JP3318764B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばヘリカルスキ
ャン形のVTR等に適用して好適な記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリカルスキャン形のVTRにお
いて、回転磁気ヘッドの記録電流レベルは出荷時に最適
記録電流(ORC:Optimum Recording Current)レベル
に調整された後は固定のままである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、経時変化によ
ってヘッドが摩耗してギャップ深さやギャップ長等が変
化した場合には、最適記録電流レベルが変化し、画質劣
化の重大な原因となる。例えば、出荷時の記録電流レベ
ルと再生信号レベルとの関係が図3の実線aに示すよう
であって最適記録電流レベルがiaであるのに対し、ヘ
ッドの摩耗等によって記録電流レベルと再生信号レベル
との関係が同図の破線a′に示すように変化して最適記
録電流レベルがia′に移動する。
【0004】また、磁気テープによっても最適記録電流
レベルが異なるため、記録電流レベルが固定とされると
きには、磁気テープの性能を最大限に引き出すことがで
きなくなる。
【0005】そこで、この発明では、常に最適記録電流
レベルでの記録が可能となるようにすることを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、傾斜記録ト
ラック上に、記録電流レベルを所定の割合で変化させて
記録する第1の領域と、一定の記録電流レベルで上記第
1の領域の記録電流レベルの情報を記録する第2の領域
を形成し、第2の領域より再生される記録電流レベルの
情報を基に複数の記録電流レベルで記録された第1の領
域からの再生信号のレベルをそれぞれ検出し、この検出
出力に基づいて記録時における記録電流レベルを制御す
るものである。
【0007】
【作用】上述構成においては、所定の割合で変化させた
複数の記録電流レベルに対応する再生信号レベルが検出
され、この検出出力より最適記録電流レベルが判断され
て記録時における記録電流レベルが最適記録電流レベル
とされる。そのため、経時変化で磁気ヘッドが摩耗等し
た場合や、磁気テープの種類を変える場合にも、最適記
録電流レベルでの記録が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、ヘリカルスキャン形の
VTRに適用した例であり、音声信号はPCM音声信号
としてFM映像信号と共に傾斜記録トラックに記録され
る。
【0009】同図において、1は回転ヘッド装置であ
り、2はテープ案内ドラム、3A,3Bは回転磁気ヘッ
ドである。テープ案内ドラム2には、磁気テープ4が略
221°の各範囲に亘って斜めに巻き付けられている。
【0010】ヘッド3A,3Bは互いに180°の角間
隔をもって配され、それぞれ1フレーム期間(NTSC
方式では1/30秒)で1回転するように構成されてい
る。また、ヘッド3A,3Bは互いにアジマス角が異な
るようにされている。
【0011】映像入力端子5に供給される例えばNTS
C方式の映像信号VinはFM変調器6に供給される。F
M変調器6には基準信号発生器21より搬送波(キャリ
ア)が供給されてFM変調が行なわれる。
【0012】FM変調器6より出力されるFM映像信号
は記録レベル調整器7に供給される。記録レベル調整器
7では、CPU8の制御によってFM映像信号のレベル
が制御され、これによって記録電流レベルが調整され
る。
【0013】記録レベル調整器7でレベル調整されたF
M映像信号はスイッチ回路9および記録アンプ10を介
してヘッド3A,3Bに供給されて記録される。
【0014】図2は、磁気テープ4上の記録トラックパ
ターンを示している。Taはヘッド3Aで形成される記
録トラックであり、一方Tbはヘッド3Bで形成される
記録トラックである。上述したFM映像信号は、各記録
トラックTa,Tbの映像信号記録領域ARv(180
°の範囲)に1フィールド分ずつ記録される。
【0015】また、音声入力端子11に供給される音声
信号Ainはオーディオプロセッサ12に供給され、記録
信号処理によってPCM音声信号とされる。オーディオ
プロセッサ11より出力されるPCM音声信号は、スイ
ッチ回路9および記録アンプ10を介してヘッド3A,
3Bに供給されて記録される。
【0016】このPCM音声信号は、各記録トラックT
a,Tbの音声信号記録領域ARa(36°の範囲)に
1フィールド分ずつ記録される(図2参照)。
【0017】また、13はインデックスプロセッサであ
る。このプロセッサ13からは、CPU8の制御によっ
てタイムコードや後述する記録電流レベルデータ等のイ
ンデックス信号が出力される。プロセッサ13より出力
されるインデックス信号は、スイッチ回路9および記録
アンプ10を介してヘッド3A,3Bに供給されて記録
される。
【0018】このインデックス信号は、各記録トラック
Ta,Tbの領域ARv,ARaの間に位置するインデ
ックス信号記録領域ARiに記録される(図2参照)。
タイムコードは、例えば時、分、秒、フレームの絶対経
過時間を示すものとされる。
【0019】また、テープ4よりヘッド3A,3Bで再
生される再生信号は、再生アンプ14を介してスイッチ
回路15に供給されて、各記録トラックTa,Tbの領
域ARv,ARa,ARiより再生される信号がそれぞ
れ分離される。
【0020】スイッチ回路15より出力される領域AR
vの再生信号(FM映像信号)は、FM復調器16に供
給されてFM復調される。FM復調器16より出力され
る映像信号Voutは映像出力端子17に出力される。
【0021】また、この領域ARvの再生信号は検波器
19に供給されて、例えばピーク検波が行なわれ、その
検波出力はA/D変換器20でディジタル信号に変換さ
れてCPU8に供給される。この検波出力は、後述する
ように記録時の記録電流レベルを設定する際に使用され
る。
【0022】また、スイッチ回路15より出力される領
域ARaの再生信号(PCM音声信号)はオーディオプ
ロセッサ12に供給されて再生信号処理される。オーデ
ィオプロセッサ12より出力される音声信号Aoutは音
声出力端子18に出力される。
【0023】また、スイッチ回路15より出力される領
域ARiの再生信号(インデックス信号)は、プロセッ
サ13を介してCPU8に供給される。CPU8では、
このインデックス信号を使用した種々の制御が可能とな
る。
【0024】本例において、上述した記録レベル調整器
7における記録レベルは、以下のようにして調整され
る。
【0025】まず、FM変調器6より基準信号発生器2
1より供給される搬送波がそのまま出力され、この搬送
波のレベルがCPU8の制御によって記録レベル調整器
7で所定の割合でもって順次変化させられ、複数の記録
トラックTa,Tbの領域ARvに順次記録される。こ
のとき、記録レベル調整器7の制御に用いた記録レベル
データがプロセッサ13よりインデックス信号として発
生され、タイムコードと共に記録トラックTa,Tbの
領域ARiに順次記録される。上述したように領域AR
vに記録される搬送波の記録レベルが変化しても、領域
ARaに記録される記録レベルデータやタイムコードの
インデックス信号の記録レベルは一定とされる。
【0026】次に、例えば領域ARiより再生されるタ
イムコードを利用して上述した搬送波の記録開始時点ま
でテープ4が巻戻され、記録終了時点まで再生される。
なお、テープ4を巻戻さずに、記録開始時点まで逆転再
生をするようにしてもよい。
【0027】この再生時に、CPU8では、A/D変換
器20より供給される領域ARvの再生信号の検波出力
と、プロセッサ13より供給される領域ARiより再生
される記録レベルデータとから、検波出力が最大となる
記録レベルデータが検出される。
【0028】そして、記録レベル調整器7は、CPU8
で検出された検波出力が最大となる記録レベルデータで
もって制御固定される。これにより、記録電流レベルが
最適記録電流レベルに調整されたことになる。
【0029】上述した記録レベル調整器7における記録
レベルの調整は、例えば所定時間毎に、記録操作時に、
テープ交換時に、あるいはユーザ操作時に自動的に行な
われる。
【0030】このように本例においては、最適記録電流
レベルとなるように記録電流レベルが自動的に調整され
る。そのため、経時変化によってヘッドが摩耗してギャ
ップ深さやギャップ長等が変化して最適記録電流が変化
した場合でも、画質劣化を防止することができる。ま
た、最適記録電流レベルが異なる磁気テープを使用して
も、その磁気テープの性能を最大限に引き出すことがで
きる。
【0031】なお、上述実施例においては、搬送波を映
像信号記録領域ARvに記録再生して記録電流レベルを
調整するようにしたものであるが、CPU8によって基
準信号発生器21を制御し、この基準信号発生器21よ
り搬送波とは異なる周波数の信号を発生させ、その周波
数信号を領域ARvに記録再生して記録電流レベルを調
整するようにしてもよい。
【0032】また、上述実施例においては、記録レベル
調整器7における記録レベルを調整する際に、インデッ
クス信号記録領域ARiにタイムコードと共に記録レベ
ルデータを記録するようにしたものであるが、タイムコ
ードと記録レベルデータとの対応関係がとれていれば、
タイムコードのみを記録してもよい。この場合は、タイ
ムコードが記録レベルデータを兼ねることになる。
【0033】また、上述実施例においては、映像信号記
録領域ARvに基準信号(搬送波)を記録再生してFM
映像信号の記録電流レベルを調整するようにしたもので
あるが、同様に音声信号記録領域ARaに基準信号を記
録再生してPCM音声信号の記録電流レベルを調整する
ようにしてもよい。
【0034】また、上述実施例はヘリカルスキャン形の
VTRに適用したものであるが、この発明は傾斜記録ト
ラックを介して回転ヘッドで記録再生するその他の記録
再生装置に同様に適用することができる。
【0035】また、上述実施例とは異なるが、記録する
基準信号の周波数を様々に変化させ、それぞれにおける
再生信号のレベルを検出することで、記録再生における
周波数特性を得ることができる。再生系では、この周波
数特性に基づいて適応等化(イコライズ)が可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、最適記録電流レベル
となるように記録電流レベルが自動的に調整されるた
め、経時変化によってヘッドが摩耗してギャップ深さや
ギャップ長等が変化して最適記録電流が変化した場合で
も、画質等の劣化を防止することができる。また、最適
記録電流レベルが異なる磁気テープを使用しても、その
磁気テープの性能を最大限に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】記録トラックパターンを示す図である。
【図3】記録電流レベルと再生信号レベルとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 回転ヘッド装置 3A,3B 回転磁気ヘッド 4 磁気テープ 5 映像入力端子 6 FM変調器 7 記録レベル調整器 8 CPU 9,15 スイッチ回路 11 音声入力端子 12 オーディオプロセッサ 13 インデックスプロセッサ 16 FM復調器 17 映像出力端子 18 音声出力端子 19 検波器 21 基準信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−245302(JP,A) 特開 平3−242803(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/027

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜記録トラック上に、記録電流レベル
    を所定の割合で変化させて記録する第1の領域と、一定
    の記録電流レベルで上記第1の領域の記録電流レベルの
    情報を記録する第2の領域を形成し、 上記第2の領域より再生される上記記録電流レベルの情
    報を基に複数の記録電流レベルで記録された上記第1の
    領域からの再生信号のレベルをそれぞれ検出し、 この検出出力に基づいて記録時における記録電流レベル
    を制御することを特徴とする記録再生装置。
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