JP3309777B2 - 移動体用機器遠隔制御装置 - Google Patents

移動体用機器遠隔制御装置

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JP3309777B2
JP3309777B2 JP26684197A JP26684197A JP3309777B2 JP 3309777 B2 JP3309777 B2 JP 3309777B2 JP 26684197 A JP26684197 A JP 26684197A JP 26684197 A JP26684197 A JP 26684197A JP 3309777 B2 JP3309777 B2 JP 3309777B2
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広毅 岡田
美佐子 杉浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体用機器遠隔制
御装置に関し、車両等の移動体用の機器の遠隔制御を行
う移動体用機器遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザが携帯無線装置(携帯
機)を携帯して車両に対し接近/離間するだけで車両の
ドアの開錠/施錠を行う、いわゆるスマートエントリー
システムがある。例えば特開平5−106376号公報
には、第1の受信手段で呼出信号(送信要求信号)が受
信されると、応答信号(返送信号)を受信する第1の送
信手段を備えた携帯無線装置と、第2の送信手段から所
定の時間間隔で送信された送信要求信号を受信して送信
された返送信号が第2の受信手段で受信されると、車両
のドアを解錠するための信号を出力し、返送信号が受信
されなければ、所定時間経過後に車両のドアを施錠する
ための信号を出力する制御手段とを備えた車載無線装置
とからなり、携帯無線装置を携帯して車両から離間又は
接近するだけで、車両のドアのロック、又はアンロック
を行うシステムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来システムでは、車
両の送受信機と携帯機との間の障害物等の有無により、
車両側での受信電界強度及び携帯機側での受信電界強度
が変化し、車両のドアのロック/アンロック制御を繰り
返す動作のチャタリングが発生する場合があるというと
いう問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
送信要求信号又はそれに類似する信号の連続受信時に返
送信号の送信を所定期間で停止させることにより、携帯
機の無駄な電力消費を低減できる移動体用機器遠隔制御
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、移動体に設けられ、送信要求信号を送信する送信機
と、前記送信機から送信された送信要求信号を受信して
返送信号を送信する携帯機と、移動体に設けられ、前記
携帯機から送信された信号を受信する受信機と、前記受
信機での返送信号の受信又は非受信に応じて、移動体に
搭載された機器の作動状態を制御する作動制御手段を有
する移動体用機器遠隔制御装置において、前記作動制御
手段による作動状態の制御から所定時間は前記送信要求
信号の送信を停止させる送信要求停止手段を有し、前記
送信要求停止手段による送信要求信号の送信停止時に前
記受信機での前記携帯機のスイッチ操作に基づく返送信
号の受信を行う。このように、送信要求停止手段による
送信要求信号の送信停止時にも受信機での携帯機のスイ
ッチ操作に基づく返送信号の受信を行うため、スイッチ
操作により発生した返送信号を受信することができ、こ
れによる移動体に搭載された機器の作動制御を行うこと
ができる。請求項2に記載の発明は、移動体に設けら
れ、送信要求信号を送信する送信機と、前記送信機から
送信された送信要求信号を受信して返送信号を送信する
携帯機と、移動体に設けられ、前記携帯機から送信され
た信号を受信する受信機と、前記受信機での返送信号の
受信又は非受信に応じて、移動体に搭載された機器の作
動状態を制御する作動制御手段を有する移動体用機器遠
隔制御装置において、前記携帯機からの送信信号を続け
て受信したとき前記送信要求信号を送信するエリアを縮
小化する送信エリア縮小手段を、有する。このように、
携帯機からの送信信号を続けて受信するときは動作のチ
ャタリン グが発生しやすいときであり、このとき送信要
求信号を送信するエリアを縮小化することにより、送信
信号を続けて受信しにくくなり、動作のチャタリングの
発生を防止できる。請求項3に記載の発明は、請求項2
記載の移動体用機器遠隔制御装置において、前記受信機
での返送信号の受信時に前記送信要求信号を送信するエ
リアを拡大化して元に戻す送信エリア拡大手段を、有す
る。このように、返送信号の受信時に送信要求信号を送
信する縮小化されたエリアを拡大化して元に戻すことに
より、動作のチャタリングの発生を防止できると共に、
移動体に搭載された機器の作動状態を制御する通常の状
態に戻ることができる。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明装置の第1実施例の
ブロック図を示す。同図中、作動制御手段としてのボデ
ー多重ECU(電子制御装置)10は車両のヘッドラン
プやメータ類の照明の自動点灯の制御、エアコン装置の
制御、ドアロックの制御等の車体関係の各種制御を行う
マイクロコンピュータであり、照度センサ(図示せ
ず)、温度センサ(図示せず)等の検出信号を供給され
ると共に、運転者がスマートエントリを禁止する際に操
作するスイッチ13の信号を供給される。ドアロックモ
ータ14はECU10の制御により駆動されて車両のド
アのロック/アンロックを行う。
【0013】送信機16は車両に設けられ、ECU10
からの制御に従ってオン/オフし、オン時に例えば周波
数2.45GHzの送信要求信号を生成してアンテナ18か
ら送信する。受信機20は車両に設けられ、携帯機24
から送信される例えば周波数300MHzの返送信号を
アンテナ22で受信し、これを復調してECU10に供
給する。
【0014】携帯機24は送信機16からの送信要求信
号をアンテナ26で受信し、検波部28で検波して送信
部30に供給する。送信部30は停止手段M1を有して
おり、検波部28の出力、又はロックスイッチ32又は
アンロックスイッチ34のオンにより動作を開始し、例
えば周波数300MHzの搬送波を特定コードで変調し
た返送信号を生成してアンテナより送信する。
【0015】図2は送信機16の一実施例の回路構成図
を示す。同図中、端子40にはECU10より制御信号
が供給される。制御信号はハイレベルがオン、ローレベ
ルがオフを指示する。端子40はトランジスタ42のベ
ースに接続され、このベースは共振素子44を介して接
地されている。トランジスタ42のエミッタはコンデン
サC1及び抵抗R1を介して接地され、コレクタは負荷
43を介して電源V1に接続されている。また、ベース
・エミッタ間にはコンデンサC0が接続されている。ア
ンテナ18はトランジスタ42のコレクタに接続されて
いる。
【0016】ここで、端子40に供給される制御信号が
ローレベルのときはトランジスタ42がオフのため送信
は行われない。制御信号がハイレベルのとき、トランジ
スタ42がオンとなり、共振素子44によってトランジ
スタ42の出力は例えば周波数2.45GHzで発振し、ア
ンテナ18より送信される。図3は携帯機24の一実施
例の回路構成図を示す。同図中、アンテナ26で受信さ
れた信号は検波部28に供給され、ここで周波数2.45G
Hzの信号が検波される。この検波出力は送信部30内
の増幅器52で増幅されてID発生部54に供給され
る。ここでは、周波数2.45GHzの信号が受信された場
合に増幅器52はハイレベルのトリガ信号を出力し、受
信されない場合には増幅器52の出力はローレベルとな
る。
【0017】また、ロックスイッチ32,アンロックス
イッチ34夫々は常開のスイッチであり、ユーザに押さ
れたとき直流電源50よりのハイレベルの信号をID発
生部54に供給する。ID発生部54は増幅部52又は
ロックスイッチ32,又はアンロックスイッチ34から
ハイレベルのトリガ信号を供給されると、内蔵するレジ
スタに格納されている識別コードをシリアルに読み出
し、これにビットk0〜k2を付加して出力する。ここ
で、増幅部52よりのトリガの場合ビットk0を1と
し、ロックスイッチ32よりのトリガの場合ビットk2
を1とし、アンロックスイッチ34よりのトリガの場合
ビットk1を1とする。
【0018】また、識別コードは携帯機24を特定する
ためのデータであり、受信部20又はボデー多重ECU
10にも同一の識別コードが格納されている。識別コー
ドは値1がハイレベル、値0がローレベルとされてい
る。ID発生部54の出力端子は共振素子62を介して
トランジスタ56のベースに接続されると共に、バリキ
ャップダイオード(可変容量ダイオード)64を介して
接地されている。このため識別データが値1のときと値
0のときとでバリキャップダイオード64の容量が変化
する。トランジスタ56のエミッタはコンデンサC21
及び抵抗R21を介して接地され、コレクタはアンテナ
60の一端に接続されている。また、ベース・エミッタ
間にはコンデンサC20が接続されている。アンテナ6
0の他端は電源V1に接続されている。
【0019】ここで、識別データがローレベル/ハイレ
ベルに拘らず、トランジスタ56はオン状態であり、識
別データのレベル変化によって共振素子62の負荷容量
が変化し、発振周波数が300±αMHzと変化してア
ンテナ60から送信される。つまり、この返送信号は周
波数300MHzの搬送波を識別データでFM変調した
被FM変調波である。
【0020】図4は受信機20の一実施例の回路構成図
を示す。同図中、アンテナ22で受信した信号はバンド
パスフィルタ70,プリアンプ72,バンドパスフィル
タ74を通して周波数300MHz近傍の信号のみが取
り出され、かつ増幅されてミキサ76に供給される。局
部発振器78は周波数300MHz程度の局部発振信号
を発生してミキサ76に供給し、ミキサ76で受信信号
と局部発振信号とが混合されて周波数数455kHzの
中間周波信号が得られる。
【0021】この中間周波信号はバンドパスフィルタ8
0で不要周波数成分を除去され、リミッタアンプ82で
振幅制限されて増幅された後、検波器84に供給され
る。検波器84はFM検波を行う。この検波出力はロー
パスフィルタ86で不要高域成分を除去された後、コン
パレータ88で基準レベルと比較されて2値化される。
これによって携帯機24から送信された識別コードが得
られ、端子90からボデー多重ECU10に供給され
る。また、モニタ手段としてのリミッタアンプ82の出
力するRSSI(受信信号電界強度)信号はA/Dコン
バータ92でデジタル化されて端子94からボデー多重
ECU10に供給される。
【0022】図5はボデー多重ECU10が実行するス
マートエントリ制御処理の第1実施例のフローチャート
を示す。同図中、ボデー多重ECU10はステップS1
0で送信機16に制御信号を供給して送信要求信号を送
信させる。この後、ステップS12で受信機20にて受
信した携帯機24の識別コードがボデー多重ECU10
に予め格納されている識別コードと一致し、かつ付加ビ
ットk0が1に一致するか否かを判別する。
【0023】上記の判別で識別コード又は付加ビットk
0が不一致であれば、ステップS14で所定時間待機し
てステップS10に進む。また、識別コード及び付加ビ
ットk0が一致すればステップS16でカウンタNを0
にリセットし、ステップS18でドアロックモータ14
を駆動してドアの解錠を行う。次に、ステップS20で
所定時間待機し、ステップS22で送信機16に制御信
号を供給して送信要求信号を送信させる。この後、ステ
ップS24で受信機20にて受信した携帯機24の識別
コードがボデー多重ECU10に予め格納されている識
別コードと一致し、かつ付加ビットk0が1に一致する
か否かを判別する。ここで、識別コード又は付加ビット
k0が不一致であれば、ステップS26に進む。また、
識別コード及び付加ビットk0が一致すればステップS
28に進む。
【0024】ステップS28では受信機20のリミッタ
アンプ82から今回供給されたRSSI値が前回のRS
SI値以上か、又は今回供給されたRSSI値が所定値
以上かどうかを判別する。これを満足するときはステッ
プS20に進み、満足しないときはステップS26に進
む。ステップS26ではカウンタNを1だけインクリメ
ントし、この後、ステップS29でカウンタNが所定値
Kを越えるか否かを判別する。ここで、N≦Kの場合は
ステップS20に進む。N>Kの場合はステップS30
に進み、ドアロックモータ14を駆動してドアの施錠を
行ってステップS10に進む。上記のステップS26〜
S29が作動許可手段に対応する。
【0025】つまり、アンロック制御した後、所定時間
毎に送信要求を行って、RSSI値が所定値以上又は前
回値以上であれば、アンロック制御は行わず、動作のチ
ャタリングの発生が防止される。また、アンロック制御
した後、所定時間毎に送信要求を行って、識別コード及
び付加ビットk0が一致しても、RSSI値が所定値以
下又は前回値以下であれば、携帯機が車両より遠ざかり
つつあると見なしカウンタNをインクリメントしてお
き、また、識別コード及び付加ビットk0が不一致とな
るとカウンタNをインクリメントする。この間、カウン
タNが所定値未満であればロック制御は行わない。この
結果、カウンタNが所定値以上となるとユーザは車両か
ら離れ、乗車の意志がないとしてセキュリティのために
ドアロックの施錠制御を行う。
【0026】図6はボデー多重ECU10が実行するス
マートエントリ制御処理の第2実施例のフローチャート
を示す。同図中、ボデー多重ECU10はステップS4
0で送信機16に制御信号を供給して送信要求信号を送
信させる。この後、ステップS42で受信機20にて受
信した携帯機24の識別コードがボデー多重ECU10
に予め格納されている識別コードと一致するか否かを判
別する。
【0027】上記の判別で識別コード不一致であれば、
ステップS44で所定時間待機してステップS40に進
む。また、識別コードが一致すればステップS46で付
加ビットk0が1に一致してスマートエントリであるか
か否かを判別する。ここで、付加ビットk0が1でなけ
ればステップS56に進む。付加ビットk0が1でスマ
ートエントリであればステップS48でドアロックモー
タ14を駆動してドアロックの解錠を行う。この後、ス
テップS50で禁止タイマに所定値(例えば30秒)を
セットして、この間、送信要求信号の送信を停止する。
【0028】次に、ステップS52で車両のドアが開け
られたかどうかを判別し、ドアが乗員により開けられた
場合にはこの処理を終了する。ドアが開けられない場合
にはステップS54で受信機20にて受信した携帯機2
4の識別コードがボデー多重ECU10に予め格納され
ている識別コードと一致するか否かを判別する。これは
ロックスイッチ32,又はアンロックスイッチ34の操
作により携帯機24から送信される返送信号を検出する
ためである。この判別で識別コードが不一致であれば、
ステップS60に進む。また、識別コードが一致すれば
ステップS56で付加ビットk1,k2それぞれの値に
応じてドアロックモータ14を駆動してドアロックの解
錠又は施錠を行う。ここでは付加ビットk1が1のとき
は解錠、付加ビットk2が1のときは施錠である。
【0029】この後、ステップS58で禁止タイマに所
定値(例えば30秒)をセットして、この間、送信要求
信号の送信を停止し、次に、ステップS60で例えば数
10秒の規定時間が経過したかどうかを判別し、規定時
間が経過してない場合はステップS62で車両のドアが
開けられたかどうかを判別し、ドアが乗員により開けら
れた場合にはこの処理を終了する。ドアが開けられない
場合にはステップS54に進む。また、ステップS60
で規定時間が経過した場合はステップS40に進む。上
記のステップS50,S58が送信要求停止手段に対応
する。
【0030】このように、ドアロックの解錠又は施錠が
行われた後、規定時間内はスマートエントリが禁止さ
れ、この間はユーザの意志でロックスイッチ32,アン
ロックスイッチ34が操作されたときのみドアロックの
解錠又は施錠が行われ、動作のチャタリングの発生が防
止される。また、規定時間内はスマートエントリの送信
要求信号及び返送信号が送信されないため電力消費を低
減できる。
【0031】図7はボデー多重ECU10が実行するス
マートエントリ制御処理の第3実施例のフローチャート
を示す。同図中、ボデー多重ECU10はステップS7
0で送信機16に制御信号を供給して送信要求信号を送
信させる。この後、ステップS72で受信機20にて受
信した携帯機24の識別コードがボデー多重ECU10
に予め格納されている識別コードと一致し、かつ付加ビ
ットk0が1に一致するか否かを判別する。
【0032】上記の判別で識別コード不一致であれば、
ステップS74で所定時間待機してステップS70に進
む。また、識別コード及び付加ビットk0が一致すれば
ステップS76でカウンタNを0にリセットし、ステッ
プS78でドアロックモータ14を駆動してドアロック
の解錠を行う。次に、ステップS80で車両のドアが開
けられたかどうかを判別し、ドアが乗員により開けられ
た場合にはこの処理を終了する。ドアが開けられない場
合にはステップS81で所定時間待機した後、ステップ
S82で送信機16に制御信号を供給して送信要求信号
を送信させる。この後、ステップS84で受信機20に
て受信した携帯機24の識別コードがボデー多重ECU
10に予め格納されている識別コードと一致し、かつ付
加ビットk0が1に一致するか否かを判別する。
【0033】上記の判別で識別コード又は付加ビットk
0が不一致であれば、ステップS86で所定時間オート
ロック処理を実行してステップS70に進む。このオー
トロック処理はステップS78のアンロック制御後、例
えば30秒間、返送信号がなっかった場合にセキュリテ
ィーのため、ドアロックモータ14を駆動してドアロッ
クの施錠を行う処理である。
【0034】ステップS84で識別コード又は付加ビッ
トk0が一致であれば、ステップS88でカウンタNを
1だけインクリメントし、この後、ステップS90でカ
ウンタNが所定値Kを越えるか否かを判別する。ここ
で、N<Kの場合はステップS80に進む。N≧Kの場
合はステップS92に進み、送信要求信号の送信を停止
してスマートエントリを禁止するスマートエントリ禁止
モードに入り、処理を終了する。上記のステップS92
が作動禁止手段に対応する。
【0035】なお、このスマートエントリ禁止モード
は、ロックスイッチ32,アンロックスイッチ34の操
作でドアロックを施錠又は解錠した場合、あるいはキー
を用いてドアロックを施錠又は解錠した場合に解除さ
れ、この処理が再開される。このように、ユーザが車両
のそばで立ち話をしたり、或いは車両の給油や洗車を待
っているような状況では、スマートエントリ禁止モード
となり、スマートエントリによるドアロックの解錠/施
錠が停止されて、動作のチャタリングの発生が防止され
ると共に、送信要求信号の送信及び返送信号の送信が停
止されて無駄な電力消費を防止できる。
【0036】ところで、ステップS92でスマートエン
トリ禁止モードに入り、ドアロックを施錠又は解錠する
ことで、これを解除する代わりに、ステップS92では
送信要求信号の送信電力を低下させて送信要求信号の届
くエリアを、図8に示す通常のエリアI から縮小エリア
IIに縮小化し(送信エリア縮小手段)、ドアロックを施
錠又は解錠することで送信要求信号の送信電力を元に戻
し通常のエリアI に拡大化する(送信エリア拡大手段)
よう構成しても良い。この場合も、ユーザが車両のそば
で立ち話をしたり、或いは車両の給油や洗車を待ってい
るような状況では、縮小エリアIIになるために返送信号
の送信が停止されて、スマートエントリによるドアロッ
クの解錠/施錠が停止されて、動作のチャタリングの発
生が防止される。これと共に、送信要求信号の送信電力
が低下し、電力消費を低減できる。
【0037】なお、本実施例ではもっとも実用的なスマ
ートエントリーシステムを前提に説明したが、これ以外
にも車両に搭載される種々の遠隔制御システム(例え
ば、無線式エンジン始動装置)に本発明は適用できる。
また、船舶その他の移動体にも適用できることはいうま
でもない。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
送信要求停止手段による送信要求信号の送信停止時にも
受信機での携帯機のスイッチ操作に基づく返送信号の受
信を行うため、スイッチ操作により発生した返送信号を
受信することができ、これによる移動体に搭載された機
器の作動制御を行うことができる。また、請求項2に記
載の発明は、携帯機からの送信信号を続けて受信すると
きは動作のチャタリングが発生しやすいときであり、こ
のとき送信要求信号を送信するエリアを縮小化すること
により、送信信号を続けて受信しにくくなり、動作のチ
ャタリングの発生を防止できる。また、請求項3に記載
の発明は、返送信号の受信時に送信要求信号を送信する
縮小化されたエリアを拡大化して元に戻すことにより、
動作のチャタリングの発生を防止できると共に、移動体
に搭載された機器の作動状態を制御する通常の状態に戻
ることができる。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のブロック図である。
【図2】送信機の回路構成図である。
【図3】携帯機の回路構成図である。
【図4】受信機の回路構成図である。
【図5】ボデー多重ECU10が実行するスマートエン
トリ処理の第1実施例のフローチャートである。
【図6】ボデー多重ECU10が実行するスマートエン
トリ処理の第2実施例のフローチャートである。
【図7】ボデー多重ECU10が実行するスマートエン
トリ処理の第3実施例のフローチャートである。
【図8】送信要求信号の届くエリアを説明するための図
である。
【符号の説明】
10 ボデー多重ECU 13 スイッチ 14 ドアロックモータ 16 送信機 18,22,26 アンテナ 20 受信機 24 携帯機 28 検波部 30 送信部 32 ロックスイッチ 34 アンロックスイッチ 54 ID発生部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−106376(JP,A) 特開 平6−137009(JP,A) 特開 平8−177280(JP,A) 特開 平9−32378(JP,A) 特開 平5−156851(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 - 49/04 E05B 65/12 - 65/42 B60R 25/00 - 25/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に設けられ、送信要求信号を送信
    する送信機と、 前記送信機から送信された送信要求信号を受信して返送
    信号を送信する携帯機と、 移動体に設けられ、前記携帯機から送信された信号を受
    信する受信機と、 前記受信機での返送信号の受信又は非受信に応じて、移
    動体に搭載された機器の作動状態を制御する作動制御手
    段を有する移動体用機器遠隔制御装置において、 前記作動制御手段による作動状態の制御から所定時間は
    前記送信要求信号の送信を停止させる送信要求停止手段
    を有し、 前記送信要求停止手段による送信要求信号の送信停止時
    に前記受信機での前記携帯機のスイッチ操作に基づく返
    送信号の受信を行うことを特徴とする移動体用機器遠隔
    制御装置。
  2. 【請求項2】 移動体に設けられ、送信要求信号を送信
    する送信機と、 前記送信機から送信された送信要求信号を受信して返送
    信号を送信する携帯機と、 移動体に設けられ、前記携帯機から送信された信号を受
    信する受信機と、 前記受信機での返送信号の受信又は非受信に応じて、移
    動体に搭載された機器の作動状態を制御する作動制御手
    段を有する移動体用機器遠隔制御装置において、 前記携帯機からの送信信号を続けて受信したとき前記送
    信要求信号を送信するエリアを縮小化する送信エリア縮
    小手段を、 有することを特徴とする移動体用機器遠隔制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動体用機器遠隔制御装
    置において、 前記受信機での返送信号の受信時に前記送信要求信号を
    送信するエリアを拡大化して元に戻す送信エリア拡大手
    段を、 有することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装
    置。
JP26684197A 1997-09-30 1997-09-30 移動体用機器遠隔制御装置 Expired - Lifetime JP3309777B2 (ja)

Priority Applications (1)

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