JP3380852B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3380852B2
JP3380852B2 JP10478899A JP10478899A JP3380852B2 JP 3380852 B2 JP3380852 B2 JP 3380852B2 JP 10478899 A JP10478899 A JP 10478899A JP 10478899 A JP10478899 A JP 10478899A JP 3380852 B2 JP3380852 B2 JP 3380852B2
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    • GPHYSICS
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  • Power Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムアクセス
メモリ(RAM)として機能する半導体記憶装置に関
し、特に低消費電力型のRAMを実現するための対策に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器用LSIに代表されるよ
うに、半導体装置の高集積化,低消費電力化が進められ
ている。半導体装置の中でもメモリあるいはメモリを搭
載したシステムLSIなどの半導体装置においては、デ
ータの書き込みや読み出しをしていない待機モード中に
おける半導体装置の消費電力の低減が要望されている。
特に、電池等で長時間メモリの情報を保持する必要があ
るLSIにおいては、待機モード時のリーク電流の低減
が強く求められている。
【0003】図13は、特開平7−254284号公報
に開示されている従来の低消費電力を図った半導体記憶
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図に示
すように、従来の半導体記憶装置は、データを保持する
ためのメモリセル102を行及び列に配置して構成され
るメモリセルアレイ101と、メモリセルアレイ101
の行に沿って延びて行に配置されたメモリセル102を
アクセスするためのワード線WLと、メモリセルアレイ
101の列に沿って延びて列に配置されたメモリセル1
02に対するデータの入出力を行なうためのビット線B
L,NBLと、ワード線WLやビット線BL,NBLの
電位を制御してメモリセル102へのデータの書き込み
及び読み出しを行うための周辺回路103と、電源電圧
VCCを供給するための電源電圧供給端子109と、電
源電圧供給端子109と周辺回路103との間を接続す
るための周辺回路電源線104と、この周辺回路電源線
104に介設された周辺回路電源スイッチ110と、電
源電圧供給端子109とメモリセルアレイ101との間
を接続するためのメモリセルアレイ電源線105とを備
えている。ここで、メモリセルアレイ電源線105は周
辺回路電源スイッチ110をバイパスして電源電圧供給
端子109に接続されている。
【0004】次に、この半導体記憶装置の動作について
説明する。
【0005】半導体記憶装置が書き込み動作及び読み出
し動作を行う動作モードにおいては、周辺回路電源スイ
ッチ110をオン状態(導通状態)にして周辺回路電源
線104から周辺回路103に電源電圧VCCを供給
し、周辺回路103を活性状態にする。この時、メモリ
セルアレイ電源線105には常に電源電圧VCCが供給
されているので、メモリセルアレイ101は常に活性状
態にある。その後、外部からのアドレス入力により周辺
回路103を介して特定のワード線WL及びビット線B
L,NBLが選択され、選択されたメモリセル02に対
して書き込み動作及び読み出し動作を行う。
【0006】一方、半導体記憶装置が書き込み動作及び
読み出し動作を行わずメモリセルのデータを保持してい
る待機モードにおいては、周辺回路電源スイッチ110
をオフ状態(非導通状態)にして周辺回路電源線104
から電源電圧VCCを遮断し、周辺回路103を非活性
状態にする。この時にも、メモリセルアレイ電源線10
5には常に電源電圧VCCが供給されているので、メモ
リセルアレイ101のデータは保持されている。
【0007】図12は、一般的に採用されているCMO
S型メモリセルの電気回路図である。同図において、1
20,121はPMOSトランジスタからなるロードト
ランジスタ、122,123はNMOSトランジスタか
らなるドライブトランジスタである。各ロードトランジ
スタ120,121にはメモリセルアレイ電源線105
から電源電圧VCCが供給され、各ドライブトランジス
タ122,123には接地電圧VCCが供給される。ま
た、124,125は、ワード線WLの信号をゲートに
受けるNMOSトランジスタからなるアクセストランジ
スタである。各アクセストランジスタ124,125
は、アクセス信号であるワード線WLの信号をゲートに
受けてオンオフ動作し、この動作により、データの書き
込みやビット線BL,NBLへのデータの読み出しが制
御される。
【0008】次に、このメモリセル102の機能につい
て説明する。メモリセル102は、第1のノードN1の
電位とその反転電位である第2のノードN2の電位によ
ってデータを保持している。つまり、第1及び第2のノ
ードN1,N2の電位のラッチ状態に応じてメモリセル
102が保持しているデータが定まる。第1のノードN
1の電位が高電位“H”であれば、ロードトランジスタ
121はオフ状態、ドライブトランジスタ123はオン
状態になり、第2のノードN2は低電位Lになる。その
ため、ロードトランジスタ120はオン状態に、ドライ
ブトランジスタ122はオフ状態になり、第1のノード
N1が高電位“H”を保持する一方、第2のノードN2
が低電位“L”を保持することになる。そこで、例え
ば、第1のノードN1の電位が高電位“H”で第2のノ
ードN2の電位が低電位“L”のときをデータ“1”と
し、第1のノードN1の電位が低電位“L”で第2のノ
ードN2の電位が高電位“H”のときをデータ“0”と
定めておくことにより、メモリセル102に1ビットの
データを記憶させておくことができる。
【0009】読み出し動作時は、外部からのアドレス入
力に応じて、メモリセル102を選択すべくワード線W
Lが高電位“H”に印加されると、アクセストランジス
タ124,125がオン状態になり、第1のノードN1
とビット線BLとが互いに接続されるとともに、第2の
ノードN2とビット線NBLが互いに接続される。この
動作の前にビット線BL,NBLは高電位“H”にプリ
チャージされているので、高電位“H”を保持している
第1のノードN1の電位は変化しないが、低電位“L”
を保持している第2のノードN2にはビット線NBLか
ら電流が流れてビット線NBLの電位は低下する。この
ときの各ビット線BL,NBL間の電位差が周辺回路1
03に含まれる回路(作動増幅回路)によって検出され
て、データとして出力される。データ“1”が保持され
ているときはビット線BLの電位が高電位“H”でビッ
ト線NBLの電位が低電位“L”となり、データ“0”
が保持されているときはビット線BLの電位が低電位
“L”でビット線NBLの電位が高電位“H”となる。
【0010】書込み動作時は、外部からのアドレス入力
により、メモリセル102を選択するためにワード線W
Lは高電位“H”に印加され、アクセストランジスタの
ゲート電位は高電位“H”になる。そのため、アクセス
トランジスタ124,125がオン状態になり、第1の
ノードN1とビット線BLとが互いに電気的に接続され
るとともに、第2のノードN2とビット線NBLとが互
いに電気的に接続される。一方、ビット線BL,NBL
は、入力データに応じた相補的な電位が印加されてい
る。例えば、データ“1”が書き込まれているメモリセ
ル102にデータ“0”を書き込む(書き換える)場合
には、ビット線BLに低電位“L”が、ビット線NBL
に高電位“H”がそれぞれ印加されている。このとき、
低電位“L”のビット線BLに接続されている第1のノ
ードN1の電位が低下し、ロードトランジスタ121が
オン状態に、ドライブトランジスタ123がオフ状態に
なり、第2のノードN2の電位は低電位“L”から高電
位“H”になる。そのため、負荷トランジスタ120は
オフ状態、ドライブトランジスタ122はオン状態にな
り、第1のノードN1は高電位“H”から低電位“L”
を保持するように切り換えられる。
【0011】このような構成によって、待機モードのと
きには、周辺回路103への電源電圧VCCの供給が遮
断されるので、オフリーク電流を低減することができ
る。一方、メモセルアレイ101にはメモリセルアレイ
電源線105を経て常に電源電圧VCCが供給されてい
るので、待機モード時にもメモリセル102のデータを
保持することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のSRAM型半導体記憶装置において、メモリセルの
データが破壊されるという不具合があった。
【0013】図13に示す回路において、書き込み動作
及び読み出し動作を行う動作モードからメモリセルのデ
ータを保持している待機モードに移行し、またその逆の
待機モードから動作モードに移行する際には、周辺回路
電源スイッチ110がそれぞれオフ動作,オン動作(切
り換え動作)することになるが、その際、周辺回路10
3に過渡電流が流れ、ワード線WLにスイッチングノイ
ズが発生し、メモリセルのデータが破壊されることがあ
る。つまり、周辺回路電源スイッチ110の切り換え動
作が行なわれると、メモリセル102のデータを制御し
ているワード線WLやビット線BL,NBLを含む周辺
回路103内の各ノードが過渡的に電源ノイズを発生す
るなど不安定な状態になる。そして、この電源ノイズに
よってワード線WLが一時的に高電位“H”になること
で、メモリセル102のアクセストランジスタ124,
125をオン状態にし、メモリセル102に誤ったデー
タを書込むことが起こることがあった。
【0014】また、半導体記憶装置が記憶データを保持
している待機モードにおけるリーク電流(オフリーク電
流)が大きいという不具合もある。すなわち、図12の
矢印に示すように、アクセストランジスタ124,12
5がオフ状態で、ビット線BL,NBLが高電位“H”
にプリチャージされていれば、以下のようにオフリーク
電流Ioff1,Ioff2,Ioff3が流れる。まず、ビット線
NBLからアクセストランジスタ125、ドライブトラ
ンジスタ123を経て接地にオフリーク電流Ioff1が流
れる。また、メモリセルアレイ電源線105からロード
トランジスタ120とドライブトランジスタ122とを
経て接地にオフリーク電流Ioff2が流れる。同様に、メ
モリセルアレイ電源線105からロードトランジスタ1
11とドライブトランジスタ123とを経て接地にオフ
リーク電流Ioff3が流れる。そして、このオフリーク電
流によって、半導体記憶装置が待機モードであっても消
費電力が増大することになり、携帯機器等に搭載される
半導体記憶装置としては電池の寿命を著しく低下させる
要因となっていた。
【0015】本発明の目的は、周辺回路の電源線にオン
・オフ切り換えスイッチを設けてオフリーク電流を低減
しようとする場合に、このスイッチの切り換え時に発生
する電源ノイズによってメモリセルのデータが破壊され
るのを防止する手段を講ずることにより、高い信頼性と
低消費電力と実現することができる半導体記憶装置を提
供することにある。
【0016】また、本発明は、さらに低消費電力型の半
導体記憶装置を提供することをも目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、電源電圧を供給するための電源電圧供給部と、上記
電源電圧供給部に接続され、複数のメモリセルが行及び
列に配置されてなるメモリセルアレイと、上記メモリセ
ルアレイの各行に沿ってそれぞれ延び、各行中の上記メ
モリセルに接続されて、アクセスされる行を選択するた
めの複数のワード線と、上記メモリセルアレイの各列に
沿ってそれぞれ延び、各列中の上記メモリセルに接続さ
れて、読み出し動作時または書き込み動作時にデータを
伝達するビット線と、上記ワード線を駆動するためのワ
ードドライバーが配置され、上記メモリセルアレイ中の
メモリセルに対してデータの書き込み動作または読み出
し動作を行うための周辺回路と、上記メモリセルアレイ
と上記周辺回路とを互いに接続する周辺回路電源線と、
上記周辺回路電源線に介設され、上記周辺回路の動作時
には導通状態となり、上記周辺回路の非動作時には非導
通状態となる周辺回路電源スイッチと、上記メモリセル
のデータ保持状態に影響を与えない範囲の一定電圧を供
給するための一定電圧供給部と、上記複数のワード線と
上記一定電圧供給部とを互いに接続させるための少なく
とも1つの一定電圧供給配線と、上記少なくとも1つの
一定電圧供給配線に介設され、上記周辺回路の動作時に
は非導通状態になり、上記周辺回路の非動作時には導通
状態となる電圧固定用スイッチと、外部から入力される
スタンバイ信号を受けて、上記周辺回路電源スイッチの
導通状態から非導通状態への切り換えの前、及び非導通
状態から導通状態への切り換えの前に上記電圧固定用ス
イッチが導通状態となっているように、上記周辺回路電
源スイッチと上記電圧固定用スイッチとの切り換えタイ
ミングを制御するタイミング制御回路とを備えている。
【0018】これにより、周辺回路の非動作時には周辺
回路電源スイッチが非導通状態に切り換えられるので、
上述のオフリーク電流の低減効果が得られる。しかも、
周辺回路の非動作時には電圧固定用スイッチが導通状態
になって、ワード線の電位が一定電圧に維持されるの
で、周辺回路電源スイッチの切り換え動作によって生じ
る過渡電流によるメモリセルのデータの破壊を有効に防
止することができる。
【0019】本発明の第2の半導体記憶装置は、電源電
圧を供給するための電源電圧供給部と、上記電源電圧供
給部に接続され、複数のメモリセルが行及び列に配置さ
れてなるメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの
各行に沿ってそれぞれ延び、各行中の上記メモリセルに
接続されて、アクセスされる行を選択するための複数の
ワード線と、上記メモリセルアレイの各列に沿ってそれ
ぞれ延び、各列中の上記メモリセルに接続されて、読み
出し動作時または書き込み動作時にデータを伝達するビ
ット線と、上記ワード線を駆動するためのワードドライ
バーが配置され、上記メモリセルアレイ中のメモリセル
に対してデータの書き込み動作または読み出し動作を行
うための周辺回路と、上記メモリセルアレイと上記周辺
回路とを互いに接続する周辺回路電源線と、上記周辺回
路電源線に介設され、上記周辺回路の動作時は導通状態
となり、上記周辺回路の非動作時には非導通状態となる
周辺回路電源スイッチと、上記メモリセルのデータ保持
状態に影響を与えない範囲の一定電圧を供給するための
一定電圧供給部と、記複数のワード線と上記一定電圧供
給部とを互いに接続させるための少なくとも1つの一定
電圧供給配線と、上記少なくとも1つの一定電圧供給配
線に介設され、上記周辺回路の動作時は非導通状態とな
り、上記周辺回路の非動作時には導通状態となる電圧固
定用スイッチとを備え、上記ワードドライバーは、スリ
ーステートバッファで構成されており、かつ上記電圧固
定用スイッチの導通状態への切り換えに同期して、ハイ
インピーダンスのデータを出力する。これにより、ワー
ド線の電位を安定して固定することができる。
【0020】上記第1又は第2の半導体記憶装置におい
て、上記ワードドライバーを、上記電圧固定用スイッチ
の導通状態への切り換えに同期して、ハイインピーダン
スのデータを出力することにより、ワード線の電位を安
定して固定することができる。
【0021】上記ワード線が上記メモリセルに直接接続
されている場合には、上記一定電圧供給部を接地とする
ことにより、簡素な構成で上述の効果を得ることができ
る。
【0022】上記半導体記憶装置において、上記電圧固
定用スイッチを、ゲート電極,ソース電極及びゲート電
極を有するMOSトランジスタにより構成し、上記ソー
ス電極及び上記ドレイン電極のうちいずれか一方を上記
ワード線に他方を上記一定電圧供給配線にそれぞれ接続
して、上記ゲート電極により導通状態−非導通状態間の
切り換え用信号を受けることにより、簡素な構造で電圧
固定用スイッチを構成することができる。
【0023】また、上記半導体記憶装置において、上記
電圧固定用スイッチを、ベース電極,エミッタ電極及び
コレクタ電極を有するバイポーラトランジスタにより構
成し、上記エミッタ電極及び上記コレクタ電極のうちい
ずれか一方を上記ワード線に他方を上記一定電圧供給配
線にそれぞれ接続して、上記ベース電極により導通状態
−非導通状態間の切り換え用信号を受けることにより、
動作速度の高い電圧固定用スイッチが得られる。
【0024】上記一定電圧供給配線及び上記電圧固定用
スイッチは、上記複数のワード線のうちの各ワード線個
別に設けられていてもよいし、上記複数のワード線に共
通化されているものであってもよい。
【0025】上記半導体記憶装置において、上記周辺回
路を一定のしきい値電圧を有するMOSトランジスタを
配置して構成しておき、上記メモリセルを、上記周辺回
路のMOSトランジスタよりも高いしきい値電圧を有す
るMOSトランジスタを配置して構成することにより、
オフリーク電流がMOSトランジスタのしきい値電圧に
対して指数関数的に増大する特性を有することを利用し
て、オフリークの低減効果をさらに高めることができ
る。
【0026】上記半導体記憶装置において、上記周辺回
路を、一定のしきい値電圧を有するMOSトランジスタ
を配置して構成し、上記周辺回路電源スイッチを、ゲー
ト電極,ソース電極及びゲート電極を有するとともに、
上記周辺回路のMOSトランジスタよりも高いしきい値
電圧を有するMOSトランジスタにより構成し、上記ソ
ース電極及び上記ドレイン電極のうちいずれか一方を上
記電源電圧供給部に他方を上記周辺回路にそれぞれ接続
しておいて、上記ゲート電極に導通状態−非導通状態間
の切り換え用信号を受けるさせることにより、オフリー
ク電流の低減効果をより高めることができる。
【0027】上記半導体記憶装置において、上記ワード
線は、メインワード線と、該メインワード線から分岐し
て延びる複数のサブワード線とからなり、上記各サブワ
ード線には、当該サブワード線を駆動する反転ロジック
のサブワードドライバーが介設されている場合には、上
記一定電圧供給部を電源電圧を供給するための電源電圧
供給端子とし、上記一定電圧供給配線を、上記メインワ
ード線と上記電源電圧供給端子との間に設けることによ
り、比較的簡素な構成で、上述の効果を得ることができ
る。
【0028】また、上記半導体記憶装置において、上記
ワード線は、メインワード線と、該メインワード線から
分岐して延びる複数のサブワード線とからなり、上記各
サブワード線には、当該サブワード線を駆動する反転ロ
ジックのサブワードドライバーが介設されている場合に
は、上記一定電圧供給部を接地とし、上記一定電圧供給
配線を上記サブワード線と上記接地との間に設けること
により、上述の効果を得ることができる。
【0029】それらの場合、上記電圧固定用スイッチ
を、上記メインワードドライバー又はサブワードドライ
バーの出力がハイインピーダンスのデータを出力すると
きに同期させて導通状態に切り換えることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0031】(第1の実施形態) −基本構造− 図1は、第1の実施形態における半導体記憶装置の構成
を概略的に示すブロック図である。同図に示すように、
本実施形態に係る半導体記憶装置は、データを保持する
ためのメモリセル2を行及び列に配置して構成されるメ
モリセルアレイ1と、メモリセルアレイ1の行に沿って
延びて行に配置されたメモリセル2をアクセスするため
のワード線WLと、メモリセルアレイ1の列に沿って延
びて列に配置されたメモリセル2に対するデータの入出
力を行なうためのビット線BL,NBLと、ワード線W
Lやビット線BL,NBLの電位を制御してメモリセル
2へのデータの書き込み及び読み出しを行うための周辺
回路3と、電源電圧VCCを供給するための電源電圧供
給端子9と、電源電圧供給端子9と周辺回路3との間を
接続するための周辺回路電源線4と、この周辺回路電源
線4に介設され周辺回路電源制御信号Spcによって開閉
が制御される周辺回路電源スイッチ10と、電源電圧供
給端子9とメモリセルアレイ1との間を接続するための
メモリセルアレイ電源線5とを備えている。ここで、メ
モリセルアレイ電源線5は周辺回路電源スイッチ10を
バイパスして電源電圧供給端子9に接続されている。な
お、上記周辺回路3には、ロウデコーダ,コラムデコー
ダ,センス回路,書き込み回路などが含まれる。
【0032】本実施形態に係る半導体記憶装置の第1の
特徴は以下の点である。まず、図1に示すように、ワー
ド線WLと接地との間を接続する一定電圧供給配線15
を設け、この一定電圧供給配線15の途中に電圧固定用
スイッチであるワード線スイッチ11を介在させて、ワ
ード線スイッチ制御信号Swsによりワード線スイッチ1
1の開閉を制御するようにしている。このワード線スイ
ッチ11は、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態(非
導通状態)の時インワード線WLの電位を一定電圧であ
る接地電圧VSSに固定するためのものである。そのた
めに、後述するような周辺回路電源制御信号Spcとワー
ド線スイッチ制御信号Swsとのタイミング制御により、
周辺回路電源スイッチ10とワード線スイッチ11のオ
ン・オフ動作のタイミングが最適になるように調整して
いる。
【0033】図2は本実施形態に係るメモリセル2の構
造を示す電気回路図である。同図において、20,21
はPMOSトランジスタからなるロードトランジスタ、
12,23はNMOSトランジスタからなるドライブト
ランジスタである。各ロードトランジスタ20,21に
はメモリセルアレイ電源線5から電源電圧VCCが供給
され、各ドライブトランジスタ22,23には接地電圧
VCCが供給される。また、24,25は、ワード線W
Lの信号をゲートに受けるNMOSトランジスタからな
るアクセストランジスタである。各アクセストランジス
タ24,25は、アクセス信号であるワード線WLの信
号をゲートに受けてオンオフ動作し、この動作により、
データの書き込みやビット線BL,NBLへのデータの
読み出しが制御される。
【0034】次に、このメモリセル2の機能について説
明する。メモリセル2は、第1のノードN1の電位とそ
の反転電位である第2のノードN2の電位によってデー
タを保持している。つまり、第1及び第2のノードN
1,N2の電位のラッチ状態に応じてメモリセル2が保
持しているデータが定まる。第1のノードN1の電位が
高電位“H”であれば、ロードトランジスタ21はオフ
状態、ドライブトランジスタ23はオン状態になり、第
2のノードN2は低電位Lになる。そのため、ロードト
ランジスタ20はオン状態に、ドライブトランジスタ2
2はオフ状態になり、第1のノードN1は高電位“H”
をそのまま保持する一方、第2のノードN2も低電位
“L”をそのまま保持することになる。例えば、第1の
ノードN1の電位が高電位“H”で第2のノードN2の
電位が低電位“L”のときをデータ“1”とし、第1の
ノードN1の電位が低電位“L”で第2のノードN2の
電位が高電位“H”のときをデータ“0”と定めておく
ことにより、メモリセルに情報を記憶させておくことが
できる。
【0035】以上のように、本実施形態に係るメモリセ
ル2の基本的な構造は、前述の図12に示す従来のメモ
リセル102の構造とほぼ同じであるが、以下の点で従
来のメモリセル102の構造とは異なる。すなわち、本
実施形態に係る半導体記憶装置の第2の特徴は以下の点
である。
【0036】図12に示す従来のメモリセル102中の
各トランジスタがいずれも低しきい値電圧であるのに比
べ、本実施形態に係るメモリセル2におけるデータを保
持するトランジスタ、つまりロードトランジスタ20,
21及びドライブトランジスタ22,23は、待機モー
ド時のリーク電流(オフリーク電流)を抑制するため
に、高しきい値電圧のトランジスタとなっており、アク
セストランジスタ24,25のみが、高速動作を実現す
るため低しきい値電圧のトランジスタとなっている。
【0037】また、周辺回路3中のトランジスタも、高
速動作を実現するため低しきい値電圧のトランジスタと
なっている。そして、電源電圧VCCは電源電圧供給端
子9からメモリセルアレイの電源線5を経てメモリセル
アレイ2に常に供給されているが、周辺回路3には周辺
回路電源スイッチ10がオン状態のときのみ周辺回路電
源線4を経て供給される。つまり、周辺回路電源スイッ
チ10のオン・オフによって、周辺回路電源線4への電
源電圧VCCの供給が実行又は停止されると同時に、周
辺回路3に接続されているメモリセル2のビット線B
L,NBLにも特定の電圧を供給または遮断することが
できるように構成されている。
【0038】次に、本実施形態に係る半導体記憶装置の
読み出し,書き込み,待機中における動作について説明
する。
【0039】まず、半導体記憶装置が書き込み動作及び
読み出し動作を行う動作モードにおいては、周辺回路電
源制御信号Spcに応じて周辺回路電源スイッチ10がオ
ン状態(導通状態)になって、周辺回路電源線4に電源
電圧VCCが供給され、周辺回路3が活性状態になる。
このときには、ワード線スイッチ11がオフ状態(非導
通状態)になるように制御されて、周辺回路3から供給
される信号によってワード線WLの電位を高電位“H”
または低電位“L”に選択できる状態になる。この時、
メモリセルアレイ電源線5は常に電源電圧が供給されて
いるので、メモリセルアレイは常に活性状態である。そ
の後、外部からのアドレス入力により周辺回路3により
特定のワード線WL及びビット線BL、NBLが選択さ
れ、所定のメモリセル2に対して書き込み動作及び読み
出し動作を行う。ワード線スイッチ11が開かれている
ので、この動作は、上記従来の半導体記憶装置における
動作と同じことになる。
【0040】ところが、以上の動作モードから書き込み
動作及び読み出し動作を行わない待機モードに移行する
時においては、以下のような動作が行なわれる。まず、
周辺回路3が全てのワード線WLを選択していない状
態、つまり、全てのワード線WLが低電位“L”の状態
では、ワード線スイッチ制御信号Swsに応じてワード線
スイッチ11がオン状態(導通状態)になっており、ワ
ード線WLが接地電圧VSSに固定される。その後、周
辺回路電源スイッチ10がオン状態からオフ状態(非導
通状態)になり、周辺回路電源線4への電源電圧VCC
の供給が停止され、周辺回路3が非活性状態になる。
【0041】また、待機モードから再び動作モードに移
行するときにおいては、まず、周辺回路電源スイッチ1
0がオフ状態からオン状態に変わって周辺回路電源線4
に電源電圧VCCが供給される。その後、ワード線スイ
ッチ制御信号Swsに応じてワード線スイッチ11がオン
状態からオフ状態に切り換わり、ワード線WLの電位が
接地電圧に固定されていた状態から周辺回路3によって
高電位“H”または低電位“L”に制御できる状態に変
化する。
【0042】本実施形態に係る半導体記憶装置によれ
ば、メモリセルアレイ1の電源線5は常に電源電圧VC
Cが供給されているので、動作モード及び待機モードに
拘わらずメモリセル2内のデータは保持されている。ま
た、半導体記憶装置が動作モードから待機モードに移行
するとき及び待機モードから動作モードに移行するとき
に、周辺回路電源スイッチ10のオン動作及びオフ動作
(切り換え動作)によってスイッチングノイズが発生し
ても、ワード線スイッチ11が閉じられているのでワー
ド線WLの電位が接地電圧VSSに固定されていること
から、メモリセル2内のデータが破壊されるという不具
合を確実に防止することができる。
【0043】また、半導体記憶装置が待機モードの場合
には、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態(非導通状
態)になっていることにより、周辺回路電源線4への電
源電圧VCCの供給が停止されているので、周辺回路3
が低しきい値電圧のトランジスタによって構成されてい
るにも拘わらず、周辺回路3でのリーク電流を抑制する
ことができる。また、周辺回路電源スイッチ10がオフ
状態(非導通状態)になっていることにより、周辺回路
3に電気的に接続された状態となっているビット線B
L,NBLの電位の上昇が阻止されるので、メモリセル
2に流れ込むリーク電流Ioff1を抑制することができ
る。
【0044】さらに、データを保持するトランジスタで
あるロードトランジスタ20,21及びドライブトラン
ジスタ22,23は、高しきい値電圧のトランジスタで
あるので待機モード時のリーク電流Ioff2,Ioff3をも
抑えることができる。
【0045】従来の半導体記憶装置におけるリーク電流
が大きい原因については種々考えられるが、本発明者は
以下の点に注目した。一般的に、リーク電流は以下の式
によって表される。
【0046】 Ioff =λ・(W/L)・10-Vt/S (1) ここで、λは定数、WはMOSトランジスタのチャネル
幅、LはMOSトランジスタのチャネル長、Vtはしき
い値電圧、Sはサブスレッショルドスイングで、ゲート
・ソース間電圧が閾値電圧Vt以下の領域での電流電圧
特性を表す値である。式(1)に示されるように、オフ
リーク電流はMOSトランジスタのしきい値電圧の減小
に応じて指数関数的に増大する。
【0047】ただし、全てのトランジスタを高しきい値
電圧のトランジスタによって構成すると、動作速度が低
減するおそれがある。そこで、メモリセル2中のトラン
ジスタのうち特定のトランジスタ20,21及び22,
23のみを高しきい値電圧のトランジスタによって構成
することにより、動作速度の低下を抑制しながらオフリ
ーク電流の低減を図ることができる。
【0048】なお、本実施形態では、一定電圧供給配線
15を接地に接続し、一定電圧として接地電圧VSSを
供給するようにしているが、一定電圧としては、接地電
圧VSSに限らずメモリセル2のデータ保持状態に影響
を与えない範囲の低電圧を供給することが可能である。
【0049】−開閉制御の具体例− 次に、図1に示すワード線スイッチ11の開閉制御方法
の具体例について説明する。
【0050】図3は、第1の具体例に係る開閉制御を行
なうための方法を示す電気回路図である。同図に示すよ
うに、図1に示す周辺回路3内において、ロウデコーダ
の前段側には、ワード線WLを駆動するワードドライバ
ー30(スリーステートバッファ)が設けられている。
そして、ワード線スイッチ制御信号Swsにより、ワード
ドライバー30の動作と、ワード線スイッチ11の開閉
とを制御することができる。この場合、1つのワード線
スイッチ11により、メモセルアレイ(又はメモリセル
ブロック)全体のワード線WLの電位を制御することが
できる。
【0051】図4は、第2の具体例に係る開閉制御を行
なうための方法を示す電気回路図である。同図に示すよ
うに、本具体例においては、ロウデコーダの後段側で各
ワード線WL毎に、ワードドライバー30とワード線ス
イッチ11とをそれぞれ設けている。
【0052】上記第1,第2の具体例における開閉制御
の内容について説明する。
【0053】半導体記憶装置が待機モードの場合には、
ワード線制御信号Swsによってワード線スイッチ11を
オン状態(導通状態)にして、ワード線WLの電位を接
地電位VSSにするとともに、ワード線制御信号Swsに
よって周辺回路3に設けられているワードドライバー3
0の出力をハイインピーダンスの状態にする。また、半
導体記憶装置が動作モードの場合には、ワード線制御信
号Swsによってワード線スイッチ11をオフ状態(非導
通状態)にして、ワード線WLの電位をワードドライバ
ー30の出力電位にする。このとき、ワード線制御信号
Swsにより、周辺回路3に設けられているワードドライ
バー30の出力が周辺回路3の動作に合わせて高電位
“H”または低電位“L”に切り換わる状態に制御する
ことができる。
【0054】−各スイッチの具体例− 図5(a)〜(d)は、本実施形態における周辺回路電
源スイッチ10及びワード線スイッチ11の具体的な構
造の例を示す図である。
【0055】図5(a)は、ゲート電極G,ソース電極
S及びドレイン電極Dを有するPMOSトランジスタに
より構成された周辺回路電源スイッチ10a(又はワー
ド線スイッチ11a)を示す図である。周辺回路電源ス
イッチ10aにおいては、ゲート電極Gに周辺回路電源
制御信号Spcを受け、ソース電極Sが周辺回路3にドレ
イン電極Dが電源電圧供給端子9にそれぞれ接続されて
いる。ワード線スイッチ11aにおいては、ゲート電極
Gにワード線スイッチ制御信号Swsを受け、ドレイン電
極Dがアドレス信号線もしくはワード線WLにソース電
極Sが接地にそれぞれ接続されている。
【0056】図5(b)は、ベース電極B,エミッタ電
極E及びコレクタ電極Cを有するPNP型バイポーラM
OSトランジスタにより構成された周辺回路電源スイッ
チ10b(又はワード線スイッチ11b)を示す図であ
る。周辺回路電源スイッチ10bにおいては、ベース電
極Bに周辺回路電源制御信号Spcを受け、エミッタ電極
Eが周辺回路3にコレクタ電極Cが電源電圧供給端子9
にそれぞれ接続されている。ワード線スイッチ11bに
おいては、ベース電極Gにワード線スイッチ制御信号S
wsを受け、コレクタ電極Cがアドレス信号線もしくはワ
ード線WLにエミッタ電極Eが接地にそれぞれ接続され
ている。
【0057】図5(c)は、ゲート電極G,ソース電極
S及びドレイン電極Dを有するNMOSトランジスタに
より構成された周辺回路電源スイッチ10c(又はワー
ド線スイッチ11c)を示す図である。周辺回路電源ス
イッチ10cにおいては、ゲート電極Gに周辺回路電源
制御信号Spcを受け、ソース電極Sが周辺回路3にドレ
イン電極Dが電源電圧供給端子9にそれぞれ接続されて
いる。ワード線スイッチ11cにおいては、ゲート電極
Gにワード線スイッチ制御信号Swsを受け、ドレイン電
極Dがアドレス信号線もしくはワード線WLにソース電
極Sが接地にそれぞれ接続されている。
【0058】図5(d)は、ベース電極B,エミッタ電
極E及びコレクタ電極Cを有するPNP型バイポーラM
OSトランジスタにより構成された周辺回路電源スイッ
チ10d(又はワード線スイッチ11d)を示す図であ
る。周辺回路電源スイッチ10dにおいては、ベース電
極Bに周辺回路電源制御信号Spcを受け、エミッタ電極
Eが周辺回路3にコレクタ電極Cが電源電圧供給端子9
にそれぞれ接続されている。ワード線スイッチ11dに
おいては、ベース電極Gにワード線スイッチ制御信号S
wsを受け、コレクタ電極Cがアドレス信号線もしくはワ
ード線にエミッタ電極Eが接地にそれぞれ接続されてい
る。
【0059】図5(a)〜(d)に示す各スイッチング
トランジスタは、容易に理解されるように、以下のとき
に導通状態(オン状態,導通状態)となる。図5
(a),(b)に示すものにおいては、PMOSトラン
ジスタのゲート電極G及びPNP型バイポーラトランジ
スタのベース電極Bが低電位“L”の時に、各トランジ
スタは導通状態となる。図5(c),(d)に示すもの
においては、NMOSトランジスタのゲート電極G及び
NPN型バイポーラトランジスタのベース電極Bが高電
位“H”の時に、各トランジスタは導通状態となる。
【0060】特に、周辺回路電源スイッチ10b,10
d(及びワード線スイッチ11b,11d)のごとく、
PNP型バイポーラトランジスタまたはNPN型バイポ
ーラトランジスタにより構成されているものは、高速の
スイッチング動作を発揮することができる。また、周辺
回路電源スイッチ10a,10c(及びワード線スイッ
チ11a,11c)のごとく、PMOSトランジスタま
たはNMOSトランジスタにより構成されているもの
は、高集積化とプロセスコストの低減とを図ることがで
きる。
【0061】さらに、図5(a),(c)に示すPMO
Sトランジスタ及びNMOSトランジスタを高しきい値
トランジスタで構成することにより、各トランジスタの
非導通状態におけるリーク電流を抑えることができる。
【0062】−各スイッチの制御タイミングの具体例− 図6は、周辺回路電源スイッチ10とワード線スイッチ
11との開閉制御を行なうための構成を示すブロック回
路図である。周辺回路3には、タイミング制御回路6が
配設されており、このタイミング制御回路6は、半導体
記憶装置を待機モードまたは動作モードにするスタンバ
イ信号Ssbを受けて、周辺回路電源制御信号Spcとワー
ド線スイッチ制御信号Swsとをあるタイミングで生成す
る。
【0063】図7は、スタンバイ信号Ssb,周辺回路電
源制御信号Spc及びワード線スイッチ制御信号Swsのタ
イミング関係を示すタイミングチャートである。以下、
周辺回路電源スイッチ10とワード線スイッチ11との
開閉制御のタイミングについて、図7を参照しながら説
明する。ここでは、周辺回路電源スイッチ10及びワー
ド線スイッチ11のいずれもが、PMOSトランジスタ
(図5(a)参照)によって構成されているものとす
る。
【0064】半導体記憶装置が動作モードの時には、ス
タンバイ信号Ssbは立ち上がった高電位状態である。こ
のとき、タイミング制御回路6によって周辺回路電源制
御信号Spcを低電位状態にし、ワード線スイッチ制御信
号Swsを高電位状態にすることによって、周辺回路電源
スイッチ10をオンに、ワード線スイッチ11をオフに
している。
【0065】次に、半導体記憶装置が動作モードから待
機モードに移るとき、スタンバイ信号Ssbは高電位状態
から低電位状態に立ち下がり、これに応じてタイミング
制御回路6により以下のように制御される。まず、ワー
ド線スイッチ制御信号Swsが高電位状態から低電位状態
になり、これよってワード線スイッチ11はオフからオ
ンになる。その後一定時間が経過したときに、周辺回路
電源制御信号Spcが低電位状態から高電位状態になり、
これによって周辺回路電源スイッチ10がオンからオフ
になる。
【0066】次に、半導体記憶装置が待機モードから動
作モードに移るとき、スタンバイ信号Ssbは低電位L状
態から高電位H状態に立ち上がり、これに応じてタイミ
ング制御回路6により以下のように制御される。まず、
周辺回路電源制御信号Spcが高電位状態から低電位状態
になり、これより周辺回路電源スイッチ10はオフから
オンになる。その後一定時間が経過したときに、ワード
線スイッチ制御信号Swsが低電位状態から高電位状態に
なり、これによってワード線スイッチ11がオンからオ
フになる。
【0067】以上のように、本具体例では、タイミング
制御回路6により、必ずワード線スイッチ11がオン状
態(導通状態)になっているときに周辺回路電源スイッ
チ10のオン・オフ切り換わり動作を行なわせるよう
に、周辺回路電源制御信号Spc及びワード線スイッチS
wsのタイミングを制御している。これにより、周辺回路
電源スイッチ10のオン・オフ切り換わり動作によって
スイッチングノイズが発生しても、ワード線WLの電位
はワード線スイッチ11を介して接地電圧VSSに固定
されているので、周辺回路電源スイッチ10の切り換わ
りに起因するメモリセル2のデータの破壊を確実に防止
することができる。
【0068】ただし、周辺回路電源スイッチ10が切り
換えられる前に必ずワード線スイッチ11がオンになっ
ている必要はなく、例えば図7に示すタイミングチャー
トにおいて、周辺回路電源スイッチ10が待機モードに
なると同時にオフ状態になるものであってもよい。その
場合にも、ワード線スイッチ11がほぼ同時にオン状態
になることで、データの破壊防止効果はある程度得られ
る。
【0069】また、図示されていないが、タイミング制
御回路6内に配置されるトランジスタのしきい値電圧を
高しきい値にすることによって、リーク電流をさらに低
減することができる。
【0070】(第2の実施形態)図8は、第2の実施形
態における半導体記憶装置の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。同図において、図1と同じ部材には同じ符
号を付している。
【0071】本実施形態に係る半導体記憶装置の特徴
は、以下の点である。まず、メモリセルアレイ1の行に
沿って延びるメインワード線MWLと、メインワード線
MWLから分岐した複数のサブワード線SWLとが設け
られている。そして、メインワード線MWLは単一のメ
インワードドライバー31によって駆動され、サブワー
ド線SWLには、サブワード線SWLに接続されている
メモリセル2を駆動するためのサブワードドライバー3
2が個別に配設されている。さらに、メモリセルアレイ
電源線5から分岐してメインワード線MWLに接続され
る一定電圧供給配線16と、該一定電圧供給配線16に
介設されるメインワード線スイッチ12とが設けられて
いる。このメインワード線スイッチ12は、周辺回路電
源スイッチ10がオフ状態の時メインワード線MWLの
電位を電源電圧VCCに固定するためのものである。
【0072】また、本実施形態においても、メモリセル
2の構成は第1の実施形態と同様に図2に示すとおりで
ある。
【0073】次に、本実施形態における基本動作につい
て説明する。
【0074】半導体記憶装置が書き込み動作及び読み出
し動作を行う動作モードにおいては、周辺回路電源制御
信号Spcに応じて周辺回路電源スイッチ10がオン状態
になって周辺回路電源線4に電源電圧VCCが供給さ
れ、周辺回路3が活性状態になっている。また、メイン
ワード線スイッチ12がオフ状態になって周辺回路3か
ら供給される信号によってメインワード線MWLが高電
位状態又は低電位状態に選択できる状態になっている。
この時、メモリセルアレイ電源線5には常に電源電圧V
CCが供給されているので、メモリセルアレイ1中のメ
モリセル2及びサブワード線SWLは常に活性状態であ
る。その後、外部からのアドレス入力に応じて、周辺回
路3により特定のメインワード線MWL,サブワード線
SWL及びビット線BL,NBLが選択され、所定のメ
モリセル2に対して書き込み動作,読み出し動作が行な
われる。
【0075】半導体記憶装置が動作モードから待機モー
ドに移行する際には、まず、周辺回路3が全てのメイン
ワード線MWLを選択していない状態、つまり、全ての
メインワード線MWLの電位が高電位かつ全てのサブワ
ード線SWLの電位が低電位となっている状態で、メイ
ンワード線スイッチ制御信号Smwに応じて、メインワー
ド線スイッチ12がオフ状態からオン状態になり、メイ
ンワード線MWLの電位が電源電圧VCCに固定され
る。このとき、サブワード線SWLの電位は電源電圧V
CCの反転電位(例えば0V)に固定される。その後、
周辺回路電源制御信号Spcに応じて周辺回路電源スイッ
チ10がオン状態からオフ状態になって、周辺回路電源
線4への電源電圧VCCの供給が遮断され、周辺回路3
は非活性状態になる。
【0076】次に、半導体記憶装置が待機モードから再
び動作モードに移行する際には、メインワード線スイッ
チ12がオンしている状態で、周辺回路電源制御信号S
pcに応じて周辺回路電源スイッチ10がオフ状態からオ
ン状態になって周辺回路電源線4に電源電圧VCCが供
給される。その後、メインワード線スイッチ12がオン
状態からオフ状態になり、メインワード線MWLの電位
が電源電圧VCCに固定されていた状態から、周辺回路
3によりメインワード線MWLの電位が高電位又は低電
位に制御される状態になる。
【0077】本実施形態によれば、メモリセルアレイ電
源線5には常に電源電圧VCCが供給されているので、
半導体記憶装置が動作モードであるか待機モードである
かに関わらずメモリセル2のデータは保持されている。
また、半導体記憶装置を動作モードから待機モードに移
行するとき及び待機モードから動作モードに移行すると
きには、常にメインワード線スイッチ12がオン状態
(導通状態)にある。したがって、周辺回路電源スイッ
チ10のオン・オフ切り換わり動作によってスイッチン
グノイズが発生しても、メインワード線MWLの電位は
電源電圧VCCにサブワード線SWLの電位はその反転
電位である低電位に固定されているので、メモリセル2
のデータが破壊されるという不具合を防止することがで
きる。
【0078】また、半導体記憶装置が待機モードの場合
には、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態になってい
ることにより、周辺回路電源線4への電源電圧VCCの
供給が停止されているので、周辺回路3が低しきい値電
圧のトランジスタによって構成されているにも拘わら
ず、周辺回路3でのリーク電流を抑制することができ
る。また、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態(非導
通状態)になっていることにより、周辺回路3に電気的
に接続された状態となっているビット線BL,NBLの
電位の上昇が阻止されるので、メモリセル2に流れ込む
リーク電流Ioff1を抑制することができる。
【0079】さらに、データを保持するトランジスタで
あるロードトランジスタ20,21及びドライブトラン
ジスタ22,23は、高しきい値電圧のトランジスタで
あるので待機モード時のリーク電流Ioff2,Ioff3をも
抑えることができる。
【0080】−開閉制御の具体例− 次に、図8に示すメインワード線スイッチ12の開閉制
御の具体例について説明する。
【0081】図9は、具体例に係る開閉制御を行なうた
めの方法を示す電気回路図である。同図に示すように、
メインワード線スイッチ制御信号Smwにより、メインワ
ードドライバー31の動作とメインワード線スイッチ1
2の開閉とを制御することができる。
【0082】なお、本具体例においても、周辺回路電源
スイッチ10及びメインワード線スイッチ12は、上記
第1の実施形態中で説明した各種トランジスタにより構
成することができる(図5(a)〜(d)参照)。ま
た、図6に示すワード線スイッチ制御信号Swsをメイン
ワード線スイッチ制御信号Smwに入れ替えて、タイミン
グ制御回路6により、メインワード線スイッチ制御信号
Smwと周辺回路電源制御信号Spcのタイミングを制御す
ることができる。その結果、半導体記憶装置は以下のよ
うに動作する。
【0083】半導体記憶装置が待機モードにある場合に
は、メインワード線スイッチ制御信号Smwによって、メ
インワード線スイッチ12がオン状態に制御され、メイ
ンワード線MWLの電位が電源電位VCCになるととも
に、周辺回路3に設けられているメインワードドライバ
ー31がオン動作をするように制御されてその出力がハ
イインピーダンスの状態になる。また、半導体記憶装置
が動作モードにある場合には、メインワード線スイッチ
制御信号Smwにより、メインワード線スイッチ12がオ
フ状態に制御され、メインワード線MWLの電位がメイ
ンワードドライバー31の出力に応じた電位になるとと
もに、周辺回路3に設けられているメインワードドライ
バー31の出力は周辺回路3の動作に応じて、高電位又
は低電位に変化する。
【0084】この具体例によれば、半導体記憶装置が動
作モードから待機モードに移行するとき、及び待機モー
ドから動作モードに移行するときに、周辺回路電源スイ
ッチ10のオン・オフ切り換わり動作によってスイッチ
ングノイズが発生しても、メインワードドライバー31
の出力はハイインピーダンスの状態である。したがっ
て、メインワード線MWLに過大なスイッチングノイズ
による電流が発生することがないので、この切り換わり
時におけるメモリセル2のデータが破壊されるという不
具合を回避することができる。
【0085】(第3の実施形態)図10は、第3の実施
形態における半導体記憶装置の構成を概略的に示すブロ
ック図である。同図において、図1と同じ部材には同じ
符号を付している。
【0086】本実施形態に係る半導体記憶装置の特徴
は、以下の点である。まず、メモリセルアレイ1中の行
に沿って延びるメインワード線MWLと、メインワード
線MWLから分岐した複数のサブワード線SWLとが設
けられている。そして、サブワード線SWLには、サブ
ワード線SWLに接続されているメモリセル2を駆動す
るためのサブワードドライバー32が個別に配設されて
いる。さらに、サブワード線SWLと接地との間を接続
する一定電圧供給配線17と、一定電圧供給配線17に
介設されサブワード線スイッチ制御信号Sswによって開
閉が制御されるサブワード線スイッチ13とが設けられ
ている。このサブワード線スイッチ13は、周辺回路電
源スイッチ10がオフ状態の時サブワード線SWLの電
位を接地電圧VSSに固定するためのものである。な
お、本実施形態においても、メインワード線MWLは単
一のメインワードドライバー(図示せず)によって駆動
されるのが一般的であるが、メインワードドライバーは
必ずしもなくてもよい。
【0087】また、本実施形態においても、メモリセル
2の構成は第1の実施形態と同様に図2に示すとおりで
ある。
【0088】次に、本実施形態における基本動作につい
て説明する。
【0089】半導体記憶装置が書き込み動作及び読み出
し動作を行う動作モードにおいては、周辺回路電源制御
信号Spcに応じて周辺回路電源スイッチ10がオン状態
になって周辺回路電源線4に電源電圧VCCが供給さ
れ、周辺回路3が活性状態になている。また、サブワー
ド線スイッチ13がオフ状態になって周辺回路3から供
給される信号によってサブワード線SWLが高電位状態
又は低電位状態に選択できる状態になっている。この
時、メモリセルアレイ電源線5には常に電源電圧VCC
が供給されているので、メモリセルアレイ1中のメモリ
セル2及びサブワード線SWLは常に活性状態である。
その後、外部からのアドレス入力に応じて周辺回路3を
介して特定のメインワード線MWL,サブワード線SW
L及びビット線BL,NBLが選択され、所定のメモリ
セル2に対して書き込み動作及び読み出し動作が行なわ
れる。
【0090】半導体記憶装置が動作モードから待機モー
ドに移行する際には、まず、周辺回路3が全てのメイン
ワード線MWLを選択していない状態、つまり、全ての
メインワード線MWLの電位が高電位であり、全てのサ
ブワード線SWLの電位が低電位となっている状態で、
サブワード線スイッチ制御信号Sswに応じて、サブワー
ド線スイッチ13がオフ状態からオン状態になり、サブ
ワード線SWLの電位が接地電圧VSSに固定される。
その後、周辺回路電源制御信号Spcに応じて周辺回路電
源スイッチ10がオン状態からオフ状態になって、周辺
回路電源線4への電源電圧VCCの供給が遮断され、周
辺回路3は非活性状態になる。
【0091】次に、半導体記憶装置が待機モードから再
び動作モードに移行する際には、サブワード線スイッチ
13がオンしている状態で、周辺回路電源制御信号Spc
に応じて周辺回路電源スイッチ10がオフ状態からオン
状態になって周辺回路電源線4に電源電圧VCCが供給
される。その後、サブワード線スイッチ13がオン状態
からオフ状態になり、サブワード線SWLの電位が接地
電圧VSSに固定されていた状態から、周辺回路3によ
りサブワード線SWLの電位が高電位又は低電位に制御
される状態になる。
【0092】本実施形態によれば、メモリセルアレイ電
源線5には常に電源電圧VCCが供給されているので、
半導体記憶装置が動作モードであるか待機モードである
かに関わらずメモリセル2のデータは保持されている。
また、半導体記憶装置を動作モードから待機モードに移
行するとき及び待機モードから動作モードに移行すると
きには、常にサブワード線スイッチ13がオン状態(導
通状態)にある。したがって、周辺回路電源スイッチ1
0のオン・オフ切り換わり動作によってスイッチングノ
イズが発生しても、サブワード線SWLの電位は接地電
圧VSSに固定されているので、メモリセル2のデータ
が破壊されるという不具合を防止することができる。
【0093】なお、本実施形態では、一定電圧供給配線
15を接地に接続し、一定電圧として接地電圧VSSを
供給するようにしているが、一定電圧としては、接地電
圧VSSに限らずメモリセル2のデータ保持状態に影響
を与えない範囲の低電圧を供給することが可能である。
【0094】また、半導体記憶装置が待機モードの場合
には、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態になってい
ることにより、周辺回路電源線4への電源電圧VCCの
供給が停止されているので、周辺回路3が低しきい値電
圧のトランジスタによって構成されているにも拘わら
ず、周辺回路3でのリーク電流を抑制することができ
る。また、周辺回路電源スイッチ10がオフ状態(非導
通状態)になっていることにより、周辺回路3に電気的
に接続された状態となっているビット線BL,NBLの
電位の上昇が阻止されるので、メモリセル2に流れ込む
リーク電流Ioff1を抑制することができる。
【0095】さらに、データを保持するトランジスタで
あるロードトランジスタ20,21及びドライブトラン
ジスタ22,23は、高しきい値電圧のトランジスタで
あるので待機モード時のリーク電流Ioff2,Ioff3をも
抑えることができる。
【0096】−開閉制御の具体例− 次に、図10に示すサブワード線スイッチ13の開閉制
御の具体例について説明する。
【0097】図11は、具体例に係る開閉制御を行なう
ための方法を示す電気回路図である。同図に示すよう
に、サブワード線スイッチ制御信号Sswにより、サブワ
ードドライバー32の動作とサブワード線スイッチ13
の開閉とを制御することができる。
【0098】なお、本具体例においても、周辺回路電源
スイッチ10及びサブワード線スイッチ13は、上記第
1の実施形態中で説明した各種トランジスタにより構成
することができる(図5(a)〜(d)参照)。また、
図6に示すワード線スイッチ制御信号Swsをサブワード
線スイッチ制御信号Sswに入れ替えて、タイミング制御
回路6により、サブワード線スイッチ制御信号Sswと周
辺回路電源制御信号Spcのタイミングを制御することが
できる。その結果、半導体記憶装置は以下のように動作
する。
【0099】半導体記憶装置が待機モードにある場合に
は、サブワード線スイッチ制御信号Sswによって、サブ
ワード線スイッチ13がオン状態に制御され、サブワー
ド線SWLの電位が接地電位VSSになるとともに、サ
ブワードドライバー32がオン動作をするように制御さ
れてその出力がハイインピーダンスの状態になる。ま
た、半導体記憶装置が動作モードにある場合には、サブ
ワード線スイッチ制御信号Sswにより、サブワード線ス
イッチ13がオフ状態に制御され、サブワード線SWL
の電位がサブワードドライバー32の出力に応じた電位
になるとともに、メモリセルアレイ1中に設けられてい
るサブワードドライバー32の出力は周辺回路3の動作
に応じて、高電位又は低電位に変化する。
【0100】この具体例によれば、半導体記憶装置が動
作モードから待機モードに移行するとき、及び待機モー
ドから動作モードに移行するときに、周辺回路電源スイ
ッチ10のオン・オフ切り換わり動作によってスイッチ
ングノイズが発生しても、サブワードドライバー32の
出力はハイインピーダンスの状態である。したがって、
サブワード線SWLに過大なスイッチングノイズによる
電流が発生することがないので、この切り換わり時にお
けるメモリセル2のデータが破壊されるという不具合を
回避することができる。
【0101】また、メモリセルアレイ1内にあるサブワ
ードドライバー32を構成するトランジスタのしきい値
電圧を高しきい値にすることにより、メモリセルアレイ
に流れるリーク電流を抑制することができる。
【0102】なお、上記各実施形態においては、半導体
記憶装置としてSRAMについて説明したが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ス
イッチングトランジスタとキャパシタとをメモリセルに
配置したDRAMにおいても、オフリークを低減すべく
周辺回路電源スイッチを設けると、待機モードの際にデ
ータの破壊を生じることがあり、リフレッシュ機能だけ
ではデータを保持できないことがあり得る。かかる場合
にも、本発明を適用することで、データの破壊を確実に
防止することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、メモ
リセルアレイとメモリセルの読み出し及び書き込みを制
御する周辺回路とを備えた半導体記憶装置において、周
辺回路の電源線に待機モード時に非導通状態になるスイ
ッチを設けるとともに、ワード線に待機モード時に導通
する電圧固定用スイッチを設けることにより、電源切り
換え時のノイズによるメモリセルデータの破壊を防止し
てデータを保持し、かつ低消費電力を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるSRAM型半
導体記憶装置の構成を示すブロック回路図である。
【図2】第1〜第3の実施形態におけるメモリセルアレ
イ中のSRAMメモリセルの構成を示す電気回路図であ
る。
【図3】第1の実施形態におけるワード線スイッチの開
閉制御の第1の具体例を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるワード線スイッチの開
閉制御の第2の具体例を示す図である。
【図5】順に、周辺回路電源スイッチ,ワード線スイッ
チをPMOSトランジスタ,PNPバイポーラトランジ
スタ,NMOSトランジスタ,NPNバイポーラトラン
ジスタにより構成した具体例を示す図である。
【図6】第1の実施形態における周辺回路電源制御信号
とワード線スイッチ制御信号とのタイミングを制御する
ための回路の具体例を示す図である。
【図7】第1の実施形態における周辺回路電源制御信号
とワード線スイッチ制御信号とのタイミング制御の具体
例を示すタイミングチャート図である。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるメインワード
線とサブワード線とを有する半導体記憶装置の構成を示
すブロック回路図である。
【図9】第2の実施形態におけるメインワード線スイッ
チの開閉制御の具体例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるメインワー
ド線とサブワード線とを有する半導体記憶装置の構成を
示すブロック回路図である。
【図11】第2の実施形態におけるサブワード線スイッ
チの開閉制御の具体例を示す図である。
【図12】従来のSRAM型半導体記憶装置の構成を示
すブロック回路図である。
【図13】従来のメモリセルアレイ中のSRAMメモリ
セルの構成を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 メモリセル 3 周辺回路 4 周辺回路電源線 5 メモリセルアレイ電源線 6 タイミング制御回路 9 電源電圧供給端子 10 周辺回路電源スイッチ 11 ワード線スイッチ 12 メインワード線スイッチ 13 サブワード線スイッチ 15〜17 一定電圧供給配線 20,21 ロードトランジスタ 22,23 ドライブトランジスタ 24,25 アクセストランジスタ 30 ワードドライバー 31 メインワードドライバー 32 サブワードドライバー Sws ワード線スイッチ制御信号 Spc 周辺回路電源制御信号 Ssb スタンバイ信号 Smw メインワード線スイッチ制御信号 Ssw サブワード線スイッチ制御信号 WL ワード線 MWL メインワード線 SWL サブワード線 BL、NBLビット線 VCC 電源電圧 VSS 接地電圧

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を供給するための電源電圧供給
    部と、 上記電源電圧供給部に接続され、複数のメモリセルが行
    及び列に配置されてなるメモリセルアレイと、 上記メモリセルアレイの各行に沿ってそれぞれ延び、各
    行中の上記メモリセルに接続されて、アクセスされる行
    を選択するための複数のワード線と、 上記メモリセルアレイの各列に沿ってそれぞれ延び、各
    列中の上記メモリセルに接続されて、読み出し動作時ま
    たは書き込み動作時にデータを伝達するビット線と、 上記ワード線を駆動するためのワードドライバーが配置
    され、上記メモリセルアレイ中のメモリセルに対してデ
    ータの書き込み動作または読み出し動作を行うための周
    辺回路と、 上記メモリセルアレイと上記周辺回路とを互いに接続す
    る周辺回路電源線と、 上記周辺回路電源線に介設され、上記周辺回路の動作時
    には導通状態となり、上記周辺回路の非動作時には非導
    通状態となる周辺回路電源スイッチと、 上記メモリセルのデータ保持状態に影響を与えない範囲
    の一定電圧を供給するための一定電圧供給部と、 上記複数のワード線と上記一定電圧供給部とを互いに接
    続させるための少なくとも1つの一定電圧供給配線と、 上記少なくとも1つの一定電圧供給配線に介設され、上
    記周辺回路の動作時には非導通状態になり、上記周辺回
    路の非動作時には導通状態となる電圧固定用スイッチ
    と、外部から入力されるスタンバイ信号を受けて、上記周辺
    回路電源スイッチの導通状態から非導通状態への切り換
    えの前、及び非導通状態から導通状態への切り換えの前
    に上記電圧固定用スイッチが導通状態となっているよう
    に、上記周辺回路電源スイッチと上記電圧固定用スイッ
    チとの切り換えタイミングを制御するタイミング制御回
    路と を備えている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電源電圧を供給するための電源電圧供給
    部と、 上記電源電圧供給部に接続され、複数のメモリセルが行
    及び列に配置されてなるメモリセルアレイと、 上記メモリセルアレイの各行に沿ってそれぞれ延び、各
    行中の上記メモリセルに接続されて、アクセスされる行
    を選択するための複数のワード線と、 上記メモリセルアレイの各列に沿ってそれぞれ延び、各
    列中の上記メモリセルに接続されて、読み出し動作時ま
    たは書き込み動作時にデータを伝達するビット線と、 上記ワード線を駆動するためのワードドライバーが配置
    され、上記メモリセルアレイ中のメモリセルに対してデ
    ータの書き込み動作または読み出し動作を行うための周
    辺回路と、 上記メモリセルアレイと上記周辺回路とを互いに接続す
    る周辺回路電源線と、 上記周辺回路電源線に介設され、上記周辺回路の動作時
    は導通状態となり、上記周辺回路の非動作時には非導通
    状態となる周辺回路電源スイッチと、 上記メモリセルのデータ保持状態に影響を与えない範囲
    の一定電圧を供給するための一定電圧供給部と、 上記複数のワード線と上記一定電圧供給部とを互いに接
    続させるための少なくとも1つの一定電圧供給配線と、 上記少なくとも1つの一定電圧供給配線に介設され、上
    記周辺回路の動作時は非導通状態となり、上記周辺回路
    の非動作時には導通状態となる電圧固定用スイッチとを
    備え、 上記ワードドライバーは、スリーステートバッファで構
    成されており、かつ上記電圧固定用スイッチの導通状態
    への切り換えに同期して、ハイインピーダンスのデータ
    を出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記ワードドライバーは、上記電圧固定用スイッチの導
    通状態への切り換えに同期して、ハイインピーダンスの
    データを出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記ワード線は、上記メモリセルに直接接続されてお
    り、 上記一定電圧供給部は接地であることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記電圧固定用スイッチは、ゲート電極,ソース電極及
    びゲート電極を有するMOSトランジスタにより構成さ
    れており、 上記ソース電極及び上記ドレイン電極のうちいずれか一
    方が上記ワード線に他方が上記一定電圧供給配線にそれ
    ぞれ接続されていて、 上記ゲート電極が導通状態−非導通状態間の切り換え用
    信号を受けるように構成されていることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記電圧固定用スイッチは、ベース電極,エミッタ電極
    及びコレクタ電極を有するバイポーラトランジスタによ
    り構成されており、 上記エミッタ電極及び上記コレクタ電極のうちいずれか
    一方が上記ワード線に他方が上記一定電圧供給配線にそ
    れぞれ接続されていて、 上記ベース電極が導通状態−非導通状態間の切り換え用
    信号を受けるように構成されていることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記一定電圧供給配線及び上記電圧固定用スイッチは、
    上記複数のワード線のうちの各ワード線個別に設けられ
    ていることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記一定電圧供給配線及び上記電圧固定用スイッチは、
    上記複数のワード線に共通化されているものであること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記周辺回路は、一定のしきい値電圧を有するMOSト
    ランジスタを配置して構成されており、 上記メモリセルは、上記周辺回路のMOSトランジスタ
    よりも高いしきい値電圧を有するMOSトランジスタを
    配置して構成されていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうちいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置において、 上記周辺回路は、一定のしきい値電圧を有するMOSト
    ランジスタを配置して構成されており、 上記周辺回路電源スイッチは、ゲート電極,ソース電極
    及びゲート電極を有するとともに、上記周辺回路のMO
    Sトランジスタよりも高いしきい値電圧を有するMOS
    トランジスタにより構成されており、 上記ソース電極及び上記ドレイン電極のうちいずれか一
    方が上記電源電圧供給部に他方が上記周辺回路にそれぞ
    れ接続されていて、 上記ゲート電極が導通状態−非導通状態間の切り換え用
    信号を受けるように構成されていることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置において、 上記ワード線は、メインワード線と、該メインワード線
    から分岐して延びる複数のサブワード線とからなり、 上記各サブワード線には、当該サブワード線を駆動する
    反転ロジックのサブワードドライバーが介設されてい
    て、 上記一定電圧供給部は電源電圧を供給するための電源電
    圧供給端子であり、 上記一定電圧供給配線は、上記メインワード線と上記電
    源電圧供給端子との間に設けられていることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体記憶装置にお
    いて、 上記周辺回路内に設けられ、上記メインワード線を駆動
    するメインワードドライバーをさらに備え、 上記電圧固定用スイッチは、上記メインワードドライバ
    ーの出力がハイインピーダンスのデータを出力するとき
    に同期して導通状態に切り換えられることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のうちいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置において、 上記ワード線は、メインワード線と、該メインワード線
    から分岐して延びる複数のサブワード線とからなり、 上記各サブワード線には、当該サブワード線を駆動する
    反転ロジックのサブワードドライバーが介設されてい
    て、 上記一定電圧供給部は接地であり、 上記一定電圧供給配線は、上記サブワード線と上記接地
    との間に設けられていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体記憶装置にお
    いて、 上記電圧固定用スイッチは、上記サブワードドライバー
    の出力がハイインピーダンスのデータを出力するときに
    同期して導通状態に切り換えられることを特徴とする半
    導体記憶装置。
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