JP3533058B2 - トラッキング制御装置 - Google Patents

トラッキング制御装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラムシリン
ダーに、映像信号を記録再生する映像用回転ヘッドと、
音声信号を再生する音声用回転ヘッドとを備えた所謂H
iFi−VTRなどの磁気記録再生装置に用いて好適な
トラッキング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトラッキング制御装置
を、HiFi−VTRについて、図2乃至図4とともに
以下説明する。ここで、図2は従来のトラッキング制御
装置の第1例を示すブロック図、図3は従来のトラッキ
ング制御装置の第2例を示すブロック図である。
【0003】従来の最も一般的なトラッキング制御装置
の第1例として、映像キャリア成分でオートトラッキン
グ制御を行うものがある。これは、図2に示すように、
映像用回転磁気ヘッド1により再生された映像信号を、
再生信号増幅器2で増幅した後、エンベロープ積分/包
絡線検波回路3でエンベロープレベルをDC電圧に変換
する。
【0004】そして、エンベロープレベル検知回路4
(通常、マイコンにて構成される)でDC電圧に変換さ
れたエンベロープレベルを認知し、エンベロープレベル
が最大になるように、キャプスタンモーター位相制御回
路5によってキャプスタンモーター6を駆動制御し、磁
気テープ(図示せず)の走行位相を自動的に調整するも
のである。
【0005】すなわち、このようなトラッキング制御装
置においては、再生映像信号が最適になるようにトラッ
キング制御がなされており、音声キャリア成分は全く意
識されていない。
【0006】また、従来のトラッキング制御装置の第2
例として、映像信号キャリア成分の検知とともに、音声
信号キャリア成分の検知も行い、両方のキャリアレベル
の折衷点に基づいてトラッキング制御を行うものがあ
る。
【0007】これは、図3に示すように、上記従来の第
1例で説明した映像信号キャリアレベルの検出系1〜4
に加えて、音声用回転磁気ヘッド7により再生された映
像信号を増幅する再生信号増幅器8と、増幅されたエン
ベロープレベルをDC電圧に変換するエンベロープ積分
/包絡線検波回路9と、DC電圧に変換されたDC電圧
を認知するエンベロープレベル検知回路10と、映像信
号キャリア成分のピーク点と音声信号キャリア成分のピ
ーク点との中間点を算出し、キャプスタンモーター6の
位相制御を行う折衷点演算回路11とを設けている。
【0008】すなわち、このようなトラッキング制御装
置においては、再生映像信号の最適点と再生音声信号の
最適点との中間点になるようにトラッキング制御がなさ
れており、映像及び音声のいずれにとっても最適とはな
らないが、映像及び音声の両立を図るものである。
【0009】さらに、従来のトラッキング制御装置の第
3例として、映像キャリア成分を意識することなく、音
声信号キャリア成分の検知結果に基づいて、トラッキン
グ制御を行うものがある。これは、映像用回転磁気ヘッ
ドと音声用回転磁気ヘッドとが、図4に示すような関係
にある場合、再生音声信号の最適トラッキングポイント
では、再生映像信号も最適にトラッキングがなされると
いう考えに基づくものである。
【0010】これを応用したものとして、特開昭61−
35080号公報、特開昭61−107884号公報に
は、音声用回転磁気ヘッドで再生される音声信号の有無
を検出し、音声信号がある場合には該音声信号を、音声
信号がない場合には映像信号を選択し、トラッキング制
御を行うものが提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、映像信号キ
ャリア成分と音声信号キャリア成分とは、図5に示すよ
うな関係を有しており、映像信号キャリア成分が最大に
なるトラッキングポイントTV と、音声信号キャリア成
分が最大になるトラッキングポイントTA とは異なって
いる。
【0012】従って、図2とともに上述した従来のトラ
ッキング制御装置の第1例の場合、映像信号キャリア成
分のみに基づいてトラッキング制御を行うので、図5中
のポイントTV に収束し、音声信号は最適な状態で再生
されない。
【0013】特に、HiFi−VTRの大きな特徴とし
て、音声信号の深層記録により、高音質で長時間、音楽
などを記録する機能があるが、このとき、映像信号は記
録しない場合がある。この場合、映像信号はキャリア成
分のみが記録されていることとなるので、主として望む
音声信号に対して適正なトラッキング制御が行われない
という問題があった。
【0014】また、図3とともに上述した従来のトラッ
キング制御装置の第2例の場合、映像信号キャリア成分
と音声信号キャリア成分とに基づいてトラッキング制御
を行ってはいるが、図5中のポイントTV とポイントT
A との折衷点、例えばT=(TV +TA )/2などの計
算式で求められる点に収束し、映像信号及び音声信号は
必ずしも最適な状態で再生されないという問題があっ
た。
【0015】さらに、上記音声信号キャリア成分のみに
基づいてトラッキング制御を行うものについては、自ら
のVTRを用いて記録したカセットテープを再生する際
には有効であるが、他のVTRで記録されたカセットテ
ープを再生する場合、音声記録トラック幅≠音声用再生
磁気ヘッドであるので、必ずしも最適なトラッキング制
御が行われず、映像にノイズが目立つのを招来してしま
うという問題があった。
【0016】ところで、映像信号及び音声信号ともに最
適なトラッキング制御を行うために、可動式の映像用磁
気ヘッド又は音声用磁気ヘッドを用いて、映像信号及び
音声信号それぞれのエンベロープ検波レベルが最大にな
るように、上記映像用磁気ヘッド又は音声用磁気ヘッド
を磁気テープの幅方向に駆動するものが、特開平2−1
73962号公報、特開平3−156763号公報にて
提案されている。
【0017】このトラッキング制御によれば、映像信号
及び音声信号の両立が可能となるが、複雑で大規模な回
路及びメカ機構が必要であるので、コストが大幅に増大
してしまうという問題があった。
【0018】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであって、非常に簡単な構成で、主として望む映像
信号或いは音声信号を最適状態で再生することができる
トラッキング制御装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトラッキン
グ制御装置は、音声用回転ヘッドより再生された音声信
号レベルを検出する音声レベル検出手段と、映像用回転
ヘッドより再生された映像信号レベルを検出する映像レ
ベル検出手段と、映像用回転ヘッドより再生された映像
信号に含まれる同期信号の有無を検出する映像信号検出
手段と、該映像信号検出手段の検出結果に基づいて、上
記音声レベル検出手段の検出出力と上記映像レベル検出
手段の検出出力とを切り替える切替スイッチとを設け、
該切替スイッチにて選択された信号レベルが最大となる
ように磁気テープの走行位相を自動的に調整てなるも
のである。
【0020】すなわち、通常のソフトテープを含む映像
信号が記録されているカセットテープを再生する場合、
ほぼ全てのユーザーは高品位な映像の出画を望むので、
本発明のトラッキング制御装置においては、映像信号が
記録されているカセットテープを再生する際は、映像信
号を主として最適状態にトラッキング制御を行う。
【0021】また、映像信号は記録されておらず音声信
号のみが記録されたカセットテープを再生する場合は、
当然のことながらユーザーは音声信号を主として望んで
いると考えられるため、音声信号を主として最適状態に
トラッキング制御を行う。
【0022】これによって、自己録カセットテープであ
っても他己録カセットテープであっても、非常に簡単な
構成で、ユーザーが主として望む映像信号及び音声信号
を最適に得ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のトラッキング制御
装置の一実施形態を、HiFi−VTRについて、図1
とともに以下説明するが、上記従来例と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。ここで、図1は本
実施形態のトラッキング制御装置を示すブロック図であ
る。
【0024】本実施形態のトラッキング制御装置は、図
1に示すように、再生信号増幅器2で増幅された再生映
像FMエンベロープ信号を復調する復調回路21と、該
復調回路21で復調された再生映像信号に含まれる同期
信号の有無を判別する同期信号判別回路22と、この同
期信号判別回路22の判別結果に基づいて、エンベロー
プ積分包絡線検波回路3の検波出力とエンベロープ積分
包絡線検波回路9の検波出力とを切り替え、エンベロー
プレベル検知回路24に出力するスイッチ回路23とを
設けている。
【0025】上記のように構成してなるトラッキング制
御装置においては、同期信号判別回路22で再生映像信
号に同期信号が含まれているかどうかを判別し、同期信
号が含まれている場合は、再生カセットテープには映像
信号が記録されているものとして、映像信号キャリア成
分のエンベロープレベルをエンベロープレベル検知回路
24に出力するようスイッチ回路23を切り替え選択す
る。
【0026】これによって、映像信号が記録されている
カセットテープを再生する場合、ユーザーが主として望
む映像信号に対して適正なトラッキング制御が行われる
こととなり、映像信号が最適状態で再生される。
【0027】また、同期信号判別回路22で再生映像信
号に同期信号が含まれていないと判別された場合は、再
生カセットテープには音声信号のみが記録されているも
のとして、音声信号キャリア成分のエンベロープレベル
をエンベロープレベル検知回路24に出力するようスイ
ッチ回路23を切り替え選択する。
【0028】これによって、映像信号が記録されていな
い音声信号のみ記録のカセットテープを再生する場合
は、ユーザーが主として望む音声信号に対して適正なト
ラッキング制御が行われることとなり、音声信号が最適
状態で再生される。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るトラッキング制御装置は、
上述したような構成としているので、非常に簡単な構成
で、ユーザーが主として望む映像信号及び音声信号を最
適に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラッキング制御装置の一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】従来のトラッキング制御装置の第1例を示すブ
ロック図である。
【図3】従来のトラッキング制御装置の第2例を示すブ
ロック図である。
【図4】映像用回転磁気ヘッド及び音声用回転磁気ヘッ
ドと、記録ビデオトラック及び記録オーディオトラック
との関係の一例を示す説明図である。
【図5】映像用回転磁気ヘッド及び音声用回転磁気ヘッ
ドのトラッキングシフト量と、映像信号キャリア成分及
び音声信号キャリア成分の再生エンベロープレベルとの
関係の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 映像用回転磁気ヘッド 2 再生信号増幅器 3 エンベロープ積分包絡線検波回路 5 キャプスタンモーター位相制御回路 6 キャプスタンモーター 7 音声用回転磁気ヘッド 8 再生信号増幅器 9 エンベロープ積分包絡線検波回路 21 再生信号復調回路 22 同期信号判別回路 23 スイッチ回路 24 エンベロープレベル検知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/782 G11B 15/467

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を記録再生する映像用回転ヘッ
    ドと、 音声信号を記録再生する音声用回転ヘッドとを備えた磁
    気記録再生装置において、 上記音声用回転ヘッドより再生された音声信号レベルを
    検出する音声レベル検出手段と、 上記映像用回転ヘッドより再生された映像信号レベルを
    検出する映像レベル検出手段と、 上記映像用回転ヘッドより再生された映像信号の有無を
    検出する映像信号検出手段と、 該映像信号検出手段の検出結果に基づいて、上記音声レ
    ベル検出手段の検出出力と上記映像レベル検出手段の検
    出出力とを切り替える切替スイッチとを設け、 該切替スイッチにて選択された信号レベルが最大となる
    ように磁気テープの走行位相を自動的に調整することを
    特徴とするトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のトラッキング制御
    装置において、 上記映像信号検出手段は、映像用回転ヘッドより再生さ
    れた映像信号に含まれる同期信号の有無を検出するもの
    であることを特徴とするトラッキング制御装置。
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