JP3375268B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

Info

Publication number
JP3375268B2
JP3375268B2 JP13667097A JP13667097A JP3375268B2 JP 3375268 B2 JP3375268 B2 JP 3375268B2 JP 13667097 A JP13667097 A JP 13667097A JP 13667097 A JP13667097 A JP 13667097A JP 3375268 B2 JP3375268 B2 JP 3375268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
moving
inclination angle
stop
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13667097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10332415A (ja
Inventor
康弘 郡司
謙一郎 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Xanavi Informatics Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Xanavi Informatics Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13667097A priority Critical patent/JP3375268B2/ja
Publication of JPH10332415A publication Critical patent/JPH10332415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375268B2 publication Critical patent/JP3375268B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、移動体に備えられ
た加速度センサと種々の車載情報により移動体の移動距
離を検出することにより、移動体内部の速度情報を取り
出すことなく、移動***置情報を算出できるナビゲーシ
ョン装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用のナビゲーション装置で
あるカーナビゲーションシステムは、車両の進行方向の
移動距離を車輪の回転を検出することにより求め、回転
角の検出と併せて2次元平面上の自車位置を計算し表示
するよう構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな車輪の回転を検出する距離センサは、自動車の場
合、通常車体本体の距離センサ出力を取り出すことで代
用するが、このためにはその取り付けに関し専門的な知
識を有するディーラーやカーショップ等で行う必要があ
り、その際の取り付け費用や手間などユーザの負担は多
大なものであった。 【0004】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、移動体内部の速度情報を取り出すことなく、
簡易に取り付けられ、且つ移動体の進行方向の移動距離
を常時高精度に計測可能なナビゲーション装置を提供す
ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は、移動体の位
置を検出するナビゲーション装置において、前記移動体
の移動方向を少なくとも含む一方向以上での加速度成分
が検出可能であるように当該移動体に設置された、一軸
方向以上での加速度を検出する加速度検出手段と、前記
加速度検出手段の検出信号に基づいて、前記移動体が停
止状態にあるかを判断する移動体停止判断手段と、前記
移動体停止判断手段により前記移動体が停止していると
判断された時の、前記加速度検出手段の方向別の出力信
号の値を各々記憶する停止時加速度出力記憶手段と、前
記停止時加速度出力記憶手段に記憶された各々の方向の
停止時加速度出力を、前記加速度検出手段の出力信号か
ら各々差し引く加速度バイアス除去手段と、前記停止時
加速度出力記憶手段に記憶された、前記移動体の移動方
向の加速度検出信号を用いて、前記移動体の移動方向に
おける水平面からの傾斜角を算出するピッチング方向傾
斜角算出手段と、地図メモリと、前記地図メモリによる
移動***置での移動路傾斜角を算出する移動路傾斜角算
出手段と、前記ピッチング方向傾斜角算出手段で算出さ
れた前記移動方向における水平面からの傾斜角および前
記移動路傾斜角算出手段で算出された前記移動路傾斜角
から、前記加速度検出手段のピッチング方向取付角を算
出するピッチング方向取付角算出手段と、前記加速度バ
イアス除去手段から出力された方向別の加速度信号と、
前記ピッチング方向傾斜角算出手段で算出された前記移
動方向における水平面からの傾斜角と、前記ピッチング
方向取付角算出手段で算出された前記ピッチング方向取
付角とを用いて、前記移動体の移動方向距離を算出する
移動距離算出手段とを備えることを特徴とするナビゲー
ション装置によって達成される。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したナビゲー
ション装置の実施形態を図面を参照して説明する。な
お、以下の実施形態では、ナビゲーション装置は、自動
車等の地表を移動する移動体に搭載されるものとする。 【0016】本発明が適用されたナビゲーション装置の
第1の実施形態は、自動車用ナビゲーション装置であっ
て、そのハードウエア構成として、例えば図2に示すよ
うに、車両にかかる加速度を検出する加速度センサ30
2、及びその検出信号をもとに車両の走行速度、走行距
離、並びに走行位置を演算すると共に周辺装置の制御等
を行う、例えばマイクロコンピュータ(CPU、RA
M、ROM等を含む)により実現されるコントローラ3
00を有する。 【0017】加速度センサ302は、1軸あるいは2軸
以上の方向での加速度を検出するもので、車両進行方向
での加速度成分を少なくとも検出できるように当該車両
に取付けられるものとする。また、加速度センサ302
には、シリコンのマイクロマシニング技術により作製さ
れた静電容量型加速度センサを用いることにより、高感
度かつ小型化が実現できる。なお、必要とされる感度や
サイズによっては、他の種類の加速度センサを用いるこ
とも可能である。 【0018】本実施形態の装置は、さらに、移動体の方
位変化量(回転角速度)を検出するジャイロセンサ30
4、地球磁場を検出することにより移動体の絶対方位を
計測する地磁気センサ306、GPS衛星からのGPS
電波信号を受信することにより受信点の位置や移動速度
及び移動方位を計測するGPSセンサ308、道路地図
データをCD−ROM等を用いて記憶しておく地図メモ
リ310、及び、コントローラ300で推定した移動体
の現在位置を、地図メモリ310から読み出した周辺地
図に重ねてユーザに対し表示する、CRTや液晶ディス
プレイを備える表示装置312を有する。 【0019】ジャイロセンサ304、地磁気センサ30
6、GPSセンサ308は、いずれも移動体方位を計測
することができ、どれか一つだけを方位センサとして用
いる構成としても良い。 【0020】次に、本実施形態での各構成要素の詳細説
明を、図1を用いて行う。 【0021】本実施形態において、加速度検出部2は、
前述したように、静電容量型加速度センサ等を用いるこ
とにより実現できる。移動体停止判断部4は、加速度検
出部2の加速度信号に基づいて移動体が停止しているか
否かを判断する(詳細は図3を用いて後述する)。停止
時加速度出力記憶部6は、この移動体停止判断部4で停
止と判断された時の、加速度検出部2の出力をコントロ
ーラ300中のRAM上などに記憶する機能を持つ。 【0022】記憶された停止時加速度出力は、加速度セ
ンサ302そのものが持っているバイアス誤差成分や、
加速度センサ302が重力加速度の一部を移動体の移動
に伴う加速度と誤検出することによる誤差成分などを合
計した誤差分と見なし、加速度バイアス除去部8におい
て、それら誤差分を加速度検出部2の加速度信号から除
去する。誤差分が除去された加速度信号は、移動体の移
動に伴う加速度と見なすことができ、それを2回時間積
分することにより、移動体の移動距離を移動距離算出部
10で算出できる。 【0023】算出した移動距離と、ジャイロセンサ30
4、地磁気センサ306やGPSセンサ308よりなる
方位検出部32からの方位量により、移動***置算出部
12において、どの方向にどれだけ移動したか、すなわ
ち移動***置がわかる。この移動体の現在位置が、地図
メモリ310から読み出した周辺地図に重ねて表示装置
312に表示される。 【0024】次に、移動体停止判断部4の詳細内容につ
いて図3を用いて説明する。図3は、移動体50(車
両)が平地において停車または走行中にかかる加速度成
分を示したものである。本図最下方のグラフは、実際の
車両の走行速度の時間変化を表している。なお以下の説
明では、加速度センサ302は図中のx、y、z軸方向
52での計測を行なうもので(αx、αy、αz)、それ
ぞれ車両の進行方向、上下方向、左右方向に略一致する
ように取付けられているものとする。 【0025】車両は通常、停車中は上下方向(y軸)の
加速度成分のみ重力加速度g(9.8m/s)の値を示
し、他は零付近の加速度値を示す。ところが、停車から
走行状態に移ると、上下方向(y軸)の加速度成分が、
走行に伴う車体振動により重力加速度g付近で大きく揺
れ出すようになる。この信号の状態変化を捕らえて、車
両が停止状態か否かを判断することが可能となる。すな
わち、走行状態は、ある一定レベル以上の周波数または
振幅、もしくはその両方をもつ加速度波形が発生したか
などにより判断することができる。 【0026】ちなみに、進行方向(x軸)成分は走行状
態に応じた加速度を、左右方向(z軸)成分はハンドル
の切り具合に応じた加速度をそれぞれ示すようになる。
上下方向成分のように、停車、走行における加速度信号
波形の極端な差は出ないが、定性的には同じ傾向がある
ため、y軸の場合と同様な手法により停車、走行を判定
することが可能である。 【0027】上記のような手法により、移動体の停止状
態を判断し、その停止時に加速度出力を記憶する停止時
加速度出力記憶部6においては、各方向加速度αx、α
y、αzの停止時出力をRAM等に記憶し、さらに、加速
度バイアス除去部8においては、その記憶した停止時加
速度出力を加速度信号から差し引く。すなわち、図3の
加速度波形の停止時におけるオフセットが全てキャンセ
ルされることを意味する。 【0028】本実施形態では、その上で移動距離算出部
10により加速度の進行方向(x軸)成分の加速度を2
回積分することで、より一層正確な移動距離を求めてい
る。 【0029】また、移動体が停止していると判断されて
いる場合には、移動距離算出部10では、速度成分にお
ける誤差を除去するために、各方向速度vx、vy、v
zあるいは移動方向速度の出力をクリア(0に再設定)
しておく。 【0030】次に、図3において、xまたはz軸が何ら
かの理由で水平面にない場合について説明する。本実施
形態では、図1に示したように、停止時加速度出力記憶
部6に記憶された、少なくとも一方向、ここではxまた
はz軸方向の加速度検出信号に基づいて、加速度検出信
号の検出方向における水平面からの傾斜角を算出する傾
斜角算出部20を有しており、この傾斜角情報をも加味
して、移動距離算出部10において移動距離が算出され
る。 【0031】まず、図4を用いて、上記内容のx軸方
向、すなわち車両に対してピッチング方向に傾斜角があ
る場合を詳細に説明する。図4において、ピッチング方
向の傾斜角条件として、道路が傾斜している場合(傾斜
角θrz)と、加速度センサ302が車体に傾いて取り付
けられている場合(傾斜角θsz)を考慮した。 【0032】図4(1)は上記傾斜角が零(θrz=θsz
=0)の場合で図3と同じ条件である。図3同様、停車
から走行状態に変化した場合を想定しており、図中の加
速度出力は、進行方向の加速度をaとした場合の模式的
な出力波形である。停車状態での加速度0からある特定
のピーク加速度値まで増加し、また0に戻る出力波形と
なり、車両の進行方向の動きを忠実に表している。これ
を2回積分すれば精度の良い移動距離を算出することが
できる。 【0033】ところが、図4(2)のように、道路だけ
が傾斜した状態になると(θrz≠0、θsz=0)、図示
したように、停車状態でg・sinθrzだけオフセット
をもつようになり、走行中もそのオフセット分だけずれ
た出力波形となる。したがって、加速度センサ302の
車体取り付けを車両進行方向に合った状態(θsz=0)
にさえすれば、如何なる道路においても、停車中のオフ
セットだけ見積もることにより(オフセットg・sin
θrzの内、gは既知であるので、道路の傾斜角を求める
ことに等しい)、その後の走行する道路の傾斜角が大き
く変化しない限りにおいて上記図4(1)と同様に精度
の良い移動距離を算出することができる。すなわち、 【0034】 【数1】 【0035】となり、上式のa(右辺が加速度バイアス
除去部8での処理に相当)を2回積分すれば良い。 【0036】次に、図4(3)のように、加速度センサ
302が車体に傾いて取り付けられていて、かつ平坦な
道路にいる場合(θrz=0、θsz≠0)では、停車状態
でg・sinθszのオフセットをもつだけでなく、ピー
クの加速度振幅もa・cosθszとなり、これらを考慮
した上で移動距離の計算を行わないと大きな誤差を引き
起こすことになる。すなわち、 【0037】 【数2】 【0038】となり、上式のaを2回積分すれば良い。
すなわち、停車状態でオフセットg・sinθszを求
め、その後gが既知であることから傾斜角θszが求ま
り、そのθszを基に分母cosθszを計算し、aを算出
することができる。 【0039】さらに、図4(4)のように、両方の傾斜
角が重なって発生するより一般的な場合においては、 【0040】 【数3】 【0041】となり、上式のaを2回積分すれば良い。
すなわち、今度は停車状態で求められるオフセットはg
・sin(θrz+θsz)であり、傾斜角θszは直接求め
られない。 【0042】そのため、一度平坦と思われる道路におい
て上記図4(3)の状態を作り出し、そこで求めた加速
度センサ取り付け傾斜角θszを基に、数3の分母のco
sθszを計算し、aを算出することができる。 【0043】また、既知の道路の傾斜角を利用すること
もできる。ここでは、道路の傾斜角が地図メモリ310
等に入っていて、車両位置からその道路のピッチング方
向の傾斜角がわかる場合を考える。 【0044】この場合、図1に示すように、まず、前回
までの航法により移動***置算出部12で算出した車両
位置を基に、地図メモリ310より、現在走行中の道路
の傾斜角(θrz)を移動路傾斜角(ローリング、ピッチ
ング)算出部26で取得する。また、前述のように、停
止時の加速度出力を基に傾斜角算出部20(ピッチング
方向傾斜角算出部22)において、ピッチング方向傾斜
角を算出する。 【0045】これは、上記図4(4)の場合において
は、オフセットg・sin(θrz+θsz)からθrz+θ
szを算出することに相当する。このθrz+θszから、移
動路傾斜角算出部26で得たθrzを差し引くことによ
り、ピッチング方向取付角算出部28において、加速度
センサ取り付け傾斜角θszを計算することができる。 【0046】このような処理により、上記図4(4)で
述べた平坦道路でのθsz算出は必要なくなり、より一層
簡単に加速度aを求めることができ、精度良く移動距離
を求めることができる。こうして精度を高めた移動距離
を基に移動***置算出部12で今回の車両位置を求める
ことができる。 【0047】次に、図5に示すように、z軸方向、すな
わち車両に対してローリング方向に傾斜角がある場合を
考える。上図において、ローリング方向の傾斜角条件と
して、図4同様道路がバンク角等で傾斜している場合
(傾斜角θrx)と、加速度センサ302が車体に傾いて
取り付けられている場合(傾斜角θsx)を考慮した。 【0048】図4の進行方向の加速度aに相当するの
が、ここではハンドルを切って曲がる時に発生する遠心
力cである。この遠心力cは進行方向に対しほぼ直角方
向に作用するため、今求めたい進行方向の移動距離には
直接は関係しないが、車両に働く加速度の一つとしては
進行方向加速度と何ら変わりなく考えることができる。
したがって、図4と全く同じ論理で、ローリング方向の
取付角θsxを、図1のローリング方向取付角算出部30
において求めることができる。 【0049】これにより、図4のθszに続き、θsxも明
らかにすることができ、車両に働く力をより正確に捉え
ることができるようになる。図5の詳細説明について
は、図4とx軸がz軸に変わるだけで同じであるためこ
こでは省略する。 【0050】最後に、図6の上図に示すように、ヨーイ
ング方向のセンサ取付角θsyを考える。ヨーイング方向
に関しては、道路傾斜が関係ない代わりに、車両自体が
ハンドルを切ることにより、容易に方向を変えることが
できるため、そのヨーイング方向の回転を考慮に入れな
ければならない。ナビゲーション装置では通常、ヨーイ
ング方向の回転を検出するセンサが独立にあり、図1で
はそれを方位検出部32として、ジャイロセンサ30
4、地磁気センサ306、GPSセンサ308等を想定
している。 【0051】図6において、(1)と(2)がその方位
検出部32の出力を基に直進走行判断部34で直進走行
と判断される場合、(3)と(4)が一定角速度ωで回
転している場合、(1)と(3)が加速度センサの取付
角θsyが零の場合、(2)と(4)がある角度で傾いて
いる場合である。(2)においては、直進走行状態のた
め遠心力cが零であり、次式が成り立つ。 【0052】 【数4】 【0053】図1のヨーイング方向取付角算出部36で
は、上式のaとθsyで連立して解くことにより、進行方
向の加速度aと加速度センサ取付角θsyが同時に求めら
れる。また、(4)のように直進走行と見なせない場合
は、遠心力cの項が入ってきて、次式のようになる。 【0054】 【数5】 【0055】(2)の状態で求めた取付角θsyは変化し
ないとし、aとcに関して連立して解けば、求めたい進
行方向の加速度aが得られる。(1)と(3)は(2)
と(4)のθsyが零という特別な場合であるため、上記
数4及び数5による方法がそのまま適用できる。 【0056】また、進行方向にのみ加速度センサが設置
されている構成の場合でも、GPSセンサ308の速度
ベクトル情報を用いることにより取付角θsyを求めるこ
とができる。すなわち、GPSセンサ308によって計
測される速度ベクトルの大きさVGPSと、加速度成分αx
を積分して得られるVxとの関係は、以下の数6のよう
に表わされるため、この式からヨーイング方向の加速度
センサ取付角θsyが算出できる。 【0057】 【数6】 【0058】以上のようにすれば、直進走行でも非直進
走行でも、移動距離算出部10で上記方法により精度良
く移動距離を算出することができる。 【0059】以上、図4、5、6において、それぞれピ
ッチング方向、ローリング方向、ヨーイング方向を含む
面内だけに限定した説明をしてきた。しかし現実には、
ナビゲーション装置の取り付け容易性を優先すると、加
速度センサは任意の方向に向けられることになり、上記
3方向の議論を組み合わせる必要がある。この場合、算
術式は複雑になってしまうが、ナビゲーション装置に搭
載された演算装置にとってその計算量が許されるならそ
れでも良い。計算量を削減する必要がある場合は、近似
的に上記3ケースのいずれかに置き換えて計算する構成
としても良い。 【0060】また、加速度センサ302について、いっ
たん各方向での取付角が既知となった場合あるいは0と
近似できるような場合であれば、移動体の移動中の処理
として、地図メモり310より現在移動中の道路の傾斜
角を求め、この道路傾斜角を用いて加速度センサの出力
を補正して真の移動方向での加速度成分を求め、この加
速度成分を用いて、移動距離を算出する構成としても良
い。 【0061】本実施形態によれば、加速度センサ302
の3次元的な取り付け方向を、上述したような方法を採
用することで明らかにすることにより、車両の移動方向
の運動に無関係な重力や遠心力の影響を取り除くことが
でき、移動距離の算出精度を高めることができる。 【0062】さらに、本実施形態によれば、加速度セン
サ302の取り付け方向を車両の進行方向等(例えば上
記x、y、z方向)の予め定められた方向に正確に合わ
せる必要がなくなるため、ナビゲーション装置の設置が
非常に容易となる。 【0063】さらに、本実施形態によれば、車両側に設
けられている距離センサあるいは車速センサからの出力
を用いることなく、車両の現在位置を常時精度良く決定
することができる。 【0064】次に、本実施形態のナビゲーション装置の
処理手順の一例を、図8〜14のフローチャートを用い
て説明する。 【0065】本実施形態での主処理手順は、所定の時間
周期で繰り返されるもので、例えば図8に示されている
ゼネラルフローに示されているように、最初、本実施形
態のナビゲーション装置の電源ON(ステップ100)
後、予め定められた所定の初期処理(ステップ102)
が行われる。この初期処理の際、GPSセンサ308等
での初期処理も行われる。 【0066】ステップ104では、前回の本処理で移動
***置算出部12により得られた位置、あるいは前回の
位置が無ければ、上記GPSセンサ308での初期測位
結果を用いて現在位置を自動設定する。GPSセンサ3
08が通常測位可能でない場合には、手動でユーザが現
在位置を入力する構成としてもよい。 【0067】ステップ106では、表示処理部が、上記
で設定された現在位置を含む地図データを地図メモリ3
10から読み込み、さらに、当該地図データの示す地図
上に、移動体の現在位置を示す所定のマークを重畳させ
て表示するように、画像データを生成し、表示装置31
2へ送る。 【0068】その後、ステップ108では、以下の割り
込み処理110、112、114、116を許可する。 【0069】移動体停止判断割込処理110は、一定時
間Δt毎に入る処理であり、移動体が停止状態にあるこ
とを移動体停止判断部4において判定する。 【0070】移動距離算出割込処理112もまた、一定
時間Δt毎に入る処理であり、移動体の加速度を検出す
る加速度センサ302により得られたデータから、移動
距離算出部10により計算する。 【0071】移動方位算出割込処理114もまた、一定
時間Δt毎に入る処理であり、移動体の方位をジャイロ
センサ304により得られたデータから、方位検出部3
2により計算する。 【0072】移動***置算出割込処理116では、移動
方位算出割込処理114での算出結果と、移動距離算出
割込処理112での算出結果と、GPSセンサ308で
の測位結果と、地図メモリ310の情報とを相互に照合
して移動体の現在位置を推定する。 【0073】ステップ118では、移動***置算出部1
2が、さらに、移動***置算出割込処理116で推定さ
れた移動***置と、ステップ104で設定された移動体
の位置とを比較して、移動体の現在位置が移動している
かどうかの判定を行う。その結果、移動していれば(ス
テップ118でYes)、ステップ120において、表
示処理部が現在位置の表示を変更し、それに伴い地図の
更新が必要であれば更新する。また、移動していなけれ
ば(ステップ118でNo)、ステップ110以下の処
理を繰り返す。 【0074】次に、移動体停止判断部4により一定時間
Δt毎に実行される、移動体停止判断割込処理110の
処理手順を図9で説明する。 【0075】本処理では、最初にステップ130で、各
方向の加速度データを入力する。以下では図3に示した
ように、上下方向(y方向)加速度αyを用いて停止状
態を判定する例を説明するが、他方向の加速度データを
用いても同様な方法で停止状態が判定可能である。 【0076】ステップ132ではαyをメモリに記憶す
る(αyi)。ステップ134で記憶したαyのデータが
所定数たまったかどうかを判定する。たまっていなけれ
ば割込処理を終了し、たまっていればステップ136に
進む。ここでは、所定数のαyiの中から最大値、最小値
を選択し、その差分で振幅を算出する。 【0077】ステップ138では、その振幅が所定値よ
り大きいかどうかを判定し、大きければ走行中と見なし
ステップ142で停止中フラグをOFFにする。逆に小
さければ停止中と見なしステップ140で停止中フラグ
をONにし、割込処理を終了する。 【0078】次に、移動距離算出部10により一定時間
Δt毎に実行される、移動距離算出割込処理112の処
理手順を図10で説明する。 【0079】本処理では、最初にステップ150で、各
方向の加速度データを入力する。以下では、進行方向
(x方向)加速度αxを用いて移動距離を算出する場合
について説明する。 【0080】ステップ152で、図9にて判定した停止
中フラグにより停止中かどうかを知り、停止中であれば
ステップ162に進む。ここで、図1の停止時加速度出
力記憶部6の処理として、αxをメモリに記憶する(αx
i)。ステップ164で記憶したαxのデータが所定数た
まったかを判定する。たまっていればステップ166に
進み、所定数のαxiの平均値Bx(加速度バイアス)を
算出する。 【0081】ステップ167では、その平均値Bxをメ
モリに記憶し、更新する。ステップ164でαxが所定
数たまっていなければ、ステップ166、167は実行
されない。 【0082】ステップ168、169では、現在記憶さ
れている移動方向の速度Vu、距離dの値を0にリセッ
トして、割込処理を終了とする。 【0083】また、ステップ152で走行中であった場
合は、ステップ162から168の処理は実行されず、
ステップ162で蓄えてきたαxiが残っている時、その
メモリを無効にし、その後停止した時に新規にαxを記
憶し始めるようにする。 【0084】次に、ステップ156において、前述のよ
うにして停止時に求めた加速度バイアスBxを、加速度
データαxから除去する(加速度バイアス除去部8の処
理)。この時、加速度バイアスBxが求められる前であ
れば、Bxは零とする。 【0085】その後、ステップ158にて、加速度セン
サ302の移動体取付角や真の進行方向加速度を算出す
る。ステップ160で、その真の進行方向加速度を2回
積分することにより移動距離dを算出し、割込処理を終
了する。ここでは、進行方向(x方向)加速度αxだけ
バイアス補正しているが、他方向加速度においても同様
のバイアス補正が有効である。 【0086】上記ステップ158の処理を図11で詳し
く説明する。まず、ステップ170で、3方向加速度デ
ータ(バイアスデータも含む)、移動路傾斜角、加速度
センサ取付角を入力する。移動路傾斜角は地図メモリ3
10から、加速度センサ取付角は前回の本処理結果(メ
モリ記憶)から読み出される。 【0087】ステップ172で、上述した停止中フラグ
を用いて停止中かどうかを判定する。停止中であれば、
ステップ182に進み、ピッチング方向取付角θszを求
める。これは、図1のピッチング方向取付角算出部28
の処理で、前述した進行方向加速度αxの停止時バイア
ス量から図中の式(数7)によって算出できる。同様に
ステップ184では、ローリング方向取付角算出部30
の処理によりローリング方向取付角θsxを求める(数
8)。 【0088】 【数7】 【0089】 【数8】 【0090】ステップ186では、これら算出した取付
角をメモリに記憶、更新し、処理を終了する。なお、こ
こでは停止中のため、進行方向加速度は求めなくてよ
い。 【0091】ステップ172で走行中と判定された場合
は、ステップ174に進み、高速走行中(Vu>Vth)
でしかも直進中(ω<ωth)かどうかを判定する(直進
走行判断部34の処理)。この判定は、例えば予め定め
たしきい値Vth、ωthと計測値とを比較して行なう。上
記判定条件を満たした場合にはステップ188に進み、
高速直進中の進行方向加速度αxと左右方向加速度αzを
使って図示した連立方程式(上記数4)を解き、ヨーイ
ング方向取付角θsyと真の進行方向加速度aを算出する
(ヨーイング方向取付角算出部36の処理)。続いてス
テップ190で、そのヨーイング方向取付角θsyをメモ
リに記憶する。 【0092】ステップ174で高速且つ直進中でない場
合、ステップ176において図示した連立方程式(上記
数5)を解き、真の進行方向加速度aと真の左右方向加
速度cを求める。この際、ステップ188で算出し、ス
テップ190で記憶しておいたヨーイング方向取付角θ
syを用いる。 【0093】さらに、進行方向の1軸(x軸)について
検出された加速度値から、ステップ178において、上
記数3を用いて真の進行方向加速度a0が算出できる。
この時は、停止中の処理であるステップ182で算出
し、ステップ186で記憶したピッチング方向取付角θ
szのデータを用いることになる。 【0094】同じようにステップ180で、左右方向に
加速度値から以下の数9を用いて、真の左右方向加速度
0が計算できる。 【0095】 【数9】 【0096】ステップ176、188で求める真の進行
方向加速度a、真の左右方向加速度cは、ヨーイング方
向取付角だけを考慮して求められたもので、ステップ1
78、180で求める真の進行方向加速度a0、真の左
右方向加速度c0は、ピッチング方向取付角、ローリン
グ方向取付角をそれぞれ考慮して求められたものであ
り、理想的な状態では一致すべき値である。したがっ
て、本実施形態では、ステップ181において、これら
a、c、a0、c0を用いて、より精度の高い加速度を求
めている。具体的な演算処理としては、例えば、重み付
け平均処理や、aとa0、cとc0が各々予め定めた誤差
範囲で一致した場合にだけ有効として、いずれか一方の
値を採用する方法などして、最終的な真の進行方向加速
度および真の左右方向加速度を算出する。 【0097】なお、本実施形態では3軸方向に加速度セ
ンサを配置した場合について説明したが、進行方向の1
軸(x軸)にのみ加速度センサを設置した場合は、ステ
ップ178とそれに関連した処理(ステップ182等)
だけを行ない、真の進行方向加速度aを算出する構成と
しても良い。 【0098】以上のようにすれば、重力加速度や遠心力
等の影響を受けずに精度良く進行方向の真の加速度を算
出することができる。 【0099】次に、方位検出部32により一定時間Δt
毎に実行される、移動方位算出割込処理114の処理手
順を図12で説明する。 【0100】本処理では、最初にステップ190で、受
信可能なGPS衛星数が3個以上の場合には、後述する
移動***置算出割込処理116のステップ206により
算出されたGPS方位θgpsと、ジャイロセンサ304
により計測した回転角速度ω(=dθ/dt)とを取得
する。また、受信可能なGPS衛星数が3個未満の場合
には、移動***置算出割込処理116で得られたGPS
方位の代わりに、後述するステップ192の、前回処理
で求められたGPS方位θgpsを用いる。 【0101】ステップ192では、GPS方位θgps
に、図中に示すような、予め定めた補正係数a、bを含
む数式により、回転角速度ωを時間積分して足し込む。 【0102】なお、補正係数a、bは、使用するジャイ
ロセンサ304に応じて設定されるものであり、例えば
ジャイロ誤差の補正を全く必要がない場合は、a=1、
b=0と設定してもよい。通常、bはジャイロバイアス
誤差を表し、移動体停止時のジャイロ出力値を用いる。
この際、本発明では図9で述べた(原理は図3)移動体
停止判断割込処理110により、停止状態を判定すれば
よい。 【0103】次に、移動***置算出部12により一定時
間Δt毎に実行される、移動***置算出割込処理116
の処理手順を図13で説明する。 【0104】本処理では、最初にステップ200で、衛
星情報やGPSによる通常測位位置データXg、Yg、Z
gを入力する。ステップ202で、移動体の方位、距離
を各算出割込処理114、112の結果から取得する。 【0105】ステップ204でGPSが通常測位可能な
状態(受信衛星数3個以上)かどうか判定する。通常測
位可能な場合(ステップ204でYes)は、速度ベク
トル3成分が得られ、その内の水平成分Vx、Vyを用い
てステップ206のように方位を算出することができ
る。その算出した方位を直接θgpsに置き換えてもよい
が、フィルタリング処理を施してもよい。また、受信可
能なGPS衛星数が1または2個の場合(ステップ20
4でNo)は、ステップ206のGPSの速度ベクトル
による方位の再設定が行えず、移動方位算出割込処理1
14でのジャイロデータによる角速度の積算によっての
み移動方位が定まる。 【0106】その後、ステップ208において、移動方
位θgpsと移動距離dにより、移動体の水平面での移動
距離成分ΔX、ΔYが算出され、ステップ210で前回
の処理で求められている現在位置座標X、Yに各々足し
込み、新たな位置X、Yを求める。 【0107】こうして求められた位置X、Yは、ステッ
プ212において、GPS通常測位可能時に出力される
GPS測位位置Xg、Yg、Zgと比較され、大きく離れ
ている場合(ステップ212でYes)はステップ21
4に進み、GPS測位位置Xg、Ygにリセットされる。
そしてステップ216のマップマッチング処理に入る。
このマップマッチング処理を図14で説明する。まず
現在位置X、Yと移動体方位θgpsがステップ220で
入力され、続いてステップ222でX、Y近傍の道路デ
ータが地図メモリ310から読み込まれる。 【0108】次に、ステップ224において、現在位置
X、Yを中心として所定距離以内にある道路リンクを全
て検索する。この際、所定距離以内にある各道路リンク
に下ろした垂線の足をXm、Ymとする。 【0109】各道路リンクに対してステップ226で
は、移動体方位θgpsとリンク方位が比較され、所定値
以内で一致している場合、ステップ228に進む。そし
て、その道路リンクに相当する道路を走行していると見
なし、ステップ228において、現在位置が道路リンク
上のXm、Ymにマッチングされる。そして、移動***置
算出割込処理116の最終結果として道路リンク上のX
m、Ymが出力される。この時、位置だけでなく移動体方
位も道路リンクの方位に合わせてもよい。これにより、
図13のステップ206による方位の再設定が行えない
状態、すなわちGPSの通常測位が行えない状態が長く
続いても、移動体方位に大きな誤差が発生することを防
ぐことができる。 【0110】ステップ226においてNoとなった場合
は、再度ステップ224に戻り、別の道路リンクに対し
同様の比較を試みる(ステップ230)。そして、ステ
ップ224で検索した所定距離以内にある全ての道路リ
ンクに対し、ステップ226が満足されない場合、マッ
チングすべき道路リンクが無いと判断し、現在位置X、
Yは入力値のまま移動***置算出割込処理116の最終
結果として出力される。 【0111】このようにして得られた移動***置データ
により、その周辺の地図データを読み出し、移動体の現
在位置を示す所定のマークを地図上に重畳させて表示す
るように、画像データを生成し、表示装置312へ送
る。また、この移動***置データは、図1で示したよう
に、移動路傾斜角算出部26にも入力され、その位置デ
ータに基づき地図メモリ310から現在移動体が走行中
の移動路の傾斜角が読み出される。 【0112】また、図2のセンサ構成において、加速度
センサ302のように停止時に補正が必要なセンサにつ
いては、図1の移動体停止判断部4で行う停止判断に基
づいて補正してもよい。 【0113】すなわち、例えばジャイロセンサ304等
は図7に示すように、加速度センサ302の信号出力に
基づく移動体停止判断部4において、停止と判断した時
のジャイロセンサ304からの角速度出力を、停止時角
速度出力記憶部60で記憶し、その記憶された停止時角
速度出力を用いて、ジャイロセンサ出力の角速度バイア
スを、角速度バイアス除去部62にて除去する。こうし
て精度を高めた角速度データと、上記実施形態のように
加速度信号から算出した移動距離を用いて移動体の位置
を、移動***置算出部12にて求める。 【0114】このようにすれば、ジャイロセンサ等の補
正用に新たに停止時センサを設ける必要が無く、かつ、
ジャイロセンサによる回転角の検出精度を高めることが
できる。 【0115】 【発明の効果】本発明のナビゲーション装置によれば、
加速度センサを用い且つその3次元的な取り付け方向を
明らかにすることにより、移動体の移動方向の運動に無
関係な重力や遠心力の影響を取り除くことができ、移動
距離の算出精度を高めることができる。 【0116】これにより、移動体内部の速度情報を取り
出す必要がなくなるため、装置取り付けの際にユーザが
被っていた手間やコストが全くかからず、且つ移動体の
進行方向の移動距離を常時高精度に計測可能なナビゲー
ション装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のナビゲーション装置の一実施形態の構
成を示すブロック図。 【図2】本発明のハードウエア構成例を示すブロック
図。 【図3】本発明の移動体停止判断の原理を説明する説明
図。 【図4】移動距離を算出する際のピッチング方向条件を
説明する説明図。 【図5】移動距離を算出する際のローリング方向条件を
説明する説明図。 【図6】移動距離を算出する際のヨーイング方向条件を
説明する説明図。 【図7】本発明の移動体停止判断手段をジャイロセンサ
の停止時補正に適用する場合の装置の構成例を示すブロ
ック図。 【図8】本発明のナビゲーション装置のゼネラルフロー
を示すフローチャート。 【図9】図8中の移動体停止判断割込処理のフローチャ
ート。 【図10】図8中の移動距離算出割込処理のフローチャ
ート。 【図11】図10中の取付角、進行方向加速度aの算出
処理のフローチャート。 【図12】図8中の移動方位算出割込処理のフローチャ
ート。 【図13】図8中の移動***置算出割込処理のフローチ
ャート。 【図14】図13中のマップマッチング処理のフローチ
ャート。 【符号の説明】 2…加速度検出部、4…移動体停止判断部、6…停止時
加速度出力記憶部、8…加速度バイアス除去部、10…移
動距離算出部、12…移動***置算出部、20…傾斜角算出
部、22…ピッチング方向傾斜角算出部、24…ローリング
方向傾斜角算出部、26…移動路傾斜角算出部、28…ピッ
チング方向取付角算出部、30…ローリング方向取付角算
出部、32…方位検出部、34…直進走行判断部、36…ヨー
イング方向取付角算出部、302…加速度センサ、304…ジ
ャイロセンサ、306…地磁気センサ、308…GPSセン
サ、310…地図メモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−215564(JP,A) 特開 平9−96535(JP,A) 特開 平8−285621(JP,A) 特開 平9−5352(JP,A) 特開 平8−327378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/16 G01C 9/06 G01C 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】移動体の位置を検出するナビゲーション装
    置において、 前記移動体の移動方向を少なくとも含む一方向以上での
    加速度成分が検出可能であるように当該移動体に設置さ
    れた、一軸方向以上での加速度を検出する加速度検出手
    段と、 前記加速度検出手段の検出信号に基づいて、前記移動体
    が停止状態にあるかを判断する移動体停止判断手段と、 前記移動体停止判断手段により前記移動体が停止してい
    ると判断された時の、前記加速度検出手段の方向別の出
    力信号の値を各々記憶する停止時加速度出力記憶手段
    と、 前記停止時加速度出力記憶手段に記憶された各々の方向
    の停止時加速度出力を、前記加速度検出手段の出力信号
    から各々差し引く加速度バイアス除去手段と、 前記停止時加速度出力記憶手段に記憶された、前記移動
    体の移動方向の加速度検出信号を用いて、前記移動体の
    移動方向における水平面からの傾斜角を算出するピッチ
    ング方向傾斜角算出手段と、 地図メモリと、 前記地図メモリによる移動***置での移動路傾斜角を算
    出する移動路傾斜角算出手段と、 前記ピッチング方向傾斜角算出手段で算出された前記移
    動方向における水平面からの傾斜角および前記移動路傾
    斜角算出手段で算出された前記移動路傾斜角から、前記
    加速度検出手段のピッチング方向取付角を算出するピッ
    チング方向取付角算出手段と、 前記加速度バイアス除去手段から出力された方向別の加
    速度信号と、前記ピッチング方向傾斜角算出手段で算出
    された前記移動方向における水平面からの傾斜角と、前
    記ピッチング方向取付角算出手段で算出された前記ピッ
    チング方向取付角とを用いて、前記移動体の移動方向距
    離を算出する移動距離算出手段とを備えることを特徴と
    するナビゲーション装置。
JP13667097A 1997-05-27 1997-05-27 ナビゲーション装置 Expired - Lifetime JP3375268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13667097A JP3375268B2 (ja) 1997-05-27 1997-05-27 ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13667097A JP3375268B2 (ja) 1997-05-27 1997-05-27 ナビゲーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10332415A JPH10332415A (ja) 1998-12-18
JP3375268B2 true JP3375268B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=15180744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13667097A Expired - Lifetime JP3375268B2 (ja) 1997-05-27 1997-05-27 ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3375268B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112015006920T5 (de) 2015-10-15 2018-05-30 Mitsubishi Electric Corporation Positionierungsgerät und Positionierungsverfahren
EP4286233A1 (en) * 2022-05-30 2023-12-06 Hyundai Mobis Co., Ltd. Apparatus and method for estimating vehicle pitch relative to road

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4110846B2 (ja) * 2002-06-12 2008-07-02 株式会社デンソー カーナビゲーション装置による車両のピッチ角検出方法およびカーナビゲーション装置
CN101251383A (zh) * 2002-08-28 2008-08-27 索尼株式会社 电子仪器装置、信号补偿装置和信号补偿方法
JP4108443B2 (ja) * 2002-10-30 2008-06-25 松下電器産業株式会社 測位装置および測位装置の設置状態診断方法
JP4191499B2 (ja) * 2003-02-03 2008-12-03 パイオニア株式会社 車載装置
JP4063149B2 (ja) * 2003-05-28 2008-03-19 株式会社デンソー 車両角速度検出装置
US7346452B2 (en) * 2003-09-05 2008-03-18 Novatel, Inc. Inertial GPS navigation system using injected alignment data for the inertial system
JP2005274186A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置の加速度算出方法
JP4443978B2 (ja) * 2004-03-30 2010-03-31 株式会社ナビタイムジャパン 携帯型ナビゲーション装置
JP4736866B2 (ja) * 2005-04-28 2011-07-27 株式会社デンソー ナビゲーション装置
JP2006349446A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 移動距離算出装置
JP2007040763A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toyota Motor Corp 加速度センサの補正装置
JP2007107951A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 取付け角度算出装置
JP4591328B2 (ja) * 2005-11-18 2010-12-01 株式会社デンソー 車両の走行状態検出装置、ナビゲーション装置、及びプログラム
JP2008003002A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 角速度計測装置
JP4641290B2 (ja) * 2006-07-31 2011-03-02 富士通テン株式会社 運転情報記録装置
JP4784447B2 (ja) * 2006-08-31 2011-10-05 ソニー株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション制御方法及びナビゲーション制御プログラム
JP4779891B2 (ja) * 2006-09-04 2011-09-28 ソニー株式会社 ナビゲーション装置、停止検出方法及び停止検出プログラム
US20080071476A1 (en) * 2006-09-19 2008-03-20 Takayuki Hoshizaki Vehicle dynamics conditioning method on MEMS based integrated INS/GPS vehicle navigation system
WO2008087778A1 (ja) * 2007-01-18 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corporation カーナビゲーション装置
JP4781300B2 (ja) * 2007-03-01 2011-09-28 アルパイン株式会社 位置検出装置および位置検出方法
JP2009109264A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用距離検出装置
JP5106154B2 (ja) * 2008-01-28 2012-12-26 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 車両監視システムおよび車両監視方法
JP4941343B2 (ja) * 2008-02-07 2012-05-30 富士通株式会社 移動方向算出装置および移動方向算出プログラム
JP4739378B2 (ja) * 2008-08-07 2011-08-03 パイオニア株式会社 取付け角度検出装置
JP2010054374A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Tokyo Keiki Inc 移動検知装置
JP2010203881A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Cellstar Kogyo Kk トンネル内取締機対応の道路交通情報受信装置
JP5736106B2 (ja) * 2009-05-19 2015-06-17 古野電気株式会社 移動状態検出装置
US20100318257A1 (en) * 2009-06-15 2010-12-16 Deep Kalinadhabhotla Method and system for automatically calibrating a three-axis accelerometer device
JPWO2011016116A1 (ja) * 2009-08-05 2013-01-10 パイオニア株式会社 停車判定装置、停車判定方法、停車判定プログラム及び記憶媒体
DE112010005363T5 (de) * 2010-03-10 2012-12-20 Mitsubishi Electric Corporation Fahrzeugzustand-Erfassungsvorrichtung und Fahrzeugzustand-Erfassungssystem
JP5075242B2 (ja) * 2010-10-28 2012-11-21 富士通テン株式会社 ドライブレコーダ
JP2012141219A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Pioneer Electronic Corp 傾斜角検出装置、方法、プログラムおよび記録媒体
EP2899547B1 (en) 2013-12-05 2016-09-28 Huawei Device Co., Ltd. Method and apparatus for determining acceleration of vehicle
JP2017161556A (ja) * 2017-06-27 2017-09-14 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2019066498A (ja) * 2019-02-04 2019-04-25 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112015006920T5 (de) 2015-10-15 2018-05-30 Mitsubishi Electric Corporation Positionierungsgerät und Positionierungsverfahren
DE112015006920B4 (de) 2015-10-15 2019-06-27 Mitsubishi Electric Corporation Positionierungsvorrichtung und Positionierungsverfahren
EP4286233A1 (en) * 2022-05-30 2023-12-06 Hyundai Mobis Co., Ltd. Apparatus and method for estimating vehicle pitch relative to road

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10332415A (ja) 1998-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3375268B2 (ja) ナビゲーション装置
US7463953B1 (en) Method for determining a tilt angle of a vehicle
JP4736866B2 (ja) ナビゲーション装置
US5323152A (en) Apparatus for detecting the position of a vehicle
JP2669889B2 (ja) 自立航法装置に用いる角速度センサの較正装置
EP0566391B1 (en) Apparatus for detecting the position of a vehicle
US20020022924A1 (en) Propagation of position with multiaxis accelerometer
JPH04208808A (ja) 旋回角速度センサのオフセット補正装置
JP4392074B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
CN101576387A (zh) 导航信息修正方法及其导航装置
JP2000356647A (ja) 加速度センサのオフセット誤差検出方法及び装置、車両用現在位置検出装置、ナビゲーション装置
WO2000050917A1 (en) Vehicle navigation system with correction for selective availability
JP2004125689A (ja) 自立航法用位置算出システム
JP2011209162A (ja) ナビゲーション装置
JPH0942979A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP4063149B2 (ja) 車両角速度検出装置
JPH10253352A (ja) 移動判定装置及びナビゲーション装置
JPH08327378A (ja) 車両位置算出装置
JP2577160B2 (ja) 車両位置検出装置
JP3381520B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2002174531A (ja) 移動方位算出装置、移動方位算出方法および移動方位算出プログラムを記録した記録媒体
JP3338249B2 (ja) 移動体進行加速度算出装置とその装置を使用する移動***置速度算出装置
JP3331865B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3451636B2 (ja) 速度センサ係数算出装置
JP2006189450A (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term