JP3351897B2 - モータにおける刷子付勢用弾機の組付け構造 - Google Patents

モータにおける刷子付勢用弾機の組付け構造

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JP3351897B2 JP05503794A JP5503794A JP3351897B2 JP 3351897 B2 JP3351897 B2 JP 3351897B2 JP 05503794 A JP05503794 A JP 05503794A JP 5503794 A JP5503794 A JP 5503794A JP 3351897 B2 JP3351897 B2 JP 3351897B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用電装品等に用い
られるモータにおける刷子付勢用弾機の組付け構造に関
するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種モータにおいては、刷子ホルダステーに設けた刷
子ホルダに出没自在に収納される一対の刷子を、コンミ
テータに押圧状に摺接するよう弾機を介してそれぞれ付
勢することになるが、この場合に、各弾機を、一端部が
刷子ホルダステー側に固定支持され、コイル部が刷子ホ
ルダステーに形成の一対の弾機支持部にそれぞれ貫通状
に支持され、他端部が刷子を押圧付勢する捻りコイル式
のものを採用することがある。ところで刷子は、弾機に
付勢されるが故に、コンミテータが存在しない状態では
コンミテータ摺接面を越えて軸芯側に突出することにな
る。このため、モータを組付けるにあたり、刷子がこの
突出する状態にしたままでアーマチュアを組み込もうと
すると、刷子が邪魔になって事実上アーマチュアを組込
むことができない。そこで従来、刷子を弾機に抗してコ
ンミテータから離間する位置に仮保持しておき、この状
態でアーマチュアを組込んだ後、刷子の仮保持解除をす
るようにしたものがあるが、このものでは、各刷子毎に
仮保持させる作業と、その解除作業がそれぞれ必要であ
って面倒かつ煩雑なうえ、解除作業を忘れる惧れもあ
る。このため、実開昭58−115862号公報や実開
昭58−166262号公報に示される如く、刷子が予
め刷子ホルダにセツトされた刷子ユニットを用意する一
方、該刷子ホルダが取付けられるホルダステー部に開口
部を形成し、アーマチュアを予め組込んだ後、前記開口
部から刷子ユニットを組込むようにしたものが提唱され
ている。しかるに前者のものは、各刷子毎に刷子ユニッ
トを形成し、これらを各別に嵌合組込みするものである
ため、刷子ユニットは刷子数だけ必要であって、部品点
数が多く作業性に劣るうえ、刷子は、刷子ユニットに組
込んだ弾機によって刷子ユニットから大きく突出する状
態に付勢されているため、刷子ユニットをホルダステー
部に組込むまでの前段階で刷子が他部材に衝接して破損
しやすい等の問題がある。これに対し、後者のものは、
一対の刷子が一つの刷子ユニットに組込まれているた
め、刷子ユニットの数を前者のものに比して半減できる
という利点はあるものの、このものは、刷子収容部がな
く、刷子を刷子ホルダーに止着された板バネを介して露
出する状態で付勢支持したものであって、刷子の刷子収
容部による安定した保持ができないうえ、板バネ先端部
に、コンミテータ周面に接触して刷子対向間を拡開さ
せ、これによって刷子をコンミテータに摺接するよう案
内する案内受け部を形成したものであって、このもので
は、案内受け部の接触でコンミテータ表面が傷付けられ
る惧れがある等の問題がある。そこで、刷子ユニット
に、刷子を収容するための一対の刷子ホルダを形成して
刷子の安定保持を計るようにすると共に、該刷子ユニッ
トのホルダステーへの組込みに合わせて弾機による刷子
付勢がなされるようにする試みをしたが、このとき、弾
機が前述した捻りコイル式とすると、その捻り方向が左
右逆向きの状態で組み込むことになる。ところが、両刷
子の弾機による付勢位置は略同じ位置であるため、弾機
はこれに対応して左右捻り方向が異なる二種類のものを
用意し、これらを左右区別して組み込む必要が生じるこ
とになって部品の種類が増加する許りでなく、弾機の組
込みミスを招来することになって信頼性が損なわれる等
の問題があり、これらの改善が要求される。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるモータに
おける刷子付勢用弾機の組付け構造を提供することを目
的として創作されたものであって、刷子ホルダステーに
設けた刷子ホルダに出没自在に収納される左右一対の刷
子を、コンミテータに押圧状態に摺接するよう左右に配
した弾機を介してそれぞれ付勢してなるモータにおい
て、前記各弾機は、コイル長方向がコンミテータの軸長
方向を向き、一端部が刷子ホルダ受容部側に支持され、
コイル部が刷子ホルダステーに形成の一対の弾機支持部
にそれぞれ貫通状に支持され、他端部が刷子を押圧付勢
する捻りコイル式のものにすると共に、前記一対の弾機
支持部の各弾機取付け位置の高さを弾機長に略相当する
分だけコンミテータの軸長方向に向けて異ならしめ、一
対の弾機を、アーマチュア軸に対し左右対称で、かつ刷
子を押圧する他端部が前記軸長方向互いに対向する側に
向くよう対応する弾機支持部に組み込んだことを特徴と
するものである。そしてこの場合において、好ましく
は、一対の弾機支持部の各弾機取付け位置の軸長方向の
差をL、弾機長をX、弾機による刷子の押圧位置をh、
弾機の線直径をdとしたときに、 L≒X−d の式、または L≒h−d/2 の式の関係となるように設定されることである。
【0004】そして本発明は、この構成によって、弾機
付勢力を刷子ユニットの組込みに対応させて付与できな
がら、弾機を一種類のものにできるようにしたものであ
る。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は車両用電装品の動力源とな
る減速機構付きのモータであって、該モータ1のケーシ
ング2は、有底筒状のヨーク3と、該ヨーク3の開口端
部に組付けられるエンドケース4とを用いて構成されて
おり、そして上記ヨーク3には、永久磁石5、アーマチ
ュア軸6、アーマチュアコア7等の各種部材が組込ま
れ、またエンドケース4には、アーマチュア軸6の先端
部に形成されるウオームギア6a、該ウオームギア6a
に噛合するウオームホイール(図示せず)等の減速機構
が組込まれるが、これらの基本的な構成は何れも従来通
りである。
【0006】前記ケーシング2は、エンドケース4のヨ
ーク側端部が、後述する刷子ユニットが組込まれるホル
ダステー部9に構成されている。つまり、ホルダステー
部9は有底筒形状をしており、その筒状部9a内に、ア
ーマチュア軸6に一体的に形成されるコンミテータ10
が配置されるようになっているが、このホルダステー部
9は、アーマチュア軸6の軸芯に直交する縦線V方向の
幅Aに対し横線H方向の幅Bの方が長い(A<B)形状
をしている。そして、ホルダステー部9における筒底部
9bの中心部位には、ウオームギア6aが挿通される挿
通孔9cが開設されており、該挿通孔9cの周縁部に
は、アーマチュア軸6を回動自在に軸承するための軸受
12用の嵌合溝9dが形成されている。
【0007】さらに筒底部9bの内筒側面には、左右一
対の捻りコイル式の刷子弾機13、14のコイル部13
c、14cがそれぞれ挿通支持される左右の弾機支持部
15、16と、刷子弾機13、14の一端部13a、1
4aがそれぞれ係止する左右の係止部17、18とが突
設されているが、本実施例において、図5に示す如く、
これらは何れも前記横線Hよりも上側で、かつ弾機支持
部15、16同志および係止部17、18同志が縦線V
を基準としてそれぞれ左右対称に位置し、しかも係止部
17、18は弾機支持部15、16よりも下側に位置す
る状態で設けられている。また、前記刷子弾機13、1
4の両端部13a、13b、14a、14bは、それぞ
れ直線状に延長され、その延長先端は拡開状に湾曲形成
されている。しかも、この刷子弾機コイル部13c、1
4cを、前記弾機支持部15、16に挿通支持し、弾機
一端部13a、14aを前記係止部17、18と筒状部
9aの内周面とのあいだに挟持して係止せしめたとき
に、該弾機13、14は、自然状態で弾機他端部13
b、14bがそれぞれ左右内方に向けて突出して、後述
する刷子ホルダ脚部23b、23cの嵌入経路に臨むよ
うに設定されている。ここで、左右の弾機支持部15、
16に形成される台座部15a、16aの高さはつぎの
ように設定されている。つまり、図3に示すように、刷
子弾機13、14の取付け位置の高さC、Dが刷子弾機
13、14の長さXに略相当する分だけ異なる(D≒C
+X)ように設定されている。この関係をさらに図8、
9で詳しく説明すると、一方の弾機支持部15の台座部
15aは筒底部9bから高さCの位置に有り、他方の弾
機支持部16の台座部16aは筒底部9bから高さDの
位置にあるが、この高さの差L(L=D−C)が、他方
の台座部16aの一方の台座部15aに対する位置的な
差となるが、この差Lは、コイル直径をdとしたとき
に、弾機長Xからコイル直径dを差し引いた値、つま
り、理論的には L=X−d の式で与えられ、さらに前記差Lは、台座部15aの高
さC位置を基準とし、ここから弾機13による刷子26
の押圧位置(高さ,弾機のコイル軸芯位置つまりd/2
の位置)までの距離をhとした場合には L=h−d/2 または X=h+d/2=L+d の式で与えられ、そうしてこれらの関係は、凡そのとこ
ろで前記式の関係になればよく、つまり L≒D−C L≒X−d L≒h−(1/2)×d となるよう設定されていればよく、そうして、捻り方向
が同一の弾機13、14を左右でアーマチュア軸6に対
して左右対称(捻り方向は同一で取付け向きが逆)にな
るよう弾機支持部15、16に取り付ければ、弾機他端
部13b、14bが略同じ高さ位置で突出することにな
って刷子26、27の付勢をすることになり、これによ
って左右共通の刷子弾機13、14を用いることができ
るよう配慮されている。
【0008】また、ホルダステー部9の筒状部9aは、
前記横線Hを基準として上側の外周面部に凹部19が形
成されており、該凹部19の左右両部位に、後述する刷
子ホルダ両脚部23b、23cが外部から嵌入する貫通
孔20、21が開設されているが、これら貫通孔20、
21は、弾機支持部15、16部位よりも左右内方で、
コンミテータ10部位よりも左右外方に位置し、かつ縦
線Vを基準として左右対称となるように設けられてい
る。さらにこれら貫通孔20、21は略四角形状をして
いるが、その周縁部は、外部側が広く内部側ほど狭くな
るようテーパ状20a、21aに形成されている。ま
た、これら両貫通孔20、21のあいだの凹部19の内
周面には、コンミテータ10側に向けて突出するガイド
体22が一体的に形成されているが、該ガイド体22の
左右両側には、前記貫通孔テーパ状部20a、21aか
ら延設されてコンミテータ10の径方向略両側近傍部位
にまで至るガイド面22a、22bが形成されている。
【0009】一方、23は刷子ホルダであって、該刷子
ホルダ23は、取付け板部23aと両脚部23b、23
cとによって略コ字形に一体形成されるものであるが、
これら両脚部23b、23cの先端部には、両底部が開
口した四角筒状の刷子収容部24、25がそれぞれ形成
されており、ここに刷子26、27が出没自在に収容さ
れている。そして、これら刷子26、27が収容されて
ユニット化された刷子ホルダ23は、アーマチュア軸
6、アーマチュアコア7、コンミテータ等からなるアー
マチュアアッシーが予め組込まれたホルダステー部9に
取付けられることになるが、この取付け構造は以下のよ
うになっている。つまり刷子ホルダ23を取付けるにあ
たり、予め前記刷子弾機13、14を弾機支持部15、
16に支持し、さらにその一端部13a、14aを係止
部17、18に係止せしめておき、この状態で、刷子ホ
ルダ両脚部23b、23cを貫通孔20、21にそれぞ
れ嵌入する。このとき、前述したように弾機他端部13
b、14bは、この嵌入経路に臨んでおり、そして図7
に示す如く、両脚部23b、23cを嵌入していくと、
刷子刷子収容部24、25の先端側左右外方コーナー部
に形成された突起24a、25aが弾機他端部13b、
14bに接当し、これを下側、つまり刷子弾機13、1
4が付勢される方向に向けて押圧する。
【0010】一方、刷子収容部24、25に収容された
刷子26、27は、その嵌入先端部がコンミテータ10
に接当する位置まではガイド体22のガイド面22a、
22bにガイドされ、以降はコンミテータ10にガイド
される状態で嵌入することになるが、該刷子26、27
がコンミテータ10の径方向左右両側位置に達すること
にタイミングを合わせて、前記弾機他端部13b、14
bが刷子収容部突起24a、25aから外れて刷子2
6、27の径方向外側面に接当し、刷子26、27をコ
ンミテータ10側に向けて弾圧するように設定されてい
る。さらに、上記刷子26、27がコンミテータ10の
径方向左右両側位置に達したときに、取付け板部23a
が凹部19の外周面に接当して両脚部23b、23cの
これ以上の嵌入が規制されるようになっており、この状
態で取付け板部23aを凹部19にビス止め28するこ
とによって、刷子ホルダ23はホルダステー部9に一体
的に取付けられるように構成されている。尚、図中、2
3d、23e、24b、25bは両脚部23a、23b
および刷子収容部24、25にそれぞれ形成されたピグ
テール30用の引回し溝、24c、25cは刷子収容部
24、25に形成された弾機他端部13b、14bの嵌
合溝、さらに31は該引回されたピグテール30の先端
が接続される外部接続用ターミナルである。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、刷子26、27をモータ1に組込むにあたり、前
述したように、予めケーシング2に形成されるホルダス
テー部9の筒底部9bに刷子弾機13、14を組付ける
と共に、ホルダステー部9にアーマチュアアッシーを組
込んでおく。そしてこの状態で、予め刷子26、27が
組込まれてユニット化された刷子ホルダ23の両脚部2
3b、23cをホルダステー部9の貫通孔20、21に
嵌入組込みすることになるが、この場合、刷子ユニット
は、刷子ホルダ23に形成された一対の刷子収容部2
4、25に刷子26、27をそれぞれ組み込んで形成さ
れるものであるため、刷子26、27の刷子収容部2
4、25による安定保持を確保できるうえ、各刷子毎に
刷子ユニットを形成する必要が無く、部品点数の削減が
計れる許りでなく、組込み作業工程数も減少することに
なる。
【0012】そのうえこのものにおいて、刷子弾機1
3、14は、刷子ホルダ23に組込まれておらず、ホル
ダステー部9に組込まれており、しかも、刷子ホルダ2
3のホルダステー部9への嵌入組込みに基づいて、刷子
26、27がコンミテータ10の径方向両側部に略達し
たことにタイミングを合わせて刷子26、27の弾圧を
行うこととなり、この結果、刷子弾機が刷子ホルダに組
込まれるもののように刷子ユニットをホルダステー部に
組込む際に、刷子が刷子ユニットから大きく突出する状
態になることがなく、もって、刷子26、27が他部材
に衝接することが回避されることになって、刷子26、
27を刷子ホルダ23に仮保持するような必要が全くな
い。さらにこのものでは、刷子ユニットをホルダステー
部9に組付けるにあたり、刷子26、27は、まず貫通
孔20、21のテーパ状部20a、21aにガイドされ
て貫通孔20、21内に嵌入し、次いでその嵌入先端部
がコンミテータ10に接当する位置まではガイド体22
のガイド面22a、22bにガイドされ、以降はコンミ
テータ10にガイドされる状態でコンミテータの径方向
両側部位に達することになり、このため、刷子26、2
7を容易に適正位置まで導くことができる。しかも、前
記刷子ユニットの組込みにあたり、コンミテータ10に
接触するのは事実上刷子26、27だけであって、従来
のもののように板バネ先端部に形成した案内受け部がコ
ンミテータに摺接することがなく、この結果、コンミテ
ータ表面が案内受け部によって傷付けられてしまう惧れ
もない。そのうえ、刷子弾機13、14の弾機支持部1
5、16による取付けは、その取付け高さの差Lが凡そ
弾機長Xからコイル直径dを差し引いた長さに設定され
ているから、刷子弾機13、14を左右逆巻き方向とな
るよう組込むことで弾機他端部13b、14bが略同じ
位置になって刷子26、27を押圧することになる。こ
の結果、刷子弾機13、14を同じものを用いることが
できて、部品点数の削減と共に、組込みミスを招来する
ことがなく、信頼性の高いものにできる。しかも刷子弾
機13、14は、捻りコイル式のものであるため、刷子
弾機として板バネを用いたもののように、コンミテータ
の回転に伴う振動が刷子を伝わつて板バネを振動させ、
これによってノイズが発生してしまうような不具合を回
避できることになる。また、刷子ユニットはホルダステ
ー部筒状部9aの上側の外周面側から組付けられること
になるから、実施例のように、エンドケース4の上側か
らウオームホイール等の減速機構を組込むものにおいて
は、刷子ユニットと減速機構とを同じ方向から組込むこ
とができることになって、モータ1を自動化ラインで組
立てる場合に、ラインの簡略化に大きく貢献できること
になる。尚、前記実施例では、刷子弾機13、14の取
付け位置の差Lを、台座15a、16aの位置によって
設定したが、これに限定されるものでなく、例えば低い
側の弾機支持部15についてみれば、台座がなく、筒底
部位置が弾機取付け位置であっても良いものである。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、左右の刷子弾機は、捻りコイル式
のものであって、板バネを用いたもののようにコンミテ
ータの回転に伴う振動が刷子を伝わって板バネを振動さ
せ、これによってノイズが発生してしまうような不具合
のないものであるが、その取付け位置の差が、略弾機長
分あるように設定されている結果、同じ弾機を、左右で
アーマチュア軸に対し左右対称になるようにして組込む
ことで、刷子を押圧付勢する両弾機他端部が同じ位置に
なる。従って、左右刷子弾機が、共通した一種類の弾機
で良いことになって、部品の共通化が確実に計れる許り
でなく、組付けミスを改善することができ、信頼性の高
いものを安価に提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータの平面図である。
【図2】ホルダステー部の平面図である。
【図3】同上水平断面図である。
【図4】同上縦断面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】刷子ホルダの斜視図である。
【図7】刷子ユニットのホルダステー部への組付けを示
す説明図である。
【図8】弾機の取付け状態を示す刷子ホルダ部の拡大断
面図である。
【図9】弾機の取付け状態の関係を示す作用説明図であ
る。
【符号の説明】
9 ホルダステー部 10 コンミテータ 13 刷子弾機 13a 弾機一端部 13b 弾機他端部 13c 弾機コイル部 14 刷子弾機 14a 弾機一端部 14b 弾機他端部 14c 弾機コイル部 15 弾機支持部 16 弾機支持部 20 貫通孔 21 貫通孔 23 刷子ホルダ 23b 脚部 23c 脚部 24 刷子収容部 25 刷子収容部 26 刷子 27 刷子 L 弾機取付け高さの差 X 弾機長 d コイル直径 h 弾機の刷子押圧位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 栄一 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社三ツ葉電機製作所内 (56)参考文献 実開 平4−34865(JP,U) 実開 昭63−176358(JP,U) 実開 平6−77455(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 - 13/14 H02K 5/00 - 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷子ホルダステーに設けた刷子ホルダに
    出没自在に収納される左右一対の刷子を、コンミテータ
    に押圧状態に摺接するよう左右に配した弾機を介してそ
    れぞれ付勢してなるモータにおいて、前記各弾機は、コ
    イル長方向がコンミテータの軸長方向を向き、一端部が
    刷子ホルダ受容部側に支持され、コイル部が刷子ホルダ
    ステーに形成の一対の弾機支持部にそれぞれ貫通状に支
    持され、他端部が刷子を押圧付勢する捻りコイル式のも
    のにすると共に、前記一対の弾機支持部の各弾機取付け
    位置の高さを弾機長に略相当する分だけコンミテータの
    軸長方向に向けて異ならしめ、一対の弾機を、アーマチ
    ュア軸に対し左右対称で、かつ刷子を押圧する他端部が
    前記軸長方向互いに対向する側に向くよう対応する弾機
    支持部に組み込んだことを特徴とするモータにおける刷
    子付勢用弾機の組付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、一対の弾機支持部の
    各弾機取付け位置の軸長方向の差をL、弾機長をX、弾
    機の線直径をdとしたときに、 L≒X−d の式の関係となるように設定されていることを特徴とす
    るモータにおける刷子付勢用弾機の組付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、一対の弾機支持部の
    各弾機取付け位置の軸長方向の差をL、弾機による刷子
    の押圧位置をh、弾機の線直径をdとしたときに、 L≒h−d/2 の式の関係となるように設定されていることを特徴とす
    るモータにおける刷子付勢用弾機の組付け構造。
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