JP2001085112A - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JP2001085112A
JP2001085112A JP26582899A JP26582899A JP2001085112A JP 2001085112 A JP2001085112 A JP 2001085112A JP 26582899 A JP26582899 A JP 26582899A JP 26582899 A JP26582899 A JP 26582899A JP 2001085112 A JP2001085112 A JP 2001085112A
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lock arm
fitting
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connectors
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JP26582899A
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Takao Murakami
孝夫 村上
Masaru Fukuda
優 福田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全嵌合状態を確実に維持できると共に、嵌
合解除を容易に行える半嵌合防止コネクタを提供する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタ1は、相互
に嵌合される一組の雌雄コネクタ2,3の一方のコネク
タ2内に収納され、反発力で前記コネクタ2,3相互の
中途嵌合を防止するバネ部材5と、前記コネクタのいず
れかのハウジングに連結部30を介して撓み可能に支持
されたロックアーム10とを備えている。そして、連結
部30の横断面積はロックアーム10の横断面積より小
さくされ、嵌合解除時にロックアーム10全体が撓まな
いようにしている。また、コネクタ嵌合完了時にバネ部
材5が、相手コネクタ3を係止する方向にロックアーム
10を付勢するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合接続さ
れる一組の雌雄コネクタの少なくとも一方のハウジング
に装着したバネ部材の反発力により中途嵌合を確実に防
止すると共に、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行
うための半嵌合防止コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半嵌合防止コネクタには様々なも
のが知られている。例えば、特開平9−55261号公
報には、図8〜図13に示すような半嵌合防止コネクタ
が開示されている。図8に示すように、雄コネクタ50
は、フード51内に設けられたバネ収納室52内にジグ
ザグに屈曲されたバネ70を伸縮自在に保持している。
フード51の天板内面に垂設された一対のガイド壁53
の側面には、ガイド部53aが設けられている。
【0003】雌コネクタ60は、ハウジングの底板内面
の前端から立ち上げられ、ハウジング後端に向かって水
平に延在する可撓性アーム61を備えている。可撓性ア
ーム61は、水平部分の側面に一対のガイド突起61b
を備え、上面に係止突起61aを備えている。また、ハ
ウジング底板内面の後端側には、たわみ空間として機能
する凹部62が設けられている。
【0004】雄コネクタ50と雌コネクタ60はそれぞ
れ、図示しない電線先端に加締めた接続端子が端子収容
室内に挿入されている。そして、両コネクタを嵌合接続
することで、前記接続端子が電気的に接続される。以上
のような半嵌合防止コネクタにおいては、図9に示す状
態から雌コネクタ60を雄コネクタ50内に挿入してい
くと、可撓性アーム61の両側面に形成したガイド突起
61bがガイド部53aの上面に乗り上がる。このと
き、図10に示すように、可撓性アーム61の後端が押
し下げられた状態となっていても、ガイド突起61bは
ガイド部53aの上面に乗り上がり、ガイド部53aの
下に潜り込まない。
【0005】ガイド突起61bがガイド部53aの上面
に乗り上がり、図11に示すように、可撓性アーム61
の後端が上昇すると、係止突起61aが、雄コネクタ5
0上部に設けられた連通窓52aを通じてバネ収納室5
2に進入する。そして、さらに雌コネクタ60を雄コネ
クタ50内に押し込むと、図12に示すように、係止突
起61aがバネ70の前端に当接して当該バネを圧縮さ
せる。このとき、雌コネクタ60はバネ70の反発力に
よって押し戻される方向に力を受けるため、中途嵌合状
態で雌コネクタ60を押し込むのをやめると、雌コネク
タ60は雄コネクタ50内から押し出される。
【0006】そして図13に示すように、ガイド突起6
1bがガイド部53aを乗り越えると共にガイド部53
aによって係止されて完全嵌合の状態に至ると、可撓性
アーム61は元の水平な状態に復帰し、係止突起61a
によるバネ70の係止が解除される。
【0007】次に、雌雄コネクタの嵌合を解除するに
は、図14に示すように、可撓性アーム61の後端を押
し下げて、ガイド部53aによるガイド突起61bの係
止を解除すると共に、ガイド突起61bをガイド部53
aの下方に潜り込ませる。次に、雌コネクタ60を引き
抜いていくと、ガイド突起61bはガイド部53aの下
面によりさらに下方に押し下げられ、可撓性アーム61
は弓形に撓まされる。そして、さらに雌コネクタ60を
引き抜くと、ガイド突起61bがガイド部53aの下面
をくぐり抜けて、雌雄コネクタの嵌合が解除される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した半嵌合防止コ
ネクタにおいては、可撓性アーム61が、雌コネクタ6
0のハウジングの前端から立ち上げられると共に、ハウ
ジング後端に向かって水平に延在するように形成されて
いた。可撓性アーム61は、立ち上がり部分から水平部
分の全域にわたって板厚および板幅が略均一であり、嵌
合解除時には水平部分が弓形に撓まされていた。しかし
ながら、このような可撓性アーム61は、コネクタ嵌合
・離脱操作を繰り返すうちに、図10にも例示されてい
るように、可撓性アーム61の後端を押し下げた形状へ
と塑性変形してしまう傾向があった。このように変形し
た可撓性アーム61では、完全嵌合時におけるガイド部
53aによる嵌合ロック状態が不十分となり、振動等の
外力によって雌雄コネクタが不用意に離脱する可能性が
あった。また、このような半嵌合防止コネクタにおいて
は、嵌合解除時に、可撓性アーム61を立ち上がり部分
近傍から可撓性アーム全体を撓ませる必要があり、強い
解除力が必要であった。
【0009】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、嵌合状態を確実に維持できると
共に、嵌合解除操作を容易に行うことができる半嵌合防
止コネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明に係る前記目的
は、ロックアームをハウジングに連結する連結部の横断
面積をロックアームの横断面積に対して小さくすること
で当該連結部の弾性を高めて、ロックアームの撓み変位
を連結部のみの弾性変形によって吸収してロックアーム
の塑性変形を防ぐと共に、バネ部材によってロックアー
ムを当該ロックアームの反撓み変位方向に付勢して嵌合
時の嵌合ロック状態を維持するようにした、下記構成に
よって達成される。 (1) 相互に嵌合される一組の雌雄コネクタの一方の
コネクタ2内に収納され、反発力で前記コネクタ相互の
中途嵌合を防止するバネ部材と、前記コネクタのいずれ
かのハウジングに連結部を介して撓み可能に支持された
ロックアームとを備えた半嵌合防止コネクタにおいて、
コネクタ嵌合完了時に前記バネ部材が、相手コネクタを
係止する方向に前記ロックアームを付勢すると共に、前
記連結部の横断面積が前記ロックアームの横断面積より
小さくされ、コネクタ嵌合解除時に前記連結部のみが撓
むようにしたことを特徴とする半嵌合防止コネクタ。 (2) 前記ロックアームが、前記一方のコネクタのハ
ウジングに他方のコネクタとの嵌合方向に沿って延出す
るように設けられ、前記バネ部材が前記ロックアームの
延出方向に沿って当該ロックアームに伸縮自在に保持さ
れ、前記他方のコネクタのハウジングに、コネクタ嵌合
途中に前記ロックアームを撓ませると共にコネクタ嵌合
完了時に前記ロックアームを係止する係合部と、前記ロ
ックアームが前記係合部により撓まされた際に前記バネ
部材に当接して当該バネ部材を圧縮させる押圧部とが設
けられていることを特徴とする前記(1)に記載の半嵌
合防止コネクタ。 (3) 前記バネ部材が、前記ロックアームの撓み変位
に伴って弾性変形して前記ロックアームを付勢する曲げ
可撓部を備えていることを特徴とする前記(1)又は
(2)に記載の半嵌合防止コネクタ。
【0011】ここでロックアームの横断面とは、ロック
アームの自由端部から連結部が接続された基端部に向か
う方向に対して垂直な方向に当該ロックアームを切断し
た際の断面をいう。また、連結部の横断面とは、連結部
のロックアームに接続した部分からハウジングに接続し
た部分に向かう方向に対して垂直な方向に当該連結部を
切断した際の断面をいう。ロックアームおよび連結部の
横断面形状は限定されないが、連結部の横断面積の最大
値がロックアームの横断面積の最小値より小さいことが
好ましい。
【0012】以上のような構成の半嵌合防止コネクタに
よれば、ロックアーム全体の撓み変位を連結部のみの弾
性変形によって吸収してロックアームの塑性変形を防ぐ
と共に、バネ部材によってロックアームを当該ロックア
ームの反撓み変位方向に付勢するので、ロックアーム全
体が撓むことはなく完全嵌合状態を確実に維持できる。
また、連結部の弾性を増すことによってバネ部材による
解除力の増加を打ち消しているので、嵌合解除操作を容
易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半嵌合防止コネク
タの実施形態を、図1〜図7に基づいて詳細に説明す
る。図1は、半嵌合防止コネクタの分解斜視図、図2は
図1における雄コネクタのハウジングの断面図、図3は
図2におけるA−A断面図、図4は図1における嵌合開
始前を示す断面図、図5は図1における嵌合初期を示す
作動説明図、図6は図1における中途嵌合状態の最終端
を示す作動説明図、図7は図1における完全嵌合状態を
示す断面図である。
【0014】図1〜図4に示すように、本実施形態の半
嵌合防止コネクタ1は、相互に嵌合される一組の雌雄コ
ネクタの、雄コネクタ2のハウジング4内に収納される
バネ部材5の反発力によって雌雄コネクタ相互の中途嵌
合を防止する。また雄コネクタ2は、雌コネクタ3を係
止する係合突起9を有し、ハウジング4に連結部30を
介して撓み可能に支持されたロックアーム10を備えて
いる。
【0015】図1及び図2に示すように、ロックアーム
10内には、バネ部材5の挿入口12とバネ部材5が移
動可能なスペース13と底部14とを有する収納室11
が設けられている。また、収納室11の前端には前部保
持部18が立設されている。そして、収納室11の前方
下部の両側は切り欠き19によって開口されていて、後
述の雌コネクタ3の一対の押圧突起24が進入できるよ
うになっている。収納室11の下方のハウジング4下部
には端子収容室20が設けられている。さらに、図3に
示すように収納室11の後端には縦溝16と横溝17が
交差した後部保持部15があって、バネ部材5を一定の
向きに保持するようになっている。
【0016】図1に示すように、雌コネクタ3には前記
ハウジング4を嵌入できるハウジング21があって、そ
の上部には前記係合突起9と係合する係合板22と係合
窓23が設けられている。また、ハウジング内の後端に
は、嵌合時にロックアーム10の撓み変位によりバネ部
材5前端に当接して該バネ部材5を圧縮するための一対
の押圧突起24が前方へ突出して設けられている。そし
て、ハウジング21の後方下部には端子収容室25が後
方へ延伸されて設けられている。
【0017】バネ部材5は、コイル状の圧縮バネ部6後
端部を軸直角に捻ってねじりバネ部7を形成し、該ねじ
りバネ部7から斜め前方へ曲げ可撓部8が延伸されたも
のである。
【0018】図4に示すように、雄コネクタ2の収納室
11内で後部保持部15と前部保持部18との間に保持
された、自由状態におけるバネ部材5の前端面と前部保
持部18との間には隙間δが設けられていると共に、上
記曲げ可撓部8先端に当接する当接部31が上記係合突
起9の裏面に設けられている。さらに、当接部31の前
端には曲げ可撓部8前端位置を規制する引掛け部32が
設けられている。
【0019】また、図4に示すように、ロックアーム1
0の後端両側面に突設され、ロックアーム10をハウジ
ングに連結する連結部30の横断面形状は長方形とさ
れ、一対の連結部30の横断面積の和が、図3に示した
ロックアーム10の横断面積(ロックアーム10の斜線
部の面積)より小さくなるように設定されている。
【0020】半嵌合防止コネクタ1を組み立てるには、
先ず、図4に示したようにハウジング4のロックアーム
10の挿入口12からバネ部材5を曲げ可撓部8を上に
向けて収納室11内に挿入する。すると、ねじりバネ部
7が後部保持部15の縦溝16に保持され、曲げ可撓部
8の先端は当接部31に当接されると共に引掛け部32
によって位置決めされる。また、圧縮バネ部6は曲げ可
撓部8の付勢力によって移動可能なスペース13から下
方へ移動して底部14に押しつけられて安定する。さら
に、端子収容室20には後部から被覆電線Wが接続され
た雌型端子41が挿入され、ランス等で位置決めされ
る。また、ハウジング21後部の端子収容室25には後
部から被覆電線Wが接続された雄型端子42が挿入さ
れ、ハウジングランス等で位置決めされる。
【0021】次に、図4〜図7を参照しながら嵌合作動
について説明する。先ず、図4に示すように雌雄コネク
タを向き合わせて嵌合方向へ押圧する。すると、係合突
起9の前端斜面が係合板22の内面に当たるから、図5
に示すようにロックアーム10はバネ部材5と共に下方
へ撓む。このとき、連結部30は弾性変形するが、ロッ
クアーム10は弓形に撓むことなく直線形状を維持す
る。
【0022】さらに嵌合を進めると、図6に示すように
圧縮バネ部6の先端が押圧突起24の先端に当接するか
ら圧縮バネ部6は圧縮されて次第に反嵌合方向の付勢力
が増大していき、係合突起9が係合板22から外れる直
前まで行く。この状態が中途嵌合の最終端で、ここまで
の間に嵌合力を解除すると、圧縮バネ部6の付勢力で雌
コネクタ3は押し戻されて中途嵌合が防止される。
【0023】中途嵌合の最終端からさらに嵌合を進める
と、図7に示すように係合突起9が係合板22に係合さ
れると同時に係合窓23内に突出する。すると、ロック
アーム10の撓みも元に戻って完全嵌合状態になる。そ
して、圧縮バネ部6は先端が押圧突起24の先端から外
れて自由状態に復帰するが、前部保持部18との間には
隙間δが設けられていると共に、バネ部材5の位置は曲
げ可撓部8と引き掛け部32によって後方位置に保持さ
れているから、隙間δの間で圧縮バネ部6のバネ振動が
減衰されるので、圧縮バネ部6の弾性力によってハウジ
ング4が破損するようなことはない。
【0024】次に、図7に示す完全嵌合状態から解除す
るには、雌雄コネクタのハウジング4,21を持ち、係
合突起9を指で押し込みながら引き離せば上述した嵌合
作動の逆の状態になって解除される。但し、ロックアー
ム10が下方へ撓んでも圧縮バネ部6の前方は雌コネク
タ3の押圧突起24に支持されて残るから、圧縮バネ部
6は必然的に収納室11の移動可能なスペース13内に
移動する。従って、圧縮バネ部6は嵌合解除作業中は無
負荷な自由状態である。よって、圧縮バネ部6の弾性力
が作用しないのでロックアーム10を撓ませながら雌コ
ネクタ3から引き離す力が小さくて済む。
【0025】以上のような構成の半嵌合防止コネクタ1
においては、連結部30の横断面積がロックアーム10
の横断面積より小さく設定されており、ロックアーム1
0全体の撓み変位を連結部30のみの弾性変形によって
吸収してロックアーム10の塑性変形を防ぐことができ
る。そして嵌合完了時には、バネ部材5によってロック
アーム10を当該ロックアームの反撓み変位方向に付勢
できる。したがって、雌雄コネクタの完全嵌合状態を確
実に維持することができる。また、連結部30の弾性を
増すことによってバネ部材5による解除力の増加を打ち
消しているので、嵌合解除作業を効率よく行うことがで
きる。
【0026】また、バネ部材5として、コイル状の圧縮
バネ部6後端部を軸直角に捻ってねじりバネ部7を形成
し、該ねじりバネ部7から斜め前方へ曲げ可撓部8が延
伸されたものを採用しているので、嵌合完了時にロック
アームを、反撓み変位方向に確実に付勢できる。また、
曲げ可撓部8によりバネ部材5を収納室11の底部14
に押しつけることができるので、車両の振動等で異音を
発することはい。
【0027】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものでなく、適宜な変更、改良等が可能である。例
えば、前述した実施形態では、雄側の端子収容室20に
雌型端子41を収容し、雌側の端子収容室25に雄型端
子42を収容するように説明したが、雌雄型端子41,
42を逆に収容しても差し支えない。また、バネ部材と
して、帯板をジグザグ状に折り曲げて形成した圧縮バネ
部の後端部に折返し部を設け、該折返し部から斜め前方
へ帯板状の曲げ可撓部が延伸されたものを用いてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半嵌合防止
コネクタによれば、コネクタ嵌合完了時にバネ部材が、
相手コネクタを係止する方向にロックアームを付勢する
と共に、連結部の横断面積がロックアームの横断面積よ
り小さくされ、コネクタ嵌合解除時にロックアーム全体
が撓まずに連結部のみが撓むようになっている。したが
って、嵌合ロック状態を確実に維持できると共に、嵌合
解除操作を容易に行うことができる。
【0029】また、ロックアームが、一方のコネクタの
ハウジングから延出するように設けられ、バネ部材が当
該ロックアームに伸縮自在に保持され、他方のコネクタ
のハウジングに、コネクタ嵌合途中に前記ロックアーム
を撓ませると共にコネクタ嵌合完了時に前記ロックアー
ムを係止する係合部と、ロックアームが係合部により撓
まされた際に前記バネ部材に当接して当該バネ部材を圧
縮させる押圧部とが設けられていれば、嵌合解除操作を
煩雑化することなく嵌合ロック状態を一層確実に維持す
ることができる。
【0030】また、バネ部材が、ロックアームの撓み変
位に伴って弾性変形して前記ロックアームを付勢する曲
げ可撓部を備えていれば、コネクタ嵌合完了時にそのバ
ネ部材によって、相手コネクタを係止する方向にロック
アームを一層確実に付勢することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半嵌合防止コネクタの一実施形態例を
示す分解斜視図である。
【図2】図1における雄コネクタのハウジングの断面図
である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図1における嵌合開始前を示す断面図である。
【図5】図1における嵌合初期を示す作動説明図であ
る。
【図6】図1における中途嵌合状態の最終端を示す作動
説明図である。
【図7】図1における完全嵌合状態を示す断面図であ
る。
【図8】従来の半嵌合防止コネクタの一例を示す分解斜
視図である。
【図9】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【図10】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【図11】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【図12】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【図13】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【図14】図8における雌雄コネクタの作動説明図であ
る。
【符号の説明】
1 半嵌合防止コネクタ 2 雄コネクタ 3 雌コネクタ 4 ハウジング 5 バネ部材 6 圧縮バネ部 7 ねじりバネ部 8 曲げ可撓部 9 係合突起 10 ロックアーム 11 収納室 13 移動可能なスペース 15 後部保持部 18 前部保持部 21 ハウジング 22 係合板 24 押圧突起 30 連結部 31 当接部 32 引掛け部 δ 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合される一組の雌雄コネクタの
    一方のコネクタ内に収納され、反発力で前記コネクタ相
    互の中途嵌合を防止するバネ部材と、前記コネクタのい
    ずれかのハウジングに連結部を介して撓み可能に支持さ
    れたロックアームとを備えた半嵌合防止コネクタにおい
    て、 コネクタ嵌合完了時に前記バネ部材が、相手コネクタを
    係止する方向に前記ロックアームを付勢すると共に、前
    記連結部の横断面積が前記ロックアームの横断面積より
    小さくされ、コネクタ嵌合解除時に前記連結部のみが撓
    むようにしたことを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ロックアームが、前記一方のコネク
    タのハウジングに他方のコネクタとの嵌合方向に沿って
    延出するように設けられ、前記バネ部材が前記ロックア
    ームの延出方向に沿って当該ロックアームに伸縮自在に
    保持され、前記他方のコネクタのハウジングに、コネク
    タ嵌合途中に前記ロックアームを撓ませると共にコネク
    タ嵌合完了時に前記ロックアームを係止する係合部と、
    前記ロックアームが前記係合部により撓まされた際に前
    記バネ部材に当接して当該バネ部材を圧縮させる押圧部
    とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    半嵌合防止コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記バネ部材が、前記ロックアームの撓
    み変位に伴って弾性変形して前記ロックアームを付勢す
    る曲げ可撓部を備えていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の半嵌合防止コネクタ。
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