JP2838930B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2838930B2
JP2838930B2 JP3315869A JP31586991A JP2838930B2 JP 2838930 B2 JP2838930 B2 JP 2838930B2 JP 3315869 A JP3315869 A JP 3315869A JP 31586991 A JP31586991 A JP 31586991A JP 2838930 B2 JP2838930 B2 JP 2838930B2
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light
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condensing
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雄一 小松
豊 山中
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ヘッド装置に関し、特
にレーザ光源を用いた光学式信号記録再生装置に適用す
る光ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクにデータを記録する場合、回
折限界まで絞り込んだレーザ光束と同程度の大きさのピ
ットを光ディスク上に形成して記録している。従って、
その記録密度はレーザ波長の二乗に逆比例するので、記
録密度を高めるためにはレーザ光源の短波長化が要求さ
れる。しかしながら、光ディスク装置に使用可能な半導
体レーザでは、650nm程度が限界であると考えられ
ている。
【0003】このため回折限界以下のスポットを実現す
るために超解像手法が導入され、ビデオディスクの再生
実験が行われている。この実験については、1991年
春季第38回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集,
講演番号29p−C−1によって報告されている。
【0004】この実験報告によれば、図3に示すような
光学系を構成している。ここで、半導体レーザ1からの
出射光はコリメートレンズ5により平行光束になり、整
形プリズム10によって円形に整形される。次に、遮光
帯3によりビームの中心付近の強度を減衰させて、対物
レンズ7により光ディスク8上に超解像スポツトを形成
している。また、光ディスク8からの反射光は、λ/4
板6によりS偏光に変換された後、偏光ビームスプリッ
タ4により検出系の偏光ビームスプリッタ14に導かれ
る。そして、光ディスクからの反射光はすべて偏光ビー
ムスプリッタ14により反射され、平凸レンズ16によ
りスリット17上に焦点を結ぶ。
【0005】このスリット17は、図4に示すように構
成されており、光ディスク反射光のメインローブとサイ
ドローブとを分離するために用いられる。メインローブ
は、スリット17の透過部分を通過して光検出器12に
入射する。また、サイドローブは、片側のみスリット1
7の反射部分で反射され、λ/4板15によりP偏光に
変換された後、偏光ビームスプリッタ14を通過して光
検出器13に入射する。サイドローブの他方側は、スリ
ット17の吸収部分で吸収される。
【0006】光検出器12は、入射したメインローブか
ら再生信号およびトラックエラー信号を検出し、また、
光検出器13は、入射したサイドローブの片側からフォ
ーカスエラー信号を検出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た光学系では、フォーカスエラー信号の検出方法がナイ
フエッジ法であり、また、トラックエラー信号の検出方
法がファーフィールド法である。このため、トラックエ
ラー信号の検出においては、光ディスクに形成されたピ
ットの実効的な深さがλ/4に近い場合、反射回折され
た光の位相差がπとなるため、互いに干渉して打消し合
って検出感度が小さくなり、トラックエラー信号の検出
が不安定になるという問題点を有している。
【0008】本発明の目的は、光ディスクのピットの実
効的深さがλ/4に近い場合でも、安定にトラックエラ
ー信号を検出できる光ヘッド装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ヘッド装置
は、レーザ光を発するレーザ光源と、このレーザ光源か
らの発散光束に対して光ビーム断面内で0次光束および
±1次光束を発生させる回折格子と、この回折格子を通
過した光の中心付近の光強度を減少させて前記0次光束
および±1次光束にそれぞれメインローブおよびサイド
ローブを発生させる遮光帯と、この遮光帯を通過した光
を記録媒体面上に複数の超解像スポットとして集光させ
る第1の集光手段と、前記記録媒体面上からの反射光を
集光させる第2の集光手段と、この第2の集光手段の集
光点に配設されて前記0次光束のメインビームおよび前
記±1次光束のみを透過させると共に、前記0次光束の
サイドローブの片側を反射するスリットと、このスリッ
トを透過した光を受けて再生信号およびトラックエラー
信号を検出する第1の光検出手段と、前記スリットで反
射した光を受けてフォーカスエラー信号を検出する第2
の光検出手段とを備えて構成される。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す光学系の配
置図である。半導体レーザ1から出射された発散光束が
回折格子2を透過することにより、出射光ビーム断面内
で0次光束および、ある回折角をもつ+1次光束,−1
次光束とに分離される。次に、遮光帯3により発散光束
の中心付近の光の強度を低減して、0次光束および±1
次光束にそれぞれメインローブおよびサイドローブを発
生させる。更に偏光ビームスプリッタ4を透過させ、コ
リメートレンズ5により平行光束にする。P偏光の平行
光束は、λ/4板6により円偏光に変換され、対物レン
ズ7により光ディスク8の記録面に集光されて複数の超
解像スポットを形成する。
【0012】光ディスク8の記録面から情報を読み取っ
たレーザ光は反射され、再び対物レンズ7に入射し平行
光束となり、λ/4板6を透過して円偏光からS偏光に
変換される。偏光ビームスプリッタ4はS偏光を反射す
るので、光ディスク8からの反射光を全て平凹レンズ9
に反射する。平凹レンズ9により焦点距離を延ばされた
反射光は、λ/4板15により円偏光に変換され、スリ
ット11上に集光される。
【0013】さて、スリット11は、図2に示すような
構成となっており、0次光束のメインローブおよび±1
次光束をそれぞれ分離する機能をもっている。すなわ
ち、0次光束のメインローブ,+1次光束および−1次
光束をそれぞれ透過し、0次光束の一方のサイドローブ
を反射し、0次光束の他方のサイドローブを吸収する。
従って、光検出器12には、±1次光束および0次光束
のメインローブがそれぞれ入射する。
【0014】光検出器12は3分割された光検出面を有
し、0次光束のメインローブから再生信号を検出し、ま
た、+1次光束および−1次光束の光量の差動出力によ
りトラックエラー信号を検出する。
【0015】この場合、反射光の位相に関係なく、+1
次光束および−1次光束の光量差がトラックエラー信号
として検出されるので、光ディスクのピットの実効的深
さがλ/4に近い場合でも、検出感度が小さくならず、
従ってトラックエラー信号を安定に検出できる。
【0016】一方、反射された0次光束の一方のサイド
ローブは、λ/4板15によりP偏光に変換され、偏光
ビームスプリッタ4を透過して反対側に設置されている
光検出器13に入射する。光検出器13は2分割された
光検出面を有し、ナイフエッジ方式の原理によりフォー
カスエラー信号を検出する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体レ
ーザからの出射光を発散光束のまま、回折格子、遮光
帯、偏光ビームスプリッタを通過させ、その後コリメー
トレンズに達してから平行光束に変換して対物レンズに
より光ディスクの記録面上に集光させることにより、回
折格子により回折された複数の超解像スポットを形成で
き、また、光ディスクの記録面で反射した収束光を、偏
光ビームスプリッタにより反射させてスリット上に集光
させ、このスリットに透過部分と反射部分と吸収部分と
を設けて、0次光束のメインローブおよび±1次光束の
みを透過させて光検出器に入射させ、トラックエラー信
号および再生信号とをそれぞれ検出することにより、+
1次光束,−1次光束および0次光束のメインローブの
3ビーム法とすることができ、+1次光束および−1次
光束の光量差をトラックエラー信号として検出するの
で、光ディスクのピットの実効的深さがλ/4に近い場
合でも、トラックエラー信号を検出感度に影響なく安定
に検出できる。更に、スリットの反射部分で、0次光束
のサイドローブの片側のみを反射させて光検出器に入射
することにより、フォーカスエラー信号を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光学系の配置図であ
る。
【図2】図1に示したスリット11の構成を示す図であ
る。
【図3】従来の光ヘッド装置の一例を示す光学系の配置
図である。
【図4】図3に示したスリット17の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 回折格子 3 遮光帯 4 偏光ビームスプリツタ 6 λ/4板 8 光デイスク 11 スリット 12,13 光検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−173326(JP,A) 特開 平5−28524(JP,A) 特開 平3−225635(JP,A) 特開 平5−54411(JP,A) 特開 平3−54733(JP,A) 特開 平5−20697(JP,A) 山中豊、外3名,”超解像光ヘッドの 高S/N化”,1991年春季第38回応用物 理学関係連合講演会講演予稿集,平成3 年,第38巻,P.958 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/135

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発するレーザ光源と、このレ
    ーザ光源からの発散光束に対して光ビーム断面内で0次
    光束および±1次光束を発生させる回折格子と、この回
    折格子を通過した光の中心付近の光強度を減少させて前
    記0次光束および±1次光束にそれぞれメインローブお
    よびサイドローブを発生させる遮光帯と、この遮光帯を
    通過した光を記録媒体面上に複数の超解像スポットとし
    て集光させる第1の集光手段と、前記記録媒体面上から
    の反射光を集光させる第2の集光手段と、この第2の集
    光手段の集光点に配設されて前記0次光束のメインビー
    ムおよび前記±1次光束のみを透過させると共に、前記
    0次光束のサイドローブの片側を反射するスリットと、
    このスリットを透過した光を受けて再生信号およびトラ
    ックエラー信号を検出する第1の光検出手段と、前記ス
    リットで反射した光を受けてフォーカスエラー信号を検
    出する第2の光検出手段とを備えることを特徴とする光
    ヘッド装置。
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JPH05217186A JPH05217186A (ja) 1993-08-27
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KR20030019692A (ko) * 2001-08-30 2003-03-07 삼성전자주식회사 다중광 형성 방법
KR100613564B1 (ko) * 2004-12-02 2006-08-16 주식회사 대우일렉트로닉스 홀로그래픽 롬 재생 장치의 서보 장치

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
山中豊、外3名,"超解像光ヘッドの高S/N化",1991年春季第38回応用物理学関係連合講演会講演予稿集,平成3年,第38巻,P.958

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