JP3396235B2 - 二本針三本糸のミシンによる空環引出方法及び装置 - Google Patents

二本針三本糸のミシンによる空環引出方法及び装置

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雅彦 西川
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/02Loop takers, e.g. loopers for chain-stitch sewing machines, e.g. oscillating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二本針と一つのルーパ
ーとよりなるタイプのミシンにおいて、安定した空環を
スムースに引出すことのできる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】上飾り糸を用いない二本針の偏平縫いミシ
ンや二重環縫いミシンなど、二本針と一つのルーパとか
らなるタイプのミシンでは、ミシンを連続運転して布を
次から次へと送り込み、断続して縫製するうえで、空環
をスムースに形成することが必要不可欠である。
【0003】しかしながら、上述する従来のタイプのミ
シンでは、一枚の布を縫終わったとき、縫終り端に連な
る空環が針の降下によって押下げられ、次にルーパが針
糸ループを掬いに行くとき、押下げられた空環を同時に
引掛けてしまい、空環が送出されなくなること、左右の
針糸は布がないと、所定の間隔を保つことができなくな
って安定した縫い目形成ができなくなり、縫い目形成域
の送り方向後方における送り歯で保持して針板に引出
し、送出すことができなくなること等の理由により、空
環を出すことができず、そのため従来のこの種ミシンで
は、縫い目が縫終り端に達したとき、ミシンを停止して
糸切りを行い、縫製した布を取り除いたのち、次の布の
始端を押え金下の針落ちに導入して押え金を下ろし、縫
い作業を再開しており、ミシンを連続運転して布を次々
と断続して縫製することができなかった。
【0004】この種のミシンで、空環を形成するミシン
も提案されている。特開平3−23887号に示される
ものがそうで、針板の門形の針孔によって形成される爪
の下側に舌片を突設し、布を縫い終ったときには、舌片
上に布に形成されるのと同様の縫い目を形成して空環を
保持し、針の降下による空環の落込みを防止すると共
に、形成された空環をその送り方向に配設した後送り歯
で送り出し、空環を出すようにしている。
【0005】空環が形成されるミシンにはこのほか、特
公昭57−58191号に示されるように、布を縫終っ
たとき、二本針のうちの右針糸のテンションを解除し、
その右針糸はルーパ糸により左針糸に向かって引き寄せ
ようとする抵抗を示さなくなって、これを針孔の送り方
向後方に配設した後送り歯と補助送り部材で送り出すよ
うにしたミシンも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述する従
来のものよりも安定した空環がよりスムースに引出すこ
とができるような方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題の解決手段及び作用】本発明の第一の方法におい
ては、二本鉢と一つのルーパとにより二本針三本糸の縫
い目を形成するミシンにおいて、ルーパにはその背面側
に所定の間隔を保って補助ブレードがルーパより先方に
突出して並設され、布を縫い終わったとき、ルーパが後
退して針が下死点に達するまで補助ブレードの先端部で
ルーパに連なる空環を支持すると共に、この空環を針孔
の布送り方向後方に配設した後送り歯で針板上に引出し
送り出すようにしてなるものである。
【0008】本方法によれば、補助ブレードが前後かつ
左右に楕円運動を行うルーパと常に一定の間隔を保ち、
ルーパより先方に突出して針が下死点に達するまでルー
パに連なる環境を支持し(図1)、ルーパの動きによっ
て空環支持部とルーパとの間隔が変化することがないた
め、補助ブレードによる空環支持が安定し、ルーパと補
助ブレード間の空環が降下する針によって押し下げられ
て落ち込み、ルーパに引掛けられるようなことがなくな
る。また、案内溝を介して後送り歯中央に導かれた空環
は、後送り歯により確実に針板上に引き出され、送り出
される。
【0009】本発明の第二の方法においては、上記第一
の方法において、布を縫い終わったとき、一方の針糸の
張力を小、ルーパ糸の張力を大に切換えるようにしたも
のである。本方法においては、一方の針糸の張力を小、
ルーパ糸の張力を大に切換えることにより、張力の弛ん
だ一方の針糸が他方の針糸側に寄せられ、一本の紐状の
ようになって安定するので、後送り歯による送出しがス
ムースに行えるようになる。
【0010】本発明の第三の方法においては、上記第一
の方法において、布を縫終ったとき、二本の針糸の張力
を小、ルーパ糸の張力を大に切換えようにしてなるも
のである。本方法においても、二本の針糸の張力を小、
ルーパ糸の張力を大に切換えることにより、張力の弛ん
だ針糸がルーパ糸側に寄せられ、一本の紐状のようにな
って安定するので、後送り歯による送出しがスムースに
行えるようになる。
【0011】本発明の第四の方法においては、上記第一
の方法において、針板に穿設され、左右の針が布送り方
向手前の左右の隅に降下する角形の針孔に爪を進退可能
に突設し、布を縫終ったときには、上記爪を針孔より後
退させるようにしてなるものである。
【0012】本方法においても、爪が後退して障害物が
なくなることにより、左右の針糸が寄り易くなり、一本
に纏まって安定し、後送り歯による送出しがスムースに
行えるようになる。本発明の第五の方法においては、
記第二の方法において、針板に穿設され、左右の針が布
送り方向手前の左右の隅に降下する角形の針孔に爪を進
退可能に突設し、布を縫終ったときには、上記爪を針孔
より後退させるようにしてなるものである。
【0013】本方法においても、爪が後退することによ
り、張力の弛んだ一方の針糸が他方の針糸側に寄り易く
なり、両針及びルーパ糸が一本の紐のようになって安定
し、後送り歯による送り出しがスムースに行えるように
なる。本発明の第六の方法においては、上記第二の方法
において、針板に針孔の一方の側より布送り方向後方に
配設した後送り歯の中央に向かって延びる案内溝を形成
し、他方の針糸側に寄せられた空環を上記案内溝により
後送り歯中央に導ようにしてなるものである。
【0014】本方法においても、張力の切換えにより一
方の針糸が他方の針糸側に寄せられて一本の紐状のよう
になり、案内溝を介して後送り歯中央にスムースに導か
れ、後送り歯により送り出される。なお、前述の第二及
び第六の方法にいても、第四の方法のように、進退可能
爪を設けるのが望ましい。
【0015】上記の方法を実施する第一の装置において
は、ルーパの背面側に所定の間隔を保って先端部をルー
パより先方に突出させて並設され、ルーパの後退時に該
ルーパに連なる空環を針が下死点に達するまで支持して
針の降下による落込みを阻止する補助ブレードと、針孔
の布送り出し側に配置され、空環送出し用の後送り歯と
より構成され、第二の装置においては更に、針板に穿設
され、左右の針が布送り方向手前の左右の隅にそれぞれ
降下する角形の針孔に爪を進退可能に突設してなるもの
で、布への縫製時には、爪を針孔内に突出させ、空環形
成時には針孔より後退させる。
【0016】第三の装置においては、第一の装置におい
て更に、一方の針糸の張力を小に、ルーパ糸の張力を大
に切換える張力の切換え手段を設けると共に、針板に針
孔の一方の側より後送り歯に向かって伸びる空環用の案
内溝を形成してなるものである。第四の装置において
は、第一の装置における針孔が針板に門形状に形成さ
れ、針が降下する径大の左右の針落ち部のうち、少なく
とも一方が内側において段差なく形成される針孔とした
もので、門形の針孔によって形成される爪は、固定式で
も、移動式で進退できるようになっていてもよい。
【0017】本装置によれば、針孔は針落ち部で段差を
持たなくなることにより、針糸が引掛からず、スムース
に抜け出るようになる。本装置では更に、一方の針糸の
張力を小に、ルーパ糸の張力を大に切換える張力の切換
え手段を設けるのが望ましいが、この場合には、図2に
示すように、針孔aと針落ち部bでの段差は、針糸張力
が弛められる側において解消すればよい。
【0018】第五の装置においては、第一の装置におい
て、一方の針糸の張力を小に、ルーパ糸の張力を大に切
換える張力の切換え手段を設けたものであり、第六の装
置においては更に、針板に形成される角型の針孔に爪を
進退可能に突設してなるものである。
【0019】上述する各装置の張力の切換え手段は、針
糸とルーパ糸の張力が適度に設定された布縫製用の糸調
子器と、空環形成用の糸調子器二グループに設け、布
縫製時には、一方のグループの糸調子器群を解放して他
方のグループの糸調子器群でテンションを付与するよう
にし、布を縫い終わった空環形成時には、逆に他方のグ
ループの糸調子器群を解放して一方のグループの糸調子
器群を用い、両グループの切換えを行うようにされる。
【0020】
【実施例】図3は、左針1及び右針2と針板3下のルー
パ4との協動により、下飾り糸付二重環縫い目(JIS
B 9070 D23A)を形成する平型ミシンにつ
いて示すもので、ベッドより立上がるスタンド(図示し
ない)には、それぞれ左針糸用糸調子器5、5′右針糸
用糸調子器6、6′及びルーパ糸用糸調子器7、7′よ
りなるテンション装置が二列並設してあり、一列目のテ
ンション装置は布縫製用で、糸調子器5及び6は針糸8
及び9に適度な張力を付与し、また糸調子器7はルーパ
糸11に弱い張力を付与するように設定してある。
【0021】二列目のテンション装置は空環形成時に用
いられるもので、糸調子器5′は針糸8に縫い目形成時
と同様の適度な張力を、糸調子器6′は針糸9に弱い張
力を、糸調子器7′はルーパ糸11に強い張力を付与す
るように設定してある。そして各列のテンション装置
は、一方を使用するとき、他方は放されるように切換
えられるようになっている。すなわち布への縫い目形成
時には、一方のテンション装置が用いられ、他方は
されるが、布端の針落ち通過を検出するセンサー(図示
省略)が布端を検知したときに、テンション装置の切換
えが行われ、一方のテンション装置が放、他方のテン
ション装置が閉じられ、各糸に他方のテンション装置に
より張力が付与される。
【0022】針板3は、図4〜図6に詳細に示されるよ
うに、角型の針孔13と、針孔13の両側に送り歯14
が嵌合配置される透孔15と、針孔13の布送り方向後
方に空環送出用の後送り歯16が嵌合配置される透孔1
7と、針孔13の左側部分より透孔17の中央に向かっ
て伸びるV形の案内溝18と、針板3に前後に摺動可能
に装着され、先端が針孔13内に進退可能に突出し、突
出した状態(図5)で先端が爪としての機能を果たす細
長板19とを有し、細長板19は布検知センサーが布終
端を検出し、空環が形成されるときに後退し、先端を針
孔13より引き込めるようになっている(図6)。な
お、テンション装置の切換えと細長板19の進退は、ソ
レノイドやエアシリンダ等の公知の駆動手段が用いられ
る。
【0023】ルーパ4には図1、7、8に示すように、
その背面側に所定の間隔を保って補助ブレード21が設
けてあり、その補助ブレード21の先端はルーパ4の先
端よりもルーパ4の揺動のストロークの長さだけ突出し
ている。本実施例のミシンは以上のように構成され、縫
製時には細長板19の先端を針孔13内に突出させ(図
5)、かつ図3の空環用のテンション装置を放し、縫
製用のテンション装置で、各針糸8、9及びルーパ糸1
1に張力を付与した状態で縫製を行う。図9は、これに
よって形成される縫い目(JIS B 9070D23
A)を示す。
【0024】縫作業が終わり、布先端が布検知センサー
より外れて該センサーがそれを検出すると、細長板19
が後退してその先端が針孔13より引込むと共に、テン
ション装置が切換わり、縫製用のテンション装置が
されて空環用のテンション装置で各糸へ張力が付与され
る。すなわち左針糸8の張力は変わらず、右針9の張
力が小、ルーパ糸11の張力が大に切換わり、これによ
り張力の緩んだ右針糸9がルーパ糸11に引っ張られて
左針糸側に寄せられる。その結果、左針1は縫製時と同
様、ルーパ4と、ルーパ4に掛かる針糸8のループと、
ルーパ糸11とで形成される三角形の中に入るが、右針
2はルーパ4に掛かる針糸9のループの外側(図10の
右側)に降下し、右針9は張力が小さいため、ルーパ
糸11の張力に負けて反転してしまい、閉ループ9aを
連続的に繰返す。そして閉ループ9aを通るルーパ糸の
ループ11aが針糸8の各ループ8aを通り、その手前
のループ8aを囲む形態の空環を形成する。
【0025】以上のようにして形成された空環は、張力
の小さくされた針糸9のループ9aが張力を強めたルー
パ糸11により針孔13内で細長板先端に邪魔されるこ
となく、針糸8のループ8a側に寄り、一本の紐状とな
って補助ブレード21に支持された状態で案内溝18を
通り、後送り歯16の中央に向かって導かれ、後送り歯
16で送り出される。
【0026】なお、補助ブレード21の先端はルーパ4
より先方に伸びて常に左針8より左側にあって、ルー
パ4が後退して針1、2が下死点に達するまで空環を支
持し(図11)、その落込みを阻止する。このためにル
ーパ4が前進しても空環を引っかけることがない。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の方法によれば、ルー
パに沿う補助ブレードがルーパと一定の間隔を保ってル
ーパに連なる空環を支持し、ルーパの動きの如何にかゝ
わらず、空環を安定して保持するため、針の降下による
空環の落込みが防止され、ルーパによる引掛けを生じな
い。しかも案内溝を介して後送り歯中央に導かれた空環
は、後送り歯により確実に引出される。
【0028】請求項2記載の方法によれば、空環が補助
ブレードにより支持されて針の降下に伴う落ち込みが防
止され、ルーパによる引掛けが防止されるほか、空環が
針孔の片方に寄せられ、一本の紐のようになって安定
し、後送り歯によりスムースに引出される。請求項3記
載の方法によれば、請求項1記載の方法と同様、空環が
補助ブレードにより安定して支持されてルーパによる引
掛けが防止されるほか、空環が一本の紐のようになって
安定し、後送り歯よりスムースに引出される。
【0029】請求項4記載の方法によれば、請求項1記
載の方法と同様、空環が補助ブレードにより安定して支
持されてルーパによる引掛けが防止されるほか、針孔内
に突出する爪がなくなるため左右の針糸が寄って一本に
纏まり易くなり、後送り歯による引出しをスムースに行
うことができるようになる。また請求項5記載の方法に
おいては更に、空環が片側に寄って一本の紐のようにな
り、より安定する。
【0030】請求項6記載の方法によれば、請求項1記
載の方法と同様、空環が補助ブレードにより安定して支
持されてルーパによる引掛けが防止されるほか、空環が
一方の側に寄せられて一本の紐状のようになり、後送り
歯によりスムースに引出される。請求項7記載の装置に
よれば、補助ブレードがルーパに連なる空環をルーパの
動きの如何にかゝわらず安定して支持し、針の降下によ
る空環の落込みが防止され、ルーパによる引掛けを生じ
ない。また形成された空環は後送り歯により確実に引出
されるようになる。請求項8記載の装置においては更
に、針孔内の爪が進退可能で空環形成時には針孔より後
退できるようになるため、左右の針糸を寄らせて一本に
纏め、引出しをスムースに行うことができるようにな
る。また請求項9記載の装置においては、空環が針孔の
一方の側に寄せられて一本の紐状のようになり、案内溝
を通って後送り歯により、よりスムースに引出されるよ
うになる。
【0031】請求項10記載の装置によれば、空環が
助ブレードにより支持されてその落込みが防止され、ル
ーパによる引掛けが防止されるほか、針糸が針落ち箇所
よりスムースに移動して抜け易くなり、形成された空環
が後送り歯により確実に引出される。請求項11記載の
装置によれば、請求項10記載の装置と同様、空環が
助ブレードにより支持されてルーパによる引掛けが防止
され、また、空環が針孔の一方の側に寄って一本の紐状
のようになり、後送り歯で確実に引出される。請求項1
2記載の装置においては更に、空環形成時には爪を引込
めることができるため、空環が一方の側に寄って一本に
纏り易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空環形成域の断面図。
【図2】針孔の形状を示す図。
【図3】平型ミシンの要部の斜視図。
【図4】針板の要部斜視図。
【図5】針孔内に細長板先端が突出した縫製時の状態を
示す平面図。
【図6】細長板先端が針孔内より後退した空環形成時の
状態を示す平面図。
【図7】補助ブレードを取付けたルーパの正面図。
【図8】図7のルーパの平面図。
【図9】縫製時の縫い目を示す斜視図。
【図10】空環形成時の空環を示す斜視図。
【図11】針が下死点に達し、ルーパが前進するときの
状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1、2・・針 3・・針板 4・・ルーパ 5、6、7・・糸調子器 8、9・・針糸 11・・ルーパ糸 13・・針孔 14・・送り歯 16・・後送り歯 18・・案内溝 19・・細長板 21・・補助ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−203193(JP,A) 特開 平3−97492(JP,A) 特開 平2−41449(JP,A) 特開 平3−23887(JP,A) 実開 昭57−18474(JP,U) 特公 昭57−58191(JP,B1) 特公 昭59−6676(JP,B1) 特公 平3−18479(JP,B2) 実公 昭61−25754(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 61/00 D05B 1/10 D05B 73/12

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二本針と一つのルーパとの協働により二本
    針三本糸の縫い目を形成するミシンにおいて、ルーパー
    にはその背面側に所定の間隔を保って補助ブレードが先
    端部をルーパより先方に突出して並設され、布を縫い終
    わったとき、ルーパが後退して針が下死点に達するまで
    補助ブレードの先端部でルーパに連なる空環を支持する
    と共に、この空環を針孔の布送り方向後方に配設した後
    送り歯で針板上に引出し送り出すようにしてなる空環の
    引出方法。
  2. 【請求項2】布を縫い終わったとき、一方の針糸の張力
    を小、ルーパ糸の張力を大に切換えるようにした請求項
    1記載の空環の引出方法。
  3. 【請求項3】布を縫終ったとき、二本の針糸の張力を
    小、ルーパ糸の張力を大に切換えようにした請求項1
    記載の空環の引出方法。
  4. 【請求項4】針板に穿設され、左右の針が布送り方向手
    前の左右の隅に降下する角形の針孔に爪を進退可能に突
    設し、布を縫終ったときには、上記爪を針孔より後退さ
    せる請求項1記載の空環の引出方法。
  5. 【請求項5】針板に穿設され、左右の針が布送り方向手
    前の左右の隅に降下する角形の針孔に爪を進退可能に突
    設し、布を縫終ったときには、上記爪を針孔より後退さ
    せるようにしてなる請求項2記載の空環の引出方法。
  6. 【請求項6】針板に針孔の一方の側より布送り方向後方
    に配設した後送り歯の中央に向かって延びる案内溝を形
    成し、他方の針糸側に寄せられた空環を上記案内溝によ
    り後送り歯中央に導ようにしてなる請求項2記載の
    環の引出方法。
  7. 【請求項7】二本針と一つのルーパとの協働により二本
    針三本糸の縫い目を形成するミシンにおいて、ルーパ
    背面側に所定の間隔を保って先端部をルーパより先方に
    突出させて並設され、ルーパの後退時に該ルーパに連な
    る空環を針が下死点に達するまで支持して針の降下によ
    る落込みを阻止する補助ブレードと、針孔布送り方向に
    配置され、空環送出し用の後送り歯とより構成される空
    環の引出装置。
  8. 【請求項8】針板に穿設され、左右の針が布送り方向手
    前の左右の隅にそれぞれ降下する角形の針孔に爪を進退
    可能に突設した請求項7記載の空環の引出装置。
  9. 【請求項9】一方の針糸の張力を小に、ルーパ糸の張力
    を大に切換える張力の切換え手段を設けると共に、針板
    に針孔の左側より後送り歯に向かって伸びる空環用の案
    内溝を形成してなる請求項7記載の空環の引出装置。
  10. 【請求項10】上記針孔が針板に門形状に形成され、針
    が降下する径大の左右の針落ち部のうち、少なくとも一
    方が内側において段差なく形成される請求項7記載の
    環の引出装置。
  11. 【請求項11】一方の針糸の張力を小に、ルーパ糸の張
    力を大に切換える張力の切換え手段を設けた請求項7記
    載の空環の引出装置。
  12. 【請求項12】針板に形成される角型の針孔に爪を進退
    可能に突設してなる請求項11記載の空環の引出装置。
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