JP3378191B2 - ゲート部打ち抜き方法及び装置 - Google Patents

ゲート部打ち抜き方法及び装置

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JP3378191B2
JP3378191B2 JP09518198A JP9518198A JP3378191B2 JP 3378191 B2 JP3378191 B2 JP 3378191B2 JP 09518198 A JP09518198 A JP 09518198A JP 9518198 A JP9518198 A JP 9518198A JP 3378191 B2 JP3378191 B2 JP 3378191B2
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修一 八川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイキャスト成
形、射出成形したアルミニューム合金、マグネシューム
合金の成形品のゲート切断、オーバーフロー部切断、バ
リ取り(以下ゲート部打ち抜きと総称する)を行うゲー
ト部打ち抜き方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニューム合金、マグネシュ
ーム合金を成形(伸び3%程度の非常に脆い材料)する
時間は、20〜40秒と短時間で成形出来るが、成形品
の後加工のゲート切断、オーバーフロー部切断、バリ取
りは、製品部の仕上げ代として0.5〜1.0 mm を残
してプレス金型により打ち抜き、その後、グラインダに
て仕上げを行っていた。なおオーバーフロー部及びバリ
は、スプル部、ランナー部、ゲート及び製品の各所に付
着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、工程が成形
とバリ取りの二工程になり、仕上げがグラインダ作業の
ため時間がかかるという課題があり、雰囲気も悪く製品
にバラツキが発生する課題もあった。代わりに、エンド
ミル加工も行われているが、微細パターンの場合は、エ
ンドミル径も小さく送りが早くできないので、切削時間
が長く生産性が悪く量産に向かないという課題があっ
た。本発明の課題は、前述したような課題を解決する、
成形品のゲート切断、オーバーフロー部切断、バリ取り
(以下ゲート部打ち抜きと総称する)を量産に適したプ
レス加工により行うことができるゲート部打ち抜き方法
及び装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、上金
型に上下動可能に支持された製品押さえにより成形品を
下金型との間に固定し、上金型を移動させてゲート切
断、オーバーフロー部切断、バリ取り(以下ゲート部打
ち抜きと総称する)を可能にした、ゲート部打ち抜き装
置において、それぞれ上下方向に摺動可能にされ、上金
型に固定されゲート切断切用シャープエッジを複数個形
成した傾斜面を有する上側パンチ、及び前記上側パンチ
との間に打ち抜き品ゲートを挟持しかつ前記ゲートを介
して上側パンチと従動・同期可能に上方向に押圧支持さ
れた下側パンチ、を有することを特徴とするゲート部打
ち抜き装置及び方法を提供することによって上述した従
来技術の課題を解決した。
【0005】好ましくは、前記上側パンチ及び下側パン
チの少なくとも一方に、打ち抜き時に、微小振動を付加
して打ち抜くことによりゲートを徐々に切断し、大きな
切断応力を発生させることがなく、クラックを抑制で
き、かつ打ち抜いた後、上側パンチシャープエッジによ
ラップすることにより切断面を綺麗に仕上げることが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付した図1に基づきこの発
明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態の構
成を示すゲート部切断方法が使用されるゲート部切断装
置を示す。図1では、成形品である製品9の内側の成形
後加工のゲート1を切断を行う場合を示すが、製品9の
外側の成形後加工のゲートの切断を行うサイドゲート部
切断も、本発明と同様の装置で行うことができる。10
はスプル部、11はスプル部10とゲート1とを連結す
るランナー部である。ゲート1の切断工具装置をなす上
側パンチ2は、上金型3のゲート切断位置に取り付けて
あり、外周にゲート切断切用シャープエッジ16を複数
個形成した傾斜面が設けられて、製品押さえ4の穴5に
上下方向に摺動可能に挿入されている。下側パンチ6
は、上側パンチ2に対向する位置にあり、上側パンチ2
との間に打ち抜き品ゲート1を挟持しかつ前記ゲート1
を介して上側パンチ2と従動・同期可能に上方向に油圧
バイアスシリンダ13により押圧支持され、下金型7の
穴8に上下方向に摺動可能に挿入されている。即ち上側
パンチ2が微小振動するときは、下側パンチも微小振動
する。上側パンチ2は、上金型3、可動プレート15を
介して油圧加振シリンダ12に支持されている。製品押
さえシリンダ14は、可動プレート15、油圧加振シリ
ンダ12に上下動可能に支持され、製品押さえ4を介し
て下金型7との間に製品9を挟持するようにされてい
る。油圧バイアスシリンダ13の代わりに下側パンチを
スプリング又は弾性を有するウレタンで支持してもよ
い。
【0007】本発明によるゲート部切断方法について説
明する。図示しない装置により油圧加振シリンダ12が
下降してくると、製品押さえシリンダ14に支持された
製品押さえ4は、製品9をプレスベース上に固定された
下金型7との間でクランプする。クランプ力は、図示し
ない装置により制御可能となっている。製品押さえ4で
クランプ後、油圧加振シリンダ12をさらに下降させる
と上側パンチ2を下降させることになり、ゲート1をシ
ャープエッジ16で徐々に切断する。上側パンチ2外周
には、切刃である複数のシャープエッジ16がテーパ状
傾斜面に並べられており、下降を続けると順次切断が行
われ、シャープエッジ先端で初期クラックを発生させて
成形品の応力を解放し他の部分にクラックが発生、進展
するのを防ぎ、かつ複数エッジで切断代が少ないため、
引っ張り応力が働かないため大きなクラックにはならな
い。さらに、最後の切刃では、油圧バイアスシリンダ1
3で支持されている下側パンチ6とで製品9縁部を挟持
しながら切断するので製品9にはクラックが発生しない
切断ができる。油圧バイアスシリンダ13で支持されて
いる下側パンチ6の挟み込み力の制御は図示しない装置
により制御可能となっている。
【0008】切断後、油圧加振シリンダ12を上昇させ
ると、上側パンチ2、製品押さえ4は上昇する。さら
に、製品9を取り出した後、油圧バイアスシリンダ13
を上昇させスプル10を取り出しゲート切断を終了す
る。
【0009】上記打ち抜きに微小振動往復運動を加える
ことにより、徐々に切断が進行するため、よりクラック
を抑制した打ち抜きができる。さらに、油圧加振シリン
ダ12を介して上側パンチ2を微小振動させながら、切
断された後切断面に短時間だけ上側パンチ2外周の切刃
面を当接させこすらせることにより、さらにゲート切断
面を綺麗に仕上げることができる。この上側パンチの振
動は緩やかな往復運動を短時間与えるものであっても良
い。
【0010】
【発明の効果】本発明の構成により、切断部のクラック
を抑制するためには、工具先端をシャープエッジとする
ことで成形品と工具先端の接触面を小さくして応力を集
中させシャープエッジ先端で初期クラックを発生させて
成形品の応力を解放し他の部分にクラックが発生、進展
するのを防ぎ、上側パンチ先端をシャープエッジとした
切刃を傾斜面に複数個設けて、ゲートを徐々に打ち抜く
ことによって製品に引っ張り応力が働かない様にしクラ
ックが発生、進展するのをさらに防ぎ、かつ最後のシャ
ープエッジは下側パンチとの間で製品縁部を上下から挟
み込むためクラックが製品部に発生せず従来技術の課題
を解決するゲート部打ち抜き方法及び装置を提供するも
のとなり、成形品(伸び3%程度の非常に脆い材料)の
ゲート切断、オーバーフロー部切断、バリ取り等の後加
工が不要な、クラックの無いプレス加工が可能となり、
加工時間も短く、製品精度も安定した製造コストが低減
された量産性に適したものとなった。好ましくは、振動
打ち抜きを行うことにより、グラインダ仕上げ等の仕上
げ加工を行う必要が無くなったため加工時間が短く、さ
らに非常にクリーンな雰囲気とするものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すゲート部切
断方法が使用されるゲート部切断装置を示す。
【符号の説明】
1 ゲート 2 上側パンチ 3 上金型 4 製品押さえ 5 製品押さえ穴 6 下側パンチ 7 下金型 8 下金型穴 9 製品(成形品) 10 スプル 11 ランナー 12 油圧加振シリ
ンダ 13 油圧バイアスシリンダ 14 製品押さえシ
リンダ 15 可動プレート 16 切刃
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 15/02 B23D 33/00 B23D 35/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上金型に上下動可能に支持された製品押
    さえにより成形品を下金型との間に固定し、上金型を移
    動させてゲート切断、オーバーフロー部切断、バリ取り
    (以下ゲート部打ち抜きと総称する)を可能にした、ゲ
    ート部打ち抜き装置において、それぞれ上下方向に摺動
    可能にされ、上金型に固定されゲート切断切用シャープ
    エッジを複数個形成した傾斜面を有する上側パンチ、及
    び前記上側パンチとの間に打ち抜き品ゲートを挟持しか
    つ前記ゲートを介して上側パンチと従動・同期可能に上
    方向に押圧支持された下側パンチ、を有することを特徴
    とするゲート部打ち抜き装置。
  2. 【請求項2】 上金型に上下動可能に支持された製品押
    さえにより成形品を下金型との間に固定し、上金型を移
    動させてゲート切断、オーバーフロー部切断、バリ取り
    (以下ゲート部打ち抜きと総称する)を可能にした、ゲ
    ート部打ち抜き方法において、それぞれ上下方向に摺動
    可能にされた、上金型に固定されゲート切断切用シャー
    プエッジを複数個形成した傾斜面が設けられた上側パン
    チ、及び前記上側パンチとの間に打ち抜き品ゲートを挟
    持しかつ前記ゲートを介して上側パンチと従動・同期可
    能に上方向に押圧支持された下側パンチ、を設け、前記
    上側パンチ及び下側パンチの少なくとも一方を強制的に
    変位させてゲート、オーバーフロー、バリを切断するこ
    とを特徴とするゲート部打ち抜き方法。
  3. 【請求項3】 前記上側パンチ及び下側パンチの少なく
    とも一方に、微小振動を付加して打ち抜くことを特徴と
    する請求項2記載のゲート部打ち抜き方法。
  4. 【請求項4】 前記上側パンチ及び下側パンチの少なく
    とも一方に打ち抜き後、緩やかな往復運動を短時間付加
    することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のゲー
    ト部打ち抜き方法。
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