイドウォール部３に、タイ
ヤの軸芯と略同心をなす環状の装飾部５を形成してい
る。
示例とともに説明する。図１は、空気入りタイヤ１の一
部を示す側面図であり、空気入りタイヤ１は、トレッド
部２とビード部４とを継ぐサイドウォール部３に、タイ
ヤの軸芯と略同心をなす環状の装飾部５を形成してい
る。
【０００９】前記環状の装飾部５は、本例では、その半
径方向内方の内側縁ＥＬに沿う内側のリブ状体６Ｌと、
外側縁ＥＵに沿う外側のリブ状体６Ｕとによって囲まれ
てなり、この装飾部５は、多数のリッジ７を具えてい
る。なお本例では、装飾部５は、文字、図形、記号等の
標章９を含み、この標章９の周囲に前記リッジ７を配し
た場合を例示している。
径方向内方の内側縁ＥＬに沿う内側のリブ状体６Ｌと、
外側縁ＥＵに沿う外側のリブ状体６Ｕとによって囲まれ
てなり、この装飾部５は、多数のリッジ７を具えてい
る。なお本例では、装飾部５は、文字、図形、記号等の
標章９を含み、この標章９の周囲に前記リッジ７を配し
た場合を例示している。
【００１０】前記リッジ７は、図２にその横断面（図１
のＡ−Ａ断面）を示すように、山頂Ｐの両側に傾斜壁面
１０Ａ、１０Ｂ（総称して傾斜壁面１０という場合があ
る）を設けた断面三角形状をなし、前記サイドウォール
部３の表面Ｆと略平行な基面１１上に、この基面１１に
小間隙Ｗｇを隔てつつ互いに平行に***している。なお
前記基面１１は、例示の如く、前記表面Ｆと同高さレベ
ルとするのが一般的であるが、前記表面Ｆより下方（タ
イヤ内側）或いは上方（タイヤ外側）に位置させること
もできる。
のＡ−Ａ断面）を示すように、山頂Ｐの両側に傾斜壁面
１０Ａ、１０Ｂ（総称して傾斜壁面１０という場合があ
る）を設けた断面三角形状をなし、前記サイドウォール
部３の表面Ｆと略平行な基面１１上に、この基面１１に
小間隙Ｗｇを隔てつつ互いに平行に***している。なお
前記基面１１は、例示の如く、前記表面Ｆと同高さレベ
ルとするのが一般的であるが、前記表面Ｆより下方（タ
イヤ内側）或いは上方（タイヤ外側）に位置させること
もできる。
【００１１】また各リッジ７は、本例では、実質的に断
面同形状、同サイズであり、前記内側縁ＥＬと外側縁Ｅ
Ｕとの間を所定の傾斜角度を有して実質的に直線状に、
かつタイヤの一周に亘ってほぼ均一に配される。
面同形状、同サイズであり、前記内側縁ＥＬと外側縁Ｅ
Ｕとの間を所定の傾斜角度を有して実質的に直線状に、
かつタイヤの一周に亘ってほぼ均一に配される。
【００１２】そして、前記リッジ７は、次に示す装飾仕
様に基づき形成され、これによって、汚れ落ち性を高め
るとともに耐久性を悪化させずに標章９の視認性や見映
えを向上させている。
様に基づき形成され、これによって、汚れ落ち性を高め
るとともに耐久性を悪化させずに標章９の視認性や見映
えを向上させている。
【００１３】すなわち、
・傾斜壁面１０Ａ、１０Ｂが挟む角度θ１は６０〜１２
０度、 ・リッジ７のタイヤ周方向に対する角度θ２（図１に示
す）は６０〜７５度、 ・リッジ山頂Ｐ、Ｐ間のタイヤ周方向の山頂長さＷｐは
０．８〜２．０ｍｍ、 ・基面１１から前記リッジ山頂Ｐまでの半径方向のリッ
ジ高さｈは０．３〜０．８ｍｍ、・基面１１における前
記小間隙Ｗｇは０．３ｍｍ以下、 ・基面１１と傾斜壁面１０とを連ねる円弧１２の曲率半
径Ｒ（図３に示す）は０ ．０５〜０．２０ｍｍ に夫々規制している。
０度、 ・リッジ７のタイヤ周方向に対する角度θ２（図１に示
す）は６０〜７５度、 ・リッジ山頂Ｐ、Ｐ間のタイヤ周方向の山頂長さＷｐは
０．８〜２．０ｍｍ、 ・基面１１から前記リッジ山頂Ｐまでの半径方向のリッ
ジ高さｈは０．３〜０．８ｍｍ、・基面１１における前
記小間隙Ｗｇは０．３ｍｍ以下、 ・基面１１と傾斜壁面１０とを連ねる円弧１２の曲率半
径Ｒ（図３に示す）は０ ．０５〜０．２０ｍｍ に夫々規制している。
【００１４】ここで、前記山頂長さＷｐが０．８ｍｍ未
満では、土、砂等がリッジ７、７間の凹部に入り込んで
付着し、洗っても落ちにくくなるなど汚れ落ち性の低下
を招く。逆に２．０ｍｍを越えると、リッジ模様が粗す
ぎて見映えを低下させる。
満では、土、砂等がリッジ７、７間の凹部に入り込んで
付着し、洗っても落ちにくくなるなど汚れ落ち性の低下
を招く。逆に２．０ｍｍを越えると、リッジ模様が粗す
ぎて見映えを低下させる。
【００１５】また前記リッジ高さｈが０．３ｍｍ未満で
は、立体感がなくなるなど視認性の向上効果がなく、逆
に０．８ｍｍを越えると、リッジ７の突出量が過大とな
って不必要な重量増加を招く。
は、立体感がなくなるなど視認性の向上効果がなく、逆
に０．８ｍｍを越えると、リッジ７の突出量が過大とな
って不必要な重量増加を招く。
【００１６】また前記小間隙Ｗｇが０．３ｍｍを越える
と、標章９との光の反射が同一の部分が増え、視認性が
向上しない。また小間隙Ｗｇが無い場合には、汚れ落ち
性の確保を困難とするとともに、リッジ７、７間の底部
分にクラック等の亀裂が入りやすくなり、また光の濃淡
が減じて立体感を損ねる。従って、小間隙Ｗｇは、少な
くとも０．１ｍｍ以上とすることが好ましい。
と、標章９との光の反射が同一の部分が増え、視認性が
向上しない。また小間隙Ｗｇが無い場合には、汚れ落ち
性の確保を困難とするとともに、リッジ７、７間の底部
分にクラック等の亀裂が入りやすくなり、また光の濃淡
が減じて立体感を損ねる。従って、小間隙Ｗｇは、少な
くとも０．１ｍｍ以上とすることが好ましい。
【００１７】また前記角度θ１が６０未満では、山頂Ｐ
が鋭角すぎて、ゴム欠け等が発生しやすくこれが起点と
なって耐久性を低下させる傾向となる。逆に１２０度を
越えると、標章９との光の反射方向が近くなり視認性が
上がらなくなる。
が鋭角すぎて、ゴム欠け等が発生しやすくこれが起点と
なって耐久性を低下させる傾向となる。逆に１２０度を
越えると、標章９との光の反射方向が近くなり視認性が
上がらなくなる。
【００１８】また一般に、偏平率の低いタイヤでは、柔
軟なフレキシブル領域が狭くサイドウォール部３におけ
る撓みの度合いが大きくなるため、このサイドウォール
部３の表面にクラックや割れ等の亀裂損傷が発生しやす
く、この亀裂は、タイヤ周方向に対して直角或いは４５
度の方向にのびる傾向にあることが判明した。従って、
この方向に沿ってリッジ７を形成することは極めて不利
であり、このリッジ７の前記角度θ２を、中間の方向と
なる６０〜７５度の範囲に設定することにより耐久性を
向上できる。なお、前記角度θ２が６０度未満若しくは
７５度を越えると、前記撓みの影響を受けて亀裂損傷を
発生し易すくなる。
軟なフレキシブル領域が狭くサイドウォール部３におけ
る撓みの度合いが大きくなるため、このサイドウォール
部３の表面にクラックや割れ等の亀裂損傷が発生しやす
く、この亀裂は、タイヤ周方向に対して直角或いは４５
度の方向にのびる傾向にあることが判明した。従って、
この方向に沿ってリッジ７を形成することは極めて不利
であり、このリッジ７の前記角度θ２を、中間の方向と
なる６０〜７５度の範囲に設定することにより耐久性を
向上できる。なお、前記角度θ２が６０度未満若しくは
７５度を越えると、前記撓みの影響を受けて亀裂損傷を
発生し易すくなる。
【００１９】また耐久性の観点から、前記円弧１２の曲
率半径Ｒは０．０５〜０．２０ｍｍが必要であり、０．
０５ｍｍ未満であると、前記基面１１と傾斜壁面１０と
の間が略エッジ状となって亀裂損傷を招きやすい。また
０．２ｍｍを越えると、基面１１及び傾斜壁面１０が有
する平面部分が減じるため光の反射が弱くなり、視認性
の向上効果が低下してしまう。
率半径Ｒは０．０５〜０．２０ｍｍが必要であり、０．
０５ｍｍ未満であると、前記基面１１と傾斜壁面１０と
の間が略エッジ状となって亀裂損傷を招きやすい。また
０．２ｍｍを越えると、基面１１及び傾斜壁面１０が有
する平面部分が減じるため光の反射が弱くなり、視認性
の向上効果が低下してしまう。
【００２０】また前記リッジ７による装飾部５は、光の
反射角度の違いによって、視認性を向上させるものであ
るため、前記標章９を、ＪＩＳによる表面あらさｓ１が
２５Ｓの区分以下（鏡面側）となる滑らかな平坦部９Ａ
を用いて形成することが好ましい。特に、視認性の観点
からは、前記リッジ７の表面あらさｓ２、すなわち前記
傾斜壁面１０、基面１１及び円弧１２における表面あら
さｓ２を、前記平坦部９Ａの表面あらさｓ１よりも滑ら
かとすることが望ましい。これにより、標章９をいっそ
う際立たせることができる。 １ なお本例では、前記標章９を、平坦部９Ａのみで形成し
た場合を例示しているが、平坦部９Ａ以外に、リッジ、
シボ等の面部分を混用することができ、係る場合には、
平坦部９Ａにより標章９を縁取りするのが良い。なお前
記標章９内にリッジを設ける際には、リッジ７と異なる
装飾仕様で形成できるが、少なくとも山頂長さ及びリッ
ジ高さをリッジ７より小とするのが好ましい。
反射角度の違いによって、視認性を向上させるものであ
るため、前記標章９を、ＪＩＳによる表面あらさｓ１が
２５Ｓの区分以下（鏡面側）となる滑らかな平坦部９Ａ
を用いて形成することが好ましい。特に、視認性の観点
からは、前記リッジ７の表面あらさｓ２、すなわち前記
傾斜壁面１０、基面１１及び円弧１２における表面あら
さｓ２を、前記平坦部９Ａの表面あらさｓ１よりも滑ら
かとすることが望ましい。これにより、標章９をいっそ
う際立たせることができる。 １ なお本例では、前記標章９を、平坦部９Ａのみで形成し
た場合を例示しているが、平坦部９Ａ以外に、リッジ、
シボ等の面部分を混用することができ、係る場合には、
平坦部９Ａにより標章９を縁取りするのが良い。なお前
記標章９内にリッジを設ける際には、リッジ７と異なる
装飾仕様で形成できるが、少なくとも山頂長さ及びリッ
ジ高さをリッジ７より小とするのが好ましい。
【００２１】また前記リッジ７の端部処理をたやすくす
るため、本例の如く、前記リブ状体６Ｌ、６Ｕを設ける
ことが好ましく、そのために、前記リブ状体６Ｌ、６Ｕ
を、前記リッジ７の端部を通りかつリッジ山頂Ｐよりも
高く形成している。これは、リブ状体６Ｌ、６Ｕが無い
と、リッジ山頂Ｐが端部で前記サイドウォール部３の表
面Ｆから断続的に突出するため、見映えが著しく低下す
るためであり、従って、リブ状体６Ｌ、６Ｕのリッジ山
頂Ｐからの突出高さｈ１は、０．５ｍｍ以上とするのが
好ましい。その上限は特に規制されないが、見映えの点
で２．０ｍｍ以下が一般的である。
るため、本例の如く、前記リブ状体６Ｌ、６Ｕを設ける
ことが好ましく、そのために、前記リブ状体６Ｌ、６Ｕ
を、前記リッジ７の端部を通りかつリッジ山頂Ｐよりも
高く形成している。これは、リブ状体６Ｌ、６Ｕが無い
と、リッジ山頂Ｐが端部で前記サイドウォール部３の表
面Ｆから断続的に突出するため、見映えが著しく低下す
るためであり、従って、リブ状体６Ｌ、６Ｕのリッジ山
頂Ｐからの突出高さｈ１は、０．５ｍｍ以上とするのが
好ましい。その上限は特に規制されないが、見映えの点
で２．０ｍｍ以下が一般的である。
【００２２】
【実施例】表１の装飾仕様のリッジを用いた装飾部を有
するタイヤ（サイズ１９５／６５Ｒ１５）を試作すると
ともに、各試供タイヤの、外観性、視認性、耐久性をテ
ストした。なお表１以外の仕様は夫々同一としている。
するタイヤ（サイズ１９５／６５Ｒ１５）を試作すると
ともに、各試供タイヤの、外観性、視認性、耐久性をテ
ストした。なお表１以外の仕様は夫々同一としている。
【００２３】テスト方法は、以下のとおりである。
・外観性は、晴れの日、室外で種々の方向から目視し、
外観の良悪を官能評価により比較例１を１００とする指
数で表示している。指数の大きい方が良好である。 ・視認性は、晴れの日、室外で種々の方向から目視し、
文字の読みとれる距離を計測し、比較例１を１００とす
る指数で表示している。指数の大きい方が良好である。 ・耐久性は、ドラム試験機を用い、内圧（１８０ｋｐ
ａ）、リム（１５×５ 1/2）、荷重（５０５ｋｇｆ）の
条件下で速度８０ｋｍ／ｈで走行させ、サイドウォール
部での損傷発生までの距離を比較例１を１００とする指
数で表示している。指数の大きい方が良好である。
外観の良悪を官能評価により比較例１を１００とする指
数で表示している。指数の大きい方が良好である。 ・視認性は、晴れの日、室外で種々の方向から目視し、
文字の読みとれる距離を計測し、比較例１を１００とす
る指数で表示している。指数の大きい方が良好である。 ・耐久性は、ドラム試験機を用い、内圧（１８０ｋｐ
ａ）、リム（１５×５ 1/2）、荷重（５０５ｋｇｆ）の
条件下で速度８０ｋｍ／ｈで走行させ、サイドウォール
部での損傷発生までの距離を比較例１を１００とする指
数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
汚れ落ち性に優れるとともに、耐久性等を悪化させずに
標章の視認性や見映えを向上しうる。
汚れ落ち性に優れるとともに、耐久性等を悪化させずに
標章の視認性や見映えを向上しうる。
【図１】本発明の一実施例のタイヤの側面図である。
【図２】リッジの断面形状を示す図１のＡ−Ａ断面図で
ある。
ある。
【図３】円弧を拡大して示す断面図である。
３ サイドウォール部
５ 装飾部
６Ｕ、６Ｌ リブ状体
７ リッジ
９ 標章
９Ａ 平坦部
１０、１０Ａ、１０Ｂ 傾斜壁面
１１ 基面
１２ 円弧
ＥＬ 内側縁
ＥＵ 外側縁
Ｆ 表面
Ｐ リッジ山頂
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−164831（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−318717（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−318716（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−297222（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−11713（ＪＰ，Ａ)
実開 昭60−160207（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−22105（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60C 13/00 - 13/02
Claims (3)
- 【請求項１】サイドウォール部に環状の装飾部を形成す
る空気入りタイヤであって、 前記環状の装飾部は、サイドウォール部の表面と略平行
な基面に、両側に傾斜壁面を有しかつ前記基面に小間隙
Ｗｇを隔てつつ互いに平行に***する多数のリッジを具
えるともに、 該リッジは、前記傾斜壁面が挟む角度θ１を６０〜１２
０度、リッジのタイヤ周方向に対する角度θ２を６０〜
７５度、リッジ山頂間のタイヤ周方向の山頂長さＷｐを
０．８〜２．０ｍｍ、前記基面から前記リッジ山頂まで
の半径方向のリッジ高さｈを０．３〜０．８ｍｍ、前記
基面における前記小間隙Ｗｇを０．３ｍｍ以下、かつ前
記基面と傾斜壁面とを連ねる円弧の曲率半径Ｒを０．０
５〜０．２０ｍｍとした装飾仕様を有することを特徴と
する空気入りタイヤ。 - 【請求項２】前記環状の装飾部は、その半径方向内方の
内側縁と、外側縁とに前記リッジの端部を通りかつリッ
ジ山頂よりも高いリブ状体を形成したことを特徴とする
請求項１記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項３】前記環状の装飾部は、文字、図形、記号等
の標章を含むとともに、該標章は、ＪＩＳによる表面あ
らさｓ１が２５Ｓの区分以下の滑らかな平坦部を具え、
前記リッジの表面あらさｓ２が前記平坦部の表面あらさ
ｓ１よりも滑らかであることを特徴とする請求項１又は
２記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06384899A JP3422715B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06384899A JP3422715B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255224A JP2000255224A (ja) | 2000-09-19 |
| JP3422715B2 true JP3422715B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=13241175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06384899A Expired - Lifetime JP3422715B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3422715B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112020002891T5 (de) | 2019-08-05 | 2022-02-24 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
| DE112020002898T5 (de) | 2019-08-05 | 2022-02-24 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
| DE112020003942T5 (de) | 2019-10-08 | 2022-06-15 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE60214896T2 (de) * | 2001-12-26 | 2007-04-05 | Bridgestone Corp. | Luftreifen |
| JP2009029378A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| WO2009154008A1 (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-23 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP5394679B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2014-01-22 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
| WO2016084985A1 (en) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Tire tread for improving efficiency in mounting operation |
| JP6489945B2 (ja) * | 2015-06-04 | 2019-03-27 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| JP6436860B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2018-12-12 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| JP6754577B2 (ja) * | 2016-02-03 | 2020-09-16 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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1999
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