JP3388843B2 - 組合せ計量または計数装置 - Google Patents

組合せ計量または計数装置

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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、菓子や野菜、細かな
機械要素などの被計量物または被計数物のような品物を
多数の計量器で計量して、その計量結果から最適な品物
の組合せを選択する組合せ計量または計数装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある被計量物を目標重量
とするものである(たとえば、特開昭63−30725
号公報参照)。この種の組合せ計量装置の一例を図6に
示す。 【0003】図6において、搬送コンベア1によって搬
送された被計量物Mは、分散フィーダ2を介して、各駆
動フィーダ31 〜3n に供給され、各駆動フィーダ31
〜3n からそれぞれ対応する計量ホッパ61 〜6n に供
給される。図示しない組合せ制御手段は、上記n個の計
量ホッパ61 〜6n で得られた各計量値(被計量物の重
量)を組合せることで、最適な計量ホッパ(被計量物)
の組合せを選択する。つまり、計量ホッパ61 〜6n
計量値に基づいて、目標重量に最も近いか等しい組合せ
が選定される。この選定された被計量物Mは、集合排出
シュート9を介して集合排出される。 【0004】従来は、この組合せ選定された組合せ選択
重量が組合せ目標重量にできるだけ近づくように、か
つ、組合せ選定を効率的に行うために、各計量ホッパ6
1 〜6n に対する被計量物Mの投入量が、常に、所定の
投入目標値T(たとえば、組合せ目標重量TM を組合せ
選択されたホッパ数mで除した値)に近い値となるよう
にしている。このため、各駆動フィーダ31 〜3n 毎に
その送力値(例えば、駆動フィーダの振幅や振動時間の
送力パラメータの値)が、以下のように、制御されてい
る。 【0005】図示しない送力値設定手段は、各駆動フィ
ーダ31 〜3n について、過去の送力値と、その送力値
に対応する各計量ホッパ61 〜6n への実際の投入量と
に基づいて新たな送力値を設定する。この新たに設定さ
れた送力値に従って、駆動フィーダ31 〜3n が駆動
し、所定の投入目標値Tに近い被計量物Mが計量ホッパ
1 〜6n に送出される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、実際に計量
ホッパ61 〜6n に投入される投入量つまり測定重量W
i が、投入目標値Tに対して若干異なる値となるのは避
けられない。そのため、図7のように、各計量ホッパ6
1 〜6n の測定重量W1 〜Wn が、投入目標値Tよりも
若干少なくなる状態が発生する場合がある。この場合、
予定していたm個の測定重量Wi を組合せた組合せ演算
重量WM は、組合せ目標重量TM よりも僅かに少なくな
る。一方、m+1個の測定重量Wi を組合わせて加算し
た組合せ演算重量WM は、組合せ目標重量TM を大きく
越える。 【0007】このようなことから、この種の組合せ計量
装置では、各計量ホッパ61 〜6nに投入された品物の
測定重量W1 〜Wn が、ある程度互いに異なる値になっ
ている方が、より高精度の組合せ結果が得られる。そこ
で、この出願人は、送力値を互いに異ならせて、各計量
ホッパ61 〜6n の測定重量W1 〜Wn を互いに異なら
せる方法を提案している(特公昭62−30367号公
報および特公平1−56691号公報参照)。 【0008】しかし、これらの先行技術は、送力値を互
いに異ならせることによって、実際に各計量ホッパに投
入された投入量が十分に異なった値になっているか否か
を判別しておらず、そのため、実際に計量ホッパに投入
された測定重量Wi に十分なバラツキが生じていない場
合がある。この場合、組合せ計量の特徴である高い精度
の計量結果が得られない。かかる問題は組合せ計数装置
についても同様に生じる。 【0009】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、組合せ計量または計数装置において、各計
量ホッパに実際に投入される品物の重量を互いに異なら
せることで高精度の組合せ結果を得ることを目的とす
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段の説明に先立って、この発明の原理を説明する。
図1(a)において、ある任意のi番目の計量ホッパに
おいて、投入目標値Tに対し、実際に投入された測定重
量Wi のバラツキが、図1(b)の分布曲線のように大
きい方が、図1(a)の測定重量W1 〜Wn の値が相互
に同一になりにくい。したがって、投入目標値Tを統計
平均値としてバラツキを持つ測定重量Wi が得られれ
ば、組合せ選択重量WM の種類が増加するので、組合せ
結果の精度が向上する。 【0011】すなわち、図1(b)のように、測定重量
i は投入目標値Tに対して、ばらついた値をとるが、
測定重量Wi のバラツキがある程度よりも小さいと、図
7の各測定重量W1 〜Wn のうち任意のm個を組合わせ
た組合せ演算重量と、(m+1)個を組合わせた組合せ
演算重量とが飛び飛びの値となる場合があるので、測定
重量Wi にバラツキを与える必要がある。 【0012】そこで、この発明は、測定平均値算出手
段、基準送力値設定手段、バラツキ度合判別手段および
バラツキ送力値算出手段とを有する。上記測定平均値算
出手段は、各計量ホッパに投入された過去の複数回の測
定重量に基づいて各計量ホッパごとの測定平均値を算出
する。基準送力値設定手段は、上記測定平均値と投入目
標値とを比較した投入量の過不足に基づいて、新たな送
力値の基準となる基準送力値を設定する。上記バラツキ
度合判別手段は、各計量ホッパに投入された過去の複数
回の測定重量に基づいて、各計量ホッパごとの測定重量
のバラツキ度合の過不足を判別する。上記バラツキ送力
値算出手段は、上記基準送力値およびバラツキ度合の過
不足に基づいて新たな送力値を算出する。 【0013】 【作用】この発明によれば、各計量ホッパに投入された
過去の複数回の測定重量に基づいて測定重量のバラツキ
度合の過不足を判別し、このバラツキ度合の過不足に基
づいて新たな送力値を算出するから、次回以後の送力値
のバラツキを制御することができ、したがって、測定重
量にバラツキを与えることができる。 【0014】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図2において、搬送コンベア1は、被計量
物(品物)Mを偏平な円錐形の分散フィーダ2の中央へ
落下させる。分散フィーダ2の周縁には、n個の駆動フ
ィーダ31 〜3n が設けられている。各駆動フィーダ3
1 〜3n は、設定された送力値に従って駆動すること
で、つまり、設定された振幅および時間だけ振動するこ
とで、分散フィーダ2上の被計量物Mを、n個のプール
ホッパ41 〜4n に送出する。各プールホッパ41 〜4
n には、ゲート51 〜5n が設けられており、また、そ
の下方に計量ホッパ61 〜6n が設けられている。各計
量ホッパ61 〜6n には、ホッパ重量計量器71 〜7n
およびゲート81 〜8n が設けられている。ゲート81
〜8n の下方には大きな集合排出シュート9が設けられ
ている。 【0015】図3において、上記各ホッパ重量計量器7
i は、それぞれ、たとえばロードセルからなり、対応す
る計量ホッパ6i (図2)内の被計量物Mの重量を測定
して、その測定重量Wi を組合せ制御手段10および送
力値設定手段20に出力する。なお、図におい
て、「i 」が付されている符号に対応する要素および信
号はn個あることを意味する。また、組合せ制御手段1
0および送力値設定手段20は、マイクロコンピュータ
(CPU)で構成されている。 【0016】上記組合せ制御手段10は、ホッパ重量計
量器71 〜7n (図2)からの1つ又は複数の測定重量
i を組合わせることで、つまり、図2のn個の計量ホ
ッパ61 〜6n で得られた被計量物Mの重量を組合せる
ことで、以下のように、最適な計量ホッパ6i の組合せ
を選択するものである。図3の組合せ制御手段10は、
組合せ重量演算部11、目標重量設定部12、組合せ判
別部13およびホッパ開閉制御部14を備えている。組
合せ重量演算部11は、ホッパ重量計量器71〜7
n (図2)からの測定重量W1 〜Wn のうち任意のm個
の測定重量Wi の組合せについて加算し、組合せ演算重
量WM を組合せ判別部13に出力する。この加算および
組合せ演算重量WM の出力は、全ての組合せについてな
される。組合せ判別部13は、組合せ重量演算部11か
らの組合せ演算重量WM と、目標重量設定部12からの
組合せ目標重量TM とを比較して、たとえば、包装する
被計量物Mの重量が組合せ目標重量TM または組合せ目
標重量TM に最も近い値となるような組合せを選択し、
選択信号aをホッパ開閉制御部14およびフィーダ駆動
制御部15i に出力する。 【0017】上記ホッパ開閉制御部14は、図2の選択
されたm個の計量ホッパ6i のゲート8i を開放させ
る。これにより、被計量物Mが計量ホッパ6i から排出
されて、集合排出シュート9によってひとまとめにされ
て、包装機9Aに供給される。さらに、上記ホッパ開閉
制御部14(図3)は、空になった計量ホッパ6i に対
応するプールホッパ4i のゲート5i を開いて、プール
ホッパ4i から計量ホッパ6i に被計量物Mを供給す
る。一方、図3の上記フィーダ駆動制御部15i は駆動
フィーダ3i に対応してn個設けられており、空になっ
た図2のプールホッパ4i に対応する駆動フィーダ3i
を、設定された送力値に従って駆動させ、被計量物Mを
プールホッパ4i に送出させる。 【0018】図4のように、上記送力値設定手段20
は、実線で示す各手段を備えている。各測定重量記憶手
段21i は、それぞれ、対応するホッパ重量計量器7i
からの測定重量Wi を入力とし、N回前までの測定重量
i1〜WiNを記憶している。つまり、各測定重量記憶手
段21i は、図5(a)のように、各ホッパ重量計量器
i によって測定された1回前〜N回前までの測定重量
i1〜WiNを記憶している。 【0019】上記各測定重量記憶手段21i の測定重量
i1〜WiNは、実標準偏差算出手段40i (図4)およ
び測定平均値算出手段22i に読み出される。各測定平
均値算出手段22i は、図5(b)のように、下記の
(1) 式に従ってi番目のホッパ重量計量器7i について
統計平均した測定平均値Wi aを算出する。 Wi a =(Wi1+Wi2+…+Wij+…+WiN)/N …(1) 但し、Wij:i番目のホッパ重量計量器7i のj回前の
測定重量 N:たとえば10〜20程度に設定された自然数 【0020】上記各測定平均値算出手段22i は、それ
ぞれ測定平均値Wi aを図4の実標準偏差算出手段40
i および投入量過不足判別手段23i に出力する。 【0021】上記各実標準偏差算出手段40i は上記測
定重量Wijおよび測定平均値Wi aに基づいて、下記の
(2),(3) 式から、実標準偏差σi を求める。 σi 2 =Swi /N …(2) 但し、Swi :残差平方和 Swi =Σ(Wij−Wi a)2 …(3) 上記各実標準偏差算出手段40i は、この実施例の場
合、過去の複数回(N回)の測定重量Wi1〜WiNに基づ
いて、各計量ホッパ6i ごとの測定重量Wi1〜WiNのバ
ラツキ度合を算出するバラツキ度合算出手段を構成して
おり、それぞれ、求めた実標準偏差σi を、バラツキ度
合判別手段41i に出力する。 【0022】上記バラツキ度合判別手段41i は、目標
標準偏差記憶手段42に入力されて記憶された目標標準
偏差σtを読み出し、上記実標準偏差σi を目標標準偏
差σtと比較することで、各計量ホッパ6i に投入され
た被計量物Mの重量が、図1(b)の分布曲線のように
ばらついているか否かを判別する。つまり、上記図4の
バラツキ度合判別手段41i は、各計量ホッパ6i に投
入された過去の(たとえば、前回までの)N回の測定重
量Wi1〜WiNに基づいて、測定重量Wi1〜WiNのバラツ
キ度合の過不足を、各計量ホッパ6i ごとに判別する。
上記バラツキ度合判別手段41i は、判別したバラツキ
度合の過不足に従って、バラツキ度合過不足信号dをバ
ラツキ係数設定手段43i に出力する。 【0023】上記バラツキ係数設定手段43i は、バラ
ツキ係数記憶手段44i からの前回のバラツキ係数Bi
と、バラツキ度合判別手段41i からのバラツキ度合過
不足信号dに基づいて、新たなバラツキ係数Bi +ΔB
を算出する。たとえば、バラツキ係数設定手段43
i は、実標準偏差σi が目標標準偏差σtよりも大きい
場合は、前回のバラツキ係数Bi から1単位減算して新
たなバラツキ係数Bi +ΔBを求め(この場合ΔBは負
の値)、一方、実標準偏差σi が目標標準偏差σtより
も小さい場合は、前回のバラツキ係数Bi に1単位加算
して新たなバラツキ係数Bi +ΔBを求める(この場合
ΔBは正の値)。新たなバラツキ係数Bi +ΔBは、バ
ラツキ係数設定手段43i からバラツキ係数記憶手段4
i およびバラツキ送力値算出手段25Bi に出力され
る。 【0024】上記投入量過不足判別手段23i は、投入
目標値記憶手段24Aからの投入目標値Tと、測定平均
値算出手段22i からの測定平均値Wi aとを比較し、
投入量の過不足信号bを基準送力値設定手段25Ai
出力する。なお、投入目標値Tは、投入目標値算出手段
30Aにより、組合せ目標重量TM を選択するホッパ数
mで除算して求められ、投入目標値記憶手段24Aに記
憶される。 【0025】上記基準送力値設定手段25Ai は、平均
送力値算出手段45i からの過去の(たとえば、前回ま
での)平均送力値Pi aと、投入量過不足判別手段23
i からの過不足信号bに基づいて、新たな基準送力値P
i a+ΔPi を算出する。上記平均送力値Pi aは、i
番目の駆動フィーダ3i について、前回までの(過去
の)送力値Pi1〜PiNを統計平均した平均の送力値で、
下記の(4) 式で表され、平均送力値算出手段45i によ
り求められる。 Pi a=(Pi1+Pi2+…+Pij+…+PiN)/N …(4) なお、前回までの送力値Pi1〜PiNは、送力値記憶手段
46i に記憶されており、平均送力値算出手段45i
より読み出される。 【0026】上記新たな基準送力値Pi a+ΔPi は、
たとえば、以下のようにして求められる。基準送力値算
出手段25Ai は、測定平均値Wi aが投入目標値Tよ
りも大きい場合は、平均送力値Pi aから1単位減算し
て新たな基準送力値Pi a+ΔPi を求め(この場合、
ΔPi は負の値)、一方、測定平均値Wi aが投入目標
値Tよりも小さい場合は、平均送力値Pi aに1単位加
算して新たな基準送力値Pi a+ΔPi (この場合、Δ
i は正の値)を求める。新たな基準送力値Pi a+Δ
i は、基準送力値算出手段25Ai からバラツキ送力
値算出手段25Bi に出力される。 【0027】バラツキ送力値算出手段25Bi は、対応
する上記基準送力値設定手段25Ai からの新たな基準
送力値Pi a+ΔPi と、前述のバラツキ係数設定手段
43i からの新たなバラツキ係数Bi +ΔBと、乱数発
生手段47i からの乱数Rnを入力とし、たとえば下記
の(5) 式に従って、次回の送力値Pi を算出する。 Pi =(Pi a+ΔPi )・Rn・(Bi +ΔB) …(5) 但し、Rn:たとえば、0よりも大きく2よりも小さい
値であって、かつ、1を算術平均値として正規分布に近
いバラツキを持つ乱数 Bi +ΔB:正の値 つまり、バラツキ送力値算出手段25Bi は、平均送力
値Pi a+ΔPi および測定重量Wijのバラツキ度合の
過不足に基づいて、新たな送力値Pi を算出する。 【0028】新たな送力値Pi は、バラツキ送力値算出
手段25Bi からヘッド間調節手段27に出力される。
このヘッド間調節手段27は、新たな送力値Pi が各計
量ホッパ61 〜6n (図2)間のバランスから適正か否
かを判断して、適正でない場合は修正を加えて次回の送
力値P1i を求める。たとえば、上記ヘッド間調節手段
27は、所定のバランス制御値αを記憶しており、次回
の送力値P1i が送力下限値(Pa−α)以上で、か
つ、送力上限値(Pa+α)以下となるようにする。な
お、上記Paは新たな送力値P1 〜Pn の算術平均値
(単純平均値)である。 【0029】上記次回の送力値P1i は、前述の送力値
記憶手段46i および図3のフィーダ駆動制御部15i
に出力される。上記各フィーダ駆動制御部15i は、次
回の送力値P1i に従って、駆動フィーダ3i の振動時
間および振幅を制御する。一方、図4の送力値記憶手段
46i は、上記次回の送力値P1i を、更に次回の送力
値P1i を算出する際の前回の送力値Pi1として記憶す
る。 【0030】つぎに、組合せ計量装置の基本的な動作に
ついて説明する。図2の搬送コンベア1から被計量物M
が分散フィーダ2上に送られ、さらに、駆動フィーダ3
i 、プールホッパ4i 、計量ホッパ6i および集合排出
シュート9を介して、被計量物Mが包装機9Aにひとま
とめにして袋詰めされる。この際、図3の組合せ制御手
段10は、前述のように最適なm個の計量ホッパ6
i (図2)の組合せを選択する。つづいて、組合せ制御
手段10が、残りの計量ホッパ6i (図2)による組合
せを選定し、同様に、組合せ排出が行われる。一方、ホ
ッパ開閉制御部14は、図2の既に排出した計量ホッパ
i に対応するプールホッパ4i のゲート5i を開放
し、プールホッパ4i から空の計量ホッパ6i に被計量
物Mを搬送させる。また、排出されたプールホッパ4i
に対応する駆動フィーダ3i が駆動して、空のプールホ
ッパ4i に被計量物Mを供給する。 【0031】ここで、上記(5) 式の新たな基準送力値P
i a+ΔPi に従って、駆動フィーダ3i を作動させる
と、各計量ホッパ6i の測定重量Wi が、投入目標値T
に極めて近い値になる被計量物Mがある。この種の被計
量物Mでは、組合せ演算重量WM が飛び飛びの値とな
り、そのため、前述のように、組合せ目標値TM に近い
組合せ選択重量WS を得られない場合がある。 【0032】これに対し、図4の組合せ計量装置では、
上記(5) 式のように、基準送力値Pi a+ΔPi に乱数
Rn・(Bi +ΔB)を乗算して新たな送力値Pi を求
めているので、図1(a)のように、新たな送力値Pi
が投入目標値Tに対応した値とならない。そのため、上
記新たな送力値Pi に対し、比例関係に近い相関関係を
有する実際の投入量Wi も投入目標値Tに対してばらつ
いた値になり易い。したがって、上記測定重量Wi のう
ちの任意のm個を組合せて得られる組合せ演算重量WM
が種々の値になるので、組合せ目標値TM に近い組合せ
結果が得られる。 【0033】一方、何ら制御されていない乱数Rnを、
図4の基準送力値Pi a+ΔPi に乗算すると、乱数R
nのバラツキの範囲が大きすぎる場合には、測定重量W
i が0になったり(空の計量ホッパ6i が発生した
り)、あるいは、組合せ選定されにくい過量の計量ホッ
パ6i が生じたりする。 【0034】これに対し、この組合せ計量装置は、バラ
ツキ度合判別手段41i によって前回までの測定重量W
i1〜WiNからバラツキ度合を判別し、この判別結果か
ら、バラツキ係数設定手段43i が前回のバラツキ係数
i に修正を加えて、新たなバラツキ係数Bi +ΔBを
求め、制御された乱数Rn(Bi +ΔB)を基準送力値
i a+△Pi に乗算して、新たな送力値Pi を求めて
いる。したがって、図1(b)のように、各計量ホッパ
i の測定重量Wi1〜WiNは、分布曲線のように適当に
ばらつき易く、かつ、空や過量の計量ホッパ6i が発生
するおそれも少ない。 【0035】ところで、上記実施例では、投入目標値T
を目標重量とする組合せ計量装置について説明したが、
この発明は、投入目標値Tを目標個数とする組合せ計数
装置についても適用することができる。また、上記各実
施例では、図4のヘッド間調節手段27を設けたが、こ
の発明ではヘッド間調節手段27を必ずしも設ける必要
はない。 【0036】さらに、上記実施例では、前述の(1) 式の
ように、測定平均値Wi aを直前回(1回前)からN回
前の測定重量Wi1〜WiNの算術平均により求めた。しか
し、測定平均値Wi aは、算術平均ではなく、直前回に
近い測定重量Wijを重視した値などのように、種々の平
均値を採用してもよい。 【0037】また、上記実施例では、測定平均値Wi
を直前回までのN回の平均、つまり移動平均により求め
て、組合せ計量の度に送力値Pi を更新した。しかし、
この発明では、送力値Pi の更新をたとえばN回の組合
せ計量ごとに行ってもよい。 【0038】また、上記実施例では、T=TM /mとし
て、投入目標値Tを求めた。しかし、この発明では、T
=(TM +ΔT)/mとして投入目標値Tを求めてもよ
い。さらに、上記実施例では、図4の投入目標値算出手
段30Aが組合せ目標値TMおよび組合せる計量ホッパ
の理想的な数mに基づいて、投入目標値Tを求めた。し
かし、この発明では、上記組合せ目標値TM , 数mの代
わりに、投入目標値Tを投入目標値記憶手段24Aに入
力してもよい。 【0039】また、上記実施例では、測定重量Wijのバ
ラツキ度合を実標準偏差σi を用いて判別したが、必ず
しも実標準偏差σi を用いて判別する必要はない。たと
えば、D=Σ|Wij−Wi(j-1)|/(n−1)などの値
を実標準偏差σi の代わりに用いてバラツキ度合を判別
してもよい。この場合、目標標準偏差記憶手段42に代
えて、上記D値に対応する目標バラツキ値Dtを記憶す
る目標バラツキ値記憶手段を設ける。 【0040】また、上記実施例において、(5) 式の乱数
Rnは、正規乱数の他に、一様乱数などの他の乱数を乱
数発生手段47i により発生させて用いてもよい。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各駆動フィーダの送力値を投入目標値に対してばら
つかせているので、毎回の測定重量にバラツキを与える
ことができ、そのため、各計量ホッパへの投入量が相互
に異なった値となるから、これらを組み合わせた組合せ
演算値が種々の値となる。したがって、多くの組合せ演
算値から選択できるので組合せ結果が向上する。 【0042】特に、実際に投入された投入量に基づいて
各計量ホッパの投入量のバラツキ度合に過不足がないか
否かを判別しているので、空の計量ホッパや過量の計量
ホッパが生じにくい。したがって、組合せ選定に用いる
ことができない計量ホッパが発生しにくいから組合せ効
率も向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例の組合せ計量装置に係る投
入目標値および測定重量(投入量)の相互の関係を示す
図である。 【図2】組合せ計量装置の機械的な構成を示す概念図で
ある。 【図3】組合せ計量装置の基本的な概略構成図である。 【図4】送力値設定手段を示す概略構成図である。 【図5】測定重量記憶手段の内容および測定重量Wij
測定平均値Wi aとの関係を示す図表である。 【図6】組合せ計量装置の機械的な構成を示す概念図で
ある。 【図7】従来の組合せ計量装置に係る各投入目標値およ
び測定重量(投入量)の相互の関係を示す図である。 【符号の説明】 3i …駆動フィーダ、6i …計量ホッパ、10…組合せ
制御手段、15i …フィーダ駆動制御部、20…送力値
設定手段、22i …測定平均値算出手段、25Ai …基
準送力値設定手段、25Bi …バラツキ送力値算出手
段、41i …バラツキ度合判別手段、M…被計量物(品
物)、Pi …新たな送力値、Pi a+ΔPi …基準送力
値、T…投入目標値、TM …組合せ目標値(組合せ目標
重量)、Wi ,Wij…測定重量、Wi a…測定平均値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171324(JP,A) 特開 昭62−113025(JP,A) 特開 昭57−182127(JP,A) 特開 昭63−30725(JP,A) 特公 昭62−30367(JP,B2) 特公 平1−56691(JP,B2) 特許3056547(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/387

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上流からの品物を複数の計量ホッパへ送
    出する駆動フィーダを設定された送力値に従って駆動さ
    せるフィーダ駆動制御部と、 各計量ホッパへの投入目標値および各計量ホッパに投入
    された品物の測定重量に基づいて、各駆動フィーダの新
    たな送力値を設定する送力値設定手段と、 上記測定重量および組合せ目標値に基づいて品物の組合
    せを選択する組合せ制御手段とを備えた組合せ計量また
    は計数装置であって、 各計量ホッパに投入された過去の複数回の測定重量に基
    づいて各計量ホッパごとの測定平均値を算出する測定平
    均値算出手段と、 上記測定平均値と上記投入目標値とを比較した投入量の
    過不足に基づいて、新たな送力値の基準となる基準送力
    値を設定する基準送力値設定手段と、 各計量ホッパに投入された過去の複数回の測定重量に基
    づいて、各計量ホッパごとの測定重量のバラツキ度合の
    過不足を判別するバラツキ度合判別手段と、 上記基準送力値および上記バラツキ度合の過不足に基づ
    いて新たな送力値を算出するバラツキ送力値算出手段と
    を有する組合せ計量または計数装置。
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