JP3341538B2 - 引出しのロック装置 - Google Patents

引出しのロック装置

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JP3341538B2
JP3341538B2 JP19627395A JP19627395A JP3341538B2 JP 3341538 B2 JP3341538 B2 JP 3341538B2 JP 19627395 A JP19627395 A JP 19627395A JP 19627395 A JP19627395 A JP 19627395A JP 3341538 B2 JP3341538 B2 JP 3341538B2
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健一 井本
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引出しのロック装置に
係わり、更に詳しくは本体内の上下に設けた複数の引出
しを同時に施錠、解錠することが可能なロック装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の引出しのロック装置は、例えば実
開平5−47267号公報に示したものがある。これ
は、本体の側板と側補強板で形成される側かまち内に上
下動自在に作動部材を設け、本体内の上下に設けた複数
の引出し夫々に、作動部材に設けた係止部を上下方向で
係止させて全引出しを引き出し不能にするストッパーを
設け、作動部材を係止解除位置に移動付勢する弾性部材
を設け、ロック操作部材を錠前の施錠、解錠操作に伴っ
て水平方向にスライド移動自在に設けるとともに、ロッ
ク操作部材に対応する側補強板の開口内に、作動部材の
接当部に接当作用する被接当部を有する回動部材を水平
軸芯周りで回動自在に取り付けている。従って、錠前の
施錠操作に伴い、ロック操作部材を側補強板の開口内に
スライド移動させることによって、ロック操作部材の先
端が回動部材を回動操作すると同時に回動部材が作動部
材を弾性部材の付勢力に抗して下方側へ接当操作し、こ
れに伴い作動部材の係止部が各引出しのストッパーに係
止作用して全引出しを引き出し不能にするように構成し
ている。
【0003】しかし、前述の構造のものは、ロック操作
部材と作動部材との間に、回動部材を特別に設けなけれ
ばならず、組付け作業に多くの時間を要するだけでな
く、ロック操作部材の操作力を回動部材を介して作動部
材に伝達する構造であるため、確実な伝達が行われるよ
うにするためにロック操作部材、回動部材、作動部材の
3つの部材の組付け位置の精度を必要とし、この点から
も組付け作業に多くの時間を要するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、組付け作業を簡略化
できるとともに、引出しのロック操作が確実に行える引
出しのロック装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、本体内に、作動部材を上下動自在に設け、
本体内の上下に設けた複数の引出し夫々に、前記作動部
材に設けた係止部を係止させて該全引出しを引き出し不
能にするストッパーを設けるとともに、前記作動部材を
係止解除位置に移動付勢する弾性部材を設けてある引出
しのロック装置であって、特定の引出しの前板に、前記
作動部材を前記弾性部材の付勢力に抗して係止作用位置
に上下方向から接当操作するロック操作部材及びこのロ
ック操作部材をロック位置とロック解除位置とに操作す
る回転操作式の錠前を設け、ロック解除位置において
記ロック操作部材の一端を前記錠前の回転部の回動軸芯
よりも前記作動部材から離間する側に枢支部にて取付
け、前記ロック操作部材の他端側を前記錠前の回動軸芯
よりも前記作動部材に寄った該錠前の固定部に該ロック
操作部材の作動部材側への接近移動可能に支持させ、
前記錠前の回転操作に連動して前記ロック操作部材の
枢支部が該錠前の回転軸芯の直下方に位置するまで
は、該ロック操作部材の作動部材側端部が上昇しながら
作動部材側に接近移動する第1姿勢変更状態と、前記ロ
ック操作部材の枢支部が該錠前の回転軸芯の直下方に位
置した後は、前記錠前の回転操作に連動して前記ロック
操作部材の作動部材側端部が下降しながら作動部材側に
接近移動する第2姿勢変更状態とに姿勢変更可能に構成
するとともに、前記第2姿勢変更状態のロック操作部材
の作動部材側端部が前記作動部材を接当操作して全引出
しを引き出し不能にするようにしてなる引き出しのロッ
ク装置を構成した。
【0006】また、第2発明は、本体内に、作動部材を
上下動自在に設け、本体内の上下に設けた複数の引出し
夫々に、前記作動部材に設けた係止部を係止させて該全
引出しを引き出し不能にするストッパーを設けるととも
に、前記作動部材を係止解除位置に移動付勢する弾性部
材を設けてある引出しのロック装置であって、特定の引
出しの前板に、前記作動部材を前記弾性部材の付勢力に
抗して係止作用位置に上下方向から接当操作するロック
操作部材及びこのロック操作部材をロック位置とロック
解除位置とに操作する回転操作式の錠前を設け、ロック
解除位置において前記ロック操作部材の一端を前記錠前
の回転部の回動軸芯よりも前記作動部材から離間する側
に枢支部にて取付け、前記ロック操作部材の他端側を前
記錠前の回動軸芯よりも前記作動部材に寄った該錠前の
固定部に該ロック操作部材の作動部材側への接近移動を
可能に支持させ、前記錠前の回転操作に連動して前記ロ
ック操作部材の前記枢支部が該錠前の回転軸芯の直上方
に位置するまでは、該ロック操作部材の作動部材側端部
が下降しながら作動部材側に接近移動する第3姿勢変更
状態と、前記ロック操作部材の枢支部が該錠前の回転軸
芯の直上方に位置した後は、前記錠前の回転操作に連動
して前記ロック操作部材の作動部材側端部が上昇しなが
ら作動部材側に接近移動する第4姿勢変更状態とに姿勢
変更可能に構成するとともに、前記第4姿勢変更状態の
ロック操作部材の作動部材側端部が前記作動部材を接当
操作して全引出しを引き出し不能にするように構成する
こともできる。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の引出しのロッ
ク装置は、ロック解除位置においてロック操作部材の一
端を錠前の回転部の回動軸芯よりも作動部材から離間す
る側に枢支部にて取付けることによって、ロック操作部
材の回動半径を錠前の回動半径よりも大きくすることが
できるから、錠前の回転操作角度に比してロック操作部
材の回転操作角度を小さくすることができる。そして、
ロック操作部材の他端側をロック操作部材の作動部材側
への接近移動のみ可能に錠前の固定部に支持させてある
から、錠前の回転操作力をロック操作部材の回転移動
と、ロック操作部材の作動部材側への接近移動とに分散
することができる。このため、錠前の回動操作に連動し
てロック操作部材の枢支部が錠前の回動軸芯周りで位置
変更しながら、ロック操作部材が作動部材側へ接近移動
する。つまり、錠前の回転部が反時計周りに回転して、
ロック操作部材の枢支部が錠前の回動軸芯の直下方に位
置するまでは、ロック操作部材がそれの作動部材側端部
側ほど上方側に位置する傾斜姿勢になると同時に作動部
材側へ接近移動するのである(第1姿勢変更状態)。前
記ロック操作部材の枢支部が錠前の回動軸芯の直下方に
位置した後、更に錠前を回動操作することによって、ロ
ック操作部材の作動部材側端部が下降しながら、ロック
操作部材が作動部材側へ接近移動する(第2姿勢変更状
態)。このとき、ロック操作部材の作動部材側端部が作
動部材に上方から接当して作動部材を弾性部材の弾性付
勢力に抗して係止作用位置に移動操作し、全引出しを引
き出し不能にするのである。
【0008】また、第2発明では、前記錠前の回転部が
前述とは反対方向、つまり時計周りに回転して、ロック
操作部材の枢支部が錠前の回動軸芯の直上方に位置する
までは、ロック操作部材がそれの作動部材側端部側ほど
下方側に位置する傾斜姿勢になると同時に作動部材側へ
接近移動するのである(第3姿勢変更状態)。前記ロッ
ク操作部材の枢支部が錠前の回動軸芯の直上方に位置し
た後、更に錠前を回動操作することによって、ロック操
作部材の作動部材側端部が上昇しながら、ロック操作部
材が作動部材側へ接近移動する(第4姿勢変更状態)
このとき、ロック操作部材の作動部材側端部が作動部材
に下方から接当して作動部材を弾性部材の弾性付勢力に
抗して係止作用位置に移動操作し、前述同様に全引出し
を引き出し不能にするのである。
【0009】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1及び図4は机の袖本体もし
くはキャビネットに組込んだ本発明のロック装置を示
し、図4中1は本体内の上下に設けた3つの引出し、2
はロック装置をそれぞれ示している。尚、引出し1の個
数は、1個、又は2個、更には4個以上に設けて実施し
てもよい。
【0010】前記本体は、内部にレールもしくはサスペ
ンションレール等の適宜な案内手段にて3つの引出し1
・・を引き出し可能に上下に設けるとともに、側方前部
に側かまち3を設けたものである。前記側かまち3は、
図5に示すように、側板4と側補強板5とで内部に断面
形状略長方形の上下に延びた2つの中空空間6,6を設
けて構成されている。
【0011】前記各引出し1は、図4に示すように、前
面に前板1A、左右側面に側板1B,1Bを備えてい
る。そして、上から1段目と2段目に位置する引出し1
の前記側板1Bに突設した引出し用案内レール7に、後
述の係止部17を係止して引出し1・を引き出し不能に
するためのストッパーとしての切欠き7Aを形成してい
る。前記最下段に位置する引出し1の側板1Bに、図2
に示すように、後述の係止部17に接当作用するストッ
パーとしての接当部材(図示せず)を取付けている。
【0012】前記上から1段目に位置する引出し1の前
板1Aとこの前板1Aの裏面を覆う裏カバー(図示せ
ず)とで形成される空間内に、ラッチ装置8及び前記ロ
ック装置2を設けている。
【0013】前記ラッチ装置8は、図8に示すように、
引出し1の前板1Aに取り付けられる引き手9内に突出
する揺動操作自在な操作部材10と、この操作部材10
にこれと一体的に回動自在に一体形成され、かつ、前記
引き手9の裏面上部に突設された一対のブラケット1
1,11に回転自在に支持された操作杆12と、前記操
作杆12に連動して揺動操作されるラッチレバー13と
から構成されている。
【0014】前記引き手9には、図9に示すように、前
板1Aに形成の開口の開口縁に係止作用する係止部であ
る上部係止溝9a及び下部係止溝9bが形成されてお
り、引出し1の前板1Aに形成の開口に引き手9を押し
込むことによって、上部係止溝9a及び下部係止溝9b
を前板1Aの開口縁、つまり上壁部及び下壁部に夫々係
止させて、引き手9を前板1Aに容易に固定できるよう
にしている。
【0015】前記ロック装置2は、図1、図2、及び図
4に示すように、前記上から1段目に位置する引出し1
の前板1Aに装着した錠前14と、前記側かまち3の前
後の中空空間6,6の間に位置する前記側補強板5にて
形成される上下に延びた空間15内に上下方向に移動可
能に配置した板状の作動部材16とを主要部材として構
成されている。
【0016】前記引出し1・の案内レール7に形成され
た切欠き7A及び引出し1の側板1Bに取付けた接当部
材にそれぞれ係止させて全引出し1・・を引き出し不能
にする係止部17を前記作動部材16に切起し形成する
とともに、前記作動部材16を係止解除位置に移動付勢
する弾性部材としてのコイルスプリング18を前記作動
部材16の下端縁に形成の板部16Aに外嵌保持させ、
かつ、該コイルスプリング18の遊端部を前記側補強板
5の下部に切起し形成された受片5Aに接当させてい
る。前記作動部材16は、断面形状コ字状に形成され、
上端部の接当作動部19が前記側補強板5の上部に形成
の長孔5Bに上下移動可能に挿入されるとともに、下端
部の前記板部16Aが前記側補強板5の受片5Aに形成
の孔5Cに上下移動可能に挿入されて、作動部材16が
側補強板5に上下移動可能に支持されている。そして、
前記作動部材16をコイルスプリング18の付勢力に抗
して係止作用位置に上方から接当操作するロック操作部
材20を前記錠前14に連動させてあり、図1及び図5
に示すように、前記側補強板5に形成の開口5Dを通し
て前記中空空間6内にロック操作部材20が入り込んだ
後、中空空間6内に位置する作動部材16の接当作動部
19に上方から接当し、作動部材16をコイルスプリン
グ18の付勢力に抗して係止作用位置に操作できるよう
にしている。
【0017】図6及び図7に示すように、前記引き手9
に前記錠前14を取り付けるための箱型の取付部材21
を連設し、前記錠前14と前記取付部材21とにそれら
両者を係止固定するための係止機構を設けてあり、この
係止機構は、取付部材21の上下の板部分21A,21
Aに凸部21B,21Bを突設するとともに、これに係
合する上下の係合孔14a,14aを該錠前14に備え
させて構成している。従って、取付部材21の前方開口
部21Cを通して錠前14のシリンダー14Aを挿入す
ることによって、凸部21B,21Bと係合孔14a,
14aとを係合させて、錠前14を取付部材21に容易
に固定できるようにしている。
【0018】前記ロック操作部材20は、図1〜図4に
示すように、それの長手方向が前板1Aと平行となる姿
勢の板状体から構成され、それの一端側に前記錠前14
に枢支するための孔20Aを形成するとともに、他端側
に該ロック操作部材20の長手方向に沿う長孔20Bを
形成し、かつ、この長孔20B内に挿入可能な固定ピン
22Aを前記錠前14の固定部に設けている。従って、
固定ピン22Aと長孔20Bとの作用によりロック操作
部材20の上下方向の移動が接当阻止され、ロック操作
部材20の作動部材16側への接近移動可能になってい
る。前記固定ピン22Aは、前記錠前14の裏面に固定
した裏カバー22に突設している。又、前記ロック操作
部材20を、それの孔20Aを介して前記錠前14の回
転部としてのシリンダー14Aの裏面に突設したピン2
4に回動自在に取付けている。
【0019】そして、前記ロック操作部材20の枢支位
置が前記錠前14の回動軸芯14Xと水平方向で重複
し、かつ、前記錠前14の回動軸芯14Xよりも前記作
動部材16から離間する側に配置され、又、前記裏カバ
ー22の固定ピン22Aが前記錠前14の回動軸芯14
Xと、前記ロック操作部材20のピン24とが水平方向
で重複する状態に配置されている。従って、図3(イ)
に示す初期位置(ロック解除位置)において錠前14の
鍵穴に鍵を差し込んで反時計周りに90度回転操作する
ことにより、ロック操作部材20の枢支部、つまりピン
24が錠前14の回動軸芯14X周りで該錠前14の回
動軸芯14Xの直下方位置まで移動するとともに、この
移動中において、長孔20Bを介してロック操作部材2
0が長手方向作動部材16寄りに移動する。つまり、ロ
ック操作部材20の作動部材16側端部が作動部材16
側に接近しながら上昇した右上がり傾斜姿勢、つまり図
3(ロ)の姿勢にロック操作部材20を姿勢変更するこ
とになる(第1姿勢変更状態)。ロック操作部材20の
枢支位置、つまりピン24が錠前14の回動軸芯14X
の直下方に位置した状態から錠前14をさらに反時計周
りに90度回転操作することにより、ロック操作部材2
0の枢支部、つまりピン24と、錠前14の回動軸芯1
4Xとが水平方向で重複する位置まで該ピン24が移動
するとともに、この移動中において、長孔20Bを介し
てロック操作部材20が更に長手方向作動部材16寄り
に移動する。つまり、ロック操作部材20の作動部材1
6側端部が作動部材16側に接近しながら下降して前記
右上がり傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更して、ロック
操作部材20をロック作用位置に位置させる(第2姿勢
変更状態)。これと同時に、作動部材16の接当作動部
19にロック操作部材20の接当操作部20Cが上方か
ら接当して、図3(ハ)に示すように、コイルスプリン
グ18の付勢力に抗して作動部材16を下方へ移動操作
し、施錠するのである。解錠する場合には、錠前14の
鍵穴に鍵を差し込んで時計周りに180度回転操作する
ことによって、ロック操作部材20をロック解除位置に
位置させるのである。
【0020】前記作動部材17に前記ロック操作部材2
0を下方側から接当操作するようにしてもよい。この場
合、錠前14を施錠するには、錠前14の鍵穴に鍵を差
し込んで前述とは反対方向、つまり時計周りに180度
回転操作することになり、錠前14を解錠するには、錠
前14の鍵穴に鍵を差し込んで反時計周りに180度回
転操作することになる。具体的には、前述のように、図
3(イ)に示す初期位置(ロック解除位置)において錠
前14の鍵穴に鍵を差し込んで時計周りに90度回転操
作することにより、ロック操作部材20の枢支部、つま
りピン24が錠前14の回動軸芯14X周りで該錠前1
4の回動軸芯14Xの直上方位置まで移動するととも
に、この移動中において、長孔20Bを介してロック操
作部材20が長手方向作動部材16寄りに移動する。つ
まり、ロック操作部材20の作動部材16側端部が作動
部材16側に接近しながら下降した右下がり傾斜姿勢に
ロック操作部材20を姿勢変更することになる(第3姿
勢変更状態)。ロック操作部材20の枢支位置、つまり
ピン24が錠前14の回動軸芯14Xの直上方に位置し
た状態から錠前14をさらに時計周りに90度回転操作
することにより、ロック操作部材20の枢支部、つまり
ピン24と、錠前14の回動軸芯14Xとが水平方向で
重複する位置まで該ピン24が移動するとともに、この
移動中において、長孔20Bを介してロック操作部材2
0が更に長手方向作動部材16寄りに移動する。つま
り、ロック操作部材20の作動部材16側端部が作動部
材16側に接近しながら上昇して前記右下がり傾斜姿勢
から水平姿勢に姿勢変更して、ロック操作部材20をロ
ック作用位置に位置させる(第4姿勢変更状態)。これ
と同時に、作動部材16の接当作動部19にロック操作
部材20の接当操作部20Cが下方から接当して、コイ
ルスプリング18の付勢力に抗して作動部材16を上方
へ移動操作し、施錠するのである。解錠する場合には、
錠前14の鍵穴に鍵を差し込んで反時計周りに180度
回転操作することによって、ロック操作部材20をロッ
ク解除位置に位置させるのである。尚、この場合、作動
部材16の係止部17が引出し1のストッパー7Aに対
して下方から係止するように構成しておくことになる。
また、錠前14の回転操作角度は、180度に限定され
るものではなく、180度を越える角度や180度未満
の角度になるように構成してもよく、錠前14の回転操
作角度は如何なる角度に設定してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の引出しのロック
装置は、作動部材をロック操作部材により直接接当操作
する構成であるから、従来のような作動部材とロック操
作部材との間に介在させる回動部材を不要にすることが
でき、しかも組付け精度を高めなくてもロック操作を確
実に行うことができ、組付け作業の簡略化を図ることが
できた。さらに、作動部材にロック操作部材を上下方向
から接当させるためにロック操作部材の移動を許容する
ためのスペースが、ロック操作部材の傾斜姿勢変更を許
容する程度のスペースで済み、ロック装置の小型化をも
図ることができた。又、本体の側板と側補強板で形成さ
れる側かまち内に作動部材を設けるものにおいて、例え
ばロック操作部材を錠前の回動軸芯と同一軸芯で回動さ
せて作動部材に接当させる構成にした場合に、ロック操
作部材が錠前と同一軸芯で回動するためのスペースを本
体内に確保する関係上、ロック操作部材を小型に構成し
なければならない。そのため、作動部材側にロック操作
部材を近接配置しなければならない配置上の制約を受け
るだけでなく、作動部材を接当操作するためにロック操
作部材の側補強板内への移動を許容する切欠きを大きな
ものに形成する必要があるのに対して、本発明は側補強
板への切欠きを必要最小限に抑えて側補強板の本来の補
強機能を損なうことなく、引出しのロックを行うことが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】引出しのロック装置の分解斜視図
【図2】引出しのロック装置の一部省略の正面図
【図3】ロック操作部材の操作状態を示す正面図
【図4】引出しのロック装置の概略側面図
【図5】ロック操作部材の取付部を示す横断平面図
【図6】錠前の取付構造を示す平面図
【図7】引き手と錠前の取付部とを示す背面図
【図8】前板に装着されるラッチ装置の背面図
【図9】引き手の取付部を示す縦断側面図
【符号の説明】
1 引出し 1A 前板 1B 側板 2 ロック装置 3 側かまち 4 側板 5 側補強板 5A 受片 5B 長孔 5C 孔 5D 開口 6 中空空間 7 引出し用案内レール 7A 切欠き 8 ラッチ装置 9 引き手 9a 係止溝 9b 係止溝 10 操作部材 11 ブラケット 12 操作杆 13 ラッチレバー 14 錠前 14A シリンダー 14a 係合孔 14X 回動軸芯 15 空間 16 作動部材 16A 板部 17 係止部 18 コイルスプリング 19 接当作動部 20 ロック操作部材 20A 孔 20B 長孔 20C 接当操作部 21 取付部材 21A 板部分 21B 凸部 21C 前方開口部 22 裏カバー 22A 固定ピン 24 ピン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に、作動部材を上下動自在に設
    け、本体内の上下に設けた複数の引出し夫々に、前記作
    動部材に設けた係止部を係止させて該全引出しを引き出
    し不能にするストッパーを設けるとともに、前記作動部
    材を係止解除位置に移動付勢する弾性部材を設けてある
    引出しのロック装置であって、特定の引出しの前板に、
    前記作動部材を前記弾性部材の付勢力に抗して係止作用
    位置に上下方向から接当操作するロック操作部材及びこ
    のロック操作部材をロック位置とロック解除位置とに操
    作する回転操作式の錠前を設け、ロック解除位置におい
    前記ロック操作部材の一端を前記錠前の回転部の回動
    軸芯よりも前記作動部材から離間する側に枢支部にて
    付け、前記ロック操作部材の他端側を前記錠前の回動軸
    芯よりも前記作動部材に寄った該錠前の固定部に該ロッ
    ク操作部材の作動部材側への接近移動可能に支持さ
    せ、前記錠前の回転操作に連動して前記ロック操作部材
    前記枢支部が該錠前の回転軸芯の直下方に位置するま
    では、該ロック操作部材の作動部材側端部が上昇しなが
    ら作動部材側に接近移動する第1姿勢変更状態と、前記
    ロック操作部材の枢支部が該錠前の回転軸芯の直下方に
    位置した後は、前記錠前の回転操作に連動して前記ロッ
    ク操作部材の作動部材側端部が下降しながら作動部材側
    に接近移動する第2姿勢変更状態とに姿勢変更可能に構
    成するとともに、前記第2姿勢変更状態のロック操作部
    材の作動部材側端部が前記作動部材を接当操作して全引
    出しを引き出し不能にするように構成してある引出しの
    ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック操作部材の枢支部が、前記錠
    前の回動軸芯と水平方向で重複し、かつ、前記錠前の回
    動軸芯よりも前記作動部材から離間する側に位置する初
    期位置において、前記錠前を反時計周りに90度回転操
    作することにより前記ロック操作部材の前記作動部材側
    端部が該作動部材側に接近しながら上昇するように構成
    され、かつ、前記錠前の反時計周りの90度回転操作
    後、さらに錠前を反時計周りに90度回転操作すること
    により前記ロック操作部材の前記作動部材側端部が該作
    動部材側に接近しながら下降するように構成されてなる
    請求項1記載の引出しのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック操作部材を水平方向に長い板
    状体から構成し、前 記ロック操作部材にそれの長手方向
    に長孔を形成するとともに、前記長孔内に挿入可能な固
    定ピンを前記錠前の固定部に設けてある請求項1記載の
    引出しのロック装置。
  4. 【請求項4】 本体内に、作動部材を上下動自在に設
    け、本体内の上下に設けた複数の引出し夫々に、前記作
    動部材に設けた係止部を係止させて該全引出しを引き出
    し不能にするストッパーを設けるとともに、前記作動部
    材を係止解除位置に移動付勢する弾性部材を設けてある
    引出しのロック装置であって、特定の引出しの前板に、
    前記作動部材を前記弾性部材の付勢力に抗して係止作用
    位置に上下方向から接当操作するロック操作部材及びこ
    のロック操作部材をロック位置とロック解除位置とに操
    作する回転操作式の錠前を設け、ロック解除位置におい
    て前記ロック操作部材の一端を前記錠前の回転部の回動
    軸芯よりも前記作動部材から離間する側に枢支部にて取
    付け、前記ロック操作部材の他端側を前記錠前の回動軸
    芯よりも前記作動部材に寄った該錠前の固定部に該ロッ
    ク操作部材の作動部材側への接近移動を可能に支持さ
    せ、前記錠前の回転操作に連動して前記ロック操作部材
    の前記枢支部が該錠前の回転軸芯の直上方に位置するま
    では、該ロック操作部材の作動部材側端部が下降しなが
    ら作動部材側に接近移動する第3姿勢変更状態と、前記
    ロック操作部材の枢支部が該錠前の回転軸芯の直上方に
    位置した後は、前記錠前の回転操作に連動して前記ロッ
    ク操作部材の作動部材側端部が上昇しながら作動部材側
    に接近移動する第4姿勢変更状態とに姿勢変更可能に構
    成するとともに、前記第4姿勢変更状態のロック操作部
    材の作動部材側端部が前記作動部材を接当操作して全引
    出しを引き出し不能にするように構成してある引出しの
    ロック装置。
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