JP3343370B2 - 射出圧縮装置 - Google Patents
射出圧縮装置Info
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- JP3343370B2 JP3343370B2 JP14137892A JP14137892A JP3343370B2 JP 3343370 B2 JP3343370 B2 JP 3343370B2 JP 14137892 A JP14137892 A JP 14137892A JP 14137892 A JP14137892 A JP 14137892A JP 3343370 B2 JP3343370 B2 JP 3343370B2
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- Japan
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- injection
- compression
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、射出圧縮装置に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化
された樹脂を高圧で金型内に充填し、その中で冷却し、
固化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すように
した射出成形機においては、加熱シリンダの中にスクリ
ュが回転自在及び進退自在に配設されており、該スクリ
ュを前進させると、加熱シリンダ内のスクリュの前方に
溜（た）められた樹脂が射出ノズルから射出され、金型
のキャビティ内に充填されるようになっている。
された樹脂を高圧で金型内に充填し、その中で冷却し、
固化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すように
した射出成形機においては、加熱シリンダの中にスクリ
ュが回転自在及び進退自在に配設されており、該スクリ
ュを前進させると、加熱シリンダ内のスクリュの前方に
溜（た）められた樹脂が射出ノズルから射出され、金型
のキャビティ内に充填されるようになっている。
【０００３】そして、レンズやＣＤなどの精密品を成形
するものにおいては、射出圧縮装置が設けられていて、
金型のキャビティ内に充填された樹脂の圧力を所定のタ
イミングで強制的に上昇させてキャビティ内の全域に樹
脂を行き渡らせるとともに、冷却工程時の収縮によって
不足する樹脂を補給するようにしている。図２は従来の
射出圧縮装置の断面図である。
するものにおいては、射出圧縮装置が設けられていて、
金型のキャビティ内に充填された樹脂の圧力を所定のタ
イミングで強制的に上昇させてキャビティ内の全域に樹
脂を行き渡らせるとともに、冷却工程時の収縮によって
不足する樹脂を補給するようにしている。図２は従来の
射出圧縮装置の断面図である。
【０００４】図において、１１は固定プラテン、１２は
該固定プラテン１１に取り付けられた固定側取付板、１
３は該固定側取付板１２に取り付けられた固定金型、１
４は前記固定プラテン１１に対向して配設された可動プ
ラテン、１５は該可動プラテン１４に固定された射出圧
縮ブロック、１６は該射出圧縮ブロック１５に形成され
たシリンダ室、１７は該シリンダ室１６内に摺動（しゅ
うどう）自在に配設された射出圧縮ピストンである。
該固定プラテン１１に取り付けられた固定側取付板、１
３は該固定側取付板１２に取り付けられた固定金型、１
４は前記固定プラテン１１に対向して配設された可動プ
ラテン、１５は該可動プラテン１４に固定された射出圧
縮ブロック、１６は該射出圧縮ブロック１５に形成され
たシリンダ室、１７は該シリンダ室１６内に摺動（しゅ
うどう）自在に配設された射出圧縮ピストンである。
【０００５】該射出圧縮ピストン１７は大径部１７ａ、
中径部１７ｂ及び小径部１７ｃを有しており、前記シリ
ンダ室１６は射出圧縮ピストン１７が前後に摺動するこ
とができるような形状を有する。１９は前記射出圧縮ピ
ストン１７の大径部１７ａの後方（図の左方）に形成さ
れた油室であり、該油室１９には図示しない油路が接続
され、該油路を介して油室１９に油を供給することによ
って射出圧縮ピストン１７を前方（図の右方）に移動さ
せることができる。
中径部１７ｂ及び小径部１７ｃを有しており、前記シリ
ンダ室１６は射出圧縮ピストン１７が前後に摺動するこ
とができるような形状を有する。１９は前記射出圧縮ピ
ストン１７の大径部１７ａの後方（図の左方）に形成さ
れた油室であり、該油室１９には図示しない油路が接続
され、該油路を介して油室１９に油を供給することによ
って射出圧縮ピストン１７を前方（図の右方）に移動さ
せることができる。
【０００６】２１は前記射出圧縮ブロック１５に取り付
けられた可動側取付板、２２は該可動側取付板２１に取
り付けられたスペーサブロック、２３は受板、２４は該
受板２３に取り付けられた可動金型である。２６はエジ
ェクタプレートである。該エジェクタプレート２６は、
前記射出圧縮ピストン１７及びエジェクタロッド２７の
それぞれの前方の端面と接触自在に配設され、前記油室
１９に油が供給された時には射出圧縮ピストン１７を介
して、また、エジェクタピン駆動装置２８が作動した時
にはエジェクタロッド２７を介して押圧され、前方に移
動する。そして、該エジェクタプレート２６の前方の端
面には、エジェクタピン３１、スプルロックピン３２及
び圧縮コア３３が突出して配設され、該圧縮コア３３と
固定金型１３間にキャビティ３５が形成される。
けられた可動側取付板、２２は該可動側取付板２１に取
り付けられたスペーサブロック、２３は受板、２４は該
受板２３に取り付けられた可動金型である。２６はエジ
ェクタプレートである。該エジェクタプレート２６は、
前記射出圧縮ピストン１７及びエジェクタロッド２７の
それぞれの前方の端面と接触自在に配設され、前記油室
１９に油が供給された時には射出圧縮ピストン１７を介
して、また、エジェクタピン駆動装置２８が作動した時
にはエジェクタロッド２７を介して押圧され、前方に移
動する。そして、該エジェクタプレート２６の前方の端
面には、エジェクタピン３１、スプルロックピン３２及
び圧縮コア３３が突出して配設され、該圧縮コア３３と
固定金型１３間にキャビティ３５が形成される。
【０００７】３７は溶融した樹脂を前記キャビティ３５
内に充填するための射出装置、３８はスプルブシュ、３
９はリターンピンである。前記構成の射出圧縮装置にお
いて、型締工程が完了した後、前記キャビティ３５内に
樹脂を充填し、その後成形品の取出しが可能な温度まで
冷却する冷却工程において、前記射出圧縮ブロック１５
内の油室１９に油が供給されて、射出圧縮ピストン１７
が前進し、エジェクタプレート２６を介して圧縮コア３
３を押圧して前方に移動させ、キャビティ３５内に充填
された樹脂を加圧する。
内に充填するための射出装置、３８はスプルブシュ、３
９はリターンピンである。前記構成の射出圧縮装置にお
いて、型締工程が完了した後、前記キャビティ３５内に
樹脂を充填し、その後成形品の取出しが可能な温度まで
冷却する冷却工程において、前記射出圧縮ブロック１５
内の油室１９に油が供給されて、射出圧縮ピストン１７
が前進し、エジェクタプレート２６を介して圧縮コア３
３を押圧して前方に移動させ、キャビティ３５内に充填
された樹脂を加圧する。
【０００８】このようにして、冷却工程における樹脂の
収縮量に対応する分だけ樹脂を圧縮し、成形品の面精度
を向上させるようにしている。
収縮量に対応する分だけ樹脂を圧縮し、成形品の面精度
を向上させるようにしている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出圧縮装置においては、樹脂が片側からのみ圧縮
されるため、成形品が肉厚である場合には均一な圧縮が
行われない。すなわち、樹脂内の圧縮面に近い部分は圧
力が上昇しやすいが、圧縮面から離れるに従って圧力が
伝わりにくくなり、圧力勾（こう）配が大きくなってし
まう。したがって、圧縮歪（ひず）みが発生して成形品
の寸法精度や面精度を十分に向上させることができな
い。
来の射出圧縮装置においては、樹脂が片側からのみ圧縮
されるため、成形品が肉厚である場合には均一な圧縮が
行われない。すなわち、樹脂内の圧縮面に近い部分は圧
力が上昇しやすいが、圧縮面から離れるに従って圧力が
伝わりにくくなり、圧力勾（こう）配が大きくなってし
まう。したがって、圧縮歪（ひず）みが発生して成形品
の寸法精度や面精度を十分に向上させることができな
い。
【００１０】本発明は、前記従来の射出圧縮装置の問題
点を解決して、成形品が肉厚である場合でも圧縮歪みが
発生することなく、成形品の寸法精度や面精度を十分に
向上させることができる射出圧縮装置を提供することを
目的とする。
点を解決して、成形品が肉厚である場合でも圧縮歪みが
発生することなく、成形品の寸法精度や面精度を十分に
向上させることができる射出圧縮装置を提供することを
目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出圧縮装置においては、固定プラテンと、該固定プラテ
ンに取り付けられた第１射出圧縮ブロックと、該第１射
出圧縮ブロックに取り付けられた固定金型と、前記第１
射出圧縮ブロック内に摺動自在に配設された第１射出圧
縮ピストンと、該第１射出圧縮ピストンを移動させる手
段と、前記第１射出圧縮ピストンの移動に伴って移動す
る第１圧縮コアと、可動プラテンと、該可動プラテンに
取り付けられた第２射出圧縮ブロックと、該第２射出圧
縮ブロックに取り付けられるとともに、前記固定金型と
接離してキャビティを形成する可動金型と、前記第２射
出圧縮ブロックと可動金型との間において、移動自在に
配設されたエジェクタプレートと、前記第２射出圧縮ブ
ロック内に摺動自在に、かつ、前記エジェクタプレート
と接触自在に配設された第２射出圧縮ピストンと、該第
２射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記エジェク
タプレートに取り付けられ、前記第２射出圧縮ピストン
の移動に伴って移動し、前記第１圧縮コアと接離する第
２圧縮コアと、前記エジェクタプレートと接触自在に配
設されたエジェクタロッドとを有する。
出圧縮装置においては、固定プラテンと、該固定プラテ
ンに取り付けられた第１射出圧縮ブロックと、該第１射
出圧縮ブロックに取り付けられた固定金型と、前記第１
射出圧縮ブロック内に摺動自在に配設された第１射出圧
縮ピストンと、該第１射出圧縮ピストンを移動させる手
段と、前記第１射出圧縮ピストンの移動に伴って移動す
る第１圧縮コアと、可動プラテンと、該可動プラテンに
取り付けられた第２射出圧縮ブロックと、該第２射出圧
縮ブロックに取り付けられるとともに、前記固定金型と
接離してキャビティを形成する可動金型と、前記第２射
出圧縮ブロックと可動金型との間において、移動自在に
配設されたエジェクタプレートと、前記第２射出圧縮ブ
ロック内に摺動自在に、かつ、前記エジェクタプレート
と接触自在に配設された第２射出圧縮ピストンと、該第
２射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記エジェク
タプレートに取り付けられ、前記第２射出圧縮ピストン
の移動に伴って移動し、前記第１圧縮コアと接離する第
２圧縮コアと、前記エジェクタプレートと接触自在に配
設されたエジェクタロッドとを有する。
【００１２】
【００１３】
【作用】本発明によれば、前記のように射出圧縮装置に
おいては、固定プラテンと、該固定プラテンに取り付け
られた第１射出圧縮ブロックと、該第１射出圧縮ブロッ
クに取り付けられた固定金型と、前記第１射出圧縮ブロ
ック内に摺動自在に配設された第１射出圧縮ピストン
と、該第１射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記
第１射出圧縮ピストンの移動に伴って移動する第１圧縮
コアと、可動プラテンと、該可動プラテンに取り付けら
れた第２射出圧縮ブロックと、該第２射出圧縮ブロック
に取り付けられるとともに、前記固定金型と接離してキ
ャビティを形成する可動金型と、前記第２射出圧縮ブロ
ックと可動金型との間において、移動自在に配設された
エジェクタプレートと、前記第２射出圧縮ブロック内に
摺動自在に、かつ、前記エジェクタプレートと接触自在
に配設された第２射出圧縮ピストンと、該第２射出圧縮
ピストンを移動させる手段と、前記エジェクタプレート
に取り付けられ、前記第２射出圧縮ピストンの移動に伴
って移動し、前記第１圧縮コアと接離する第２圧縮コア
と、前記エジェクタプレートと接触自在に配設されたエ
ジェクタロッドとを有する。
おいては、固定プラテンと、該固定プラテンに取り付け
られた第１射出圧縮ブロックと、該第１射出圧縮ブロッ
クに取り付けられた固定金型と、前記第１射出圧縮ブロ
ック内に摺動自在に配設された第１射出圧縮ピストン
と、該第１射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記
第１射出圧縮ピストンの移動に伴って移動する第１圧縮
コアと、可動プラテンと、該可動プラテンに取り付けら
れた第２射出圧縮ブロックと、該第２射出圧縮ブロック
に取り付けられるとともに、前記固定金型と接離してキ
ャビティを形成する可動金型と、前記第２射出圧縮ブロ
ックと可動金型との間において、移動自在に配設された
エジェクタプレートと、前記第２射出圧縮ブロック内に
摺動自在に、かつ、前記エジェクタプレートと接触自在
に配設された第２射出圧縮ピストンと、該第２射出圧縮
ピストンを移動させる手段と、前記エジェクタプレート
に取り付けられ、前記第２射出圧縮ピストンの移動に伴
って移動し、前記第１圧縮コアと接離する第２圧縮コア
と、前記エジェクタプレートと接触自在に配設されたエ
ジェクタロッドとを有する。
【００１４】
【００１５】この場合、前記可動プラテンを移動させ、
固定金型と可動金型を接触させて型締めを行った後、キ
ャビティ内に樹脂が充填される。続いて、冷却工程にお
いて成形品が冷却されると樹脂が収縮するが、このと
き、前記第１、第２射出圧縮ピストンが移動させられ、
第１、第２圧縮コアが中央側に移動する。
固定金型と可動金型を接触させて型締めを行った後、キ
ャビティ内に樹脂が充填される。続いて、冷却工程にお
いて成形品が冷却されると樹脂が収縮するが、このと
き、前記第１、第２射出圧縮ピストンが移動させられ、
第１、第２圧縮コアが中央側に移動する。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図１は本発明の実施例を示す射
出圧縮装置の断面図である。図において、１１は固定プ
ラテン、５１は該固定プラテン１１に固定された第１射
出圧縮ブロック、５２は該第１射出圧縮ブロック５１に
形成されたシリンダ室、５３は該シリンダ室５２内に摺
動自在に配設された第１射出圧縮ピストンである。
ながら詳細に説明する。図１は本発明の実施例を示す射
出圧縮装置の断面図である。図において、１１は固定プ
ラテン、５１は該固定プラテン１１に固定された第１射
出圧縮ブロック、５２は該第１射出圧縮ブロック５１に
形成されたシリンダ室、５３は該シリンダ室５２内に摺
動自在に配設された第１射出圧縮ピストンである。
【００１７】５４は前記第１射出圧縮ピストン５３の前
方（図の右方）に形成された油室であり、該油室５４に
は図示しない油路が接続され、該油路を介して油室５４
に油を供給することによって第１射出圧縮ピストン５３
を後方（図の左方）に移動させることができる。１２は
前記第１射出圧縮ブロック５１に取り付けられた固定側
取付板、５５は該固定側取付板１２に取り付けられたス
ペーサブロック、１３は該スペーサブロック５５に取り
付けられた固定金型である。
方（図の右方）に形成された油室であり、該油室５４に
は図示しない油路が接続され、該油路を介して油室５４
に油を供給することによって第１射出圧縮ピストン５３
を後方（図の左方）に移動させることができる。１２は
前記第１射出圧縮ブロック５１に取り付けられた固定側
取付板、５５は該固定側取付板１２に取り付けられたス
ペーサブロック、１３は該スペーサブロック５５に取り
付けられた固定金型である。
【００１８】５７は第１エジェクタプレートである。該
第１エジェクタプレート５７は、前記第１射出圧縮ピス
トン５３から後方に延びるロッド５８に接続され、前記
油室５４に油が供給された時には第１射出圧縮ピストン
５３を介して押圧され、後方に移動する。そして、該第
１エジェクタプレート５７の後方の端面には、固定金型
１３に対して相対的に移動可能なように、第１圧縮コア
６１が突出して配設される。
第１エジェクタプレート５７は、前記第１射出圧縮ピス
トン５３から後方に延びるロッド５８に接続され、前記
油室５４に油が供給された時には第１射出圧縮ピストン
５３を介して押圧され、後方に移動する。そして、該第
１エジェクタプレート５７の後方の端面には、固定金型
１３に対して相対的に移動可能なように、第１圧縮コア
６１が突出して配設される。
【００１９】一方、１４は前記固定プラテン１１に対向
して配設された可動プラテン、６５は該可動プラテン１
４に固定された第２射出圧縮ブロック、６６は該第２射
出圧縮ブロック６５に形成されたシリンダ室、６７は該
シリンダ室６６内に摺動自在に配設された第２射出圧縮
ピストンである。該第２射出圧縮ピストン６７は大径部
６７ａ、中径部６７ｂ及び小径部６７ｃを有しており、
前記シリンダ室６６は第２射出圧縮ピストン６７が前後
に摺動することができるような形状を有する。
して配設された可動プラテン、６５は該可動プラテン１
４に固定された第２射出圧縮ブロック、６６は該第２射
出圧縮ブロック６５に形成されたシリンダ室、６７は該
シリンダ室６６内に摺動自在に配設された第２射出圧縮
ピストンである。該第２射出圧縮ピストン６７は大径部
６７ａ、中径部６７ｂ及び小径部６７ｃを有しており、
前記シリンダ室６６は第２射出圧縮ピストン６７が前後
に摺動することができるような形状を有する。
【００２０】６９は前記第２射出圧縮ピストン６７の大
径部６７ａの後方（図の左方）に形成された油室であ
り、該油室６９には図示しない油路が接続され、該油路
を介して油室６９に油を供給することによって第２射出
圧縮ピストン６７を前方（図の右方）に移動させること
ができる。２１は前記第２射出圧縮ブロック６５に取り
付けられた可動側取付板、２２は該可動側取付板２１に
取り付けられたスペーサブロック、２３は受板、２４は
該受板２３に取り付けられた可動金型である。
径部６７ａの後方（図の左方）に形成された油室であ
り、該油室６９には図示しない油路が接続され、該油路
を介して油室６９に油を供給することによって第２射出
圧縮ピストン６７を前方（図の右方）に移動させること
ができる。２１は前記第２射出圧縮ブロック６５に取り
付けられた可動側取付板、２２は該可動側取付板２１に
取り付けられたスペーサブロック、２３は受板、２４は
該受板２３に取り付けられた可動金型である。
【００２１】７２は第２エジェクタプレートである。該
第２エジェクタプレート７２は、前記第２射出圧縮ピス
トン６７及びエジェクタロッド２７の前方のそれぞれの
端面と接触自在に配設され、前記油室６９に油が供給さ
れた時には第２射出圧縮ピストン６７を介して、また、
エジェクタピン駆動装置２８が作動した時にはエジェク
タロッド２７を介して押圧され、前方に移動する。そし
て、該第２エジェクタプレート７２の前方の端面には、
エジェクタピン３１、スプルロックピン３２及び第２圧
縮コア７３が突出して配設される。該第２圧縮コア７３
は可動金型２４に対して相対的に移動可能なように配設
され、前記固定金型１３及び可動金型２４間、そして、
前記第２圧縮コア７３と第１圧縮コア６１間にキャビテ
ィ３５が形成される。
第２エジェクタプレート７２は、前記第２射出圧縮ピス
トン６７及びエジェクタロッド２７の前方のそれぞれの
端面と接触自在に配設され、前記油室６９に油が供給さ
れた時には第２射出圧縮ピストン６７を介して、また、
エジェクタピン駆動装置２８が作動した時にはエジェク
タロッド２７を介して押圧され、前方に移動する。そし
て、該第２エジェクタプレート７２の前方の端面には、
エジェクタピン３１、スプルロックピン３２及び第２圧
縮コア７３が突出して配設される。該第２圧縮コア７３
は可動金型２４に対して相対的に移動可能なように配設
され、前記固定金型１３及び可動金型２４間、そして、
前記第２圧縮コア７３と第１圧縮コア６１間にキャビテ
ィ３５が形成される。
【００２２】３７は溶融した樹脂を前記キャビティ３５
内に充填するための射出装置、３８はスプルブシュ、３
９はリターンピンである。前記構成の射出圧縮装置にお
いて、型締工程が完了した後、前記キャビティ３５内に
樹脂を充填し、その後成形品の取出しが可能な温度まで
冷却する冷却工程において、前記第１、第２射出圧縮ブ
ロック５１，６５内の油室５４，６９に油が供給され
て、第１、第２射出圧縮ピストン５３，６７が射出成形
機の中央側に移動し、第１、第２エジェクタプレート５
７，７２を介して第１、第２圧縮コア６１，７３を押圧
して移動させ、キャビティ３５内に充填された樹脂を加
圧する。
内に充填するための射出装置、３８はスプルブシュ、３
９はリターンピンである。前記構成の射出圧縮装置にお
いて、型締工程が完了した後、前記キャビティ３５内に
樹脂を充填し、その後成形品の取出しが可能な温度まで
冷却する冷却工程において、前記第１、第２射出圧縮ブ
ロック５１，６５内の油室５４，６９に油が供給され
て、第１、第２射出圧縮ピストン５３，６７が射出成形
機の中央側に移動し、第１、第２エジェクタプレート５
７，７２を介して第１、第２圧縮コア６１，７３を押圧
して移動させ、キャビティ３５内に充填された樹脂を加
圧する。
【００２３】このようにして、冷却工程における樹脂の
収縮量に対応する分だけ樹脂を圧縮し、成形品の面精度
を向上させるようにしている。この場合、樹脂を両側か
ら圧縮することになるので、圧力勾配が小さくなり、圧
縮歪みが発生することがなく、成形品の寸法精度や面精
度を十分に向上させることができる。
収縮量に対応する分だけ樹脂を圧縮し、成形品の面精度
を向上させるようにしている。この場合、樹脂を両側か
ら圧縮することになるので、圧力勾配が小さくなり、圧
縮歪みが発生することがなく、成形品の寸法精度や面精
度を十分に向上させることができる。
【００２４】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【００２５】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出圧縮装置においては、固定プラテンと、該固
定プラテンに取り付けられた第１射出圧縮ブロックと、
該第１射出圧縮ブロックに取り付けられた固定金型と、
前記第１射出圧縮ブロック内に摺動自在に配設された第
１射出圧縮ピストンと、該第１射出圧縮ピストンを移動
させる手段と、前記第１射出圧縮ピストンの移動に伴っ
て移動する第１圧縮コアと、可動プラテンと、該可動プ
ラテンに取り付けられた第２射出圧縮ブロックと、該第
２射出圧縮ブロックに取り付けられるとともに、前記固
定金型と接離してキャビティを形成する可動金型と、前
記第２射出圧縮ブロックと可動金型との間において、移
動自在に配設されたエジェクタプレートと、前記第２射
出圧縮ブロック内に摺動自在に、かつ、前記エジェクタ
プレートと接触自在に配設された第２射出圧縮ピストン
と、該第２射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記
エジェクタプレートに取り付けられ、前記第２射出圧縮
ピストンの移動に伴って移動し、前記第１圧縮コアと接
離する第２圧縮コアと、前記エジェクタプレートと接触
自在に配設されたエジェクタロッドとを有する。
れば、射出圧縮装置においては、固定プラテンと、該固
定プラテンに取り付けられた第１射出圧縮ブロックと、
該第１射出圧縮ブロックに取り付けられた固定金型と、
前記第１射出圧縮ブロック内に摺動自在に配設された第
１射出圧縮ピストンと、該第１射出圧縮ピストンを移動
させる手段と、前記第１射出圧縮ピストンの移動に伴っ
て移動する第１圧縮コアと、可動プラテンと、該可動プ
ラテンに取り付けられた第２射出圧縮ブロックと、該第
２射出圧縮ブロックに取り付けられるとともに、前記固
定金型と接離してキャビティを形成する可動金型と、前
記第２射出圧縮ブロックと可動金型との間において、移
動自在に配設されたエジェクタプレートと、前記第２射
出圧縮ブロック内に摺動自在に、かつ、前記エジェクタ
プレートと接触自在に配設された第２射出圧縮ピストン
と、該第２射出圧縮ピストンを移動させる手段と、前記
エジェクタプレートに取り付けられ、前記第２射出圧縮
ピストンの移動に伴って移動し、前記第１圧縮コアと接
離する第２圧縮コアと、前記エジェクタプレートと接触
自在に配設されたエジェクタロッドとを有する。
【００２６】
【００２７】この場合、前記可動プラテンを移動させ、
固定金型と可動金型を接触させて型締めを行った後、キ
ャビティ内に樹脂が充填される。続いて、冷却工程にお
いて成形品が冷却されると樹脂が収縮するが、このと
き、前記第１、第２射出圧縮ピストンが移動させられ、
第１、第２圧縮コアが中央側に移動する。したがって、
冷却工程時の収縮によって不足する分の樹脂が補給され
る。
固定金型と可動金型を接触させて型締めを行った後、キ
ャビティ内に樹脂が充填される。続いて、冷却工程にお
いて成形品が冷却されると樹脂が収縮するが、このと
き、前記第１、第２射出圧縮ピストンが移動させられ、
第１、第２圧縮コアが中央側に移動する。したがって、
冷却工程時の収縮によって不足する分の樹脂が補給され
る。
【００２８】また、樹脂を両側から圧縮することになる
ので、圧力勾配が小さくなり、圧縮歪みが発生すること
がなく、成形品の寸法精度や面精度を十分に向上させる
ことができる。
ので、圧力勾配が小さくなり、圧縮歪みが発生すること
がなく、成形品の寸法精度や面精度を十分に向上させる
ことができる。
【図１】本発明の実施例を示す射出圧縮装置の断面図で
ある。
ある。
【図２】従来の射出圧縮装置の断面図である。
１１ 固定プラテン １３ 固定金型 １４ 可動プラテン ２４ 可動金型 ３５ キャビティ ５１ 第１射出圧縮ブロック ５３ 第１射出圧縮ピストン ６１ 第１圧縮コア ６５ 第２射出圧縮ブロック ６７ 第２射出圧縮ピストン ７３ 第２圧縮コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−202334（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−187231（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−125824（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−20113（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−301261（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−39530（ＪＰ，Ｕ) 実公 平４−5301（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/56 - 45/57 B29C 45/64 - 45/70
Claims (1)
- 【請求項１】 （ａ）固定プラテンと、 （ｂ）該固定プラテンに取り付けられた第１射出圧縮ブ
ロックと、 （ｃ）該第１射出圧縮ブロックに取り付けられた固定金
型と、 （ｄ）前記第１射出圧縮ブロック内に摺動自在に配設さ
れた第１射出圧縮ピストンと、 （ｅ）該第１射出圧縮ピストンを移動させる手段と、 （ｆ）前記第１射出圧縮ピストンの移動に伴って移動す
る第１圧縮コアと、 （ｇ）可動プラテンと、 （ｈ）該可動プラテンに取り付けられた第２射出圧縮ブ
ロックと、 （ｉ）該第２射出圧縮ブロックに取り付けられるととも
に、前記固定金型と接離してキャビティを形成する可動
金型と、 （ｊ）前記第２射出圧縮ブロックと可動金型との間にお
いて、移動自在に配設されたエジェクタプレートと、 （ｋ）前記第２射出圧縮ブロック内に摺動自在に、か
つ、前記エジェクタプレートと接触自在に配設された第
２射出圧縮ピストンと、 （ｌ）該第２射出圧縮ピストンを移動させる手段と、 （ｍ）前記エジェクタプレートに取り付けられ、前記第
２射出圧縮ピストンの移動に伴って移動し、前記第１圧
縮コアと接離する第２圧縮コアと、 （ｎ）前記エジェクタプレートと接触自在に配設された
エジェクタロッドとを有することを特徴とする射出圧縮
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14137892A JP3343370B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 射出圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14137892A JP3343370B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 射出圧縮装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14490599A Division JP3343530B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 射出圧縮装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329897A JPH05329897A (ja) | 1993-12-14 |
| JP3343370B2 true JP3343370B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=15290610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14137892A Expired - Fee Related JP3343370B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 射出圧縮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3343370B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114536672B (zh) * | 2022-03-01 | 2023-08-29 | 滁州品捷模塑有限公司 | 一种多段式脱模的注塑模具 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP14137892A patent/JP3343370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05329897A (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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