JP2993679B2 - モータの回転位相制御装置 - Google Patents

モータの回転位相制御装置

Info

Publication number
JP2993679B2
JP2993679B2 JP1176094A JP17609489A JP2993679B2 JP 2993679 B2 JP2993679 B2 JP 2993679B2 JP 1176094 A JP1176094 A JP 1176094A JP 17609489 A JP17609489 A JP 17609489A JP 2993679 B2 JP2993679 B2 JP 2993679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
phase
motor
signal
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1176094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0340784A (ja
Inventor
吉昭 高坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOSHIBA BIDEO PURODAKUTSU Pte Ltd
Original Assignee
TOSHIBA BIDEO PURODAKUTSU Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOSHIBA BIDEO PURODAKUTSU Pte Ltd filed Critical TOSHIBA BIDEO PURODAKUTSU Pte Ltd
Priority to JP1176094A priority Critical patent/JP2993679B2/ja
Publication of JPH0340784A publication Critical patent/JPH0340784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2993679B2 publication Critical patent/JP2993679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えばビデオテープレコーダ(以下VTR
と記す)のテープを駆動するキャプスタンモータや、回
転ヘッドを駆動するドラムモータのサーボ装置として有
効なモータの回転位相制御装置に関する。
(従来の技術) 家庭用VTRには、回転ヘッドの回転速度及び位相を制
御するためのドラムサーボ装置が設けられている。ま
た、磁気テープの走行速度及び位相を制御するためにキ
ャプスタンサーボ装置も設けられている。これらサーボ
回路は、ドラムモータ、あるいはキャプスタンモータの
回転速度及び位相の制御を行うことにより、それぞれ回
転ヘッドや磁気テープの速度及び位相を制御している。
ところで、通常、サーボ装置は、モータの回転速度を
検出する回転周波数検出信号(以下FG信号と言う)発生
手段や回転位相検出信号(以下FG信号と言う)発生手段
を有する。このFGあるいはPG信号発生手段は、モータの
回転軸とその周囲に構築されている。
キャプスタン制御系において、VTR記録時には、FG信
号の周波数を制御することにより、キャプスタンモータ
の駆動信号に帰還がかかり、安定した回転速度及び位相
を得ることができる。一方、VTRの再生時においては、
キャプスタンによって走行駆動される磁気テープに予め
記録されているコントロール信号も制御情報として利用
される。即ち、再生されたコントロール信号の位相が、
ドラムサーボ装置の位相制御系と同一の基準信号に対し
て、所定の位相となるように、キャプスタンモータの位
相制御を行っている。
ここで、上記コントロール信号は、記録時に磁気テー
プに記録されるもので、ビデオ信号の1フレーム(垂直
同期信号の2周期)毎に垂直同期信号に対応されて記録
されている。NTSC方式の場合、コントロール信号は29.9
7Hzである。従って、キャプスタンモータの回転位相の
制御特性は、規格で決定された上記コントロール信号の
周波数で決まることになり、これ以上の制御精度を上げ
ることはできない。
一方、ドラム制御系においても同様な問題がある。例
えば、VTR記録時には、垂直同期信号に位相同期させて
回転ヘッドの回転位相を制御するようにすると、その精
度は垂直同期信号(59.9Hz)の周波数により決まる。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来のキャプスタンサーボ装置にお
いては、再生時における位相制御精度は、再生されたコ
ントロール信号の精度により決り、これ以上の精度を望
むことが出来なかった。このために、例えば他の機種に
より記録された磁気テープ(市販のソフトテープ)にお
いて、コントロール信号が定常的なオフセットを生じて
いると、つまり所定の速度で磁気テープを走行させたと
きのコントロール信号の周波数が規定の29.97Hz(NTS
C)から定常的にずれていると、キャプスタンサーボ装
置は、コントロール信号が29.97Hzになるように働くた
めに速度制御系にそのオフセット分の誤差が発生する。
つまりテープの走行速度が目標の速度からずれることに
なる。
一方、ドラム制御系においても同様な問題がある。例
えば、VTR記録時には、垂直同期信号(59.9Hz)に位相
同期して回転ヘッドの回転位相を制御するようにしてい
るが、垂直同期信号の周波数に定常的なずれがあると、
速度制御系にそのオフセット分の誤差が生じ、ドラムモ
ータの回転数が目標回転数からずれることになる。
そこでこの発明では、サーボモータの回転位相制御精
度を向上することができ、しかもモータの制御情報とな
るループ外からの入力信号の定常的なずれによるオフセ
ットが生じてもその影響を受けないようにしたモータの
回転位相制御装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、所定周波数のクロックを巡回的にカウン
トする計測カウンタと、モータの回転位相の基準となる
基準信号、前記モータの回転周波数を示す信号を検出す
る手段から得られる第1の帰還信号、更に前記第1の帰
還信号より長い周期で発生され、且つ前記モータの回転
位相を示す信号を検出する手段から得られる第2の帰還
信号が到来する毎に、前記計測カウンタのカウント値を
それぞれラッチするラッチ手段と、前記基準信号に対応
して得られるラッチデータに基づき基準データを設定し
記憶する手段と、前記第1の帰還信号の発生に対応して
得られるラッチデータに基づき、回転周波数データを設
定し記憶する手段と、前記第2の帰還信号の発生に対応
して得られるラッチデータに基づき、回転位相データを
設定し記憶する手段と、前記基準位相データと前記回転
位相データとの差分に基づき、前記モータの位相制御デ
ータを得る手段と、所定の速度制御目標データを設定し
記憶する手段と、前記回転周波数データの前回と今回の
値の差分を得て前記モータの周期データを作成する手段
と、前記周期データから前記速度制御目標データを減算
することにより速度制御データを得る手段と、前記速度
制御データから直流成分を除去するハイパスフィルタ手
段と、前記位相制御データと前記ハイパスフィルタ手段
の出力とに基づき前記モータの回転を制御する制御デー
タを得る手段とを備えるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例である。11は高速クロッ
クを巡回的にカウントするカウンタであり、このカウン
タ11のカウントデータは、ラッチ回路12に供給される。
このラッチ回路12には、ドラムモータの周波数回転検出
手段からの回転周波数検出信号(D−FG)、回転位相検
出信号(D−PG)、基準信号(垂直同期信号=V−SY)
が供給される。回転周波数検出信号(D−FG)及び回転
位相検出信号(D−PG)は、このサーボ装置により駆動
制御されているモータの回転検出信号発生装置から帰還
されてくる信号であり、回転周波数検出信号(D−FG)
は、回転位相検出信号(D−PG)に比べて充分周波数が
高い。例えば、回転周波数検出信号(D−FG)は、回転
位相検出信号(D−PG)の8倍である。基準信号(V−
SY)は、上記モータの回転位相の基準となる信号であ
り、記録するビデオ信号から分離された垂直同期信号に
基づいて作成された信号である。
ラッチ回路12は、各信号(D−FG)(D−PG)(V−
SY)に対応したラッチ部を有し、各部においてこれ等の
信号が到来するごとにカウントデータをラッチする。
信号(D−FG)によりラッチされたデータは、回転周
波数データとして順次周波数弁別器13に送られる。この
周波数弁別器13は、遅延部131と減算部132により構成さ
れ、前回のデータと今回のデータとの差分を得る。この
差分は、ドラムの周期を現す周期データである。
一方、基準信号によりラッチされたデータは、基準デ
ータとして速度目標回路14に供給される。この回路にお
いても、遅延部141と減算部142を用いて、前回の基準デ
ータと今回の基準データとの差分を得、さらにこの差分
値を除算部143で除算し、目標データとして導出する。
除算部143に於けるN(分子)は、ドラムモータの1回
転あたりのD−FGパルス数である。
目標データは、減算部15に供給され、周波数弁別出力
の減算要素となる。これにより、実際に得られるドラム
回転周期と、基準信号の周期の差分が得られ、モータの
回転周波数制御情報となる。しかし、定常的に基準信号
の周波数ずれがあると、サーボループは、モータの回転
を所定の回転に引込もうとするので常にその分の差(直
流オフセット)が生じることになる。これをそのままに
すると、同期ずれを生じビデオ信号と同期信号の本来の
関係が維持されない状態で記録が行われる。そこでこの
実施例では、減算部15の出力をハイパスフィルタ16に供
給し、オセットを除去して、速度制御データを得、これ
を増幅器17に供給するものである。
ハイパスフィルタ16は、減算部161、加算部162、遅延
部163、係数器164により構成されている。加算器162で
はオフセット分が蓄積され、減算部161においてそのオ
フセット分が、速度制御データから取除かれる。係数器
164におけるkは0<k<1であり、この係数を1より
十分小さく選ぶことにより、Qの高い特性を得ることが
できる。反面、係数kを小さくするとオフセットに対応
する応答が遅くなるので、対象となる機器に応じて選定
することが好ましい。
第2図では、上記ハイパスフィルタの周波数特性であ
る。
次に、ラッチ回路12から得られた基準データと、回転
位相データとは、位相比較器20に供給される。位相比較
器20では、減算部201において回転位相データから基準
データを減算し、その差を得る。これは、基準位相に対
するモータの回転位相のずれを検出することに相当す
る。この位相差データからは、減算部202において、位
相制御目標データが減算される。これにより、減算202
から、位相制御データが得られる。位相制御データは、
後述する遅延部32にプリセットされる。
オフセット分が除去された速度制御データは、加算器
31に供給される。この加算器31の出力は、増幅器21に供
給されて増幅されるとともに、減算部202からの位相制
御データがプリセットされる遅延部32に供給される。こ
のプリセットは、位相制御データの到来毎(例えば1/30
秒毎)になされることになる。遅延部32の出力は、加算
器31に入力されている。加算器31の出力は、結局、減算
部202からの位相制御データに回転位相パルス期間に変
化する速度制御信号の微小な変動(位相変動)をも取り
込んだ位相誤差データとなる。増幅器21からの位相制御
データと、増幅器17からの速度制御データとは、加算器
18にて加算され、ドラムモータの駆動データとして出力
される。
上記の実施例は、ドラムモータの回転位相制御系とし
て説明したが、これに限らず、キャプスタンモータの回
転位相制御系においても同様に適用することができる。
この場合は、ラッチ回路12に入力する情報がキャプスタ
ン周波数検出信号と、キャプスタン位相検出信号と、コ
ントロールパルスとになる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、サーボモータの回転
位相制御精度を向上することができ、しかもモータの制
御情報となるループ外からの入力信号の定常的なずれに
よりオフセットが生じてもその影響を受けないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図は第
1図のハイパスフィルタの周波数特性を示す図である。 11……カウンタ、12……ラッチ回路、13……周波数弁別
回路、14……速度目標回路、15……加算器、16……ハイ
パスフィルタ、17,22……増幅器、20……位相比較器、2
1……加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周波数のクロックを巡回的にカウント
    する計測カウンタと、 モータの回転位相の基準となる基準信号、前記モータの
    回転周波数を示す信号を検出する手段から得られる第1
    の帰還信号、更に前記第1の帰還信号より長い周期で発
    生され、且つ前記モータの回転位相を示す信号を検出す
    る手段から得られる第2の帰還信号が到来する毎に、前
    記計測カウンタのカウント値をそれぞれラッチするラッ
    チ手段と、 前記基準信号に対応して得られるラッチデータに基づき
    基準データを設定し記憶する手段と、 前記第1の帰還信号の発生に対応して得られるラッチデ
    ータに基づき、回転周波数データを設定し記憶する手段
    と、 前記第2の帰還信号の発生に対応して得られるラッチデ
    ータに基づき、回転位相データを設定し記憶する手段
    と、 前記基準位相データと前記回転位相データとの差分に基
    づき、前記モータの位相制御データを得る手段と、 所定の速度制御目標データを設定し記憶する手段と、 前記回転周波数データの前回と今回の値の差分を得て前
    記モータの周期データを作成する手段と、 前記周期データから前記速度制御目標データを減算する
    ことにより速度制御データを得る手段と、 前記速度制御データから直流成分を除去するハイパスフ
    ィルタ手段と、 前記位相制御データと前記ハイパスフィルタ手段の出力
    とに基づき前記モータの回転を制御する制御データを得
    る手段と を具備したことを特徴とするモータの回転位相制御装
    置。
JP1176094A 1989-07-07 1989-07-07 モータの回転位相制御装置 Expired - Lifetime JP2993679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1176094A JP2993679B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 モータの回転位相制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1176094A JP2993679B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 モータの回転位相制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34859698A Division JP3212285B2 (ja) 1998-12-08 1998-12-08 モータの回転制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0340784A JPH0340784A (ja) 1991-02-21
JP2993679B2 true JP2993679B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=16007596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1176094A Expired - Lifetime JP2993679B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 モータの回転位相制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2993679B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0340784A (ja) 1991-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2993679B2 (ja) モータの回転位相制御装置
CA1329258C (en) Servo for a rotary head drum of vtr
JP3212285B2 (ja) モータの回転制御装置
GB2203269A (en) Motor speed control apparatus
JP2534725B2 (ja) ディスク回転制御装置
JPS62304Y2 (ja)
JP2538232B2 (ja) デジタルサ−ボ装置
JP2994971B2 (ja) 間欠磁気記録装置
JPH0544908Y2 (ja)
JPH0325298Y2 (ja)
JPH0648566B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2765179B2 (ja) 回転ヘッド方式pcm磁気記録再生装置
JPS61170946A (ja) 回転シリンダ用サ−ボ装置
JPH0754614B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0341022B2 (ja)
JPH0526865Y2 (ja)
JPH0557831B2 (ja)
JPS60176376A (ja) 再生サ−ボ回路
JPH01308186A (ja) モータ制御装置
JPH05336782A (ja) モータ制御装置
JPH0127498B2 (ja)
JPH0460942A (ja) テープ走行速度制御装置
JPH05336781A (ja) モータ制御装置
JPH0640402B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH06176450A (ja) トラッキング制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 10