JPH09144356A - 車両搬送装置及び該装置を備えた駐車装置 - Google Patents

車両搬送装置及び該装置を備えた駐車装置

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JPH09144356A
JPH09144356A JP33396995A JP33396995A JPH09144356A JP H09144356 A JPH09144356 A JP H09144356A JP 33396995 A JP33396995 A JP 33396995A JP 33396995 A JP33396995 A JP 33396995A JP H09144356 A JPH09144356 A JP H09144356A
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Kiyoshi Yamagishi
清 山岸
Akira Shizukuishi
明 雫石
Noritaka Hatanaka
範孝 畑中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可能な限りの集約化を図り、設置場所の広さ
や高さに応じた設計が可能な駐車装置のための車両搬送
装置を提供する。 【解決手段】 走行可能な台車基体8と、この台車基体
8に設けたポストフレーム12と、このポストフレーム
12に沿って昇降自在に設けられて上昇することにより
該ポストフレーム12から上方へ突出するとともに最下
降位置にあるときに該ポストフレーム12の高さ内に納
まる昇降ポスト13と、この昇降ポスト13に沿って昇
降する車両用リフト17とを備え、前記車両用リフト1
7を前記昇降ポスト13に沿って上昇させるとともに該
昇降ポスト13を前記ポストフレーム12に沿って上昇
させることにより前記車両用リフト17が前記ポストフ
レーム12より高位置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両搬送装置及び
該装置を備えた駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】限られたスペースを有効に活用し、駐車
効率の向上を意図した駐車装置として、例えば、次に示
すような構成のものが知られている。
【0003】まず、車両を駐車装置の全体に渡って昇降
させる垂直搬送装置が設けられる。次に、この垂直搬送
装置の昇降路に沿って水平搬送装置が多段的に設けられ
る。これらの水平搬送装置は、前記垂直搬送装置から車
両を受け取り、受け取った車両を水平方向に搬送するも
のである。
【0004】前記各水平搬送装置の走行通路脇には、こ
の走行通路に沿って複数の駐車区画がそれぞれ配設され
ている。
【0005】また、前記垂直搬送装置及び前記各水平搬
送装置には、これら相互間で車両の受け渡しを行うこと
ができるように車両受渡手段がそれぞれ設けられるとと
もに、前記各駐車区画には、前記水平搬送装置との間で
車両の受渡を行うことができるように、同じく車両受渡
手段がそれぞれ設けられている。
【0006】そして、(イ)前記垂直搬送装置による車
両の垂直方向への移動、(ロ)前記垂直搬送装置と前記
各水平搬送装置との間での車両の受け渡し、(ハ)前記
各水平搬送装置による車両の水平方向への移動、(ニ)
前記各水平搬送装置と前記各駐車区画との間での車両の
受け渡し、を通じて、前記各駐車区画内にそれぞれ車両
を駐車することができるようにしたものである(例え
ば、実開平1−150764号公報等参照)。
【0007】前記のような構成の駐車装置は、駐車区画
が水平方向及び垂直方向の両方に広がり、これらの駐車
区画にきわめて多くの車両を駐車することができるた
め、大規模駐車装置として好適なものであるとされてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来構成
の駐車装置は、大規模すぎて、駐車装置の設置場所の広
さや高さの制約により、建設できない場合もあった。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、可能な
限りの集約化を図り、設置場所の高さや広さによる制約
に応じた設計が可能な駐車装置、及び該駐車装置に用い
る車両搬送装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
するため、本発明に係る車両搬送装置は、走行可能な台
車基体と、この台車基体に設けたポストフレームと、こ
のポストフレームに沿って昇降自在に設けられて上昇す
ることにより該ポストフレームから上方へ突出するとと
もに最下降位置にあるときに該ポストフレームの高さ内
に納まる昇降ポストと、この昇降ポストに沿って昇降す
る車両用リフトとを備え、前記車両用リフトを前記昇降
ポストに沿って上昇させるとともに該昇降ポストを前記
ポストフレームに沿って上昇させることにより前記車両
用リフトが前記ポストフレームより高位置となるように
構成したものである。
【0011】前記ポストフレームが前記台車基体の走行
方向の前後いずれか一方端側に設けられ、前記車両用リ
フトが片持支持状態で前記昇降ポストに沿って昇降する
ように構成すれば好適である。
【0012】また、前記車両用リフトが車両の向きを反
転せしめるターンテーブルを備えてなるものとすれば一
層好適である。
【0013】さらに、前記ポストフレームが枢軸を介し
て前記台車基体に設けられ、該台車基体と前記ポストフ
レームとの間に、それらの間の角度を調整するアクチュ
エータを設けてなる構成とすれば、なお一層好適であ
る。
【0014】本発明に係る駐車装置は、前記の如き車両
搬送装置の車両搬送空間に沿って複数の駐車区画を配置
し、該各駐車区画と前記車両用リフトとにそれらの間で
車両の受け渡しを行う車両受渡手段を設け、前記車両用
リフトを前記昇降ポストに沿って上昇させるとともに該
昇降ポストを前記ポストフレームに沿って上昇させるこ
とにより該ポストフレームより高い位置で前記車両用リ
フト上への車両の入出庫を行うように構成したものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0016】図6は、本発明の一実施形態に係る駐車装
置の概略平面図、図7は、図6におけるVII−VII
矢視側面図である。
【0017】これらの図に示したように、前記駐車装置
は地下式のものであり、前後方向に延びるように地中に
形成された車両搬送空間1と、この車両搬送空間1の左
右両脇に形成された車両格納空間2とを備えている。前
記車両搬送空間1は、その一端部側に設けた車両入出庫
用空間3を介して、地上部と連通している。
【0018】前記左右の車両格納空間2内には、前記車
両入出庫用空間3側から駐車装置の奥側へ向って複数の
駐車区画4を水平に並べてなる駐車階Fが形成されてい
る。図示例では、前記駐車階Fを、F1,F2の二階建
構成としているが、一階だけであっても、また三階以上
であってもよい。
【0019】前記車両搬送空間1内には、車両搬送装置
5が配設されている。この車両搬送装置5は、車両Cを
昇降せしめる車両昇降手段と、前記車両搬送空間1内を
前後に走行するための走行手段とを備えている。前記車
両搬送装置5は、前記車両昇降手段と前記走行手段との
はたらきにより、入庫時には、地上から受け取った車両
Cを駐車目標となるいずれかの駐車区画4の脇まで搬送
する作用をし、出庫時には、駐車区画4から受け取った
車両Cを地上まで搬送する作用をする。
【0020】前記車両搬送装置5および前記各駐車区画
5には、相互間で車両Cの受け渡しを行うための車両受
渡手段がそれぞれ配設されている。この車両受渡手段と
しては、例えば、ベルトコンベア、スラットコンベア
等、さまざまな構成のものを使用できるが、本実施例で
は、ローラーコンベアを用いている。
【0021】前記車両搬送装置5のローラーコンベア7
と前記駐車区画4のローラーコンベア6とが互いに接続
するように前記車両搬送装置5と前記駐車区画4との前
後および上下位置合わせを行った後に、それぞれのロー
ラーコンベア6,7を車両送り方向に同時回転させるこ
とにより、前記車両搬送装置5と前記各駐車区画6との
間で車両の受け渡しが行われる。
【0022】図1ないし図5には、前記車両搬送装置5
が詳細に示されている。
【0023】該車両搬送装置5は、走行可能な台車基体
8を備えている。この台車基体8は、前記走行手段とし
て六つの転動輪9を備えている。これらの転動輪9の一
部は、前記台車基体8上に搭載された走行駆動用モータ
10で駆動される。前記台車基体8は、前記転動輪9に
よって、前記車両搬送空間1の底部に敷設されたレール
11の上を走行する。
【0024】前記台車基体8には、その前後いずれか一
方端側に、互いに同一高さの二本のポストフレーム12
が左右に並べて立設されている。各ポストフレーム12
の高さは、前記車両格納空間2の高さに対応する高さと
されている。
【0025】前記各ポストフレーム12の互いに対向し
た内面側には、該各ポストフレーム12に沿って昇降す
る昇降ポスト13がそれぞれ設けられている。各昇降ポ
スト13は、図4に示すように、前記各ポストフレーム
12に形成されたガイド面14に当接して転動するガイ
ドローラ15をそれぞれ備えている。前記各昇降ポスト
13は、前記各ポストフレーム12に沿って上昇するこ
とにより該ポストフレーム12から上方へ突出するとと
もに、最下降位置にあるときには該ポストフレーム12
の高さ内に納まる(図1参照)。
【0026】前記各昇降ポスト13の昇降動作は、アク
チュエータとしての油圧シリンダ16の作動によって同
時に制御される。該昇降駆動用油圧シリンダ16は、前
記各昇降ポスト13に沿うようにそれぞれ立設されてい
て、その伸縮ロッド16aの先端を前記各昇降ポスト1
3に連結されるとともに、そのシリンダ部16bの下端
を前記ポストフレーム12の下端部に連結されている。
前記各昇降ポスト13は、車両用リフト17を片持状態
で支持するとともに、該リフト17の昇降動作を案内す
る。
【0027】前記リフト17は、前記各昇降ポスト13
に沿った二本の柱状の垂直部18を備えている。これら
の垂直部18同士は、左右方向に延びる連結材18aで
互いに連結されている。前記各垂直部18には、図4に
示すように、前記各昇降ポスト13に形成されたガイド
面19に当接して転動するガイドローラ20がそれぞれ
軸支されている。前記各垂直部18の下部位置には、前
記台車基台8と平行な水平部21が強固に固着されてい
る。この結果、前記リフト17は、前記台車基体8の走
行方向の左右側方からみて、ほぼL字状である。
【0028】前記リフト17の昇降駆動手段は、次の通
りである。
【0029】図3に示すように、前記各昇降ポスト13
の上端部同士の間には、昇降駆動軸22が左右方向に向
けて回動自在に架設されている。また、前記各昇降ポス
ト13の上端部同士の間には、適宜のブラケット23を
用いて、昇降駆動源としての、正逆回転自在な減速機付
昇降駆動用モータ24が固定されている。このモータ2
4の出力軸と前記昇降駆動軸22との間は、伝動手段で
駆動上連結されている。この伝動手段としては、例え
ば、前記モータ24の出力軸上に固着した駆動スプロケ
ット25と、前記昇降駆動軸22上に固着した従動スプ
ロケット26と、これらのスプロケット25,26同士
を互いに連結するチェーン27を用いる。
【0030】前記昇降駆動軸22の左右両端には、昇降
駆動スプロケット28がそれぞれ固着されている。この
昇降駆動スプロケット28には、昇降駆動用チェーン2
9が巻き掛けられ、このチェーン29の一端29aは、
前記リフト17の垂直部18に連結されている。
【0031】こうした構成において、前記モータ24を
前記チェーン29の巻上げ方向に回転させると、該チェ
ーン29を介して、前記リフト17が引き上げられる。
逆に、前記モータ24を前記チェーン29の巻き解き方
向に回転させると、前記リフト17が自重で下降する。
【0032】なお、図中30は、前記各チェーン29の
他端29b側にそれぞれ連結されたバランスウエイトで
ある。
【0033】前記リフト17の水平部21上には、該リ
フト17上で車両Cの向きを反転せしめるターンテーブ
ル31が設けられている。このターンテーブル31は、
前進で入庫した車両Cが前進で出庫できるようにするた
めのものである。図示例では、前記駐車区画4に格納す
る前に、あらかじめ車両Cの向きを反転させるようにな
っている。前記ターンテーブル31上には、前記ローラ
ーコンベア7が設けられている。
【0034】前記車両搬送装置5は以上のように構成さ
れているので、前記リフト17が二段階に渡って上昇す
ることができる。すなわち、前記ポストフレーム12内
に退縮した状態にある昇降ポスト13に沿って、前記モ
ータ24の作動で前記リフト17が一段階上昇する。こ
れは、一階の駐車階F1のレベルと二階の駐車階F2の
レベルとの間における上昇動作である。さらに、前記ポ
ストフレーム12に沿って、前記昇降駆動用油圧シリン
ダ16の作動で前記リフト17がもう一段階上昇する。
これは、前記車両入出庫用空間3内においてのみ行われ
る上昇動作であり、地面GLとの間で車両Cの受け渡し
を行う場合に使用される。前記リフト17が二段階に渡
って上昇したとき、該リフト17は前記ポストフレーム
12の上端部より高位置となる(図1参照)。
【0035】ところで、前記のように構成される車両搬
送装置5にあっては、前記ターンテーブル31上に車両
Cが乗り込んだとき、車両Cの荷重によって、前記ポス
トフレーム12にたわみが生ずる場合がある。よって、
何らの対策も施さないときは、前記リフト17上のター
ンテーブル31が傾斜することにより、車両Cが落下す
る危険も予想される。そこで、図示例では、前記ポスト
フレーム12のたわみによる前記ターンテーブル31の
傾斜を補正すべく、次のような構成を採用している。
【0036】前記各ポストフレーム12は、前記台車基
体8に対して、左右方向の枢軸32を介して、その上部
が前後方向(前記台車基体8の走行方向)に回動できる
ように取り付けられている。そして、前記各ポストフレ
ーム12と前記台車基体8との間に、アクチュエータと
しての油圧シリンダ33がそれぞれ配設されている。該
各油圧シリンダ33は、前記ターンテーブル31上に車
両Cが乗り込んだときに前記各ポストフレーム12に生
ずるたわみの程度に応じて互いに同期して自動的に作動
し、前記ターンテーブル31が常に水平状態を保つよう
に前記各ポストフレーム12と前記台車基体8との間の
角度を調整する作用をする(図5参照)。前記ターンテ
ーブル31上に車両Cがないときは前記角度調整用油圧
シリンダ33の油圧回路が閉じられ、これにより、前記
各ポストフレーム12の直立状態が維持される。
【0037】図6において、符号34は入庫用バース、
35は出庫用バースである。これらのバースには、ロー
ラーコンベア36,37がそれぞれ設けられている。入
庫用バース内ローラーコンベア36は、入庫する車両C
1を迎えるために前記車両入出庫用空間3内を前記リフ
ト17が二段階上昇したときに、前記車両搬送装置5の
ターンテーブル31上に設けられた前記ローラーコンベ
ア7と互いに接続する。同様に、出庫用バース内ローラ
ーコンベア37は、出庫する車両C2を送り出すために
前記車両入出庫用空間3内を前記リフト17が二段階上
昇したときに、前記車両搬送装置5のターンテーブル3
1上に設けられた前記ローラーコンベア7と互いに接続
する。
【0038】38は、駐車装置と車道との間を仕切る開
閉ゲートである。
【0039】なお、前記入庫用バース34および出庫用
バース35は、この駐車装置において必須のものではな
い。これらのバース34,35を廃止して、地面GLと
同一レベルとなった前記ターンテーブル31のローラー
コンベア7上に車両C1を自走して乗り込ませるように
してもよい。
【0040】前記のように構成される駐車装置は、次の
ようにして使用する。
【0041】まず、入庫時の動作について説明する。入
庫する車両C1は、開いた開閉ゲート38の部分を通過
して車道から前記入庫用バース34内に乗り入れる。運
転者が降車して前記入庫用バース34から出た後に、前
記開閉ゲート38が閉じる。このとき、前記車両搬送装
置5は、前記リフト17を二段階上昇させて前記車両入
出庫用空間3内に待機している。前記車両搬送装置5の
ターンテーブル31上のローラーコンベア7は、前記入
庫用バース内ローラーコンベア36と同一レベルで接続
している。これらのローラーコンベア7,36は、互い
に同時に同方向へ作動し、前記車両C1を前記入庫用バ
ース34から前記ターンテーブル31上へと横方向へ移
送する。
【0042】前記車両搬送装置5が前記車両C1を受け
取ったとき、該車両C1の荷重によって前記ポストフレ
ーム12にたわみが生ずる。そこで、図5に示したよう
に、必要に応じて前記角度調整用油圧シリンダ33が自
動的に作動し、前記ターンテーブル31の水平が維持さ
れるように前記ポストフレーム12と前記台車基体8と
の間の角度の調整を行う。
【0043】前記車両C1を受け取った車両搬送装置5
は、前記昇降駆動用油圧シリンダ16の作動により、前
記ポストフレーム12に沿って前記昇降ポスト13を最
下降位置まで下降させる。ここで前記ターンテーブル3
1が作動し、前記車両C1の向きが出庫用待機姿勢へと
予め反転せしめられる。
【0044】その後、駐車目標となる所定の駐車区画4
の脇へと前記台車基体8が走行する。二階の駐車階F2
に格納する場合には、前記リフト17を上昇させたまま
前記台車基体8が走行する。一方、一階の駐車階F1に
格納する場合には、前記昇降ポスト13に沿って前記リ
フト17を下降させながら前記台車基体8が走行する。
【0045】前記台車基体8が駐車目標となる駐車区画
4の脇に停車すると、該駐車区画4のローラーコンベア
6と前記ターンテーブル31上のローラーコンベア7と
が互いに同一レベルで接続する。これらのローラーコン
ベア6,7は、互いに同時に同方向へ作動し、前記車両
C1を前記車両搬送装置5から前記駐車区画4内へと横
方向へ移送する。これで入庫動作が完了する。
【0046】次に、出庫時の動作について説明する。出
庫しようとする車両C2が格納されている駐車区画4の
脇まで前記車両搬送装置5が移動してくる。そして、前
記駐車区画4のローラーコンベア6と前記車両搬送装置
5のターンテーブル31上のローラーコンベア7とのは
たらきにより、前記駐車区画4から前記車両搬送装置5
上へと車両C2が移送される。
【0047】車両C2を受け取った前記車両搬送装置5
は、前記車両入出庫用空間3まで移動する。一階の駐車
階F1から出庫する場合には、前記昇降ポスト13に沿
って前記リフト17を上昇させながら前記台車基体8が
走行する。一方、二階の駐車階F2から出庫する場合に
は、すでに前記リフト17は上昇しているので、該リフ
ト17を上昇させたままで前記台車基体8が走行する。
【0048】前記車両搬送装置5は、前記車両入出庫用
空間3内において、前記昇降駆動用油圧シリンダ16の
作動により、前記ポストフレーム12に沿って前記昇降
ポスト13を上昇させる。これにより前記リフト17が
上昇し、前記ターンテーブル31上のローラーコンベア
7が前記出庫用バース内ローラーコンベア37と同一レ
ベルとなって、それらが互いに接続する。そして、これ
らのローラーコンベア7,37の協働により、前記車両
搬送装置5から前記出庫用バース35へと車両C2が移
送される。
【0049】前記出庫用バース35内へ移送されてきた
車両C2はすでに出庫方向を向いているので、前記開閉
ゲート38が開かれて運転者が乗車すれば、直ちに前進
運転で出庫できる。以上で出庫動作が完了し、前記開閉
ゲート38が閉じる。
【0050】以上のように作用する駐車装置によれば、
車両搬送装置5が車両Cの水平搬送と垂直搬送とを共に
行うので、従来のものと比べて構成の集約化が達成され
ている。また、前記各ポストフレーム12に沿って上昇
することにより該ポストフレーム12から上方へ突出す
るとともに最下降位置にあるときには該ポストフレーム
12の高さ内に納まる昇降ポスト13を備えており、し
かも、該昇降ポスト13に沿って前記リフト17が昇降
するようになっているので、前記車両格納空間2内では
前記昇降ポスト13を下限位置まで下げて、該昇降ポス
ト13に沿った前記リフト17の昇降動作のみで入出庫
用の諸作業を行うことができる。このため、前記車両格
納空間2の高さを前記ポストフレーム12の高さに対応
させて必要最小限の範囲に抑えることができる。こうし
て駐車装置がコンパクト化されるので、設置場所の面積
や高さによる制約を受けにくい。
【0051】さらに、前記車両搬送装置5がターテーブ
ル31を備えているので、前進で入庫した車両Cを、単
一の出入口から前進で出庫させることができる。このた
め、利用の便がよい。
【0052】さらにまた、本実施形態に係る駐車装置
は、従来の駐車装置と比べて簡易な構成であるので、製
作費用及び建設費用も安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両搬送装置の側面
図である。
【図2】図1に示した車両搬送装置の概略斜視図であ
る。
【図3】図2の一部の拡大図である。
【図4】ポストフレームと昇降ポストと車両用リフトと
の係合関係を示す横断平面図である。
【図5】ポストフレームのたわみの補正の様子を示す車
両搬送装置の側面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略平面
図である。
【図7】図6におけるVII−VII矢視側面図であ
る。
【符号の説明】
2 車両搬送空間 4 駐車区画 5 車両搬送装置 6,7 車両受渡手段 8 台車基体 12 ポストフレーム 13 昇降ポスト 17 車両用リフト 31 ターンテーブル 32 枢軸 33 アクチュエータ C(C1,C2) 車両

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能な台車基体と、この台車基体に
    設けたポストフレームと、このポストフレームに沿って
    昇降自在に設けられて上昇することにより該ポストフレ
    ームから上方へ突出するとともに最下降位置にあるとき
    に該ポストフレームの高さ内に納まる昇降ポストと、こ
    の昇降ポストに沿って昇降する車両用リフトとを備え、
    前記車両用リフトを前記昇降ポストに沿って上昇させる
    とともに該昇降ポストを前記ポストフレームに沿って上
    昇させることにより前記車両用リフトが前記ポストフレ
    ームより高位置となることを特徴とする車両搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ポストフレームが前記台車基体の走
    行方向の前後いずれか一方端側に設けられ、前記車両用
    リフトが片持支持状態で前記昇降ポストに沿って昇降す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記車両用リフトが車両の向きを反転せ
    しめるターンテーブルを備えてなることを特徴とする請
    求項1または2に記載の車両搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ポストフレームが枢軸を介して前記
    台車基体に設けられ、該台車基体と前記ポストフレーム
    との間に、それらの間の角度を調整するアクチュエータ
    を設けてなる、請求項1,2または3に記載の車両搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4に記載の車両
    搬送装置の車両搬送空間に沿って複数の駐車区画を配置
    し、該各駐車区画と前記車両用リフトとにそれらの間で
    車両の受け渡しを行う車両受渡手段を設け、前記車両用
    リフトを前記昇降ポストに沿って上昇させるとともに該
    昇降ポストを前記ポストフレームに沿って上昇させるこ
    とにより該ポストフレームより高い位置で前記車両用リ
    フト上への車両の入出庫を行うようにしたことを特徴と
    する車両搬送装置を備えた駐車装置。
JP7333969A 1995-11-29 1995-11-29 車両搬送装置及び該装置を備えた駐車装置 Expired - Fee Related JP2991230B2 (ja)

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