JP3368584B2 - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

Info

Publication number
JP3368584B2
JP3368584B2 JP50962999A JP50962999A JP3368584B2 JP 3368584 B2 JP3368584 B2 JP 3368584B2 JP 50962999 A JP50962999 A JP 50962999A JP 50962999 A JP50962999 A JP 50962999A JP 3368584 B2 JP3368584 B2 JP 3368584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
lower support
column
electric discharge
guide mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP50962999A
Other languages
English (en)
Inventor
浩太郎 渡辺
俊夫 毛呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3368584B2 publication Critical patent/JP3368584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 ワイヤ放電加工装置 技術分野 この発明は、ワイヤ電極により被加工物を加工するワ
イヤ放電加工装置に関するものである。
背景技術 図9は、例えば特開平4304927号公報等に記載された
効能の従来のワイヤ放電加工装置の基本構造を示すもの
である。
同図において、2は被加工物が固定及び加工される固
定テーブル、3は上部載置物を図中のX方向に移動させ
るX軸ガイド機構、4は上部載置物を図中のY方向に移
動させるY軸ガイド機構、5は加工を行うための電極と
なるワイヤ電極、6は先端に上部ワイヤガイド(図示せ
ず。)が設けられたワイヤ自動供給装置(以下、AF装置
と記す。)、7は角度を持った加工も可能とするテーパ
・カット装置(以下、T/C装置と記す。)、8は図中Z
方向にAF装置6等を移動させるZ軸ベース、以上6−8
をまとめて上部支持体、9はZ軸ベース8を支持するコ
ラム、10はガイド機構を固定するサドル、11は全ての構
造物を支持する土台となる機械ベース、12は先端に設け
られた下部ワイヤガイド(図示せず。)を介し被加工物
の加工を終了したワイヤ電極5を回収する下部アーム、
13は加工液をためてその内部で加工を行う加工槽、14は
後述する下部支持体である。
図10及び図11は、図9に示す従来のワイヤ放電加工装
置のコラム9の取付け部分を詳細に示したものである。
同図において、4aはY軸ガイド機構4のガイドレー
ル、4bはガイドレール4aに案内されるY軸ガイド機構4
のY軸ガイド、14は下部アーム12を固定する下部支持
体、15はコラム9と下部支持体14とを固定するボルトで
あり、図11から明らかなように、Y軸ガイド機構4のY
軸ガイド4bは、直接、コラム9の下部に設けられてい
る。
しかし、このように構成された従来のワイヤ放電加工
装置では、図10及び図11に示すように、コラム9と下部
支持体14の取付部分を示すY方向の移動を案内するY軸
ガイド機構4のY軸ガイド4bがコラム9に直接取付けら
れ、被加工物に加工を施すワイヤ電極5を支持する下部
支持体14とは別の構造体に取付けられていたため、組立
作業の際に下部支持体14および下部アーム12と、Y軸機
構4の取付面との直角度を示すのが非常に困難であると
いう問題があった。
また、従来のワイヤ放電加工装置では、図10及び図11
に示すような形でコラム9と下部支持体14とを分割構造
にしていたため、下部支持体14を支える構造物が無く、
組立て過程として、まず下部支持体14をボルト15にてコ
ラム9に固定し、その後下部アーム12やY軸ガイド4bを
取付けなければならないので、下部支.持体14単独で組
立作業を行なうことができず、組立て作業性及び作業効
率が悪かった。一方、逆にコラム9から下部支持体14ま
でが一体構造である場合は、構造部材が大きくなり過ぎ
て、機械加工を行うことが困難になるという問題があっ
た。
そこで、本発明は、このような問題を解決するために
なされたもので、組立作業の際に下部支持体および下部
アームと、Y軸機構の取付面との直角度を容易に出すこ
とができると共に、作業効率の良いワイヤ放電加工装置
を提供することを目的とする。
発明の開示 上記目的を達成するため、本発明では、ワイヤ電極に
より加工されるワークが載置されるテーブルと、前記ワ
イヤ電極の上部をガイドする上部ワイヤガイドを支持す
る上部支持体と、前記ワイヤ電極の下部をガイドする下
部ワイヤガイドが先端に設けられた下部アームと、前記
下部アームが基部の下面中央から突出した中央突出部に
固定されるとともに、前記基部と前記中央突出部の一体
的構造物からなる下部支持体と、前記上部支持体を連結
すると共に前記下部支持体を固定するコラムと、ガイド
レールおよびそのガイドレールに案内されるガイドを有
し、前記下部支持体および前記コラムを一体に水平方向
に移動させる水平方向ガイド機構とを有するワイヤ放電
加工装置であって、前記水平方向ガイド機構のガイドレ
ールもしくはガイドが前記下部支持体に固定され、前記
水平方向移動機構がX軸方向の移動を案内するX軸移動
機構とY軸方向の移動を案内するY軸移動機構とからな
り、前記X軸ガイド機構と前記Y軸ガイド機構との間
に、前記固定テーブルと前記下部支持体の中央突出部と
を配置しているものである。
また、次の発明では、さらに、前記下部アームと前記
下部支持体とを分離取付け可能としたものである。
また、次の発明では、さらに、前記水平方向移動機構
がX軸方向の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の
移動を案内するY軸移動機構とからなり、前記上部支持
体、前記コラム、前記下部支持体、前記下部アームおよ
び前記ワイヤ電極により構成される閉ループ内に、前記
X軸ガイド機構もしくはY軸ガイド機構のいずれか一方
が配置されているものである。
また、次の発明では、さらに、前記水平方向移動機構
がX軸方向の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の
移動を案内するY軸移動機構とからなり、前記X軸ガイ
ド機構と前記Y軸ガイド機構との間に、前記固定テーブ
ルと前記下部支持体とを配置したものである。
また、次の発明では、さらに、前記水平方向移動機構
がX軸方向の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の
移動を案内するY軸移動機構とからなり、前記X軸ガイ
ド機構と前記Y軸ガイド機構とのいずれか一方が前記固
定テーブルの下に位置し、他方が前記コラムの下部に位
置するものである。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明のワイヤ放電加工装置の実施の形態
1の構造を示す構成図である。
図2図は、本発明のワイヤ放電加工装置の下部支持体
14とコラム9と下部アーム12との関係を示す構成図であ
る。
図3図は、本発明のワイヤ放電加工装置のサドル10の
構造を示す構成図である。
図4図は、本発明のワイヤ放電加工装置の下部支持体
14とサドル10とを取付けた状態を示す構成図である。
図5図は、本発明のワイヤ放電加工装置のコラム9と
下部支持体14の取付部分の側面図である。
図6図は、本発明のワイヤ放電加工装置のコラム9と
下部支持体14の取付部分の正面図である。
図7図は、本発明の実施の形態1におけるX,Y軸ガイ
ド機構3,4と固定テーブル2との関係を示す説明図であ
る。
図8図は、本発明のワイヤ放電加工装置の実施の形態
2の構造を示す構成図である。
図9図は、従来のワイヤ放電加工装置の基本構造を示
す構成図である。
図10図は、従来のワイヤ放電加工装置のコラム9と下
部支持体14の取付部分の側面図である。
図11図は、本発明のワイヤ放電加工装置のコラム9と
下部支持体14の取付部分の正面図である。
発明を実施するための最良の形態 (1)実施の形態1. 以下、本発明に係るワイヤ放電加工装置の実施の形態
1を図面を参照して説明する。
第1図に、本発明のワイヤ放電加工装置の実施の形態
1の基本構造を示す。
図において、2は被加工物が固定及び加工される固定
テーブル、3は上部載置物を図中のX方向に移動させる
X軸ガイド機構、4は上部載置物を図中のY方向に移動
させる後述するY軸ガイド4aおよびY軸ガイドレール4b
を有するY軸ガイド機構、5は加工を行うための電極と
なるワイヤ電極、6は先端に上部ワイヤガイド(図示せ
ず。)が設けられたワイヤ自動供給装置(以下、AF装置
と記す。)、7は角度を持った加工も可能とするテーパ
・カット装置(以下、T/C装置と記す。)、8は図中Z
方向にAF装置6等をを移動させるZ軸ベース、以上6−
8をまとめて上部支持体、9はZ軸ベース8を支持する
コラム、10はX軸およびY軸ガイド機構3,4を固定する
サドル、11は全ての構造物を支持する土台となる機械ベ
ース、12は先端に設けられた下部ワイヤガイド(図示せ
ず。)を介し被加工物の加工を終了したワイヤ電極5が
回収する下部アーム、13は加工液をためてその内部で加
工を行う加工槽、24は次の第2図で詳細に説明するコラ
ム9を載置するための下部支持体であり、Y軸ガイド機
構4によりY軸方向へ移動可能に設けられたものであ
る。尚、図中、1はワイヤ電極5や、下部アーム12、下
部支持体24、コラム9、Z軸ベース8、T/C装置6によ
り形成された閉じた回路であるいわゆる剛性連結ループ
である。
ここで、この実施の形態1のワイヤ放電加工装置の組
立順序を説明すると、まず、機械ベース11上の図上左側
に、X軸ガイド機構3、サドル10、Y軸ガイド機構4を
下から順に配置していく。なお、X軸ガイド機構3とY
軸ガイド機構4の順番は逆でも良い。
次に、そのサドル10の上部に、Y軸ガイドレール4b上
を案内されるY軸ガイド4aと下部アーム12とが直接固定
された下部支持体24を設け、その下部支持体24上に下部
支持体24とは分割構造となっているコラム9を、後述の
図4−図6に示すように下部アーム12とサドル10が干渉
しないように組み上げる。
一方、機械ベース11上のX軸機構3の載置されていな
い図上右側の箇所には、まず、固定テーブル2が配置固
定された加工層13を配置する。この時、固定テーブル2
及び下部アーム12の垂直高さは、X軸ガイド機構3とY
軸ガイド機構4の中間に位置するように配置する。
第2図に、本発明のワイヤ放電加工装置の下部支持体
24等の構造を示す。
図に示すように、下部支持体24は、コラム9の断面形
状と同一な断面形状を有する基部24aと、下部アーム12
を支持するため基部24a下面中央から突出している中央
突出部24bとの一体的構造物で構成されており、下部支
持体24の基部24a上にはコラム9がボルト15(第5図、
第6図に示す。)により固定されている一方、下部支持
体24の中央突出部24aには下部アーム12が固定されてい
る。また、下部支持体24の基部24a下面側には、Y軸ガ
イド機構4のY軸ガイドレール4aに案内されるY軸ガイ
ド4bが設けられている。
第3図に、本発明のワイヤ放電加工装置のサドル10の
構造を示す。
図に示すように、このサドル10の上面には、下部支持
体24の中央突出部24bがY軸方向に自在に移動するため
の開口部10aが設けられる一方、サドル10の前面には、
下部支持体24の中央突出部24bに設けられた下部アーム1
2がワイヤ電極5下部側に突出するための開口部10bが設
けられている。
第4図に、本発明のワイヤ放電加工装置の下部支持体
24をサドル10に取り付けた状態を示す。
図に示すように、サドル10上面の開口部10aに下部支
持体24の中央突出部24bがY軸方向に自在に移動可能に
挿入され、サドル10前面の開口部10bからワイヤ電極5
下部側に下部アーム12が突出している。
第5図および第6図に、それぞれ、コラム9と下部支
持体24との接続方法を、下部支持体24をサドル10に取り
付けた状態で側面または正面から示す。
図に示すように、コラム9と下部支持体24とは、コラ
ム9下面と下部支持体24の基部24a上面とが複数本(こ
の図では、例えば4本。)のボルト15により接続されて
いる。
ここで、これら部材の組立てる際には、下部支持体24
はコラム9の断面形状と同一な断面形状を有する基部24
aと中央突出部24bとの一体構造で構成されているので、
その基部24aが下部支持体24全体を支える構造物とな
る。
このため、例えば下部支持体24をその基部24a上面を
組立て盤上(図示せず。)においたり、基部24aを固定
等してその下部支持体24にY軸ガイド機構4のY軸ガイ
ド4aと、下部アーム12とを取付けた後、その下部支持体
24上面にZ軸ベース8等を支持するコラム9を載せ、そ
の下部支持体24とコラム9とをボルト15により連結する
ようにする。
従って、この実施の形態1によれば、コラム9の断面
形状と同一な断面形状を有する基部24aが下部支持体24
を支える構造物となるので、下部支持体24単独でY軸ガ
イド4aや下部アーム12の取付け等の組立作業を行なうこ
とができることになり、コラム9および下部支持体24が
寸法的に小さくなって扱い易くなり、NC等による加工が
容易になると共に、コラム9と下部支持体24とが一体で
構成されていた場合には組立て手順の決まっていたもの
が、分離取付可能な構造により各々別のラインで同時進
行による分業が可能となり、組立て作業性及び作業効率
を向上させることができ、作業性の向上により製造コス
トを低減することができる。
また、下部アーム12と下部支持体24とも分離取付け構
造としたため、下部支持体24がさらに寸法的に小さくな
って扱い易くなり、NC等による加工が容易になると共
に、コラムと下部支持体とが一体で構成されていた場合
には組立て手順の決まっていたものが、各々別のライン
で同時進行による分業が可能となり、作業性の向上によ
り製造コストを低減することができる。
また、従来の構成では、第10図および第11図に示すよ
うに、Y軸ガイド4aはコラム9に、下部アーム12は下部
支持体24というようにY軸ガイド4aと下部アーム12とそ
れぞれ別々の部材に固定され、その後コラム9と下部支
持体24とをボルトにより接続していたため、移動方向と
水平に固定されていなければならないY軸ガイド4aおよ
び下部アーム12の真直精度出しがコラム9と下部支持体
24との組立時にも要求されていたが、この実施の形態1
では、下部支持体24にY軸ガイド4aおよび下部アーム12
の両方が直接固定されるため、コラム9と下部支持体24
とのボルト15による接続時にはY軸ガイド4aおよび下部
アーム12の真直精度出しを行なう必要がなくなり、Y軸
ガイド4aと下部アーム12の真直精度出しが容易になる。
また、X軸ガイド機構3とY軸ガイド機構4との間
に、固定テーブル2と下部支持体24とが配置されたた
め、X軸ガイド機構3及びY軸ガイド機構4と固定テー
ブル2の垂直方向の距離が近づくことになり、ピッチン
グ、ヨーイング等の発生による送り誤差及び真直誤差等
が小さくなるので、その結果、さらに真直精度が上が
り、精度良く加工を行うことができる。
第7図に、この実施の形態におけるX,Y軸ガイド機構
3,4と固定テーブル2との関係を示す。
この図に示すように、この実施の形態1では、剛性連
結ループ1をよぎる位置に、固定テーブル2と、X軸ガ
イド3機構もしくはY軸ガイド機構4のいずれか一方が
存在するように設けている。
このため、この実施の形態1によれば、固定テーブル
2とX軸ガイド機構3またはY軸ガイド機構4との間の
水平距離が近くなるので、ピッチング、ヨーイング等の
発生による送り誤差及び真直誤差等が小さくなるので、
さらに、送り精度及び真直精度が上がり、精度良く加工
を行うことが可能となる。
(2)実施の形態2. 第8図に、本発明のワイヤ放電加工装置の実施の形態
2の基本構造を示す。
この実施の形態2のワイヤ放電加工装置は、上記実施
の形態1のものとは、下部支持体24の構造等は同じであ
るが、X軸ガイド機構3をサドル10の下部ではなく、固
定テーブル2の下部に設けるようにしたことを特徴とす
るものである。
つまり、この第8図に示すように、機械ベース11の図
上右側上部にX軸ガイド機構3を配置し、さらにその上
部に被加工物の固定及び加工を行う固定テーブル2を載
置する。
その一方、機械ベース11の図上左側上部にY軸ガイド
機構4を配置し、その上部に実施の形態1のものと同様
に構成された下部支持体24、すなわちY軸ガイド機構4
のY軸ガイド4aと下部アーム12とが直接固定されてお
り、コラム9と分割構造となり、コラム9の断面形状と
同一断面形状を有する下部支持体24を配置するようにす
る。
そして、その下部支持体24の上部には、上記実施の形
態1の場合と同様にボルト15(この第8図では図示せ
ず。)を介してコラム9が載り、そのボルト15により下
部支持体24とコラム9とが連結固定される。この時、固
定テーブル2及び下部アーム12の垂直高さが、X軸ガイ
ド機構3とY軸ガイド4aの中間に位置するように配置す
る。
従って、この実施の形態2のワイヤ放電加工装置によ
れば、X軸ガイド機構3とY軸ガイド機構4との垂直方
向の間に、固定テーブル2及び下部アーム12を配置した
ので、さらに、真直精度が上がり、精度良く加工を行う
ことができる。
また、X軸ガイド機構3及びY軸ガイド機構4のいず
れか一平面を固定テーブル2の下部に配置するようにし
たので、ガイド機構を固定するサドルが不要になり、そ
の分だけ前記ガイド機構にかかる負荷が少なくなり、真
直精度が上がる。また、もう一方の前記ガイド機構をコ
ラム9の下部に配置する構造をもつことにより、コラム
9の垂直方向の長さを短くすることができ、曲げ方向の
剛性が上がり、Y方向の形状誤差が小さくなると共に、
コラム9の垂直方向の長さが短くなることにより、コラ
ム9の表面積も少なくなり、加工液温の温度変化の影響
を受けにくくなり、バイメタル効果の影響により、形状
誤差が大きくなるということも抑えられる。さらに、コ
ラム9の垂直方向の長さが短くなると、それだけ構造物
の重量が軽くなり、その結果ピッチングによる送り誤差
がさらに小さくなる。
産業上の利用可能性 以上説明したように、本発明に係るワイヤ放電加工装
置によれば、コラムと下部アームが設けられる下部支持
体とを分割構造としたため、組立作業の際、コラムおよ
び下部支持体が寸法的に小さくなって扱い易くなり、NC
等による加工が容易になると共に、コラムと下部支持体
とが一体で構成されていた場合には組立て手順の決まっ
ていたものが、分割構造により各々別のラインで同時進
行による分業が可能となり、作業性の向上により製造コ
ストを低減することができる。
また、下部アームが設けられた下部支持体に、Y軸ま
たはX軸ガイド機構等の水平方向ガイド機構のガイトレ
ールもしくはガイドを固定するようにしたため、組立作
業の際、下部アームと水平方向ガイド機構との間で直角
度が出しやすくなり、作業効率を向上させることでき
る。
また、次の発明では、さらに、下部アームと下部支持
体とを分離取付け可能としたため、下部支持体が寸法的
に小さくなって扱い易くなり、NC等による加工が容易に
なると共に、コラムと下部支持体とが一体で構成されて
いた場合には組立て手順の決まっていたものが、下部ア
ームとの間の分離取付可能な構造により各々別のライン
で同時進行による分業が可能となり、作業性の向上によ
り製造コストを低減することができる。
また、次の発明では、上部支持体、コラム、下部支持
体、下部アームおよびワイヤ電極により構成される閉ル
ープである剛性連結ループ内に、水平方向移動機構であ
るX軸ガイド機構もしくはY軸ガイド機構のいずれか一
方を配置するようにしたため、固定テーブルとそX軸ガ
イド機構もしくはY軸ガイド機構のいずれか一方との水
平距離が近くなり、ピッチング、ヨーイング等の発生に
よる送り誤差及び真直誤差等が小さくなるので、さら
に、送り精度および真直精度が向上し、送り精度良く加
工を行なうことができる。
また、次の発明では、X軸ガイド機構とY軸ガイド機
構との間に、固定テーブルと下部支持体とを配置したた
め、X軸ガイド機構及びY軸ガイド機構と固定テーブル
の垂直方向の距離が近づくことになり、ピッチング、ヨ
ーイング等の発生による送り誤差及び真直誤差等が小さ
くなるので、その結果、さらに真直精度が上がり、精度
良く加工を行うことができる。
また、次の発明では、X軸ガイド機構とY軸ガイド機
構とのいずれか一方を固定テーブルの下に位置させて、
他方をコラムの下部に位置させるようにしたため、その
一方のガイド機構を固定するサドルが不要になり、その
分だけその一方のガイド機構にかかる負荷が少なくな
り、真直精度が上がる。
また、他方のガイド機構のみをコラムの下部に配置す
る構造とすることにより、コラムの垂直方向の長さが短
くなり、曲げ方向の剛性が上がり、Y方向の形状誤差が
小さくなると共に、コラムの垂直方向の長さが短くなる
ことにより、コラムの表面積も少なくなり、加工液温の
温度変化の影響を受けにくくなり、バイメタル効果の影
響により、形状誤差が大きくなるということも抑えられ
る。さらに、コラムの垂直方向の長さが短くなると、そ
れだけ構造物の重量が軽くなり、その結果ピッチングに
よる送り誤差が小さくなる。
その結果、この発明に従ってワイヤ放電加工装置の基
本構造を設計すれば、鋳物の肉厚を増やすことなく、構
造変化のみで最適な設計を行うことができ、さらに軽量
化も容易に実現するが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−114634(JP,A) 特開 平4−304927(JP,A) 特開 平8−257840(JP,A) 特開 昭62−213923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤ電極により加工されるワークが載置
    されるテーブルと、前記ワイヤ電極の上部をガイドする
    上部ワイヤガイドを支持する上部支持体と、前記ワイヤ
    電極の下部をガイドする下部ワイヤガイドが先端に設け
    られた下部アームと、前記下部アームが基部の下面中央
    から突出した中央突出部に固定されるとともに、前記基
    部と前記中央突出部の一体的構造物からなる下部支持体
    と、前記上部支持体を連結すると共に前記下部支持体を
    固定するコラムと、ガイドレールおよびそのガイドレー
    ルに案内されるガイドを有し、前記下部支持体および前
    記コラムを一体に水平方向に移動させる水平方向ガイド
    機構とを有するワイヤ放電加工装置であって、前記水平
    方向ガイド機構のガイドレールもしくはガイドが前記下
    部支持体に固定され、前記水平方向移動機構がX軸方向
    の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の移動を案内
    するY軸移動機構とからなり、前記X軸ガイド機構と前
    記Y軸ガイド機構との間に、前記固定テーブルと前記下
    部支持体の中央突出部とを配置したことを特徴とするワ
    イヤ放電加工装置。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項記載のワイヤ放電加工装
    置において、前記下部アームと前記下部支持体とを分離
    取付け可能としたことを特徴とするワイヤ放電加工装
    置。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項または第2項記載のワイ
    ヤ放電加工装置において、前記水平方向移動機構がX軸
    方向の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の移動を
    案内するY軸移動機構とからなり、前記上部支持体、前
    記コラム、前記下部支持体、前記下部アームおよび前記
    ワイヤ電極により構成される閉ループ内に、前記X軸ガ
    イド機構もしくはY軸ガイド機構のいずれか一方が配置
    されていることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項または第2項記載のワイ
    ヤ放電加工装置において、前記水平方向移動機構がX軸
    方向の移動を案内するX軸移動機構とY軸方向の移動を
    案内するY軸移動機構とからなり、前記X軸ガイド機構
    と前記Y軸ガイド機構とのいずれか一方が前記固定テー
    ブルの下に位置し、他方が前記コラムの下部に位置する
    ことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
JP50962999A 1997-06-26 1997-06-26 ワイヤ放電加工装置 Expired - Lifetime JP3368584B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP1997/002186 WO1999000212A1 (fr) 1997-06-26 1997-06-26 Decharge electrique par cable

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3368584B2 true JP3368584B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=14180743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50962999A Expired - Lifetime JP3368584B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 ワイヤ放電加工装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6333480B1 (ja)
JP (1) JP3368584B2 (ja)
DE (2) DE19782278B4 (ja)
WO (1) WO1999000212A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19932645C5 (de) 1999-07-13 2007-01-11 Agie S.A., Losone Funkenerosionsmaschine und Modulsatz für den Zusammenbau von Werkzeugmaschinen, insbesondere Funkenerosionsmaschinen
US6885868B1 (en) 1999-09-30 2005-04-26 Nortel Networks Limited Fair packet scheduler and scheduling method for packet data radio
BE1025016B1 (fr) * 2017-03-02 2018-10-03 Safran Aero Boosters S.A. Machine et procede d’usinage par electroerosion de pompe gerotor

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3969601A (en) * 1971-04-02 1976-07-13 Rocklin Isadore J Electronic spark treating and eroding metals
GB2041574B (en) * 1978-12-08 1983-03-09 Inoue Japax Res Microprocessor - controlled edm method and apparatus
DE3029971A1 (de) * 1979-08-09 1981-02-26 Mitsubishi Electric Corp Bearbeitungsvorrichtung zur bearbeitung eines werkstuecks durch elektrische entladung unter elektrischer stromzufuhr zum werkstueck und einer elektrode
US4631382A (en) * 1983-09-19 1986-12-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Bed for electrical discharge machining apparatus
US4700039A (en) * 1984-08-08 1987-10-13 Amada Company, Limited Method and device for controlling the tool electrode in an electrical discharge machine tool
DE3524377A1 (de) * 1985-07-08 1987-01-15 Agie Ag Ind Elektronik Elektroerosions-schneidmaschine in c-gestell-bauweise
CH664917A5 (fr) * 1985-12-12 1988-04-15 Charmilles Technologies Procede pour retenir les parties detachees d'une ebauche par electroerosion, et dispositif pour sa realisation.
JPS62213923A (ja) * 1986-03-14 1987-09-19 Hitachi Seiko Ltd ワイヤ放電加工機
JPH0739056B2 (ja) * 1988-10-17 1995-05-01 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
DE3841314A1 (de) * 1988-12-08 1990-06-13 Schiess Ag Geschaeftsbereich S Drahterodiermaschine
JP2970883B2 (ja) * 1991-04-02 1999-11-02 株式会社ソディック ワイヤ放電加工機
CH684882A5 (fr) * 1991-05-31 1995-01-31 Charmilles Technologies Machine d'électroérosion à fil avec guide-fil mobiles dans deux plans horizontaux.
JPH06114634A (ja) * 1991-06-26 1994-04-26 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd ワイヤカット放電加工機
JP3084879B2 (ja) * 1992-01-27 2000-09-04 ブラザー工業株式会社 ワイヤ放電加工機
JP2734277B2 (ja) * 1992-03-06 1998-03-30 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
JPH06226540A (ja) 1993-01-28 1994-08-16 Makino Milling Mach Co Ltd ワイヤ放電加工装置
JPH0899225A (ja) 1994-09-30 1996-04-16 Sodick Co Ltd ワイヤカット放電加工装置
US5759653A (en) * 1994-12-14 1998-06-02 Continental Pet Technologies, Inc. Oxygen scavenging composition for multilayer preform and container
JPH08323549A (ja) * 1995-06-01 1996-12-10 Sodick Co Ltd ワイヤカット放電加工機
JPH0985538A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Sodick Co Ltd 放電加工装置及び放電加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6333480B1 (en) 2001-12-25
WO1999000212A1 (fr) 1999-01-07
DE19782278B4 (de) 2009-06-25
DE19782278T1 (de) 2000-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542001B2 (ja) 工作機械
JP6156877B2 (ja) 工作機械
EP2060360A1 (en) Splash guard for machine tool
US7625162B2 (en) Machine tool comprising an adjustable clamping table for workpieces
JP3821429B2 (ja) 工作機械、特に切削放電加工機ならびにモジュール・セット
JP5982538B1 (ja) 工作機械
JP2007044771A (ja) 形彫放電加工装置
JP3368584B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
US6273653B1 (en) Machine tool for cutting processes with a horizontally lodged work spindle
US5243165A (en) Wire-cut electroerosion apparatus
JP2004148426A (ja) 門形工作機械
JPH081556U (ja) ワイヤ切断スパーク加工装置
KR20100111320A (ko) 공작기계
JPH08206935A (ja) 工作機械のベッド
JP4514310B2 (ja) 横型工作機械のコラム装置
JP7116172B2 (ja) 工作機械
US20240198467A1 (en) Machine tool
JPH02243258A (ja) 門形平面研削盤
JPS60201847A (ja) 電気加工機の移動台移動機構
JPH052252Y2 (ja)
CN217942532U (zh) 一种立式数控加工中心
JP3837910B2 (ja) 放電加工機
EP4324589A1 (en) Machine tool
JP2024074429A (ja) 横型加工機及び横型加工システム
JP2005153121A (ja) 送り系構造及びこれを備えた工作機械

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131115

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term