JPH052252Y2 - - Google Patents

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JPH052252Y2
JPH052252Y2 JP19982985U JP19982985U JPH052252Y2 JP H052252 Y2 JPH052252 Y2 JP H052252Y2 JP 19982985 U JP19982985 U JP 19982985U JP 19982985 U JP19982985 U JP 19982985U JP H052252 Y2 JPH052252 Y2 JP H052252Y2
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axis
discharge machining
initial hole
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plane
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、イニシアルホール加工装置を有する
ワイヤカツト放電加工装置の改良に関する。特
に、イニシアルホール形成領域の位置的制限を解
消する改良に関する。
〔従来の技術〕
ワイヤカツト放電加工は、被加工体を貫通する
ワイヤ状電極と被加工体との間に発生する放電を
利用するものであるから、ワイヤカツト放電加工
の開始に先立ち、イニシアルホール(加工の当
初、ワイヤ電極を被加工体に挿通する穴)を被加
工体に形成しなければならない場合がある。
このイニシアルホールは、ワイヤカツト放電加
工装置を使用せずに形成することもできるが、ワ
イヤカツト放電加工装置を使用して形成すること
が便利であるから、イニシアルホール加工装置の
設けられたワイヤカツト放電加工装置も使用され
ている。
従来技術に係るイニシアルホール加工装置の設
けられたワイヤカツト放電加工装置は、その1例
を第5図に示すように構成されていた。図におい
て、1はベツドであり、2はコラムであり、3は
上部アームであり、4は下部アームであり、5は
X・Y軸面内移動装置でありテーブル51をX・
Y方向に移動する。具体的には、ベツド1上を図
において左右方向(X軸の方向)に移動するサド
ル51a上をテーブル51が図において紙面に垂
直な方向(Y軸の方向)に移動する。6は加工液
用バスでありテーブル51によつて支持される。
7は被加工体支持台であり被加工体8を支持す
る。9はワイヤ電極でありZ軸10によつて支持
されるワイヤ電極ガイド91と下部アーム4によ
つて支持される電極ガイド91との間に張設され
る。このように、Z軸はワイヤ電極9を垂直に支
持する軸であり、X軸・Y軸は被加工体8をZ軸
10に直交する水平方向に移動する面を規定する
直交軸である。11がイニシアルホール加工装置
でありZ軸10によつて支持される。この例にお
いては、1種のドリル111である。
〔考案が解決しようとする課題〕
イニシアルホール加工装置の設けられたワイヤ
カツト放電加工装置においては、ワイヤ電極9と
ドリル111との関係配置が固定的であるため、
X・Y軸面内移動装置を動作させて加工液用バス
6と被加工体支持台7と被加工体8とを一括移動
した場合にワイヤ電極9が移動しうる範囲は、第
6図に示すように、ドリル111が移動しうる範
囲と一致しない。図において、A(実線をもつて
示す領域)はワイヤ電極9が移動しうる範囲であ
り、B(破線をもつて示す領域)はドリル111
が移動しうる範囲である。両者の移動範囲は、両
者が離隔している距離だけ、図において左右方向
にずれることになる。このことは、加工可能な領
域の制限を意味する。つまり、図にB1をもつて
示す領域にはイニシアルホールは形成しうるが、
この領域においてワイヤカツト放電加工の実行は
不可能であり、一方、図にA1をもつて示す領域
にはワイヤカツト放電加工の実行は可能である
が、この領域にイニシアルホールの形成は不可能
である。
本考案の目的はこの欠点を解消することにあ
り、イニシアルホール加工装置の設けられたワイ
ヤカツト放電加工装置の、ワイヤ電極の移動しう
る領域とイニシアルホール形成可能な領域とを一
致させ、ワイヤ電極の移動しうる領域の任意の位
置にイニシアルホールを形成することを可能に
し、ワイヤ電極の移動しうる領域の全領域から放
電加工を開始することが可能なようにする改良を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案が採つた手
段は、被加工体8を、放電加工用ワイヤ電極9に
直交する水平面内を移動するX・Y軸面内移動装
置5と、放電加工用ワイヤ電極9の上端のみを、
水平面内を移動させて、放電加工用ワイヤ電極9
が被加工体8に対してなす角を調節するU・V軸
面内移動装置12と、Z軸10に固定的に支持さ
れ被加工体8にイニシアルホールを穿設するイニ
シアルホール加工装置11とを具備するワイヤカ
ツト放電加工装置において、イニシアルホール加
工装置11を、U・V軸面内移動装置12に取り
付けることにある。
〔作用〕
U・V軸面内移動装置12は、上記のとおり、
放電加工用ワイヤ電極9の上端のみを、水平面内
を移動させて、放電加工用ワイヤ電極9と被加工
体8とのなす角を調節してテーパ加工を可能にす
ることを本来の目的とするが、この本来の目的と
は異なる目的のために、U・V軸面内移動装置を
利用して、上記の欠点を解消したものが本考案で
ある。
非テーパ加工においてワイヤ電極9と被加工体
8との相対的位置を変化するには、X・Y軸面内
移動装置のみが使用される。もし、U・V軸面内
移動装置12を動作するとワイヤ電極9が傾斜す
るからである。テーパ加工においては、U・V軸
面内移動装置が使用されることは上記のとおりで
ある。U・V軸面内移動装置12の本来の目的は
あくまでワイヤ電極9を傾斜してテーパ加工を可
能にすることにあるからである。しかし、U・V
軸面内移動装置12を動作することにより、U・
V軸面内移動装置12自身と被加工体8との相対
的位置変化をすることは可能であり、イニシアル
ホール加工装置11をU・V軸面内移動装置12
に取付けておけば、U・V軸面内移動装置12を
動作することにより、イニシアルホール加工装置
11と被加工体8との相対的位置変化をすること
は可能である。また、イニシアルホール加工装置
11のドリルは下部アーム4とは接続されておら
ないので、U・V軸面内移動装置12を移動して
もドリル111が傾斜するようなことはない。そ
こで、イニシアルホール加工装置11をU・V軸
面内移動装置に取り付け、第7図に示すように、
X・Y軸面内移動装置5によつて規定されるドリ
ル移動可能範囲Bの周囲に付加的範囲C(U・V
軸面内移動装置の移動可能距離によつて規定され
図に斜線をもつて示す領域)を設け、領域BとC
との組み合わせはワイヤ電極移動可能範囲Aを十
分カバーするようにして、上記の欠点を解消した
ものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本考案の実施例に係る
ワイヤカツト放電加工装置についてさらに説明す
る。
第1図参照 図において、1はベツドであり、2はコラムで
あり、3は上部アームであり、4は下部アームで
あり、5はX・Y軸面内移動装置であり、テーブ
ル51をX・Y軸方向に移動する。U・V軸面内
移動装置5の機構は、ベツド1の上に図において
左右方向(X軸方向)に移動するサドル51aが
設けられており、このサドル51a上をテーブル
51が図において紙面に垂直な方向(Y軸方向)
に移動するようにされており、その上に乗つてい
る下記する部材(バス6と支持台7と被加工物
8)と放電加工用ワイヤ電極9との相対位置を移
動する機能を有する。6は加工液用バスでありテ
ーブル51によつて支持される。7は被加工体支
持台であり被加工体8を支持する。9はワイヤ電
極でありU・V軸面内移動装置12の移動部材1
21によつて支持されるワイヤ電極ガイド91に
よつて支持される。U・V軸面内移動装置12は
Z軸10によつて支持されZ軸10は上部アーム
3によつて支持される。U・V軸面内移動装置1
2の機構は、第2,3,4図を参照して下記す
る。本考案においては、U・V軸面内移動装置1
2の移動部材121は、イニシアルホール加工装
置11も支持する。また、イニシアルホール加工
装置11は1種のドリル111を有する。
第2,3,4図参照 第2,3,4図は本考案の要旨に係る部分の正
面図、平面図、側面図を示す。図において、10
はZ軸でありU・V軸面内移動装置12を支持す
る。121はU・V軸面内移動装置12の移動部
材であり、ワイヤ電極ガイド91とイニシアルホ
ール加工装置11とを支持するとともに、矢印
D,Eの方向に移動する。具体的には、移動部材
121が、第2図に示されているスリツト(図に
おいて左右に伸延している。)にそつて、矢印D
方向に移動可能である。また、移動部材121は
第3図・第4図に示される伸縮型支持棒によつ
て、矢印E方向に移動可能である。9はワイヤ電
極であり、111はドリルである。これら(ワイ
ヤ電極9とドリル111)は通常数cm離隔してい
るが、U・V軸面内移動装置12の移動部材12
1の移動距離はこれ以上あるから、ドリル111
が移動しうる領域は、第7図に斜線をもつて示す
領域となり、ワイヤカツト放電加工をなしうる領
域を十分にカバーする。
以上の構造を有するワイヤカツト放電加工装置
においては、X・Y軸面内移動装置5を使用して
イニシアルホール加工装置11のドリル111を
移動しうる領域の周囲に、U・V軸面内移動装置
12を使用してイニシアルホール加工装置11の
ドリル111を移動しうる領域が追加されている
ので、ワイヤ電極9を移動しうる領域の任意の位
置にイニシアルホールを形成することができ、ワ
イヤ電極9を移動しうる領域の全領域から放電加
工を開始することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、本考案に係るワイヤカツ
ト放電加工装置においては、被加工体を、放電加
工用ワイヤ電極に直交する水平面内を移動する
X・Y軸面内移動装置と、放電加工用ワイヤ電極
の上端のみを、水平面内を移動させて、放電加工
用ワイヤ電極が被加工体に対してなす角を調節す
るU・V軸面内移動装置と、Z軸に固定的に支持
され被加工体にイニシアルホールを穿設するイニ
シアルホール加工装置とを具備するワイヤカツト
放電加工装置において、イニシアルホール加工装
置を、U・V軸面内移動装置に取り付けることゝ
されているので、X・Y軸面内移動装置を使用し
てイニシアルホール加工装置のドリルを移動しう
る領域の周囲に、U・V軸面内移動装置を使用し
てイニシアルホール加工装置のドリルを移動しう
る領域(第7図に斜線を施した領域)が追加され
ることになり、イニシアルホール形成可能な領域
は、ワイヤ電極の移動しうる領域より広い領域を
カバーすることになり、ワイヤ電極の移動しうる
領域の任意の位置にイニシアルホールを形成する
ことが可能となり、ワイヤ電極の移動しうる領域
の全領域から放電加工を開始することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るワイヤカツ
ト放電加工装置の正面図である。第2,3,4図
は、本考案の一実施例に係るワイヤカツト放電加
工装置の要旨に係る部分の正面図・平面図・側面
図である。第5図は、従来技術に係るワイヤカツ
ト放電加工装置の正面図である。第6図は、従来
技術に係るワイヤカツト放電加工装置の欠点を説
明する図である。第7図は、本考案の作用を説明
する図である。 1……ベツド、2……コラム、3……上部アー
ム、4……下部アーム、5……X・Y軸面内移動
装置、51……テーブル、51a……サドル、6
……加工液用バス、7……被加工体支持台、8…
…被加工体、9……ワイヤ電極、91……ワイヤ
電極ガイド、10……Z軸、11……イニシアル
ホール加工装置、111……ドリル、12……
U・V軸面内移動装置、121……U・V軸面内
移動装置の移動部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被加工体8を、放電加工用ワイヤ電極9に直交
    する水平面内を移動するX・Y軸面内移動装置5
    と、 前記放電加工用ワイヤ電極9の上端のみを、水
    平面内を移動させて、前記放電加工用ワイヤ電極
    9が前記被加工体8に対してなす角を調節する
    U・V軸面内移動装置12と、 Z軸10に固定的に支持され前記被加工体8に
    イニシアルホールを穿設するイニシアルホール加
    工装置11と を具備するワイヤカツト放電加工装置において、 前記イニシアルホール加工装置11は、前記
    U・V軸面内移動装置12に取り付けられてなる ことを特徴とするワイヤカツト放電加工装置。
JP19982985U 1985-12-27 1985-12-27 Expired - Lifetime JPH052252Y2 (ja)

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JP19982985U JPH052252Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP19982985U JPH052252Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JPS62110818U JPS62110818U (ja) 1987-07-15
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