JP3417846B2 - シールド部材を有するコネクタ - Google Patents

シールド部材を有するコネクタ

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるオーディオ機器の電気的接続に使用されるシールド
電線を接続するためのシールド部材を有するコネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来からシールド電線を接続するための
シールド部材を有するコネクタに関しては、実開平4−
69878号公報等に開示されているように種々なもの
が知られている。例えば、図7及び図8に示したシール
ド部材を有するコネクタ81は、プラグ型の雄コネクタ
82がソケット型の雌コネクタ83に嵌合接続されるよ
うになっている。
【0003】図7に示したように雄コネクタ82の雄ハ
ウジング84の周壁中央部には嵌合相手の雌コネクタ8
3を嵌合するための切欠き部85が設けられている。ま
た、雄ハウジング84後端部内側にはシールド電線Wが
保持されている。雄ハウジング84内のシールド電線W
は被覆部が剥かれて芯線86とその外側にシールド編組
Sが露出されている。そして、図8に示したようにシー
ルド編組Sは先端へ行くに従って雄ハウジング84の内
側形状、例えば正方形断面に押し拡げられ、先端にはシ
ールド部材としての金属板製で角筒状のシールド編組接
続部材87が半田付けされている。なお、このシールド
編組接続部材87は切欠き部85に当接されて内側から
塞ぐように設けられており、芯線86は雄ハウジング8
4先端部に埋め込まれた雌型端子88に接続されてい
る。
【0004】また、雌コネクタ83はソケット型の雌ハ
ウジング89の後端底壁部に雌型端子88に接続される
雄型端子90が突設され、底壁部後端面には背面端子9
1が突出されており電線を介して図示されていない機器
本体に接続されるようになっている。また、図7に示し
たように雌ハウジング89には2枚の板バネ92が埋め
込まれている。この板バネ92は張出し部93が雌ハウ
ジング89の外側に突出していると共に、内側には板バ
ネ突起部94が設けられている。また、先端部は雌ハウ
ジング89の先端から外方へ突出して、雄ハウジング8
4の導入部95が形成されている。なお、雌ハウジング
89のフランジ部96は機器本体のシールドを兼ねたケ
ーシングの雌コネクタ取付け穴に取り付けられるので、
雄型端子90はシールド領域内に陥入されるため、背面
端子91にはシールドされていない一般の電線が接続さ
れる。
【0005】上記構成のシールド部材を有するコネクタ
81においては、先ず雌コネクタ83がフランジ部96
によって機器本体の取付け穴に取り付けられる。そし
て、板バネ92の張出し部93は機器本体のシールドを
兼ねたケーシングに接触するので板バネ92はシールド
部材として機能する。また、雄コネクタ82が雌コネク
タ83内に嵌入されると、先ず板バネ92の導入部95
と板バネ突起部94が押し拡げられ、雄型端子90が雌
型端子88内に嵌入接続される。そして、板バネ突起部
94が切欠き部85の外側から係合されて雄ハウジング
84が係止される。このとき、シールド編組接続部材8
7は板バネ突起部94の先端に押圧接触されているの
で、シールド編組Sは確実にシールドされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシールド部材を有するコネクタ81においては、接
続を解除するには板バネ92の両導入部95を外方へ引
っ張りながら雌雄ハウジング84、89を引き離さなけ
ればならないので、解除時の作業性が悪いという問題が
あった。また、導入部95は雌雄コネクタ82、83が
嵌合接続された後も外部に露出されているのでショート
する心配があると共に、外飛物等の衝突により係合が解
除される可能性があり、安全性及び信頼性の面で問題が
あった。
【0007】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、雌雄コネクタの解除操作が容易であると
共に、シールド部材や導電部材が外部に露出しないシー
ルド部材を有するコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、シールド電線に接続され、各々雌雄型端子を備え、
少なくとも一方にシールド部材を有する雌雄コネクタで
あって、前記雌コネクタのシールド電線にシールド接続
された前記雌コネクタ側の金属シェル内側に溝部が設け
られると共に、前記雄コネクタのシールド電線にシール
ド接続されたシールド部材に前記雄型端子を保持する雄
ハウジングの前端部から後方へ向け外周部へ延出する弾
性片が設けられ、該弾性片が前記溝部に係合する係合突
起を備えると共に、該係合突起を軸心側へ移動させて前
記溝部との係合状態を解除する係合解除機構を具備した
シールド部材を有するコネクタにおいて、前記係合解除
機構が、前記弾性片の係合突起よりさらに延出された後
端部に連接された解除片と、前記雄ハウジング外周に軸
方向に摺動可能なスライド部材を備え、該スライド部
材後部に前記解除片を軸心側に押圧する押圧壁を備えて
いることを特徴とするシールド部材を有するコネクタに
よって解決することができる。
【0009】前記構成のシールド部材を有するコネクタ
によれば、雌雄コネクタの嵌合を解除するには、単にス
ライド部材を持って雌コネクタから引き離すだけで良
く、ロック解除操作が容易である。また、解除片の変位
は大きくなるから弾性片の寸法精度が多少落ちても動作
への影響が少ないので製造が容易である。さらに、解除
片が外部に露出されていないので、外飛物等による誤動
作やショートの心配はない。よって、嵌合及び解除操作
の作業性が向上されると共に、信頼性の高いシールド部
材を有するコネクタを得ることができる。
【0010】また、上記課題は、前記シールド部材を有
するコネクタであって、前記係合解除機構が、前記スラ
イド部材後端部に前記押圧壁の他に前記解除片を覆い、
かつ該解除片を軸心側に押圧可能な可撓性の第1ロック
解除部を備えていることを特徴とするシールド部材を有
するコネクタによって解決することができる。前記構成
のシールド部材を有するコネクタによれば、雌雄コネク
タの嵌合を解除するには、単にスライド部材を持って雌
コネクタから引き離しても良いが、第1ロック解除部を
押圧しながら引き離しても良い。したがって、解除時に
要する引き離し力は一層小さくて良く、ロック解除操作
の作業性をより一層向上させることができる。
【0011】また、本発明に係わる上記課題は、シール
ド電線に接続され、各々雌雄型端子を備え、少なくとも
一方にシールド部材を有する雌雄コネクタであって、前
記雌コネクタのシールド電線にシールド接続された前記
雌コネクタ側の金属シェル内側に溝部が設けられると共
に、前記雄コネクタのシールド電線にシールド接続され
たシールド部材に前記雄型端子を保持する雄ハウジング
の前端部から後方へ向け外周部へ延出する弾性片が設け
られ、該弾性片が前記溝部に係合する係合突起を備える
と共に、該係合突起を軸心側へ移動させて前記溝部との
係合状態を解除する係合解除機構を具備したシールド部
材を有するコネクタにおいて、前記係合解除機構が、前
記弾性片の中間部に設けられた前記係合突起と、前記弾
性片の係合突起よりさらに延出された後端部に連接され
た解除片と、前記雄ハウジング後端部において前記解除
片を覆い、かつ該解除片を軸心側に押圧可能な可撓性の
第2ロック解除部と、を具備していることを特徴とする
シールド部材を有するコネクタによって解決することが
できる。
【0012】前記構成のシールド部材を有するコネクタ
によれば、係合解除機構が弾性片の中間部に係合突起
と、弾性片のさらに延出された後端部に解除片が連接さ
れているので、係合突起を溝部から解除するときの解除
片への押圧力は小さくて良く、ロック解除操作が容易で
ある。また、解除片の変位は大きくなるから弾性片の寸
法精度が多少落ちても動作への影響が少ないので製造が
容易である。また、雄ハウジング後端部に解除片を覆
い、かつ該解除片を軸心側に押圧可能な可撓性の第2ロ
ック解除部を具備しているので、スライド部材等の追加
部品は不要となり部品点数が削減できる。そして、雌雄
コネクタを解除するには第2ロック解除部を押圧しなが
ら雄ハウジングを雌コネクタから引き離せば良いのでロ
ック解除操作が一層容易となる。さらに、解除片が外部
に露出されていないので、外飛物等による誤動作やショ
ートの心配はない。よって、嵌合及び解除操作の作業性
が向上されると共に、信頼性の高いシールド部材を有す
るコネクタを得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシールド部材を有
するコネクタの実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のシールド部材を有するコネ
クタの第1実施形態を示す縦断面図、図2は図1におけ
る雄コネクタの縦断面図、図3は図1における雌コネク
タの縦断面図、図4は図1における弾性片の作動説明
図、図5は本発明のシールド部材を有するコネクタの第
2実施形態を示す縦断面図、図6は本発明のシールド部
材を有するコネクタの第3実施形態を示す縦断面図であ
る。
【0014】図1乃至図4に示すように本実施形態のシ
ールド部材を有するコネクタ1は、シールド電線Wを接
続する雌雄コネクタ2、3から構成されており、雌コネ
クタ2のシールド電線Wのシールド編組Sにシールド接
続された略円管形の金属シェル4の内側に溝部5が設け
られている。また、雄コネクタ3のシールド電線Wのシ
ールド編組Sにシールド接続されたシールド部材として
の金属等の導電性材からなるシールド編組接続部材6に
は雄型端子7を保持する合成樹脂等の非導電性材からな
る雄ハウジング8が嵌め込まれている。
【0015】このシールド編組接続部材6には、雄ハウ
ジング8の外周部へ延出する適数の弾性片9が設けら
れ、この弾性片9には溝部5に係合する適数の係合突起
10が設けられ、この係合突起10を軸心側へ移動させ
て溝部5との係合を解除するための係合解除機構20が
具備されている。この係合解除機構20としては、弾性
片9の中間部に係合突起10と、さらに延出された後端
部に解除片19が連接されている。
【0016】また、シールド編組接続部材6の外周に
は、合成樹脂等の非導電性材からなる軸方向に摺動可能
なスライド部材11が設けられている。このスライド部
材11には、係合突起10が突出可能な切欠き部12が
設けられている。また、この切欠き部12後方のスライ
ド部材11の壁部は係合突起10を解除片19及び弾性
片9と共に軸心側へ押圧可能な傾斜面13aを有する押
圧壁13が形成されている。
【0017】すなわち、前記シールド編組接続部材6に
は係合突起10が設けられた弾性片9の他に、先端に雌
コネクタ2の金属シェル4の内壁に接触して電気的に接
続されるための接点15を有する弾性片14が弾性片9
と対向するように設けられている。したがって、スライ
ド部材11には弾性片14と接点15が突出可能な切欠
き部16が設けられている。また、雄型端子7の先端部
に設けられた接続部21の外面には係止ランス22が設
けられており、雄ハウジング8先端部内壁に設けられた
段部23を係止するようになっている。
【0018】次に、図3に示すように雌コネクタ2に
は、金属シェル4の先端部の内壁に雄コネクタ3のスラ
イド部材11を案内するための複数のガイド突起34が
設けられている。また、後端部内壁には雌コネクタ2側
のシールド電線Wのシールド編組Sにシールド接続され
たシールド編組接続部材31の係止穴32を係止するた
めの係止ランス33が斜め前方へ向けて設けられてい
る。また、雌型端子30内には雄型端子7の接続部21
に確実に電気的接続をするためのバネ接点35が設けら
れている。さらに、雌コネクタ2の外周には非導電性材
からなる収縮チューブ36が被せられる。
【0019】上述した構成のシールド部材を有するコネ
クタ1においては、図1に示すように雌雄コネクタ2、
3が互いに先端を合わせて押圧されると容易に接続され
る。すなわち、雌雄型端子7、30がバネ接点35によ
って電気的に接続されると共に、外側は雌雄側のシール
ド編組Sにシールド接続された部品によって被われてい
る。したがって、雄側のシールド編組S、シールド編組
接続部材6、弾性片14、接点15、金属シェル4、係
止ランス33、シールド編組接続部材31、雌側のシー
ルド編組Sの順でシールド接続されている。また、機械
的には弾性片9によって外側に押圧された係合突起10
が溝部5に陥入されているので、雌雄コネクタ2、3は
容易かつ確実に接続され、嵌合操作性及びコネクタの信
頼性を向上させることができる。
【0020】次に、接続された雌雄コネクタ2、3の嵌
合状態を解除させる場合は、図1及び図2に示すように
雌コネクタ2の収縮チューブ36で被われた金属シェル
4と雄コネクタ3のスライド部材11を持って解除方向
へ引っ張る。すると、スライド部材11が解除方向へス
ライドするから押圧壁13の傾斜面13aと解除片19
及び接点15の斜面により弾性片9、14が軸心方向へ
すぼめられる。したがって、係合突起10が溝部5から
外されると共に接点15が金属シェル4の内面から離さ
れる。
【0021】そして、スライド部材11が解除方向へ引
っ張られると、スライド部材11とシールド編組接続部
材6との間の図示されていないストッパにより、シール
ド編組接続部材6も解除方向へ引っ張られる。すると、
段部23が接続部21の係止ランス22の当接から外れ
るので雄型端子7が雌型端子30から解除される。よっ
て、雌雄コネクタ2、3の外殻である金属シェル4とシ
ールド編組接続部材6とを互いに解除方向へ引き離すだ
けで容易に雌雄コネクタ2、3の接続が解除され、解除
操作の作業性を向上させることができる。
【0022】上述したように本実施形態のシールド部材
を有するコネクタ1によれば、弾性片9の中間部に係合
突起10と、さらに弾性片9の後端部に延出された解除
片19が連接されているので、図4に示すように係合突
起10と解除片19の撓み支点からの距離L1、L2
は、常にL1<L2の関係にある。したがって、係合突
起10を溝部5から解除するときの解除片19への押圧
力W2は小さくて良いのでロック解除を容易に行うこと
ができる。また、逆に解除片19の変位δ2は係合突起
10の変位δ1より大きくなるから、弾性片9の寸法精
度が多少落ちても動作への影響が少ないので製造が容易
である。また、雌雄コネクタ2、3の嵌合状態を解除す
るには、単にスライド部材11を持って雌コネクタ2か
ら引き離すだけで良いので、解除操作時の作業性を向上
させることができる。
【0023】次に、本発明のシールド部材を有するコネ
クタの第2実施形態を図5に基づいて説明する。なお、
上記実施形態と同一構成の部分には同じ符号を付けるこ
とで詳細な説明を省略する。図5に示すように本実施形
態のシールド部材を有するコネクタ41は、上記第1実
施形態の係合解除機構20に第1ロック解除部59が付
加されて係合解除機構60を構成している。すなわち、
この係合解除機構60は、スライド部材51後端部に押
圧壁13の他に解除片19を覆い、かつ該解除片19を
軸心側に押圧可能な可撓性の第1ロック解除部59が具
備されている。
【0024】前記構成のシールド部材を有するコネクタ
41によれば、雌雄コネクタの嵌合を解除する場合、単
にスライド部材51を持って雌コネクタ2から引き離し
ても良いが、第1ロック解除部59を押圧しながら引き
離すことも可能である。この場合、押圧壁13の傾斜面
13aによる摩擦力がなくなるので引き離し力は、一層
小さくて良い。よって、解除操作が2通りありメンテナ
ンス時に状況により選択できるため商品性が向上される
と共に、解除操作の作業性を一層向上させることができ
る。
【0025】次に、本発明のシールド部材を有するコネ
クタの第3実施形態を図6に基づいて説明する。なお、
上記実施形態と同一構成の部分には同じ符号を付けるこ
とで詳細な説明を省略する。図6に示すように本実施形
態のシールド部材を有するコネクタ61は、上記第1実
施形態の係合解除機構20にスライド部材11と押圧壁
13を備えておらず、雄ハウジング8を後方まで延長し
て、後端部に解除片19を覆い、かつ解除片19を軸心
側に押圧可能な可撓性の第2ロック解除部79を設けた
雄ハウジング68が付加されて係合解除機構80を構成
している。
【0026】前記構成のシールド部材を有するコネクタ
41によれば、雌雄コネクタ2、63の嵌合を解除する
場合、第2ロック解除部79を押圧しながら雄ハウジン
グ68の後端部を持って雌コネクタから引き離せば良
い。この場合、押圧壁13の傾斜面13aによる摩擦力
がなくなるので引き離し力は一層小さくて良い。また、
スライド部材11が不要になるから部品点数が低減され
る。よって、解除操作の作業性を一層向上することがで
きると共に、コスト低減を図ることができる。
【0027】なお、本発明のシールド部材を有するコネ
クタは、上述した実施形態に限定されるものでなく、適
宜な変更を行うことにより他の形態でも実施することが
できる。例えば、上記実施形態では係合突起10を有す
る弾性片9と接点15を有する弾性片14が対向位置に
配置されていたが、対向する位置に一対の弾性片9を設
けて、弾性片14を上記実施形態とは異なる位置に配置
することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシールド部
材を有するコネクタによれば、係合解除機構が、雄ハウ
ジング外周に軸方向に摺動可能なスライド部材を備え、
該スライド部材後部に解除片を軸心側に押圧する押圧壁
を備えている。したがって、単にスライド部材を持って
雌コネクタから引き離すだけで良く、ロック解除操作が
容易である。また、解除片の変位は大きくなるから弾性
片の寸法精度が多少落ちても動作への影響が少ないので
製造が容易である。さらに、解除片が外部に露出されて
いないので、外飛物等による誤動作やショートの心配は
ない。よって、嵌合及び解除操作の作業性が向上される
と共に、信頼性の高いシールド部材を有するコネクタを
得ることができる。
【0029】また、前記係合解除機構が、スライド部材
後端部に押圧壁の他に解除片を覆い、かつ該解除片を軸
心側に押圧可能な可撓性の第1ロック解除部を備えてい
るので、雌雄コネクタの嵌合を解除する場合、単にスラ
イド部材を持って雌コネクタから引き離しても良いが、
第1ロック解除部を押圧しながら引き離しても良い。し
たがって、解除時に要する引き離し力は一層小さくて良
く、ロック解除操作の作業性をより一層向上させること
ができる。
【0030】また、係合解除機構が、弾性片の中間部に
係合突起と、弾性片のさらに延出された後端部に解除片
が連接されると共に、雄ハウジング後端部に解除片を覆
い、かつ該解除片を軸心側に押圧可能な可撓性の第2ロ
ック解除部を具備している。したがって、係合突起を溝
部から解除するときの解除片への押圧力は小さくて良
く、ロック解除操作が容易である。また、解除片の変位
は大きくなるから弾性片の寸法精度が多少落ちても動作
への影響が少ないので製造が容易である。また、雄ハウ
ジング後端部に解除片を覆い、かつ該解除片を軸心側に
押圧可能な可撓性の第2ロック解除部を具備しているの
で、スライド部材等の追加部品は不要となり部品点数が
削減できる。そして、雌雄コネクタを解除するには第2
ロック解除部を押圧しながら雄ハウジングを雌コネクタ
から引き離せば良いのでロック解除操作が一層容易とな
る。さらに、解除片が外部に露出されていないので、外
飛物等による誤動作やショートの心配はない。よって、
嵌合及び解除操作の作業性が向上されると共に、信頼性
の高く、コスト低減を図ることができるシールド部材を
有するコネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド部材を有するコネクタの第1
実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1における雄コネクタの縦断面図である。
【図3】図1における雌コネクタの縦断面図である。
【図4】図1における弾性片の作動説明図である。
【図5】本発明のシールド部材を有するコネクタの第2
実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明のシールド部材を有するコネクタの第3
実施形態を示す縦断面図である。
【図7】従来のシールド部材を有するコネクタの一例を
示す縦断面図である。
【図8】図7における主要部分を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 シールド部材を有するコネクタ(第1実施形態) 2 雌コネクタ 3 雄コネクタ 4 金属シェル 5 溝部 6 シールド編組接続部材(シールド部材) 7 雄型端子 8 雄ハウジング 9 弾性片 10 係合突起 11 スライド部材 13 押圧壁 15 接点 19 解除片 20 係合解除機構 30 雌型端子 36 収縮チューブ 41 シールド部材を有するコネクタ(第2実施形態) 43 雄コネクタ 51 スライド部材 59 第1ロック解除部 60 係合解除機構 61 シールド部材を有するコネクタ(第3実施形態) 63 雄コネクタ 68 雄ハウジング 79 第2ロック解除部 80 係合解除機構 S シールド編組 W シールド電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−315028(JP,A) 特開 昭62−296380(JP,A) 実開 平3−40780(JP,U) 実開 平3−101870(JP,U) 実開 平1−115182(JP,U) 実開 昭61−197670(JP,U) 実開 昭61−171170(JP,U) 実開 昭57−86282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド電線に接続され、各々雌雄型端
    子を備え、少なくとも一方にシールド部材を有する雌雄
    コネクタであって、前記雌コネクタのシールド電線にシ
    ールド接続された前記雌コネクタ側の金属シェル内側に
    溝部が設けられると共に、前記雄コネクタのシールド電
    線にシールド接続されたシールド部材に前記雄型端子を
    保持する雄ハウジングの前端部から後方へ向け外周部へ
    延出する弾性片が設けられ、該弾性片が前記溝部に係合
    する係合突起を備えると共に、該係合突起を軸心側へ移
    動させて前記溝部との係合状態を解除する係合解除機構
    を具備したシールド部材を有するコネクタにおいて、 前記係合解除機構が、前記弾性片の係合突起よりさらに
    延出された後端部に連接された解除片と、前記雄ハウジ
    ング外周に軸方向に摺動可能なスライド部材を備え、
    該スライド部材後部に前記解除片を軸心側に押圧する押
    圧壁を備えていることを特徴とするシールド部材を有す
    るコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記係合解除機構が、前記スライド部材
    後端部に前記押圧壁の他に前記解除片を覆い、かつ該解
    除片を軸心側に押圧可能な可撓性の第1ロック解除部を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のシールド部
    材を有するコネクタ。
  3. 【請求項3】 シールド電線に接続され、各々雌雄型端
    子を備え、少なくとも一方にシールド部材を有する雌雄
    コネクタであって、 前記雌コネクタのシールド電線にシールド接続された前
    記雌コネクタ側の金属シェル内側に溝部が設けられると
    共に、前記雄コネクタのシールド電線にシールド接続さ
    れたシールド部材に前記雄型端子を保持する雄ハウジン
    グの前端部から後方へ向け外周部へ延出する弾性片が設
    けられ、該弾性片が前記溝部に係合する係合突起を備え
    ると共に、該係合突起を軸心側へ移動させて前記溝部と
    の係合状態を解除する係合解除機構を具備したシールド
    部材を有するコネクタにおいて、 前記係合解除機構が、前記弾性片の中間部に設けられた
    前記係合突起と、前記弾性片の係合突起よりさらに延出
    された後端部に連接された解除片と、前記雄ハウジング
    後端部において前記解除片を覆い、かつ該解除片を軸心
    側に押圧可能な可撓性の第2ロック解除部と、を具備し
    ていることを特徴とするシールド部材を有するコネク
    タ。
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