JP3351171B2 - コンデンサ容量診断回路 - Google Patents

コンデンサ容量診断回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用エアバッグ装置
に使用されるバックアップコンデンサの容量診断回路に
関し、特に、イグニションスイッチのオン時に各種のチ
ェックを行うプライマリチェックが終了するまでの間、
又は、プライマリチェックに入るに至るまでの間、バッ
クアップコンデンサにおける端子電圧の上昇を抑制する
ことにより、容量診断に必要なバックアップコンデンサ
のマージン容量を減少するとともに、バックアップコン
デンサの小型化を図ってコストを低減可能なコンデンサ
容量診断回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の衝突時においても乗員を安
全に保護すべくエアバッグ装置等の乗員保護装置を車両
に搭載することが一般化されつつあり、かかるエアバッ
グ装置では、イグニションスイッチのオンに基く車両の
エンジン始動に従って充電されるバックアップコンデン
サが設けられている。
【0003】このようなバックアップコンデンサは、電
源と点火器(スクイブ)とのラインと並列接続になるよ
うに設けられており、エアバッグ装置の点火器(スクイ
ブ)の点火を行ってエアバッグの膨張展開を行うための
ものであるから、バックアップコンデンサの容量が正常
であるかどうかを常時チェックする必要がある。バック
アップコンデンサの容量チェックは、一般に、イグニシ
ョンスイッチのオンに基づいて行われるプライマリチェ
ック時に行われており、従来よりかかる容量チェックを
行う各種の容量診断回路が提案されている。例えば、実
開平6−53981号公報には、直流電源によって充電
されるコンデンサに対して、コンデンサの放電電流を導
通制御するスイッチング手段及び放電抵抗とからなる直
列回路を並列に接続し、電源起動時から一定時間内にス
イッチング手段を介してコンデンサの放電を行った後、
一定時間経過後にインターフェイス手段を介して充電開
始信号をスイッチング手段に伝達することにより、コン
デンサの充電を開始するとともに、さらに所定時間経過
後にコンデンサの充電電圧と電源電圧とをCPUを介し
て比較することによりコンデンサの容量を診断するよう
にしたコンデンサ容量診断回路が記載されている。
【0004】かかるコンデンサ容量診断回路によれば、
イグニションスイッチがオンしてからコンデンサを強制
放電しておき、0Vからの充電測定を可能にしたので、
コンデンサ充電電圧と電源電圧の2つの電圧を測定する
だけで、複雑な計算を行うことなく簡単にコンデンサの
容量診断を行うことができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平6−53981号公報に記載されたコンデンサ容量
診断回路では、容量診断を行う毎にコンデンサの放電を
行う必要がある。かかる場合、コンデンサに既に充電さ
れている電荷容量に従って、その放電時間にばらつきが
生じてしまい、従って、確実に容量診断を行うためには
常にコンデンサがフル充電された際を考慮して、前述の
放電時間を決定しなければならない。これよりコンデン
サの容量によっては、その容量診断に多大の時間がかか
ってしまうこととなり、場合によってはプライマリチェ
ックに時間が長くかかって電源投入時からスクイブの点
火保証可能な状態になるまでの時間が長くなってしまう
という問題がある。
【0006】また、前記容量診断回路のように容量診断
毎に放電を行うことなく、イグニションスイッチのオン
後に連続してマイコンによりバックアップコンデンサの
容量診断を行うことも考えられるが、実際にはイグニシ
ョンスイッチのオン後にマイコンがバックアップコンデ
ンサの容量診断を開始するまでには、以下の理由により
時間を要する。1つ目の理由として、イグニションスイ
ッチのオン後、マイコン用の電源電圧がマイコン起動に
必要な電圧に達するまでに時間を要し、しかも、マイコ
ン起動時にはマイコンがリセットされるということが挙
げられる。そして、2つ目の理由として、マイコン起動
後においては、他のプライマリチェック(例えば、電源
電圧の低下、点火器のショート及びオープン故障、イン
ジケータランプ故障等)がバックアップコンデンサの容
量診断よりも優先されて実行されるようになっているこ
とが挙げられる。従って、マイコンがバックアップコン
デンサの容量診断を開始しうる時点においては、バック
アップコンデンサは、かなり充電が進んだ状態(つま
り、端子電圧が高い状態)になっている。この充電が進
んだ時点以降においては、バックアップコンデンサは、
容量によらず、充電電圧変化が緩やかになるので、バッ
クアップコンデンサの容量診断を明確に行うことが困難
となる。このため、コンデンサの充電電圧の上昇を極力
抑えるために、コンデンサの容量について相当程度のマ
ージン容量(つまり、静電容量を大きくする)をもたせ
ることも考えられるが、この結果、バックアップコンデ
ンサが大型化してコストが高騰してしまうという問題が
ある。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、イグニションスイッチのオン時
に各種のチェックを行うプライマリチェックが終了する
までの間、又は、プライマリチェックに入るに至るまで
の間、バックアップコンデンサにおける端子電圧の上昇
を抑制することにより、容量診断に必要なバックアップ
コンデンサのマージン容量を減少して、バックアップコ
ンデンサの小型化を図ってコストを低減可能なコンデン
サ容量診断回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明は、電源に並列に接続されたコンデ
ンサと、所定の開始タイミングからコンデンサの端子電
圧を測定する測定手段と、測定手段により測定されたコ
ンデンサの端子電圧に基づいてコンデンサの容量検出を
行う検出手段とを有するコンデンサ容量診断回路におい
て、イグニションスイッチがオンされてから前記測定手
段により測定を開始されるタイミングに至る間、前記コ
ンデンサの電圧上昇抑制作用を停止した充電中における
場合と比較してその端子電圧の上昇を抑制するととも
に、測定開始タイミングの後に電圧上昇抑制作用を停止
してコンデンサの充電を可能とする電圧上昇抑制手段
と、前記コンデンサの電圧上昇抑制作用を停止した充電
中に前記検出手段を介して検出されたコンデンサの容量
に基づき容量診断を行う診断手段とを備えた構成とされ
る。
【0009】また、請求項2に係る発明は、電源に並列
に接続されたコンデンサと、所定の開始タイミングから
コンデンサの端子電圧を測定する測定手段と、測定手段
により測定されたコンデンサの端子電圧に基づいてコン
デンサの容量検出を行う検出手段とを有するコンデンサ
容量診断回路において、前記コンデンサが前記電源によ
り充電が開始されるタイミングから前記測定手段により
測定を開始されるタイミングに至るまでは第1充電モー
ドに従って前記コンデンサを充電し、前記測定が開始さ
れるタイミング以後には前記第1充電モードよりも充電
速度の速い第2充電モードに従ってコンデンサを充電す
る充電制御手段を備えた構成とされる。ここに、前記発
明においては、前記コンデンサに接続される抵抗を備
え、第2充電モードに従いコンデンサを充電する場合に
おける抵抗の抵抗値は、第1充電モードに従いコンデン
サを充電する場合における抵抗の抵抗値よりも小さくさ
れている。
【0010】
【作用】前記構成を有する請求項1に係る発明では、
グニションスイッチがオンされてから測定手段により測
定を開始されるタイミングに至る間、電圧上昇抑制手段
により、コンデンサの電圧上昇抑制作用を停止した充電
中における場合と比較してその端子電圧の上昇が抑制さ
れるとともに測定開始タイミングの後に電圧上昇抑制作
用が停止されてコンデンサの充電が可能となる。 そし
て、測定を開始されるタイミングに至った時点から、コ
ンデンサは電源により充電されていき、また、かかる
圧上昇抑制作用を停止した充電中、測定手段はコンデン
サの端子電圧を測定するとともに、検出手段が測定手段
により測定された端子電圧に基づいてコンデンサの容量
検出を行うものである。そして、診断手段は、検出手段
により検出されたコンデンサの容量に基づき容量診断を
行う。
【0011】また、請求項2に係る発明では、コンデン
サが電源により充電が開始されるタイミングから測定手
段により測定を開始されるタイミングに至るまでは、コ
ンデンサは第1充電モードに従って充電され、測定開始
タイミング以後には第1充電モードよりも充電速度の速
い第2充電モードに従ってコンデンサが充電されること
とされている。このことは、コンデンサが電源により充
電が開始されるタイミングから測定手段により測定を開
始されるタイミングに至る間、コンデンサの端子電圧の
上昇は抑制され、開始タイミングの後におけるコンデン
サの容量検出を前記上昇を抑制された電圧から開始する
ことができることを意味している。このとき、コンデン
サに接続される抵抗を備え、第2充電モードに従いコン
デンサを充電する場合における抵抗の抵抗値は、第1充
電モードに従いコンデンサを充電する場合における抵抗
の抵抗値よりも小さくされており、測定手段は、前記の
ように第2充電モードに従ってコンデンサが充電されて
いる間に、開始タイミングからコンデンサの端子電圧の
測定を行っており、また、検出手段が、測定手段により
測定された端子電圧に基づいてコンデンサの容量検出を
行うものである。
【0012】このように、コンデンサの容量診断は、前
記のように第1充電モードに従ってコンデンサが充電さ
れてある程度の充電電圧を有する時点から行われること
となり、従って、短時間でコンデンサの容量診断が行わ
れる。また、コンデンサの充電は、電源オンの後から行
われることとなるから、コンデンサには常にスクイブの
点火に必要な電荷エネルギが充電され、これよりスクイ
ブの点火を行うについて確実に保証することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るコンデンサ容量診断回路
について、本発明を具体化した実施例に基づいて図面を
参照しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施例に係るコ
ンデンサ容量診断回路について図1及び図2に基づき説
明する。ここに、図1は第1実施例のコンデンサ容量診
断回路を示す回路図、図2はコンデンサ容量診断回路の
作動時における各信号のタイミングチャートである。
【0014】図1において、電源1の負電極は接地さ
れ、正電極はイグニションスイッチIGからラインL1
に接続されている。ラインL1の分岐点Aは、保護ダイ
オード2が介挿されたラインL2を介して5Vレギュレ
ータ3に接続されている。ここに、5Vレギュレータ3
は、マイコン4を駆動して各種の検出、チェックを行う
ために5Vの電圧を発生する定電圧回路である。
【0015】また、ラインL2の分岐点Bは、ラインL
3を介してマイコン4に接続されている。かかるライン
L3は、イグニションスイッチIGがオンされた時に、
電源1からラインL1、L2を介して供給される電源電
圧(Vreg電位)を検出するためのラインであり、電
源1の電圧低下が検出された場合には、後述する昇圧回
路6をオンして供給電圧の昇圧を行う。
【0016】ラインL1の分岐点Cからは、保護ダイオ
ード5、昇圧回路6が、前記保護ダイオード2と並列に
接続されている(分岐点D)。ここに、昇圧回路6は、
電源1の電圧低下が検出された際にマイコン4からの指
令に基づいてオンされて電源1の電圧を昇圧する回路で
あり、電源1が低電圧になった場合においてもエアバッ
グの膨張展開性能を確保するものである。また、ライン
L2の分岐点Dにはセーフィングセンサ7、抵抗8(イ
ンフレータの抵抗)、FET(電界効果トランジスタ)
9が接続されており、FET9のソース側は接地される
とともに、ゲート側はマイコン4に接続されている。か
かるセーフィングセンサ7は、ローラ、プレートスプリ
ング、ストッパ等から構成された公知の機械式センサで
あり、設定以上の減速度が加わるとローラが回転してそ
の回転接点と固定接点との接触によりオン状態になるも
のである。例えば、マイコン4が、図示しない加速度セ
ンサにより検出された加速度波形(G波形)を解析して
エアバッグの膨張展開を行うべくFET9のゲートに駆
動信号を出力するとFET9はオンするが、一方、セー
フィングセンサ7がオフ状態にあれば電源1から抵抗8
には電流が流れることはなく、抵抗8は発熱しないので
エアバッグが膨張展開されることはない。これに対し
て、FET9がオンの状態でかつ、セーフィングセンサ
7がオン状態にあれば、電源1から抵抗8に電流が流れ
るので、抵抗8は発熱してエアバッグが膨張展開され
る。このように、セーフィングセンサ7は、マイコン4
によりFET9がオンされた場合にも、エアバッグを必
要時に確実に膨張展開するための安全装置として作用す
るものといえる。
【0017】ラインL2の分岐点Eからは、バックアッ
プコンデンサ検査回路10が接続されている。かかる検
査回路10において、分岐点Eには充電抵抗11、バッ
クアップコンデンサ12が接続されており、バックアッ
プコンデンサ12の一端側は接地されている。バックア
ップコンデンサ12は、充電抵抗11により決定される
充電特性に従って、電源1によりラインL1、L2を介
して充電され、車両の衝突等に起因して電源1からの電
圧供給が断たれた場合においても、その充電エネルギを
介してエアバッグの膨張展開が行われるようにするため
のものである。
【0018】充電抵抗11とバックアップコンデンサ1
2との間からは、ツェナーダイオード13、トランジス
タ14が、バックアップコンデンサ12と並列に接続さ
れており、トランジスタ14のエミッタは接地されてい
るとともに、トランジスタ14のベースはマイコン4に
接続されている。ここに、ツェナーダイオード13とト
ランジスタ14はクランプ手段を構成し、後述するよう
に、マイコン4からトランジスタ14のベースに駆動信
号が出力されてトランジスタ14がオンされることに基
づいて、充電抵抗11、ツェナーダイオード13からト
ランジスタ14に電流を流すことにより、バックアップ
コンデンサ12の端子電圧Vc(充電電圧)をクランプ
する作用を行うものである。このとき、クランプ電圧
は、マイコン4が動作可能な電圧以上の電圧、例えば6
ボルト、になるように設定されている。
【0019】また、充電抵抗11とバックアップコンデ
ンサ12との間からはラインL4が接続され、このライ
ンL4の一端はマイコン4に接続されている。ラインL
4は、バックアップコンデンサ12の端子電圧Vcを検
出するものであり、マイコン4は、後述するように、ラ
インL4を介してバックアップコンデンサ12の端子電
圧Vcを一定時間検出するとともに、その検出結果から
バックアップコンデンサ12の容量診断を行う。
【0020】尚、バックアップコンデンサ検査回路10
において、前記充電抵抗11と並列して2つの保護ダイ
オード15、16が接続されているが、これらの各保護
ダイオード15、16は、バックアップコンデンサ12
の放電時にその放電電流が充電抵抗11を介して流れる
と電圧低下を発生することから、かかる電圧低下を防止
するため介挿されている。
【0021】また、ラインL1にはウォーニングランプ
17、トランジスタ18が接続されており、トランジス
タ18のエミッタは接地されているとともに、トランジ
スタ18のベースはラインL5を介してマイコン4に接
続されている。例えば、バックアップコンデンサ12の
端子電圧Vcが所定電圧よりも低下してラインL4を介
して容量低下が検出された場合、マイコン4は、ライン
L5を介して駆動信号をトランジスタ18のベースに出
力し、トランジスタ18をオンすることにより電源1を
介してウォーニングランプ17を点灯する。
【0022】次に、前記のように構成された第1実施例
のコンデンサ容量診断回路の動作について図2を参照し
つつ説明する。先ず、イグニションスイッチIGがオン
されると、5Vレギュレータ3を介してマイコン4にリ
セット信号が出力され、マイコン4のリセットが行われ
る。また、イグニションスイッチIGのオン時点から、
バックアップコンデンサ12は、電源1からラインL
1、L2を介して電圧が供給され、充電抵抗11の抵抗
値に従い所定の充電特性に基づいて充電が開始される。
この後(イグニションスイッチIGがオンしてから期間
aが経過した後)、マイコン4がセットされて立ち上が
り、これと同時に、トランジスタ14のベースに駆動信
号が出力される。これにより、トランジスタ14がオン
となる。かかるトランジスタ14のオンに基づいて、充
電抵抗11、ツェナーダイオード13からトランジスタ
14に電流が流れることとなり、この結果、バックアッ
プコンデンサ12の端子電圧Vc(充電電圧)は、図2
に示すように、マイコン4の動作電圧以上の電圧である
低い電圧VL にクランプされる。かかるクランプ電圧V
L が、バックアップコンデンサ12の容量診断を行う際
の診断開始電圧となり、バックアップコンデンサ12の
端子電圧Vcは、トランジスタ14がオンしている期間
bの間、クランプ電圧VL に保持される。
【0023】ここで、期間bについて説明すると、この
期間bの間には、前述のプライマリチェックが行われ
る。ここで行われるプライマリチェックとしては、例え
ば、電源電圧の低下、点火器のショート及びオープン故
障、インジケータランプ故障等が挙げられるが、これら
のチェックを行った後にバックアップコンデンサ12の
容量が診断される。本実施例においては、マイコン4が
立ち上がってからバックアップコンデンサ12の容量診
断に至るまでの時間は約30msecとされている。こ
の時間がバックアップコンデンサ12の端子電圧Vcが
電圧VL にクランプされる時間、つまり期間bである。
【0024】期間bが経過した後、マイコン4からベー
スへの駆動信号の出力が停止されるとトランジスタ14
がオフとなり、充電抵抗11及びツェナーダイオード1
3によるクランプ作用は停止される。このようにトラン
ジスタ14がオフされた時点からマイコン4に内蔵され
たタイマによる計時が開始されるとともに、バックアッ
プコンデンサ12はクランプ電圧VL から充電が行われ
る。この充電中に、マイコン4は、ラインL4を介して
バックアップコンデンサ12の端子電圧Vcをモニタ
し、端子電圧Vcが診断終了電圧VH になるまでにタイ
マを介して計時された時間Tの間に、各電圧値VL 、V
H を演算して容量診断を行う。
【0025】前記のような容量診断の結果、バックアッ
プコンデンサ12の容量が所定値よりも低下したと判断
された場合、マイコン4は、ラインL5を介してトラン
ジスタ18のベースに駆動信号を出力してトランジスタ
18をオンさせ、電源1を介してウォーニングランプ1
7を点灯させるものである。
【0026】以上説明したように第1実施例のコンデン
サ容量診断回路では、バックアップコンデンサ検査回路
10において、ツェナーダイオード13及びトランジス
タ14とから構成されるクランプ手段をバックアップコ
ンデンサ12と並列に接続するとともに、マイコン4を
介してトランジスタ14がオンされている期間bの間に
おいては充電抵抗11、ツェナーダイオード13からト
ランジスタ14を介して電流が流れるようにし、バック
アップコンデンサ12の端子電圧Vcを所定のクランプ
電圧VL にクランプするように構成したので、イグニシ
ョンスイッチIGのオン時の後に各種のチェックを行う
プライマリチェックに入り、バックアップコンデンサ1
2の容量診断の開始に至るまでの間、バックアップコン
デンサ12における端子電圧Vcの上昇を抑制すること
ができる。これにより、前記従来の診断回路におけるよ
うに容量診断前に一旦バックアップコンデンサの放電を
行うことなく、バックアップコンデンサ12の端子電圧
Vcの上昇を抑制することができる。従って、所定のク
ランプ電圧VL を診断開始電圧として容量診断を行うこ
とができ、これにより容量診断に必要なバックアップコ
ンデンサ12の静電容量を大きくする必要がなくなり
(つまり、マージン容量を減少させることができ)、バ
ックアップコンデンサの小型化を図ってコストを低減す
ることができる。
【0027】更に、前記クランプ電圧VL は、マイコン
4の動作電圧以上に設定されているので、バックアップ
コンデンサ検査回路10のトランジスタ14が故障して
クランプ動作が継続され続けた場合、つまり、コレクタ
−エミッタ間がショートとなった状態においても、最低
限マイコン4を適正に駆動してラインL5を介してトラ
ンジスタ18をオンさせることにより、ウォーニングラ
ンプ17を点灯してユーザーに警告を行うことができ
る。
【0028】次に、第2実施例に係るコンデンサ容量診
断回路について図3及び図4に基づき説明する。ここ
に、図3は第2実施例のコンデンサ容量診断回路を示す
回路図、図4はコンデンサ容量診断回路の作動時におけ
る各信号のタイミングチャートである。尚、第2実施例
のコンデンサ容量診断回路は、前記第1実施例のコンデ
ンサ容量診断回路と基本的に同様の構成を有しており、
第1実施例ではツェナーダイオード13とトランジスタ
14とから構成されるクランプ手段をバックアップコン
デンサ12と並列に接続するように構成したのに対し
て、第2実施例ではイグニションスイッチがオンした後
所定の開始タイミングに至る一定期間内では抵抗値の大
きな充電抵抗によりバックアップコンデンサの端子電圧
の上昇を抑制するとともに、所定の開始タイミング以後
においてはバックアップコンデンサに対する総充電抵抗
値を低くして短時間でバックアップコンデンサの充電を
行いつつ容量診断を行うようにした点で第1実施例とは
異なるものである。
【0029】図3において、電源21の負電極は接地さ
れ、正電極はイグニションスイッチIGからラインL6
に接続されている。ラインL6の分岐点Fは、保護ダイ
オード22が介挿されたラインL7を介して5Vレギュ
レータ23に接続されている。ここに、5Vレギュレー
タ23は、マイコン24を駆動して各種の検出、チェッ
クを行うために5Vの電圧を発生する定電圧回路であ
る。
【0030】また、ラインL7の分岐点Gは、ラインL
8を介してマイコン24に接続されている。かかるライ
ンL8は、イグニションスイッチIGがオンされた時
に、電源21からラインL6、L7を介して供給される
電源電圧(Vreg電位)を検出するためのラインであ
り、電源21の電圧低下が検出された場合には、後述す
る昇圧回路26をオンして供給電圧の昇圧を行う。
【0031】ラインL6の分岐点Hからは、保護ダイオ
ード25、昇圧回路26が、前記保護ダイオード22と
並列に接続されている(分岐点I)。ここに、昇圧回路
26は、電源21の電圧低下が検出された際にマイコン
24からの指令に基づいてオンされて電源21の電圧を
昇圧する回路であり、電源21が低電圧になった場合に
おいてもエアバッグの膨張展開性能を確保するものであ
る。また、ラインL7の分岐点Iには、前記第1実施例
におけると同様、セーフィングセンサ27、抵抗28
(インフレータの抵抗)、FET(電界効果トランジス
タ)29が接続されており、FET29のソース側は接
地されるとともに、ゲート側はマイコン24に接続され
ている。かかるセーフィングセンサ27は、ローラ、プ
レートスプリング、ストッパ等から構成された公知の機
械式センサであり、設定以上の減速度が加わるとローラ
が回転してその回転接点と固定接点との接触によりオン
状態になるものである。例えば、マイコン24が、図示
しない加速度センサにより検出された加速度波形(G波
形)を解析してエアバッグの膨張展開を行うべくFET
29のゲートに信号を出力するとFET29はオンする
が、一方、セーフィングセンサ27がオフ状態にあれば
電源21から抵抗28には電流が流れることはなく、抵
抗28は発熱しないのでエアバッグが膨張展開されるこ
とはない。これに対して、セーフィングセンサ27がオ
ン状態にあれば、電源21から抵抗28に電流が流れる
ので、抵抗28は発熱してエアバッグが膨張展開され
る。このように、セーフィングセンサ27は、マイコン
24によりFET29がオンされた場合にも、エアバッ
グを必要時に確実に膨張展開するための安全装置として
作用するものといえる。
【0032】ラインL7の分岐点Jからは、バックアッ
プコンデンサ検査回路30が接続されている。かかる検
査回路30において、分岐点Jには第1充電抵抗31、
バックアップコンデンサ32が接続されており、バック
アップコンデンサ32の一端側は接地されている。ここ
に、第1充電抵抗31は、比較的大きな抵抗値(前記第
1実施例における充電抵抗11の値に比して1桁程度大
きな抵抗値を有する。例えば、本実施例においては2K
Ω)を有しており、バックアップコンデンサ32は、第
1充電抵抗31により決定される充電特性(第1充電モ
ード)に従って、電源21によりラインL6、L7を介
して充電される。
【0033】尚、第1充電モードにおいては、第1充電
抵抗31の抵抗値が大きいことに基づいて、バックアッ
プコンデンサ32の端子電圧Vc(充電電圧)はその上
昇が抑制される。この点については後述する。
【0034】また、前記第1充電抵抗31と並列にトラ
ンジスタ33、第2充電抵抗34が接続されており、第
1充電抵抗31とバックアップコンデンサ32との間、
及び、第2充電抵抗34の一端は、共にラインL9を介
してマイコン24に接続されている。ここに、第2充電
抵抗34は、比較的小さな抵抗値(例えば、本実施例で
は300Ω)を有している。また、トランジスタ33の
エミッタとベースとの間には抵抗35が介挿され、抵抗
35には抵抗36を介してトランジスタ37が接続され
ている。トランジスタ37のベースはL10を介してマ
イコン24に接続され、トランジスタ37のエミッタは
接地されている。
【0035】ここに、ラインL9は、バックアップコン
デンサ32の端子電圧を検出するものであり、マイコン
24は、後述するように、ラインL9を介してバックア
ップコンデンサ32の端子電圧Vcを一定時間検出する
とともに、その検出結果からバックアップコンデンサ3
2の容量診断を行う。
【0036】また、前記したトランジスタ33、第2充
電抵抗34、各抵抗35、36、及び、トランジスタ3
7は、充電制御手段を構成し、第1充電抵抗31に基く
第1充電モードと、後述するようにマイコン24から駆
動信号がラインL10を介してトランジスタ37のベー
スに出力された際に各トランジスタ37、33がオンす
ることに基づき、相互に並列接続された第1充電抵抗3
1及び第2充電抵抗34により決定される充電特性(第
2充電モード)とを切り換える作用を行うものである。
【0037】尚、バックアップコンデンサ検査回路30
において、前記第1充電抵抗31と並列して2つの保護
ダイオード38、39が接続されているが、これらの各
保護ダイオード38、39は、バックアップコンデンサ
32の放電時にその放電電流が第1充電抵抗31を介し
て流れると電圧低下を発生することから、かかる電圧低
下を防止するため介挿されている。
【0038】また、ラインL6にはウォーニングランプ
40、トランジスタ41が接続されており、トランジス
タ41のエミッタは接地されているとともに、トランジ
スタ41のベースはラインL11を介してマイコン24
に接続されている。例えば、バックアップコンデンサ3
2の端子電圧Vcが所定電圧よりも低下してラインL9
を介して容量低下が検出された場合、マイコン24は、
ラインL11を介して駆動信号をトランジスタ41のベ
ースに出力し、トランジスタ41をオンすることにより
電源21を介してウォーニングランプ40を点灯する。
【0039】次に、前記のように構成された第2実施例
のコンデンサ容量診断回路の動作について図4を参照し
つつ説明する。先ず、イグニションスイッチIGがオン
されると、5Vレギュレータ23を介してマイコン24
にリセット信号が出力され、マイコン24のリセットが
行われる。また、イグニションスイッチIGのオン時点
から、バックアップコンデンサ32は、電源21からラ
インL6、L7を介して電圧が供給され、第1充電抵抗
31の大きな抵抗値に従い第1充電モードに従って充電
が開始される。このとき、バックアップコンデンサ32
の端子電圧Vcは、図4に示すように、第1充電抵抗3
1の大きな抵抗値に基づいて、その上昇が抑制される。
この結果、バックアップコンデンサ32の端子電圧Vc
(充電電圧)は、図4に示すように、低い電圧VL まで
上昇する。
【0040】この後(イグニションスイッチIGがオン
してから期間cが経過した後)、マイコン24がセット
されて立ち上がり、これと同時に、ラインL10を介し
てトランジスタ37のベースに駆動信号が出力される。
これにより、トランジスタ37がオンとなる。かかるト
ランジスタ37のオンに基づいて、各抵抗35、36か
らトランジスタ37に電流が流れることとなり、また、
かかる電流がトランジスタ33のベースに印加されるこ
とに基づきトランジスタ33はオンとなる。従って、電
源21から各ラインL6、L7を介して供給される電圧
に基づいて、バックアップコンデンサ32は、相互に並
列接続となる第1充電抵抗31と第2充電抵抗34とに
よって決定される第2充電モードに従って電圧VL から
充電が行われることとなる。このとき、バックアップコ
ンデンサ32に対する総充電抵抗は小さくなるので、バ
ックアップコンデンサ32は、図4に示すように、比較
的短時間で充電されていく。
【0041】また、同時に、トランジスタ37がオンさ
れた時点からマイコン24に内蔵されたタイマによる計
時が開始されるとともに、バックアップコンデンサ32
は電圧VL から充電が行われていく。この充電中に、マ
イコン24は、ラインL9を介してバックアップコンデ
ンサ32の端子電圧Vcをモニタし、端子電圧Vcが診
断終了電圧VH になるまでにタイマを介して計時された
時間Tの間に、各電圧値VL 、VH を演算して容量診断
を行う。
【0042】前記のような容量診断の結果、バックアッ
プコンデンサ32の容量が所定値よりも低下したと判断
された場合、マイコン24は、ラインL11を介してト
ランジスタ41のベースに駆動信号を出力してトランジ
スタ41をオンさせ、電源21を介してウォーニングラ
ンプ40を点灯させるものである。
【0043】以上説明したように第2実施例のコンデン
サ容量診断回路では、バックアップコンデンサ検査回路
30において、トランジスタ33、第2充電抵抗34、
各抵抗35、36、及び、トランジスタ37から構成さ
れる充電制御手段を設け、マイコン24がセットされる
前に各トランジスタ37、33がオフされている期間c
においては第1充電抵抗31のみにより決定される第1
充電モードに従ってバックアップコンデンサ32の端子
電圧Vcの上昇を電圧VLに抑制するとともに、マイコ
ン24がセットされて各トランジスタ37、33がオン
された後においては第1充電抵抗31及び第2充電抵抗
34によって決定される第2充電モードに従って電圧V
L から充電を行うように構成したので、イグニションス
イッチIGのオン時に各種のチェックを行うプライマリ
チェックに入る至るまでの間、バックアップコンデンサ
32における端子電圧Vcの上昇を抑制することができ
る。これにより、前記従来の診断回路におけるように容
量診断前に一旦バックアップコンデンサの放電を行うこ
となく、バックアップコンデンサ12の端子電圧Vcの
上昇を抑制することができる。
【0044】また、電圧VLを診断開始電圧として容量
診断を行うことができ、これにより容量診断に必要なバ
ックアップコンデンサの静電容量を大きくする必要がな
くなり(つまり、マージン容量を減少させることができ
る)、バックアップコンデンサの小型化を図ってコスト
を低減することができる。
【0045】更に、第2実施例の診断回路では、充電制
御手段を構成する各トランジスタ37、33が故障した
場合にはバックアップコンデンサ32の容量診断は行う
ことができなくなるが、バックアップコンデンサ32
は、いずれかの充電モードに従って満充電されることに
は変わりはなく、従って、バックアップコンデンサ32
にチャージされたエネルギに基づいてエアバッグの膨張
展開を保証することができる。
【0046】尚、本発明は前記各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る発明
は、イグニションスイッチがオンされてから測定手段に
より測定を開始されるタイミングに至る間、コンデンサ
の電圧上昇抑制作用を停止した充電中における場合と比
較してコンデンサの端子電圧の上昇を抑制することによ
り、開始タイミングの後におけるコンデンサの容量検出
を、上昇を抑制された電圧から開始することができる。
従って、コンデンサの容量について相当程度のマージン
容量(つまり、静電容量を大きくする)をもたせる必要
がなく、コンデンサが大型化してコストが高騰してしま
うことが防止できる。
【0048】また、請求項2に係る発明は、コンデンサ
が電源により充電が開始されるタイミングから測定手段
により測定を開始されるタイミングに至るまでは第1充
電モードに従ってコンデンサを充電し、測定開始タイミ
ング以後には第1充電モードよりも充電速度の速い第2
充電モードに従ってコンデンサを充電することとされて
いる。従って、コンデンサの容量について相当程度のマ
ージン容量(つまり、静電容量を大きくする)をもたせ
る必要がなく、コンデンサが大型化してコストが高騰し
てしまうことが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のコンデンサ容量診断回路を示す回
路図である。
【図2】コンデンサ容量診断回路の作動時における各信
号のタイミングチャートである。
【図3】第2実施例のコンデンサ容量診断回路を示す回
路図である。
【図4】コンデンサ容量診断回路の作動時における各信
号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、21 電源 2、5、15、16 22、25、38、39 保護ダイオード 3、23 5Vレギュレータ 4、24 マイコン 6、26 昇圧回路 7、27 セーフィングセンサ 10、30 バックアップコンデンサ検
査回路 11 充電抵抗 12、32 バックアップコンデンサ 13 ツェナーダイオード 14、18、37、 33、41 トランジスタ 17、40 ウォーニングランプ 31 第1充電抵抗 34 第2充電抵抗 L1〜L11 ライン IG イグニションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/32 G01R 27/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に並列に接続されたコンデンサと、
    所定の開始タイミングからコンデンサの端子電圧を測定
    する測定手段と、測定手段により測定されたコンデンサ
    の端子電圧に基づいてコンデンサの容量検出を行う検出
    手段とを有するコンデンサ容量診断回路において、イグニションスイッチがオンされてから 前記測定手段に
    より測定を開始されるタイミングに至る間、前記コンデ
    ンサの電圧上昇抑制作用を停止した充電中における場合
    と比較してその端子電圧の上昇を抑制するとともに、測
    定開始タイミングの後に電圧上昇抑制作用を停止してコ
    ンデンサの充電を可能とする電圧上昇抑制手段と、 前記コンデンサの電圧上昇抑制作用を停止した充電中に
    前記検出手段を介して検出されたコンデンサの容量に基
    づき容量診断を行う診断手段と を備えたことを特徴とす
    るコンデンサ容量診断回路。
  2. 【請求項2】 電源に並列に接続されたコンデンサと、
    所定の開始タイミングからコンデンサの端子電圧を測定
    する測定手段と、測定手段により測定されたコンデンサ
    の端子電圧に基づいてコンデンサの容量検出を行う検出
    手段とを有するコンデンサ容量診断回路において、 前記コンデンサが前記電源により充電が開始されるタイ
    ミングから前記測定手段により測定を開始されるタイミ
    ングに至るまでは第1充電モードに従って前記コンデン
    サを充電し、前記測定が開始されるタイミング以後には
    前記第1充電モードよりも充電速度の速い第2充電モー
    ドに従ってコンデンサを充電する充電制御手段を備えた
    ことを特徴とするコンデンサ容量診断回路。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサに接続される抵抗を備
    え、 第2充電モードに従いコンデンサを充電する場合におけ
    る抵抗の抵抗値は、第1充電モードに従いコンデンサを
    充電する場合における抵抗の抵抗値よりも小さくされて
    いることを特徴とする請求項2記載のコンデンサ容量診
    断回路。
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