JP3400294B2 - プル・アップ回路及び半導体装置 - Google Patents

プル・アップ回路及び半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路内の所定のノ
ードの電位を所定値に引き上げるプル・アップ回路及び
これを備えた半導体装置に関する。半導体集積回路の製
造技術の発達などにより、半導体装置に供給できる電源
電圧は年々下がってきており、多くの半導体装置を用い
てシステムを構成する場合、電源電圧の異なる半導体装
置同士を接続する必要がある場合がある。
【0002】
【従来の技術】図7は、異なる電源電圧で駆動される半
導体装置をバスで接続した構成のシステム、この場合に
は回路基板を示す図である。半導体装置AとBとは、バ
ス10を介して接続されており、バス10を介してデー
タの授受を行う。半導体装置AとBとは異なる電源電圧
で駆動される。例えば、半導体装置Bは5Vの電源電圧
で動作し、半導体装置Aは3.3Vの電源電圧で動作す
る。半導体装置Bがデータをバス10に出力する場合、
バス10の電位をデータ値に従い0V又は5Vに駆動す
る。すなわち、バス10の高電位及び低電位をそれぞれ
Vh、Vlとすれば、半導体装置BはVh=5V、Vl
=0Vとなるようにバス10を駆動する。同様に、半導
体装置Aがデータをバス10に出力する場合、半導体装
置AはVh=3.3V、Vl=0Vとなるようにバス1
0を駆動する。
【0003】通常、半導体装置AやBは、バスとのイン
タフェース部分にプル・アップ回路を具備する。図7で
は、便宜上、半導体装置Aの内部構成のみを示す。半導
体装置Aはバス10との接続用端子16を有し、この端
子16を介してバス10と内部回路とが電気的に接続さ
れる。半導体装置Aは、バス10とのインタフェースを
構成するバッファ12及びプル・アップ回路14が設け
られ、これらは端子16に接続される。バッファ12は
例えば、入力バッファ又は双方向バッファであるが、出
力バッファでも良い。バス10上のデータは端子16を
介してバッファ12に取り込まれ、その後図示を省略す
る半導体装置Aの内部回路に供給される。

プル・アップ回路14は、端子16の電位を半導
体装置Aの電源電圧にプル・アップする回路である。半
導体装置Aが上記のように3.3Vの電源電圧で動作す
る場合、プル・アップ回路14は端子16の電位をVd
d=3.3Vにプル・アップする。プル・アップするこ
とで、端子16の電位が何らかの要因で0Vと3.3V
の中間電位となることを防止できる。もし、中間電位に
なると、バッファ12及び/又は内部回路が誤動作した
り、無駄な電力が消費される可能性がある。
【0004】図7に示すように、プル・アップ回路14
はPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSトラ
ンジスタと称する)又はNチャネルMOSトランジスタ
(以下NMOSトランジスタと称する)で構成される。
PMOSトランジスタを用いた場合、ソースに電源電圧
Vdd(上記の例では3.3V)を与え、ゲートをVs
s(例えば0V)に固定し、ドレインを端子16に接続
する。これにより、PMOSトランジスタは通常常にオ
ン状態であり、端子16の電位をVddにプル・アップ
することができる。NMOSトランジスタを用いた場合
は、ゲートをVddに固定し、オン状態に設定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプル・アップ回路14は以下の問題点を有する。前
述したように、バス10の電位が5Vになる場合があ
る。例えば、半導体装置Bがバス10をハイレベル、す
なわち5Vに設定する。この時、半導体装置Aの端子1
6の電位は5Vになる。今、プル・アップ回路14がP
MOSトランジスタで構成されている場合を考えると、
そのドレインは5Vになる。通常、PMOSトランジス
タのバックゲート電圧はVdd、すなわち、この例では
3.3Vに固定されている。ドレインが5Vでバックゲ
ートが3.3Vなので、ドレインからバックゲート(N
形ウェル)へは電流パス、より特定すれば順方向のダイ
オードが形成され、ドレインからバックゲートに電流が
流れてしまう。この電流は、バス10からPMOSトラ
ンジスタを介して電源Vddへ周り込んだ電流であり、
PMOSトランジスタの信頼性の低下やバス10の電位
の低下等の問題点を引き起こす。
【0006】また、電流の周り込みは、ドレインからソ
ースを介して電源Vddに電流が流れることでも起こ
る。ドレインが5Vでソースが3.3V(=Vdd)の
場合には、ドレインからソースへの電流パスが形成さ
れ、このような電流の周り込みが起こる。このため、P
MOSトランジスタのゲート酸化膜を厚くすることや、
パス10に専用のプル・アップ回路(5Vにプル・アッ
プする)を設けて対応することが考えられるが、コスト
を考えると現実的な解決策ではなく、また周り込み電流
そのものの発生を防止する根本的な解決策ではない。
【0007】これに対し、プル・アップ回路14をNM
OSトランジスタで構成した場合には、ソース電位がド
レイン電位よりも高いので上記電流の周り込みは防止で
きる。しかしながら、NMOSトランジスタでプル・ア
ップできる電位がプル・アップ回路14のNMOSトラ
ンジスタのゲート電位Vddからそのしきい値の電位を
引いた電位となってしまい、充分なプル・アップができ
ず、次のような問題が発生する可能性がある。例えば、
電源電圧の変動で通常は3.3Vなのが一時的に3Vに
低下したような場合、NMOSトランジスタのしきい値
が0.5Vとすると、2.5Vまでしかプル・アップで
きない。このような中間的な電位がバッファ12に接続
される内部回路に対し不定電位となり、誤動作させる可
能性がある。
【0008】従って、本発明は上記従来技術の問題点を
解決し、Pチャネルのトランジスタを用いて、バスの電
圧がプル・アップ用の電源電位より高くなってもバスか
らの電流の周り込みが起きないようにして、Pチャネル
・トランジスタの耐圧を大きくすることなく、確実にプ
ル・アップでき、バスやこれに接続されている半導体装
置に影響を与えることのないプル・アップ回路及びこれ
を用いた半導体装置、ひいてはこのような半導体装置を
用いたシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、端子を介してバスに接続されるドレインと、ソース
と、ゲートと、ウェルとを有するPチャネル・トランジ
スタ(実施例のPチャネルMOSトランジスタ20に対
応)と、前記Pチャネル・トランジスタのドレイン電圧
前記Pチャネル・トランジスタのソース電圧よりも高
いときに、前記ドレインからウェルの方向に形成される
パスと前記ドレインから前記ソースの方向に形成される
パスとに電流が流れないように前記Pチャネル・トラン
ジスタを制御すると共に、前記Pチャネル・トランジス
タのドレイン電圧が前記Pチャネル・トランジスタのソ
ース電圧よりも低いときに、前記ドレインから前記ソー
スの方向に形成されるパスに常に電流が流れるように前
記Pチャネル・トランジスタを制御する制御回路(実施
例の第1電源回路22及び第2電源回路24に相当)
を有することを特徴とするプル・アップ回路である。制
御回路は、前記Pチャネル・トランジスタのドレイン電
圧が前記Pチャネル・トランジスタのソース電圧よりも
高いときに、ドレインからウェル方向に形成されるパス
とドレインからソース方向に形成されるパスとに電流が
流れないように前記Pチャネル・トランジスタを制御す
と共に、前記Pチャネル・トランジスタのドレイン電
圧が前記Pチャネル・トランジスタのソース電圧よりも
低いときに、前記ドレインから前記ソースの方向に形成
されるパスに常に電流が流れるように前記Pチャネル・
トランジスタを制御するので、ドレイン電位がPチャネ
ル・トランジスタの電源電位よりも高くなっても、上記
制御回路により無駄な電流の流れが阻止でき、信頼性が
向上する。
【0010】請求項2に記載の発明は、端子(実施例の
端子26に相当:以下、番号のみを記載する)を介して
バス(10)に接続されるドレインと、第1電源配線
(34)を介して第1電源電位V1が供給されるソース
と、ゲートと、バックゲートとを有するPチャネル・ト
ランジスタ(20)と、前記第1電源電位と前記バスに
接続される前記端子を介して前記ドレインに供給される
端子電位Vxのうちのいずれか高い方の電位に略等しい
電位をウェル電位Vwとして生成し、前記ウェル電位を
前記バックゲートに供給する第1電源回路(22)と、
前記端子電位が前記第1電源電位より高いときに、前記
端子電位と略等しい電位をゲート電位Vgとして生成す
るとともに、前記端子電位が前記第1電源電位より低い
ときに、前記第1電源電位より低く第2電源配線(4
8)を介して供給される第2電源電位V2と略等しい電
位を前記ゲート電位として生成し、前記ゲート電位を前
記ゲートに供給する第2電源回路(24)とを有する
ル・アップ回路であって、前記端子電位が前記第1電源
電位より低いときには、前記Pチャネル・トランジスタ
の前記バックゲートの電位は前記第1電源電位に固定さ
れるとともに、前記Pチャネル・トランジスタの前記ゲ
ートの電位は前記第2電源電位に固定され、前記Pチャ
ネル・トランジスタが常にオン状態に保持される。請求
項1の制御回路を具体的に規定するもので、第1電源回
路(22)はVx>V1の時にトランジスタ(20)の
ドレインからウェル(バックゲート)に流れる電流を阻
止し、第2電源回路(24)は、Vx>V1の時にドレ
インからソースに流れる電流を阻止する。従って、バス
の電位、すなわちトランジスタ(20)のドレインの電
位Vxが第1電源電位V1を超える場合でも、バスから
の電流の周り込みを阻止できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2の記載
において、前記Pプル・アップ用チャネル・トランジス
タは、前記電位Vxが前記第1電源電位V1を超えた時
にオフし、前記電位Vxが前記第1電源電位V1より低
い時にオンするしきい値を有することを特徴とするプル
・アップ回路である。トランジスタ20のしきい値を定
義したものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の前記第1電源回路が、前記第1電源配線と前記バック
ゲートとの間に設けられ、Vx>V1の時にオフし、V
x<V1の時にオンする第1スイッチ素子(30)と、
前記端子とバックゲートとの間に設けられ、Vx>V1
の時にオンし、Vx<V1の時にオフする第2スイッチ
素子(32)とを有することを特徴とするプル・アップ
回路である。第1スイッチ素子(30)はVx<V1の
時に第1電源電位V1をトランジスタ(20)のウェル
(バックゲート)に与え、ウェルの電位をドレイン電位
よりも高く設定し、Vx>V1の時にVxをウェルに与
えることで、ウェルの電位をドレイン電位と同じに設定
して、ドレインからウェルへ電流が流れるのを阻止す
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3の記載
において、前記第1スイッチ素子(30)は、そのバッ
クゲートに前記ウェル電位Vwが供給され、そのゲート
に前記電位Vxが供給される第1Pチャネル・トランジ
スタ(30)であり、前記第2スイッチ素子は、そのN
形ウェルに前記ウェル電位Vwが供給され、そのゲート
に前記第1電源電位V1が供給される第2Pチャネル・
トランジスタ(32)であることを特徴とするプル・ア
ップ回路である。第1及び第2スイッチ素子の一構成例
を規定したものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれか一項の記載において、前記第2電源回路
(24)は、前記端子と前記プル・アップ用Pチャネル
・トランジスタのゲートとの間に設けられ、Vx>V1
の時にオンとなり、Vx<V1の時にオフとなる第3ス
イッチ素子(40)と、前記プル・アップ用Pチャネル
・トランジスタのゲートと前記第2電源配線との間に設
けられた第4スイッチ素子(46)と、Vx>V1の時
に前記第4スイッチ素子をオフし、Vx<V1の時に前
記第4スイッチ素子をオンにするスイッチ制御回路(4
2、44)とをすることを特徴とするプル・アップ回路
である。Vx<V1の時には第4スイッチ素子(46)
がオンして、第1電源電位V1をプル・アップ用トラン
ジスタ(20)のゲートに与えてこれをオンさせ、Vx
>V1の時には第3スイッチ素子(40)がオンして、
Vxをプル・アップ用トランジスタ(20)のゲートに
与えてこれをオフさせる。これにより、Vx>V1の時
にプル・アップ用トランジスタ(20)のドレインから
ソースへの電流の発生が阻止できる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記第3スイッチ素子(40)は、そのバックゲー
に前記ウェル電位Vwが供給され、そのゲートに前記
電位V1が供給される第3Pチャネル・トランジスタ
(40)であり、前記第4スイッチ素子(46)は、そ
のゲート電位が前記スイッチ制御回路により制御される
第1Nチャネル・トランジスタ(46)であることを特
徴とするプル・アップ回路である。第3及び第4スイッ
チ素子の一構成例を規定したものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項6又は7
の記載において、前記スイッチ制御回路が、前記第1電
源配線と前記第4スイッチ素子の制御端子との間に接続
され、Vx>V1の時にオフし、Vx<V1の時にオン
する第5スイッチ素子(42)と、前記第2電源配線と
前記第4スイッチ素子の制御端子との間に接続され、V
x>V1の時にオンし、Vx<V1の時にオフする第6
スイッチ素子(44)とを有することを特徴とするプル
・アップ回路である。スイッチ制御回路の一構成例を規
定するもので、上記のようにして第3及び第4スイッチ
素子を上記の通り制御する。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8の記載
において、前記第5スイッチ素子(42)は、そのゲー
トに前記電位Vxが供給される第1Nチャネル・トラン
ジスタ(42)であり、前記第6スイッチ素子(44)
は、そのゲートに前記ゲート電位Vgが供給される第2
Nチャネル・トランジスタ(44)であることを特徴と
するプル・アップ回路である。第5及び第6スイッチ素
子の一構成例を規定したものである。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9の記載において、前記第3スイッチ素子及び前記プル
・アップ用Pチャネル・トランジスタのゲートの接続点
と、前記第4スイッチ素子及び第6スイッチ素子の接続
点との間に設けられ、そのゲートに前記第4スイッチ素
子がオンする時にオンとなるように第3電源配線を介し
て供給される第3電源電位V3が供給される第3Nチャ
ネル・トランジスタ(50)と、前記第5スイッチ素子
と前記端子との間に設けられ、そのゲートに前記第1電
源電位V1が供給される第4Nチャネル・トランジスタ
(52)とを有することを特徴とするプル・アップ回路
である。第3及び第4Nチャネル・トランジスタのソー
ス電位がそのゲート電位からしきい値分だけ低いレベル
となるので、これを利用して、第5スイッチ素子や第6
スイッチ素子に与えられる電圧を低く抑さえてトランジ
スタの耐圧やサイズが大きくならないようにする。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項1ない
し10のいずれか一項のプル・アップ回路を具備するこ
とを特徴とする半導体装置である。これにより、この半
導体装置は、その電源電圧V1よりも高いレベルに駆動
されるバス等に接続しても、バスから上記のようにして
周り込み電流が流れることはない。請求項12に記載の
発明は、異なる電源電圧で駆動される複数の半導体装置
と、これらを接続するバスとを有する回路基板であっ
て、前記複数の半導体装置の少なくとも1つは、請求項
1ないし10のいずれか一項記載のプル・アップ回路を
具備することを特徴とするシステムである。本発明の半
導体装置を用いたシステムを規定するもので、周り込み
電流を考慮する必要がないので、システムの設計が容易
で、信頼性が高い。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理を示す図で
あり、本発明のプル・アップ回路を示す。本発明のプル
・アップ回路は、プル・アップ用PチャネルMOSトラ
ンジスタ20、第1電源回路22、第2電源回路24及
び端子26を具備する。図示するプル・アップ回路は図
7のプル・アップ回路14に置き代わるものである。第
1電源回路22は、プル・アップ用PMOSトランジス
タ20のドレインからバックゲート(N形ウェル)への
電流パス(ダイオード)を制御するもので、第2電源回
路24はプル・アップ用PMOSトランジスタ20のド
レインからソースへの電流パス(ダイオード)を制御す
るものである。なお、第1電源回路22及び第2電源回
路24とで、プル・アップ用PMOSトランジスタ20
を制御する制御回路が構成される。
【0021】第1電源回路22は、端子26の電位Vx
と第1電源電位(従来技術のVddに相当する)V1と
を比較し、いずれか高い方の電位に等しい(又は略等し
い:以下、等しい電位として説明する)電位をウェル電
位Vwとして生成して、プル・アップ用PMOSトラン
ジスタ20のバックゲート(N形ウェル)に供給する。
端子26は図7のバス10に接続されており、端子26
の電位が例えば0Vの場合にはVx<V1なので、第1
電源回路22はプル・アップ用PMOSトランジスタ2
0のバックゲートを電位Vddに設定する。これによ
り、ドレインからバックゲート(N形ウェル)が順方向
のダイオードは逆方向に電圧が印加され、電流は流れな
い。バス10の電位、すなわち端子26の電位Vxが第
1電源電圧V1よりも高くなった場合、第1電源回路2
2はバックゲートを電位Vxに設定する。これにより、
ドレインからバックゲートが順方向のダイオードば逆方
向に電圧が印加され、電流が流れない。よって、端子2
6の電位Vxが第1電源電位V1を超えても、従来のよ
うな周り込み電流は流れない。
【0022】第2電源回路24は、端子26の電位Vx
と第1電源電圧V1とを比較し、Vx>V1の場合には
Vxに等しいか又は略等しい電位(以下、等しい電位と
して説明する)をプル・アップ用PMOSトランジスタ
20のゲートにゲート電位Vgとして供給し、Vx<V
1の場合には第2電源電位V2(<V1)をゲート電位
VgとしてPMOSトランジスタ20のゲートに供給す
る。これにより、端子26の電位Vxが第1電源電位V
1を超えてもゲートは電位Vxに設定されるのでプル・
アップ用PMOSトランジスタ20はオフ状態であり、
ドレインからソースへの電流の周り込みは発生しない。
【0023】以上から判るように、プル・アップ用PM
OSトランジスタ20はVx>V1(Vg=Vw=V
x)の時にオフし、Vx<V1(Vg=V2、Vw=V
1)の時にオンするようなしきい値を有する。図2は、
上記第1電源回路22の一構成例を示す回路図である。
第1電源回路22は、第1PチャネルMOSトランジス
タ30及び第2PチャネルMOSトランジスタ32を有
する。第1PMOSトランジスタ30のソース及び第2
PMOSトランジスタ32のゲートは、電源電位V1の
第1電源配線34に接続されている。第1PMOSトラ
ンジスタ30のゲート及び第2PMOSトランジスタ3
2のドレインは、端子26に接続されている。第1PM
OSトランジスタ30のドレイン及び第2PMOSトラ
ンジスタ32のソース、並びにこれらのバックゲート
は、図1に示すプル・アップ用PMOSトランジスタ2
0のN形ウェルに接続されている。なお、第1PMOS
トランジスタ30及び第2PMOSトランジスタ32は
それぞれスイッチング素子として機能するものであり、
PMOSトランジスタに限定されるものではない。
【0024】端子26の電位Vxが第1電源電位V1よ
りも低い場合(Vx<V1)、第1PMOSトランジス
タ30がオンし、第2PMOSトランジスタ32がオフ
する。よって、プル・アップ用PMOSトランジスタ2
0のN形ウェルは第1電源電位V1に設定される(Vw
=V1)。また、端子26の電位Vxが第1電源電位V
1よりも高い場合(Vx>V1)、第1PMOSトラン
ジスタ30がオフし、第1PMOSトランジスタ32が
オンする。よって、プル・アップ用PMOSトランジス
タ20のN形ウェルは電位Vxに設定される(Vw=V
x)。よって、プル・アップ用PMOSトランジスタ2
0のドレインとバックゲートとは同電位となり、ドレイ
ンからバックゲートに電流が流れることはない。
【0025】図3の(A)に、第1電源電位V1、端子
26の電位Vx及びウェル電位Vwの変化の様子を示
す。図4は、図1に示す第2電源回路24の一構成例を
示す回路図である。第2電源回路24は、第3Pチャネ
ルMOSトランジスタ40、第4PチャネルMOSトラ
ンジスタ42、第1NチャネルMOSトランジスタ44
及び第2NチャネルMOSトランジスタ46を具備して
構成されている。端子26は、第3PMOSトランジス
タ40のソース及び第4PMOSトランジスタ42のゲ
ートに接続されている。第1電源電位V1の第1電源配
線34は、第3PMOSトランジスタ40のゲート及び
第4PMOSトランジスタのソースに接続されている。
第3PMOSトランジスタ40のドレイン、第1NMO
Sトランジスタ44のドレイン、第2NMOSトランジ
スタ46のゲートに接続されるとともに、プル・アップ
用PMOSトランジスタ20のゲートに接続されてい
る。第4PMOSトランジスタ42のドレインは、第1
NMOSトランジスタ44のゲート及び第2NMOSト
ランジスタ46のドレインに接続されている。第1NM
OSトランジスタ44のソース及び第2NMOSトラン
ジスタ46のソースは、第2電源電位V2の第2電源配
線48に接続されている。なお、第4PMOSトランジ
スタ42及び第1NMOSトランジスタは、スイッチ素
子として機能する第3PMOSトランジスタ40及び第
2NMOSトランジスタ46のスイッチ制御回路として
機能する。
【0026】端子26の電位Vxが第1電源電位V1よ
り低い場合(Vx<V1)、第4PMOSトランジスタ
42がオンし、第1電源電圧V1が第1NMOSトラン
ジスタ44のゲートに与えられる(Vg=V1)。よっ
て、第1NMOSトランジスタ44はオンし、プル・ア
ップ用PMOSトランジスタ20のゲートは第2電源電
位V2(<V1)、例えばグランドレベルとなる。よっ
て、Vx<V1の場合にはプル・アップ用PMOSトラ
ンジスタ20はオン状態である。なお、この場合には、
第3PMOSトランジスタ40及び第2NMOSトラン
ジスタ46はオフしている。
【0027】端子26の電位Vxが第1電源電位V1を
超えた場合(Vx>V1)、第3PMOSトランジスタ
40はオンし、電位V1が第2NMOSトランジスタ4
6のゲートに与えられる。よって、第2NMOSトラン
ジスタ46はオンし、第4PMOSトランジスタ42の
ドレイン及び第1NMOSトランジスタ44のゲート
は、第2電源電位V2になる。よって、第4PMOSト
ランジスタ42及び第1NMOSトランジスタ44はオ
フである。この結果、プル・アップ用PMOSトランジ
スタ20のゲートには、第3PMOSトランジスタ40
を介して電位Vxが与えられるので(Vg=Vx)、プ
ル・アップ用PMOSトランジスタ20はオフ状態であ
る。よって、Vx>V1の時に、プル・アップ用PMO
Sトランジスタ20のドレインからソースに電流が周り
込むことが防止できる。
【0028】図3(B)は、第2電源回路24の第1電
源電位V1、端子26の電位Vx及びゲート電位Vgの
変化の様子を示す。図5は、図4に示す第2電源回路2
4の別の構成例を示す回路図である。なお、図5に示す
構成要素と同一のものには同一の参照番号を付けてあ
る。図5に示す第2電源回路24は、図4に示す構成に
更に、第3Nチャネル・トランジスタ50及び第4Nチ
ャネル・トランジスタ52を設けたものである。第3N
MOSトランジスタ50は第3PMOSトランジスタ4
0と第1NMOSトランジスタ44との間に設けられ、
ゲートは第3電源配線を介して第3電源電位V3に固定
されている。第3電源電位V3は、そのソース電位より
も少なくともしきい値分だけ高い電位(例えばV1)で
ある。第4NMOSトランジスタ52は、端子26と第
4PMOSトランジスタ42のゲートとの間に設けられ
ており、そのゲートは第1電源電位V1に設定されてい
る。
【0029】第3NMOSトランジスタ50及び第4N
MOSトランジスタ52は、第2電源回路24を構成す
る各MOSトランジスタの耐圧(サイズ)を下げてすべ
て同じ耐圧にして、製造プロセスを簡単化するために設
けられたものである。図4に示す構成では、第1NMO
Sトランジスタ44のドレイン・ソース間やドレイン・
ゲート間に第1電源電位V1よりも高い電位Vxが印加
される場合がある。すなわち、第3PMOSトランジス
タ40がオンすると、第1NMOSトランジスタ44の
ドレインにはV1(例えば5V)が印加されるので、第
1NMOSトランジスタ44のドレイン・ソース間は5
Vとなり、また第2NMOSトランジスタ46のゲート
・ソース間も5Vとなる。更に、第4PMOSトランジ
スタ42のドレイン・ゲート間も5Vとなる。従って、
これらのトランジスタは上記5Vを考慮した耐圧を有す
るようなサイズ(例えば、ゲート酸化膜の厚さ)を有す
る必要がある。
【0030】これに対し、図5に示す第3NMOSトラ
ンジスタ50及び第4NMOSトランジスタ52を設け
ることによって、すべてのMOSトランジスタは第1電
源電圧V1を考慮した耐圧を有するようなサイズであれ
ば良い。第3NMOSトランジスタ50のソース電位
は、ゲート電位すなわち第3電源電圧V3からそのしき
い値を引いたレベルである。従って、第3NMOSトラ
ンジスタ50のドレイン電位が第1電源電位V1であっ
ても、第3NMOSトランジスタ50のソース電位はゲ
ート電位V3よりしきい値だけ低い値となる。この結
果、第1NMOSトランジスタ44のドレインや第2N
MOSトランジスタ46のゲートは第1電源電位V1よ
りも高い電位Vx(例えば5V)になることはない。同
様に、第4PMOSトランジスタ42のゲート電位は、
第1電源電位V1よりそのしきい値だけ低いので、端子
26にV1を超える電位Vxが与えられても、第4PM
OSトランジスタ42のゲート電位は第1電源電位V1
からそのしきい値を引いたレベルを超えることはない。
【0031】この結果、各MOSトランジスタのゲート
・ドレイン間、ゲート・ソース間、ゲート・バックゲー
ト(ウェル)間及びソース・ドレイン間のいずれもが第
1電源電圧V1より低い電圧を受けることになる。よっ
て、各トランジスタを同一耐圧(V1に耐える耐圧)、
同一サイズで構成することができる。図3(C)は、図
5に示す構成における第1電源電位V1、端子26の電
位Vx、プル・アップ用PMOSトランジスタ20のゲ
ート電位Vg、第3NMOSトランジスタ50のソース
電位Vn1、及び第4PMOSトランジスタ42のゲー
ト電位Vn2の変化を示す図である。
【0032】図6は、本発明によるシステムの一例を示
すブロック図である。図示するシステムは、回路基板1
00である。回路基板100は半導体装置110A、1
10Bを有し、これらはバス10で電気的に接続されて
いる。実際には、より多くの半導体装置が設けられてい
るのが一般的であるが、便宜上この2つの半導体装置の
みを図示する。半導体装置110Aは、電源端子132
を介して例えば3.3V(=V1)を受け動作する。半
導体装置110Bは、電源端子130を介して例えば5
Vを受け動作する。半導体装置110Bは、データをバ
ス10に出力する際、バス10の電位をデータの値に応
じて0V又は5Vに設定する。半導体装置110Aは、
データをバス10に出力する際、バス10の電位をデー
タの値に応じて0V又は3.3Vに設定する。通常、半
導体装置の出力側インタフェースは出力バッファ(例え
ば、CMOSインバータ)を有し、データに応じてバス
10を電源電位又はグランドに設定する。
【0033】半導体装置110Aは、プル・アップ回路
120、バッファ12及び内部回路122を有する。バ
ッファ12は例えば双方向バッファで、端子26を介し
てバス10からデータを入力して内部回路122に供給
し、内部回路122からデータを入力して端子26を介
してバス10に出力する。プル・アップ回路120は本
発明により構成されたもので、図1に示すように構成さ
れている。すなわち、プル・アップ回路120はプル・
アップ用PMOSトランジスタ20、第1電源回路22
及び第2電源回路24を有する。第1電源回路22は図
2に示すように構成され、第2電源回路24は図4又は
図5に示すように構成されている。
【0034】プル・アップ回路120は前述したように
構成されているので、半導体装置110Bがバス10を
ハイレベル(例えば5V)に駆動しても、電流がバス1
0からプル・アップ回路120を介して電源(グランド
を含む)に周り込むことがない。従って、バス10の電
圧がプル・アップ用の電源電位より高くなってもバスか
らの電流の周り込みは発生せず、トランジスタの耐圧を
大きくすることなく、確実にプル・アップでき、バス1
0やこれに接続されている半導体装置110B等に影響
を与えることがない。
【0035】以上、本発明の実施例を説明した。上記実
施例では、MOSトランジスタを用いているが、他の電
界効果トランジスタを用いてもよい。また、バイポーラ
トランジスタを用いても同様に構成できる。また、本発
明は、バスとのインタフェースを有するあらゆる半導体
装置を含むものである。更に、上記実施例では、1つの
端子26として説明したが、通常バス10は複数ビット
で構成されているので、各バス10のライン毎にプル・
アップ回路120を設けることになる。更に、バスでは
なくても、異なる電位に駆動されるラインにも同様に適
用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プル・アップ用Pチャネル・トランジスタのドレインか
らウェル方向に形成され得る電流パス及びドレインから
ソース方向に形成され得る電流パスにそれぞれ電流が流
れないように制御するので、ドレイン電位がPチャネル
・トランジスタの電源電位を超えても、無駄な電流が流
れることはなく、信頼性が向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプル・アップ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すプル・アップ回路の第1電源回路の
一構成例を示す回路図である。
【図3】図2に示す第1電源回路、図4及び図5にそれ
ぞれ示す第2電源回路の動作を示す波形図である。
【図4】図1に示すプル・アップ回路の第2電源回路の
一構成例を示す回路図である。
【図5】図1に示すプル・アップ回路の第2電源回路の
別の構成例を示す回路図である。
【図6】本発明の半導体装置を用いて構成したシステム
の一構成例を示す図である。
【図7】従来のプル・アップ回路を用いた半導体装置を
用いて構成したシステムの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
20 プル・アップ用PチャネルMOSトランジスタ 22 第1電源回路 24 第2電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 H03K 19/0175

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を介してバスに接続されるドレイン
    と、ソースと、ゲートと、ウェルとを有するPチャネル
    ・トランジスタと、 前記Pチャネル・トランジスタのドレイン電圧が前記
    チャネル・トランジスタのソース電圧よりも高いとき
    に、前記ドレインからウェルの方向に形成されるパスと
    前記ドレインから前記ソースの方向に形成されるパスと
    に電流が流れないように前記Pチャネル・トランジスタ
    を制御すると共に、 前記Pチャネル・トランジスタのドレイン電圧が前記P
    チャネル・トランジスタのソース電圧よりも低いとき
    に、前記ドレインから前記ソースの方向に形成されるパ
    スに常に電流が流れるように前記Pチャネル・トランジ
    スタを制御する制御回路と を有することを特徴とするプ
    ル・アップ回路。
  2. 【請求項2】 端子を介してバスに接続されるドレイン
    と、第1電源配線を介して第1電源電位V1が供給され
    るソースと、ゲートと、バックゲートとを有するPチャ
    ネル・トランジスタと、 前記第1電源電位と前記バスに接続される前記端子を介
    して前記ドレインに供給される端子電位Vxのうちのい
    ずれか高い方の電位に略等しい電位をウェル電位Vwと
    して生成し、前記ウェル電位を前記バックゲートに供給
    する 第1電源回路と、前記端子電位が前記第1電源電位より高いときに、前記
    端子電位と略等しい電位をゲート電位として生成すると
    ともに、前記端子電位が前記第1電源電位より低いとき
    に、前記第1電源電位より低く第2電源配線を介して供
    給される第2電源電位と略等しい電位を前記ゲート電位
    として生成し、前記ゲート電位を前記ゲートに供給する
    第2電源回路とを有するプル・アップ回路であって、 前記端子電位が前記第1電源電位より低いときには、前
    記Pチャネル・トランジスタの前記バックゲートの電位
    は前記第1電源電位に固定されるとともに、前記Pチャ
    ネル・トランジスタの前記ゲートの電位は前記第2電源
    電位に固定され、前記Pチャネル・トランジスタが常に
    オン状態に保持される ことを特徴とするプル・アップ回
    路。
  3. 【請求項3】 前記Pプル・アップ用チャネル・トラン
    ジスタは、前記電位Vxが前記第1電源電位V1を超え
    た時にオフし、前記電位Vxが前記第1電源電位V1よ
    り低い時にオンするしきい値を有することを特徴とする
    請求項2記載のプル・アップ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1電源回路は、 前記第1電源配線と前記バックゲートとの間に設けら
    れ、Vx>V1の時にオフし、Vx<V1の時にオンす
    る第1スイッチ素子と、 前記端子とバックゲートとの間に設けられ、Vx>V1
    の時にオンし、Vx<V1の時にオフする第2スイッチ
    素子とを有することを特徴とする請求項2記載のプル・
    アップ回路。
  5. 【請求項5】 前記第1スイッチ素子は、そのバックゲ
    ートに前記ウェル電位Vwが供給され、そのゲートに前
    記電位Vxが供給される第1Pチャネル・トランジスタ
    であり、 前記第2スイッチ素子は、そのバックゲートに前記ウェ
    ル電位Vwが供給され、そのゲートに前記第1電源電位
    V1が供給される第2Pチャネル・トランジスタである
    ことを特徴とする請求項3記載のプル・アップ回路。
  6. 【請求項6】 前記第2電源回路は、 前記端子と前記プル・アップ用Pチャネル・トランジス
    タのゲートとの間に設けられ、Vx>V1の時にオンと
    なり、Vx<V1の時にオフとなる第3スイッチ素子
    と、 前記プル・アップ用Pチャネル・トランジスタのゲート
    と前記第2電源配線との間に設けられた第4スイッチ素
    子と、 Vx>V1の時に前記第4スイッチ素子をオフし、Vx
    <V1の時に前記第4スイッチ素子をオンにするスイッ
    チ制御回路とを有することを特徴とする請求項2ないし
    5のいずれか一項記載のプル・アップ回路。
  7. 【請求項7】 前記第3スイッチ素子は、そのバックゲ
    ートに前記ウェル電位Vwが供給され、そのゲートに前
    記電位V1が供給される第3Pチャネル・トランジスタ
    であり、 前記第4スイッチ素子は、そのゲート電位が前記スイッ
    チ制御回路により制御される第1Nチャネル・トランジ
    スタであることを特徴とする請求項6記載のプル・アッ
    プ回路。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ制御回路は、 前記第1電源配線と前記第4スイッチ素子の制御端子と
    の間に接続され、Vx>V1の時にオフし、Vx<V1
    の時にオンする第5スイッチ素子と、 前記第2電源配線と前記第4スイッチ素子の制御端子と
    の間に接続され、Vx>V1の時にオンし、Vx<V1
    の時にオフする第6スイッチ素子とを有することを特徴
    とする請求項6又は7に記載のプル・アップ回路。
  9. 【請求項9】 前記第5スイッチ素子は、そのゲートに
    前記電位Vxが供給される第4Pチャネル・トランジス
    タであり、 前記第6スイッチ素子は、そのゲートに前記ゲート電位
    Vgが供給される第2Nチャネル・トランジスタである
    ことを特徴とする請求項8記載のプル・アップ回路。
  10. 【請求項10】 前記第3スイッチ素子及び前記プル・
    アップ用Pチャネル・トランジスタのゲートの接続点
    と、前記第4スイッチ素子及び第6スイッチ素子の接続
    点との間に設けられ、そのゲートに前記第4スイッチ素
    子がオンする時にオンとなるように第3電源配線を介し
    て供給される第3電源電位V3が供給される第3Nチャ
    ネル・トランジスタと、 前記第5スイッチ素子と前記端子との間に設けられ、そ
    のゲートに前記第1電源電位V1が供給される第4Nチ
    ャネル・トランジスタとを有することを特徴とする請求
    項8又は9記載のプル・アップ回路。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか一項の
    プル・アップ回路を具備することを特徴とする半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 異なる電源電圧で駆動される複数の半
    導体装置と、これらを接続するバスとを有する回路基板
    であって、 前記複数の半導体装置の少なくとも1つは、請求項1な
    いし10のいずれか一項記載のプル・アップ回路を具備
    することを特徴とするシステム。
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