JP3285307B2 - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JP3285307B2
JP3285307B2 JP05045596A JP5045596A JP3285307B2 JP 3285307 B2 JP3285307 B2 JP 3285307B2 JP 05045596 A JP05045596 A JP 05045596A JP 5045596 A JP5045596 A JP 5045596A JP 3285307 B2 JP3285307 B2 JP 3285307B2
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male
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敏明 岡部
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
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    • HELECTRICITY
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    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合接続さ
れる一対の雌・雄型コネクタの少なくとも一方のハウジ
ングに装着した弾性部材の反発力により半嵌合を確実に
防止するとともに、相手方コネクタとの嵌合を容易にす
る半嵌合防止コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】現代の自動車は、各種制御のために多数
の電子機器を搭載しているので、当然のことながらワイ
ヤーハーネスやフラットケーブルが多用されている。ま
た、自動車は振動や冠水など厳しい環境で使用されるた
め、組み立て工程やメンテナンスを考慮して、ワイヤー
ハーネス等の電線を簡便に接続したり取り外すために防
水機能を有する半嵌合防止コネクタが使用されている。
前記半嵌合防止コネクタに関しては種々なものが知られ
ており、例えば、実開平5−81967号公報等に開示
されている半嵌合防止コネクタが知られている。
【0003】以下、従来の半嵌合防止コネクタの一例を
図16および図17を参照して説明すると、ピン側コネ
クタ50は内部に複数のピンコンタクト52を列設した
ものであり、両側部に取付用フランジ50aを備えてい
る。ソケット側コネクタ51は、内部に複数のソケット
コンタクト53を列設したものであり、このソケットコ
ンタクト53には電線53aが接続されている。
【0004】前記ピン側コネクタ50は、前部が開口し
た箱型のハウジング54を有し、このハウジング54の
内部にはソケット側コネクタ51との嵌合を案内するた
めの案内板55が内部を中央で上下に仕切るように設け
られている。そして、上記ピンコンタクト52は、図1
7に示すようにハウジング54の内部において後部から
前方に向かって突設されている。ハウジング54の両側
板54aの中央部には切り込みが設けられ、この切り込
み内に前方に向かって係合片56が側板54aと一体に
形成されている。上記係合片56の先端は、側板54a
の前端縁より切り込み内に位置し、若干外側へ湾曲可能
な可撓性を有する。係合片56の端部には内側に張り出
すように係合突起56aが設けられている。
【0005】前記ソケット側コネクタ51は、箱形のハ
ウジング57を有し、ピン側コネクタ50のハウジング
54の開口内に嵌合可能な大きさになっている。ハウジ
ング57の前部には、ピンコンタクト52が挿入される
ピン孔58および案内板55が挿入される長孔59が設
けられている。また、ハウジング57の外側には、前後
部を残して可動カバー60が前後に移動可能に覆ってい
る。可動カバー60の前部には、ソケット側コネクタ5
0を挿入するための開口部61が設けられている。この
開口部61は、ピン側コネクタ50のハウジング54の
両側板54a、天板54bおよび底板54cが挿入でき
る大きさに設定されている。
【0006】また、ハウジング57および可動カバー6
0の両側部には、対向するようにばね収容部(図示省
略)が付設され、その内部に図16に点線で示すように
前後方向にバネ64が装着されている。可動カバー60
は、このバネ64により常時前方、すなわち図16で左
方に押されているが、上部に設けられた長孔65とハウ
ジング57の上部に設けられた突起66とにより係止さ
れている。ハウジング57の側部には、完全に接続した
状態で係合片56の係合突起56aが係合する係合溝6
7が設けられている。この係合溝67は、常時は可動カ
バー60によって隠蔽されており、可動カバー60が移
動した時に出現する位置にある。
【0007】上記コネクタ50,51を嵌合させると、
図17に示すようにピンコンタクト52とソケットコン
タクト53とが接触し、係合突起56aが係合溝67に
係合する。この嵌合時にはバネ64は圧縮され、また係
合片56は可動カバー60によって覆われ、係合突起5
6aが係合溝67から逸脱する余地がなくなるので、確
実に接続状態が維持される。一方、完全な嵌合状態にな
い場合、つまり半嵌合状態の場合は、係合片56の先端
が可動カバー60の開口縁に突き当たり、かつバネ64
は圧縮される。このため、バネ64のばね力によって可
動カバー60が係合片56を押し、両コネクタ50,5
1は互いに引き離され、全く嵌合しない状態になる。
【0008】また、前記バネ64を使用せずに半嵌合状
態を検知する検知手段として、例えば、特開平6−31
0220号公報等に開示されている接続検知装置が知ら
れている。図18および図19に示すように、複数の透
孔が設けられた雄型の第1のコネクタハウジング11と
雌型の第2のコネクタハウジング12とが嵌合接続され
る。第1のコネクタハウジング11内には、雌型の第1
の接触接続電極部1が設けられており、第2のコネクタ
ハウジング12内には、雄型の第2の接触接続電極部2
が突設している。したがって、電線5から伝送される信
号は、第1の接触接続電極部1から第2の接触接続電極
部2を経て、該接触接続電極部2が各々接続された回路
基板上の電極部に伝送される。また、第1のコネクタハ
ウジング11内には、第1の接触接続電極部1内の特定
のものを相互短絡させるか又は短絡状態を解除させる短
絡バネ16が嵌挿されている。
【0009】更に、第1のコネクタハウジング11の可
動係合部20には、一対のバネ部25Aと該バネ部25
Aを連結する連結部25Bからなる弾性導電部材25が
取り付けられている。この弾性導電部材25の一対のバ
ネ部25Aは、上方に露出しており、中央部分に接触の
ための突起部26が設けられている。また、第2のコネ
クタハウジング12側には、前記弾性導電部材25の一
対のバネ部25Aに対応する一対の検出電極部材28が
第2の接触接続電極部2の先端側に対して平行で、しか
も第2の接触接続電極部2よりも長く突設されている。
【0010】そして、図19に示すように第1のコネク
タハウジング11と第2のコネクタハウジング12が相
互に適正嵌合されるとき、第1の接触接続電極部1内に
第2の接触接続電極部2の先端が嵌挿されることで接続
状態になる。このとき、第2のコネクタハウジング12
の被係合部30によって図中二点鎖線の如く押圧変位さ
れていた可動係合部20が図中実線の如く復元すること
で完全嵌合状態になるとともに、弾性導電部材25の一
対のバネ部25Aの突起部26が、検出電極部材28に
当接する。これにより、一対の検出電極部材28が弾性
導電部材25を通じて回路を形成することで適正な相互
係合状態にあることが電気的に検知される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平5−81967号公報に開示されたコネクタ50,
51では、半嵌合を防止することはできるが、双方のコ
ネクタ50,51を嵌合する際に可動カバー60の両側
面を持って嵌合しようとすると、可動カバー60が動か
なくなり、嵌合することができないという問題がある。
また、完全嵌合時に係合片56がハウジング57に覆わ
れていないため、可動カバー60に外力が加わった時に
容易に動いてしまい、嵌合状態であっても不測に外れて
しまうという問題がある。更に、ハウジング54上に可
撓性を有する係合片56を設ける必要があり、撓みにく
い材料の使用ができないという問題がある。
【0012】また、上記特開平6−310220号公報
に開示されたコネクタハウジング11,12では、弾性
導電部材25と検出電極部材28が接触する際、接触面
同士に摺動する動きがないため、弾性導電部材25の表
面に形成された酸化膜等の絶縁物質を除去することがで
きないという問題がある。更に、弾性導電部材25が露
出されているため、埃等が付着して導通不良を生ずる心
配がある。
【0013】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、相手コネクタとの嵌合が確実かつ容易に
行われるとともに、半嵌合状態を確実かつ容易に検知す
ることができる半嵌合防止コネクタを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の1)
〜8)項に記載の半嵌合防止コネクタによって解決する
ことができる。 1)相互に嵌合接続される一対の雌・雄型コネクタであ
り、前記雌型コネクタハウジング内に収容した弾性部材
の反発力で前記雌・雄型コネクタ相互の中途嵌合を防止
する半嵌合防止コネクタにおいて、前記雌型コネクタハ
ウジングに形成された第1のロックビークに係止する係
止部を形成されたスライドロック部材であって、前記雌
型コネクタハウジングに形成された支持機構に嵌合され
るスライドロック部材と、前記雌型コネクタハウジング
内に収容され、前記スライドロック部材を常時雄型コネ
クタ方向へ付勢する弾性部材と、前記雌型コネクタハウ
ジングに形成され、前記雄型コネクタハウジングに形成
された第2のロックビークと係合する可撓部材とを備
え、前記雄型コネクタを前記弾性部材に抗して前記雌型
コネクタに挿入し、前記雄型コネクタと雌型コネクタと
が完全嵌合したときには、前記可撓部材は前記第2のロ
ックビークに係止され、且つ、スライドロック部材は前
記第1のロックビークに係止されることを特徴とする半
嵌合防止コネクタ。
【0015】2)前記1)項の半嵌合防止コネクタにお
いて、前記スライドロック部材が、上部前方に係止部を
有する可撓可能なスライダーアームと、上部後方に押圧
部を備えるとともに、下方の基部後端に設けられたバネ
収容部と、前記スライダーアームと前記基部間に形成さ
れた前記可撓部材用の収容空間を備えている。
【0016】3)前記1)又は2)項の半嵌合防止コネ
クタにおいて、前記可撓部材が、中央にロック孔を有す
る可撓可能なアーム部と、上部に傾斜面を有するロック
ビークとを備えたロックアームであり、該ロックアーム
下部に前記スライドロック部材を嵌挿するスライダー収
容部が設けられている。
【0017】4)前記1)乃至3)項の少なくとも1項
の半嵌合防止コネクタにおいて、前記支持機構が、前記
スライダー収容部の側部に設けられた位置決めガイド溝
と、前記スライドロック部材の前記基部の側部に設けら
れた支持突部とからなる。
【0018】5)前記1)乃至4)項の少なくとも1項
半嵌合防止コネクタにおいて、前記雄型コネクタハウ
ジングが、前記スライドロック部材を受け入れるための
切欠部を備え、該切欠部終端のハウジング上面に前記ス
ライダーアーム前端が当接する突き当て部が突設されて
いるとともに、前記雄型コネクタハウジングの内面に前
記アーム部を係止するための第2のロックビークが垂設
されている。
【0019】6)相互に嵌合接続される一対の雌・雄型
コネクタであり、雌型コネクタハウジング内に収容した
弾性部材の反発力で前記雌・雄型コネクタ相互の中途嵌
合を防止する半嵌合防止コネクタにおいて、前記雌型コ
ネクタハウジングに設けられた可撓部材と支持機構によ
って摺動可能に支持されるとともに、前記雄型コネクタ
との嵌合時に前記弾性部材と協動して前記可撓部材を可
撓可能な状態にして前記雌型コネクタハウジングに係止
させるスライドロック部材が設けられており、該スライ
ドロック部材に前記雌・雄型コネクタの嵌合状態を検知
する嵌合検知端子が嵌挿されていることを特徴とする半
嵌合防止コネクタ。
【0020】7)前記6)項の半嵌合防止コネクタにお
いて、前記雄型コネクタが、前記嵌合検知端子に導通接
続される嵌合検知用の雄型端子を備えている。
【0021】8)前記6)又は7)項の半嵌合防止コネ
クタにおいて、前記嵌合検知端子が、前記雄型端子と接
触する弾性を有する接触部を備えており、該接触部が下
方に露出している。
【0022】前記1)乃至5)項の半嵌合防止コネクタ
によると、雄型コネクタの切欠部内に雌型コネクタのロ
ックアームのアーム部が入り込むように押し込むことに
よって、スライドロック部材のスライダーアームが、雄
型コネクタ側の突き当て部に当接する。そして、さらに
押し込むことで、スライドロック部材の移動が阻まれた
状態で雌型コネクタ本体が押し込まれることによって、
ロックアームのアーム部の撓み空間ができ、アーム部が
第2のロックビークに当接することでアーム部が下方に
撓む。この段階で押し込み動作を停止すると弾性部材の
反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に双方の雌・雄型コ
ネクタが押し戻される。
【0023】そして、さらに押し込むことで、アーム部
第2のロックビークを乗り越えて係止されるととも
に、スライダーアームの開口縁に第1のロックビークの
傾斜面が当接し、さらに押し込むことで、スライダーア
ーム自体を上方に撓ませる。この撓み変位によって突き
当て部に前方移動を阻まれていたスライドロック部材が
前方移動できる状態になり、スライドロック部材が弾性
部材の反発力で前方に摺動して雌型コネクタ本体に対す
る初期位置に復帰する。この移動によって、ロックアー
ムのアーム部の撓み空間がなくなりアーム部の撓みがで
きない状態になる。
【0024】これにより、双方の雌・雄型コネクタが完
全嵌合状態になるとともに、雄型端子と雌型端子との接
触状態も完全な接触状態になる。この完全嵌合状態は、
アーム部が第2のロックビークを乗り越えるときやスラ
イダーアームが突き当て部を乗り越えるときの節度感に
よって検知することができるとともに、復動したスライ
ドロック部材の位置を目視することで検知することがで
きる。したがって、中途嵌合状態では弾性部材の反発力
で雌・雄型コネクタは離反され中途嵌合が防止されると
ともに、嵌合状態を嵌合時の節度感とスライドロック部
材の位置によって容易に検知することができる。また、
コネクタ相互の嵌合作業をする時に、雌型ハウジングの
側壁を持って嵌合作業をすることができる。
【0025】また、前記半嵌合防止コネクタの嵌合状態
を解除する場合は、スライドロック部材を押さえながら
押圧部に上方から押圧力を加えながら引き抜くことで、
スライダーアームが突き当て部の傾斜面を摺動しながら
上方に撓み変位して、突き当て部を乗り越える。そし
て、第1のロックビークの傾斜面に当接することで第1
ロックビークを下方に撓ませるような力が作用すると
ともに、ロックアームのアーム部の撓み空間が再び形成
されることになる。これにより、アーム部が下方に撓み
変位した状態から雌型コネクタ本体を持って後方に引き
抜くことで、雄型コネクタから雌型コネクタを容易に引
き抜くことができる。
【0026】また、前記6)乃至8)項の半嵌合防止コ
ネクタによると、前述した作用に加えて、完全嵌合状態
では、嵌合検知用の雄型端子は、検知端子下方から嵌挿
し、接触部に接触することで短絡される。これにより、
雌型コネクタと雄型コネクタとの完全嵌合状態を電気的
にも検知することができる。また、検知端子の接触部に
対して雄型端子が接触した状態で摺動するので、検知端
子及び雄型端子の接触部分の酸化膜等を取り除くことが
できる。したがって、酸化膜等による検知回路の導通不
良等を防止することができる。更に、検知端子がスライ
ドロック部材内に収容されているので、埃等が付着して
起きる導通不良を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半嵌合防止コネク
タの実施の形態例を図1乃至図15に基づいて詳細に説
明する。図1は本実施の形態の半嵌合防止コネクタの雌
型コネクタとロック部材の一実施の形態例を示す分解斜
視図、図2は図1におけるロック部材の組付け完了状態
を示す雌型コネクタの斜視図、図3は図2における要部
のA−A部分断面図、図4は本発明の半嵌合防止コネク
タの雄型コネクタの斜視図、図5は図4における要部の
B−B部分断面図、図6乃至図9は雌・雄型コネクタの
嵌合作用を示す作動説明図である。
【0028】図1に示すように本実施の形態の半嵌合防
止コネクタを構成する雌型コネクタ1は、ハウジング3
内に複数の接続端子を嵌入する透孔である複数の端子収
容室3aを備え、上部に後述するスライドロック部材で
あるスライダー10を挿入保持するためのスライダー収
容部4が設けられている。このスライダー収容部4の両
側には、前記スライダー10の位置決め及び支持機構と
しての1対の位置決めガイド溝5が設けられており、そ
の上方には前記スライダー10の係止と相手コネクタと
の嵌合状態をロックするためのロック孔8aを備えると
共に可撓性を有するアーム部8を前方に備えたロックア
ーム6が設けられている。このロックアーム6の上端に
は前記スライダー10を係止するための第1のロックビ
ークであるロックビーク7が突設されている。
【0029】また、スライダー10は、上部に嵌合解除
時に押圧する押圧部15と、該押圧部15の前部に設け
られ、中央に係止孔13を備え、前記ロックビーク7が
係止される可撓性を有するスライダーアーム14を備え
ている。また、下部の基部11両側端には前記位置決め
ガイド溝5に嵌挿される支持突部17と、下部内には後
端及び下端に開口した弾性部材である圧縮バネ9を収容
するバネ収容部12とが設けられている。そして、スラ
イダーアーム14と基部11との間には、ロックアーム
6が挿通される収容空間16が形成されている。また、
押圧部15下方のスライダー10後端には、ロックアー
ム6が挿入される挿通孔18が設けられており、係止孔
13と収容空間16及び挿通孔18は連通している。
【0030】そして、スライダー10の雌型コネクタ1
への組付けは、先ず圧縮バネ9を雌型コネクタ1の前方
からスライダー収容部4内に挿入してから、スライダー
10を後方からスライダー収容部4内に嵌挿すること
で、挿通孔18内にロックアーム6が入り込み図2に示
すような組付け完了状態になる。詳しくは、図3に示す
ようにスライダー10がスライダー収容部4内に挿入さ
れて行くと挿通孔18内にロックアーム6のアーム部8
が入り込み、押圧部15の後端がロックビーク7の傾斜
面に当接し、さらに押し込むことで可撓性を有するロッ
クアーム6が下方に変位する。そして、さらに押し込む
ことでロックビーク7がスライダーアーム14内の係止
孔13に係止される。このとき、先に挿入された圧縮バ
ネ9の一部がバネ収容部12に収容されることになる。
【0031】また、雄型コネクタ2は、箱型のハウジン
グ21と、該ハウジング21後端から一方がL字状に露
出され、他方がハウジング21内に突出された複数の雄
型端子22とから構成されている。ハウジング21後方
は、雄型端子22を所定位置に固定しており、前方は相
手コネクタを嵌合するフード部23を備えている。ま
た、ハウジング21の上面には、ロックアーム6を嵌挿
するためのものでハウジング21前端縁から略中央部ま
で至る切欠部26が設けられている。詳しくは、図5に
示すように切欠部26終端のハウジング21上面にはス
ライダーアーム14前端が当接する突き当て部24が突
設されており、該突き当て部24が設けられているハウ
ジング21の内面にはロックアーム6のアーム部8を係
止するための第2のロックビークであるロックビーク2
5が垂設されている。
【0032】上述した本実施の形態例の半嵌合防止コネ
クタを構成する雌・雄型コネクタ1,2の嵌合作用につ
いて説明する。雌型コネクタ1を雄型コネクタ2内に嵌
合させる手順として、先ず、図2に示した雌型コネクタ
1のハウジング3上面に設けられたガイド突部3cと下
面に設けられた嵌合溝3bを図4に示した雄型コネクタ
2の上面内側に設けられたガイド溝28と下面内側に設
けられた嵌合突部27に対向させた状態から雄型コネク
タ2内に雌型コネクタ1を押し込む。
【0033】前記押し込みによって、図6に示すように
雄型コネクタ2の切欠部26内に雌型コネクタ1のロッ
クアーム6のアーム部8が入り込み、雌型コネクタ1側
のスライダー10のスライダーアーム14前端が、雄型
コネクタ2側の突き当て部24に当接する。この段階で
は雌型コネクタ1側の電線W端部に接続された雌型端子
29内には雄型コネクタ2側の雄型端子22は嵌挿され
ていない。
【0034】そして、図7に示すようにさらに押し込む
ことで、スライダー10の移動が阻まれた状態で雌型コ
ネクタ1本体が押し込まれる。この移動によって、ロッ
クアーム6のアーム部8の撓み空間ができ、アーム部8
がロックビーク25に当接することでアーム部8が下方
に撓むことになる。この段階で雄型端子22は雌型端子
29内に嵌挿されるが、電気的に完全な接触状態にはな
く、押し込み動作を停止すると圧縮バネ9の反発力で嵌
合方向とは逆の離脱方向に双方の雌・雄型コネクタ1,
2が押し戻される。
【0035】前記状態から図8に示すようにさらに押し
込むことで、アーム部8がロックビーク25を乗り越え
て係止されるとともに、スライダーアーム14中央に設
けられた係止孔13の前端であるスライダーアーム14
の開口縁にロックビーク7の傾斜面が当接し、さらに押
し込むことでスライダーアーム14自体を上方に撓ませ
る。この撓み変位によって突き当て部24に前方移動を
阻まれていたスライダー10が前方移動できる状態にな
る。この段階での圧縮バネ9は、最も圧縮された状態に
あり、スライダーアーム14が突き当て部24から完全
に解除されていない状態で押し込み動作を停止すると圧
縮バネ9の最大の反発力で離脱方向に双方の雌・雄型コ
ネクタ1,2に押し戻される。
【0036】図9に示すようにスライダーアーム14が
突き当て部24との当接状態が解除されることで、スラ
イダー10が圧縮バネ9の反発力で勢いよく前方に摺動
することで雌型コネクタ1本体に対する初期状態に復帰
する。これにより、ロックアーム6のアーム部8の撓み
空間がなくなることになる。この移動によって双方の雌
・雄型コネクタ1,2が完全嵌合状態になるとともに、
雄型端子22と雌型端子29との接触状態も完全な接触
状態になる。この完全嵌合状態は、アーム部8がロック
ビーク25を乗り越えるときやスライダーアーム14が
突き当て部24を乗り越えるときの節度感によって検知
することができるとともに、復動したスライダー10の
位置を目視することで検知することができる。
【0037】次に、上述した半嵌合防止コネクタの嵌合
状態を解除する場合は、図9に示すようにスライダー1
0を押さえながら押圧部15に上方から押圧力Fを加え
ながら矢印G方向に引き抜く。すると、図8に示すよう
にスライダー10のスライダーアーム14が突き当て部
24の傾斜面を摺動しながら矢印のように上方に撓み変
位して、突き当て部24を乗り越える。そして、その勢
いで可撓可能なロックビーク7の傾斜面に当接すること
でロックビーク7を下方に撓ませるような力が作用する
とともに、ロックアーム6のアーム部8の撓み空間が再
び形成されることになる。
【0038】そして、図7に示すように前記作用に伴っ
てロックアーム6のアーム部8が矢印のように下方に撓
み変位する。この状態から雌型コネクタ1本体を持って
後方に引き抜くと、雄型コネクタ2から雌型コネクタ1
を容易に引き抜くことができる。そして、雌型コネクタ
1が完全に離脱した状態で押圧部15への押圧力を解除
するとスライダー10は圧縮バネ9の反発力で自動的に
元の位置に復帰させることができる。
【0039】次に、本発明の半嵌合防止コネクタの別の
実施の形態例を図10乃至図15に基づいて詳細に説明
する。本実施の形態の半嵌合防止コネクタは、弾性部材
の作用によって半嵌合状態を防止するとともに、電気的
に半嵌合状態を検知する検知機能を備えている。図10
は上述した半嵌合防止コネクタの雌型コネクタとロック
部材の別の実施の形態例を示す分解斜視図、図11は図
10における要部の部分断面図、図12乃至図15は雌
・雄型コネクタの嵌合作用を示す作動説明図である。な
お、上記実施の形態と同じ構成の構成部材については、
同じ符号を付すとともに、その説明を省略する。
【0040】図10に示すように本実施の形態の半嵌合
防止コネクタを構成する雌型コネクタ1のスライダー収
容部4に装着されるスライダー30は、下部の基部11
前端にはバネ収容部12と隔離された後述する嵌合検知
端子40を収容するための検知端子収容部31が基部1
1の前端及び下端に開口するように形成されている。そ
して、この検知端子収容部31に嵌挿される嵌合検知端
子40は、略箱状の雌型端子であり、内部に後述する嵌
合検知用の雄型端子が嵌挿したときに接触する弾性を有
した接触部41を備えており、下方に露出した構成にな
っている。この接触部41に雄型端子が接触して短絡さ
れることで、雌型コネクタ1と雄型コネクタ2aとの嵌
合状態を電気的に検知することができる。
【0041】そして、図11に示すように嵌合検知端子
40のスライダー30への組付けは、基部11前端の開
口部から嵌合検知端子40の後端が検知端子収容部31
内に挿入され、検知端子収容部31の上部の係止突起に
検知端子40の上面に形成された係止孔42が係止され
ることで固定される。次に、検知端子40が嵌挿された
スライダー30が雌型コネクタ1のスライダー収容部4
に装着されることで、スライダー収容部4の下部に後述
する嵌合検知用の雄型端子が嵌挿する挿入空間32が形
成されることになる。
【0042】また、雄型コネクタ2aは、図12に示す
ように雌型端子29と導通接続される通常の雄型端子2
2とは別に双方の雌・雄型コネクタ1,2の嵌合状態を
検知するための嵌合検知用の雄型端子22aが複数の雄
型端子22の上方に突出した状態で設けられている。
【0043】上述した本実施の形態例の半嵌合防止コネ
クタを構成する雌・雄型コネクタ1,2aの嵌合作用に
ついて説明する。なお、上記実施の形態と同じ作用につ
いての詳細な説明は省略するとともに、嵌合状態を解除
するときの作動説明については、上記実施の形態と同様
であるため説明は省略する。図12に示すように雄型コ
ネクタ2a内に雌型コネクタ1のロックアーム6のアー
ム部8が入り込み、雌型コネクタ1のスライダー10の
スライダーアーム14前端が、雄型コネクタ2a側の突
き当て部24に当接する。この段階では、雌型コネクタ
1の雌型端子29内には雄型コネクタ2の雄型端子22
は嵌挿されていないとともに、嵌合検知用の雄型端子2
2aも検知端子40内には嵌挿されていない。
【0044】次に、図13に示すようにさらに雌型コネ
クタ1を押し込むことで、雌型コネクタ1本体がさらに
押し込まれる。このとき、アーム部8の撓み空間が下方
にでき、アーム部8がロックビーク25の傾斜面に当接
することでアーム部8が下方に撓む。この段階で雄型端
子22が雌型端子29内に嵌挿されるが、電気的に完全
な接触状態ではなく、押し込み動作を停止すると圧縮バ
ネ9の反発力で双方の雌・雄型コネクタ1,2aは離脱
方向に押し戻される。また、嵌合検知用の雄型端子22
aは、検知端子40内には嵌挿されていない。
【0045】次に、図14に示すようにさらに雌型コネ
クタ1を押し込むことで、アーム部8がロックビーク2
5を乗り越えて係止されるとともに、スライダーアーム
14の開口縁にロックビーク7の傾斜面が当接し、さら
に押し込むことでスライダーアーム14自体を上方に撓
ませる。これにより、スライダー10が前方移動できる
状態になる。
【0046】そして、図15に示すようにスライダー1
0が圧縮バネ9の反発力で前方に摺動することで雌型コ
ネクタ1本体に対する初期状態に復帰し、アーム部8の
撓み空間がなくなることになる。この状態で、双方の雌
・雄型コネクタ1,2aが完全嵌合状態になるととも
に、雄型端子22と雌型端子29との接触状態も完全な
接触状態になる。この完全嵌合状態は、アーム部8がロ
ックビーク25を乗り越えるときやスライダーアーム1
4が突き当て部24を乗り越えるときの節度感によって
検知することができるとともに、復動したスライダー1
0の位置を目視することで検知することができる。
【0047】このとき、嵌合検知用の雄型端子22a
は、検知端子40下方から嵌挿し、接触部41に接触す
ることで短絡される。これにより、雌型コネクタ1と雄
型コネクタ2aとの完全嵌合状態を電気的にも検知する
ことができる。また、検知端子40の接触部41に対し
て雄型端子22aが接触した状態で摺動するので、検知
端子40及び雄型端子22aの接触部分の酸化膜等を取
り除くことができる。したがって、酸化膜等による検知
回路の導通不良等を防止することができる。更に、検知
端子40がスライダー10内に収容されているので、埃
等が付着して起きる導通不良を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半嵌合防止
コネクタによれば、請求項1乃至5に記載の半嵌合防止
コネクタによると、スライドロック部材の移動が阻まれ
た状態で雌型コネクタ本体が押し込まれることでアーム
部の撓み空間ができる。そして、アーム部が第2のロッ
クビークの傾斜面に当接することでアーム部は下方に撓
むことができ、第2のロックビークを乗り越えて係止さ
れるとともに、スライダーアームの開口縁に第1のロッ
クビークの傾斜面が当接する。すると、スライダーアー
ム自体が上方に撓み、スライドロック部材が弾性部材の
反発力で前方に摺動して雌型コネクタ本体に対する初期
位置に復帰することで、双方の雌・雄型コネクタが完全
嵌合状態になる。
【0049】したがって、中途嵌合状態では弾性部材の
反発力で雌・雄型コネクタは離反され中途嵌合が防止さ
れるとともに、嵌合時にアーム部が第2のロックビーク
を乗り越えるときの節度感とスライドロック部材の位置
を目視することによって嵌合状態を容易に検知すること
ができる。また、コネクタ相互の嵌合作業をする時に、
雌型ハウジングの側壁を持って嵌合作業をすることがで
きるので、嵌合及び離脱作業の向上を図ることができ
る。
【0050】また、請求項6乃至8に記載の半嵌合防止
コネクタによると、前述した効果に加えて、嵌合検知用
の雄型端子が、完全嵌合状態では検知端子下方から嵌挿
して接触部に接触することで短絡される。したがって、
雌型コネクタと雄型コネクタとの完全嵌合状態を前述し
た節度感と目視によって嵌合状態を検知することができ
るのに加えて、さらに電気的にも検知することができる
ので、半嵌合防止コネクタの信頼性を著しく向上させる
ことができる。
【0051】また、検知端子の接触部に対して雄型端子
が接触した状態で摺動するので、検知端子及び雄型端子
の接触部分の酸化膜等を取り除くことができ、酸化膜等
による検知回路の導通不良等を確実に防止することがで
きる。更に、検知端子がスライドロック部材内に収容さ
れているので、埃等が付着して起きる導通不良を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半嵌合防止コネクタの雌型コネクタと
ロック部材の一実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるロック部材の組付け完了状態を示
す雌型コネクタの斜視図である。
【図3】図2における要部のA−A部分断面図である。
【図4】本発明の半嵌合防止コネクタの雄型コネクタの
斜視図である。
【図5】図4における要部のB−B部分断面図である。
【図6】雌・雄型コネクタの嵌合開始状態を示す作動説
明図である。
【図7】図6における嵌合途中状態を示す作動説明図で
ある。
【図8】図7における嵌合状態がさらに進んだ状態を示
す作動説明図である。
【図9】図8における雌・雄型コネクタの嵌合完了状態
を示す作動説明図である。
【図10】本発明の半嵌合防止コネクタの雌型コネクタ
とロック部材の別の実施の形態例を示す分解斜視図であ
る。
【図11】図10における要部の部分断面図である。
【図12】図10における雌・雄型コネクタの嵌合開始
状態を示す作動説明図である。
【図13】図12における嵌合途中状態を示す作動説明
図である。
【図14】図13における嵌合状態がさらに進んだ状態
を示す作動説明図である。
【図15】図14における雌・雄型コネクタの嵌合完了
状態を示す作動説明図である。
【図16】従来のコネクタの構成例を示す斜視図であ
る。
【図17】図16におけるコネクタの嵌合状態を示す縦
断面図である。
【図18】従来の別のコネクタの構成例を示す斜視図で
ある。
【図19】図18におけるコネクタの嵌合状態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 雌型コネクタ 2 雄型コネクタ 3 雌型ハウジング 4 スライダー収容部 5 位置決めガイド溝(支持機構) 6 ロックアーム(可撓部材) 7 ロックビーク(第1のロックビーク) 8 アーム部 8a ロック孔 9 圧縮バネ(弾性部材) 10 スライダー(スライドロック部材) 11 基部 12 バネ収容部 13 係止孔(係止部) 14 スライダーアーム 15 押圧部 16 収容空間 17 支持突部 18 挿通孔 21 雄型ハウジング 22 雄型端子 23 フード部 24 突き当て部 25 ロックビーク(第2のロックビーク) 26 切欠部 29 雌型端子 30 スライダー(スライドロック部材) 31 検知端子収容部 32 挿入空間 40 嵌合検知端子 41 接触部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64 H01R 13/639

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合接続される一対の雌・雄型コ
    ネクタであり、雌型コネクタハウジング内に収容した弾
    性部材の反発力で前記雌・雄型コネクタ相互の中途嵌合
    を防止する半嵌合防止コネクタにおいて、前記雌型コネクタハウジングに形成された第1のロック
    ビークに係止される係止部を備えたスライドロック部材
    であって、前記雌型コネクタハウジングに形成された支
    持機構に嵌合されるスライドロック部材と、 前記雌型コネクタハウジング内に収容され、前記スライ
    ドロック部材を常時雄型コネクタ方向へ付勢する弾性部
    材と、 前記雌型コネクタハウジングに形成され、雄型コネクタ
    ハウジングに形成された第2のロックビークと係合する
    可撓部材とを備え、 前記雄型コネクタを前記弾性部材に抗して前記雌型コネ
    クタに挿入し、前記雄型コネクタと前記雌型コネクタと
    が完全嵌合したときには、 前記可撓部材は前記第2のロックビークに係止され、且
    つ、前記スライドロック部材は前記第1のロックビーク
    に係止される ことを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記スライドロック部材が、上部前方に
    係止部を有する可撓可能なスライダーアームと、上部後
    方に押圧部を備えるとともに、下方の基部後端に設けら
    れたバネ収容部と、前記スライダーアームと前記基部間
    に形成された前記可撓部材用の収容空間を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記可撓部材が、中央にロック孔を有す
    る可撓可能なアーム部と、上部に傾斜面を有するロック
    ビークとを備えたロックアームであり、該ロックアーム
    下部に前記スライドロック部材を嵌挿するスライダー収
    容部が設けられていることを特徴とする請求項1又は
    記載の半嵌合防止コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記支持機構が、前記スライダー収容部
    の側部に設けられた位置決めガイド溝と、前記スライド
    ロック部材の前記基部の側部に設けられた支持突部とか
    らなることを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも1
    つに記載の半嵌合防止コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記雄型コネクタハウジングが、前記ス
    ライドロック部材を受け入れるための切欠部を備え、該
    切欠部終端のハウジング上面に前記スライダーアーム前
    端が当接する突き当て部が突設されているとともに、前
    雄型コネクタハウジングの内面に前記アーム部を係止
    するための前記第2のロックビークが垂設されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の少なくとも1つに記載
    の半嵌合防止コネクタ。
  6. 【請求項6】 相互に嵌合接続される一対の雌・雄型コ
    ネクタであり、雌型コネクタハウジング内に収容した弾
    性部材の反発力で前記雌・雄型コネクタ相互の中途嵌合
    を防止する半嵌合防止コネクタにおいて、 前記雌型コネクタハウジングに設けられた可撓部材と支
    持機構によって摺動可能に支持されるとともに、前記雄
    型コネクタとの嵌合時に前記弾性部材と協動して前記可
    撓部材を可撓可能な状態にして前記雌型コネクタハウジ
    ングに係止されるスライドロック部材が設けられてお
    り、該スライドロック部材に前記雌・雄型コネクタの嵌
    合状態を検知する嵌合検知端子が嵌挿されていることを
    特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記雄型コネクタが、前記嵌合検知端子
    に導通接続される嵌合検知用の雄型端子を備えているこ
    とを特徴とする請求項6記載の半嵌合防止コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記嵌合検知端子が、前記雄型端子と接
    触する弾性を有する接触部を備えており、該接触部が下
    方に露出していることを特徴とする請求項6又は7記載
    の半嵌合防止コネクタ。
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