JP2902765B2 - トラック検索制御装置 - Google Patents

トラック検索制御装置

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JP2902765B2
JP2902765B2 JP29000390A JP29000390A JP2902765B2 JP 2902765 B2 JP2902765 B2 JP 2902765B2 JP 29000390 A JP29000390 A JP 29000390A JP 29000390 A JP29000390 A JP 29000390A JP 2902765 B2 JP2902765 B2 JP 2902765B2
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トラックを有する記録媒体に対する情報の
記録、再生、消去のうち少なくとも一つを行う情報記録
再生装置のトラック検索制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、例えば光ビームを照射して記録媒体に高密度で
情報を記録したり、高密度で記録した情報を高速度で再
生したりする情報記録再生装置がかなり普及してきた。
この情報記録再生装置の一つに光ディスク装置がある。
通常、光ディスク上の情報トラック間隔は、1.6μm程
度であり、そのため、光ディスクは他のメモリ手段と比
較しても高密度な記録ができるが、一方、光学ヘッドの
目標トラックへの位置付けは、他のディスク型メモリに
比べて極めて微細な制御技術が要求されている。
光ディスク上の目標トラックへ光学ヘッドを位置付け
るシーク制御方式としては、光ディスク上のトラックを
横切る時に読取るトラッククロス信号をパルス化したト
ラッククロスパルスを計数して、目標トラックをシーク
する方法があり、この方法は、外部スケールを基準とし
て光学ヘッドをシークする方法よりも一度で確実に位置
付けることが可能である。しかし、通常、光ディスク上
のトラックは、複数の情報区域(以下セクタと記述)に
分かれており、各セクタの先頭には、トラッククロス信
号を得るための溝(以下グループと記述)が途切れてい
る部分がある。その部分にはトラック番地あるいはセク
タ番号等が予め記憶されていたり、プッシュルトラッキ
ング方法におけるトラックオフセットを除去するための
鏡面部(ミラーマークとも呼ぶ)が設けられていたりす
る。このような光ディスク上を光学ヘッドがトラックク
ロス信号を計数しながら、目標トラックをシークする
際、グループの途切れた部分を光学ヘッドから発せられ
る光スポットが通過した場合、トラッククロス信号が欠
落し、正確にトラッククロス信号を計数できないという
問題点があった。
このような問題点を解決する手段として、特開昭59−
221878号公報に示されるシーク制御方式がある。第5図
は、このシーク制御方式を実現する従来のトラック検索
制御装置を示す回路図である。
光ディスクからトラック検索により読取られたトラッ
ククロスパルスは、否定回路1、フリップフロップ路2,
3及び論理積回路4を介してリードクロスパルスに変換
される。このリードクロスパルスは、論理和回路5を介
してクロスパルスカウンタ6で計数される。また、リー
ドクロスパルスは、標準パルス発生器7からの標準パル
スを基準にして、パルス間カウンタ8でパルス間隔値を
カウントされる。パルス間隔値は論理積回路9を介して
カウント値記憶回路11で記憶される。割算回路10では、
パルス間カウンタ8から入力されたパルス間隔値をカウ
ント値記憶回路11で記憶している以前リードクロスパル
スの間隔値で割算する。
もし、トラッククロス信号が正確に検出された場合、
リードクロスパルスのパルス間隔値は一定となることよ
り、割算回路10の出力は1となる。この割算回路10の出
力に−1を加える−1回路12の出力は0となる。この出
力はパルス発生回路13に入力される。パルス発生回路13
は−1回路12の出力により制御され、−1回路12の出力
が0の場合は何も出力せず、−1回路12の出力が1の場
合、1パルスを出力する。従って、リードクロスパルス
のパルス間隔値が一定の場合、−1回路12の出力は0と
なり、パルス発生回路13からパルスは出力されない。
しかし、例えばリードクロスパルスが1つ抜けた場合
には、パルス間カウンタ8の出力は通常の2倍となり、
演算回路10の出力は2となる。従って、−1回路12の出
力は1となり、パルス発生回路13から1パルスが発生し
てクロスパルスカウンタ6に与えられる。こうして抜け
た1パルス分はパルス発生回路13の出力により補われて
シーク制御のための正常なカウント出力が得られる。
以上の動作を第6図に示す。この図において、Aはリ
ードクロスパルスのパルス波形、Bはパルス間カウンタ
8のカウント値、Cはパルス発生回路13の出力波形、D
はクロスパルスカウンタ6におけるカウント値を示す。
AにおいてリードクロスパルスNとパルスN+1の間
のカウント値はBに示すようにmであるものとする。リ
ードクロスパルスN+1の次のパルスN+2が抜けると
パルス間カウンタ8のリードクロスパルスN+3の時点
では、カウント値はBに示すように通常のmではなく2m
となる。この場合、割算回路10の出力は2となり、−1
回路12を経た出力によりパルス発生回路13からCに示す
補正パルスが発生する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、リードクロスパルスは完全に等間隔で
はないため、1パルス抜けた場合にパルス間隔が直前の
パルス間隔の2倍かそれ以上になるとはかぎらない。パ
ルス間隔が直前のパルス間隔の2倍未満の場合には、上
述の従来例の方式では補正パルスは発生しないので、実
際のトラック数と、クロスパルスカウンタ6のカウント
値との間にずれが生じる。
一方、このような方式をハードウェアで実現する場
合、割算回路が比較的高価な部品であるため、安価に設
計することが困難になってしまう。また、マイクロプロ
セッサ等の演算素子を使用してソフトウェアで実現する
場合、一般に割算処理は他の演算処理と比較して長時間
を要することから、他の演算処理が犠牲となり、マイク
ロプロセッサの機能を十分に発揮させることができな
い。
本発明は上記欠点を解決するもので、信頼性が高く安
価な装置でトラッククロスパルスを補正し、正確なトラ
ック検索を行えるトラック検索制御装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記目的を達成するために、本願の第1の発明は、記
録媒体上のトラックを走査するヘッドが横断する際に得
られるトラッククロスパルスを計数することにより目標
トラックを検索するトラック検索制御装置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デ
ータを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
と、前記第1の周期データ生成手段より出力される第1
の周期データの変化率を規制するリミッタと、前記リミ
ッタから出力される前記第1の周期データに、1<K1
2とする比例定数K1を乗じた第2の周期データを順次生
成する第2の周期データ生成手段と、前記第2の周期デ
ータを記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
に記憶された第2の周期データと新しく生成される第1
の周期データを比較して、前記第2の周期データによっ
て示される期間よりも前記第1の周期データによって示
される期間の方が長くなると補間パルスを発生するパル
ス発生手段とを有することを特徴とする。
また、本願の第2の発明は、記録媒体上のトラックを
走査するヘッドが横断する際に得られるトラッククロス
パルスを計数することにより目標トラックを検索するト
ラック検索制御装置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デ
ータを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
と、前記第1の周期データ生成手段より出力される第1
の周期データの変化率を規制するリミッタと、前記リミ
ッタから出力される前記第1の周期データに、K2<1と
する比例定数K2を乗じた第3の周期データを順次生成す
る第3の周期データ生成手段と、前記第3の周期データ
を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段に記
憶された第3の周期データと新しく生成される第1の周
期データを比較して、前記第3の周期データによって示
される期間よりも前記第1の周期データによって示され
る期間の方が長くなるまでは、前記トラッククロスパル
スが計測されるのを阻止する阻止手段とを有することを
特徴とする。
そして、本願の第3の発明は、記録媒体上のトラック
を走査するヘッドが横断する際に得られるトラッククロ
スパルスを計数することにより目標トラックを検索する
トラック検索制御装置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デ
ータを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
と、前記第1の周期データ生成手段より出力される第1
の周期データの変化率を規制するリミッタと、前記リミ
ッタから出力される前記第1の周期データに、1<K1
2とする比例定数K1を乗じた第2の周期データを順次生
成する第2の周期データ生成手段と、前記第2の周期デ
ータを記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
に記憶された第2の周期データと新しく生成される第1
の周期データを比較して、前記第2の周期データによっ
て示される期間よりも前記第1の周期データによって示
される期間の方が長くなると補間パルスを発生するパル
ス発生手段と、前記リミッタから出力される前記第1の
周期データに、K2<1とする比例定数K2を乗じた第3の
周期データを順次生成する第3の周期データ生成手段
と、前記第3の周期データを記憶する第2の記憶手段
と、この第2の記憶手段に記憶された第3の周期データ
と新しく生成される第1の周期データを比較して、前記
第3の周期データによって示される期間よりも前記第1
の周期データによって示される期間の方が長くなるまで
は、前記トラッククロスパルスが計測されるのを阻止す
る阻止手段とを有することを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
図示しない光ディスクから図示しない光学ヘッドによ
って読出されたトラッククロス信号はトラッククロスパ
ルスに変換され、論理和回路14を介してクロスパルスカ
ウンタ15に入力される。また、トラッククロスパルスは
周期測定回路16にも入力される。この周期測定回路16
は、例えば、トラッククロスパルスの間隔を基準クロッ
ク発生回路28から出力される基準クロックを基にカウン
トし、このカウントされた値を第1の周期データとして
出力する。この第1の周期データはリミッタ17に入力さ
れる。このリミッタ17は、予め定められた変化率を越え
る急激な変動が第1の周期データにあった場合、この第
1の周期データに誤りがあると判断し、代わりにリミッ
ト値を出力する。リミッタ17の出力は、ローパスフィル
タ(以下LPFと記述)18に入力される。LPF18のカットオ
フ周波数は、光学ヘッドの加減速時に発生するトラック
クロスパルスの周期変動成分を通過させ、かつ、異常な
周期データは平滑化されるような値に設定する。LPF18
の出力は乗算回路19に入力される。トラッククロスパル
スの間隔の平均値に相当するパルス間隔を、平均パルス
間隔とすると、乗算回路19は、平均パルス間隔の何倍の
タイミングで後述する補間パルスを発生させるか、を設
定する比例定数K1を第1の周期データに乗じて、第2の
周期データとして出力する。ここで、比例定数K1は、1
<K1<2とする。第2の周期データは、記憶回路20に入
力される。この記憶回路20は、例えばラッチ回路で構成
され、前記第2の周期データが更新されるまでの間、前
回の第2の周期データを出力し続けるように動作する。
記憶回路20の出力は、ダウンカウンタ22にプリセットデ
ータとして与えられる。ロードパルス発生回路21は、ト
ラッククロスパルスに同期したカウンタロードパルスを
ダウンカウンタ22に出力する。ダウンカウンタ22は、、
このカウンタロードパルスによって前述のプリセットデ
ータをロードし、基準クロック発生回路28から出力され
た基準クロックをダウンカウントする。このダウンカウ
ントによって、次のカウンタロードパルスの入力前にカ
ウント値が“0"となると、ダウンカウンタ22はボローパ
ルスを1つ出力する。このボローパルスは前述した補間
パルスに対応している。ボローパルスは論理和回路14を
介してクロスパルスカウンタ15に入力され、トラックク
ロスパルスと同様にカウントされる。
この実施例の動作を第2図のタイムチャートを参照し
て説明する。
第2図において、Eはトラッククロスパルスのパルス
波形、Fはダウンカウンタ22のカウント値、F′はトラ
ック検索が正常に行われた場合の第1の周期データを、
一定の値Xとしたときのダウンカウンタ22のカウント
値、Gはダウンカウンタ22から出力されるボローパルス
のパルス波形、Hは論理和回路14の出力波形、Iはクロ
スパルスカウンタ15のカウント値を示す。尚、F及び
F′において、上段の数式はプリセットデータを示し、
下段の数式はプリセットされる直前のカウント値を示
す。
第2図EのトラッククロスパルスN,N+1,N+3,N+4
は論理和回路14を介してクロスパルスカウンタ15に入力
される。この場合、カウント値は、Iに示す様に各々P,
P+1,P+3,P+4としてカウントされる。一方、トラッ
ククロスパルスは周期測定回路16にも入力され、第1の
周期データが生成される。この第1の周期データは、リ
ミッタ17、LPF18を介し、乗算回路19でK1倍され、第2
の周期データとして記憶回路20に入力される。この記憶
回路20でプリセットデータに変換され、ダウンカウンタ
22に入力される。ここで、トラッククロスパルスNとN
+1の間の第1の周期データをXN+1、N+1とN+3の
間の第1の周期データをXN+3というようにした場合、ダ
ウンカウンタ22におけるカウント値は第2図Fに示すよ
うになる。第1の周期データXN-1、XN、XN+1、XN+2、X
N+4はほぼ等しいことより各々の値を平均周期データX
とすると、XN+3はXの2倍にほぼ等しいことより2Xとな
る。この時のダウンカウンタ22におけるカウント値を第
2図F′に示す。
リミッタ17、LPF18のゲインを1とし、K1を例えば1.5
に設定すると、上述のプリセットデータは、K1X=1.5X
と表せる。ダウンカウンタ22はこのプリセットデータを
カウンタロードパルスによってロードし、基準クロック
によりダウンカウントする。プリセットデータが1.5XN
の場合には、N+1の直前のダウンカウンタ22のカウン
ト値が、 1.5XN−XN+1≒1.5X−X(>0) となったところで第2図EのN+1に相当するカウンタ
ロードパルスが入力されるため、ボローパルスGは出力
されない。
第2図Eの破線で示すパルスN+2は、検出されなか
ったパルスである。EのパルスN+1がクロスパルスカ
ウンタ15に与えられて、カウント値がP+1となった
後、トラッククロスパルスN+2に対応するタイミング
で、ロードパルス発生回路21より、カウンタロードパル
スは出力されない。このためダウンカウンタ22はカウン
ト値が、 1.5XN+1−XN+2≒1.5X−X(>0) を越えてもダウンカウントを続け、カウント値が 1.5XN+1−1.5XN+2≒1.5X−1.5X=0 になった時に、第2図Gに示すように、ダウンカウンタ
22からボローパルスを1つ出力する。このボローパルス
は、論理和回路14を介してクロスパルスカウンタ15に入
力され、P+2とカウントされる。
ダウンカウンタ22は、トラッククロスパルスN+3に
対応したカウンタロードパルスが入力されるまでダウン
カウントを続け、カウント値が 1.5XN+1−XN+3≒1.5X−2X(<0) になった時に、カウンタロードパルスが入力され、ダウ
ンカウンタ22はプリセットされ、カウント値は1.5XN+3
となる。以後、上述した動作を繰り返す。
このように、本実施例においては、トラッククロスパ
ルスの周期を測定し、測定した周期データをK1倍し、プ
リセットデータとして用い、ダウンカウンタで前記プリ
セットデータから基準クロックによりダウンカウント
し、このカウント値が“0"になる前にダウンカウンタが
プリセットされた時は、トラック検索が正常に行われて
いると判断する。しかし、ダウンカウンタのカウント値
が“0"になった場合には、トラック検索で誤りが生じた
と判断し、ダウンカウンタより補間パルスを発生させ
る。これにより、トラック検索で生じた誤りを補うこと
ができ、正確なトラック検索を行うことができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。第3図
は本発明の第2実施例のブロック図である。第1実施例
と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
光学ヘッドから得られるトラッククロスパルスは、論
理積回路27及び論理和回路14を介してクロスパルスカウ
ンタ15でカウントされる。一方、トラッククロスパルス
は周期測定回路16にも入力され、第1の周期データが生
成される。この第1の周期データは、リミッタ17,LPF18
を介した後、乗算回路19と乗算回路23に入力される。
乗算回路23に入力された第1の周期データは、K2
(K2<1)され、第3の周期データとして記憶回路2に
入力される。この記憶回路24は、第3の周期データをプ
リセットデータに変換し、ダウンカウンタ25に出力す
る。
一方、ダウンカウンタ25には、ロードパルス発生回路
21から出力されるカウンタロードパルスも入力される。
このカウンタロードパルスがダウンカウンタ25に入力さ
れたときに、前述のプリセットデータがダウンカウンタ
25にロードされる。
カウンタロードパルスは、フリップフロップ26のリセ
ット端子RSTにも入力される。このフリップフロップ26
は、カウンタロードパルスが入力される毎にリセットさ
れ、フリップフロップ26の出力Qを“L"に設定する。
尚、フリップフロップ26の入力端子Dは電源VCCに接続
されている。つまり、フリップフロップ26の入力端子D
には、常に“H"が入力されている。
ダウンカウンタ25は、基準クロック発生回路28から出
力された基準クロックを基に、前述のプリセットデータ
よりダウンカウントし、このカウント値が“0"となった
ところでボローパルスを1つ出力する。このボローパル
スは、フリップフロップ26のクロック端子CKに供給さ
れ、このフリップフロップ26の出力Qを“H"に設定す
る。フリップフロップ26の出力Qは、次のカウンタロー
ドパルスがフリップフロップ26のリセット端子に入力さ
れるまで“H"を保持する。この出力Qは、論理積回路27
に入力される。この論理積回路27は、フリップフロップ
26の出力Qが“H"の時のみトラッククロスパルスを通過
させ、出力Qが“L"の時、トラッククロスパルスの通過
を阻止する。
その他の構成は第1実施例と同様である。
この第2の実施例の動作を、第4図に示すタイムチャ
ートを用いて説明する。
第4図において、Eはトラッククロスパルスのパルス
波形、Gはダウンカウンタ22から出力されるボローパル
スのパルス波形、Jはダウンカウンタ25から出力される
ボローパルスのパルス波形、Kはフリップフロップ26の
出力波形、Hは論理和回路14の出力波形、Iはクロスパ
ルスカウンタ15のカウント値を示す。
第4図Eに示すように、光学ヘッドより得られるトラ
ッククロスパルスは、N,N+1,N+2,N+3,N+5である。
このトラッククロスパルスは、周期測定回路16に入力さ
れ、この周期測定回路16で第1の周期データに変換され
る。この第1の周期データはリミッタ17、LPF18を介し
て、第1の乗算回路19でK1倍された第2の周期データ
と、第2の乗算回路23でK2倍された第3の周期データと
にそれぞれ変換される。第2及び第3の周期データは、
それぞれ記憶回路20及び記憶回路24に入力され、プリセ
ットデータにそれぞれ変換させる。これらのプリセット
データはそれぞれダウンカウンタ22,25にロードされ
る。
ここで、例えばK1を1.2に、K2を0.8に設定すると、上
述したプリセットデータはそれぞれ K1X=1.2X,K2X=0.8X となる。
トラッククロスパルスNが入力されると、ダウンカウ
ンタ22,25は基準クロックを基にダウンカウントを開始
する。そしてトラッククロスパルスNが入力されてから
0.8X経過後にダウンカウンタ25のカウント値が“0"に達
する。つまり、それぞれのダウンカウンタ22,25のカウ
ント値は、 K1X−0.8X=1.2X−0.8X>0 K2X−0.8X=0.8X−0.8X=0 となり、ダウンカウンタ25よりボローパルスが出力され
る。このボローパルスにより、フリップフロップ26の出
力Qは“H"となり、この出力Qが入力された論理積回路
27では、トラッククロスパルスの通過が可能な状態とな
る。トラック検索が正常に行われた場合、トラッククロ
スパルスはほぼ同一の間隔で発生することより、トラッ
ククロスパルスNが入力されてからX経過後のダウンカ
ウンタ22及び25のカウント値は、 K1X−X=1.2X−X=0.2X K2X−X=0.8X−X=−0.2X となる。この時に、次のトラッククロスパルスN+1が
入力される。従って、論理積回路27は、トラッククロス
パルスN+1を通過させ、論理和回路14からは、第4図
Hで示すパルス信号が出力され、クロスパルスカウンタ
15のカウント値Iは更新されてP+1となる。
前述したトラッククロスパルスN+1により、ロード
パルス発生回路21からカウンタロードパルスが出力さ
れ、このカウンタロードパルスによりフリップフロップ
26はリセットされ、出力Qは“L"となるため、論理積回
路27はトラッククロスパルスの通過を不可能とする。ま
た、ダウンカウンタ22及び25は、カウンタロードパルス
により再びプリセットされ、共にダウンカウントを開始
する。
この後、例えばN+2のように本来の約半分の周期
(0.5X)でトラッククロスパルスが検出されるというよ
うな異状が生じた場合、ダウンカウンタ22及び25のカウ
ント値は、 K1X−0.5X=1.2X−0.5X>0 K2X−0.5X=0.8X−0.5X>0 となり、ダウンカウンタ25のカウント値が“0"に達して
いない。よって、ダウンカウンタ25よりボローパルスは
出力されておらず、依然としてフリップフロップ26の出
力Qは“L"のため、トラッククロスパルスN+2は論理
積回路27を通過できない。従って、クロスパルスカウン
タ15では、このトラッククロスパルスN+2はカウント
されない。
トラッククロスパルスN+2により、ロードパルス発
生回路21よりカウンタロードパルスが出力され、ダウン
カウンタ22及び25はプリセットされる。この時の第1の
周期データは0.5Xより第2、第3の周期データはそれぞ
れ、 K1×0.5X=1.2×0.5X=0.6X K2×0.5X=0.8×0.5X=0.4X となる。この0.6X及び0.4Xがダウンカウンタ22及び25の
プリセットデータとしてロードされ、基準クロックを基
にダウンカウンタ22及び25でダウンカウントされる。そ
して、トラッククロスパルスN+2に対応するカウンタ
ロードパルスが出力されてから0.4X経過後のダウンカウ
ンタ25のカウント値は、 0.4X−0.4X=0 となり、ダウンカウンタ25よりボローパルスが出力され
る。このボローパルスにより、フリップフロップ26の出
力Qは“H"となり、この出力Qが入力された論理積回路
27では、トラッククロスパルスの通過が可能な状態とな
り、パルスN+3はクロスパルスカウンタ15でカウント
される。
次に、第4図EのN+4に示すように、トラック検索
でトラッククロス信号が検出されず、トラッククロスパ
ルスが抜けてしまった場合の動作について述べる。
トラッククロスパルスN+3が入力されると、ダウン
カウンタ22,25は基準クロックを基にダウンカウントを
開始する。まず、0.8X経過後にダウンカウンタ25のカウ
ント値が“0"に達する。つまり、それぞれのダウンカウ
ンタ22,25のカウント値は、 K1X−0.8X=1.2X−0.8X>0 K2X−0.8X=0.8X−0.8X=0 となり、ダウンカウンタ25よりボローパルスが出力され
る。このボローパルスにより、フリップフロップ26の出
力Qは“H"となり、この出力Qが入力されら論理積回路
27では、トラッククロスパルスの通過が可能な状態とな
る。
しかし、トラッククロスパルスN+4が入力されるこ
とはないので、ダウンカウンタ22及び25はダウンカウン
トが進み、トラッククロスパルスN+4が入力されてか
ら1.2X経過後、ダウンカウンタ22のカウント値が“0"に
なる。この時のダウンカウンタ22及び25のカウント値
は、 K1X−1.2X=1.2X−1.2X=0 K2X−1.2X=0.8X−1.2X<0 となり、ダウンカウンタ22よりボローパルスが出力され
る。この様子を第4図Gに示す。このボローパルスは論
理和回路14を介してクロスパルスカウンタ15に入力さ
れ、第4図Iに示すようにP+4とカウントされる。
ダウンカウンタ22及び25は、次のカウンタロードパル
スが入力されるまでダウンカウントを続け、トラックク
ロスパルスN+5によるカウンタロードパルスが入力さ
れた時にプリセットされる。以後、上述した動作を繰り
返す。
以上説明したように、この実施例によれば、第1の実
施例に示したようにトラッククロスパルスが欠落した時
に補間パルスを発生させる他に、誤ったトラッククロス
パルスが入力された場合、この誤ったトラッククロスパ
ルスがクロスパルスカウンタ25に入力されるのを阻止す
る機能を有することで、トラッククロスパルスが欠落し
た場合に加えて、偽のトラッククロスパルスが入力され
た場合にも、光学ヘッドが通過したトラック数を正確に
カウントすることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、信頼性が高く安
価な装置でトラッククロスパルスを補正し、正確なトラ
ック検索を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すブロック図、第2図
は第1実施例の動作を示すタイムチャート、第3図は本
発明の第2実施例を示すブロック図、第4図は第2実施
例の動作を示すタイムチャート、第5図は従来例を示す
ブロック図、第6図は従来例の動作を示すタイムチャー
トである。 14……論理和回路 15……クロスパルスカウンタ 16……周期測定回路 19……乗算回路 20……記憶回路 21……ロードパルス発生回路 22……ダウンカウンタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上のトラックを走査するヘッドが
    横断する際に得られるトラッククロスパルスを計数する
    ことにより目標トラックを検索するトラック検索制御装
    置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デー
    タを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
    と、 前記第1の周期データ生成手段より出力される第1の周
    期データの変化率を規制するリミッタと、 前記リミッタから出力される前記第1の周期データに、
    1<K1<2とする比例定数K1を乗じた第2の周期データ
    を順次生成する第2の周期データ生成手段と、 前記第2の周期データを記憶する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された第2の周期データと新
    しく生成される第1の周期データを比較して、前記第2
    の周期データによって示される期間よりも前記第1の周
    期データによって示される期間の方が長くなると補間パ
    ルスを発生するパルス発生手段と、 を有することを特徴とするトラック検索制御装置。
  2. 【請求項2】記録媒体上のトラックを走査するヘッドが
    横断する際に得られるトラッククロスパルスを計数する
    ことにより目標トラックを検索するトラック検索制御装
    置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デー
    タを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
    と、 前記第1の周期データ生成手段より出力される第1の周
    期データの変化率を規制するリミッタと、 前記リミッタから出力される前記第1の周期データに、
    K2<1とする比例定数K2を乗じた第3の周期データを順
    次生成する第3の周期データ生成手段と、 前記第3の周期データを記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された第3の周期データと新
    しく生成される第1の周期データを比較して、前記第3
    の周期データによって示される期間よりも前記第1の周
    期データによって示される期間の方が長くなるまでは、
    前記トラッククロスパルスが計測されるのを阻止する阻
    止手段と、 を有することを特徴とするトラック検索制御装置。
  3. 【請求項3】記録媒体上のトラックを走査するヘッドが
    横断する際に得られるトラッククロスパルスを計数する
    ことにより目標トラックを検索するトラック検索制御装
    置において、 前記トラッククロスパルスの周期を示す第1の周期デー
    タを1パルス毎に生成する第1の周期データ生成手段
    と、 前記第1の周期データ生成手段より出力される第1の周
    期データの変化率を規制するリミッタと、 前記リミッタから出力される前記第1の周期データに、
    1<K1<2とする比例定数K1を乗じた第2の周期データ
    を順次生成する第2の周期データ生成手段と、 前記第2の周期データを記憶する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された第2の周期データと新
    しく生成される第1の周期データを比較して、前記第2
    の周期データによって示される期間よりも前記第1の周
    期データによって示される期間の方が長くなると補間パ
    ルスを発生するパルス発生手段と、 前記リミッタから出力される前記第1の周期データに、
    K2<1とする比例定数K2を乗じた第3の周期データを順
    次生成する第3の周期データ生成手段と、 前記第3の周期データを記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された第3の周期データと新
    しく生成される第1の周期データを比較して、前記第3
    の周期データによって示される期間よりも前記第1の周
    期データによって示される期間の方が長くなるまでは、
    前記トラッククロスパルスが計測されるのを阻止する阻
    止手段と、 を有することを特徴とするトラック検索制御装置。
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