JP3382846B2 - 光ヘッド及び光ヘッドに於ける光源出力のモニター方法 - Google Patents
光ヘッド及び光ヘッドに於ける光源出力のモニター方法Info
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Description
ッドに於ける光源出力のモニター方法に関するものであ
り、特に詳しくは、所定の光源手段から出力されるレー
ザー等の光ビームの出力を効率的にモニター出来る小型
化された光ヘッドを提供するものである。
えば図3および図4に示すように、光源手段の一例であ
る半導体レーザ1からの出射光は偏光ビームスプリッタ
2によってコリメートレンズ7方向に反射する光とパワ
ーモニタ手段6側に透過する光とにある光量比で分離さ
れ利用される様な構造を有している。
宜の数に分割区画された任意の光受光素子16がマトリ
ックス状に配置されている。尚、当該偏光ビームスプリ
ッタ2の反射面13で反射された情報の記録又は再生に
使用される光ビームは、例えば、適宜のレンズホルダ8
に保持されたコリメートレンズ7と要すれば、1/4波
長板9、立ち上がりミラー10及び対物レンズ11を介
して、適宜の記録媒体12に照射される様に構成されて
いる。
光ビームは、当該偏光ビームスプリッタ2の当該反射面
を通過して、集光レンズ15を経て所定の信号検出セン
サ部14に入射される様に構成されている。係る構成を
持った当該光ヘッド装置20に於いては、当該半導体レ
ーザ1から出射される全光量である光束Aが、当該コリ
メ−トレンズ7の方向に振り分けられるわけではなく、
その一部が当該偏光ビームスプリッタ2を通過して、該
パワーモニター手段6に入力される。
体レーザ1の出射光量を検出するためのパワーモニタ手
段6の受光のために、光ヘッド20に於ける光利用効率
が低下している。一方、光ディスク装置20においては
記録媒体11への半導体レーザ光の必要照射パワーが規
定され、その値と光ヘッドの光利用効率によって半導体
レーザ1での必要出射出力が決定される。
それだけ光出力の大きな半導体レーザ1を使用しなけれ
ばならず、その結果、部品コストが高くなってしまうと
いう問題があった。また、短波長の半導体レーザにおい
ては高出力化に制約があるため、光ヘッドの光利用効率
が低ければ記録媒体11への必要照射出力を得ることが
できず、装置性能の向上が見込めないか若しくは装置の
実現が不可能になるという問題があった。
は、同一の光源手段から出力された光ビームを2つに分
割する例が示されているが、同公報の光ピックアップに
於いては、分割された一方の光ビームは、第1の厚みを
有する第1の記録媒体に照射させる様に構成され、又他
方の光ビームは、第2の厚みを有する第2の記録媒体に
照射させる様に構成されたものであって、当該分割され
た一部の光ビームを、当該光源手段から出力される光ビ
ームの出力の程度をモニターする事を開示してはいな
い。
は、上記した従来技術の欠点を改良し、簡易な構成によ
って、光ヘッドの光利用効率を向上させることが出来る
光ヘッドであって、同時に光ヘッドの光利用効率を低下
させることなく、当該光源手段から出力される光ビーム
の出力状態をモニター出来る光ヘッドを提供するもので
ある。
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、光ビームを発生する光源手段、偏光ビームスプリッ
タ、適宜の記録媒体に対向している対物レンズ、及び当
該光源手段から出力される当該光ビームの出力をモニタ
ーするパワーモニター手段とから構成されている光ヘッ
ドに於いて、当該パワーモニター手段は、該光ビームの
内で、当該記録媒体から若しくは当該記録媒体に対し
て、所定の情報を再生若しくは書込みする為に実質的に
使用される当該光ビーム部分以外の光ビーム部分を利用
して当該光源手段から出力される当該光ビームのパワー
をモニターする様に構成されている光ヘッドに於て、当
該パワーモニター手段は、当該光源手段に対して該偏光
ビームスプリッタを介して対向して設けられていると共
に、当該偏光ビームスプリッタの該光源手段に対向する
面に、所定の情報を再生若しくは書込みする為に実質的
に使用される当該光ビーム部分のみを通過せしめる開口
部を設けた1/2波長板を当接させた光ヘッドであり、
又本発明に係る第2の態様としては、光ビームを発生す
る光源手段、偏光ビームスプリッタ、適宜の記録媒体に
対向している対物レンズ、及び当該光源手段から出力さ
れる当該光ビームの出力をモニターするパワーモニター
手段とから構成されている光ヘッドに於いて、当該パワ
ーモニター手段は、該光ビームの内で、当該記録媒体か
ら若しくは当該記録媒体に対して、所定の情報を再生若
しくは書込みする為に実質的に使用される当該光ビーム
部分以外の光ビーム部分に基づいて、当該光源手段から
出力される当該光ビームのパワーをモニターするに際
し、当該パワーモニター手段を、当該光源手段に対して
該偏光ビームスプリッタを介して対向して設けらると共
に、当該偏光ビームスプリッタの該光源手段に対向する
面に、所定の情報を再生若しくは書込みする為に実質的
に使用される当該光ビーム部分のみを通過せしめる開口
部を設けた1/2波長板を当接させる様に構成された光
ヘッドに於ける光源出力のモニター方法である。
を採用しているので、本発明に係る当該光ヘッドに於い
ては、例えば、半導体レーザ等を使用した光源手段から
の出射光量を検出する為にパワーモニタ手段へ受光させ
るための光として本来使用しないで捨てている光を充て
ることによって、光利用効率を高める事が可能となるの
である。
びに図2(b)に示すように偏光ビームスプリッタ2の
半導体レーザ1側に開口部18のある1/2波長板17
を設け、この1/2波長板17の開口部18を透過する
光が偏光ビームスプリッタ2の反射面13で反射され、
コリメートレンズ7に入射する。また1/2波長板17
の開口部18以外を透過する光は偏光方向が90度回転
され、偏光ビームスプリッタ2の反射面13を透過して
パワーモニタ6に受光される構成で、前記1/2波長板
17の開口部18の大きさをコリメートレンズ7の有効
径から換算した径とすることによって、半導体レーザ2
から出射された光のうち、情報を再生若しくは書込みす
る為に実質的に使用されない光量のみをパワーモニタ6
側に受光させることができ、対物レンズ11に入射する
光量比を下げることなくパワーモニタ6側の光量比をあ
げることができる。
ッドに於ける光源出力のモニター方法の具体例を図面を
参照しながら詳細に説明する。即ち、図1は、本発明に
係る光ヘッド20の一具体例の構成を示すブロックダイ
アグラムであり、図中、光ビームAを発生する光源手段
1、偏光ビームスプリッタ2、適宜の記録媒体12に対
向している対物レンズ11、及び当該光源手段1から出
力される当該光ビームAの出力をモニターするパワーモ
ニター手段6とから構成されている光ヘッド20に於い
て、当該パワーモニター手段6は、該光ビームAの内
で、当該記録媒体12から若しくは当該記録媒体12に
対して、所定の情報を再生若しくは書込みする為に実質
的に使用される当該光ビーム部分C以外の光ビーム部分
Bを利用して当該光源手段1から出力される当該光ビー
ムAのパワーをモニターする様に構成されている光ヘッ
ド20が示されている。
半導体レーザである事が望ましい。又、本発明に於ける
当該光ビームAのパワーをモニターする為に使用される
当該光ビーム部分Bは、当該光ビームAの周辺部を構成
している光ビーム部分である事が望ましい。更に、本発
明に於けるより具体的な構成としては、当該パワーモニ
ター手段6は、例えば、当該光源手段1に対して該偏光
ビームスプリッタ2を介して対向して設けられている事
が望ましい。
ビームスプリッタ2の該光源手段1に対向する面に、所
定の情報を再生若しくは書込みする為に実質的に使用さ
れる当該光ビーム部分、つまり光束Cのみを通過せしめ
る開口部18を設けた1/2波長板17を当接させる事
が望ましい。係る本発明の具体例に於いては、当該パワ
ーモニター手段6は、適宜の区画に分割された受光素子
部19を有しており、当該受光素子19が該1/2波長
板17を通過した環状の光ビームBを受光し、当該環状
の光ビームBの受光量から、当該光源手段1の出力パワ
ーに関する情報を出力する様に構成されているものであ
る。
該光ヘッド20に関し、より詳細な具体例を以下に説明
する。即ち、図1は、本発明の実施例である光ヘッド2
0の光学系を示す図であり、図2(a)は本発明の特徴
を持つ部分およびその周辺を示す拡大図である。又図2
(b)は本発明に係る光学素子の拡大図である。
ーザ1より出射された光は偏光ビームスプリッタ2に貼
り付けられ、図2(b)に示すように開口部18を有す
る1/2波長板17に入射した後、当該偏光ビームスプ
リッタ2の反射面13で反射されるものと透過されるも
のに分けられる。図2(a)に示すように、当該偏光ビ
ームスプリッタ2を透過した光ビームBは本発明に於け
る当該パワーモニタ手段6で受光され、当該半導体レー
ザ1の出射光量検出に用いられる。
て反射された光はコリメートレンズ7に入射し、その一
部の該コリメートレンズ7の有効径よりも大きい光束に
関しては、所謂“けられ”が生じ、コリメートレンズ7
に入射しない。しかしながら大半の光はコリメートレン
ズ7に入射後コリメート光となり、1/4波長板9を透
過し、立上げミラー10に反射されて、対物レンズ11
で記録媒体12上に焦点を結ばれる。
げミラー10,1/4波長板9,コリメートレンズ7,
偏光ビームスプリッタ2の順に同じ光路をもどり、信号
検出センサ14で受光,信号検出される。上記1/2波
長板17の開口部18の大きさはコリメートレンズ7の
有効径で“けられ”が生じる直径より大きく、かつ半導
体レーザ1からの出射光束Aよりも小さくなるように設
定されている事が望ましい。
1/2波長板17の硝材を通る部分と通らない部分が生
じることになる。当該1/2波長板17は入射した光の
偏光方向が90度回転するような軸の配置に設定されて
いる。次に、上記した本発明に係る当該光ヘッド20の
動作に付いて詳細に説明する。
体レーザ1より出射された光束Aのうち、1/2波長板
17の開口部18内を透過する光束Cに関しては1/2
波長板17の硝材を透過せず、偏光ビームスプリッタ2
の反射面13でほぼ全光量が反射されコリメートレンズ
7に入射し,1/4波長板9,立上げミラー10,対物
レンズ11を経由して記録媒体12に達し、情報の読み
出し,書き込みに使用される。
よりも大きい部分の光束B、すなわち光束Aから光束C
を除いた部分に関しては、1/2波長板17の硝材を透
過することによって偏光方向が90度回転され、ほぼ全
光量が偏光ビームスプリッタ2の反射面13を透過して
パワーモニタ手段6で受光される。この光が半導体レー
ザ1の出射パワー検出に使用される。
口部18の直径で決まるが、該開口部18の直径をコリ
メートレンズ7の有効径から算出される直径よりも大き
くしてあるため、コリメートレンズ7以降での光利用率
および光学系特性に1/2波長板17が影響を与えるこ
とはない。言い換えると、前記光束Aのうち光束B以外
の光に関してはコリメートレンズ7の有効径よりも直径
が大きいためコリメートレンズ7によって“けられ”が
生じ記録媒体11の読み出し,書き込みには利用されな
い。この利用されない光のみがパワーモニタ6で受光さ
れることになる。
他の例としては、例えば、図5に示す様に、当該偏光ビ
ームスプリッタ6の該光源手段1に対向する面に、所定
の情報を再生若しくは書込みする為に実質的に使用され
る当該光ビーム部分Cのみを通過せしめる開口部18を
設けた遮蔽板21を当接させると共に、当該遮蔽板21
の当該開口部18の周辺部に沿って複数個の受光素子1
6を配列せしめたもので有っても良い。
例としては、例えば、図6に示す様に、当該偏光ビーム
スプリッタ2の該光源手段1に対向する面に、所定の情
報を再生若しくは書込みする為に実質的に使用される当
該光ビーム部分Cのみを通過せしめる開口部18を設け
た遮蔽板22を当接させると共に、当該遮蔽板22の当
該開口部18の周辺部に沿って、当該光ビームAの一部
の部分Bを特定の方向に反射させるホログラム23を設
けると共に、当該ホログラム23による光ビームの反射
位置にパワーモニター手段6を設けた構造としても良
い。
例としては、例えば、図7に示す様に、当該偏光ビーム
スプリッタ2の該光源手段1に対向する面に、所定の情
報を再生若しくは書込みする為に実質的に使用される当
該光ビーム部分Cのみを通過せしめる開口部18を設け
た反射鏡24を当該偏光ビームスプリッタの当該面に対
して所定の角度を介して当接させると共に、当該反射鏡
24による当該光ビームの反射方向に当該パワーモニタ
ー手段6を設ける様に構成したもので有っても良い。
係る当該光ヘッドに於ける光源出力のモニター方法とし
ては、光ビームを発生する光源手段、偏光ビームスプリ
ッタ、適宜の記録媒体に対向している対物レンズ、及び
当該光源手段から出力される当該光ビームの出力をモニ
ターするパワーモニター手段とから構成されている光ヘ
ッドに於いて、当該パワーモニター手段は、該光ビーム
の内で、当該記録媒体から若しくは当該記録媒体に対し
て、所定の情報を再生若しくは書込みする為に実質的に
使用される当該光ビーム部分以外の光ビーム部分に基づ
いて、当該光源手段から出力される当該光ビームのパワ
ーをモニターする様に構成されている光源出力のモニタ
ー方法である。
方法に於いて、当該光源手段は半導体レーザであり、又
当該光ビームのパワーをモニターする為に使用される当
該光ビーム部分は、当該光ビームの周辺部を構成してい
る光ビーム部分である事が望ましい。
に於ける光源出力のモニター方法は、上記した様な構成
を採用しているので、光ヘッドの光利用効率を向上させ
ることが可能になり、その結果記録媒体で必要な光出力
を達成するための半導体レーザ出力を低減させることが
できると同時に、部品コストの低減が達成できる。
力化に制約があるため、光ヘッドの光利用効率を上げる
ことによって記録媒体への照射出力を上げることが可能
で装置性能の向上が実現できる。その理由としては、コ
リメートレンズ等の光学素子の有効径で生じる“けら
れ”によって利用されていない光と、本来光学系として
利用されている光とを、開口の付いた1/2波長板およ
び偏光ビームスプリッタで分離することによって、本来
利用されていない光が利用できることによる。
を示す斜視図である。
拡大図を示す斜視図であり、図2(b)は、本発明に於
いて使用される1/2波長板の構成例を示す図である。
ある。
示す斜視図である。
を示す図である。
を示す図である。
成例を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ビームを発生する光源手段、偏光ビー
ムスプリッタ、適宜の記録媒体に対向している対物レン
ズ、及び当該光源手段から出力される当該光ビームの出
力をモニターするパワーモニター手段とから構成されて
いる光ヘッドに於いて、当該パワーモニター手段は、該
光ビームの内で、当該記録媒体から若しくは当該記録媒
体に対して、所定の情報を再生若しくは書込みする為に
実質的に使用される当該光ビーム部分以外の光ビーム部
分を利用して当該光源手段から出力される当該光ビーム
のパワーをモニターする様に構成されている光ヘッドに
於て、当該パワーモニター手段は、当該光源手段に対し
て該偏光ビームスプリッタを介して対向して設けられて
いると共に、当該偏光ビームスプリッタの該光源手段に
対向する面に、所定の情報を再生若しくは書込みする為
に実質的に使用される当該光ビーム部分のみを通過せし
める開口部を設けた1/2波長板を当接させた事を特徴
とする光ヘッド。 - 【請求項2】 当該パワーモニター手段は、適宜の区画
に分割された受光素子部を有しており、当該受光素子が
該1/2波長板を通過した環状の光ビームを受光し、当
該環状の光ビームの受光量から、当該光源手段の出力パ
ワーに関する情報を出力する様に構成されている事を特
徴とする請求項1に記載の光ヘッド。 - 【請求項3】 当該光源手段は半導体レーザである事を
特徴とする請求項1又は2に記載の光ヘッド。 - 【請求項4】 当該光ビームのパワーをモニターする為
に使用される当該光ビーム部分は、当該光ビームの周辺
部を構成している光ビーム部分である事を特徴とする請
求項1乃至3の何れかに記載の光ヘッド。 - 【請求項5】 光ビームを発生する光源手段、偏光ビー
ムスプリッタ、適宜の記録媒体に対向している対物レン
ズ、及び当該光源手段から出力される当該光ビームの出
力をモニターするパワーモニター手段とから構成されて
いる光ヘッドに於いて、当該パワーモニター手段は、該
光ビームの内で、当該記録媒体から若しくは当該記録媒
体に対して、所定の情報を再生若しくは書込みする為に
実質的に使用される当該光ビーム部分以外の光ビーム部
分に基づいて、当該光源手段から出力される当該光ビー
ムのパワーをモニターするに際し、当該パワーモニター
手段を、当該光源手段に対して該偏光ビームスプリッタ
を介して対向して設けらると共に、当該偏光ビームスプ
リッタの該光源手段に対向する面に、所定の情報を再生
若しくは書込みする為に実質的に使用される当該光ビー
ム部分のみを通過せしめる開口部を設けた1/2波長板
を当接させる事を特徴とする光ヘッドに於ける光源出力
のモニター方法。
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