JP3390593B2 - 密閉圧縮機 - Google Patents

密閉圧縮機

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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機等に用
いられる密閉圧縮機に関し、特に静音化構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機や冷蔵庫等を構成する冷凍サ
イクル装置に用いられる密閉圧縮機は、例えば図9に示
すように構成されている。すなわち、密閉圧縮機10
は、密閉容器20と、この密閉容器20内に収容された
電動機部30と、圧縮機構40と、この圧縮機構40に
取り付けられたマフラー部50と、圧縮機構40を密閉
容器20内に支持するフレーム60とを備えている。な
お、図9中70はアキュムレータ、71は吸込管を示し
ている。
【0003】電動機部30は、密閉容器20内壁部に取
り付けられたステータ部31と、このステータ部31の
中空部に回転自在に配置されたロータ部32と、このロ
ータ部32の中心部に固定された回転軸33とを備えて
いる。なお、回転軸33の一端側は後述するシリンダ4
1内まで延設された偏心部33aが形成されている。
【0004】圧縮機構40は、円筒状のシリンダ41
と、このシリンダ41の両端面41a,41bにそれぞ
れ取り付けられシリンダ41内に後述する圧縮室44を
形成するとともに、上記回転軸33を軸支する主軸受具
42及び副軸受具43と、シリンダ41内に形成された
圧縮室44と、この圧縮室44内に偏心回転自在に配置
されるとともに、上記回転軸33の偏心部33aに嵌合
したロータ45とを備えている。なお、シリンダ41と
主軸受具42及び副軸受具43とはボルト46a〜46
c,47a〜47c(46b,46c,47b,47c
は不図示)により連結されている。ここで、図9中一点
鎖線Cは回転軸33の軸心線、一点鎖線Dはロータ45
の軸心線を示している。
【0005】シリンダ41には、圧縮室44内に被圧縮
ガスGを導入する吸気ポート41cと、上記ロータ45
外周面にその先端部を弾性的に当接させることにより上
記圧縮室44内を区分するブレード41dとが設けられ
ている。主軸受具42には、圧縮室44内で圧縮された
被圧縮ガスGを吐出する吐出ポート42aが設けられて
いる。
【0006】フレーム60は、シリンダ41の図1中上
側に配置された枠状のフレーム本体61を有している。
フレーム本体61とシリンダ41とは、3本のボルト6
2a〜62c(62b,62cは不図示)により強固に
締結されている。
【0007】このような密閉圧縮機10では、次のよう
にして被圧縮ガスGの圧縮が行われる。すなわち、電動
機部30を作動させると、回転軸33が回転し、ロータ
45が圧縮室44内を偏心回転する。これに伴い、アキ
ュムレータ70から送られた被圧縮ガスGが吸込管71
及び吸気ポート41cを介して、圧縮室44内に導入さ
れる。圧縮室44内はロータ45とブレード(不図示)
とにより区分され、この区分された部分の容積は回転軸
33の回転に伴い徐々に低減し、内部の被圧縮ガスGは
圧縮され、高圧化する。所定圧まで高圧化した被圧縮ガ
スGは吐出ポート42aからマフラー部50を介して密
閉容器20内に吐出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の密
閉圧縮機にあっては次のような問題があった。すなわ
ち、上述したように圧縮機構40は密閉容器20にフレ
ーム60を介して取り付けられている。このフレーム6
0は通常、板金材や鋳物材等で形成されている。これは
高精度に仕上げた圧縮機構40の部品の精度を維持確保
するとともに、密閉容器20を補強する機能があり、さ
らに振動系騒音低減効果も有している。しかし、フレー
ム60は中央に圧縮機構40の主軸受具42等を配置す
るための開口部が設けられ、円環状に形成されている。
したがって、フレーム60の剛性が不足する虞があっ
た。
【0009】一方、マフラー部50は圧縮室44から吐
出された被圧縮ガスを通過させることにより、圧縮機構
40で発生する騒音を低減する機能を有している。な
お、マフラーは一般に多段化、厚肉化、大形化すること
により騒音低減量を増すことができる。しかし、マフラ
ー部50を圧縮機構40に取り付ける際に、シリンダ4
1及び主軸受具42とボルト46a〜46cで共締めし
ているので、ボルト部46a〜46c周辺においてマフ
ラー部50の形状が複雑な絞り形状となる。このため、
マフラー部50を厚肉化できないとともに、マフラー部
50の容量を大きくすることができず、マフラー部50
による騒音低減量を大きくすることができない。そこで
本発明は、振動及び騒音を低減させることができる密閉
圧縮機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、被圧縮
ガスを圧縮する密閉圧縮機において、密閉容器と、この
密閉容器内に収容されたシリンダと、このシリンダ内に
同軸的に配置された回転軸と、この回転軸を回転駆動す
る回転駆動機構と、上記シリンダを上記密閉容器内に支
持固定するフレームと、上記シリンダの第1端面側及び
第2端面側にそれぞれ配置され、上記回転軸を軸支する
とともに、上記シリンダ内に圧縮室を形成する第1軸受
及び第2軸受と、上記回転軸の回転に伴い上記圧縮室内
で上記被圧縮ガスを圧縮する圧縮機構と、上記第1軸受
に設けられ、上記圧縮室内で圧縮された上記被圧縮ガス
を上記圧縮室外へ吐出する吐出ポートとを備え、上記フ
レームは、上記シリンダの上記第1端面側に固定され、
その中空部に上記第1軸受が位置させる枠状のフレーム
本体と、このフレーム本体の中空部を閉塞するととも
に、上記第1軸受外周部を支持する軸受支持部とから
成され、上記軸受支持部と上記シリンダの第1端面との
間に、上記吐出ポートから吐出された上記被圧縮ガスが
導入されるマフラー室が設けるようにした。
【0011】
【0012】請求項に記載された発明は、請求項
記載された発明において、上記マフラー室の上記シリン
ダ側は、上記フレーム本体と上記シリンダ端面との当接
部により気密閉塞するようにした。
【0013】請求項に記載された発明は、請求項
記載された発明において、上記マフラー室には、上記マ
フラー室を複数の空間に仕切る壁部を設けるようにし
た。請求項に記載された発明は、請求項に記載され
た発明において、上記壁部は、上記回転軸方向に沿って
延設するようした。
【0014】請求項に記載された発明は、請求項
記載された発明において、上記壁部は、上記回転軸方向
に交差する方向に沿って設けられた板状部材とした
【0015】
【0016】記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、シ
リンダを密閉容器内に支持固定する枠状のフレームの中
空部に圧縮室を形成する第1軸受を支持するための軸受
支持部を形成するようにしたので、フレームの剛性を高
めることができる。
【0017】また、軸受支持部とシリンダの第1端面と
の間に、吐出ポートから吐出された被圧縮ガスが導入さ
れるマフラー室を設けるようにしたので、ボルト止めの
ための取付部を設ける必要がなくなるとともに、マフラ
ー室の容量や壁部を厚肉化でき、マフラー室内で増幅さ
れる騒音周波数の処理が容易となり、消音効果を増すこ
とができる。
【0018】請求項に記載された発明では、マフラー
室のシリンダ側をフレーム本体とシリンダ端面との当接
部により気密閉塞するようにしたので、他の部材を用い
てマフラー室を閉塞する必要がなく、部品の点数を減ら
すことができる。
【0019】請求項に記載された発明では、マフラー
室には、マフラー室を複数の空間に仕切る壁部を設ける
ようにしたので、マフラー室を複数設けることができ、
さらにマフラーの消音効果を増すことができる。
【0020】請求項に記載された発明は、壁部を、回
転軸方向に沿って延設するようしたので、新たな部品を
用いることなく、マフラー室を複数設けることができ
る。請求項に記載された発明は、壁部を、回転軸方向
に交差する方向に沿って設けられた板状部材としたの
で、簡単な部品をマフラー室に設けることで、マフラー
室を複数設けることができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る密閉圧縮機100を図3におけるX−X線で切断
して矢印方向に見た縦断面図、図2は密閉容器100に
組み込まれたシリンダ41とブレード41dとの位置関
係を示す斜視図、図3はフレーム110の底面図、図4
はフレーム110の斜視図である。なお、これらの図に
おいて、図9と同一機能部分には同一符号が付されてい
る。
【0026】密閉圧縮機100は、密閉容器20と、こ
の密閉容器20内に収容された電動機部30(回転駆動
機構)と、圧縮機構40と、圧縮機構40を密閉容器2
0内に支持するフレーム110とを備えている。なお、
図1中70はアキュムレータ、71は吸込管を示してい
る。
【0027】電動機部30は、密閉容器20内壁部に取
り付けられたステータ部31と、このステータ部31の
中空部に回転自在に配置されたロータ部32と、このロ
ータ部32の中心部に固定された回転軸33とを備えて
いる。なお、回転軸33の一端側は後述するシリンダ4
1内まで延設された偏心部33aが形成されている。
【0028】圧縮機構40は、円筒状のシリンダ41
と、このシリンダ41の第1端面41a,第2端面41
bにそれぞれ取り付けられシリンダ41内に後述する圧
縮室44を形成するとともに、上記回転軸33を軸支す
る主軸受具42(第1軸受)及び副軸受具43(第2軸
受)と、シリンダ41内に形成された圧縮室44と、こ
の圧縮室44内に偏心回転自在に配置されるとともに、
上記回転軸33の偏心部33aに嵌合したロータ45と
を備えている。なお、シリンダ41と主軸受具42及び
副軸受具43とはボルト46a〜46c,47a〜47
c(46b,46c,47b,47cは不図示)により
連結されている。ここで、図1中一点鎖線Cは回転軸3
3の軸心線、一点鎖線Dはロータ45の軸心線を示して
いる。
【0029】シリンダ41には、圧縮室44内に被圧縮
ガスGを導入する吸気ポート41cと、図2に示すよう
にロータ45外周面にその先端部が弾性的に当接するこ
とにより圧縮室44内を区分するブレード41dと、こ
のブレード41dをロータ45に弾性的に当接させるバ
ネ(不図示)が収容されたブレード孔41eが設けられ
ている。また、主軸受具42には、圧縮室44内で圧縮
された被圧縮ガスGを吐出する吐出ポート42aが設け
られている。
【0030】フレーム110は鋳物材で形成され、図3
及び図4に示すようにシリンダ41の第1端面41a側
に固定され、その中空部に主軸受具42を位置させる円
筒状のフレーム本体111と、このフレーム本体111
の中空部を閉塞するとともに、主軸受具42外周部を支
持する軸受支持部112と、フレーム本体111のシリ
ンダ41の第1端面41a側に配置されたリング状のメ
タルコンタクト部113とから構成されている。なお、
軸受支持部112は、シリンダ41の端面41aから所
定距離離れた位置に配置され、主軸受具42との間にマ
フラー室Mを形成している。
【0031】軸受支持部112には排出孔112aが形
成されており、マフラー室M内に導入された被圧縮ガス
Gを密閉容器20内に排出する。またメタルコンタクト
部113は、シリンダ41の端面41aと気密接触して
おり、マフラー室M内を気密閉塞している。また、メタ
ルコンタクト部113の一部にはブレード41dの移動
を妨げないように切欠部113aが形成されている。
【0032】なお、図3及び図4中114は潤滑油を密
閉容器20内の底部に戻すための油孔を示しており、1
15はブレード孔41eに潤滑油を給油するための孔1
15を示している。また、116a〜116cはボルト
孔を示している。ボルト117a〜117c(117
b,117cは不図示)が螺合され、ボルト117a〜
117cによりシリンダ41とフレーム110とが強固
に締結されている。
【0033】マフラー室Mは吐出ポート42aから吐出
された被圧縮ガスGを通過させた後、排出孔112aか
ら密閉容器20内に排出することで、騒音を減衰させる
消音機能を有している。また、マフラー室Mのシリンダ
41側は、フレーム本体111とシリンダ41の第1端
面41aとの当接部により気密閉塞されている。
【0034】このような密閉圧縮機100では、次のよ
うにして被圧縮ガスGの圧縮が行われる。すなわち、電
動機部30を作動させると、回転軸33が回転し、ロー
タ45が圧縮室44内を偏心回転する。これに伴い、ア
キュムレータ70から送られた被圧縮ガスGが吸込管7
1及び吸気ポート41cを介して、圧縮室44内に導入
される。圧縮室44内はロータ45とブレード41dと
により区分され、この区分された部分の容積は回転軸3
3の回転に伴い徐々に低減し、内部の被圧縮ガスGは圧
縮され、高圧化する。所定圧まで高圧化した被圧縮ガス
Gは吐出ポート42aからマフラー室M内に吐出され
る。マフラー室Mに吐出された被圧縮ガスGは排出孔1
12aから密閉容器20内に排出される。
【0035】密閉圧縮機100は、上述したようにマフ
ラー室Mがフレーム110により形成されているため、
フレーム110自体の剛性を向上させることができる。
したがって、密閉容器20の補強機能が向上し振動系の
騒音が低減する。一方、マフラー室Mを別に取り付ける
ためのボルト取付部を形成する必要がないため、マフラ
ー室Mの容積及び肉厚を大きくすることができ、遮音特
性を向上することができる。更にマフラー内で増幅され
る騒音周波数の処理が容易となる。さらに、フレーム1
10が鋳物材によって形成されているため、鋳物の制振
機能により振動・騒音をさらに減衰させることができ
る。このため、図5中実線αで示す従来の密閉圧縮機に
対して、破線βで示す密閉圧縮機100の騒音が減少す
る。
【0036】図6は本発明の第2の実施の形態に係る密
閉圧縮機100Aの要部を示す縦断面図、図7は密閉圧
縮機100Aに組込まれたフレーム110を示す斜視図
である。なお、本実施の形態の構成は上述した第1実施
の形態と同様であるので省略する。
【0037】密閉圧縮機100Aが上述した密閉圧縮機
100と異なる点は、フレーム110の軸受支持部11
2に主軸受具42と同軸的に円筒状の壁部120が設け
られている点である。すなわち、壁部120によりマフ
ラー室Mが2つに分けられ、回転軸C側のマフラー室
M′と外側のマフラー室M″とが形成されている。な
お、図7中120aは、マフラー室M′に吐出された被
圧縮ガスGをマフラー室M″に導入させるための孔であ
る。
【0038】このように構成された密閉圧縮機100A
では、上述した密閉圧縮機100と同様に動作すること
により、吐出ポート42aから吐出された被圧縮ガスG
がマフラー室M′、マフラー室M″を順次通過した後、
排出孔112aから密閉容器20内に排出されることに
なる。このため、マフラー室Mによる消音効果を増大さ
せることができる。一方、壁部120はフレーム110
と一体に形成できるので、新たな製造工程を追加するこ
となく、マフラー室Mを仕切ることができる。
【0039】上述したように本第2の実施例に係る密閉
圧縮機100Aでは、新たな部材を特に追加することな
く、マフラー室Mを区切ることができ、さらに消音効果
を増大させることができる。
【0040】図8の(a)は本発明の第3の実施の形態
に係る密閉圧縮機100Bの要部を示す縦断面図であ
る。また、図8の(b)は密閉圧縮機100Bに装着さ
れる前の仕切り部材を示す断面図である。なお、本実施
の形態の構成は上述した第1実施の形態と同様であるの
で省略する。
【0041】密閉圧縮機100Bが上述した密閉圧縮機
100と異なる点は、フレーム110の軸受支持部11
2に回転軸Cに直交する向きに鉄製の仕切り部材130
が取り付けられている点である。すなわち、仕切り部材
130によりマフラー室Mが2つに分けられ、図8中下
側のマフラー室Maと上側のマフラー室Mbが形成され
ている。なお、図8中の(a)中112bは、軸受支持
部112に形成され、仕切り部材130の外側面を支持
することで固定する支持部である。また、図8の(b)
中130aは主軸受具42に嵌合するための中空部、1
30bはマフラー室Maに導入された被圧縮ガスGをマ
フラー室Mbへ導入する孔である。
【0042】このように構成された密閉圧縮機100B
では、上述した密閉圧縮機100と同様に動作すること
により、吐出ポート42aから吐出された被圧縮ガスG
がマフラー室Ma,マフラー室Mbを順次通過した後、
排出孔112aから密閉容器20内に排出されることに
なる。このため、マフラー室Mによる消音効果を増大さ
せることができる。
【0043】一方、仕切り部材130は、図8の(b)
に示すように下に凸状に形成されている。このため、密
閉圧縮機100Bを組み立てる際に、軸受支持部112
の支持部112bに押し込むことにより弾性力を発生さ
せ、この弾性力により仕切り部材113の外周部を支持
部112bに食い込ませ、装着固定させる。
【0044】上述したように本第2の実施例に係る密閉
圧縮機100Bでは、簡単な部材を用い、溶接等の工程
を用いることなく、マフラー室Mを区切ることができ、
さらに消音効果を増大させることができる。
【0045】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではない。すなわち上記実施の形態では、
1シリンダ縦型ロータリに用いたが2シリンダ縦型ロー
タリに適用してもよい。また、フレームを形成する材料
として鋳物材について説明したが、鋳物材と同様に空隙
がある焼結材をポーラスを制御して用いても減衰率を向
上させることができる。さらに、鍛造材や板金材を用い
てもよい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施可能であるのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】上記手段を講じた結果、次のような作用
が生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、
シリンダを密閉容器内に支持固定する枠状のフレームの
中空部に圧縮室を形成する第1軸受を支持するための軸
受支持部を形成するようにしたので、フレームの剛性を
高めることができる。
【0047】また、軸受支持部とシリンダの第1端面と
の間に、吐出ポートから吐出された被圧縮ガスが導入さ
れるマフラー室を設けるようにしたので、ボルト止めの
ための取付部を設ける必要がなくなるとともに、マフラ
ー室の容量や壁部を厚肉化でき、マフラー室内で増幅さ
れる騒音周波数の処理が容易となり、消音効果を増すこ
とができる。
【0048】請求項に記載された発明では、マフラー
室のシリンダ側をフレーム本体とシリンダ端面との当接
部により気密閉塞するようにしたので、他の部材を用い
てマフラー室を閉塞する必要がなく、部品の点数を減ら
すことができる。
【0049】請求項に記載された発明では、マフラー
室には、マフラー室を複数の空間に仕切る壁部を設ける
ようにしたので、マフラー室を複数設けることができ、
さらにマフラーの消音効果を増すことができる。
【0050】請求項に記載された発明は、壁部を、回
転軸方向に沿って延設するようしたので、新たな部品を
用いることなく、マフラー室を複数設けることができ
る。請求項に記載された発明は、壁部を、回転軸方向
に交差する方向に沿って設けられた板状部材としたの
で、簡単な部品をマフラー室に設けることで、マフラー
室を複数設けることができる。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る密閉圧縮機を
図3のX−X線で切断し、矢印方向から見た縦断面図。
【図2】同密閉圧縮機に組込まれたシリンダ及びブレー
ドを示す斜視図。
【図3】同密閉圧縮機に組込まれたフレームを示す底面
図。
【図4】同フレームを示す斜視図。
【図5】同密閉圧縮機と従来の密閉圧縮機の騒音を比較
して示すグラフ。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る密閉圧縮機の
要部を示す縦断面図。
【図7】同密閉圧縮機に組込まれたフレームを示す斜視
図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る密閉圧縮機を
示す図であって、(a)は要部の縦断面図、(b)は装
着前の仕切り部材を示す断面図。
【図9】従来の密閉圧縮機を示す縦断面図。
【符号の説明】
20…密閉容器 30…電動機部 33…回転軸 40…圧縮部 41…シリンダ 42…主軸受具 43…副軸受具 44…圧縮室 45…ロータ 100,100A,100B…密閉圧縮機 110…フレーム 111…フレーム本体 112…軸受支持部 M,M′,M″,Ma,Mb…マフラー室 120…壁部 130…仕切り部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−307372(JP,A) 特開 昭61−171888(JP,A) 実開 昭62−6491(JP,U) 実開 昭60−188884(JP,U) 実開 昭52−74507(JP,U) 実開 昭62−169289(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/10 F04C 18/356

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被圧縮ガスを圧縮する密閉圧縮機におい
    て、 密閉容器と、 この密閉容器内に収容されたシリンダと、 このシリンダ内に同軸的に配置された回転軸と、 この回転軸を回転駆動する回転駆動機構と、 上記シリンダを上記密閉容器内に支持固定するフレーム
    と、 上記シリンダの第1端面側及び第2端面側にそれぞれ配
    置され、上記回転軸を軸支するとともに、上記シリンダ
    内に圧縮室を形成する第1軸受及び第2軸受と、 上記回転軸の回転に伴い上記圧縮室内で上記被圧縮ガス
    を圧縮する圧縮機構と、 上記第1軸受に設けられ、上記圧縮室内で圧縮された上
    記被圧縮ガスを上記圧縮室外へ吐出する吐出ポートとを
    備え、 上記フレームは、上記シリンダの上記第1端面側に固定
    され、その中空部に上記第1軸受が位置させる枠状のフ
    レーム本体と、 このフレーム本体の中空部を閉塞するとともに、上記第
    1軸受外周部を支持する軸受支持部とから形成され、上
    記軸受支持部と上記シリンダの第1端面との間に、上記
    吐出ポートから吐出された上記被圧縮ガスが導入される
    マフラー室が設けられていることを特徴とする密閉圧縮
    機。
  2. 【請求項2】上記マフラー室の上記シリンダ側は、上記
    フレーム本体と上記シリンダ端面との当接部により気密
    閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉
    圧縮機。
  3. 【請求項3】上記マフラー室には、上記マフラー室を複
    数の空間に仕切る壁部が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の密閉圧縮機。
  4. 【請求項4】上記壁部は、上記回転軸方向に沿って延設
    されていることを特徴とする請求項3に記載の密閉圧縮
    機。
  5. 【請求項5】上記壁部は、上記回転軸方向に交差する方
    向に沿って設けられた板状部材であることを特徴とする
    請求項3に記載の密閉圧縮機。
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