JP3402956B2 - Vtrのモータ制御装置 - Google Patents

Vtrのモータ制御装置

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JP3402956B2 JP26735296A JP26735296A JP3402956B2 JP 3402956 B2 JP3402956 B2 JP 3402956B2 JP 26735296 A JP26735296 A JP 26735296A JP 26735296 A JP26735296 A JP 26735296A JP 3402956 B2 JP3402956 B2 JP 3402956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下、「VTR」という)の制御にかかり、特に
システム制御マイコンの割り込み処理に関する。 【0002】 【従来の技術】一般的にVTRにおけるモータ速度制御
をマイコンで行う場合、マイコンの割り込み端子にキャ
プスタンモータ、ドラムモータの回転により発生するF
G信号を入力し、当該FG信号の割り込み発生時刻か
ら、タイマーカウンタにより割り込みごとにFG信号の
周期を測定検出し、その検出値と目標とする周期値を比
較して周期差を求め、これにモータにあったゲインを演
算してモータ速度制御信号を作成している。 【0003】マイコンで速度制御を行う場合、FG信号
入力からモータ制御信号出力までの処理をソフトウェア
演算により行っており、また他の上位割り込みがあると
演算処理が後回しになるため、FG信号のキャプチャか
ら制御信号出力までに長い処理時間を要する場合が生じ
る。 【0004】極端にこの時間長くなると、キャプチャし
たFG信号と割り込み処理のFG信号がずれる場合が発
生する。 【0005】すなわち、キャプチャしたFG信号に対す
る割り込み処理ができない、いわゆる「割り込み抜け」
が生じる。 【0006】このようになると、測定したFG周期と目
標値との差が大きくなり、マイコンはこの差に従ってモ
ータ制御信号を出力するため、モータの回転むらが発生
するという問題が生じる。 【0007】通常、この問題を対策する方法として、マ
イコンの演算速度や他の上位割り込み発生による遅れ時
間に対して、FG信号キャプチャから制御信号出力まで
に、次のFG信号がキャプチャされないようなFG周期
で制御し、問題のないキャプチャ周期の長いFG信号で
制御するようにする方法と、割り込み抜けが発生すると
問題となる割り込み処理の優先順位を上げる方法があ
る。 【0008】しかし、前者では制御するFG周期を長く
すると、制御周波数が低くなるため、制御系のゲインを
大きくすることができず、このためモータの外乱抑圧能
力が低下し、制御系の安定度が悪くなる。 【0009】また、後者は、割り込み優先順位を変更す
ることで他の割り込み処理との調停等のマイコンの対応
が必要となる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、キャプチャしたFG信号に
対する割り込み処理ができなかった場合(いわゆる、割
り込み抜け)に、モータの外乱抑圧能力が低下等させる
ことなく、また、割り込み優先順位を変更することなく
モータの回転むらが発生させないように制御することを
技術的課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドを
搭載したドラムの回転制御を行うVTRのモータ制御装
置において、上記ドラムを駆動するモータの回転に応じ
た周波数の信号を発生する周波数発電機と、基準クロッ
クを計数するカウンタと、上記周波数発電機の出力によ
り上記カウンタの出力をラッチするラッチ回路と、上記
周波数発電機の出力を割り込み入力とするマイコンと、
読み書き可能な記憶部と、を有し、上記マイコンは、上
記周波数発電機の割り込み毎に上記ラッチ回路の出力値
を読み込み、当該出力値と上記記憶部から読み出した値
(to)との差により上記周波数発電機の出力信号周期
値(T)を求め、上記記憶部は複数の値の読み書きを可
能とし、上記出力信号周期値(T)を上記記憶部に順に
書き込み、上記出力周期値(T)が所定値よりも大きい
場合、上記記憶部から読み出した複数の値の平均により
上記制御信号を作成することを特徴とする。 【0012】 【0013】 【発明実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発明
の制御装置の一実施形態について説明する。 【0014】図1は、本発明にかかるVTRのモータ制
御回路のブロック図である。図中、(1)はマイコンで
あり、割り込み端子INT0〜3に入力される各信号に
応じて、割り込み処理による演算により、キャプスタン
モータ駆動信号(CPWM)およびドラムモータ駆動信
号(DPWM)を作成し出力する。 【0015】(2)はキャプスタンモータドライバであ
り、マイコン(1)からのCPWM信号に応じてキャプ
スタンモータ(3)に駆動電流を供給する。 【0016】(4)はドラムモータドライバであり、マ
イコン(1)からのDPWM信号に応じて、ドラムモー
タ(5)に駆動電流を供給する。 【0017】(6)はキャプスタンFGであり、キャプ
スタンモータ(3)の回転によりCFG信号パルスを発
生する。 【0018】(7)はドラムFGであり、ドラムモータ
(5)の回転によりDFG信号パルスを発生する。 【0019】(8)はキャプスタンであり、キャプスタ
ンモータ(3)により駆動され、磁気テープ(9)のテ
ープ送りを行う。 【0020】(10)は回転ドラムであり、当該ドラム
に取り付けられた複数の磁気ヘッドにより磁気テープ
(9)の映像トラックに映像信号の記録/再生を行う。 【0021】(11)はドラムPGであり、ドラムモー
タ(5)の1回転に対して1パルス発生する。 【0022】この信号を基準にDFG信号をカウントし
て、上記磁気ヘッドの切換タイミングを決めるRFSW
パルスを作成する。 【0023】(12)はコントロールヘッドであり、磁
気テープ(9)のコントロールトラックからCTL信号
を取り出す。 【0024】これらのRFSW信号,CTL信号,CF
G信号,DFG信号の各信号をマイコン(1)のINT
0,INT1,INT2,INT3の各割り込み端子に
入力する。 【0025】上記装置が駆動されると、上記各信号は図
2に示すタイミングチャートのイ、ロ、ハ、ニに示すよ
うに発生する。 【0026】また、(13)はカウンタであり、基準ク
ロックによりカウントされる。 【0027】(14)はラッチ回路であり、DFG信号
の立ち上がりエッジによりカウンタ(13)の値をラッ
チする。このラッチ出力は、マイコン(1)に入力され
る。 【0028】而して、マイコン(1)はRFSW信号の
立ち下がりエッヂ、CTLの立ち上がりエッヂ、CFG
信号の立ち上がりエッヂ、DFG信号の立ち上がりエッ
ジで割り込み処理を行う。 【0029】ここで、これらの割り込み処理の優先順位
は、RFSW信号,CTL信号,CFG信号,DFG信
号の順となっており、優先順位の低い割り込み処理は、
優先順位の高い割り込み処理が終了するまで待って行わ
れる。図2において、RFSW信号の立ち下がり付近で
他の割り込みが集中して発生する場合が生じる。この場
合、図のA,B,Cに示すように、RFSW割り込み
(A)、CTL割り込み(B)、CFG割り込み(C)
の処理がなされる。 【0030】そして、DFGの割り込み処理は優先順位
が低いため、上位割り込みが終了してからの処理にな
る。 【0031】このとき、割り込み処理待ち時間がDFG
信号の1周期を越えるため、△の割り込みに対する処理
が行われなくなる。 【0032】ここで、DFG信号の周期は、基準クロッ
クを計数するカウンタの値をDFG信号の立ち上がりで
ラッチさせ、この値を割り込み処理において読み取り、
前回の割り込み処理時の値との差を演算することで求め
ているため、割り込み抜けが発生すると、割り込み処理
で読み出したFG信号のキャプチャ値が、本来のキャプ
チャ値より1周期後のFG信号になるため、求めたFG
周期が目標周期の約2倍となる。 【0033】そこで、常に前回の制御信号作成に用いた
FG信号周期を保持しておき、測定したFG周期が所定
数(例えば、目標周期の1.5倍)以上であれば、割り
込み抜けが発生したと判断し、保持している前回測定の
FG周期で制御信号を作成する。 【0034】このようにすれば、割り込み抜けによる測
定FG周期変動を補正でき、モータの回転むらが防止で
きる。 【0035】図3に、本発明のDFG信号による割り込
み制御動作のフローチャートを示す。 【0036】DFG信号がマイコン(1)の割り込み端
子INT3に入力されると、この割り込み処理ルーチン
に制御が移行する。 【0037】まず、ステップ1でカウンタの値tを読み
取る。 【0038】次に、ステップ2で前の処理のときに得た
値ラッチ回路(14)の出力値t0との差を求め、これ
を、DFG信号の周期Tとする。 【0039】その後、値tを新たなt0として記憶す
る。 【0040】ステップ3では、ステップ2で求めたTの
値と、所定値T1とを比較する。 【0041】この所定値T1は、例えば、目標値の1.
5倍の値とする。 【0042】ここで、T1<Tと判断された場合、ステ
ップ4において、制御用周期値TcをTとして、ステッ
プ5で速度制御信号を作成する。 【0043】T1≧Tと判断された場合、前の割り込み
時に用いた制御用周期値Tcによりステップ5で速度制
御信号を作成する。 【0044】ステップ6では、速度制御信号としてPW
M信号を出力する。 【0045】上述の処理により、ドラムFGの周期演算
後、所定値と周期を比較し、測定周期が所定値以上の場
合、この測定値を速度制御信号作成には使用せず、前回
の測定値を速度制御信号作成に用いる。これによって割
り込み抜けによるドラムモータの回転むら発生を防止で
きる。 【0046】なお、図4のフローチャートに示すよう
に、演算に用いたDFG信号の周期を連続して複数個保
持し、保持した複数のFG周期の平均値を用いて制御信
号を作成すれば、割り込み抜けに対してより安定した補
正になる。 【0047】 【発明の効果】割り込み抜けによる測定FG周期変動を
補正でき、モータの回転むらが防止できる。さらに、演
算に用いた測定周期を連続複数個保持し、保持した核数
のFG周期の平均値を用いて制御信号を作成すれば、割
り込み抜けに対してより安定した補正になる。 【0048】本考案のように構成すると、マイコンによ
るモータの制御において、割り込み抜け発生によるモー
タの回転むらを防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のVTRの制御装置のブロック図 【図2】 本発明のVTRの制御装置の割り込み信号の
タイミングを示す図 【図3】 割り込み処理ルーチンのフローチャート 【図4】 割り込み処理ルーチンのフローチャート 【符号の説明】 1.マイコン 2.キャプスタンモータドライバ 3.キャプスタンモータ 4.ドラムモータドライバ 5.ドラムモータ 6. キャプスタンFG 7. ドラムFG 8. キャプスタン 9. 磁気テープ 10. 回転ドラム 11. ドラムPG 12. コントロールヘッド 13. カウンタ 14. ラッチ回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】磁気ヘッドを搭載したドラムの回転制御を
    行うVTRのモータ制御装置において、 上記ドラムを駆動するモータの回転に応じた周波数の信
    号を発生する周波数発電機と、 基準クロックを計数するカウンタと、 上記周波数発電機の出力により上記カウンタの出力をラ
    ッチするラッチ回路と、 上記周波数発電機の出力を割り込み入力とするマイコン
    と、 読み書き可能な記憶部と、を有し、 上記マイコンは、上記周波数発電機の割り込み毎に上記
    ラッチ回路の出力値を読み込み、 当該出力値と上記記憶部から読み出した値(to)との
    差により上記周波数発電機の出力信号周期値(T)を求
    め、 上記記憶部は複数の値の読み書きを可能とし、 上記出力信号周期値(T)を上記記憶部に順に書き込
    み、 上記出力周期値(T)が所定値よりも大きい場合、上記
    記憶部から読み出した複数の値の平均により上記制御信
    号を作成することを特徴とするVTRのモータ制御装
    置。
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