JP3362828B2 - ファンモータ制御装置 - Google Patents

ファンモータ制御装置

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JP3362828B2
JP3362828B2 JP17172496A JP17172496A JP3362828B2 JP 3362828 B2 JP3362828 B2 JP 3362828B2 JP 17172496 A JP17172496 A JP 17172496A JP 17172496 A JP17172496 A JP 17172496A JP 3362828 B2 JP3362828 B2 JP 3362828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ファンを回転制
御するファンモータ制御装置に関し、特にファンモータ
が送風する送風流路の状態に応じて適切に回転制御する
ファンモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来モータの側電流を検出し、ファンモ
ータを回転制御するものとしては、モータと抵抗とを直
列に接続してその抵抗の電圧を検出して、それをフィー
ドバックして回転することによりモータに流れる電流を
検出して回転制御するようにしたものがある。
【0003】また従来のファンの制御に用いるモータ制
御装置として、例えば特開平4−36508号公報に記
載されているように、送風流路に風速センサなどを設置
し、この風速センサなどからの検知信号に応じてファン
モータの回転数を制御するように構成されたものもあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流を検出して
フィードバック制御するファンモータ制御装置ではその
電源電圧が変動した場合には、検出出力も同様に変動し
てしまうため、十分な検出ができなかった。また、モー
タの駆動電源と検出回路との間に電源回路を配置して電
源を検出回路に提供するものでは、回路全体が大がかり
となり自ずと大型化、高価なものとなる問題がある。
【0005】また、モータの回転数と、モータ側を流れ
る電流と、送風流路の流路抵抗とは相互に一定の関係が
あるので、モータの回転数とモータ側を流れる電流とを
検出すれば、流路抵抗を演算できるのであるが、モータ
の回転数と流路抵抗とが変化しなくても、交流電圧の変
動により電流が変化してしまい、電流を検出しても、流
路抵抗を演算できない。
【0006】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
ので、電源を低コスト化および軽量コンパクト化でき、
しかも正確にファンモータ側を流れる電流を把握でき、
したがって流路抵抗を正確に判別可能なファンモータ制
御装置を提供することを、その目的としている。
【0007】更に本願発明は、風速センサなどの風量検
知手段を送風流路に設置することなく、送風流路の流路
抵抗に応じた適切なモータ回転数を常に維持できるファ
ンモータ制御装置の提供をその目的とする。
【0008】更に本願発明は、検出した流路抵抗により
すす詰まり等の送風流路の異常を判別しようとする際、
流路抵抗は送風する空気の吸気温度の影響を受けるが、
その場合でも適切に送風流路の異常の有無を判別可能と
するファンモータ制御装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、送風用のファンを回転させ
るファンモータを回転制御するファンモータ制御装置に
おいて、前記ファンモータ側の駆動電流に関する情報を
検出する電流検出手段と、前記ファンモータの回転数を
検出する回転数検出手段と、前記電流検出手段による電
流情報と前記回転数検出手段により検出された回転数と
に基づいてファンモータが送風する送風流路の流路抵抗
を判別する流路抵抗判別手段と、前記流路抵抗判別手段
により判別された流路抵抗を基に前記ファンモータを回
転制御する手段と、ファンが送風する空気の温度を検出
する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出した
温度に基づいて前記電流検出手段が検出した電流を補正
する電流補正手段と、前記電流補正手段により補正され
た電流と前記回転数検出手段により検出された回転数と
に基づいて前記送風流路の流路抵抗を判別してその流路
抵抗が所定範囲外となったときに異常と判断する異常判
別手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、電圧検出手
段により検出したファンモータの電流に関する情報及び
回転数検出手段により検出したファンモータの回転数に
基づいて、流路抵抗判別手段が送風流路の流路抵抗を判
別し、その流路抵抗に応じてファンモータを回転制御す
る。このとき流路抵抗は送風する空気の吸気温度によっ
ても変動する。これは吸気温度で空気密度が異なること
でファンの仕事量が異なり、送風量も異なるためであ
る。ファンモータの回転制御においてはこの温度の流路
抵抗の影響も含んで回転制御しているため適切な制御が
できる。しかし、流路抵抗の状態により送風路の異常を
判別するときには、それがすす等の詰まりによるのか、
温度の影響で流路抵抗の変動が含まれているためかの判
断が困難となるため、電流補正手段が吸気温度による電
流値補正を行い、吸気温度による流路抵抗の変動分を除
いた流路抵抗を基に、異常判別手段が送風流路の異常を
判断する。
【0011】請求項2記載の発明は、送風流路に配置さ
れた送風用のファンモータを回転させるファンモータ制
御装置において、交流電力を整流および平滑して直流電
力を出力する整流平滑手段と、前記整流平滑手段からの
直流電力を前記ファンモータに駆動電力として供給する
電力制御手段と、前記ファンモータの回転数を検出する
回転数検出手段と、前記ファンモータ側の駆動電圧に関
する情報を検出する電圧検出手段と、前記ファンモータ
側の駆動電流に関する情報を検出する電流検出手段と、
前記電圧検出手段により検出した電圧情報を基に前記電
流検出手段が検出した電流情報を前記モータ側に所定の
電圧が印加したときに流れるであろう電流情報に変換す
る電流演算手段と、前記最適送風量判別手段により判別
された最適送風量と前記流路抵抗判別手段により判別さ
れた流路抵抗とに基づいて前記ファンモータの最適回転
数を判別し、前記ファンモータの回転数が最適回転数と
なるように回転制御する手段と、ファンが送風する空気
の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段に
より検出した温度に基づいて前記電流演算手段が演算し
た電流を補正する電流補正手段と、前記電流補正手段に
より補正された電流と前記回転数検出手段により検出さ
れた回転数とに基づいて前記送風流路の流路抵抗を判別
してその流路抵抗が所定範囲外となったときに異常と判
断する異常判別手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、電圧検出手段によ
り検出した電圧を基に、所定の電圧(例えばAC100
V、あるいはそれに対応する電圧)時に流れるであろう
電流に、電流演算手段が電流検出手段による検出電流を
変換する。そして、この変換された検出電流及び回転数
検出手段が検出した回転数に基づいて流路抵抗判別手段
が送風流路の流路抵抗を判別する。更に、最適送風量判
別手段が燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別
し、この最適送風量及び判別された流路抵抗に基づきフ
ァンモータを回転制御する。
【0013】このとき流路抵抗は送風する空気の吸気温
度によっても変動する。これは吸気温度で空気密度が異
なることでファンの仕事量が異なり、送風量も異なるた
めである。ファンモータの回転制御においてはこの温度
の流路抵抗の影響も含んで回転制御しているため適切な
制御ができる。しかし、流路抵抗の状態により送風路の
異常を判別するときには、それがすす等の詰まりによる
のか、温度の影響で流路抵抗の変動が含まれているため
かの判断が困難となるため、電流補正手段が吸気温度に
よる電流値補正を行い、吸気温度による流路抵抗の変動
分を除いた流路抵抗を基に、異常判別手段が送風流路の
異常を判断する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0015】図1は、本願発明のモータ制御装置を備え
た給湯装置の概略構成図であって、給湯装置のケーシン
グ1の内部には、バーナ2と熱交換器3とが配置されて
いる。ケーシング1の下側に連続するファンケース4の
内部には、ファンモータ5により駆動されるシロッコフ
ァン6が設置されており、ケーシング1の上部には、排
気口7が形成されている。
【0016】バーナ2には、ガスあるいは石油などの燃
料を供給するための燃料供給管8が接続されており、熱
交換器3には、水を供給するための給水管10が接続さ
れている。燃料供給管8および給水管10にはバルブ1
1、12が介装されており、これらバルブ11、12は
給湯制御部13により制御される。
【0017】モータ制御装置は、例えば交流100ボル
トの商用電源15からの交流電力を整流および平滑して
直流電力を出力する整流平滑手段16と、制御パルスに
基づいて整流平滑手段16からの直流電力をスイッチン
グしてファンモータ5に駆動電力として供給する電力制
御手段17と、ファンモータ5の回転数を検出する回転
数検出手段18と、整流平滑手段16の出力電流を検出
する電流検出手段19と、整流平滑手段16の出力電圧
を検出する電圧検出手段28と、回転数指令信号と回転
数検出手段18により検出された回転数とファンモータ
5を流れる電流とに基づいて、ファンモータ5の回転数
が指令回転数になるように制御パルスのデューティー比
を制御するデューティー比制御手段20と、電流検出手
段19により検出された出力電流及び電圧検出手段28
の検出電圧と、電流検出手段19及び電圧検出手段28
の双方の検出情報とに基づいて、ファンモータ5を流れ
る電流を演算する電流演算手段21と、バーナ2の燃焼
料に基づいて最適送風量を判別する最適送風量判別手段
22と、電流演算手段21により演算された電流と回転
数検出手段18により検出された回転数とに基づいてフ
ァンケース4やケーシング1により構成される送風流路
の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段23と、最適送
風量判別手段22により判別された最適送風量と流路抵
抗判別手段23により判別された流路抵抗とに基づいて
ファンモータ5の最適回転数を判別し、ファンモータ5
の回転数が最適回転数となるようにデューティー比制御
手段20に回転数指令信号を供給する最適回転数判別手
段24と、流路抵抗判別手段23により判別された流路
抵抗に基づいて燃焼の異常を判別する異常判別手段25
と、異常判別手段25により燃焼の異常と判別されたと
きに給湯制御部13に停止信号を出力してバーナ2の燃
焼を停止させる異常処理手段26とを備えている。更
に、ファンが送風する吸気温度を検出する温度検出手段
40と、電流補正手段41とを備えている。流路抵抗の
状態により送風路の異常を判別するときには、それがす
す等の詰まりによるのか、温度の影響で流路抵抗の変動
が含まれているためかの判断が困難となるため、電流補
正手段41が吸気温度による電流値補正を行い、吸気温
度による流路抵抗の変動分を除いた流路抵抗を基に、異
常判別手段25が送風流路の異常を判断できるようにす
るためである。
【0018】なお、デューティー比制御手段20と、電
流演算手段21と、最適送風量判別手段22と、流路抵
抗判別手段23と、最適回転数判別手段24と、異常判
別手段25と、異常処理手段26と、電流補正手段41
とは、マイクロコンピュータ27により実現されてい
る。なお、マイクロコンピュータ27は、燃焼装置の全
体を制御している。
【0019】図2は、ファンモータ5の駆動部の回路ブ
ロック図であって、この駆動部は主にモータ駆動IC3
1により構成されている。このモータ駆動IC31は、
端子31a〜31eを備えており、また、電力制御手段
17と、回転数検出手段18とを搭載している。
【0020】電力制御手段17は、ファンモータ5の各
コイルに駆動電力を供給するモータドライバー32と、
モータドライバー32によりファンモータ5に供給され
る駆動電力をスイッチングするPWM可変速回路33と
を備えている。回転数検出手段18は、ファンモータ5
に内蔵された複数のホール素子を含むホールIC34か
らの検出信号に基づいてファンモータ5の回転数を演算
する回転ロジック35と、回転ロジック35により演算
された回転数に応じた回転数パルスを発生する回転数パ
ルス発生回路36とを備えている。
【0021】端子31aには、整流平滑手段16からの
駆動電力が入力され、この駆動電力は電力制御手段17
のモータドライバー32に供給される。端子31bに
は、補助電源37からの直流電力が入力され、この直流
電力はモータ駆動IC31の各部に電源として供給され
る。端子31cには、デューティー比制御手段20から
制御電圧が入力され、この制御電圧は電力制御手段17
のPWM可変速回路33に供給される。端子31dから
は、回転数検出手段18の回転数パルス発生回路36か
らの回転数パルスが出力され、この回転数パルスはデュ
ーティー比制御手段20に供給される。端子31eは、
接地端子である。
【0022】整流平滑手段16は、例えばダイオードブ
リッジからなる全波整流器と、キャパシタからなる平滑
回路とにより実現されており、例えば100ボルトの商
用電源15から得られる交流電力を整流および平滑して
直流電力を出力する。電力制御手段17は、デューティ
ー比制御手段20からの制御電圧に応じてデューティー
比を制御される制御パルスに基づいて、整流平滑手段1
6からの直流電力をスイッチングして、ファンモータ5
に駆動電力として供給する。
【0023】すなわち、ファンモータ5に供給される直
流駆動電力は、電力制御手段17によりPWM制御され
る。回転数検出手段18は、ファンモータ5に内蔵され
た複数のホール素子を含むホールIC34からなる回転
検出センサからの検出信号に基づいて、ファンモータ5
の回転数を検出し、それに応じた回転数パルスをデュー
ティー比制御手段20に供給すると共に、ファンモータ
5の回転素子の回転に応じた回転信号を電力制御手段1
7に供給する。
【0024】電流検出手段19は、例えば抵抗、カレン
トトランスなどの電流検出素子29を備えており、整流
平滑手段16の出力電流を検出する。電圧検出手段28
は、整流平滑手段16の出力電圧を検出する。デューテ
ィー比制御手段20は、ファンモータ5の回転数が指令
回転数になるように制御電圧を調整して、その制御電圧
を電力制御手段17に供給する。
【0025】なお、ファンモータ5は、三相ブラシレス
モータ、より詳しくは永久磁石型同期モータであって、
本実施形態では、燃焼装置のシロッコファン6を駆動す
るために使用している。
【0026】図3は、電力制御手段17の回路ブロック
図であって、この電力制御手段17は、三角波発振回路
41と、コンパレータ42と、三相分配回路43と、ト
ランジスタTR1〜TR6とを備えている。なお、トラ
ンジスタTR1〜TR6保護用のダイオードや、ファン
モータ5のコイル5a〜5cに流れる過電流を検出しか
つ保護するための回路など、本願発明に直接関係のない
構成要素については、図示及び説明を省略する。
【0027】三角波発振回路41は、例えば20KHz
の周期の三角波を出力する。コンパレータ42は、演算
増幅器からなり、三角波発振回路41からの三角波の電
圧と、デューティー比制御手段20からの制御電圧Vs
とを比較して、制御電圧Vsが三角波の電圧以上である
ときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも小さ
いときにオフし、周期20KHzの制御パルスを出力す
る。
【0028】すなわち、制御パルスのデューティー比
は、デューティー比制御手段20からの制御電圧Vsに
応じて変化する。三相分配回路43は、回転数検出手段
18からの回転信号に応じて、上段側のトランジスタT
R1〜TR3のうちの1つと、下段側のトランジスタT
R4〜TR6のうちの1つとを、選択的にオンさせる。
たとえば、トランジスタTR1、TR5がオンの場合、
ファンモータ5のコイル5aからコイル5bに駆動電流
が流れる。
【0029】すなわち、ファンモータ5の回転子の回転
位置に応じて電流を流すコイル5a〜5cや電流の方向
を順次切り替えることにより、ファンモータ5の回転が
継続する。さらに三相分配回路43は、下段側のトラン
ジスタTR4〜TR6のうちオンさせるべきトランジス
タを、コンパレータ42からの制御パルスに応じてオン
・オフさせる。すなわち、三相分配回路43は、ファン
モータ5に供給する駆動電力をデューティー比制御手段
20からの制御電圧Vsに応じてPWM制御する。
【0030】この電力制御手段17の動作について、簡
単に述べる。商用電源15からの交流電力は、整流平滑
手段16によって整流され、かつ平滑されて、電力制御
手段17を介してファンモータ5に駆動電力として供給
される。このとき電力制御手段17により、PWM制御
が施され、ファンモータ5の回転数が指令回転数になる
ように、ファンモータ5への駆動電圧が制御される。
【0031】いま、図4に示すように、三角波発振回路
41からの三角波の最高電圧をVh、最低電圧をV1と
し、デューティー比制御手段20からの制御電圧をVs
とすると、コンパレータ42の出力である制御パルス
は、図5に示すように、制御電圧Vsが三角波の電圧以
上のときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも
小さいときにオフする、三角波と同じ周期のパルス列と
なる。
【0032】そして、三相分配回路43が、下段側のト
ランジスタTR4〜TR6のうち、オンさせるべきトラ
ンジスタのベースに、コンパレータ42からの制御パル
スを印加するので、ファンモータ5の駆動電力が制御パ
ルスによりスイッチングされ、制御パルスのデューティ
ー比に応じた駆動電力がファンモータ5に供給される。
【0033】次に、本発明のファンモータ制御装置を具
体的に給湯装置に用いたものの動作について、図6に示
すフローチャートを参照しながら説明する。図外のリモ
ートコントローラからコントローラに運転指令が入力さ
れると、給湯制御部13が、バルブ11、12や図外の
イグナイタなどを制御し、点火動作を開始すると共に、
最適送風量判別手段22にバーナ2の燃焼量すなわちバ
ルブ11の開弁量に応じた信号を出力する。これにより
最適送風量判別手段22が、給湯制御部13からの信号
に基づいて、バーナ2の燃焼量に応じた最適な送風量を
演算する(ステップS1)。
【0034】この時点ではファンモータ5は回転してお
らず、流路抵抗判別手段23による判別結果が最適送風
量判別手段22に供給されないので、最適回転数判別手
段24は、予め設定された例えば毎分3000回転程度
の初期回転数に対応した回転数指令信号をデューティー
比制御手段20に出力する(ステップS2)。これによ
りデューティー比制御手段20が、ファンモータ5が初
期回転数で回転するような制御電圧Vsを電力制御手段
17に供給する。この結果、電力制御手段17がPWM
方式により駆動電力を制御して、ファンモータ5を初期
回転数で回転するように駆動する。次に、異常判別手段
25が、内蔵しているタイマを起動させる(ステップS
3)。
【0035】次に、電流検出手段19がファンモータに
流れる電流を検出すると共に、電圧検出手段28により
供給電圧を検出する(ステップS4)。回転数検出手段
18が、ファンモータ5のホールIC34からの検出信
号に基づいて、ファンモータ5の回転数を検出する(ス
テップS5)。
【0036】次に、電流演算手段21が、電流検出手段
19により検出された整流平滑手段16の出力電流を流
路抵抗を適切に求めるためのファンモータ5に流れる電
流を演算する(ステップS6)。
【0037】すなわち、商用電源15の電圧変動がな
く、整流平滑手段16の出力電圧が常に一定であれば、
電流検出手段19により検出した整流平滑手段16の出
力電流を補正する必要は少ないが、現実には例えば交流
100ボルトの商用電源15の場合、75〜120ボル
トに変動しているのが実情であり、その変動による整流
平滑手段16の出力電流とファンモータ5を流れる電流
との変化のずれを補正するために、電流演算手段21に
より、整流平滑手段16の出力電流からファンモータ5
側を流れる電流を演算補正して、実際に検出した整流平
滑手段16の出力電流を補正することが必要になる。こ
こでは、説明をより判り易くするために、先ず、整流平
滑手段16の出力電流の補正をする必要の無い場合の、
流路抵抗判別動作について述べる。
【0038】すなわち、ファンモータ5の回転数Nとフ
ァンモータ5を流れる電流Iとの関係は、図7に示すよ
うに、流路抵抗との関係のデータを予めメモリなどに保
持しておくことにより、回転数Nと電流Iとから流路抵
抗Φを決定できる。例えば、回転数NがN1のときに電
流IがI0になり、あるいは回転数NがN2のときに電
流IがI1になれば、流路抵抗ΦがΦ1であると判断で
き、回転数NがN0のときに電流IがI0になれば、流
路抵抗ΦがΦ0であると判断できる。
【0039】なお、Φ0はΦ1よりも小さい。また、こ
の流路抵抗Φは、ファンモータ5の回転数をN、ファン
モータ5を流れる電流をIとすれば、例えば実験的に下
記数式1により求められる。ただし、g(N)、f
(N)は回転数Nの関数である。あるいは、別の実験式
として、下記数式2により求められる。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】次に、電流演算手段21が、電流検出手段
19により検出された電流の補正を行う動作について説
明する。商用電源15から常に一定の電圧が供給されて
いる限り、上記の方法で流路抵抗を判別することかでき
るが、実際には商用電源15の電圧が変動するため、上
記の方法のみでは判別できず、電流演算手段21による
補正が必要となってくる。
【0043】すなわち、商用電源15の電圧が変動した
場合には、図7に示す流路抵抗Φの回転数Nと電流Iの
関係が変動し、例えば図8に示すようになる。この場
合、商用電源15の電圧変動を予め考慮して商用電源の
電圧値ごとに図7に示す流路抵抗を示す関係データを予
め各々記憶しておく方法も考えられる。但し、この場合
には非常に多くのメモリ容量を必要とするため、図7に
示すような基準となる流路抵抗の関係データを記憶して
検出電流をその基準とする場合に対応する電流に補正す
る方が、メモリを少なくして同様の効果が得られる。
【0044】次に、この電流演算手段21が行う補正に
ついて詳細に説明する。整流平滑手段16の出力電圧を
電圧検出手段28により検出した値をV0とし、整流平
滑手段16の出力電流を電流検出手段ぬよにより検出し
た値をI0とする。また、図7に示すようなメモリに保
持している流路抵抗との関係を示すデータを取得したと
きの電圧を電圧V(本実施例ではAC100Vのときの
電圧)とし、電圧Vのときに対応するであろう補正をI
とする。
【0045】ここで、ファンモータ5の仕事量の立場か
ら、電気、機械仕事変換効率が100%と考えた場合に
は、下記数式3が成立する。
【数3】I×V=I0×V0
【0046】従って、AC100Vの商用電流が供給さ
れたときに流れるであろう補正電流は、下記数式4によ
り求めることができる。
【数4】
【0047】このように、ステップS6において、電流
演算手段21によりファンモータ5に流れる電流Iを演
算することにより、電流検出手段19により検出された
出力電流I0を補正し、ステップS7において、補正し
た電流Iを用いて流路抵抗判別手段23により流路抵抗
を演算するので、商用電源15の電圧変動に拘らず、正
確に流路抵抗を求めることができる。
【0048】そして、流路抵抗判別手段23が、電流演
算手段21により補正された電流と回転数検出手段18
からの回転数パルスとに基づいて、図7に示す関係に基
づいてファンモータ4およびケーシング1内の送風流路
の流路抵抗Φを判別する(ステップS7)。
【0049】次に、最適回転数判別手段24が、流路抵
抗判別手段23により判別された流路抵抗Φと最適送風
判別手段22により判別された最適送風量とに基づい
て、最適回転数を演算し(スイップS8)、回転数指令
信号をデューティー比制御手段20に出力する。すなわ
ち、図7に示すように、ファンモータ5の回転数Nと送
風量Qとの関係は流路抵抗Φによって変化するので、最
適送風量が得られるように流路抵抗Φに応じて最適回転
数を判別するのである。この最適回転数Nsは、最適送
風量をQ0とし、基準となる流路抵抗Φ0と燃焼量とに
基づいて決定された基準回転数をNgとすると、例えば
下記数式5の実験式により求められる。あるいは、別の
実験式として、下記数式6によっても求められる。
【0050】
【数5】
【0051】
【数6】
【0052】これにより、デューティー比制御手段20
が、最適回転数判別手段24により演算された最適回転
数に応じた回転数指令信号と回転数検出手段18からの
実際の回転数とに基づいて、ファンモータ5が最適回転
数となるような制御電圧Vsを電力制御手段17に出力
する(ステップS9)。
【0053】これにより、電力制御手段17が、デュー
ティー比制御手段20からの制御電圧に基づいて、ファ
ンモータ5に供給する直流電力をスイッチングし、ファ
ンモータ5が最適回転数となるように駆動する。
【0054】次に、最適送風量判別手段22が、給湯制
御部13からの信号に基づいて燃焼量に変更があったか
否かを判別し(ステップS10)、変更がなければ、マ
イクロコンピュータ27が、リモートコントローラから
運転終了の指示が入力されたか否かを判別し(ステップ
S11)、入力されていなければ、ステップS5に戻
る。入力されていれば、ルーチンを終了する。
【0055】ステップS7において、最適送風量判別手
段22が燃焼量に変更があったと判断すれば、ステップ
S1に戻る。
【0056】次に、異常判別手段25が送風する送風流
路の異常を判別する動作について説明する。ステップS
6において、電圧の変動を考慮して演算したのちの電流
値は、更に電流補正手段にて補正する(ステップS1
2)。これは流路抵抗は送風する空気の吸気温度によっ
ても変動する。吸気温度で空気密度が異なることでファ
ンの仕事量が異なり、送風量も異なるためである。ファ
ンモータの回転制御においてはこの温度の流路抵抗の影
響も含んで回転制御しているため適切な制御ができる。
しかし、流路抵抗の状態により送風路の異常を判別する
ときには、それがすす等の詰まりによるのか、温度の影
響で流路抵抗の変動が含まれているためかの判断が困難
となるため、電流補正手段が吸気温度による電流値補正
を行い、吸気温度による流路抵抗の変動分を除いた煤等
による流路抵抗を基に、異常判別手段が送風流路の異常
を判断するようにするためである。
【0057】この電流補正手段41による補正は、具体
例の一つとして例を掲げると、下記数式となる。
【数7】 但し、I’は補正後の電流値、Iは補正前の電流値、T
は温度検出手段40の検出温度、Toは標準吸気温度で
ある。
【0058】そして、次に流路抵抗判別手段23が電流
補正手段41により補正された電流値に基づいて、温度
による流路抵抗の変動を除いた煤等による流路抵抗の変
動を知るために、その送風流路の流路抵抗を判別する
(ステップS13)。
【0059】そして、異常判別手段25が、流路抵抗判
別手段23により判別された流路抵抗Φが、予め決めら
れた下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入っているか否か
を判断する(ステップS14)。すなわち、流路抵抗Φ
が下限値ΦLと上限値ΦHとの間から外れた領域になっ
た場合、ファンモータ5の回転数を制御しても適切な送
風量を確保できないので、異常状態と判断する必要があ
り、流路抵抗Φが下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入っ
ていれば、ファンモータ5の回転数を制御することによ
り適切な送風量を確保できるので、正常状態であると判
断できる。なお、図7の第1象限はファンモータ5に流
れる電流Iと回転数Nと流路抵抗Φとの関係を表してお
り、第4象限はファンモータ5の回転数Nと送風量Qと
流路抵抗Φとの関係を表している。図7の第1象限の斜
線部分が異常領域である。
【0060】異常判別手段25は、流路抵抗Φが下限値
ΦLと上限値ΦHとの間に入っていれば正常と判別し
て、内蔵しているタイマをクリアする(ステップS1
5)。このタイマは、クリアされると直ちに再起動し
て、計時動作を再開する。
【0061】ステップS14において、異常判別手段2
5が、流路抵抗Φが予め決められた下限ΦLと上限ΦH
との間に入っていないと判断すれば、さらに異常判別手
段25が、内蔵のタイマがタイムアップしているか否か
を判断し(ステップS16)、タイムアップしていなけ
ればステップS5に進む。タイムアップしていれば、異
常処理手段26に異常である旨を出力する。すなわち、
流路抵抗Φは風の影響などにより絶えず変化する場合が
あるので、流路抵抗Φが所定時間異常にわたって異常な
値になつたときににのみ、異常状態と判断するのであ
る。
【0062】次に、異常処理手段26が、異常判別手段
25からの異常である旨の信号が入力されることによ
り、給湯制御部13に停止信号を出力してバーナ2の燃
焼を停止させるなどの異常処理を行って(ステップS1
7)、ルーチンを終了する。
【0063】このように、交流電力を整流および平滑し
て直流電力を出力する整流平滑手段16と、制御パルス
に基づいて整流平滑手段16からの直流電力をスイッチ
ングしてファンモータ5に駆動電力として供給する電力
制御手段17と、ファンモータ5の回転数を検出する回
転数検出手段18と、整流平滑手段16の出力電流を検
出する電流検出手段19と、回転数指令信号と回転数検
出手段18により検出された回転数とに基づいて、電流
検出手段19により検出された出力電流と電圧検出手段
28により検出された電圧に関する情報とに基づいて、
所定電圧が印加されたときにファンモータ5を流れる電
流を演算する電流演算手段21とを設けたので、商用電
源15の電圧変動に拘らずファンモータ5に流れる電流
を正確に知ることができ、したがって流路抵抗を適正に
判断することが可能になる。
【0064】なお、上記実施形態においては、電流検出
手段19の検出位置を整流平滑手段16の出力位置に配
置しているが、この位置に限定しなくても、電力制御手
段17とモータ5の間に設けても、モータ5のグランド
側に配置するようにしてもよい。また、可能であればそ
の方が電力制御手段17の消費電力を考慮する必要がな
いため、直接モータ5の前後で検出することも望ましい
検出方法である。また、電流に関する情報を検出できる
位置であれば、それ以外の位置であってもよい。
【0065】また、上記実施形態においては、電圧検出
手段28の検出位置を整流平滑手段16の出力位置に配
置しているが、この位置に限定しなくとも、商用電源1
5の電圧を監視するようにしてもよい。それ以外の位置
でも電圧に関する情報を検出できる位置であればよい。
ただし、電流検出手段19による検出位置、電圧検出手
段28による検出位置を別位置にした場合、必ずしも上
記数式(2)がそのまま適用されるとは限らないが、仕
事量の関係で一定の関係が成立するため、計算式あるい
は、実験値による関係により電流の補正を実現できる。
【0066】また、上記実施形態において、図6に示す
フローチャートにおいては、ステップS13で終了では
ないときにステップS5に戻るようになって、ステップ
S15からステップS5に戻るようになっているが、ス
テップS4に戻るようにしてもよい。この場合には、送
風量の変更がないときでも電源15が変動した場合等、
常にそれに追随してステップS4〜S15の動作を行
う。
【0067】また、上記実施形態においては、主として
PWM方式のファンモータ制御装置について説明した
が、PAM方式のものであってもそれ以外の方式のファ
ンモータ制御を行うものであっても適用できることはも
ちろんのことである。
【0068】なお、PWM方式において駆動IC31等
の電流量も考慮すればより正確な演算をすることができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、 請求項1記載の
発明によれば、電圧検出手段により検出したファンモー
タの電流に関する情報及び回転数検出手段により検出し
たファンモータの回転数に基づいて、流路抵抗判別手段
が送風流路の流路抵抗を判別し、その流路抵抗に応じて
ファンモータを回転制御する。また、流路抵抗の状態に
より送風路の異常を判別するときには、それがすす等の
詰まりによるのか、温度の影響で流路抵抗の変動が含ま
れているためかの判断が困難となるため、電流補正手段
が吸気温度による電流値補正を行い、吸気温度による流
路抵抗の変動分を除いた流路抵抗を基に、異常判別手段
が送風流路の異常を判断する。従って、流路抵抗の状態
に応じて適切なファンモータの回転制御が可能となる効
果があると共に、流路抵抗の状態により送風路の異常を
判別するときには、それがすす等の詰まりによるのか、
温度の影響で流路抵抗の変動が含まれているのかを考慮
して正しく送風流路の異常を判別することができる効果
がある。
【0070】請求項2記載の発明は、電圧検出手段によ
り検出した電圧を基に、所定の電圧(例えばAC100
V、あるいはそれに対応する電圧)時に流れるであろう
電流に、電流演算手段が電流検出手段による検出電流を
変換する。そして、この変換された検出電流及び回転数
検出手段が検出した回転数に基づいて流路抵抗判別手段
が送風流路の流路抵抗を判別する。更に、最適送風量判
別手段が燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別
し、この最適送風量及び判別された流路抵抗に基づきフ
ァンモータを回転制御する。更に、流路抵抗の状態によ
り送風路の異常を判別するときには、それがすす等の詰
まりによるのか、温度の影響で流路抵抗の変動が含まれ
ているためかの判断が困難となるため、電流補正手段が
吸気温度による電流値補正を行い、吸気温度による流路
抵抗の変動分を除いた流路抵抗を基に、異常判別手段が
送風流路の異常を判断する。従って、電圧が変動した場
合であっても、適切にファンモータが送風する送風流路
の流路抵抗を判別して、燃焼器の送風を流路抵抗の状態
に応じて適切に制御することができる効果があると共
に、流路抵抗の状態により送風路の異常を判別するとき
には、それがすす等の詰まりによるのか、温度の影響で
流路抵抗の変動が含まれているのかを考慮して正しく送
風流路の異常を判別することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のモータ制御装置を備えた給湯装置の
概略構成図である。
【図2】本願発明のモータ制御装置を備えられたモータ
駆動部の回路ブロック図である。
【図3】本願発明のモータ制御装置を備えられた電力制
御手段の回路図である。
【図4】本願発明のモータ制御装置を備えられた三角波
発振回路により得られる三角波の波形図である。
【図5】本願発明のモータ制御装置を備えられたファン
モータに供給される駆動電圧の波形図である。
【図6】本願発明のファンモータを制御するモータ制御
装置の動作を説明するフローチャートである。
【図7】本願発明のモータ制御装置により制御されるフ
ァンモータを流れる電流と回転数と送風量との関係の説
明図である。
【図8】本願発明のモータ制御装置に備えられた電流検
出手段による検出電流とファンモータの回転数との関係
の説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 バーナ 3 熱交換器 4 ファンケース 5 ファンモータ 6 シロッコファン 7 排気口 8 燃料供給管 10 給水管 11 バルブ 12 バルブ 13 給湯制御部 15 商用電源 16 整流平滑手段 17 電力制御手段 18 回転数検出手段 19 電流検出手段 20 デューティー比制御手段 21 電流演算手段 22 最適送風量判別手段 23 流路抵抗判別手段 24 最適回転数判別手段 25 異常判別手段 26 異常処理手段 27 マイクロコンピュター 28 電圧検出手段 40 温度検出手段 41 電流補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−52923(JP,A) 特開 平5−332513(JP,A) 実開 平4−100645(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 104 F23N 3/08 F23N 5/18 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風用のファンを回転させるファンモー
    タを回転制御するファンモータ制御装置において、 前記ファンモータ側の駆動電流に関する情報を検出する
    電流検出手段と、前記ファンモータの回転数を検出する
    回転数検出手段と、前記電流検出手段による電流情報と
    前記回転数検出手段により検出された回転数とに基づい
    てファンモータが送風する送風流路の流路抵抗を判別す
    る流路抵抗判別手段と、前記流路抵抗判別手段により判
    別された流路抵抗を基に前記ファンモータを回転制御す
    る手段と、 ファンが送風する空気の温度を検出する温度検出手段
    と、前記温度検出手段により検出した温度に基づいて前
    記電流検出手段が検出した電流を補正する電流補正手段
    と、前記電流補正手段により補正された電流と前記回転
    数検出手段により検出された回転数とに基づいて前記送
    風流路の流路抵抗を判別してその流路抵抗が所定範囲外
    となったときに異常と判断する異常判別手段と、 を具備したことを特徴とするファンモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 送風流路に配置された送風用のファンモ
    ータを回転させるファンモータ制御装置において、 交流電力を整流および平滑して直流電力を出力する整流
    平滑手段と、 前記整流平滑手段からの直流電力を前記ファンモータに
    駆動電力として供給する電力制御手段と、 前記ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記ファンモータ側の駆動電圧に関する情報を検出する
    電圧検出手段と、前記ファンモータ側の駆動電流に関す
    る情報を検出する電流検出手段と、前記電圧検出手段に
    より検出した電圧情報を基に前記電流検出手段が検出し
    た電流情報を前記モータ側に所定の電圧が印加したとき
    に流れるであろう電流情報に変換する電流演算手段と、 前記最適送風量判別手段により判別された最適送風量と
    前記流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗とに基
    づいて前記ファンモータの最適回転数を判別し、前記フ
    ァンモータの回転数が最適回転数となるように回転制御
    する手段と、 ファンが送風する空気の温度を検出する温度検出手段
    と、前記温度検出手段により検出した温度に基づいて前
    記電流演算手段が演算した電流を補正する電流補正手段
    と、前記電流補正手段により補正された電流と前記回転
    数検出手段により検出された回転数とに基づいて前記送
    風流路の流路抵抗を判別してその流路抵抗が所定範囲外
    となったときに異常と判断する異常判別手段と、 を具備したことを特徴とするファンモータ制御装置。
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