JP3337114B2 - 物品保管装置 - Google Patents

物品保管装置

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JP3337114B2
JP3337114B2 JP20681896A JP20681896A JP3337114B2 JP 3337114 B2 JP3337114 B2 JP 3337114B2 JP 20681896 A JP20681896 A JP 20681896A JP 20681896 A JP20681896 A JP 20681896A JP 3337114 B2 JP3337114 B2 JP 3337114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向並びに横
方向に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部を
備えた収納棚と、物品移載装置を、前記複数の収納部の
夫々に対応する位置と、物品の搬出入部に対応する位置
との間で移動駆動する搬送装置とが設けられ、前記物品
移載装置に、前記物品移載装置の本体側と前記各収納部
との間で前記物品を搬送移動させるベルトコンベア式の
移載部が備えられ、前記移載部は、前記各収納部内方側
に進出する進出位置と前記物品移載装置本体側に引退す
る引退位置とに亘って出退自在に構成されている物品保
管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物品保管装置は、収納棚に備えら
れた複数の収納部に物品を収納して保管する装置であ
り、収納部に対して物品の移載を行う物品移載装置とそ
の物品移載装置を各収納部に対する移載位置に位置させ
るための搬送装置とが設けられている。この物品移載装
置の具体構成は、移載する物品の形状や収納部の配置構
成等に応じて種々のものがあり、そのうちの一つとして
ベルトコンベア式の移載部を備えたものが考えられてい
る。
【0003】ベルトコンベア式の移載部を備えた物品移
載装置は、物品の移載を行うとき、その移載部を収納部
内方側に進出する進出位置と物品移載装置本体側に引退
する引退位置とに亘って出退操作する。そして、物品を
収納部から取り出すときは、移載部を進出位置に位置さ
せて、移載部の先端側を上方に持ち上げて物品を移載部
上に載置し、ベルトコンベアを作動させて物品を物品移
載装置本体側に引き込む。又、移載部に物品を収納する
ときは、この逆の動作を行う。従って、物品移載装置は
上記の出退操作の他に移載部を上下動させる必要があ
る。従来、このような動作をさせるために、出退操作の
ための駆動手段と上下動のための駆動手段とを各別に備
える構成(例えば実公平6−40163号公報)が考え
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出退操
作のための駆動手段と上下動のための駆動手段とを各別
に備える従来構成では、物品移載装置の構成が複雑化す
る不都合がある。このような不都合を回避するには、物
品移載装置の移載部は出退操作のみを行い、物品移載装
置自体を上下動させる構成も考えられるが、物品移載装
置に対する制御動作が複雑化して物品の収納又は取り出
し作業効率が低下するものとなってしまう。本発明は、
上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、
物品の収納又は取り出し作業効率が低下するのを回避し
ながら、収納部との間で物品の移載を行う物品移載装置
の装置構成を可及的に簡素化する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、物品移載装置に備えられたベルト
コンベア式の移載部は、案内機構に案内されて、各収納
部内方側に進出する進出位置と物品移載装置本体側に引
退する引退位置とに亘って出退移動する。案内機構は、
移載部が引退位置から進出位置へ移動するときに、移載
部の先端部が上昇するように移載部の姿勢を規制するの
で、移載部駆動手段にて移載部を引退位置から進出位置
へ移動させることで移載部の先端部が上昇して物品を持
ち上げることができ、必ずしも、物品移載装置自体を上
下動させる必要がなく、又、先端部の上昇動作専用の駆
動手段も設ける必要もない。従って、物品の収納又は取
り出し作業効率が低下するのを回避しながら、収納部と
の間で物品の移載を行う物品移載装置の装置構成を可及
的に簡素化することができる。
【0006】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、移載部の先端部分は、収納棚横方向視において
先細り状に形成されているので、移載部を進出位置に移
動させたときに、収納棚上下方向において移載部の先端
部分により占有されるスペースを小さくできる。収納部
は収納棚の上下方向並ぶ状態で配置され、収納部に収納
される物品も上下方向に並んで収納されているので、移
載部を進出位置に位置させるときは、移載部の先端部分
を物品と物品との隙間に差し込むことになる。そこで、
上記のように移載部の先端部分により占有されるスペー
スを小さくできることで、物品と物品との隙間を可及的
に狭くすることができ、収納棚への物品の収納効率を向
上できる。
【0007】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、移載部は、引退位置に位置している状態におい
て、搬送用の荷載置面の先端部分が、先端側ほど低くな
るように傾斜状に形成されており、このように形成され
た移載部が案内機構に案内されて進出位置に進出する
と、移載部の先端部分が持ち上がりその傾斜状の先端部
分が水平姿勢となる。従って、移載部における搬送用の
荷載置面の先端部分は略水平姿勢で物品を持ち上げるこ
とになり、荷載置面と物品との接触性が向上できて、移
載部における物品の搬送移動を効率良く行うことができ
る。
【0008】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、物品移載装置は、物品の出し入れ側が向かい合
う状態で並んで配置されている一対の収納棚の両方に対
して物品の移載を行う。このため、物品移載装置には一
対の移載部が一対の収納棚の並び方向に連設されて、一
対の移載部と一対の収納棚とが夫々対応している。この
一対の移載部は、夫々が各別に、進出位置への移動に伴
って、物品移載装置内方側を支点にして先端側が上下揺
動するように構成されているので、例えば、一対の移載
部が固定的に連結されて一体に上下揺動する構成に較べ
て、一対の移載部全体として上下揺動がコンパクトにな
り、一対の移載部の支持構成等を可及的に簡素化でき
る。
【0009】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、移載部駆動手段は、単一の駆動部によって一対
の移載部を案内機構に案内される状態で一体的に移動駆
動して、進出位置と引退位置とに亘って移動させる。例
えば、一対の移載部を各別に移動駆動して、各別に進出
位置と引退位置に亘って移動させる構成としたのでは、
その移動の際に一対の移載部の搬送用の荷載置面が離間
することになり、一対の移載部間での物品の受渡しのた
めの制御が必要となるのに対し、上記のように一対の移
載部を一体的に移動駆動することで、このような制御が
必ずしも必要なく、制御構成の簡素化を図ることがで
き、しかも、単一の駆動部にて駆動するので、装置構成
の簡素化をも図ることができる。
【0010】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、一対の移載部が単一の駆動部によって一体的に
移動駆動されるのを利用して、一対の移載部の両方にお
ける物品の搬送移動を、単一の物品搬送駆動部の駆動力
により行うことができ、一層の構成の簡素化を図ること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品保管装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、物品の一
例としてのコンテナCを、前後に所定間隔を隔てて一対
備えられた収納棚2A,2Bの収納部1のうちのいずれ
かの収納部1に収納させることができると共に、所定の
収納棚2A,2Bに収納されるコンテナCを取り出すこ
とができるようにした本発明に係る物品保管装置が示さ
れている。尚、コンテナCには、例えば、小型部品等が
品種別に積載される。
【0012】収納部1は、一対の収納棚2A,2Bの夫
々において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、
複数設けられており、一対の収納棚2A,2Bの配置
は、夫々の収納部1の物品出し入れ側が向かい合う状態
で並んでいる。収納棚2Aの横方向端部には、収納部1
の代わりにコンテナCの搬出入部IOが設けられ、その
搬出入部IOには、コンテナCを収納棚2A,2Bに入
庫するための入庫コンベア4aと、コンテナCを収納棚
2A,2Bから出庫するための出庫コンベア4bとが上
下に、且つ、搬送方向が収納棚2A,2Bの横方向とな
るように配置されている。入庫コンベア4a及び出庫コ
ンベア4bの収納棚2A,2B外方側の端部には、収納
棚2A,2Bの前後方向にコンテナCを搬送するベルト
コンベア3が連設されている。
【0013】入庫コンベア4a及び出庫コンベア4bに
おける収納棚2A内方側箇所には、入庫コンベア4a及
び出庫コンベア4bの搬送面の上下に出退自在の左右一
対の板状の荷載置具4cが備えられており、この荷載置
具4cが上昇しているときに後述の物品移載装置6に備
えられた移載部14と入庫コンベア4a及び出庫コンベ
ア4bとの間でコンテナCの受渡しを行う。又、入庫コ
ンベア4a及び出庫コンベア4bとベルトコンベア3間
でコンテナCの受け渡しをするために、ベルトコンベア
3の搬送用ベルト3aは幅狭のベルトが互いに離間しら
状態で複数本並べられて構成され、その幅狭のベルト間
に上下動自在の搬送ローラ3bが、入庫コンベア4a及
び出庫コンベア4bの夫々と搬送方向が一致するように
配置されている。このように、入庫コンベア4a及び出
庫コンベア4bは基本的に同一構成であり、上側を入庫
用とし、下側を出庫用として使用しているが、この逆と
することも可能であり、更に、夫々を入出庫兼用として
使用することも可能である。
【0014】又、一対の収納棚2A,2Bの前後中間部
には、物品移載装置6を、複数の収納部1の夫々と対応
する位置と、搬出入部IOに対応する位置との間で移動
駆動する搬送装置TRの主要部が備えられている。一対
の収納棚2A,2Bの前後中間部に備えられた搬送装置
TRの主要部は、物品移載装置6を収納棚2A,2Bの
略横方向全幅に亘って駆動移動自在に案内支持する長尺
の昇降台5からなり、昇降台5は、搬送装置TRの一部
を構成する昇降機構UDにて、収納棚2A,2Bの上下
高さのほぼ全域にわたって昇降操作自在となっている。
【0015】一対の収納棚2A,2Bは、支柱8と、支
柱8の夫々にわたって上下方向に所定間隔をあけて架設
連結された複数の横フレーム9と、コンテナCの左右両
端底部を支持するべく所定間隔をあけて前後方向に沿っ
て架設連結された多数の係止部材10と、各支柱8の上
端部を連結する横杆11とから構成されている。係止部
材10は、コンテナCの横移動を阻止するように断面略
L字状に形成されている。
【0016】次に、昇降台5を昇降駆動する昇降機構U
Dについて説明する。図2に示すように、昇降台5は、
横方向両端部の夫々を索状体である連結ワイヤ30a,
30bにて長手方向2箇所で吊り下げ支持されている。
一方の連結ワイヤ30aは、水平軸芯周りに回動自在の
案内プーリ29a,29bに巻回された後、収納棚2A
の下端部に設置されている巻き取りドラム29cに連結
され、他方の連結ワイヤ30bは、水平軸芯周りに回動
自在の案内プーリ29d、縦軸芯周りに回動自在の案内
プーリ29e、更に案内プーリ29bに巻回された後、
連結ワイヤ30aと同様に巻き取りドラム29cに連結
されている。巻き取りドラム29cは電動モータM1に
て回動駆動され、電動モータM1の駆動により昇降台5
が昇降する。
【0017】昇降台5は、図2に示すように、それの左
右両端夫々に取り付けられた被案内部40の被案内溝4
0aが、図1に示すレール支持枠41に昇降台5側に突
出する状態で取り付けられている昇降案内用ガイドレー
ル41aに係合案内されて、その姿勢が規制されてい
る。尚、レール支持枠41と昇降案内用ガイドレール4
1aとはアルミ材にて一体形成され、昇降案内用ガイド
レール41aの表面には、電界メッキ又はアルマイト処
理等の表面処理が施されている。図4に示すように、レ
ール支持枠41は、一対の収納棚2A,2Bのうちの一
方の収納棚2Aに支持されるフレーム13に取り付けら
れ、図示を省略するが、案内プーリ29a,29b,2
9d,29eもフレーム13に取り付けられて、昇降機
構UD全体が収納棚2Aに支持される構成となってい
る。又、連結ワイヤ30a,30bを巻き取り駆動する
電動モータM1は、昇降機構UDを支持する収納棚2A
の最下段に配置されている。
【0018】次に物品移載装置6について説明する。図
5に示すように、物品移載装置6には、昇降台5の前後
両側部及び上部側を覆う状態のフレーム48と、フレー
ム48の上部に取り付け4つの走行輪49と、フレーム
48の側部に縦軸芯周りに回動自在に取り付けられた片
側3個で計6個のガイド輪50と、フレーム48の側部
に水平軸芯周りに回動自在に取り付けられて昇降台5に
下方側から接する2つのガイド輪51とが備えられ、フ
レーム48には、昇降台5における両端部の夫々に前後
軸芯周りで回転自在に支承されたプーリ53,53に巻
回された駆動ベルト54の両端部が連結されており、一
方のプーリ53を電動モータM2によって回動駆動する
ことで、駆動ベルト54が長手方向に移動操作されて、
物品移載装置6が横移動操作されるように構成されてい
る。
【0019】図6に示すように、フレーム48上には、
ベルトコンベア式の移載部14と、その移載部14を駆
動するための機構とが取り付けられている。移載部14
は、一対の収納棚2A,2Bの並び方向すなわち収納棚
前後方向に連設される状態で一対に設けられ、便宜上、
収納棚2A側のものを移載部14a,収納部14b側の
ものを移載部14bと呼ぶ。図3乃至図8に示すよう
に、移載部14a,14bの夫々には左右一対にコンテ
ナCを載置して搬送するための搬送ベルト16が備えら
れ、各搬送ベルト16は、単一の物品搬送駆動部である
電動モータM3によって回転駆動され、移載部14a,
14bは、単一の駆動部としての電動モータM4によっ
て一体的に収納棚前後方向に移動駆動される。
【0020】移載部14は、この電動モータM4の駆動
による収納棚前後方向での移動により、各収納部1内方
側へ進出する進出位置と物品移載装置6の本体側に引退
する引退位置とに亘って出退し、進出位置において各収
納部1とコンテナCの受け渡しを行い、物品移載装置6
の移動時は移載部14を引退位置に位置させる。移載部
14aと移載部14bとは物品移載装置6の前後方向中
央位置に対してほぼ対称に構成されており、その構成に
ついてまとめて説明する。搬送ベルト16は遊転ローラ
17a,17b及び駆動ローラ17cとに亘って巻回さ
れ、先端側の遊転ローラ17aは、左右一対の揺動枠体
18間に渡される横軸18aに回動自在に取り付けら
れ、基端側の遊転ローラ17bは、揺動枠体18の中間
部から延出する支持部材18bに回動自在の取り付けら
れ、駆動ローラ17cは、電動モータM3にて回動駆動
される回動駆動軸19に固定されている。
【0021】揺動枠体18は、その基端側が回転駆動軸
19周りに揺動自在に取り付けられ、移載部14は、物
品移載装置6内方側に位置する回転駆動軸19の位置を
支点にして先端側が上下揺動するように構成されてい
る。揺動枠体18には、図5,図7及び図8に示すよう
に、基端側と先端側との中間箇所において揺動枠体18
を支持する移載部用ガイドローラ20が左右一対に備え
られ、その移載部用ガイドローラ20は、夫々ガイドレ
ール21a,21bにて案内される。一対の移載部14
a,14bの夫々の回転駆動軸19は、移動台22に取
り付けられる左右一対の縦板部材24に回動自在に支持
され、移動台22は、その四隅に取り付けられた移動台
用ガイドローラ23にて支持される。移動台用ガイドロ
ーラ23には、移動台22の上下方向の移動を規制する
横軸芯周りのローラ23aと、移動台22の左右方向の
移動を規制する縦軸芯周りのローラ23bとが備えられ
ている。移動台用ガイドローラ23は、図7に示すよう
に、左右のガイドレール21b,21cにて案内され、
これらのガイドレール21b,21cは横軸芯周りのロ
ーラ23aを上下方向で規制するように略コの字状の案
内面を備え、又、横軸芯周りのローラ23bを左右方向
で規制するように略コの字状の案内面の上方に縦案内面
を備えている。
【0022】ガイドレール21cに案内される移動台用
ガイドローラ23の取り付け箇所の近くには、移動台2
2から立設する状態で、電動モータM3を取り付けるモ
ータ支持用縦板部材25が備えられている。電動モータ
M3の横軸芯周りに回動する出力軸には駆動ギヤ26が
固定され、この駆動ギヤ26が、一対の移載部14の夫
々に設けられた回転駆動軸19の固定されたギヤ27の
夫々に噛合することで、電動モータM3の回転駆動力が
一対の移載部14の両方の搬送ベルト16を回動駆動す
る。移動台22の左右方向ほぼ中央部の前後両端には、
移動台22を収納棚前後方向に移動駆動するための駆動
力を伝達する駆動ベルト31の両端が夫々取り付けられ
ている。
【0023】駆動ベルト31は、図8に示すように、ガ
イドレール21a,21b,21c等を支持する下部フ
レーム32における、電動モータM4の近く、及び、物
品移載装置6の前後両端に取り付けられた遊転プーリ3
3と、下部フレーム32の下側に取り付けられた電動モ
ータM4の駆動プーリ34とに亘って巻回され、電動モ
ータM4の駆動力により駆動ベルト31を送り駆動し
て、移動台22をガイドレール21b,21cに案内さ
れる状態で収納棚前後方向に移動させる。この移動台2
2の移動に伴って、一対の移載部14も、ガイドレール
21a,21bに案内される状態で収納棚前後方向に移
動し、図6(ロ)に示す進出位置と図6(イ)に示す引
退位置とに位置する。従って、移載部14の移載部用ガ
イドローラ20、移動台22、移動台用ガイドローラ2
3、及び、ガイドレール21a,21b,21c等によ
って、移載部14を進出位置と引退位置とに亘って移動
案内する案内機構GMが構成され、電動モータM4、駆
動プーリ34、駆動ベルト31及び遊転プーリ34等に
よって、移載部14を移動駆動する移載部駆動手段MD
が構成される。尚、移載部14が進出位置に位置する
か、又は、引退位置に位置するかを検出するために、図
3に示すように、モータ支持用縦板部材25に取り付け
られた遮光板35と、下部フレーム32の適宜位置に取
り付けられた光電センサ36とが設けられている。光電
センサ36の検出情報は、図9に示すように、物品移載
装置6に備えられた移載装置側コントローラCCに入力
され、移載装置側コントローラCCは、光電センサ36
の検出情報に基づいて、電動モータM3,M4の作動を
制御する。
【0024】一対の移載部14を案内するガイドレール
21a,21bは、図5に示すように、原則として移載
部用ガイドローラ20を水平方向に案内するが、物品移
載装置6の前後両端には、一対の収納棚2A,2Bに向
かって前上がり姿勢の傾斜案内部SGが形成されてい
る。コンテナCの移載のために移載部14を収納棚2
A,2B側へ移動させて進出位置に位置させると、移載
部14の移載部用ガイドローラ20は、この傾斜案内面
SGにおける収納部2A,2B側端部まで達し、その結
果、図8に示すように、移載部14は先端側が持ち上げ
られて一対の収納棚2A,2Bに向かって前上がりの姿
勢となる。移載部14における搬送用の荷載置面LSす
なわち搬送ベルト16の上面の先端部分は、移載部14
が引退位置に位置するときに、先端側ほど低くなる傾斜
状となるように遊転ローラ17a,17bの取付位置が
設定されており、その傾斜の程度は、上記のように進出
位置に位置するときには、図8に示すように、移載部1
4の先端部分は略水平姿勢となるようにしてある。又、
上記のように先端側ほど低くなる傾斜状に形成すること
で、移載部14は、その先端部分が収納棚横方向視にお
いて先細り状となっている。
【0025】次に、昇降台5について説明する。昇降台
5は、収納棚2A,2Bの横方向における断面形状が略
工の字状に形成されているので、収納棚2A,2Bの横
方向視で左右に凹状空間が存在し、この凹状空間の一方
に、図3及び図4に示すように、上記の駆動ベルト54
が収まり、又、他方には、図5に示すように、物品移載
装置6に電力を供給する電気配線等を束ねたケーブルベ
ア12が収まり、省スペース化を図っている。尚、昇降
台5における物品移載装置6の搬送位置を特定するため
に、駆動ベルト54を移動操作する電動モータM2の回
転軸に連動連結される状態でロータリエンコーダ55が
備えられ、物品移載装置6に、昇降台5の適宜位置に設
けられた遮光板56により仕切られる透過型の光電セン
サ58が備えられている。又、上記昇降機構UDによる
昇降台5の昇降位置を特定するために、巻き取りドラム
29cの回転軸に連動連結される状態でロータリエンコ
ーダ60が備えられ、昇降台5の長手方向端部における
被案内部40の近くに、昇降案内用ガイドレール41a
に沿った適宜位置に設けられた遮光板61により仕切ら
れる光電センサ62が備えられている。
【0026】ロータリエンコーダ55,60及び光電セ
ンサ58,62の検出信号は、図6に示すように地上側
コントローラGCに入力される。地上側コントローラG
Cは、光電センサ58,62の検出情報により物品移載
装置6の基準となる搬送位置及び昇降台5の基準となる
昇降位置を夫々認識し、ロータリエンコーダ55,60
の検出情報により、前記基準となる位置に対する相対的
な位置を認識して物品移載装置6の搬送位置及び昇降台
5の昇降位置を夫々特定し、収納棚横方向での物品移載
装置6の停止位置の制御に利用する。地上側コントロー
ラGCと移載装置側コントローラCCとは、図9に示す
ように、夫々の通信装置37,38を介して、個々の動
作の完了信号等の制御情報のやりとりを行う。
【0027】次に、地上側コントローラGC及び移載装
置側コントローラCCの制御による、コンテナCの物品
保管装置への搬入作業及び搬出作業について説明する。
上側のベルトコンベア3を搬送されるコンテナCが入庫
コンベア4aの位置に達すると搬送が停止され、搬送ロ
ーラ3bが搬送用ベルト3bの搬送面よりも上方側に上
昇し、入庫コンベア4aにコンテナCを送り搬送する。
入庫コンベア4aもその搬送動作に連動してコンテナC
は収納棚2A内に搬入される。コンテナCが搬入される
と、荷載置具4cが上昇してコンテナCを持ち上げる。
コンテナCが持ち上がると、待機していた物品移載装置
6の移載部14aをコンテナCの下面と入庫コンベア4
aの荷搬送面との間に差し込み、進出位置に位置させ
る。進出位置に位置させるに伴って、移載部14aの先
端部分が上方に揺動してコンテナCの手前側部分を持ち
上げる。ここで、移載部14の搬送ベルト16を回転さ
せてコンテナCを物品移載装置6の本体側に引き込み、
移載部14aを引退位置に引退させる。
【0028】次に、移載部14上にコンテナCを搭載し
た状態で、昇降台5及び物品移載装置6を空きの収納部
1に移動させ、移載部14a又は移載部14bを進出位
置に位置させる。このとき、移載部14a又は移載部1
4bの先端部分の搬送ベルト16上面が収納部1の係止
部材10の上面より僅かに高くなるように昇降台5の停
止高さが設定されている。この状態で、搬送ベルト16
を回転させてコンテナCを収納部1へ送り込み、移載部
14a又は移載部14bを引退位置に位置させて、収納
部1へのコンテナCの収納を完了する。収納棚2A,2
Bに収納されているコンテナCを出庫コンベア4bに搬
送する作業及び出庫コンベア4bから下側のベルトコン
ベア3に移し替える動作は、上記の搬入の動作とほぼ逆
の動作を行う。
【0029】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、一対の移載部14を案内する
ガイドレール21a,21bに、一対の収納棚2A,2
Bに向かって前上がり姿勢の傾斜案内部SGを形成し
て、移載部14を進出位置に位置させたときに、先端部
分を持ち上げる構成としているが、移載部14aと移載
部14bとを独立構成とし、移載部用ガイドローラ20
を支点として、移載部14の基端側端部を下方に揺動さ
せるようなガイドレールを備えて、進出位置において先
端部分を持ち上げる構成にする等、移載部14の案内機
構GMの具体構成は種々変更可能である。 上記実施の形態では、物品移載装置6を収納棚横方
向に移動駆動自在に支持する昇降台5を設け、その昇降
台5を昇降駆動することで、物品移載装置6を各収納部
1に対応する位置に位置させるように構成しているが、
物品移載装置6を上下に昇降駆動自在に支持するマスト
を備え、そのマストを収納棚横方向に移動駆動するいわ
ゆるスタッカクレーン形式の搬送装置としても良い。 上記実施の形態では、移載部14は、進出位置に位
置するときに、物品移載装置6内方側を支点にして先端
側が上下揺動する構成としているが、移載部14が進出
位置に位置するときに、移載部14を支持する複数のロ
ーラの全てが上昇する案内機構GMを設けて、移載部1
4全体が持ち上がるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の斜
視図
【図2】本発明の実施の形態にかかる昇降機構の概略構
成図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部正面図
【図4】本発明の実施の形態にかかる要部平面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図6】本発明の実施の形態にかかる要部斜視図
【図7】本発明の実施の形態にかかる平面視による要部
部分断面図
【図8】本発明の実施の形態にかかる側面視による要部
部分断面図
【図9】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【符号の説明】
1 収納部 2A,2B 収納棚 6 物品移載装置 14 移載部 C 物品 GM 案内機構 IO 搬出入部 M3 物品搬送駆動部 M4 駆動部 MD 移載部駆動手段 TR 搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 507

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品を収納する複数の収納部を備えた収納棚と、 物品移載装置を、前記複数の収納部の夫々に対応する位
    置と、物品の搬出入部に対応する位置との間で移動駆動
    する搬送装置とが設けられ、 前記物品移載装置に、前記物品移載装置の本体側と前記
    各収納部との間で前記物品を搬送移動させるベルトコン
    ベア式の移載部が備えられ、 前記移載部は、前記各収納部内方側に進出する進出位置
    と前記物品移載装置本体側に引退する引退位置とに亘っ
    て出退自在に構成されている物品保管装置であって、 前記物品移載装置に、前記移載部を前記進出位置と前記
    引退位置とに亘って移動案内する案内機構と、前記移載
    部をその案内機構に案内される状態で移動駆動する移載
    部駆動手段とが備えられ、 前記案内機構が、前記引退位置から前記進出位置への移
    動に伴って前記移載部の先端部が上昇するように、前記
    移載部の姿勢を規制して案内するように構成されている
    物品保管装置。
  2. 【請求項2】 前記移載部は、その先端部分が収納棚横
    方向視において先細り状に形成されている請求項1記載
    の物品保管装置。
  3. 【請求項3】 前記移載部における搬送用の荷載置面の
    先端部分が、前記移載部が前記引退位置に位置するとき
    に、先端側ほど低くなる傾斜状に形成され、 前記移載部が前記進出位置へ進出したときに、前記傾斜
    状の先端部分が水平姿勢となるように、前記案内機構が
    前記移載部の姿勢を規制するように構成されている請求
    項2記載の物品保管装置。
  4. 【請求項4】 前記収納棚が、夫々の収納部の物品出し
    入れ側が向かい合う状態で一対に並べて配置され、 前記移載部は、前記一対の収納棚の並び方向に連設され
    る状態で一対に設けられ、 前記一対の移載部は、前記進出位置への移動に伴って、
    各別に、物品移載装置内方側を支点にして先端側が上下
    揺動するように構成されている請求項1、2又は3記載
    の物品保管装置。
  5. 【請求項5】 前記移載部駆動手段は、前記案内機構に
    案内される状態で、前記一対の移載部を一体的に移動駆
    動する単一の駆動部を備えて構成されている請求項4記
    載の物品保管装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の移載部の両方における前記物
    品の搬送移動を、単一の物品搬送駆動部の駆動力にて行
    うように構成されている請求項5記載の物品保管装置。
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