JP3373151B2 - 電磁型発音体 - Google Patents
電磁型発音体Info
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- JP3373151B2 JP3373151B2 JP12968398A JP12968398A JP3373151B2 JP 3373151 B2 JP3373151 B2 JP 3373151B2 JP 12968398 A JP12968398 A JP 12968398A JP 12968398 A JP12968398 A JP 12968398A JP 3373151 B2 JP3373151 B2 JP 3373151B2
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- Japan
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- case
- coil
- coil spring
- lower case
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R11/00—Transducers of moving-armature or moving-core type
- H04R11/02—Loudspeakers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石で振動板を
振動させることにより発音する電磁発音体に係わり、特
に、プリント基板等に実装する際に小型、薄型で作業性
良く取り付けられる電極端子構造を具備した電磁型発音
体に関する。
振動させることにより発音する電磁発音体に係わり、特
に、プリント基板等に実装する際に小型、薄型で作業性
良く取り付けられる電極端子構造を具備した電磁型発音
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年の小型電子部品の表面実装化に伴
い、小型ブザーである電磁発音体をプリント基板に直接
実装する表面実装型が主流になり、携帯電話やポケット
ベルなどページャーの呼び出しに多く使用されている。
い、小型ブザーである電磁発音体をプリント基板に直接
実装する表面実装型が主流になり、携帯電話やポケット
ベルなどページャーの呼び出しに多く使用されている。
【０００３】従来の電磁発音体として、特開平８−３２
１６７０号公報にその技術が開示されている。図５は、
従来技術に係わる電磁型発音体の斜視図である。図５に
おいて、電磁型発音体２０は、ヨークや振動板等の発音
部材が内蔵されている円筒状のケース２１と、ケース２
１の上面から斜め下方に延びる一対の電極端子２２とで
構成されている。前記電極端子２２はバネ鋼やステンレ
ス鋼等によって形成されており、全体がバネ性を備えて
いる。また、下方に延びた電極端子２２の先端部が上向
きにくの字状に屈曲しており、この屈曲部２３の外側面
がプリント基板上に形成された配線パターンに弾性的に
圧接する。更に、電極端子２２の屈曲部２３にはプリン
ト基板上に形成された配線パターン上に圧接する部分に
突起部２４が設けられている。
１６７０号公報にその技術が開示されている。図５は、
従来技術に係わる電磁型発音体の斜視図である。図５に
おいて、電磁型発音体２０は、ヨークや振動板等の発音
部材が内蔵されている円筒状のケース２１と、ケース２
１の上面から斜め下方に延びる一対の電極端子２２とで
構成されている。前記電極端子２２はバネ鋼やステンレ
ス鋼等によって形成されており、全体がバネ性を備えて
いる。また、下方に延びた電極端子２２の先端部が上向
きにくの字状に屈曲しており、この屈曲部２３の外側面
がプリント基板上に形成された配線パターンに弾性的に
圧接する。更に、電極端子２２の屈曲部２３にはプリン
ト基板上に形成された配線パターン上に圧接する部分に
突起部２４が設けられている。
【０００４】次に、図６は、他の従来技術に係わる電磁
型発音体の斜視図である。図６において、電磁型発音体
３０は、上記した従来技術と同様に、ヨークや振動板等
の発音部材が内蔵されている円筒状のケース３１と、こ
のケース３１の上面から厚み方向に延びる一対のバネ性
を有する電極端子３２とで構成される。この電極端子３
２は、ケース３１の上方に湾曲して略Ｕ字状に延びてい
る。そして、Ｕ字部分にプリント基板上に形成された配
線パターン上に圧接する部分に突起部３３が設けられて
いる。
型発音体の斜視図である。図６において、電磁型発音体
３０は、上記した従来技術と同様に、ヨークや振動板等
の発音部材が内蔵されている円筒状のケース３１と、こ
のケース３１の上面から厚み方向に延びる一対のバネ性
を有する電極端子３２とで構成される。この電極端子３
２は、ケース３１の上方に湾曲して略Ｕ字状に延びてい
る。そして、Ｕ字部分にプリント基板上に形成された配
線パターン上に圧接する部分に突起部３３が設けられて
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た２つの電磁型発音体には次のような共通の問題点があ
る。即ち、発音体の基板に電極端子を１本、１本半田付
けする大変面倒な作業がある。また、１本、１本の半田
付けのため、電極端子の端部の位置・高さが不揃いにな
り易い。また、基板及びバネが単品加工のため部材及び
加工コストが高い。また、電極端子がケースの外周部分
に飛び出す構造のため少スペースに取り付けが不適であ
る（図５）。また、厚み方向が厚くなる構造で薄型化に
不適である（図６）等の様々な問題があった。
た２つの電磁型発音体には次のような共通の問題点があ
る。即ち、発音体の基板に電極端子を１本、１本半田付
けする大変面倒な作業がある。また、１本、１本の半田
付けのため、電極端子の端部の位置・高さが不揃いにな
り易い。また、基板及びバネが単品加工のため部材及び
加工コストが高い。また、電極端子がケースの外周部分
に飛び出す構造のため少スペースに取り付けが不適であ
る（図５）。また、厚み方向が厚くなる構造で薄型化に
不適である（図６）等の様々な問題があった。
【０００６】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、電極端子加工、固着等によりコ
ストダウンを図り、電極端子の位置精度を向上し接触性
のアップにより信頼性が向上し、小型、薄型化構造で少
スペースで取り付け可能な電磁型発音体を提供するもの
である。
のであり、その目的は、電極端子加工、固着等によりコ
ストダウンを図り、電極端子の位置精度を向上し接触性
のアップにより信頼性が向上し、小型、薄型化構造で少
スペースで取り付け可能な電磁型発音体を提供するもの
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電磁発音体は、上ケースと下ケースを固着
し放音孔を有するケース本体と、前記ケース本体内に収
納されるヨークと、該ヨークの中央部に設けられた鉄芯
と、前記ヨーク上の周囲に配置されたマグネットと、前
記ケース本体の内部にあって前記マグネットと前記鉄芯
と前記ヨークにより磁気回路を形成するように、前記マ
グネットに対向して配置された振動板と、前記鉄芯の周
囲に配置された励磁コイルと、前記励磁コイルの端末を
結線し外部との接続を図るための外部接続端子とを有す
る電磁型発音体において、前記下ケースにあって、一方
の端部にコイル端末接続部を有する電気的導通部材と、
該電気的導通部材の他方の端部には下ケースに設けられ
たコイルバネ収納部に収納され、且つ、前記電気的導通
部材に電気的に接続され下ケースの底面から突出するコ
イルバネよりなる電極端子を有し、前記励磁コイルの端
末を前記電気的導通部材に形成されたコイル端末接続部
に電気的に接続され、かつ、前記電気的導通部材は、下
ケースにインサートモールドされ、一方の端部にコイル
端末部を露出する一対のリードフレームであることを特
徴とするものである。
に、本発明の電磁発音体は、上ケースと下ケースを固着
し放音孔を有するケース本体と、前記ケース本体内に収
納されるヨークと、該ヨークの中央部に設けられた鉄芯
と、前記ヨーク上の周囲に配置されたマグネットと、前
記ケース本体の内部にあって前記マグネットと前記鉄芯
と前記ヨークにより磁気回路を形成するように、前記マ
グネットに対向して配置された振動板と、前記鉄芯の周
囲に配置された励磁コイルと、前記励磁コイルの端末を
結線し外部との接続を図るための外部接続端子とを有す
る電磁型発音体において、前記下ケースにあって、一方
の端部にコイル端末接続部を有する電気的導通部材と、
該電気的導通部材の他方の端部には下ケースに設けられ
たコイルバネ収納部に収納され、且つ、前記電気的導通
部材に電気的に接続され下ケースの底面から突出するコ
イルバネよりなる電極端子を有し、前記励磁コイルの端
末を前記電気的導通部材に形成されたコイル端末接続部
に電気的に接続され、かつ、前記電気的導通部材は、下
ケースにインサートモールドされ、一方の端部にコイル
端末部を露出する一対のリードフレームであることを特
徴とするものである。
【０００８】
【０００９】また、前記下ケースに設けられたコイルバ
ネ収納部は、前記下ケースの底面に直交して配設されて
いる少なくとも一対のコイルバネ収納孔であることを特
徴するものである。
ネ収納部は、前記下ケースの底面に直交して配設されて
いる少なくとも一対のコイルバネ収納孔であることを特
徴するものである。
【００１０】また、前記コイルバネ収納孔の内径及びそ
の深さは、コイルバネを収納・圧縮した状態においてコ
イルバネが収納孔に収納されることを特徴とするもので
ある。
の深さは、コイルバネを収納・圧縮した状態においてコ
イルバネが収納孔に収納されることを特徴とするもので
ある。
【００１１】また、前記電気的導通部材と前記コイルバ
ネとの電気的接続手段は、半田付け等で固着して前記両
者を電気的に接続したことを特徴とするものである。
ネとの電気的接続手段は、半田付け等で固着して前記両
者を電気的に接続したことを特徴とするものである。
【００１２】また、前記電気的導通部材に形成されたコ
イル端末接続部と励磁コイルの端末との半田等の接続部
にコイルを保護するためにシリコンコーティングを施し
たことを特徴とするものである。
イル端末接続部と励磁コイルの端末との半田等の接続部
にコイルを保護するためにシリコンコーティングを施し
たことを特徴とするものである。
【００１３】また、前記コイルバネは、上ケースと下ケ
ースを組込む前に、下ケース側よりコイルバネ収納部に
収納され、電気的導通部材に設けられたコイルバネ接続
部に コイルバネの端部を電気的接続手段で接続した後、
上ケースを組込み、コイルバネを発音体の共鳴室内の一
部のスペースを用いて収納、接続したことを特徴とする
ものである。
ースを組込む前に、下ケース側よりコイルバネ収納部に
収納され、電気的導通部材に設けられたコイルバネ接続
部に コイルバネの端部を電気的接続手段で接続した後、
上ケースを組込み、コイルバネを発音体の共鳴室内の一
部のスペースを用いて収納、接続したことを特徴とする
ものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る電磁発音体について説明する。図１〜図４は本発明の
実施の形態である電磁発音体に係わり、図１は、電磁発
音体の平面図である。図２は、図１のＡ−Ａ線断面図で
ある。図３は、図１の右側面図である。図４は、図３に
おける電磁型発音体をプリント基板に取り付けた状態の
側面図である。
る電磁発音体について説明する。図１〜図４は本発明の
実施の形態である電磁発音体に係わり、図１は、電磁発
音体の平面図である。図２は、図１のＡ−Ａ線断面図で
ある。図３は、図１の右側面図である。図４は、図３に
おける電磁型発音体をプリント基板に取り付けた状態の
側面図である。
【００１５】図１及び図２において、１５は電磁型発音
体である。電磁型発音体１５は、ケース本体１に内蔵さ
れたヨークや振動板等の発音部材と、ケース本体１から
外部に突出した電極バネ端子であるコイルバネ１２とで
構成される。ケース本体１は下ケース２と上ケース３を
固着することにより放音孔１ａを形成する。前記下ケー
ス２には、電気的導通部材である一対リードフレーム１
０がインサートモールドされ、また、コイルバネ１２を
収納する２つの収納穴２ａ及び空気逃げ２ｂとが形成さ
れている。下ケース２に磁性材料からなるヨーク４をエ
ポキシ接着剤５により固着する。前記ケース本体１内に
収納する発音部材としては、前記ヨーク４の中央部に設
けられた鉄芯６と、前記ヨーク４上の周囲に配置された
マグネット７と、前記ケース本体１の内部にあってマグ
ネット７と鉄芯６とヨーク４により磁気回路を形成する
ように、前記マグネット７に対向して振動板８を配置す
る。前記鉄芯６の周囲に励磁コイル９を配置する。前記
励磁コイル９の端末９ａ結線し外部との接続を図るため
に、一対のリードフレーム１０と、このリードフレーム
１０と接続するコイルバネ１２とにより構成される。こ
のリードフレーム１０は、プレス加工された後一方の端
部がコイルの端末接続部１０ａを露出するように下ケー
ス２内にインサートモールドされ、このリードフレーム
１０の他方の端部には下ケース２に設けられたコイルバ
ネ収納部であるコイルバネ収納孔２ａに収納され、且
つ、リードフレーム１０に半田１１で半田付けされ下ケ
ース２の上面から突出する一対のコイルバネ１２に接続
される。
体である。電磁型発音体１５は、ケース本体１に内蔵さ
れたヨークや振動板等の発音部材と、ケース本体１から
外部に突出した電極バネ端子であるコイルバネ１２とで
構成される。ケース本体１は下ケース２と上ケース３を
固着することにより放音孔１ａを形成する。前記下ケー
ス２には、電気的導通部材である一対リードフレーム１
０がインサートモールドされ、また、コイルバネ１２を
収納する２つの収納穴２ａ及び空気逃げ２ｂとが形成さ
れている。下ケース２に磁性材料からなるヨーク４をエ
ポキシ接着剤５により固着する。前記ケース本体１内に
収納する発音部材としては、前記ヨーク４の中央部に設
けられた鉄芯６と、前記ヨーク４上の周囲に配置された
マグネット７と、前記ケース本体１の内部にあってマグ
ネット７と鉄芯６とヨーク４により磁気回路を形成する
ように、前記マグネット７に対向して振動板８を配置す
る。前記鉄芯６の周囲に励磁コイル９を配置する。前記
励磁コイル９の端末９ａ結線し外部との接続を図るため
に、一対のリードフレーム１０と、このリードフレーム
１０と接続するコイルバネ１２とにより構成される。こ
のリードフレーム１０は、プレス加工された後一方の端
部がコイルの端末接続部１０ａを露出するように下ケー
ス２内にインサートモールドされ、このリードフレーム
１０の他方の端部には下ケース２に設けられたコイルバ
ネ収納部であるコイルバネ収納孔２ａに収納され、且
つ、リードフレーム１０に半田１１で半田付けされ下ケ
ース２の上面から突出する一対のコイルバネ１２に接続
される。
【００１６】前記したインサートモールドされたリード
フレーム１０とコイルバネ１２の接続は、図２及び図３
に示すように、上ケース３と下ケース２を組込む前に、
下ケース２側よりコイルバネ１２をコイルバネ収納孔２
ａ内に収納し、リードフレーム１０に設けられたコイル
バネ取付け用孔１０ｂにコイルバネ１２の先端部１２ａ
を挿入し半田１１にて半田付け後で上ケース３を組込
み、コイルバネ１２を発音体の共鳴室内１６の一部のス
ペースを用いて収納・接続する。
フレーム１０とコイルバネ１２の接続は、図２及び図３
に示すように、上ケース３と下ケース２を組込む前に、
下ケース２側よりコイルバネ１２をコイルバネ収納孔２
ａ内に収納し、リードフレーム１０に設けられたコイル
バネ取付け用孔１０ｂにコイルバネ１２の先端部１２ａ
を挿入し半田１１にて半田付け後で上ケース３を組込
み、コイルバネ１２を発音体の共鳴室内１６の一部のス
ペースを用いて収納・接続する。
【００１７】次に、前記ヨーク４の外周に形成したヨー
ク切欠き部４ａ（図１では２ヶ所）の１ヶ所より導出し
た励磁コイル９の２つの端末９ａをリードフレーム１０
のコイル端末接続部１０ａにそれぞれ半田１１等の固着
手段で固着して電気的に接続する。
ク切欠き部４ａ（図１では２ヶ所）の１ヶ所より導出し
た励磁コイル９の２つの端末９ａをリードフレーム１０
のコイル端末接続部１０ａにそれぞれ半田１１等の固着
手段で固着して電気的に接続する。
【００１８】前記半田付けした後、半田付け部の断線対
策としてシリコンコーティング１３を施してコイルを保
護する。
策としてシリコンコーティング１３を施してコイルを保
護する。
【００１９】図３に示すように、上述した一対のコイル
バネ１２はプリント基板に取り付ける前の自由状態にお
いては、コイルバネ１２が下ケース２の上面からｈ１だ
け突出しているが、図４において、プリント基板１４に
取り付けた後の状態においては、下ケース２に形成され
たコイル収納穴２ａ内に入り込み、前記コイルバネ１２
の電極端子位置は下ケース２の上面からｈ２だけ突出し
極めて低く、厚み方向が厚くなることを極力少なくする
ことが出来ると同時にコイルバネ１２はプリント基板１
４のパターンに強く圧接して確実に導通がとれる。
バネ１２はプリント基板に取り付ける前の自由状態にお
いては、コイルバネ１２が下ケース２の上面からｈ１だ
け突出しているが、図４において、プリント基板１４に
取り付けた後の状態においては、下ケース２に形成され
たコイル収納穴２ａ内に入り込み、前記コイルバネ１２
の電極端子位置は下ケース２の上面からｈ２だけ突出し
極めて低く、厚み方向が厚くなることを極力少なくする
ことが出来ると同時にコイルバネ１２はプリント基板１
４のパターンに強く圧接して確実に導通がとれる。
【００２０】上記したように１本、１本の単体の電極バ
ネ端子の代わりに、一対のコイルバネを使用し、コイル
バネの先端を下ケース内にインサートモールドされたリ
ードフレームに半田付けしコイルバネをリードフレーム
に取り付ける。上ケースを下ケースに被せコイル端末を
リードフレームの端部に半田付けし、断線対策としてシ
リコンコーティングすることにより、取り付けスペース
（広さ、高さ）を余り必要とすることなく、コイルバネ
により高位置精度の接点を有する、低コストの表面実装
型の電磁型発音体を得ることが出来る。
ネ端子の代わりに、一対のコイルバネを使用し、コイル
バネの先端を下ケース内にインサートモールドされたリ
ードフレームに半田付けしコイルバネをリードフレーム
に取り付ける。上ケースを下ケースに被せコイル端末を
リードフレームの端部に半田付けし、断線対策としてシ
リコンコーティングすることにより、取り付けスペース
（広さ、高さ）を余り必要とすることなく、コイルバネ
により高位置精度の接点を有する、低コストの表面実装
型の電磁型発音体を得ることが出来る。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したことから明らかのように、
本発明によれば、回路基板は使用しないので部材費及び
部品加工費が削減し、従来の電極バネ端子半田に比べコ
イルバネの半田の方が作業性が向上する。また、コイル
バネ収納部が孔形状のためコイルバネを収納孔に落とし
込むことにより容易に位置決めすることができるので従
来の電極端子に比べて組立が容易である。高信頼性、位
置精度向上で接触確実性がアップする。小型、薄型化構
造で少スペースで取り付けが可能となる等信頼性が優
れ、且つ経済的効果の大きい電磁型発音体を提供するこ
とが出来る。
本発明によれば、回路基板は使用しないので部材費及び
部品加工費が削減し、従来の電極バネ端子半田に比べコ
イルバネの半田の方が作業性が向上する。また、コイル
バネ収納部が孔形状のためコイルバネを収納孔に落とし
込むことにより容易に位置決めすることができるので従
来の電極端子に比べて組立が容易である。高信頼性、位
置精度向上で接触確実性がアップする。小型、薄型化構
造で少スペースで取り付けが可能となる等信頼性が優
れ、且つ経済的効果の大きい電磁型発音体を提供するこ
とが出来る。
【図１】本発明の実施の形態に係わる電磁型発音体の平
面図である。
面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１の右側面図である。
【図４】図３のプリント基板へ取り付けた状態の側面図
である。
である。
【図５】従来の電磁型発音体の斜視図である。
【図６】従来の他の電磁型発音体の斜視図である。
１ ケース本体
１ａ 放音孔
２ 下ケース
２ａ コイルバネ収納穴
３ 上ケース
４ ヨーク
７ マグネット
８ 振動板
９ 励磁コイル
９ａ コイル端末
１０ リードフレーム
１０ａ 端部
１１ 半田
１２ コイルバネ
１３ シリコンコーティング
１４ プリント基板
１５ 電磁型発音体
１６ 共鳴室
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04R 13/02
G10K 9/12
Claims (6)
- 【請求項１】 上ケースと下ケースを固着し放音孔を有
するケース本体と、前記ケース本体内に収納されるヨー
クと、該ヨークの中央部に設けられた鉄芯と、前記ヨー
ク上の周囲に配置されたマグネットと、前記ケース本体
の内部にあって前記マグネットと前記鉄芯と前記ヨーク
により磁気回路を形成するように、前記マグネットに対
向して配置された振動板と、前記鉄芯の周囲に配置され
た励磁コイルと、前記励磁コイルの端末を結線し外部と
の接続を図るための外部接続端子とを有する電磁型発音
体において、前記下ケースにあって、一方の端部にコイ
ル端末接続部を有する電気的導通部材と、該電気的導通
部材の他方の端部には下ケースに設けられたコイルバネ
収納部に収納され、且つ、前記電気的導通部材に電気的
に接続され下ケースの底面から突出するコイルバネより
なる電極端子を有し、前記励磁コイルの端末を前記電気
的導通部材に形成されたコイル端末接続部に電気的に接
続され、かつ、前記電気的導通部材は、下ケースにイン
サートモールドされ、一方の端部にコイル端末部を露出
する一対のリードフレームであることを特徴とする電磁
型発音体。 - 【請求項２】 前記下ケースに設けられたコイルバネ収
納部は、前記下ケースの底面に直交して配設されている
少なくとも一対のコイルバネ収納孔であることを特徴す
る請求項１記載の電磁型発音体。 - 【請求項３】 前記コイルバネ収納孔の内径及びその深
さは、コイルバネを収納・圧縮した状態においてコイル
バネが収納孔に収納されることを特徴とする請求項２記
載の電磁型発音体。 - 【請求項４】 前記電気的導通部材と前記コイルバネと
の電気的接続手段は、半田付け等で固着して前記両者を
電気的に接続したことを特徴とする請求項１記載の電磁
型発音体。 - 【請求項５】 上ケースと下ケースを固着し放音孔を有
するケース本体と、前記ケース本体内に収納されるヨー
クと、該ヨークの中央部に設けられた鉄芯と、前記ヨー
ク上の周囲に配置されたマグネットと、前記ケース本体
の内部にあって前記マグネットと前記鉄芯と前記ヨーク
により磁気回路を形成するように、前記マグネットに対
向して配置された振動板と、前記鉄芯の周囲に配置され
た励磁 コイルと、前記励磁コイルの端末を結線し外部と
の接続を図るための外部接続端子とを有する電磁型発音
体において、前記下ケースにあって、一方の端部にコイ
ル端末接続部を有する電気的導通部材と、該電気的導通
部材の他方の端部には下ケースに設けられたコイルバネ
収納部に収納され、且つ、前記電気的導通部材に電気的
に接続され下ケースの底面から突出するコイルバネより
なる電極端子を有し、前記励磁コイルの端末を前記電気
的導通部材に形成されたコイル端末接続部に電気的に接
続され、かつ、前記電気的導通部材に形成されたコイル
端末接続部と励磁コイルの端末との半田等の接続部にコ
イルを保護するためにシリコンコーティングを施したこ
とを特徴とする電磁型発音体。 - 【請求項６】 上ケースと下ケースを固着し放音孔を有
するケース本体と、前記ケース本体内に収納されるヨー
クと、該ヨークの中央部に設けられた鉄芯と、前記ヨー
ク上の周囲に配置されたマグネットと、前記ケース本体
の内部にあって前記マグネットと前記鉄芯と前記ヨーク
により磁気回路を形成するように、前記マグネットに対
向して配置された振動板と、前記鉄芯の周囲に配置され
た励磁コイルと、前記励磁コイルの端末を結線し外部と
の接続を図るための外部接続端子とを有する電磁型発音
体において、前記下ケースにあって、一方の端部にコイ
ル端末接続部を有する電気的導通部材と、該電気的導通
部材の他方の端部には下ケースに設けられたコイルバネ
収納部に収納され、且つ、前記電気的導通部材に電気的
に接続され下ケースの底面から突出するコイルバネより
なる電極端子を有し、前記励磁コイルの端末を前記電気
的導通部材に形成されたコイル端末接続部に電気的に接
続され、かつ、 前記コイルバネは、上ケースと下ケー
スを組込む前に、下ケース側よりコイルバネ収納部に収
納され、電気的導通部材に設けられたコイルバネ接続部
にコイルバネの端部を電気的接続手段で接続した後、上
ケースを組込み、コイルバネを発音体の共鳴室内の一部
のスペースを用いて収納、接続したことを特徴とする電
磁型発音体。
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