JPH06142784A - パンチプレス加工におけるジョイント加工方法 - Google Patents

パンチプレス加工におけるジョイント加工方法

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JPH06142784A
JPH06142784A JP30011192A JP30011192A JPH06142784A JP H06142784 A JPH06142784 A JP H06142784A JP 30011192 A JP30011192 A JP 30011192A JP 30011192 A JP30011192 A JP 30011192A JP H06142784 A JPH06142784 A JP H06142784A
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JP
Japan
Prior art keywords
joint
product
die
punch
punch press
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30011192A
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English (en)
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Toshiyuki Ooenoki
俊行 大榎
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH06142784A publication Critical patent/JPH06142784A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品の打抜き加工後におけるジョイントの切
断工数を低減するとともに、製品の手入れに要する労力
を低減し、厚物や大物製品であっても加工時間を増大さ
せることのないジョイント加工方法を提供する。 【構成】 下面にシャー角θを形成してなるパンチ2
と、溝1a内にウレタンゴムのような弾性材3を埋め込
んだダイス1とを用い、これらパンチ2とダイス1との
金型クリアランスを零または負に設定し、これらパンチ
2とダイス1とによりジョイント9の製品7側の端部を
パンチングするようにする。その場合、パンチング深さ
をジョイント9の剪断が完全に終了しない位置までとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タレットパンチプレス
等を用いるパンチプレス加工により製品と素材とを接続
するジョイントを残した状態で製品が打抜き加工された
後に、その残されたジョイントを加工する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレス等のパンチ
プレスを用いて所望形状の製品を得るには、予め製品の
外寸に合わせて切断されたスケッチ材を購入し、縁部を
所定量だけ切断加工する場合もあるが、一般には、図7
(a)に示されているように、素材(定尺材)101か
ら多数個の製品102を同時に切り出す方法(いわゆる
多数個取り)が用いられている。このような多数個取り
を行う場合には、素材101中の全製品の加工が終了す
るまで各製品102が素材から外れないように、通常、
ミクロジョイント103もしくはワイヤジョイント10
4(図7(b),(c)参照)と称する細い桟状の部分
によって素材101と製品102とを接続するようにし
ている。これらミクロジョイント103およびワイヤジ
ョイント104は、後工程において主に人手でニッパ等
を用いて切断される。また、特にワイヤジョイント10
4については、切断後においても製品102側にいわゆ
る‘ひげ’や‘バリ’と称する余分な突出部が多く残る
ため、この突出部をグラインダを用いて除去するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のパン
チプレスを用いて例えば数十キロの重量を有する厚板製
品を加工する場合や、一辺の長さが例えば数百ミリとい
った大物製品を加工する場合には、加工途中で前記ジョ
イントが外れないように、そのジョイントの剛性を十分
に確保する必要があり、そのためそのジョイントの桟幅
を大きくとるようにしている。しかしながら、このよう
に剛性の大きいジョイントを用いると、後工程のジョイ
ント外し作業が容易ではなく、多くの工数が必要になっ
てしまうという問題点があった。また、このような問題
点に対処するため、ジョイントの剛性を出来るだけ小さ
くするとともに、加工時における素材の取扱いを緩やか
に行うことも考えられるが、このようにした場合には加
工時間が多くかかってしまって加工能率の低下が避けら
れない。
【0004】また、前記ミクロジョイントは、図7
(b)に示されているように隅部が角形状の製品のその
隅部のみに設けられるものであり、例えば隅部がアール
形状などのミクロジョイントを施せない製品に対しては
ワイヤジョイントを多く用いることとなる。ところが、
このワイヤジョイントは、前述のように切断後に製品側
に‘ひげ’等の突出部が多く残ってしまうため、後工程
においてこの突出部を除去する手入れ作業が必要とな
り、その作業に多大の労力を要するという問題点もあっ
た。
【0005】本発明は、前記問題点を解消するためにな
されたもので、製品の打抜き加工後におけるジョイント
の切断工数を低減するとともに、製品の手入れに要する
労力を低減し、かつ厚物や大物製品であっても加工時間
を増大させることのないパンチプレス加工におけるジョ
イント加工方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパンチプレ
ス加工におけるジョイント加工方法は、パンチプレス加
工により製品と素材とを接続するジョイントを残した状
態で製品が打抜き加工された後に、その残されたジョイ
ントを加工する方法であって、下面にシャー角が形成さ
れたパンチと、溝内に弾性材が埋め込まれたダイスとを
用いるとともに、これらパンチとダイスとの金型クリア
ランスを零もしくは負に設定し、これらパンチとダイス
とにより前記ジョイントの製品側端部をそのジョイント
の剪断が完全に終了しない深さまでパンチングすること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】パンチプレス加工により製品と素材との間にジ
ョイントを残した状態で打抜き加工されたワークは、そ
のジョイントの製品側端部が、ダイスとそのダイスの溝
内に埋め込まれている弾性材との境界線に位置するよう
にそのダイス上に載置され、その状態で、下面にシャー
角が形成されたパンチの先端が前記ジョイントの製品側
端部に位置するようにしてそのパンチが下降される。そ
の際、パンチとダイスとの金型クリアランスは零もしく
は負に設定され、また、パンチの下死点はジョイントの
剪断が完全に終了しない深さになるように設定されてい
るので、パンチの下降によってジョイントの製品側端部
はそのジョイントの厚みの大部分が切断された状態とな
る。したがって、こうして加工されたワークを後工程で
例えばハンマーにより上方から叩くだけで前記ジョイン
トの製品側端部は容易に切断され、それによって突出部
を最小に抑えた製品が得られる。
【0008】
【実施例】次に、本発明によるパンチプレス加工におけ
るジョイント加工方法の具体的実施例について、図面を
参照しつつ説明する。図1に、本発明の一実施例に係る
ジョイント加工装置の断面図を示す。図示のように、こ
の実施例のジョイント加工装置は、固定の水平テーブル
の上に載置されているダイス1と、このダイス1の上方
にそのダイス1に対向配置されるとともに、図示されな
い駆動機構によって昇降駆動されるパンチ2とを具えて
いる。
【0009】前記ダイス1の上面中央部には溝1aが形
成され、この溝1a内には、上部が前記ダイス1の上面
よりやや突出するようにしてウレタンゴムのような弾性
材3が埋め込まれている。また、前記パンチ2は、先端
部が図2に示されているような矩形断面に形成されると
ともに、その先端部にシャー角θが付けられており、ガ
イド4に沿って昇降動されるようになっている。ここ
で、ガイド4の下端の内側には、加工時に後述のワーク
6を押さえるための板押さえ5が固定されている。
【0010】図3に示されているように、前記ダイス1
とパンチ2との金型クリアランスcは、零もしくは負の
クリアランスとなるようにこれらダイス1およびパンチ
2の位置が調整されている。また、パンチ2のストロー
クは、図4に示されているように、下死点がダイス1の
上面のやや上方となるように、パンチ2の下降によって
ワーク6の剪断が完全に終了しない深さとなるように調
整されている。なお、パンチ2の下死点におけるパンチ
2の先端とダイス1の上面との隙間は例えばワーク6の
板厚の30〜40%程度に設定される。
【0011】以上のように構成されていることによっ
て、パンチプレス加工により製品7と素材(抜きかす)
8との間にジョイント9を残した状態で打抜き加工され
たワーク6は、そのジョイント9の製品7側の端部が、
ダイス1とそのダイス1の溝1a内に埋め込まれている
弾性材3との境界線に位置するようにそのダイス1上に
載置され、その状態でパンチ2がジョイント9の剪断が
完全に終了しない深さ位置まで下降される(図4参
照)。なお、この加工に際してワーク6の加工部の周囲
は板押さえ5で固定されている。
【0012】こうしてパンチ2が下降されると、ジョイ
ント9の製品7側の端部は弾性材3を収縮させつつダイ
ス1の溝1a内に入り込み、その製品側端部は厚みの大
部分が切断された状態となる。その後、パンチ2を上昇
させると、ワーク6は弾性材3の復元力によってダイス
1から押し上げられて容易に排出され、図5に示される
ような加工品が得られる。この加工品を、後工程で例え
ばハンマーにより上方から叩くと、製品7とジョイント
9との境界の肉薄部に亀裂が入って、図6に示されてい
るように製品7とジョイント9とに容易に切り離され、
製品7側にいわゆる‘ひげ’や‘バリ’と称する突出部
のほとんどない製品が得られる。なお、図6において、
二点鎖線は本実施例のジョイント加工装置による加工直
後の状態を、実線はその後ワークをハンマーで叩いて製
品7とジョイント9とを切り離した状態をそれぞれ示し
ている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、ワイヤジョイントしか付けられない形状の製品に
対して、いわゆる‘ひげ’や‘バリ’と称する余分な突
出部をほとんど残さずに、容易に製品を取り出すことが
でき、ジョイント切断に要する工数を大幅に低減するこ
とができ、また、切断後にグラインダにより突出部を除
去するといった製品の手入れに要する労力を低減するこ
とができる。また、十分な剛性を有するワイヤジョイン
トを用いることができるため、厚物や大物製品であって
も精度良くしかも高速でパンチプレス加工を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るジョイント加工装置の
断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB部拡大図
【図4】本発明の一実施例に係るジョイント加工装置に
よる加工状態説明図
【図5】本発明の一実施例に係るジョイント加工装置に
より加工された加工品の斜視図
【図6】本発明の一実施例に係るジョイント加工装置に
より加工された加工品をジョイントを外した状態で示す
説明図
【図7】従来の製品の多数個取りの説明図およびミクロ
ジョイント,ワイヤジョイントの説明図
【符号の説明】
1 ダイス 2 パンチ 3 弾性材 6 ワーク 7 製品 8 素材 9 ジョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレス加工により製品と素材とを
    接続するジョイントを残した状態で製品が打抜き加工さ
    れた後に、その残されたジョイントを加工する方法であ
    って、下面にシャー角が形成されたパンチと、溝内に弾
    性材が埋め込まれたダイスとを用いるとともに、これら
    パンチとダイスとの金型クリアランスを零もしくは負に
    設定し、これらパンチとダイスとにより前記ジョイント
    の製品側端部をそのジョイントの剪断が完全に終了しな
    い深さまでパンチングすることを特徴とするパンチプレ
    ス加工におけるジョイント加工方法。
JP30011192A 1992-11-10 1992-11-10 パンチプレス加工におけるジョイント加工方法 Withdrawn JPH06142784A (ja)

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JP30011192A JPH06142784A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 パンチプレス加工におけるジョイント加工方法

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JPH06142784A true JPH06142784A (ja) 1994-05-24

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ID=17880857

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JP30011192A Withdrawn JPH06142784A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 パンチプレス加工におけるジョイント加工方法

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JP (1) JPH06142784A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716667A (ja) * 1993-07-06 1995-01-20 Amada Co Ltd ワーク加工方法
JP2017001096A (ja) * 2015-04-29 2017-01-05 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG プレート状のワークのワーク部分の間における結合ウェブを押圧変形する装置および方法
DE102022127687A1 (de) 2022-10-20 2024-04-25 TRUMPF Werkzeugmaschinen SE + Co. KG Verfahren zum Erzeugen eines dickenreduzierten Verbindungsstegs beim Schneiden eines Werkstückteils aus einem plattenartigen Werkstück sowie zugehöriges Steuerungsprogrammprodukt

Cited By (3)

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JPH0716667A (ja) * 1993-07-06 1995-01-20 Amada Co Ltd ワーク加工方法
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Legal Events

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