JPH0932378A - 施錠装置及び施錠システム - Google Patents

施錠装置及び施錠システム

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JPH0932378A
JPH0932378A JP20784195A JP20784195A JPH0932378A JP H0932378 A JPH0932378 A JP H0932378A JP 20784195 A JP20784195 A JP 20784195A JP 20784195 A JP20784195 A JP 20784195A JP H0932378 A JPH0932378 A JP H0932378A
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JP
Japan
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locking
receiving
door
identification information
electronic key
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Application number
JP20784195A
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English (en)
Inventor
Koichi Mizozoe
公一 溝添
Shigeru Yoda
茂 余田
Masajirou Hasegawa
将次郎 長谷川
Atsushi Kuno
敦司 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 車両22のドア23には、ドアスイッチ18
とドア開閉スイッチ19を備えた親機2Aを設ける。子
機1の所持者が車両22に近づくと、IDコードを照合
してドア23を自動的に解錠する。また、ドアノブ24
を引くことによってドアスイッチ18を投入しながらド
ア23を閉じると、IDコードを照合した後、ドア23
が施錠される。これに対し、ドアノブ24を引くことな
くドア23を閉じた場合には、ドア23は施錠されな
い。 【効果】 ドアノブを引きながらドアを閉じるか、ドア
ノブを引かないでドアを閉じるかといった、スムースな
動作によりドアを施錠するかしないかを選択することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は施錠装置及び施錠シ
ステムに関し、特に降車時や退室時等の退出時にキーレ
スで扉を自動的に施錠するための施錠装置及び施錠シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のドア錠の施錠/解錠を
行うには、車両の外側からであればドア錠にキー(ドア
キー)を差し込んで機械的操作により施解錠し、車内か
らであればドアの内側に設けられているロックボタンを
操作することにより施解錠することができる。
【0003】また、最近では、キーをドア錠に差し込ん
で直接操作する煩わしさを軽減するため、ドア錠を自動
的に施錠/解錠するキーレス・エントリー装置が普及し
てきている。このキーレス・エントリー装置では、ユー
ザーが携帯している子機(携帯機)のキースイッチを例
えば押下操作することにより、遠隔よりドア錠の施解錠
を行なうことができる。
【0004】しかしながら、このようなキーレス・エン
トリー装置でもキースイッチの押下が必要であるため、
ドア錠を施解錠するには子機をバッグやポケット等から
取り出して操作する必要があり、やはり煩わしいという
ことが言われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、さらに子機の
キースイッチ操作を不要にし、ドア錠を施解錠する際の
子機操作の煩わしさまでも解消したキーレス・エントリ
ー装置が、特開昭60−33988号公報に提案されて
いる。
【0006】このキーレス・エントリー装置にあって
は、子機(送信機)が常に電磁波を送信しており、ID
コードを乗せて子機から送信されている電磁波を親機
(車両)側で受信しており、親機の受信している電磁波
強度が所定レベルよりも大きく、かつ子機からのIDコ
ードが一致している場合にはドア錠を解錠し、所定レベ
ル以下の場合にはドア錠を施錠するようにしている。
【0007】しかし、このキーレス・エントリー・装置
においては、上記のような構成となっているので、施錠
動作に関して種々の不具合が存在している。例えば、子
機を携帯している運転者が車両から離れて電磁波強度が
所定レベルよりも小さくなると、自動的に施錠されてし
まうので、施錠する意志のない場合でも強制的に施錠さ
れてしまうという不都合があった。
【0008】また、単一の所定エリア内では自動的に解
錠され、所定エリア外では自動的に施錠されてしまい、
より使用状況に即した適切な施錠動作を行なうことがで
きなかった。例えば、従来のキーレス・エントリー装置
にあっては、子機を所持して車両内に乗り込むと、親機
が所定レベルよりも大きな信号を受信して解錠してしま
い、乗車時にドアを施錠することができなかった。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その主たる目的とするところは、施錠
動作に関する不具合を解決し、より合理的な施錠動作を
行なわせることができる施錠装置及び施錠システムを提
供することにある。特に、電子鍵の所持者にキー又はボ
タン操作を要求することなく、しかも、施錠する意志の
ある場合にのみ施錠することができる施錠装置及び施錠
システムを提供することにある。また、使用状況に即し
たより適切な施錠領域を設定することができる施錠装置
及び施錠システムを提供することにある。
【0010】
【発明の開示】請求項1記載の本発明に係る施錠装置
は、電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段
と、前記識別情報が正しいものであるかどうかを判別す
る判別手段とを備え、前記判別手段の判別結果に基づい
て施錠手段を施錠する施錠装置において、前記判別手段
が前記識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉に備え
たスイッチを入れて扉が閉められると、施錠を行う施錠
制御手段を備えていることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明に係る施錠システム
は、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;およ
び、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信
手段と、前記識別情報が正しいものであるかどうかを判
別する判別手段とを備えた施錠装置;からなり、前記判
別手段の判別結果に基づいて施錠手段を施錠する施錠シ
ステムにおいて、前記施錠装置は、前記判別手段が前記
識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉に備えたスイ
ッチを入れて扉が閉められると、施錠を行う施錠制御手
段を備えていることを特徴としている。
【0012】電子鍵とは、識別情報を送信する装置であ
って、形態はどのようなものであってもよい。例えばユ
ーザーが携帯する子機がこの電子鍵に相当する。識別情
報とは、解錠装置が特定の電子鍵を識別するために付与
された情報であって、例えばIDコードが用いられる。
扉に備えたスイッチの構成は特に限定するものでなく、
接触式であると非接触式であると問わないが、例えば扉
のドアノブ(ドアハンドル)を操作するとオンになるス
イッチなどを用いることができる。
【0013】この施錠装置もしくは施錠システムは、施
錠装置が電子鍵から受信した識別情報が正しいものであ
るかどうか判別し、ユーザーにキー操作やボタン操作を
要求することなく扉に自動的に施錠を行なうものであ
る。しかも、電子鍵から受信した識別情報が正しく、か
つ、扉のスイッチを入れてドアが閉められた場合には、
施錠装置は施錠意志があると判断して施錠を行なう。こ
れに対し、識別情報が正しい場合でも、扉を閉めるとき
に扉のスイッチが入れられていなければ、施錠意志がな
いと判断して施錠を行なわない。従って、施錠の意志が
ないにも拘らず、施錠装置から離れたときに施錠されて
しまう不都合をなくすことができる。
【0014】請求項3記載の実施態様は、請求項1に記
載された施錠装置において、前記施錠制御手段は、前記
判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、かつ、
扉に備えたスイッチを入れて扉が閉められると、前記電
子鍵から識別情報が届かなくなったことを条件として施
錠するものであることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の実施態様は、請求項2に記
載された施錠システムにおいて、前記施錠制御手段は、
前記判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、か
つ、扉に備えたスイッチを入れて扉が閉められると、前
記電子鍵から識別情報が届かなくなったことを条件とし
て施錠するものであることを特徴としている。
【0016】ここで、識別情報が届かなくなるとは、完
全に識別情報が届かなくなる場合だけでなく、識別情報
の受信レベルが所定レベル以下になる場合も含む。
【0017】請求項3又は請求項4に記載の実施態様に
おいては、識別情報が正しいと判断され、かつ、扉のス
イッチが入れられた場合には、電子鍵の所持者が施錠装
置へ識別情報の届かない範囲(施錠領域)へ出るまで待
って施錠される。これに対し、識別情報が正しいと判断
されても、扉のスイッチが入れられていない場合には、
電子鍵の所持者が施錠装置へ識別情報の届かない範囲へ
出ても施錠されない。
【0018】従って、電子鍵の所持者は扉のスイッチを
入れることによって施錠意志を示すことができ、施錠意
志を示さない場合には、施錠装置から離れて施錠領域に
入っても施錠を保留することができる。
【0019】また、扉の近傍では自動的に解錠動作が働
くようになっている場合でも、扉のスイッチを入れて扉
を閉めても直ちに施錠動作せず、識別情報が届かなくな
ってから、すなわち自動解錠動作が働かない領域まで離
れてから施錠するので、施錠後直ちに自動解錠動作が働
いて施錠できなくなる恐れがない。
【0020】さらに、扉のスイッチを入れて扉を閉めて
も直ちに施錠されないので、他の同室者や同乗者等が扉
(電子鍵の所持者が出た扉と同一の扉でも異なる扉でも
よい)の外へ出るのを待って扉を離れることによって施
錠することができる。従って、多数の扉を有している場
合には、電子鍵の所持者の使用する扉のみを自動施錠す
るのでなく、全ての扉を自動施錠するようにもできる。
【0021】請求項5記載の本発明による施錠装置は、
電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段と、
前記識別情報が正しいものであるかどうかを判別する判
別手段とを備え、前記判別手段の判別結果に基づいて施
錠手段を施錠する施錠装置において、前記判別手段が前
記識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉が閉められ
ると施錠を行い、扉に備えたスイッチを入れて扉が閉め
られると施錠を行なわない施錠制御手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0022】請求項6記載の本発明による施錠システム
は、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;およ
び、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信
手段と、前記識別情報が正しいものであるかどうかを判
別する判別手段とを備えた施錠装置;からなり、前記判
別手段の判別結果に基づいて施錠手段を施錠する施錠シ
ステムにおいて、前記施錠装置は、前記判別手段が前記
識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉が閉められる
と施錠を行い、扉に備えたスイッチを入れて扉が閉めら
れると施錠を行なわない施錠制御手段を備えていること
を特徴としている。
【0023】請求項1及び2の施錠装置及び施錠システ
ムでは、扉のスイッチが入ると施錠動作し、扉のスイッ
チを入れないと施錠動作しないようになっているが、こ
れとは反対に、請求項5記載の施錠装置及び請求項6記
載の施錠システムでは、扉のスイッチを入れないで扉を
閉めると施錠動作し、扉のスイッチを入れると施錠動作
しないようにしている。
【0024】請求項7記載の本発明に係る施錠装置は、
電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受信手
段と、前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しい
ものであるかどうかを判別する第1の判別手段と、前記
第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵から
の識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、前記
第2の受信手段で受信した識別情報が正しいものである
かどうかを判別する第2の判別手段と、前記第1及び第
2の判別手段の判別結果に基づいて施錠手段を施錠する
施錠制御手段と、を備えていることを特徴としている。
【0025】請求項8記載の本発明に係る施錠システム
は、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;およ
び、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1
の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情報
が正しいものであるかどうかを判別する第1の判別手段
と、前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電
子鍵からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手段
と、前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいも
のであるかどうかを判別する第2の判別手段と、前記第
1及び第2の判別手段の判別結果に基づいて施錠手段を
施錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;からなるこ
とを特徴としている。
【0026】ここで、正しい識別情報を受信しないと
は、完全に識別情報を受信しない場合だけでなく、正し
い識別情報の受信レベルが所定レベル以下になる場合や
正しくない識別信号を受信している場合も含む。
【0027】この請求項7記載の施錠装置及び請求項8
記載の施錠システムにあっては、2つの受信手段と対応
する2つの判別手段を有しているので、施錠領域を2つ
の受信手段による受信領域の組合せによって実現するこ
とができ、スムースな施錠を行わせることができる。例
えば、一方の受信手段の受信領域を扉よりも室内又は車
内側とし、他方の受信領域を室外又は車外側の扉近傍と
することにより、電子鍵の所持者が室外又は車外側で扉
近傍に近づいた場合には解錠し、室内又は車内側では施
錠するようにでき、スムースな施錠を行わせることがで
きる。
【0028】請求項9記載の本発明による施錠装置は、
電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受信手
段と、前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しい
ものであるかどうかを判別する第1の判別手段と、前記
第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵から
の識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、前記
第2の受信手段で受信した識別情報が正しいものである
かどうかを判別する第2の判別手段と、接近者を非接触
で検出する手段と、前記第1及び第2の判別手段が正し
い識別情報を受信しない場合には、前記検出手段が接近
者を検出しないことを条件として、施錠手段を施錠する
施錠制御手段と、を備えていることを特徴としている。
【0029】請求項10記載の本発明による施錠システ
ムは、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;お
よび、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第
1の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情
報が正しいものであるかどうかを判別する第1の判別手
段と、前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、
電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手
段と、前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しい
ものであるかどうかを判別する第2の判別手段と、接近
者を非接触で検出する手段と、前記第1及び第2の判別
手段が正しい識別情報を受信しない場合には、前記検出
手段が接近者を検出しないことを条件として、施錠手段
を施錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;からなる
ことを特徴としている。
【0030】ここで、接近者を非接触で検出する手段と
しては、例えば、人体検出用の赤外線センサや超音波セ
ンサ等を用いることができる。また、第1及び第2の判
別手段がいずれも正しい識別情報を受信しないとは、第
1の判別手段が正しい識別情報を受信せず、かつ、第2
の判別手段が正しい識別情報を受信しないことである。
【0031】請求項9記載の施錠装置又は請求項10記
載の施錠システムは、第1及び第2の判別手段が正しい
識別情報を受信しない場合には、前記検出手段が接近者
を検出しないことを条件として、施錠しているから、電
子鍵の所持者が第1及び第2の判別手段の受信領域外へ
退出していても、電子鍵を持たない者が施錠装置の近傍
にいる間は施錠せず、電子鍵を持たない者が施錠装置か
ら離れたときに施錠する。従って、電子鍵を所持しない
同室者や同乗者等が扉を閉めたときの施錠忘れを防止す
ることができる。
【0032】請求項11記載の本発明による施錠装置
は、電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情報が正
しいものであるかどうかを判別する第1の判別手段と、
前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
からの識別情報を受信する第2の受信手段と、前記第2
の受信手段で受信した識別情報が正しいものであるかど
うかを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段
が正しいと判別する識別情報を第2の受信手段が受信せ
ず、かつ扉が閉じられた場合には、施錠手段を施錠する
施錠制御手段と、を備えていることを特徴としている。
【0033】請求項12記載の本発明による施錠システ
ムは、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;お
よび、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第
1の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情
報が正しいものであるかどうかを判別する第1の判別手
段と、前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、
電子鍵からの識別情報を受信する第2の受信手段と、前
記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいものであ
るかどうかを判別する第2の判別手段と、前記第2の判
別手段が正しいと判別する識別情報を第2の受信手段が
受信せず、かつ扉が閉じられた場合には、施錠手段を施
錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;からなること
を特徴としている。
【0034】ここでいう第2の受信手段は、電子鍵と非
接触で識別情報を受信するものである必要はない。例え
ば、車両のドアの施錠の場合についていえば、電子鍵と
一体となったキーを挿入される車両のイグニッションキ
ーが第2の受信手段となっていてもよい。また、第1の
受信手段で受信される識別情報と第2の受信手段によっ
て受信される識別情報とは、同じものであってもよく、
異なるものであってもよい。
【0035】しかして、請求項11記載の施錠装置と請
求項12記載の施錠システムにあっては、電子鍵の所持
者が第2の受信手段の受信領域内から退出して第1の受
信手段の受信両域内に入ったことを確認して、扉が閉じ
たときに施錠することができる。また、2つの受信手段
と対応する2つの判別手段を有しているので、施錠領域
を2つの受信手段による受信領域の組合せによって実現
することができ、スムースな施錠を行わせることができ
る。
【0036】請求項13記載の本発明による施錠装置
は、電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情報が正
しいものであるかどうかを判別する第1の判別手段と、
前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
からの識別情報を受信する第2の受信手段と、前記第2
の受信手段で受信した識別情報が正しいものであるかど
うかを判別する第2の判別手段と、前記第1及び第2の
受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵からの識別
情報を非接触で受信する第3の受信手段と、前記第3の
受信手段で受信した識別情報が正しいものであるかどう
かを判別する第3の判別手段と、前記第2及び第3の判
別手段が正しいと判別する識別情報をそれぞれ第2及び
第3の受信手段が受信せず、かつ扉が閉じられた場合に
は、施錠手段を施錠する施錠制御手段と、を備えている
ことを特徴としている。
【0037】請求項14記載の本発明による施錠システ
ムは、識別情報を送信する送信手段を備えた電子鍵;お
よび、前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第
1の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した識別情
報が正しいものであるかどうかを判別する第1の判別手
段と、前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、
電子鍵からの識別情報を受信する第2の受信手段と、前
記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいものであ
るかどうかを判別する第2の判別手段と、前記第1及び
第2の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵から
の識別情報を非接触で受信する第3の受信手段と、前記
第3の受信手段で受信した識別情報が正しいものである
かどうかを判別する第3の判別手段と、前記第2及び第
3の判別手段が正しいと判別する識別情報をそれぞれ第
2及び第3の受信手段が受信せず、かつ扉が閉じられた
場合には、施錠手段を施錠する施錠制御手段とを備えた
施錠装置;からなることを特徴としている。
【0038】ここで、第2及び第3の受信手段が正しい
識別情報を受信せず、かつ扉が閉じられて施錠すると
き、第1の受信手段は第1の判別手段により正しいとさ
れる識別情報を受信していてもよく、受信していなくて
もよい。
【0039】この請求項13記載の施錠装置及び請求項
14記載の施錠システムにあっては、3つの受信手段と
対応する3つの判別手段を有しているので、施錠領域を
3つの受信手段による受信領域の組合せによって実現す
ることができ、複雑な施錠領域ないし施錠条件を設定し
てスムースな施錠を行わせることができる。特に、扉が
閉められたときの施錠条件として、第2の受信手段と第
3の受信手段が正しい識別情報を受信しないこととして
いるので、一方を子機の受信エリア設定用とし、他方を
子機の置き忘れ検出用とすることにより、子機を室内又
は車内に忘れて施錠してしまうことを防止できる。
【0040】請求項15記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12又は14に記載の施錠システム
において、複数の扉と、前記扉に各々備った施錠装置
と、電子鍵によって少なくとも1つの扉が施錠された
後、閉まっていた扉が開けられて再び閉められると、閉
められた扉の施錠を行う施錠制御手段と、を備えている
ことを特徴としている。
【0041】電子鍵の所持者が1つの扉から退出して当
該扉が施錠された後、同室者又は同乗者が他の扉を開い
て退出する場合、開いた扉を閉じると当該扉が施錠され
るので、電子鍵を持たない同室者又は同乗者が遅れて退
出する場合にも扉の施錠忘れを防止することができる。
【0042】請求項16記載の実施態様は、請求項1,
3,5,7,9,11又は13に記載の施錠装置におい
て、前記施錠制御手段が前記施錠手段を施錠した後、所
定時間は当該施錠状態を変化させないようにしたことを
特徴としている。
【0043】請求項17記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12,14又は15に記載の施錠シ
ステムにおいて、前記施錠制御手段が前記施錠手段を施
錠した後、所定時間は当該施錠状態を変化させないよう
にしたことを特徴としている。
【0044】請求項16又は17記載の実施態様にあっ
ては、施錠後所定時間は施錠状態を変化させないように
しているので、自動的に扉を解錠動作するようになって
いる場合でも、扉を施錠しても直ちに施錠制御手段によ
り解錠されてしまうことがなく、解錠動作しない領域ま
で電子鍵の所持者が移動するまで暫定的に施錠状態を保
持できる。
【0045】請求項18記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12,14又は15に記載の施錠シ
ステムにおいて、前記電子鍵から前記施錠装置へ送信さ
れた施錠情報により前記施錠手段を強制的に施錠させら
れるようにしたことを特徴としている。
【0046】自動施錠のための識別情報とは別な特定の
施錠情報を施錠装置へ送ることにより施錠手段を施錠で
きるので、施錠の必要が生じた場合には、例えば電子鍵
のスイッチを操作して強制的に施錠することができる。
【0047】請求項19記載の実施態様は、請求項1,
3,5,7,9,11又は13に記載の施錠装置におい
て、前記施錠制御手段が前記施錠手段の施錠状態を送信
するようにしたことを特徴としている。
【0048】請求項20記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12,14又は15に記載の施錠シ
ステムにおいて、前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
錠状態を報知する報知手段を前記電子鍵に備えたことを
特徴としている。
【0049】請求項21記載の実施態様は、請求項1,
3,5,7,9,11又は13に記載の施錠装置におい
て、前記施錠制御手段が前記施錠手段の施錠状態を報知
する報知手段を備えたことを特徴としている。
【0050】請求項22記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12,14又は15に記載の施錠シ
ステムにおいて、前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
錠状態を報知する報知手段を前記施錠装置に備えたこと
を特徴としている。
【0051】ここで報知手段は、例えば車両のクラクシ
ョンやライト、ルームランプ、電子鍵のブザーやランプ
などを用いて構成することができる。
【0052】請求項19〜22記載の施錠装置もしくは
施錠システムにあっては、施錠手段の施錠状態を知らせ
る信号を送信して電子鍵の報知手段で報知させ、あるい
は施錠装置の報知手段で報知しているので、電子鍵の所
持者が退出する場合に、施錠確認を行なうことができ
る。
【0053】請求項23記載の実施態様は、請求項2,
4,6,8,10,12,14又は15に記載の施錠シ
ステムにおいて、前記電子鍵が人体に装着して使用する
ものであることを特徴としている。
【0054】例えば、電子鍵を指輪や時計等の装身具の
ような携帯に構成すれば、電子鍵を直接身体に付けてお
くことができるので、電子鍵の携帯忘れを少なくするこ
とができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明に係る施解錠装置ない
し施解錠システムを利用した自動車等の車両のキーレス
・エントリー・システムを説明する。このキーレス・エ
ントリー・システムは、子機(電子鍵)1と車両のドア
等に取り付けられた親機(施解錠装置)2Aとからな
る。
【0056】図1は当該子機1の構成を示すブロック図
である。子機1は、マイクロプロセッサ(CPU)等か
らなる子機制御部3と、IDコードを記憶するE2PR
OM等からなるメモリ4と、高周波モジュール等からな
る送信回路5と、アンテナ6とから構成されており、メ
モリ4に記憶しているIDコードを送信回路5で高周波
信号により変調してアンテナ6から送信する。7はタイ
マー、8は電池である。さらに、子機1は、親機2Aか
らの動作確認信号を受信するための受信回路9と、施錠
動作及び解錠動作を確認するためのLEDランプやブザ
ー等の確認用デバイス10を有している。なお、確認用
デバイス10で施錠と解錠を区別するためには、発光色
の異なる2つのランプを設けたり、ランプの点灯モード
を異ならせたり、あるいはブザーの音色を変化させた
り、音のリズムを異ならせたりすればよい。
【0057】なお、11はマニュアル操作用の操作スイ
ッチであって、当該操作スイッチ11を操作することに
より車両のドアを自由に施錠もしくは解錠することがで
きる。例えば、この操作スイッチ11として施錠スイッ
チと解錠スイッチを設け、施錠スイッチと解錠スイッチ
を操作することによって施錠もしくは解錠するようにし
てもよく、あるいは、1つの操作スイッチ11を押す度
に施錠と解錠が切り替わるものでもよい。
【0058】図2は親機2Aの構成を示すブロック図で
ある。親機2Aは、子機1からの信号を受信するための
アンテナ12と、アンテナ12で受信した高周波信号
(IDコード)を復調するための受信回路13と、対応
する子機1と同一のIDコードを記憶しているE2PR
OM等からなるメモリ14と、受信回路13から受信信
号を受け取るレベル&コード判定部(以下、判定部とい
う)15とを有している。判定部15は、受信したID
コードをメモリ14に記憶しているIDコードと照合し
て一致しているか否かを判別し、IDコードが正しいも
のであれば、さらに子機1から受信した信号の信号強度
が一定レベル以上であるかどうかを判別する。そして、
信号強度が一定レベル以上であると、判定部15から施
解錠制御部16へ信号を出力し、さらに、施解錠制御部
16は判定部15から信号を受信すると、ドアロックコ
ントロールユニット17へ解錠信号を出力し、ドアの施
錠機構(ロック機構)を解錠させる。また、信号強度が
一定レベル以下であると、判定部15及び施解錠制御部
16は何も動作しない。なお、判定部15や施解錠制御
部16等はマイクロプロセッサ(CPU)により構成さ
れており、親機2Aには車両のバッテリーから電力を供
給されている。20は待ち時間等を計時するためのタイ
マー、21は動作確認信号を変調して送信する高周波モ
ジュール等からなる送信回路である。
【0059】図3は親機2Aの受信レベルと子機1の位
置との関係を示す図であって、子機1が車両の周囲の一
定エリアα(解錠領域)内にいる場合には、親機2Aは
一定レベル以上の受信強度でIDコードを受信すること
ができ、子機1がエリアα外に出た場合には、親機2A
の受信強度は一定レベル以下であると判断されるよう
に、判定部15において受信レベルが設定されている。
従って、子機1の所持者が図3の一定エリアα内にいる
場合には、親機2Aによって車両22のドア23が自動
解錠され、一定エリアα外では、施錠/解錠は現状のま
ま維持される。なお、このエリアαは、図3に想像線で
示すように運転席のドア23の近傍に設定してもよい。
【0060】また親機2Aは、図2に示すように、車両
22のドア23に設けられたドアスイッチ18と、ドア
23の開閉状態を検出するためのドア開閉センサ19と
を備えている。ドアスイッチ18は電気式、機械式、光
学式等どのような方式形態のものであっても差し支えな
い。例えば、図4に示すものは、車両22の運転席側の
ドア23に設けられているドアノブ24の内部に設けら
れた光学式のドアスイッチ18である。ドアノブ24の
裏面には、反射ミラー26が設けられており、ドアノブ
24を納められているドア23の凹部25の内側には、
反射ミラー26と対向して発光ダイオード(LED)2
7、コリメートレンズ28、ハーフミラー29及びフォ
トダイオード(PD)等の受光素子30が設けられてい
る。そして、発光ダイオード27で発光した光はコリメ
ートレンズ28によって略平行光に変換された後、ハー
フミラー29を透過してドア23に設けた窓31から反
射ミラー26へ出射される。反射ミラー26で反射した
光は、再びドア23の窓31を通ってドア23内に入射
し、ハーフミラー29で反射して受光素子30によりモ
ニターされる。このドアノブ24の中に指32を入れる
と、光が遮られるので、受光素子30に光が入射しなく
なり、ドアスイッチ18がオンになる。あるいは、ドア
ノブ24を引くと、反射光が受光素子30に入射しなく
なるので、ドアスイッチ18がオンになる。
【0061】図5に示すものはドアスイッチ18の他例
であって、ドアノブ24を引くと、ドア23の内部に設
けられているリミットスイッチ33の感知レバー34が
ドアノブ24に動かされ、ドアスイッチ18がオンにな
るようにしたものである。
【0062】また、ドア開閉センサ19もドア23の開
閉状態を検出することができるものであれば、どのよう
な構造のものであってもよいが、例えばルームランプを
オン/オフさせるために車体とドア23との間に設けら
れている既存のスイッチを利用することができる。
【0063】しかして、この実施形態では、ドアノブ2
4を引きながら(以下、ドアノブ24を引いてドアスイ
ッチ18をオンにする場合を説明するが、図4のような
構造の場合には、ドアノブ24に手を掛けるだけの場合
も含むものとする)ドア23を閉じると、一定時間経過
後にドア23が自動的に施錠される。また、ドアノブ2
4を引くことなくドア23を閉じると、子機1の所持者
が車両22から遠くに離れても施錠されることなく解錠
状態に保たれる。すなわち、ドアノブ24を引きながら
ドア23を閉めるか、ドアノブ24を引くことなくドア
23を閉じるかによって自動施錠の機能を働かせるか、
保留するかを自然な動作によってスムースに選択するこ
とができる。従って、荷物の積み込みなどで一時的に車
両22を離れるが、施錠したくない場合などにも人間の
感覚に自然に対応できる。
【0064】以下、上記キーレス・エントリー・システ
ムの動作を説明する。図6は子機1の動作フロー図、図
7は親機2Aの動作フロー図である。まず、子機1の動
作を図6により説明する。子機1は、メモリ4に保持し
ているIDコードを送信回路5及びアンテナ6から親機
2Aへ送信すると(S41)、タイマー7に設定されて
いる所定時間IDコードの送信を停止し(S45)、送
信停止時間が所定時間経過すると、再度IDコードを送
信する(S41)。このように子機1が所定時間毎にI
Dコードを送信しているのは、連続的にIDコードを送
信していると、親機2Aにおける受信信号強度が境界レ
ベル近傍の場合に施錠と解錠を繰り返して誤動作する恐
れがあるので、時間的なヒステリシスを持たせることに
よって誤動作を防止するためである。
【0065】また、子機1は送信停止中においては、動
作確認信号を受信したかどうか監視しており(S4
3)、動作確認信号を受信すると、動作確認信号の内容
に応じて施錠もしくは解錠のブザーやランプ等の確認用
デバイス10を動作させる(S44)。
【0066】なお、この実施の形態では確認用デバイス
10は子機1Aに設けているが、車両22側に設けても
よい。例えば、施錠または解錠すると、ルームランプや
ライトを数回点滅させるようにしたり、クラクションを
鳴らしたりしてもよい。
【0067】つぎに、子機1の所持者が車両22から降
りてからドア23を閉じる際の親機2Aの動作を図7の
フロー図に従って説明する。親機2Aはドアノブ24が
引かれてドアスイッチ18がオンになっているかどうか
によって動作を分岐させており(S51)、通常は受信
を待って(S52)自動解錠動作だけを動作可能にして
いる(S53)。
【0068】通常は、親機2Aは図8に示すような自動
解錠動作(S53)を実行している。従って、例えば子
機1を所持した者が図3のエリアα内に存在し、親機2
AがIDコードを受信すると(S52)、当該IDコー
ドを照合し、IDコードが一致しなければ解錠しない
(S61)。IDコードが一致すれば、さらに受信信号
レベルが一定レベル以上かどうか判定し(S62)、一
定レベル以上であれば解錠し(S63)、一定レベル以
下であれば解錠しない。従って、正しい子機1の所持者
だけがドア23を開いて車両22内に入ることができ
る。また、解錠した場合には、解錠の動作確認信号を子
機1へ送信し(S64)、子機1の確認用デバイス10
を動作させる(S44)。
【0069】上記のように親機2Aは、通常、エリアα
内で自動解錠する自動解錠動作のみを実行しており、自
動施錠動作は行なわないが、子機1の所持者の選択によ
り自動施錠動作を動作可能にすることができる。すなわ
ち、子機1の所持者がドア23を開いて車両22外に出
た後、ドアノブ24を手で引いてドアスイッチ18をオ
ンにし、ドアノブ24を手で引いたまま、開いていたド
ア23を閉じると、自動施錠動作が可能になる(S5
1,S54)。自動施錠動作に入ると、親機2Aの判定
部15は子機1から受信したIDコードをメモリ14に
記憶しているIDコードと照合し、一致するか否か判定
する(S56)。IDコードが一致すると、施解錠制御
部16からドアロックコントロールユニット17へ施錠
信号が出力されてドア23が施錠される(S57)。施
解錠制御部16は、ドアロックコントロールユニット1
7へ施錠信号を出力すると、送信回路21を通して子機
1へ施錠の動作確認信号を出力する(S58)。
【0070】この後、親機2Aは所定時間の間動作を停
止する(S59)。これは、ドアノブ24を引きながら
ドア23を閉じて施錠しても直ちに自動解錠動作(S5
3)が働くと施錠状態が保たれないためである。この親
機2Aの停止時間の間に子機1の所持者がエリアα外に
出れば、車両22は施錠状態となる。所定時間を経過し
てもエリアα内に残っている場合、あるいはエリアα外
から再びエリアα内に戻ってきた場合には、親機2Aに
よってドア23は自動的に解錠される(S53)。
【0071】これに対し、ドアノブ24を引くことなく
ドア23を閉めると、ステップS51でドアスイッチ1
8がオンにならないので、親機2Aは自動施錠動作せ
ず、ドア23は解錠状態に保たれる。従って、子機1の
所持者が荷物の上げ下ろしのために車両22と配達先な
どの間を頻繁に往復するような場合には、ドア23を解
錠状態に保つことができる。
【0072】(第2の実施形態)図9は本発明の別な実
施形態における親機2Aの動作フロー図である。子機1
及び親機2Aの構成は図1及び図2に示したものと同じ
であり、子機1の動作フロー図も図6に示したものと同
じである。
【0073】第1の実施形態では、自動施錠可能にする
ためには、ドアノブ24を引きながらドア23を閉じる
必要があったが、この第2の実施形態では、ドアノブ2
4を引いてドアスイッチ18をオンにした後、ドア23
を閉じると自動施錠可能となる。すなわち、この実施形
態では、ドアノブ24を引いてドアスイッチ18をオン
にした(S51)後、一旦ドアノブ24を離してもドア
23を閉めた時に自動施錠可能になる(S65)。
【0074】(第3及び第4の実施形態)図10及び図
11は本発明のいずれもさらに別な実施形態における親
機2Aの動作フロー図である。子機1及び親機2Aの構
成は図1及び図2に示したものと同じであり、子機1の
動作フロー図も図6に示したものと同じである。
【0075】図7及び図9に示したフロー図では、施錠
後に自動解錠動作(S53)が働くのを防止するため、
施錠後に親機2Aを所定時間停止させた(S59)が、
これらの実施形態では別な方法によって施錠後に自動解
錠動作が働くのを防止している。
【0076】これらの実施形態では、IDコードが一致
(S56)した後、ただちに施錠するのでなく、受信レ
ベルが一定レベル以上か以下かを判断し(S66)、受
信レベルが一定レベル以下になると施錠している(S6
7)。すなわち、ドアノブ24を引きながらドア23を
閉めると、子機1の所持者が図3のエリアα外、つまり
解錠領域の外に出るまで待って施錠されるので、施錠後
に自動解錠される恐れがない。
【0077】(第5の実施形態)上記実施形態では、ド
アノブ24を引いてドア23を閉めると施錠動作となっ
たが、ドアノブ24を引いてドア23を閉めると施錠動
作が働かず、ドアノブ24を引かずにドア23を閉める
と施錠動作するようにしてもよい。このような実施形態
の一例における親機2Aの動作フロー図を図12に示
す。子機1及び親機2Aの構成は図1及び図2に示した
ものと同じであり、子機1の動作フロー図も図6に示し
たものと同じである。
【0078】図12に示す実施形態では、ドアノブ24
に触れることなくドア23を閉じると、通常の自動施解
錠動作(S68,S69)を行ない、ドアノブ24を引
いてドアスイッチ18を入れた状態でドア23を閉める
と、施錠動作することなく自動解錠のみの動作となる
(S53)。ここで、自動解錠のみの動作(S53)と
は、図8に示したような動作モードである。また、通常
の自動施解錠動作(S69)とは、図13に示すよう
に、IDコードが一致しない(S71)場合には自動的
に施錠し(S77)、子機1の所持者がエリアα外に出
た(S71,S72)場合にも自動的に施錠し(S7
5,S76)、子機1の所持者がエリアα内に入った
(S71,S72)場合には自動的に解錠する(S7
3,S74)モードである。
【0079】(第6の実施形態)図14は本発明のさら
に別な実施形態における親機2Bの構成を示すブロック
図である。子機1の構成は図1に示したものと同じであ
るので説明は省略する。この親機2Bにあっては、車内
用アンテナ85と車外用アンテナ81を有しており、両
アンテナ85,81によって子機1からのIDコードを
受信できるようになっている。車内用アンテナ85は、
図15及び図16に示すように例えば車両22内の天井
部分などに設置されており、図18に示すようにほぼ乗
車空間と一致するエリアβを受信領域としている。ま
た、車外用アンテナ81は、図15及び図17に示すよ
うに例えば運転席のドア23のドアノブ24近傍に設置
されており、図18に示すように車両22外の運転席近
傍のエリアαを受信領域としている。
【0080】車内用アンテナ85で受信されたIDコー
ドは車内用受信回路86で復調された後、車内用判定部
87においてメモリ14内のIDコードと照合される。
同様に、車外用アンテナ81で受信されたIDコードは
車外側受信回路82で復調された後、車外用判定部83
においてメモリ14内のIDコードと照合される。子機
1からのIDコードが一致した場合には、施解錠制御部
16は、子機1のIDコードがどの領域から送信されて
くるかによって施錠、解錠を行なう。すなわち、車外用
アンテナ81による受信レベルよりも車内用アンテナ8
5による受信レベルが大きい場合には、子機1はエリア
β内に存在すると判断してドア23を施錠(又は、解
錠)する。また、車内用アンテナ85による受信レベル
よりも車外用アンテナ81による受信レベルが大きく、
車外用アンテナ81の受信レベルが一定レベル以上の場
合には、子機1はエリアα内に存在すると判断してドア
23を解錠する。また、車内用アンテナ85による受信
レベルよりも車外用アンテナ81による受信レベルが大
きく、車外用アンテナ81の受信レベルが一定レベル以
下の場合には、子機1はエリアα及びβ外に存在すると
判断してドア23を施錠する。
【0081】図19は同上の親機2Bの動作を説明する
フロー図である。親機2Bは、車内用アンテナ85及び
車外用アンテナ81から受信すると(S91,S9
2)、IDコードを照合し、IDコードが一致すること
を確認した後(S94)、車外用アンテナ81の受信レ
ベルと車内用アンテナ85の受信レベルを比較する(S
95)。車外用アンテナ81の受信レベルが車内用アン
テナ85の受信レベルよりも大きい場合には、さらに車
外用アンテナ81の受信レベルが一定であるかどうか判
定し(S96)、一定レベルより小さければ(エリアα
及びβの外側)、ドア開閉センサ19によりドア23が
閉められていることを確認して施錠し(S97,S9
8)、車外用送信回路84から動作確認信号を出力する
(S99)。また、車外用アンテナ81の受信レベルが
一定レベル以上であれば(エリアα内)であれば(S9
6)、解錠して車外用送信回路84から動作確認信号を
出力する(S100,S101)。
【0082】また、車内用アンテナ85の受信レベルが
車外用アンテナ81の受信レベルよりも大きい場合(エ
リアβ内、つまり車両22内)には、ドア23を施錠し
(解錠するようにしてもよい)(S102)、車内用送
信回路88から動作確認信号を出力する(S103)。
【0083】従って、子機1の所持者が運転席のドア2
3近傍のエリアα外からエリアα内に入ると、ドア23
が解錠され、ドア23を開いて車内(エリアβ内)に乗
り込むことができる。そして、車内に入ると再びドア2
3が施錠される。また、車両22外に出た場合には(車
内から解錠するには、ロックボタンの手動操作により解
錠するか、子機1の操作スイッチ11を操作して解錠す
る)、運転席のドア23近傍のエリアα内にいる間は解
錠されており、エリアα外に出ると自動的に施錠され
る。従って、子機1の所持者はスムースに車両22内に
乗り降りすることができ、乗車中も施錠することができ
る。
【0084】また、この親機2Bの動作によって運転席
以外のドア23も施解錠するようにすれば、子機1の所
持者がエリアα及びβ外に退出した後、子機1を所持し
ない例えば助手席や後部座席の同乗者がドア23を開い
て降車し、ドア23を閉めると自動的に施錠されるの
で、子機1を所持しないものが降車した場合のドア23
の閉め忘れを防止できる(S97〜S99)。
【0085】なお、エリアαは、図20に示すように、
エリアβを含むように設定してもよい。この場合には、
子機1の所持者がエリアβ内にいる場合には、自動的に
施錠されるようにする。
【0086】(第7の実施形態)図21に示すものは本
発明のさらに別な実施形態による親機2Cの構成を示す
ブロック図である。この実施形態においては、各ドア2
3の近傍に人が存在するか否かを検出するための接近セ
ンサ89を有している。接近センサ89としては、例え
ば赤外線センサや超音波センサ等を利用した人体検出セ
ンサを用いることができる。
【0087】この実施形態における親機の動作を図22
に示す。図22のフロー図を図19のフロー図と比較す
ると、このこの実施形態においては、車外用アンテナ8
1の受信レベルが車内用アンテナ85の受信レベルより
も大きくて(S95)、かつ車外用アンテナ81の受信
レベルが一定レベル以上の場合(S96)に、ドア23
が閉じたことを確認(S99)し、さらに接近センサ8
9でドア23の近傍に人がいないことを確認(S10
4)した後に施錠する(S98)点を特徴としている。
【0088】従って、子機1を所持している運転者が運
転席のドア23から車両22に乗り降りする場合には、
図19のフロー図の場合と同様な動作をする。さらに、
図22のフロー図によれば、子機1の所持者がエリアα
及びβ外へ退出した後、子機1を所持しない同乗者がド
ア23を開いて降車しても接近センサ89によって検出
される領域にいる場合には施錠されず、再びドア23を
開いて乗車することができるが、接近センサ89により
検出されない領域まで離れるとドア23が自動的に施錠
され、ドア23の施錠忘れを防止する。
【0089】(第8の実施形態)図23は本発明のさら
に別な実施形態による親機2Dの構成を示すブロック図
である。この親機2Dはエリアαを受信エリアとする車
外用アンテナ81によって子機1からのIDコードを受
信している。一方、子機1はキーと一体に構成されてお
り、エンジン始動のためにイグニッション部(イグニッ
ションキー)111の鍵穴にキーを挿入すると、子機1
と親機2Dとが電気的に接触して相互に通信を行なえる
ようになっている。すなわち、キーをイグニッション部
111の鍵穴に挿入すると、親機2Dの端子(図示せ
ず)と子機1の端子(図示せず)が電気的に接触して子
機1からイグニッション部受信回路112へIDコード
が送信され、IDコードはイグニッション部判定部11
3で照合される。また、ドア23が施錠または解錠され
ると、イグニッション部送信回路114から子機1へ動
作確認信号が送信される。
【0090】しかして、乗車中にはイグニッション部1
11にキー(子機1)が挿入されているので、IDコー
ドが一致している場合には自動的にドア23が施錠され
る。また、イグニッション部111からキーを抜くと、
ドア23が解錠されてドア23を開くことができ、降車
後ドア23を閉じると再び自動的に施錠されるようにな
っている。
【0091】図24は当該親機2Dの動作を具体的に説
明するフロー図である。いま、エリアα外から子機1の
所持者が車両22に乗り込み、再びエリアα外へ出る場
合を考える。エリアα外にいる場合には、IDコードを
受信し照合して一致した場合(S127,S129)に
は、受信レベルが判定される(S130)が、エリアα
外であるために受信レベル以下となり、ドア23は施錠
状態に保たれる(S137)。エリアα内に入ると、受
信レベルが一定レベル以上となる(S130)ので、ド
ア23が解錠され(S131)、子機1へ動作確認信号
が送信される(S131)。ドア23が解錠されるの
で、子機1の所持者はドア23を開いて乗車することが
でき、乗車して所定時間内にドア23を閉めると(S1
33,S139)自動的にドア23を施錠し(S13
4)、動作確認信号を送信する(S135)。こうして
ドア23が施錠されると、ステップS131で直ちに解
錠されるのを防止するため、所定時間が経過するまで施
錠状態が維持される(S136)。この施錠維持のため
の所定時間内にイグニッション部111にキーを挿入す
ると(S121)、ドア23は施錠状態に保たれる(S
123〜S126)。また、いったん解錠されたとして
も、イグニッション部111にキーを差し込むと再び施
錠される(S121,S123〜S126)。
【0092】降車する場合には、イグニッション部11
1からキーを抜くと自動的に解錠されるので(S12
1,S127,S129〜S132)、ドア23を開い
て降車することができる。この後、(ドア23を開いて
から、あるいは、イグニッション部111からキーを抜
いてから)所定時間内にドア23を閉じると自動的に施
錠され(S133〜S135)、所定時間経過前にエリ
ア外にでるとそのまま施錠状態が維持される(S136
〜S138)。また、ステップS131で解錠されても
エリアα外に出ると、施錠される(S127,S129
〜S130,S137〜S138)。
【0093】なお、イグニッション部111における識
別情報の照合は、IDコードによるものに限らない。例
えば、キーとイグニッション部111とが一致してキー
が回ったことをもって識別情報が一致したと判断するよ
うにしてもよい。
【0094】(第9の実施形態)図25は本発明のさら
に別な実施形態による親機2Eの構成を示すブロック図
である。この実施形態においては、IDコードを受信・
照合するために車外用アンテナ81と車外用判定部8
3、車内用アンテナ85と車内用判定部87、イグニッ
ション部111とイグニッション部判定部113を備え
ている。
【0095】図26は当該親機2Eの動作フロー図を示
す。図24のフロー図では、イグニッション部111か
らキーを抜いて車外に出た後、ドア23が閉じられたこ
とを確認して直ちに施錠していた(S133,S13
4)が、そのようなフローでは、イグニッション部11
1からキーを抜いてキー(子機1)を座席などに忘れて
ドア23を閉めると、キー忘れのまま施錠されてしまう
ことになる。このため、この実施形態では、ドア23が
閉った(S133)後、車内用アンテナ85で受信した
IDコードを照合し(S161,S163)車内用アン
テナ85の受信レベルを判定する(S164)ことによ
って車内に子機1が残っていないかどうか判断し、車内
に子機1が残っていないことを確認した後にドア23に
施錠している(S134)。従って、イグニッション部
111から抜いたキーを車内に忘れたまま施錠されるの
を防止できる。
【0096】(第10の実施形態)図27は本発明のさ
らに別な実施形態によるキーレス・エントリー・システ
ムを示すブロック図である。2Fは子機1によって施解
錠制御される運転席ドアの親機(施錠装置)、2g〜2
iは運転席以外の助手席や後部座席のドアに設けられた
施錠装置である。運転席ドアの親機2Fは例えば上記各
実施形態の親機であって、図27では施解錠制御部16
以外の構成については図示を省略している。助手席や後
部座席のドアに設けられた施錠装置2g〜2iは、各ド
アの開閉状態を検出するドア開閉センサ19a〜19c
と、各ドアのドアロックコントロールユニット17a〜
17cを制御する施解錠制御部16a〜16cとからな
っている。運転席ドアの親機2Fは施錠動作すると、施
解錠制御部16から他の施錠装置2g〜2iの施解錠制
御部16a〜16cへ施錠信号を出力する。
【0097】しかして、運転席ドア以外の施錠装置2g
〜2iは、図28に示すように、運転席ドアが施錠され
ている場合には、運転席以外のドアが閉じられたときに
当該ドアを施錠する。つまり、このキーレス・エントリ
ー・システムにあっては、例えば助手席等のドアが開か
れて再び閉められたとき(S171)、子機1の所持者
がエリアα外に退出していて運転席ドアが施錠されてい
ると(S172)、助手席等のドアが閉められたときに
施錠する(S173)ので、助手席や後部座席のドアか
ら子機を所持しない者が降車した後の施錠忘れを防止す
ることができる。
【0098】(子機1の形態)子機1は一般的にはキー
と一体になったものが多いが、腕時計や指輪等の装身具
に子機1を組み込んでおけば、子機1の携帯忘れを防止
することができる。特に、腕に付けるものであれば、ド
アノブ24の付近に設けられている親機との距離がドア
開成時に短くなり、電磁波到達距離を短くすることもで
きる。
【0099】図29及び図30(a)(b)に示すもの
は、子機1を組み込まれた腕時計141である。142
は時計機構部、143は時計用及び子機1用の電池であ
る。子機1は基板144上などに実装されており、ケー
ス145内で時計機構部142の下に収納されている。
さらに、子機1のアンテナ146は柔軟なシート状に形
成され、バンド147内に納められている。
【0100】また、図31(a)(b)(c)に示すも
のは、子機1を組み込まれた指輪151である。指輪1
51の内部には、子機1と充電用の電池152と、シー
ト状のアンテナ153(アンテナ153には斜線を施し
ている)とが納められている。
【0101】なお、上記実施形態においては、自動車の
場合について説明したが、本発明は自動車以外の車両の
ドア錠を自動施錠する用途にも使用することができる。
また、本発明の構成より明らかなように、車両以外の用
途に用いることもでき、例えば特定の者以外の立入りを
禁止しているような室内や建物内に出入りするためのド
ア等に設けられている錠前等の施錠装置を特定の者だけ
が自動施錠できるようにもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態おける子機の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】同上の実施形態における親機の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】親機の判定部により受信強度レベルが一定レベ
ル以上であると判断されるエリア(解錠領域)を示す図
である。
【図4】同上のドアスイッチの構成を示す図である。
【図5】同上のドアスイッチの別な構成を示す図であ
る。
【図6】同上の子機の動作フロー図である。
【図7】同上の親機の動作フロー図である。
【図8】図7における自動解錠動作を示すフロー図であ
る。
【図9】本発明の別な実施形態おける親機の動作フロー
図である。
【図10】本発明のさらに別な実施形態おける親機の動
作フロー図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態おける親機の動
作フロー図である。
【図12】本発明のさらに別な実施形態おける親機の動
作フロー図である。
【図13】図12における自動施解錠動作を示すフロー
図である。
【図14】本発明のさらに別な実施形態における親機の
構成を示すブロック図である。
【図15】同上を親機を設置された車両を示す斜視図で
ある。
【図16】同上の車内用アンテナの設置位置を示す車両
の平面図である。
【図17】同上の車外用アンテナの設置位置を示す断面
図である。
【図18】同上の車内用アンテナ及び車外用アンテナの
各受信エリアを示す図である。
【図19】同上の親機の動作フロー図である。
【図20】車内用アンテナと車外用アンテナの別な受信
エリアを示す図である。
【図21】本発明のさらに別な実施形態における親機の
構成を示すブロック図である。
【図22】同上の親機の動作フロー図である。
【図23】本発明のさらに別な実施形態における親機の
構成を示すブロック図である。
【図24】同上の親機の動作フロー図である。
【図25】本発明のさらに別な実施形態における親機の
構成を示すブロック図である。
【図26】同上の親機の動作フロー図である。
【図27】本発明のさらに別な実施形態におけるキーレ
ス・エントリー・システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図28】運転席以外の施錠装置の動作フロー図であ
る。
【図29】子機を内蔵した腕時計を示す平面図である。
【図30】(a)(b)は同上の腕時計の内部の構成を
示す概略平面図及び概略断面図である。
【図31】(a)(b)は子機を内蔵した指輪を示す斜
視図及び断面図である。(c)は(b)のX−X線にお
ける一部破断した拡大断面図である。
【符号の説明】
1 子機 2A〜2F 親機 2g〜2i 3 子機制御部 5 送信回路 6 子機のアンテナ 9 受信回路 10 確認用デバイス 11 スイッチ 12 親機のアンテナ 13 受信回路 15 判定部 16 施解錠制御部 18 ドアスイッチ 19,19a〜19c ドア開閉センサ 22 車両 23 ドア 24 ドアノブ 81 車外用アンテナ 83 車外用判定部 85 車内用アンテナ 87 車内用判定部 89 接近センサ 111 イグニッション部(イグニッションキー) 113 イグニッション部判定部 141 腕時計(腕時計型の子機) 151 指輪(指輪型の子機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 敦司 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信す
    る受信手段と、前記識別情報が正しいものであるかどう
    かを判別する判別手段とを備え、前記判別手段の判別結
    果に基づいて施錠手段を施錠する施錠装置において、 前記判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、か
    つ、扉に備えたスイッチを入れて扉が閉められると、施
    錠を行う施錠制御手段を備えていることを特徴とする施
    錠装置。
  2. 【請求項2】 識別情報を送信する送信手段を備えた電
    子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段
    と、前記識別情報が正しいものであるかどうかを判別す
    る判別手段とを備えた施錠装置;からなり、前記判別手
    段の判別結果に基づいて施錠手段を施錠する施錠システ
    ムにおいて、 前記施錠装置は、 前記判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、か
    つ、扉に備えたスイッチを入れて扉が閉められると、施
    錠を行う施錠制御手段を備えていることを特徴とする施
    錠システム。
  3. 【請求項3】 前記施錠制御手段は、前記判別手段が前
    記識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉に備えたス
    イッチを入れて扉が閉められると、前記電子鍵から識別
    情報が届かなくなったことを条件として施錠するもので
    ある、請求項1に記載の施錠装置。
  4. 【請求項4】 前記施錠制御手段は、前記判別手段が前
    記識別情報を正しいものと判別し、かつ、扉に備えたス
    イッチを入れて扉が閉められると、前記電子鍵から識別
    情報が届かなくなったことを条件として施錠するもので
    ある、請求項2に記載の施錠システム。
  5. 【請求項5】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信す
    る受信手段と、前記識別情報が正しいものであるかどう
    かを判別する判別手段とを備え、前記判別手段の判別結
    果に基づいて施錠手段を施錠する施錠装置において、 前記判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、か
    つ、扉が閉められると施錠を行い、扉に備えたスイッチ
    を入れて扉が閉められると施錠を行なわない施錠制御手
    段を備えていることを特徴とする施錠装置。
  6. 【請求項6】 識別情報を送信する送信手段を備えた電
    子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段
    と、前記識別情報が正しいものであるかどうかを判別す
    る判別手段とを備えた施錠装置;からなり、前記判別手
    段の判別結果に基づいて施錠手段を施錠する施錠システ
    ムにおいて、 前記施錠装置は、 前記判別手段が前記識別情報を正しいものと判別し、か
    つ、扉が閉められると施錠を行い、扉に備えたスイッチ
    を入れて扉が閉められると施錠を行なわない施錠制御手
    段を備えていることを特徴とする施錠システム。
  7. 【請求項7】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信す
    る第1の受信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第1及び第2の判別手段の判別結果に基づいて施錠
    手段を施錠する施錠制御手段と、を備えていることを特
    徴とする施錠装置。
  8. 【請求項8】 識別情報を送信する送信手段を備えた電
    子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
    信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第1及び第2の判別手段の判別結果に基づいて施錠
    手段を施錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;から
    なる施錠システム。
  9. 【請求項9】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信す
    る第1の受信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 接近者を非接触で検出する手段と、 前記第1及び第2の判別手段が正しいと判別する識別情
    報をそれぞれ第1及び第2の受信手段が受信しない場合
    には、前記検出手段が接近者を検出しないことを条件と
    して、施錠手段を施錠する施錠制御手段と、を備えてい
    ることを特徴とする施錠装置。
  10. 【請求項10】 識別情報を送信する送信手段を備えた
    電子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
    信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を非接触で受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 接近者を非接触で検出する手段と、 前記第1及び第2の判別手段が正しいと判別する識別情
    報を第1及び第2の受信手段が受信しない場合には、前
    記検出手段が接近者を検出しないことを条件として、施
    錠手段を施錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;か
    らなる施錠システム。
  11. 【請求項11】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信
    する第1の受信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第2の判別手段が正しいと判別する識別情報を第2
    の受信手段が受信せず、かつ扉が閉じられた場合には、
    施錠手段を施錠する施錠制御手段と、を備えていること
    を特徴とする施錠装置。
  12. 【請求項12】 識別情報を送信する送信手段を備えた
    電子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
    信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第2の判別手段が正しいと判別する識別情報を第2
    の受信手段が受信せず、かつ扉が閉じられた場合には、
    施錠手段を施錠する施錠制御手段とを備えた施錠装置;
    からなる施錠システム。
  13. 【請求項13】 電子鍵からの識別情報を非接触で受信
    する第1の受信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第1及び第2の受信手段とは異なる受信領域を有
    し、電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第3の受
    信手段と、 前記第3の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第3の判別手段と、 前記第2及び第3の判別手段が正しいと判別する識別情
    報をそれぞれ第2及び第3の受信手段が受信せず、かつ
    扉が閉じられた場合には、施錠手段を施錠する施錠制御
    手段と、を備えていることを特徴とする施錠装置。
  14. 【請求項14】 識別情報を送信する送信手段を備えた
    電子鍵;および、 前記電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第1の受
    信手段と、 前記第1の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第1の判別手段と、 前記第1の受信手段とは異なる受信領域を有し、電子鍵
    からの識別情報を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第2の判別手段と、 前記第1及び第2の受信手段とは異なる受信領域を有
    し、電子鍵からの識別情報を非接触で受信する第3の受
    信手段と、 前記第3の受信手段で受信した識別情報が正しいもので
    あるかどうかを判別する第3の判別手段と、 前記第2及び第3の判別手段が正しいと判別する識別情
    報をそれぞれ第2及び第3の受信手段が受信せず、かつ
    扉が閉じられた場合には、施錠手段を施錠する施錠制御
    手段とを備えた施錠装置;からなる施錠システム。
  15. 【請求項15】 複数の扉と、 前記扉に各々備った施錠装置と、 電子鍵によって少なくとも1つの扉が施錠された後、閉
    まっていた扉が開けられて再び閉められると、閉められ
    た扉の施錠を行う施錠制御手段と、を備えている、請求
    項2,4,6,8,10,12又は14に記載の施錠シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記施錠制御手段が前記施錠手段を施
    錠した後、所定時間は当該施錠状態を変化させないよう
    にした、請求項1,3,5,7,9,11又は13に記
    載の施錠装置。
  17. 【請求項17】 前記施錠制御手段が前記施錠手段を施
    錠した後、所定時間は当該施錠状態を変化させないよう
    にした、請求項2,4,6,8,10,12,14又は
    15に記載の施錠システム。
  18. 【請求項18】 前記電子鍵から前記施錠装置へ送信さ
    れた施錠情報により前記施錠手段を強制的に施錠させら
    れるようにした、請求項2,4,6,8,10,12,
    14又は15に記載の施錠システム。
  19. 【請求項19】 前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
    錠状態を送信するようにした、請求項1,3,5,7,
    9,11又は13に記載の施錠装置。
  20. 【請求項20】 前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
    錠状態を報知する報知手段を前記電子鍵に備えた、請求
    項2,4,6,8,10,12,14又は15に記載の
    施錠システム。
  21. 【請求項21】 前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
    錠状態を報知する報知手段を備えた、請求項1,3,
    5,7,9,11又は13に記載の施錠装置。
  22. 【請求項22】 前記施錠制御手段が前記施錠手段の施
    錠状態を報知する報知手段を前記施錠装置に備えた、請
    求項2,4,6,8,10,12,14又は15に記載
    の施錠システム。
  23. 【請求項23】 前記電子鍵は人体に装着して使用する
    ものである、請求項2,4,6,8,10,12,14
    又は15に記載の施錠システム。
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