JPH05288171A - 横形圧縮機 - Google Patents
横形圧縮機Info
- Publication number
- JPH05288171A JPH05288171A JP8208892A JP8208892A JPH05288171A JP H05288171 A JPH05288171 A JP H05288171A JP 8208892 A JP8208892 A JP 8208892A JP 8208892 A JP8208892 A JP 8208892A JP H05288171 A JPH05288171 A JP H05288171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- chamber
- compression mechanism
- motor
- oil reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は稼動時、低圧となる油溜りを備え、
高い油面を維持して潤滑不良を生じることのない横形圧
縮機を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は密閉容器に収められてモータにより
ほぼ水平な駆動軸の一端側の圧縮機構を駆動すると共に
駆動軸の他端側で油ポンプを駆動し密閉容器の底に溜ま
る油を吸入循環して自からの潤滑を行なう横形圧縮機に
おいて、上記密閉容器を圧縮機構室とモータ室と油溜り
室とに区画する密閉状の各室と、同各室のうちモータ室
と油溜り室とをそれらの底部で連通する油通路と、モー
タ室と圧縮機構室とを連通する絞り通路と、油溜り室と
圧縮機構室とをそれらの上部で連通する均圧管と、油溜
り室の底部に開口する油ポンプの吸入管とを具備してな
ることを特徴とする横形圧縮機を構成とする。
高い油面を維持して潤滑不良を生じることのない横形圧
縮機を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は密閉容器に収められてモータにより
ほぼ水平な駆動軸の一端側の圧縮機構を駆動すると共に
駆動軸の他端側で油ポンプを駆動し密閉容器の底に溜ま
る油を吸入循環して自からの潤滑を行なう横形圧縮機に
おいて、上記密閉容器を圧縮機構室とモータ室と油溜り
室とに区画する密閉状の各室と、同各室のうちモータ室
と油溜り室とをそれらの底部で連通する油通路と、モー
タ室と圧縮機構室とを連通する絞り通路と、油溜り室と
圧縮機構室とをそれらの上部で連通する均圧管と、油溜
り室の底部に開口する油ポンプの吸入管とを具備してな
ることを特徴とする横形圧縮機を構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機ないしは空調機に
用いられる横形圧縮機に関する。
用いられる横形圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の横形圧縮機は図２に示すように圧
縮機容器１内にモータ１２と圧縮機構１３が収容されて
いる。吸入ガスは吸入管１１から圧縮機容器１内に吸入
され、モータ１２を冷却し、含まれている油を分離され
たあと、圧縮機構１３に吸入されて圧縮され、吐出管１
４から吐出される。モータ１２を貫通して駆動軸１５が
水平ないし略水平に設置されており、駆動軸１５の一端
は圧縮機構１３につながり、他端には油ポンプ１６が設
置されている。分離して圧縮機容器１の底部に溜った油
１７は油ポンプ１６の吸油管１８を通って油ポンプ１６
に吸入され、一部はポンプ側軸受１９に給油され、残り
は駆動軸１５内に軸に沿って貫通された穴を通して、左
端の圧縮機構側軸受２０に給油され、さらに他の圧縮機
構内の摺動部に給油される。なお、図中、１２Ａはモー
タステータ、１２Ｂはモータロータである。
縮機容器１内にモータ１２と圧縮機構１３が収容されて
いる。吸入ガスは吸入管１１から圧縮機容器１内に吸入
され、モータ１２を冷却し、含まれている油を分離され
たあと、圧縮機構１３に吸入されて圧縮され、吐出管１
４から吐出される。モータ１２を貫通して駆動軸１５が
水平ないし略水平に設置されており、駆動軸１５の一端
は圧縮機構１３につながり、他端には油ポンプ１６が設
置されている。分離して圧縮機容器１の底部に溜った油
１７は油ポンプ１６の吸油管１８を通って油ポンプ１６
に吸入され、一部はポンプ側軸受１９に給油され、残り
は駆動軸１５内に軸に沿って貫通された穴を通して、左
端の圧縮機構側軸受２０に給油され、さらに他の圧縮機
構内の摺動部に給油される。なお、図中、１２Ａはモー
タステータ、１２Ｂはモータロータである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の横形圧縮機
には解決すべき次の課題があった。
には解決すべき次の課題があった。
【０００４】即ち、従来の横形圧縮機ではモータ１２の
モータロータ１２Ｂの高さまで油が入ると、モータロー
タ１２Ｂによってとばされるため、縦形の圧縮機に比べ
油の保有量が少ない欠点があり、配管長が長い空調機な
どでは運転状態により油が空調システム側にもってゆか
れ、油が不足し、圧縮機が焼き付きの危険に至るという
問題があった。
モータロータ１２Ｂの高さまで油が入ると、モータロー
タ１２Ｂによってとばされるため、縦形の圧縮機に比べ
油の保有量が少ない欠点があり、配管長が長い空調機な
どでは運転状態により油が空調システム側にもってゆか
れ、油が不足し、圧縮機が焼き付きの危険に至るという
問題があった。
【０００５】本発明は上記問題解決のため、稼動時、低
圧の油溜りを備え、常に高い油面を保つ横形圧縮機を提
供することを目的とする。
圧の油溜りを備え、常に高い油面を保つ横形圧縮機を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、密閉容器に収められてモータによりほぼ水
平な駆動軸の一端側の圧縮機構を駆動すると共に駆動軸
の他端側で油ポンプを駆動し密閉容器の底に溜まる油を
吸入循環して自からの潤滑を行なう横形圧縮機におい
て、上記密閉容器を圧縮機構室とモータ室と油溜り室と
に区画する密閉状の各室と、同各室のうちモータ室と油
溜り室とをそれらの底部で連通する油通路と、モータ室
と圧縮機構室とを連通する絞り通路と、油溜り室と圧縮
機構室とをそれらの上部で連通する均圧管と、油溜り室
の底部に開口する油ポンプの吸入管とを具備してなるこ
とを特徴とする横形圧縮機を提供しようとするものであ
る。
手段として、密閉容器に収められてモータによりほぼ水
平な駆動軸の一端側の圧縮機構を駆動すると共に駆動軸
の他端側で油ポンプを駆動し密閉容器の底に溜まる油を
吸入循環して自からの潤滑を行なう横形圧縮機におい
て、上記密閉容器を圧縮機構室とモータ室と油溜り室と
に区画する密閉状の各室と、同各室のうちモータ室と油
溜り室とをそれらの底部で連通する油通路と、モータ室
と圧縮機構室とを連通する絞り通路と、油溜り室と圧縮
機構室とをそれらの上部で連通する均圧管と、油溜り室
の底部に開口する油ポンプの吸入管とを具備してなるこ
とを特徴とする横形圧縮機を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【０００８】即ち、横形圧縮機の密閉容器内を圧縮機構
室、モータ室、油溜り室の密閉状の各室に区画し、モー
タ室と油溜り室とをそれらの底部で連通した油通路を設
けるので、モータ室と油溜り室との油は自由に連通でき
る状態となる。一方、モータ室と圧縮機構室とは絞り通
路で連通し、油溜り室と圧縮機構室とは、それらの上方
を均圧管で連通するので、圧縮機構のサクションによる
圧縮機構室の負圧に対し、均圧管で連通する油溜り室は
絞り（流路抵抗）通路で連通するモータ室に較べ低圧と
なり、モータ室の油が油通路を通って油溜り室へ移動す
ると共に、その油面がモータ室より高くなる。従って油
溜り室では常に十分な油面レベルが維持され、その底部
に開口する油ポンプの吸入管は不足することのない油を
十分に吸って潤滑を果たす。
室、モータ室、油溜り室の密閉状の各室に区画し、モー
タ室と油溜り室とをそれらの底部で連通した油通路を設
けるので、モータ室と油溜り室との油は自由に連通でき
る状態となる。一方、モータ室と圧縮機構室とは絞り通
路で連通し、油溜り室と圧縮機構室とは、それらの上方
を均圧管で連通するので、圧縮機構のサクションによる
圧縮機構室の負圧に対し、均圧管で連通する油溜り室は
絞り（流路抵抗）通路で連通するモータ室に較べ低圧と
なり、モータ室の油が油通路を通って油溜り室へ移動す
ると共に、その油面がモータ室より高くなる。従って油
溜り室では常に十分な油面レベルが維持され、その底部
に開口する油ポンプの吸入管は不足することのない油を
十分に吸って潤滑を果たす。
【０００９】また、その高い油面維持も大容量の密閉容
器に油を流入させるのではなく、小容量の油溜り室で達
成されるので小量の油で目的を果たす。
器に油を流入させるのではなく、小容量の油溜り室で達
成されるので小量の油で目的を果たす。
【００１０】なお、ここに均圧管、吸入管は、いわゆる
管に限定されるものではなく、管と同等の作用を果たす
流路であればよい。
管に限定されるものではなく、管と同等の作用を果たす
流路であればよい。
【００１１】
【実施例】本発明の一実施例を図１により説明する。な
お、従来例と同様の構成部材には同符号を付し、必要あ
る場合を除き説明を省略する。
お、従来例と同様の構成部材には同符号を付し、必要あ
る場合を除き説明を省略する。
【００１２】図１は本実施例の縦断面図で、密閉容器で
ある圧縮機器容器１は密閉状に区画されたモータ室２、
圧縮機構室３、油溜り室４に区画され、モータ室２と圧
縮機構室３の上部近傍とは絞り部２１を有する通路２２
によって連通され、モータ室２の底部と油溜り室４の底
部とは油通路２４によって連通されている。そして、更
に油溜り室４の上部と圧縮機構室３の上部とは均圧管２
３によって連通されている。なお、モータ室２の中には
モータ１２が、圧縮機構室３の中には圧縮機構１３がそ
れぞれ収容されている。
ある圧縮機器容器１は密閉状に区画されたモータ室２、
圧縮機構室３、油溜り室４に区画され、モータ室２と圧
縮機構室３の上部近傍とは絞り部２１を有する通路２２
によって連通され、モータ室２の底部と油溜り室４の底
部とは油通路２４によって連通されている。そして、更
に油溜り室４の上部と圧縮機構室３の上部とは均圧管２
３によって連通されている。なお、モータ室２の中には
モータ１２が、圧縮機構室３の中には圧縮機構１３がそ
れぞれ収容されている。
【００１３】その他の構成は概ね従来例と同様である。
【００１４】次に上記構成の作用について説明する。
【００１５】圧縮機構１３はモータ１２のロータ１２Ｂ
の回転で回転する駆動軸１５により駆動され、吸入ガス
を圧縮している。吸入ガスは吸入管１１からまずモータ
室２に吸い込まれモータ１２を冷却し、油１７を分離し
たあと、絞り部２１を有する通路２２を通って圧縮機構
室３に入り、圧縮機構１３で圧縮されて吐出管１４から
吐出される。圧縮機構室１３の吸入側と油溜り室４は均
圧管２３により均圧されているため、油溜り室４はモー
タ室２より圧力が低くなっており、モータ室２の下部に
溜った油１７は油通路２４により油溜り室４に吸い込ま
れ、モータ室２よりも高い油面まで油１７を保有するこ
とができる。
の回転で回転する駆動軸１５により駆動され、吸入ガス
を圧縮している。吸入ガスは吸入管１１からまずモータ
室２に吸い込まれモータ１２を冷却し、油１７を分離し
たあと、絞り部２１を有する通路２２を通って圧縮機構
室３に入り、圧縮機構１３で圧縮されて吐出管１４から
吐出される。圧縮機構室１３の吸入側と油溜り室４は均
圧管２３により均圧されているため、油溜り室４はモー
タ室２より圧力が低くなっており、モータ室２の下部に
溜った油１７は油通路２４により油溜り室４に吸い込ま
れ、モータ室２よりも高い油面まで油１７を保有するこ
とができる。
【００１６】吸油管１８は油溜り室４の底部に吸入口を
開口しているので、油面レベルと開口部との相対高低差
は一層大きくなり、油ポンプ１６の高速回転時にも油面
低下によってガス体を吸込んだりする懸念は全くなく、
常に十分に潤滑が保証される。
開口しているので、油面レベルと開口部との相対高低差
は一層大きくなり、油ポンプ１６の高速回転時にも油面
低下によってガス体を吸込んだりする懸念は全くなく、
常に十分に潤滑が保証される。
【００１７】以上の通り本実施例によれば圧縮機運転
時、油溜り室４に常に高位の油面が維持されるので、油
ポンプ１６による油１７の循環が豊富で潤滑不足を生じ
ることがないという利点がある。
時、油溜り室４に常に高位の油面が維持されるので、油
ポンプ１６による油１７の循環が豊富で潤滑不足を生じ
ることがないという利点がある。
【００１８】また、比較的、小容量の油溜り室４へ油１
７を負圧によって片寄せ、高位の油面を保つので、潤滑
油量を多くするために圧縮機容器１を大きくしたりする
必要がないという利点がある。
７を負圧によって片寄せ、高位の油面を保つので、潤滑
油量を多くするために圧縮機容器１を大きくしたりする
必要がないという利点がある。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【００２０】即ち、本発明によれば油溜り室を設け、同
室をモータ室よりも低い圧力に保つことにより、油を油
溜り室に高い油面で保有することができ、圧縮機容器を
大きくすることなく、油を多量に保有したと同等の効果
を創出でき、圧縮機配管が長い場合や、運転状況の変化
により、油が空調システム側に持ってゆかれる状態が生
じても、潤滑に必要な油量を保持することができ、潤滑
不良やそれに伴う焼き付きを生じることがなく、高い信
頼性のもとに圧縮機を運転することができる。
室をモータ室よりも低い圧力に保つことにより、油を油
溜り室に高い油面で保有することができ、圧縮機容器を
大きくすることなく、油を多量に保有したと同等の効果
を創出でき、圧縮機配管が長い場合や、運転状況の変化
により、油が空調システム側に持ってゆかれる状態が生
じても、潤滑に必要な油量を保持することができ、潤滑
不良やそれに伴う焼き付きを生じることがなく、高い信
頼性のもとに圧縮機を運転することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る横形圧縮機の縦断面
図、
図、
【図２】従来の横形圧縮機の縦断面図である。
１ 圧縮機容器 ２ モータ室 ３ 圧縮機構室 ４ 油溜り室 １１ 吸入管 １２ モータ １２Ａ モータステータ １２Ｂ モータロータ １３ 圧縮機構 １４ 吐出管 １５ 駆動軸 １６ 油ポンプ １７ 油 １８ 吸油管 １９ ポンプ側軸受 ２０ 圧縮機構側軸受 ２１ 絞り部 ２２ 通路 ２３ 均圧管 ２４ 油通路
Claims (1)
- 【請求項１】 密閉容器に収められてモータによりほぼ
水平な駆動軸の一端側の圧縮機構を駆動すると共に駆動
軸の他端側で油ポンプを駆動し密閉容器の底に溜まる油
を吸入循環して自からの潤滑を行なう横形圧縮機におい
て、上記密閉容器を圧縮機構室とモータ室と油溜り室と
に区画する密閉状の各室と、同各室のうちモータ室と油
溜り室とをそれらの底部で連通する油通路と、モータ室
と圧縮機構室とを連通する絞り通路と、油溜り室と圧縮
機構室とをそれらの上部で連通する均圧管と、油溜り室
の底部に開口する油ポンプの吸入管とを具備してなるこ
とを特徴とする横形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208892A JPH05288171A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 横形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208892A JPH05288171A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 横形圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288171A true JPH05288171A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13764696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8208892A Withdrawn JPH05288171A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 横形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05288171A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1079502C (zh) * | 1995-12-11 | 2002-02-20 | 东芝株式会社 | 密闭压缩机 |
| US7063523B2 (en) * | 2002-09-23 | 2006-06-20 | Tecumseh Products Company | Compressor discharge assembly |
| US7163383B2 (en) | 2002-09-23 | 2007-01-16 | Tecumseh Products Company | Compressor having alignment bushings and assembly method |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP8208892A patent/JPH05288171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1079502C (zh) * | 1995-12-11 | 2002-02-20 | 东芝株式会社 | 密闭压缩机 |
| US7063523B2 (en) * | 2002-09-23 | 2006-06-20 | Tecumseh Products Company | Compressor discharge assembly |
| US7163383B2 (en) | 2002-09-23 | 2007-01-16 | Tecumseh Products Company | Compressor having alignment bushings and assembly method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |