JP3362085B2 - 画像形成装置における再給紙装置 - Google Patents
画像形成装置における再給紙装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置におけ
る再給紙装置に関する。
る再給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の典型的な両面画像形成装置は、図
12に示すようなものであって、再給紙装置１と、給紙部
40と、画像形成部41と、定着部42と、１対のガイド板43
を有する搬送部44とが設けられている。そして搬送部44
には、画像形成部41の手前にレジストローラ46が、また
定着部42の下流に排紙ローラ47がそれぞれ設けられ、搬
送部44は排紙ローラ47の下流において、排紙搬送部48と
中継搬送部49とに分岐され、この分岐部に切換部材51が
設けられている。そして再給紙装置１には、中継搬送部
49に連設する相対して配置された１対のガイド板３を有
する搬送部２と、用紙を反転させる主反転ローラ４と上
下の第１，２従反転ローラ５，６とを有する反転部７
と、用紙を再給紙する再給紙部８とが順次配置されてお
り、９は搬送部２に設けられた搬送ローラ、11は再給紙
台を示す。
12に示すようなものであって、再給紙装置１と、給紙部
40と、画像形成部41と、定着部42と、１対のガイド板43
を有する搬送部44とが設けられている。そして搬送部44
には、画像形成部41の手前にレジストローラ46が、また
定着部42の下流に排紙ローラ47がそれぞれ設けられ、搬
送部44は排紙ローラ47の下流において、排紙搬送部48と
中継搬送部49とに分岐され、この分岐部に切換部材51が
設けられている。そして再給紙装置１には、中継搬送部
49に連設する相対して配置された１対のガイド板３を有
する搬送部２と、用紙を反転させる主反転ローラ４と上
下の第１，２従反転ローラ５，６とを有する反転部７
と、用紙を再給紙する再給紙部８とが順次配置されてお
り、９は搬送部２に設けられた搬送ローラ、11は再給紙
台を示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなものにお
いて、両面画像形成を実施するに際しては、給紙部40か
ら給紙された用紙は、搬送部44を経てレジストローラ46
でスキューが矯正され、画像形成部41で一面に画像形成
されて、定着部42で定着された後切換部材51で中継搬送
部49に切り換えられて、再給紙装置１の搬送部２のガイ
ド板３を経て、反転部７の主反転ローラ４と第１，２従
反転ローラ５，６とによって用紙が反転されて、再給紙
部８の再給紙台11に搬送される。その後主反転ローラ４
と第２従反転ローラ６とが反対方向に回転して用紙を再
給紙し、この用紙が搬送部44を経て画像形成部41で、そ
の他面に画像形成されて排紙搬送部48によって図示しな
い排紙部に排紙される。
いて、両面画像形成を実施するに際しては、給紙部40か
ら給紙された用紙は、搬送部44を経てレジストローラ46
でスキューが矯正され、画像形成部41で一面に画像形成
されて、定着部42で定着された後切換部材51で中継搬送
部49に切り換えられて、再給紙装置１の搬送部２のガイ
ド板３を経て、反転部７の主反転ローラ４と第１，２従
反転ローラ５，６とによって用紙が反転されて、再給紙
部８の再給紙台11に搬送される。その後主反転ローラ４
と第２従反転ローラ６とが反対方向に回転して用紙を再
給紙し、この用紙が搬送部44を経て画像形成部41で、そ
の他面に画像形成されて排紙搬送部48によって図示しな
い排紙部に排紙される。
【０００４】しかしながらこのような画像形成装置にお
いて、（１）両面画像形成に際しては、一面の画像形成
が終了した先行の用紙が、再給紙装置１の再給紙部８に
搬送された後、主反転ローラ４と第２従反転ローラ６と
によって再給紙され、この再給紙が終了した後でなけれ
ば、後行の用紙を再給紙することができない。そのため
に先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成との間
の時間間隔が長くなって、連続画像形成の効率が劣悪で
生産性を著しく低下させているという問題があり、また
（２）再給紙装置１の搬送部２を経て、反転部７によっ
て用紙が反転されて、再給紙部８の再給紙台11に搬送さ
れた用紙のスキューを矯正するために、用紙の搬送方向
と直角方向に用紙サイズに合わせて作動する図示を省略
したサイドフェンスを設け、このサイドフェンスによっ
て用紙の側面を押していた。そのためサイドフェンス、
それを駆動するためのモータ等の駆動源、及びサイドフ
ェンスの位置センサ等が必要となるのに加えて、これら
を設置するための余分なスペースを必要として大型とな
り、またそれらによって高価なものとなる等の問題があ
る。
いて、（１）両面画像形成に際しては、一面の画像形成
が終了した先行の用紙が、再給紙装置１の再給紙部８に
搬送された後、主反転ローラ４と第２従反転ローラ６と
によって再給紙され、この再給紙が終了した後でなけれ
ば、後行の用紙を再給紙することができない。そのため
に先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成との間
の時間間隔が長くなって、連続画像形成の効率が劣悪で
生産性を著しく低下させているという問題があり、また
（２）再給紙装置１の搬送部２を経て、反転部７によっ
て用紙が反転されて、再給紙部８の再給紙台11に搬送さ
れた用紙のスキューを矯正するために、用紙の搬送方向
と直角方向に用紙サイズに合わせて作動する図示を省略
したサイドフェンスを設け、このサイドフェンスによっ
て用紙の側面を押していた。そのためサイドフェンス、
それを駆動するためのモータ等の駆動源、及びサイドフ
ェンスの位置センサ等が必要となるのに加えて、これら
を設置するための余分なスペースを必要として大型とな
り、またそれらによって高価なものとなる等の問題があ
る。
【０００５】そこで請求項１，２に記載の発明の目的
は、前記（１）のような従来の再給紙装置のもつ問題を
解消し、先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成
との間の時間間隔を短くすることができて、連続画像形
成を効率良く実施することができ、生産性が高い再給紙
装置を提供するにある。また請求項３に記載の発明の目
的は、前記（２）のような従来の再給紙装置のもつ問題
を解消し、再給紙部に搬送された用紙のスキューを矯正
するために設けられていたサイドフェンス、このサイド
フェンスを駆動するためのモータ等の駆動源、及びサイ
ドフェンスの位置センサ等を設ける必要がないのに加え
て、これらを設置するための余分なスペースを必要とし
ないで小型とすることができ、また安価な再給紙装置を
提供するにある。
は、前記（１）のような従来の再給紙装置のもつ問題を
解消し、先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成
との間の時間間隔を短くすることができて、連続画像形
成を効率良く実施することができ、生産性が高い再給紙
装置を提供するにある。また請求項３に記載の発明の目
的は、前記（２）のような従来の再給紙装置のもつ問題
を解消し、再給紙部に搬送された用紙のスキューを矯正
するために設けられていたサイドフェンス、このサイド
フェンスを駆動するためのモータ等の駆動源、及びサイ
ドフェンスの位置センサ等を設ける必要がないのに加え
て、これらを設置するための余分なスペースを必要とし
ないで小型とすることができ、また安価な再給紙装置を
提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、相対
して配置された１対のガイド板を有する搬送部と、用紙
を反転させる主反転ローラと上下の第１，２従反転ロー
ラとを有する反転部と、用紙を再給紙する再給紙部とを
順次配置した画像形成装置における再給紙装置におい
て、前記反転部には第２従反転ローラと接触する再給紙
ローラと、再給紙時に下動して用紙に接触して主反転ロ
ーラと同期して回転し、用紙を再給紙ローラに向けて寄
せる寄せローラとが設けられていることを特徴とするも
のである。請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の
発明において、寄せローラは主反転ローラの回転軸にト
ルクリミッタを介して装着されたブラケットに取付けら
れていることを特徴とするものである。請求項３に記載
の発明は、請求項１に記載の発明において、寄せローラ
が用紙を再給紙ローラに向けて寄せているとき、再給紙
ローラを停止させて用紙を撓ませ、用紙のスキューを矯
正することを特徴とするものである。
目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、相対
して配置された１対のガイド板を有する搬送部と、用紙
を反転させる主反転ローラと上下の第１，２従反転ロー
ラとを有する反転部と、用紙を再給紙する再給紙部とを
順次配置した画像形成装置における再給紙装置におい
て、前記反転部には第２従反転ローラと接触する再給紙
ローラと、再給紙時に下動して用紙に接触して主反転ロ
ーラと同期して回転し、用紙を再給紙ローラに向けて寄
せる寄せローラとが設けられていることを特徴とするも
のである。請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の
発明において、寄せローラは主反転ローラの回転軸にト
ルクリミッタを介して装着されたブラケットに取付けら
れていることを特徴とするものである。請求項３に記載
の発明は、請求項１に記載の発明において、寄せローラ
が用紙を再給紙ローラに向けて寄せているとき、再給紙
ローラを停止させて用紙を撓ませ、用紙のスキューを矯
正することを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】前記のような請求項１に記載された発明によっ
て再給紙するに際しては、先行の用紙が従来と同様にし
て、反転部で主反転ローラの回転によって反転されて再
給紙部に搬送され、この間は寄せローラは先行の用紙か
ら離間しており、その後寄せローラが先行の用紙に接触
し、主反転ローラと同期して回転することによって、先
行の用紙を第２従反転ローラと再給紙ローラとに向けて
移送し、ついで寄せローラは、先行の用紙から離間した
位置に移動され、先行の用紙は第２従反転ローラと再給
紙ローラとによって画像形成部に向けて再給紙され、こ
れとともに後行の用紙が搬送部を経て反転部に搬送さ
れ、先行の用紙の場合と同様にして再給紙部に搬送さ
れ、このようにして先行の用紙の再給紙と、後行の用紙
の反転とが同時に行われ、以下所望枚数の用紙について
同様のことが継続される。
て再給紙するに際しては、先行の用紙が従来と同様にし
て、反転部で主反転ローラの回転によって反転されて再
給紙部に搬送され、この間は寄せローラは先行の用紙か
ら離間しており、その後寄せローラが先行の用紙に接触
し、主反転ローラと同期して回転することによって、先
行の用紙を第２従反転ローラと再給紙ローラとに向けて
移送し、ついで寄せローラは、先行の用紙から離間した
位置に移動され、先行の用紙は第２従反転ローラと再給
紙ローラとによって画像形成部に向けて再給紙され、こ
れとともに後行の用紙が搬送部を経て反転部に搬送さ
れ、先行の用紙の場合と同様にして再給紙部に搬送さ
れ、このようにして先行の用紙の再給紙と、後行の用紙
の反転とが同時に行われ、以下所望枚数の用紙について
同様のことが継続される。
【０００８】請求項２，３に記載された発明によって再
給紙するに際しては、先行の用紙が請求項１に記載の発
明と同様にして、反転部で主反転ローラの回転によっ
て、反転されて再給紙部に搬送され、この際寄せローラ
のブラケットは主反転ローラと同方向に回動するトルク
リミッタによって上動位置に移動して停止して、寄せロ
ーラは先行の用紙から離間し、第２従反転ローラと再給
紙ローラは主反転ローラに接触して同期回転をしてい
る。この後主反転ローラが反対方向に回転し、寄せロー
ラのブラケットはトルクリミッタによって下動位置に移
動して停止して、寄せローラは先行の用紙に接触し、第
２従反転ローラと再給紙ローラは主反転ローラから離間
して停止する。そして寄せローラが回転して先行の用紙
を、第２従反転ローラと再給紙ローラとに向けて移送す
る。この際先行の用紙の先端が停止している第２従反転
ローラと再給紙ローラとのニップ部に遮られて停止し、
そのため先行の用紙は上方に撓んでスキューが矯正され
る。その後主反転ローラを再度正方向へ回転して、前記
と同様に寄せローラを先行の用紙から離間した上動位置
に移動して停止し、第２従反転ローラ、再給紙ローラは
上動して主反転ローラとともに回転を再開する。このよ
うにして、先行の用紙は第２従反転ローラと再給紙ロー
ラとによって画像形成部に向けて再給紙され、これとと
もに後行の用紙が前記と同様に、搬送部、反転部を経て
再給紙部に搬送されて、先行の用紙の再給紙と後行の用
紙の反転とが同時に行われて、その間の時間間隔を短縮
し、以下所望枚数の用紙について同様のことが継続され
る。
給紙するに際しては、先行の用紙が請求項１に記載の発
明と同様にして、反転部で主反転ローラの回転によっ
て、反転されて再給紙部に搬送され、この際寄せローラ
のブラケットは主反転ローラと同方向に回動するトルク
リミッタによって上動位置に移動して停止して、寄せロ
ーラは先行の用紙から離間し、第２従反転ローラと再給
紙ローラは主反転ローラに接触して同期回転をしてい
る。この後主反転ローラが反対方向に回転し、寄せロー
ラのブラケットはトルクリミッタによって下動位置に移
動して停止して、寄せローラは先行の用紙に接触し、第
２従反転ローラと再給紙ローラは主反転ローラから離間
して停止する。そして寄せローラが回転して先行の用紙
を、第２従反転ローラと再給紙ローラとに向けて移送す
る。この際先行の用紙の先端が停止している第２従反転
ローラと再給紙ローラとのニップ部に遮られて停止し、
そのため先行の用紙は上方に撓んでスキューが矯正され
る。その後主反転ローラを再度正方向へ回転して、前記
と同様に寄せローラを先行の用紙から離間した上動位置
に移動して停止し、第２従反転ローラ、再給紙ローラは
上動して主反転ローラとともに回転を再開する。このよ
うにして、先行の用紙は第２従反転ローラと再給紙ロー
ラとによって画像形成部に向けて再給紙され、これとと
もに後行の用紙が前記と同様に、搬送部、反転部を経て
再給紙部に搬送されて、先行の用紙の再給紙と後行の用
紙の反転とが同時に行われて、その間の時間間隔を短縮
し、以下所望枚数の用紙について同様のことが継続され
る。
【０００９】
【実施例】図１〜５に示すこの発明の第１実施例におい
て、前記従来例と同様の部分には同一の符号を付して説
明を省略し、主として異なる部分について説明する。反
転部７の第２従反転ローラ６に、軸受12がばね13で押圧
されることによって再給紙ローラ14が接触し、第２従反
転ローラ６も主反転ローラ４に接触して同期して回転す
るようになっている。そして図示しないモータ等の駆動
源、リンク機構等からなる支持手段によって用紙に対し
て接離位置間を移動されて、それらの位置に保持される
寄せローラ15が設けられており、この寄せローラ15の回
転軸には図２に示すように従動ピニオン16が取付けら
れ、この従動ピニオン16と噛合する駆動ピニオン17が設
けられ、寄せローラ15は駆動ピニオン17の回転軸と主反
転ローラ４の回転軸との間に張設した第１タイミングベ
ルト18によって、主反転ローラ４と同期して回転するよ
うになっている。なお19は反転センサを示す。
て、前記従来例と同様の部分には同一の符号を付して説
明を省略し、主として異なる部分について説明する。反
転部７の第２従反転ローラ６に、軸受12がばね13で押圧
されることによって再給紙ローラ14が接触し、第２従反
転ローラ６も主反転ローラ４に接触して同期して回転す
るようになっている。そして図示しないモータ等の駆動
源、リンク機構等からなる支持手段によって用紙に対し
て接離位置間を移動されて、それらの位置に保持される
寄せローラ15が設けられており、この寄せローラ15の回
転軸には図２に示すように従動ピニオン16が取付けら
れ、この従動ピニオン16と噛合する駆動ピニオン17が設
けられ、寄せローラ15は駆動ピニオン17の回転軸と主反
転ローラ４の回転軸との間に張設した第１タイミングベ
ルト18によって、主反転ローラ４と同期して回転するよ
うになっている。なお19は反転センサを示す。
【００１０】この第１実施例で再給紙するに際しては、
寄せローラ15が前記の支持手段によって、先行の用紙Ｐ
１から離間した上方位置に保持されていて、先行の用紙
Ｐ１が従来と同様にして、図３に示すように反転部７で
主反転ローラ４の時計方向である正方向への回転によっ
て反転されて、再給紙部８の再給紙台11に搬送される。
このようにして先行の用紙Ｐ１の後端を反転センサ19が
検知してから一定時間後に、従動ピニオン16、駆動ピニ
オン17、第１タイミングベルト18を介して、主反転ロー
ラ４と同期して反時計方向に回転している寄せローラ15
を、図４に示すように下動させて先行の用紙Ｐ１に接触
させ、先行の用紙Ｐ１はこの寄せローラ15によって、第
２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とに向けて移送され
る。その後寄せローラ15は、図５に示すように先行の用
紙Ｐ１から離間した上方位置に移動され、先行の用紙Ｐ
１は第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とによって画
像形成部に向けて再給紙され、これとともに後行の用紙
Ｐ２が搬送部２を経て反転部７に搬送され、ここで反転
されて先行の用紙Ｐ１の場合と同様にして再給紙部８に
搬送され、このようにして先行の用紙Ｐ１の再給紙と後
行の用紙Ｐ２の反転とが同時に行われて、その間の時間
間隔を短縮し、以下所望枚数の用紙について同様のこと
が継続される。
寄せローラ15が前記の支持手段によって、先行の用紙Ｐ
１から離間した上方位置に保持されていて、先行の用紙
Ｐ１が従来と同様にして、図３に示すように反転部７で
主反転ローラ４の時計方向である正方向への回転によっ
て反転されて、再給紙部８の再給紙台11に搬送される。
このようにして先行の用紙Ｐ１の後端を反転センサ19が
検知してから一定時間後に、従動ピニオン16、駆動ピニ
オン17、第１タイミングベルト18を介して、主反転ロー
ラ４と同期して反時計方向に回転している寄せローラ15
を、図４に示すように下動させて先行の用紙Ｐ１に接触
させ、先行の用紙Ｐ１はこの寄せローラ15によって、第
２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とに向けて移送され
る。その後寄せローラ15は、図５に示すように先行の用
紙Ｐ１から離間した上方位置に移動され、先行の用紙Ｐ
１は第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とによって画
像形成部に向けて再給紙され、これとともに後行の用紙
Ｐ２が搬送部２を経て反転部７に搬送され、ここで反転
されて先行の用紙Ｐ１の場合と同様にして再給紙部８に
搬送され、このようにして先行の用紙Ｐ１の再給紙と後
行の用紙Ｐ２の反転とが同時に行われて、その間の時間
間隔を短縮し、以下所望枚数の用紙について同様のこと
が継続される。
【００１１】図６〜１１に示すこの発明の第２実施例に
おいて、前記第１実施例と同様の部分には同一の符号を
付して説明を省略し、主として異なる部分について説明
する。主反転ローラ４の回転軸21に第１トルクリミッタ
22を介してブラケット23が装着され、このブラケット23
に寄せローラ15の回転軸24が回転可能に支持されてい
る。そして両回転軸21，24に取付けられているプーリ2
5，26間に第２タイミングベルト27が張設されており、
回転軸21の両端には第２トルクリミッタ28を介してカム
29が装着され、このカム29に対向する位置において、第
２従反転ローラ６の軸受にリンク30が取付けられてい
る。
おいて、前記第１実施例と同様の部分には同一の符号を
付して説明を省略し、主として異なる部分について説明
する。主反転ローラ４の回転軸21に第１トルクリミッタ
22を介してブラケット23が装着され、このブラケット23
に寄せローラ15の回転軸24が回転可能に支持されてい
る。そして両回転軸21，24に取付けられているプーリ2
5，26間に第２タイミングベルト27が張設されており、
回転軸21の両端には第２トルクリミッタ28を介してカム
29が装着され、このカム29に対向する位置において、第
２従反転ローラ６の軸受にリンク30が取付けられてい
る。
【００１２】この第２実施例で再給紙するに際しては、
先行の用紙Ｐ１が請求項１に記載の発明と同様にして、
図７，９に示すように、反転部７で主反転ローラ４を正
方向に回転して、反転されて再給紙部８の再給紙台11に
搬送される。この際寄せローラの15のブラケット23及び
カム29は、主反転ローラ４と同方向に回動する第１，２
トルクリミッタ22，28によって、上動位置に移動して図
示しないストッパに係合し、この係合力が第１，２トル
クリミッタ22，28の設定トルクより大きくなったところ
で停止する。ここで寄せローラ15は先行の用紙Ｐ１か
ら、またカム29はリンク30から離間し、第２従反転ロー
ラ６、再給紙ローラ14はばね13の押圧力によって上動し
て主反転ローラ４に接触し、これとともに回転すること
となる。
先行の用紙Ｐ１が請求項１に記載の発明と同様にして、
図７，９に示すように、反転部７で主反転ローラ４を正
方向に回転して、反転されて再給紙部８の再給紙台11に
搬送される。この際寄せローラの15のブラケット23及び
カム29は、主反転ローラ４と同方向に回動する第１，２
トルクリミッタ22，28によって、上動位置に移動して図
示しないストッパに係合し、この係合力が第１，２トル
クリミッタ22，28の設定トルクより大きくなったところ
で停止する。ここで寄せローラ15は先行の用紙Ｐ１か
ら、またカム29はリンク30から離間し、第２従反転ロー
ラ６、再給紙ローラ14はばね13の押圧力によって上動し
て主反転ローラ４に接触し、これとともに回転すること
となる。
【００１３】このようにして先行の用紙Ｐ１の後端を反
転センサ19が検知してから一定時間後に、図８，10に示
すように、主反転ローラ４が反対方向に回転し、この際
寄せローラ15のブラケット23及びカム29は、同方向に回
動する第１，２トルクリミッタ22，28によって、それぞ
れ下動位置に移動して図示しないストッパに係合し、こ
の係合力が第１トルクリミッタ22の設定トルクより大き
くなったところで停止する。ここで寄せローラ15が先行
の用紙Ｐ１に接触し、カム29がリンク30に接触してこれ
を押下して、第２従反転ローラ６を主反転ローラ４から
離間させて再給紙ローラ14とともに停止する。そして寄
せローラ15はプーリ25，26、第２タイミングベルト27を
介して、主反転ローラ４と同期して回転し、先行の用紙
Ｐ１を第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とに向けて
移送する。この際第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14
とが停止していることから、先行の用紙Ｐ１の先端が両
ローラ６，14のニップ部に遮られて停止し、そのため先
行の用紙Ｐ１は図10に示すように上方に撓んでスキュー
が矯正される。
転センサ19が検知してから一定時間後に、図８，10に示
すように、主反転ローラ４が反対方向に回転し、この際
寄せローラ15のブラケット23及びカム29は、同方向に回
動する第１，２トルクリミッタ22，28によって、それぞ
れ下動位置に移動して図示しないストッパに係合し、こ
の係合力が第１トルクリミッタ22の設定トルクより大き
くなったところで停止する。ここで寄せローラ15が先行
の用紙Ｐ１に接触し、カム29がリンク30に接触してこれ
を押下して、第２従反転ローラ６を主反転ローラ４から
離間させて再給紙ローラ14とともに停止する。そして寄
せローラ15はプーリ25，26、第２タイミングベルト27を
介して、主反転ローラ４と同期して回転し、先行の用紙
Ｐ１を第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14とに向けて
移送する。この際第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14
とが停止していることから、先行の用紙Ｐ１の先端が両
ローラ６，14のニップ部に遮られて停止し、そのため先
行の用紙Ｐ１は図10に示すように上方に撓んでスキュー
が矯正される。
【００１４】その後図７，11に示すように、主反転ロー
ラ４を再度正方向に回転して、前記と同様にブラケット
23及びカム29を同方向に回動して、寄せローラ15及びカ
ム29のそれぞれを先行の用紙Ｐ１及びリンク30から離間
した上動位置に移動して停止する。ここで寄せローラ15
は先行の用紙Ｐ１から、またカム29はリンク30から離間
し、第２従反転ローラ６、再給紙ローラ14は主反転ロー
ラ４に当接してこれとともに回転を再開する。そして先
行の用紙Ｐ１は第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14と
によって画像形成部に向けて再給紙され、これとともに
後行の用紙Ｐ２が搬送部２を経て反転部７に搬送されて
反転され、このようにして先行の用紙Ｐ１の再給紙と後
行の用紙Ｐ２の反転とが同時に行われ、以下所望枚数の
用紙について同様のことが継続される。
ラ４を再度正方向に回転して、前記と同様にブラケット
23及びカム29を同方向に回動して、寄せローラ15及びカ
ム29のそれぞれを先行の用紙Ｐ１及びリンク30から離間
した上動位置に移動して停止する。ここで寄せローラ15
は先行の用紙Ｐ１から、またカム29はリンク30から離間
し、第２従反転ローラ６、再給紙ローラ14は主反転ロー
ラ４に当接してこれとともに回転を再開する。そして先
行の用紙Ｐ１は第２従反転ローラ６と再給紙ローラ14と
によって画像形成部に向けて再給紙され、これとともに
後行の用紙Ｐ２が搬送部２を経て反転部７に搬送されて
反転され、このようにして先行の用紙Ｐ１の再給紙と後
行の用紙Ｐ２の反転とが同時に行われ、以下所望枚数の
用紙について同様のことが継続される。
【００１５】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
１に記載の発明は、相対して配置された１対のガイド板
を有する搬送部と、用紙を反転させる主反転ローラと上
下の第１，２従反転ローラとを有する反転部と、用紙を
再給紙する再給紙部とを順次配置した画像形成装置にお
ける再給紙装置において、前記反転部には第２従反転ロ
ーラと接触する再給紙ローラと、再給紙時に下動して用
紙に接触して主反転ローラと同期して回転し、用紙を再
給紙ローラに向けて寄せる寄せローラとが設けられてい
るので、先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成
との間の時間間隔を短くすることができて、連続画像形
成を効率良く実施することができ、生産性が高いという
効果がある。請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、寄せローラは主反転ローラの回転軸に
トルクリミッタを介して装着されたブラケットに取付け
られているので、寄せローラを支持するために大きなブ
ラケットを必要としないのに加えて、寄せローラを上下
動するためのソレノイド等の駆動手段を必要としないの
で、これらを設置するための大きなスペースが必要でな
くて、大型とならないとともに安価で提供することがで
きるという効果がある。請求項３に記載の発明は、請求
項１に記載の発明において、寄せローラが用紙を再給紙
ローラに向けて寄せているとき、再給紙ローラを停止さ
せて用紙を撓ませ、用紙のスキューを矯正するので、再
給紙部に搬送された用紙のスキューを矯正するために設
けられていたサイドフェンス、このサイドフェンスを駆
動するためのモータ等の駆動源、及びサイドフェンスの
位置センサ等を設ける必要がないのに加えて、これらを
設置するための余分なスペースを必要としないで小型と
することができ、また安価であるという効果がある。
１に記載の発明は、相対して配置された１対のガイド板
を有する搬送部と、用紙を反転させる主反転ローラと上
下の第１，２従反転ローラとを有する反転部と、用紙を
再給紙する再給紙部とを順次配置した画像形成装置にお
ける再給紙装置において、前記反転部には第２従反転ロ
ーラと接触する再給紙ローラと、再給紙時に下動して用
紙に接触して主反転ローラと同期して回転し、用紙を再
給紙ローラに向けて寄せる寄せローラとが設けられてい
るので、先行の用紙の画像形成と後行の用紙の画像形成
との間の時間間隔を短くすることができて、連続画像形
成を効率良く実施することができ、生産性が高いという
効果がある。請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、寄せローラは主反転ローラの回転軸に
トルクリミッタを介して装着されたブラケットに取付け
られているので、寄せローラを支持するために大きなブ
ラケットを必要としないのに加えて、寄せローラを上下
動するためのソレノイド等の駆動手段を必要としないの
で、これらを設置するための大きなスペースが必要でな
くて、大型とならないとともに安価で提供することがで
きるという効果がある。請求項３に記載の発明は、請求
項１に記載の発明において、寄せローラが用紙を再給紙
ローラに向けて寄せているとき、再給紙ローラを停止さ
せて用紙を撓ませ、用紙のスキューを矯正するので、再
給紙部に搬送された用紙のスキューを矯正するために設
けられていたサイドフェンス、このサイドフェンスを駆
動するためのモータ等の駆動源、及びサイドフェンスの
位置センサ等を設ける必要がないのに加えて、これらを
設置するための余分なスペースを必要としないで小型と
することができ、また安価であるという効果がある。
【図１】この発明の第１実施例の一部縦断正面図であ
る。
る。
【図２】同上の要部の拡大図である。
【図３】同上の先行用紙の反転時の状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図４】同先行用紙の再給紙開始時の状態を示す説明図
である。
である。
【図５】同先行用紙の再給紙時の状態を示す説明図であ
る。
る。
【図６】この発明の第２実施例の要部の平面図である。
【図７】同上の寄せローラが上動位置にある状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図８】同寄せローラが下動位置にある状態を示す説明
図である。
図である。
【図９】同上の先行用紙の反転時の状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図１０】同先行用紙の再給紙開始時の状態を示す説明
図である。
図である。
【図１１】同先行用紙の再給紙時の状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図１２】この発明と同種の画像形成装置における再給
紙装置の概略を示す正面図である。
紙装置の概略を示す正面図である。
１ 再給紙装置 ２ 搬送部
３ ガイド板 ４ 主反転ローラ
５ 第１従反転ローラ ６ 第２従反転ロー
ラ ７ 反転部 ８ 再給紙部 ９ 搬送ローラ 11 再給紙台 12 軸受 13 ばね 14 再給紙ローラ 15 寄せローラ 16 従動ピニオン 17 駆動ピニオン 18 第１タイミングベルト 19 反転センサ 21 回転軸 22 第１トルクリミ
ッタ 23 ブラケット 24 回転軸 25 プーリ 26 プーリ 27 第２タイミングベルト 28 第２トルクリミ
ッタ 29 カム 30 リンク
ラ ７ 反転部 ８ 再給紙部 ９ 搬送ローラ 11 再給紙台 12 軸受 13 ばね 14 再給紙ローラ 15 寄せローラ 16 従動ピニオン 17 駆動ピニオン 18 第１タイミングベルト 19 反転センサ 21 回転軸 22 第１トルクリミ
ッタ 23 ブラケット 24 回転軸 25 プーリ 26 プーリ 27 第２タイミングベルト 28 第２トルクリミ
ッタ 29 カム 30 リンク
Claims (3)
- 【請求項１】 相対して配置された１対のガイド板を有
する搬送部と、用紙を反転させる主反転ローラと上下の
第１，２従反転ローラとを有する反転部と、用紙を再給
紙する再給紙部とを順次配置した画像形成装置における
再給紙装置において、前記反転部には第２従反転ローラ
と接触する再給紙ローラと、再給紙時に下動して用紙に
接触して主反転ローラと同期して回転し、用紙を再給紙
ローラに向けて寄せる寄せローラとが設けられているこ
とを特徴とする画像形成装置における再給紙装置。 - 【請求項２】 寄せローラは主反転ローラの回転軸にト
ルクリミッタを介して装着されたブラケットに取付けら
れていることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装
置における再給紙装置。 - 【請求項３】 寄せローラが用紙を再給紙ローラに向け
て寄せているとき、再給紙ローラを停止させて用紙を撓
ませ、用紙のスキューを矯正することを特徴とする請求
項１に記載の画像形成装置における再給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06960795A JP3362085B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像形成装置における再給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06960795A JP3362085B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像形成装置における再給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259045A JPH08259045A (ja) | 1996-10-08 |
| JP3362085B2 true JP3362085B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=13407716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06960795A Expired - Fee Related JP3362085B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像形成装置における再給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3362085B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP06960795A patent/JP3362085B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08259045A (ja) | 1996-10-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071018 Year of fee payment: 5 |
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