JP2818405B2 - 波長板を具備した光ピックアップ装置 - Google Patents

波長板を具備した光ピックアップ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体に照射さ
れる光スポット(optical spot)の有効サイズを小さく
し得る光ピックアップ装置に係り、特に光軸方向の相異
なる複数枚の波長板を使用して線形偏光(linear polal
ization)されたスポットの大きさを縮める光ピックア
ップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、光ピックアップ装置の光源と
して780nmまたは830nmの波長を有する長波長
の光が主に使用されたが、光記録媒体のディスクの記録
形態が高密度化されることにより光ディスクに照射され
る光スポットのサイズがさらに縮小される必要がある。
【0003】光スポットは光源の波長が短いほどその直
径が小さくなり、対物レンズの開口数(Numerical Aper
ture)が増加するほどその直径が大きくなる。従って、
再生信号の解像度を増加させるため対物レンズの中心光
を遮断する方法を使用するが、この際光量が多く損失さ
れ、サーボ信号が弱くなる。
【0004】図1は従来の光ピックアップ装置を示した
概略図である。この図面に基づき従来の光ピックアップ
装置の構造と機能及び問題点を説明すれば次のとおりで
ある。
【0005】光ピックアップ装置は光記録再生媒体の光
ディスク7に照射される光スポットのサイズを小さくす
るため約530nmの短波長の入射光を生成する光源1
と、この光源1から出射された光を光ディスク7に集束
する対物レンズ6と、光ディスク7から反射されて対物
レンズ6を通過した光を受光して記録情報及び誤差信号
を検出する光検出器9と、光源1で生成された光を平行
光に変えるコリメーティングレンズ(collimating len
z)4と、光ディスク7から反射された光の経路と入射
光の経路を相異なるようにする偏光ビーム分割器2と、
トラッキング誤差信号を検出するため光を回折させる回
折格子3と、偏光ビーム分割器2と光検出器9との間の
光経路上でフォーカス誤差信号を検出するための非点収
差レンズ8を具備する。
【0006】また、コリメーティングレンズ4と対物レ
ンズ6との間には対物レンズ6により集束され前記光デ
ィスク7に形成される光スポットの直径を光ディスク7
の記録密度に応じて微細調節するための絞り5が具備さ
れている。光検出器9で検出されたフォーカス誤差信号
とトラック誤差信号はフォーカス/トラックサーボ(図
示せず)に伝達され、対物レンズ6と光ディスク7との
間の間隔調節及び対物レンズ6のトラック外れが補償さ
れる。
【0007】このような従来の光ピックアップ装置は光
ディスク7の記録密度に応じてスポットの大小が調節で
き、絞り5による光量損失を光量測定装置(図示せず)
を通して補償することにより比較的一定した光量で信号
を検出し得る。しかし、絞り5を用いて光スポットの大
きさを調節しなければならず、この絞り5を駆動する駆
動装置(図示せず)が必要となる短所がある。さらに光
ディスクに到達される光量が絞り5により減少されるの
で光源1の出力駆動範囲が広くなるべき問題がある。ま
た、スポットの1次回折光が大きく、相互干渉によるジ
ッタが発生される問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は絞りを使用しなく光軸方向の相異なる波長板を使用し
て光源から出射される光量の利用効率を向上させる光ピ
ックアップ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による光ピックアップ装置は、光源から発生さ
れた光により光スポットを光媒体に照射してその媒体に
信号を書込んだりその媒体から信号を読出すための光ピ
ックアップ装置において、前記光を前記媒体の表面に集
束したり前記媒体の表面から反射された光を集束する対
物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間の光経路
上に位置する半径を相違にする複数の同心円より構成さ
れ、前記対物レンズの有効口径よりは小さい有効口径を
有する少なくとも三枚以上の波長板とを備え、前記波長
板のうち最小同心円で構成された第1波長板は、線形偏
光されたビーム成分が完全に遮断されるように光軸方向
を調整し、最大同心円で構成された第2波長板は、線形
偏光されたビーム成分が完全に透過されるように光軸方
向を調整し、前記第1波長板よりは大きく前記第2波長
板よりは小さい半径を有する同心円で構成された少なく
とも一枚の他の波長板は、線形偏光されたビーム成分が
部分的に遮断されるように光軸方向を調整することを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面に基づき本
発明による光ピックアップ装置を詳しく説明すれば次の
とおりである。
【0011】図2は本発明による光ピックアップ装置装
置を示した概略図であって、光軸方向の相異なる複数枚
の波長板を使用してスポットの線形偏光成分の大きさを
調節し得る。この光ピックアップ装置は光を発散する光
源1と、この光源1から生成された光を光記録媒体の光
ディスク7に集束する対物レンズ6と、光ディスク7か
ら反射され対物レンズ6を経由して集束される反射光か
ら再生信号を検出する光検出器9を具備する。光源1は
短波長の光を出射して高密度に情報の書込まれた光ディ
スクの情報を再生及び消去し、その光ディスクに情報を
書込むに使用される。
【0012】光源1と対物レンズ6との光経路上には光
源1から入射される発散光を平行光に変えるコリメーテ
ィングレンズ4と、光ディスク7から反射された光が光
検出器9に向かうように反射光の光経路を変える偏光ビ
ーム分割器2を具備する。光源1から発散されたビーム
はコリメーティングレンズ4を経て対物レンズ6の有効
口径より小さな口径を有する1/4波長板20を通過し
た後、線形偏光されたビームと円形偏光されたビームと
に分離される。この際、1/4波長板20を光軸方向の
中心に設けられると光ディスク7でのスポットの中心部
は純粋に線形偏光されたビームで構成され、スポットの
回りは円形偏光されたビームで構成される。従って、デ
ィスクから信号を検出し得る有効スポット(即ち、線形
偏光されたビーム)が小さくなるので解像度が増加され
る。
【0013】図3はスポットの大小による円形偏光度
(Ellipticity)を示した図面であって、スポットの中
心部Cでは線形偏光された成分のみが存在することを示
す。図3で円形偏光成分が0°であれば線形偏光された
光を示し、円形偏光成分が45°であれば円形偏光され
た光を示す。
【0014】図4は従来の光ピックアップ装置のスポッ
トの大小4aと本発明による光ピックアップ装置のスポ
ットの大小4bとを比較したものであって、本発明によ
る光ピックアップ装置のスポットの大小4bが従来の光
ピックアップ装置のスポット4aより小さいことがわか
る。
【0015】図5は光学系の解像度を示す光学的伝達関
数値を示す図面であって、高周波数領域で本発明による
光ピックアップ装置の伝達関数値5bが従来の伝達関数
値5aより高いことがわかる。
【0016】図6と図7は相異なる光軸方向を有する1
/4波長板の一実施例を示したものであって、図6は直
径の相異なるリング形の1/4波長板(A、B、C、
D)の断面図であり、図7はその斜視図である。図8及
び図9は相異なる光軸方向を有する1/4波長板の他の
実施例を示したものであって、相異なる光軸方向を有す
る4枚の1/4波長板(A、B、C、D)がそれぞれの
基板で構成され同心円をなす波長板の断面図及びその斜
視図である。
【0017】例えば、A、B及びCの光軸方向を入射光
軸と各々45°、60°及び90°となるように設置
し、Dの光軸方向を入射光軸と一致するように設置すれ
ば、光ディスク7にフォーカスされるスポットの1次回
折光の大きさは減少される。
【0018】従って、1/4波長板の中心部A及び周辺
部B、C、Dの半径とその光軸方向を調整することによ
り記録/再生時に応じてスポットの大小を適切に調節し
得る。また光ディスク7にフォーカスされたスポットの
偏光成分を線形または円形偏光成分で構成でき、線形偏
光を有するスポットの1次回折光の大きさを減少させ得
る。
【0019】図10はスポットの大小とビームの強度分
布を示した図面であって、a、b、c、dは各々1/4
波長板A、B、C、Dによるスポットの大小とビームの
強度を、そしてeはこれら波長板により結果的に示され
るスポットの大小とビームの強度を示す。本発明によ
り、スポットの大小及び1次回折光の大きさが減少され
ることがわかる。
【0020】図11及び図12は光軸方向の異なる波長
板を各々2枚及び4枚使用した場合に光ピックアップ装
置のスポットの大小とビームの強度分布を示したもので
あって、図12を図11と比べると、スポットの大小は
相対的に小さくなったが、1次回折光は大きく減少して
ほとんど示されないことがわかる。従って、1/4波長
板の大小と光軸方向とを調節することにより、光ディス
クにデータを記録する時にはスポットを大きくし、光デ
ィスクからデータを再生する時にはスポットを小さく調
整して動作させ得る。
【0021】
【発明の効果】前述したように本発明による光ピックア
ップ装置はスポットの大小を調節するため光源とディス
クとの間に光軸方向の相異なる1/4波長板を使用する
ことにより、スポットの大小及び1次回折光を減少さ
せ、また記録/再生モードによりスポットの大小を調整
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ピックアップ装置を示した概略図であ
る。
【図2】本発明による光ピックアップ装置を示した概略
図である。
【図3】本発明による光ピックアップ装置でスポットの
円形偏光成分を示した図面である。
【図4】従来の光ピックアップ装置と本発明による光ピ
ックアップ装置のスポットの大小を示した図面である。
【図5】従来の光ピックアップ装置と本発明の光ピック
アップ装置による光学的変調函数値を示した図面であ
る。
【図6】図2に示された波長板の実施例を示した図面で
ある。
【図7】図2に示された波長板の他の実施例を示した図
面である。
【図8】図2に示された波長板の他の実施例を示した図
面である。
【図9】図2に示された波長板の他の実施例を示した図
面である。
【図10】本発明による光ピックアップ装置のスポット
の大小とビームの強度分布を示した図面である。
【図11】波長板を2枚使用した場合に光ピックアップ
装置のスポットの大小とビームの強度分布を示した図面
である。
【図12】波長板を4枚使用した場合に光ピックアップ
装置のスポットの大小とビームの強度分布を示した図面
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/135

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発生された光により光スポット
    を光媒体に照射してその媒体に信号を書込んだりその媒
    体から信号を読出すための光ピックアップ装置におい
    て、 前記光を前記媒体の表面に集束したり前記媒体の表面か
    ら反射された光を集束する対物レンズと、 前記光源と前記対物レンズとの間の光経路上に位置する
    半径を相違にする複数の同心円より構成され、前記対物
    レンズの有効口径よりは小さい有効口径を有する少なく
    とも三枚以上の波長板とを備え、 前記波長板のうち最小同心円で構成された第1波長板
    は、線形偏光されたビーム成分が完全に遮断されるよう
    に光軸方向を調整し、最大同心円で構成された第2波長
    板は、線形偏光されたビーム成分が完全に透過されるよ
    うに光軸方向を調整し、前記第1波長板よりは大きく前
    記第2波長板よりは小さい半径を有する同心円で構成さ
    れた少なくとも一枚の他の波長板は、線形偏光されたビ
    ーム成分が部分的に遮断されるように光軸方向を調整す
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記波長板は、前記第1波長板、前記少なくとも一枚の他の波長板及び
    前記第2波長板の順にその中心が一致するように順次積
    層され、前記半径がそれぞれ異なる同心円よりなった波
    長板の厚さを相異なるようにして光軸方向を調整する
    とを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1波長板の光軸方向が前記光の光
    軸方向と45度、前記第2波長板の光軸方向が前記光の
    光軸方向と0度、そして前記第1波長板と第2波長板と
    の間に存する他の二枚の波長板の光軸方向が前記光の光
    軸方向と60度及び90度となるようにそれぞれ構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
    装置。
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