JP3379454B2 - 車両用ドアミラー - Google Patents

車両用ドアミラー

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアミラー
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特にRV車に用いられる車両用ド
アミラーとしては、図5に示すように、略平板状のドア
ミラー本体10が、車体のフロントピラー側の窓枠2の
下端とドア3のウエスト部3aの前端との間に設けられ
たデルタ部4に取り付けられるものが知られている。 【0003】このようなドアミラー本体10を構成する
ミラーハウジングは、実開平1−170044号公報、
特開平2−237842号公報に開示されるように、略
平板状(車体前後方向の厚さがほぼ均一)あるいは車体
から離れるにしたがって車体前後方向の厚さが減少する
形状とされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ドアミラー本体10を備えた自動車では、空気抵抗が増
加するという課題がある。このような空気抵抗増加の要
因としては、次のような点が考えられる。つまり、ミラ
ーハウジングの形状が、図1,図2中、二点鎖線で示す
ように、略平板状あるいは車体から離れるにしたがって
車体前後方向の厚さが減少する形状であり、ミラーハウ
ジングの外側側面の車体前後方向の距離が短い(即ち、
ミラーハウジングの外側部分の厚みが小さい)ことが考
えられる。特に、ミラーハウジングの外端面が車体前後
方向と平行でないことも要因と考えられる。 【0005】また、このようにミラーハウジングの外側
部分の厚みが小さいことから、ミラーハウジングの外側
端部におけるミラーハウジング前面とミラーハウジング
外側面との接合部の曲率半径Rを大きく取ることは困難
であり、曲率半径Rが小さいことが考えられる。これら
の点に起因して、図6に示すように、ドアミラー後方に
空気をスムーズに流すことが出来ず、空気の流れが大き
く剥離してしまうことが、空気抵抗増加の要因となる。
なお、図6は、100km/h走行時におけるドアミラ
ー後方の空気の流れの様子を示したものであり、図6中
の矢印は流れの方向と速さを示している。 【0006】もちろん、ミラーハウジングの車体前後方
向への厚さを全体として大きくすれば、ミラーハウジン
グの外側部分の厚みを大きくしたり、曲率半径Rを大き
くすることができるが、それではミラーハウジングが過
剰に大きくなってしまう。本発明は、このような課題に
鑑み創案されたもので、単純な構成で、ミラーハウジン
グの大きさを過大にすることなく、空気抵抗を低減でき
るようにした、車両用ドアミラーを提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
用ドアミラーでは、車体の側面に取り付けられ、ミラー
を収納するミラーハウジングを備え、ミラーハウジング
は、前面と外側側面との接合部の曲率半径が約30mm
以上となり、車体前後方向への厚みが、車体から離れる
にしたがって増加するように構成され、車体前方側に形
成された前面がミラー使用時において車体進行方向に対
して略垂直な面となるように車体側面に取り付けられ
る。 【0008】これにより、ミラーハウジングの外側側面
を車体進行方向に対して平行に延長することができると
ともに、ミラーハウジングの前面と外側側面との接合部
を大きな曲率半径Rとして丸みを帯びるように形成する
ことができるため、ミラーハウジングの外側を流れる空
気流をスムーズにすることができ、ドアミラーの後方に
発生する剥離域を縮小させることができるようになり、
空気抵抗を減少させることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1,図2中、実線で示した
ものが使用状態におけるドアミラー本体1を示したもの
で、図1はドアミラー本体1を車体上方から見た模式的
平面図、図2はドアミラー本体1を車体前方から見た模
式的正面図である。 【0010】図1,図2に示すように、ドアミラー本体
1は、ミラー5を収納するミラーハウジング1aを備
え、ミラーハウジング1aの車体側の側部の下方にはミ
ラー側取付部1bが形成されており、ドア前端部に形成
されたデルタ部4には車体外側に突出した車体側取付部
4aが形成されている。そして、前記ミラー側取付部1
bが前記車体側取付部4aの上方に枢支されることによ
り、ドアミラー本体1がデルタ部4に回動可能に取り付
けられている。なお、前記ミラー側取付部1bと車体外
側に突出した車体側取付部4aとによってミラーハウジ
ングを車体側面に取り付ける支持部が構成される。 【0011】そして、使用状態においては、ミラーハウ
ジング1aは図1に示したような所定位置で固定され、
ミラーハウジング1a内部に設けられたミラー5の鏡面
を所望の位置に動かすことにより使用する。そして、図
1に示すように、ミラーハウジング1aは、車体前後方
向の厚みが車体から離れるにしたがって増加するように
構成され、このミラーハウジング1aにおいて、車体前
方側に形成された前面(前面部)1cがミラー使用時に
おいて車体進行方向に対して成す角度が略垂直になるよ
うに取り付けられる。 【0012】これにより、ミラー使用時において車体進
行方向に略平行となるミラーハウジング1aの外側側面
1dが、従来のミラーハウジングの外側側面の長さより
も延長されることになる。また、これに応じてミラーハ
ウジング1aの前面1cと外側側面1dとの接合部1e
を、大きな曲率半径Rとして丸みを帯びるように形状す
ることができる。 【0013】もちろん、このような大きな曲率半径Rの
確保には、従来のミラー5の鏡面の大きさを変更する必
要がないため、視界を十分確保することが可能になるほ
か、従来のミラー5をそのまま利用することができるた
め、コストを抑えることが可能となる。本発明の一実施
形態にかかる車両用ドアミラーは、上述のように構成さ
れているので、ドアミラーにおける空気抵抗を減少させ
ることができるようになる。 【0014】図3は、100km/h走行時におけるミ
ラーハウジング1aの外側部分の車体前後方向の厚さM
とCD値変化量との関係を示したものである。図3に示
すように、従来のミラーハウジング10(車体前後方向
の厚さMは30mm以下)のCD値を基準値としている
ため、従来のミラーハウジング10のCD値変化量は0
である。また、ミラーハウジング1aの車体前後方向の
厚さMを約30mmとしたミラーハウジングのCD値変
化量も0である。 【0015】これに対し、本実施形態にかかるミラーハ
ウジング1aは、車体前後方向の厚さMを最大の部分で
約80mm以上確保されており、CD値変化量は−0.
006であり、CD値を約0.006だけ低減させるこ
とができる。このように、ミラーハウジング1aの車体
前後方向の厚さMを最大の部分で約80mm以上確保す
ることで、従来のミラーハウジング10や厚さMを約3
0mmとしたミラーハウジングを装着したものに比べて
CD値の低減が可能となる。もちろん、本ドアミラー
は、この厚さMの確保だけでなく、ミラーハウジング1
aの外側側面1dを車体前後方向と略平行とすること
や、接合部1eを丸みを帯びた形状にすること、即ち、
接合部1eでの曲率半径Rを大きくすることも行なわれ
ている。この接合部1eでの曲率半径Rは例えば約30
mm以上とすることが望ましい。 【0016】図4は100km/h走行時における上記
ドアミラー本体1後方の空気の流れの様子を示したもの
である。なお、図4中の矢印は流れの方向と速さを示し
ている。図4によれば、図6に示した従来のドアミラー
の場合の空気の流れと比較すると明らかなように、ミラ
ーハウジング1aの外側を流れる気流をスムーズにし
て、ミラー後方に発生する剥離域を縮小させることがで
きることがわかる。 【0017】したがって、本実施形態にかかる車両用ド
アミラーによれば、ミラーハウジング1aが車体前後方
向への厚みが車体から離れるしたがって増加するように
構成され、ミラーハウジング1aの車体前方側に形成さ
れた前面1cがミラー使用時において車体進行方向に対
して略垂直な面となるように車体側面に取り付けられる
ことによって、ミラーハウジング1aの外側側面1dを
車体進行方向と平行に車体進行方向に延長することがで
きる(厚さMを大きくとることができる)とともに、ミ
ラーハウジング1aの前面1cと車体外側の側面1dと
の接合部1eを大きな曲率半径Rとして丸みを帯びるよ
うに形成することができる(曲率半径Rを大きくとるこ
とができる)ため、ミラーハウジング1aの外側を流れ
る気流をスムーズにして、ミラー後方に発生する剥離域
を縮小させることができ、これにより、図3に示すよう
にCD値を低下させ、空気抵抗を減少させることができ
るという利点がある。 【0018】なお、本発明は、上述の実施形態に示した
ように、デルタ部4に形成された車両側取付部4aの上
方のミラー側取付部1bに車体と間隔を有して枢支され
るドアミラー1への適用に限定されるものではなく、例
えば、ドアミラー全体がデルタ部4に連結され、ミラー
ハウジングと車体との隙間がない形式のドアミラーに適
用しても同様の効果を得ることができる。 【0019】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用ド
アミラーによれば、車体の側面に取り付けられ、ミラー
を収納するミラーハウジングを備え、該ミラーハウジン
グは、前面と外側側面との接合部の曲率半径が約30m
m以上となり、車体前後方向への厚みが、該車体から離
れるにしたがって増加するように構成され、車体前方側
に形成された前面がミラー使用時において車体進行方向
に対して略垂直な面となるように該車体側面に取り付け
られているので、ミラーハウジングの外側側面を車体進
行方向と平行に延長するとともに、ミラーハウジングの
前面と外側側面との接合部を大きな曲率半径Rで丸みを
帯びるように形成することができ、ミラーハウジングの
外側を流れる気流をスムーズにして、ミラー後方に発生
する剥離域を縮小させることができ、空気抵抗を減少さ
せることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
を車体上方から見た模式的平面図である。 【図2】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
を車体前方から見た模式的正面図である。 【図3】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
におけるドアミラーの厚さMとCD 値変化量との関係を
示した図である。 【図4】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
におけるドアミラー後方の空気の流れを示した図であ
る。 【図5】従来の車両用ドアミラーの使用状態を示す模式
図である。 【図6】従来の車両用ドアミラーにおけるドアミラー後
方の空気の流れを示した図である。 【符号の説明】 1 ドアミラー本体 1a ミラーハウジング 1b ミラー側取付部(支持部) 1c 前面 1d 外側側面 1e 接合部 2 フロントピラー側窓枠 3 ドア 3b フロントドアガラス(車体側面) 4 デルタ部(車体側面) 4a 車体側取付部(支持部) 5 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体の側面に取り付けられ、ミラーを収
    納するミラーハウジングを備え、 該ミラーハウジングは、前面と外側側面との接合部の曲
    率半径が約30mm以上となり、車体前後方向への厚み
    が該車体から離れるにしたがって増加するように構成さ
    れ、車体前方側に形成された前面部がミラー使用時にお
    いて車体進行方向に対して略垂直な面となるように該車
    体側面に取り付けられることを特徴とする、車両用ドア
    ミラー。
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