JPH07302646A - インターフェイス用コネクタ - Google Patents

インターフェイス用コネクタ

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Publication number
JPH07302646A
JPH07302646A JP9438394A JP9438394A JPH07302646A JP H07302646 A JPH07302646 A JP H07302646A JP 9438394 A JP9438394 A JP 9438394A JP 9438394 A JP9438394 A JP 9438394A JP H07302646 A JPH07302646 A JP H07302646A
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JP
Japan
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contact
shield cover
interface connector
locking member
holding
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Application number
JP9438394A
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Inventor
Masahiko Umekawa
雅彦 梅川
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インターフェイス用コネクタにおいて、2種
類の相手方コネクタに対応する2つの接続部品(プラグ
やソケットなど)を共通のシールドカバーでシールドす
ることによって、部品点数や組立工数を削減し、製作コ
ストを低減化する。相手方コネクタとの着脱操作性や不
慮の離脱を防止する機能を具備させる。 【構成】 ピン形端子5を有する第1ボディ2と、筒形
端子6を有する第2ボディ3とを、共通のシールドカバ
ー1に嵌合状に固定する。ピン形端子5と筒形端子6と
を接続しているリード線4は、シールドカバー1の内部
空間に配備する。シールドカバー1の開口部9にロック
用部材7を取り付け、ロック用部材7につまみ部83を
有するスライダ8を取り付ける。ばね体79によりスラ
イダ8を常時前進方向に付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インターフェイス用コ
ネクタ、詳しくは軸方向の両側に接続機能を有するイン
ターフェイス用の変換コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの出入力端子と周辺機器の
出入力端子とが直接に接続することのできない型式にな
っているようなときなどに、それら相互の接続を可能に
するための変換コネクタとして用いられるインターフェ
イス用コネクタとして、従来、短いケーブルの一端にプ
ラグが、他端にソケットが、それぞれ接続された構成の
ものが知られていた。
【0003】一般に、インターフェイス用コネクタにお
いてはノイズ対策としての高度のシールド性が要求され
るため、従来のインターフェイス用コネクタにおいて
も、プラグやソケットやケーブルにはシールド性を確保
するための対策が講じられていると共に、プラグやソケ
ットを相手方コネクタに接続したときの離脱防止対策が
講じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインターフェイ
ス用コネクタにおいて、良好なシールド性を確保するた
めの対策として、ケーブルについては金属線の編組で外
郭を取り囲んだ複合ケーブルを用い、また、プラグやソ
ケットについては多数のコンタクトが組み付けられた合
成樹脂製のボディを金属製のシールドカバーで厳密に取
り囲んだものを用い、さらに、ケーブルとプラグやソケ
ットとの接続箇所には、接続箇所に生じる隙間を多量の
半田で被覆してしまうといった特別な手段を講じること
が行われていた。
【0005】ところが、従来のインターフェイス用コネ
クタにおいては、ケーブル、プラグおよびソケットのそ
れぞれや、それら相互の接続箇所に対して個々に上述し
たような厳密なノイズ対策を講じなけれならず、そのこ
とが、ノイズ対策のための部品点数を減少させること
や、組立に要する工数を減少させることや、製作コスト
を低減化することの障害になっていた。
【0006】また、きわめて多種類の信号処理に使われ
るインターフェイス用コネクタにおいては、相手方コネ
クタに接続した後の離脱を防止し得る機能が重要視され
ることが多い。
【0007】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、高価な複合ケーブルを用いる必要性をなくすると同
時に、相手方コネクタとの接続部品(プラグやソケット
など)を共通のシールドカバーでシールドすることがで
きるような対策を講じることによって、従来のものに比
べ、部品点数の大幅な削減や組立工数の大幅な削減が可
能となり、製作コストを容易に低減化することのできる
インターフェイス用コネクタを提供することを目的とす
る。また、本発明は、相手方コネクタとの着脱操作性や
不慮の離脱を防止する機能に優れたインターフェイス用
コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るインターフェイス用コネクタは、複数箇所に貫通状の
コンタクト保持孔を備える第1ボディおよび第2ボディ
と、軸方向に間隔を隔てた2箇所で上記第1ボディおよ
び第2ボディを各別に保持する筒形のシールドカバー
と、第1ボディのコンタクト保持孔に保持される複数の
第1コンタクトおよび第2ボディのコンタクト保持孔に
保持される複数の第2コンタクトと、上記シールドカバ
ーの内部空間に配備されて第1コンタクトとそれに対応
する第2コンタクトとを接続するリード線と、シールド
カバーの壁部に開設された軸方向に長い開口部と、先端
部に突起を有するばね性を備えた揺動片の基端部にばね
体収容空間を形成する保持枠部が一体に設けられたロッ
ク用部材と、ロック用部材の保持枠部に前後可動に嵌合
される基部に、揺動片の背面全長に亘って重なり状に配
設されるスライド片と保持枠部の外側に突出されるつま
み部とが一体に設けられたスライダと、上記保持枠部の
ばね体収容空間においてスライダの基部とこの保持枠部
に設けられたばね受部との間に介在され、かつスライダ
を常時前進方向に付勢するばね体と、を備え、上記ロッ
ク用部材は、その揺動片の突起がシールドカバーの壁部
から突出する状態で上記開口部に嵌め込まれていると共
に、このロック用部材の保持枠部が上記開口部に固定さ
れているというものである。請求項2記載の発明による
インターフェイス用コネクタは、請求項1に記載した構
成に加え、シールドカバーを被覆する絶縁ケースが、シ
ールドカバーの上半部を覆う上ケースと、シールドカバ
ーの下半部を覆う下ケースとに分割されているというも
のである。請求項3記載の発明によるインターフェイス
用コネクタは、請求項1または請求項2に記載した構成
に加え、第1ボディがシールドカバーにおける一端から
やゝ内方に入り込んだ箇所でこのシールドカバーに嵌合
状に保持されていると共に、第1コンタクトが、第1ボ
ディからシールドカバーの一端側部分で取り囲まれた空
間内に突出されるピン形端子を有し、第2コンタクト
が、第2ボディのコンタクト保持孔に収容される筒形端
子を有するというものである。請求項4記載の発明によ
るインターフェイス用コネクタは、請求項1、請求項
2、請求項3のいずれかに記載した構成に加え、第1コ
ンタクトの数と第2コンタクトの数とが異なっていると
いうものである。請求項5記載の発明によるインターフ
ェイス用コネクタは、請求項1、請求項2、請求項3の
いずれかに記載した構成に加え、第1コンタクトの数と
第2コンタクトの数とが同一であって、リード線で互い
に接続された第1コンタクトと第2コンタクトとの相互
間において、第1ボディでの第1コンタクトの配列位置
と第2ボディでの第2コンタクトの配列位置とが異なっ
ているというものである。
【0009】
【作用】本発明のインターフェイス用コネクタによれ
ば、第1ボディのコンタクト保持孔に第1コンタクト
を、第1ボディのコンタクト保持孔に第2コンタクト
を、それぞれ保持させることによって、2種類の相手方
コネクタとの接続に必要な2つの接続部品(プラグやソ
ケットなど)が構成される。そして、第1ボディと第2
ボディとが筒形のシールドカバーにおける軸方向に間隔
を隔てた2箇所に保持されており、しかも、第1ボディ
や第2ボディのコンタクト保持孔にそれぞれ保持された
第1コンタクトと第2コンタクトの相対応するもの同士
が、第1ボディや第2ボディを保持しているシールドカ
バーの内部空間に配備されたリード線によって接続され
た構成になっているので、第1ボディと第2ボディとリ
ード線との3つの部品のすべてが共通のシールドカバー
によって取り囲まれ、そのシールドカバーによって厳密
なシールド性が確保されるのみならず、上記した2つの
接続部品を相手方コネクタに対して着脱するときにリー
ド線に無理な力が加わることがない。
【0010】また、本発明のインターフェイス用コネク
タは、シールドカバーとロック用部材とが別体であり、
シールドカバーの壁部の開口部にそのロック用部材を嵌
め込み、さらにロック用部材の保持枠部にばね体を収容
する構成にしてあるので、ロック用部材によってシール
ドカバーの上記開口部がほゞ完全に塞がれてシールド性
が損なわれにくい。そして、相手方コネクタに接続した
当該インターフェイス用コネクタを取り外すときには、
つまみ部を操作してスライダをスライド片と共に後退さ
せると、ロック用部材の揺動片の撓み代がその揺動片の
背面側に形成され、ロック解除がなされ得る状態にな
る。
【0011】上記の作用は請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4および請求項5に記載したどの構成によっ
ても発揮される。そして、特に、請求項2に記載した構
成によれば、シールドカバーが絶縁ケースによって保護
されるばかりでなく、その絶縁ケースが上ケースと下ケ
ースとに分割されていることにより、絶縁ケースの組付
けが容易に行えるようになる。また、請求項3に記載し
た構成によれば、筒形端子を備えた相手方コネクタに対
しては第1コンタクトと第1ボディとでなる接続部品が
対応し、ピン型端子を備えた相手方コネクタに対しては
第2コンタクトと第2ボディとでなる接続部品が対応す
る。さらに、請求項4に記載した構成によれば、端子数
が異なる2種類の相手方コネクタを相互に接続するため
の変換用コネクタとしての使用が可能であり、また、請
求項5に記載した構成によれば、端子の数が同一であっ
て異なる配列パターンを有する2種類の相手方コネクタ
を相互に接続するための変換用コネクタとしての使用が
可能である。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例によるインターフェイ
ス用コネクタの分解斜視図、図2はロック用部材7の斜
視図、図3は絶縁ケース10の分解斜視図、図4はイン
ターフェイス用コネクタの外観図、図5はインターフェ
イス用コネクタの一部破断平面図である。
【0013】図1において、1はシールドカバー、2は
第1ボディ、3は第2ボディ、4はリード線、5は第1
コンタクト、6は第2コンタクト、7はロック用部材、
8はスライダである。
【0014】シールドカバー1は金属板を横長四角筒状
に折り曲げることにより形成されており、その前端側部
分は、一対の側板部11,11と、底板部12と、上板
部13と、上板部13と側板部11,11との間の傾斜
板部14,14とを具備しており、上板部13には前方
(矢符A)に向く係合爪15と後方(矢符B)に向く係
合爪16,16とが内向き切起し状に形成されている。
図示していないが、底板部12にも同様に前方Aを向く
係合爪と後方Bを向く係合爪(いずれも不図示)とが内
向き切起し状に形成されている。シールドカバー1の前
端側部分の正面視形状は第1ボディ2の正面視形状と同
じ形状になっている。
【0015】第1ボディ2は電気絶縁性を有する合成樹
脂成形体でなり、その内部に複数のコンタクト保持孔2
3…が縦横に格子配列された状態で形成されている。第
2ボディ3も同様に電気絶縁性を有する合成樹脂成形体
でなり、その内部に多数のコンタクト保持孔33…が縦
横に格子配列された状態で形成されている。そして、第
1ボディ2における複数のコンタクト保持孔23…の配
列パターンと第2ボディ3における複数のコンタクト保
持孔33…の配列パターンとは異なっており、また、そ
の数も異なっている。
【0016】第1コンタクト5はピン型端子でなり、そ
の基部に一体に設けられた接続部51をリード線4の一
端部に加締めた上で半田付けすることによりリード線4
に接続されている。また、第2コンタクト6は筒形端子
でなり、その基部に一体に設けられた接続部61をリー
ド線4の他端部に加締めた上で半田付けすることにより
リード線4に接続されている。そして、第1コンタクト
5が図5に示したように第1ボディ2のコンタクト保持
孔23に保持され、第2コンタクト6が第2ボディ3の
コンタクト保持孔33に保持される。なお、ピン型端子
でなる第1コンタクト5は第1ボディ2からその前方に
向けて突出される。
【0017】このようにして、リード線4で接続された
第1コンタクト5と第2コンタクト6とをそれぞれ第1
ボディ2や第2ボディ3のコンタクト保持孔23,33
に保持させた後、第1ボディ2がシールドカバー1にお
ける一端(前端)からやゝ内方に入り込んだ箇所に嵌め
込まれ、第1ボディ2の上面と下面とにそれぞれ形成さ
れた段付係合部21,22,22がそれぞれ対応する係
合爪15,16,16に係合されることにより、第1ボ
ディ2がシールドカバー1に嵌合状に保持される。この
状態では、第1ボディ2の前方に突出している第1コン
タクト5は、図5で判るように、シールドカバー1の一
端側部分で取り囲まれた空間内に配備される。第2ボデ
ィ3はシールドカバー1における他端に嵌め込まれると
共に、リード線4がシールドカバー1における第1ボデ
ィ2と第2ボディ3との間の内部空間に配備される。こ
の実施例において、第2ボディ3の前半部分は、フラン
ジ部36を有する金属製のカバー37で取り囲まれてお
り、前半部分だけが露出している。そして、金属製のカ
バー37に一体に設けられている内向き突出部38がシ
ールドカバー1の他端に嵌め込まれ、シールドカバー1
の他端と内向き突出部38との重なり箇所に半田付けが
施されて両者の隙間が埋められる。このような構成で第
1ボディ2と第2ボディ3とがそれらに共通のシールド
カバー1によって取り囲まれていると、ただ1つのシー
ルドカバー1によって厳密なシールド性が確保され、し
かもシールドカバー1の軸方向における第1ボディ2と
第2ボディ3との間隔がそのシールカバー1によって一
定に保たれるので、リード線4に力が加わらなくなり、
リード線の破断などをきわめて生じにくくなる。なお、
上記した金属製のカバー37は、シールドカバー1によ
っては覆い得ない第2ボディ3の前半部分を取り囲んで
その第2ボディ3をシールドすることに役立っている。
【0018】図1のように、シールドカバー1の一対の
側板部(壁部)11,11のそれぞれにはシールドカバ
ー1の軸方向に長い開口部9が形成されている。この開
口部9は前半部分の幅狭部91と後半部分の幅広部92
とからなる。図2に拡大して示したロック用部材7は、
先端部に折曲形成された突起74を有するばね性を備え
た揺動片71と、揺動片71の基端部に一体に設けられ
た保持枠部72とを一体に有しており、保持枠部72
は、上下一対の平板部72a,72aの間に後述するば
ね体79の収容空間を形成し、かつそれらの平板部72
a,72aにフランジ部72b,72bが曲成されてい
る。また、保持枠部72の後端部にばね受部73が設け
られている。スライダ8は基部51からスライド片82
が突設されていると共に、つまみ部83を一体に有する
構成になっている。
【0019】そして、シールドカバー1の開口部9に、
図5に示すように、ロック用部材7が嵌め込まれる。こ
の場合、ロック用部材7の揺動片71が開口部9の幅狭
部91に収容され、突起74がシールドカバー1におけ
る側板部11から外方に突出する状態となされ、保持枠
部72が開口部9の幅広部92に嵌入される。また、フ
ランジ部72b,72bは上記側板部11の外面に重ね
合わされ、かつ、ばね受部73に具備された係合爪74
が側板部11の内面に係合して保持枠部72が側板部1
1に固定される。こうしてシールドカバー1に取り付け
られたロック用部材7の揺動片71の背面全長に亘って
スライダ8のスライド片82が重なり状に配設され、ま
た、スライダ8の基部81がロック用部材7の保持枠部
72に前後可動に嵌合され、さらに、つまみ部83が保
持枠部72の外側に突出される。そして、スライダ8の
基部81とロック用部材7の保持枠部72に設けられて
いるばね受部73との間にコイルスプリングでなる上記
ばね体79が圧縮状態で介在され、このばね体79によ
ってスライダ7が常時前進方向に付勢される。
【0020】図3に示したように、電気絶縁ケース10
は、上ケース20と下ケース30とに分割されており、
上ケース20を上記シールドカバー1に被せてその上半
部に覆い、下ケース30を上記シールドカバー1に被せ
てその下半部に覆うようになっている。また、上ケース
20と下ケース30とには、上記スライダ8の基部81
の前後動を許容する長さの凹欠部20a,30aが形成
されている。したがって、上ケース20と下ケース30
とによってシールドカバー1の全周を覆ったときには、
図5で判るように、各凹欠部20a,30aによって形
成される長孔の中にスライダ8の基部81が前後可動に
収容される。
【0021】図1および図4において、40はナット体
であり、上記フランジ部36のねじ孔36aを利用して
フランジ部36に固定されるものであって、使用状態で
は、相手方コネクタの離脱防止用ねじがねじ込まれる。
以上説明したインターフェイス用コネクタは、筒形端子
を備えた相手方コネクタと、ピン型端子を備えた相手方
コネクタとを接続するための変換コネクタとして用いる
ことができる。
【0022】次に、図6と図7を参照し、上記したイン
ターフェイス用コネクタの第1ボディ2側が接続される
相手方コネクタの構成を略述する。
【0023】相手方コネクタはソケットであり、このソ
ケットはシールドカバー201にボディ200を内嵌状
に装着したものである。そして、シールドカバー201
は、金属板を折り曲げて形成されており、その角形の筒
状部202の一対の側板部203,203のそれぞれに
係合孔部204と拡がり形状の呼込みガイド部206が
形成されている。また、ボディ200の側面に突出部2
05が設けられており、この突出部205とシールドカ
バー201の側板部203との間には、所定の隙間が形
成されている。なお、ボディ200に、上述した第1ボ
ディ2の第1コンタクト5に対応する筒形端子(不図
示)が具備されていることは当然である。
【0024】次に、インターフェイス用コネクタと上記
ソケットとを接続したり、離脱させたりする場合の作用
を図8〜図10を参照して説明する。
【0025】インターフェイス用コネクタをソケットに
接続するときに、インターフェイス用コネクタのシール
ドカバー1の一端側をソケットのシールドカバー201
に図8の矢符Xで示すように差し込むと、最初の段階で
は、ロック用部材7に具備された揺動片71の突起74
がシールドカバー201の呼込みガイド部206に案内
されることにより、スライダ8のスライド片82を撓ま
せて内方に変位しながらその呼込みガイド部206を通
過する。そうすると、呼込みガイド部206を上記突起
74が通過した直後に、図8のようにスライド片82の
先端がソケットにおけるボディ200の突出部205に
当たる。このため、さらに差込み操作を行うと、図9の
ように揺動片71だけが前進し、スライド片82は上記
突出部205に当たったまま前進を阻止されるので、ば
ね体79が圧縮される。図9の状態からさらに矢符Xの
ような差込み操作が行われると、上記突起74がシール
ドカバー201の側板部203に形成されている係合孔
部204に達し、その時点で揺動片71がそれ自体のば
ね性により外側に復帰変位して突起74が係合孔部20
4に嵌まり込む。そして、このように突起74が係合孔
部204に嵌まり込むと、揺動片71と突出部205と
の間に隙間が生じるので、スライド片82が復帰変位し
た後、ばね体73の付勢によってスライダ8が押し出さ
れ、図10のようにスライド片82がその隙間に嵌まり
込む。これにより、スライド片82が突出部205によ
って背面側からバックアップされた状態になり、揺動片
71が内方に変位することができなくなる。これがロッ
ク状態であり、ソケットからのインターフェイス用コネ
クタの不慮の離脱を防止する作用が発揮される。
【0026】上述した差込み操作は、つまみ部83を手
で持って行うことができる。
【0027】次に、図10のようにソケットに接続され
たインターフェイス用コネクタを引き抜くときは、つま
み部83を手で持って図8の矢符Yで示すような引抜操
作を行う。そうすると、最初の段階において、スライダ
8の基部81がばね体79の付勢に抗して後退し、これ
により、図9のようにスライド片82が突出部205と
揺動片71との間から抜け出て、揺動片52と突出部2
05との間に隙間が生じ、揺動片71が内方に変位でき
る状態になる。このため、さらに引抜き操作が行われる
と、そのときの引抜力により突起74が係合孔部204
から内方に抜け出し、つづいてシールドカバー201か
ら揺動片71ないしシールドカバー1が抜け出し、ソケ
ットからインターフェイス用コネクタが離脱する。
【0028】このように、上記したインターフェイス用
コネクタは、差込み操作や引抜き操作をいずれもつまみ
部83を手で持って押し引きすることにより行うことが
できるという所謂ワンタッチフルロック方式になってい
るので使い勝手がきわめてよい。また、突起74と係合
孔部204との係合が各コネクタの左右両側において行
われるのでバランスよく差込み操作や引抜き操作を行う
ことができる。さらに、ロック用部材7がシールドカバ
ー1とは別体であって、しかもそのロック用部材7の保
持枠部72にばね体79を収容するようにしてあるの
で、シールドカバー1にはロック用部材7を嵌め込むた
めの開口部7だけを設ければよく、ばね体79を設置す
るために開口を形成したりする必要がないので、開口を
形成することによるシールド性能の低下が最少限度に抑
制されている。この実施例においては、第1コンタクト
5の数および配列パターンが第2コンタクト6の数や配
列パターンと異なっているけれども、リード線で互いに
接続された第1コンタクトや第2コンタクトは、それら
の数が同じで配列位置が異なっていてもよい。また、第
1コンタクトと第2コンタクトとが両方共ピン形端子で
あっても、第1コンタクトが筒形端子で第2コンタクト
がピン形端子であってもよい。これらは、当該インター
フェイス用コネクタを用いる環境に応じて種々変更する
ことができるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、高価な複合ケーブルが
不要であり、しかも1つのシールドカバーで相手方コネ
クタとの2つの接続部品やリード線などを取り囲む構成
であるので、部品点数や組立工数が従来のものに比べて
大幅に削減できるにもかかわらず、厳密なシールド性が
確保され、高いシールド性能を有するインターフェイス
用コネクタを安価に提供することが可能になるという効
果がある。
【0030】また、本発明によれば、シールド作用を損
なうことなくロック機能を付与することが可能になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるインターフェイス用コネ
クタの分解斜視図である。
【図2】ロック用部材の斜視図である。
【図3】絶縁ケースの分解斜視図である。
【図4】インターフェイス用コネクタの外観図である。
【図5】インターフェイス用コネクタの一部破断平面図
である。
【図6】ソケット型多極コネクタの側面図である。
【図7】ソケット型多極コネクタの正面図である。
【図8】インターフェイス用コネクタとソケットを一部
破断して示した接続操作の説明図である。
【図9】異なる段階での上記接続操作の説明図である。
【図10】異なる別の段階での上記接続操作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 シールドカバー 2 第1ボディ 3 第2ボディ 4 リード線 5 第1コンタクト(ピン形端子) 6 第2コンタクト(筒形端子) 7 ロック用部材 8 スライダ 9 開口部 10 絶縁ケース 11 シールドカバーの側板部(壁部) 20 上ケース 30 下ケース 23,33 コンタクト保持孔 71 揺動片 72 保持枠部 73 ばね受部 74 揺動片の突起 79 ばね体 81 スライダの基部 82 スライド片 83 つまみ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数箇所に貫通状のコンタクト保持孔を
    備える第1ボディおよび第2ボディと、 軸方向に間隔を隔てた2箇所で上記第1ボディおよび第
    2ボディを各別に保持する筒形のシールドカバーと、 第1ボディのコンタクト保持孔に保持される複数の第1
    コンタクトおよび第2ボディのコンタクト保持孔に保持
    される複数の第2コンタクトと、 上記シールドカバーの内部空間に配備されて第1コンタ
    クトとそれに対応する第2コンタクトとを接続するリー
    ド線と、 シールドカバーの壁部に開設された軸方向に長い開口部
    と、 先端部に突起を有するばね性を備えた揺動片の基端部に
    ばね体収容空間を形成する保持枠部が一体に設けられた
    ロック用部材と、 ロック用部材の保持枠部に前後可動に嵌合される基部
    に、揺動片の背面全長に亘って重なり状に配設されるス
    ライド片と保持枠部の外側に突出されるつまみ部とが一
    体に設けられたスライダと、 上記保持枠部のばね体収容空間においてスライダの基部
    とこの保持枠部に設けられたばね受部との間に介在さ
    れ、かつスライダを常時前進方向に付勢するばね体と、 を備え、 上記ロック用部材は、その揺動片の突起がシールドカバ
    ーの壁部から突出する状態で上記開口部に嵌め込まれ、
    かつこのロック用部材の保持枠部が上記開口部に固定さ
    れていることを特徴とするインターフェイス用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 シールドカバーを被覆する絶縁ケース
    が、シールドカバーの上半部を覆う上ケースと、シール
    ドカバーの下半部を覆う下ケースとに分割されている請
    求項1記載のインターフェイス用コネクタ。
  3. 【請求項3】 第1ボディがシールドカバーにおける一
    端からやゝ内方に入り込んだ箇所でこのシールドカバー
    に嵌合状に保持されていると共に、第1コンタクトが、
    第1ボディからシールドカバーの一端側部分で取り囲ま
    れた空間内に突出されるピン形端子を有し、第2コンタ
    クトが、第2ボディのコンタクト保持孔に収容される筒
    形端子を有する請求項1または請求項2記載のインター
    フェイス用コネクタ。
  4. 【請求項4】 第1コンタクトの数と第2コンタクトの
    数とが異なっている請求項1、請求項2、請求項3のい
    ずれかに記載のインターフェイス用コネクタ。
  5. 【請求項5】 第1コンタクトの数と第2コンタクトの
    数とが同一であって、リード線で互いに接続された第1
    コンタクトと第2コンタクトとの相互間において、第1
    ボディでの第1コンタクトの配列位置と第2ボディでの
    第2コンタクトの配列位置とが異なっている請求項1、
    請求項2、請求項3のいずれかに記載のインターフェイ
    ス用コネクタ。
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